デュープリズム>>1-468・472・496~497、>>9-141~142・149~151・164~166・168~173・178~179・181~182・197~198・212~214
キャラ・ルウ:モンスターに変身することができる少年。クレアと出会う以前の記憶を失くしている。 殺されてしまったクレアを生き返らせる為遺産を求める。主人公の一人・ミント:東天王国の第一王女。 わがままが過ぎた為王位継承権を妹に奪われてしまう。 マヤに仕返しをし、世界を征服するため遺産を探す。主人公の一人・クレア:森で倒れていたルウを助けたルウの姉のような存在。 三年前に謎の男に殺されてしまった。・死の右腕 三年前にクレアを殺した男。 巨大な禍々しい右腕を持つ。・マヤ:ミントの妹。姉と違いしっかり者。 多少腹黒い。・ドールマスター:東天王国の宮廷魔術師。 強大な力を持つ。・サイコマスター・モードマスター・トラップマスター:ドールマスターの部下。右から薄目 おねえさま ハリネズミ頭・ベル:トレジャーハンター。ミントとは顔見知り。 借金を返済する為遺産を求める・デューク:ベルのお供。・クラウス:遺産の研究をしている。 ルウやミントの遺産探しに協力してくれる。・エレナ:クラウスの娘。 天然ドジッ娘。・ファンシーメル:魔道士。 すごいセンスな人。 ルウやミントの遺産探しのアドバイスをしてくれる。・プリマドール:遺産の眠るヴァレンの遺跡の封印をぶっ壊す為に必要な心を持った人形。 がきんちょ・ヴァレン 遺産「デュープリズム」を創ったエイオンの一人 エイオンの中で最も強力な魔力を持つ。
遺産:究極のマジックアイテム。 太古にエイオン達によって創り出された。 エイオン:強力な魔力を持つ太古の魔導士の総称472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:03/11/2123:48ID:+UtrI7Lxストーリーはルウ視点でいきます
遺産の情報を探すためにカローナの町に来たルウ。 町でクラウス夫妻が森の遺跡にいってから五日もたっていて、娘(エレナ)も遺跡に両親を探しに行ったと聞き、遺産の情報集めもかねて森へと向かう。森に行くとエレナがゴロツキに捕まっていたので倒す一緒に崖まで行く。 両親みっけ 父親(クラウス)によると崖の下に遺産を研究していた魔法使いのアトリエがあるらしいとりあえず崖から飛び降りるルウ。アトリエに着くと馬が襲ってくるので倒す。 後から来たクラウスと共にアトリエ内を物色して古文書とキーストーンを手に入れる。と、ミントが奪おうとする。 が、失敗し逃げる。めぼしいものは頂いたのでアトリエを後にし町へ戻る。496 名前:468 投稿日:03/11/22 09:32 ID:VrNzB8+gデュープリズム ちていにねむるナゾ
街にもどったルウはエレナを助けた礼として宿屋をタダで利用出来ることになる。古文書の解析が終わったクラウスから遺産の封印を解くカギが地下迷宮あることを聞く。地下迷宮に向かうルウ。途中でミントから遺産探しの協力をもちかけられる。(断ることも出来るがストーリー上影響はない)地下迷宮のアトリエについたルウは、キューブとティアラを入手する。街に帰ろうとするルウだが、ベルとデュークと遭遇しティアラを奪われてしまう。ベル達を追いかけるも逃げられてしまい、しょうがなく街に戻る。
497 名前:468 投稿日:03/11/22 09:57 ID:VrNzB8+gデュープリズム メルのアトリエ
クラウスに地下迷宮での事を説明するルウ。 落ち込む彼だったが、クラウスは優しく励ます。そして彼によるとエイオンの遺産のありかが湖水の遺跡にあり、その遺跡の封印を解くには地下迷宮で手に入れたキューブが必要らしい。が、使い方が全くわからないので大魔導士メルに尋ねることにする。
アトリエに着いたルウはあまりにもファンシーな世界なので頭を痛める。アトリエにいるポプルプルル人という小人によるとメルは留守らしい。しょうがなく彼らと遊び暇を潰す。するとメルが帰ってくる。彼女にキューブの使用法尋ねるルウだが、彼女から遺産に手を出すことを止めるよう言われる。しかしそんな事ではあきらめられないので必死になってキューブの解析を頼み込む。するとメルはとうとう折れ、キューブの解析をしても良いというがそのかわり行方不明のポプルプルル人を探してくるよう頼まれる。
一旦街に戻る。 街でポプルプルル人は森にいると聞く。森で彼を助けるとすっかり日が暮れていたので、とりあえず宿屋で休む。
141 デュープリズム sage 04/08/05 19:40 ID:FFdNIyLC続きからいきます
ルウのきおく宿屋でルウは悪夢を見てしまう。上も下も、右も左もわからない真っ暗闇の中に死んだはずのクレアがいる。しかしルウが駆け寄ろうとすればするほど、クレアは遠ざかっていく。目が覚めたルウは、クレアを早く蘇らせ、こんな悪夢は終わらせると誓うのだった。 次の日、ルウはメルからキューブに関するレポートを受け取る。そのとき、メルはルウに「君は人間ではないわね」と言った。何故なら、普通人間には一つの魂しか宿らないが、ルウにはもう一つ感じられたからだ。ルウが帽子を外すと、額に石がくっついているのがわかる。モンスターに変身できるのも石の力らしい。 ルウはかつて、どこかの遺跡で目覚め、あてもなく彷徨い行き倒れていたところをクレアに助けられた。ルウは名前以外の記憶を失っていたが、クレアは気にせず二人で静かに暮らしていた。しかしある日、死の右腕が現れクレアは殺される。クレアの亡骸を抱いて悲しむルウ。そのとき、不思議なことが起こった。クレアの体から離れた魂が、ルウの額の石に吸い込まれたのだ。こうしてルウは、遺産の力でクレアを蘇らせようと決心したのだった。 カローナの町に帰る途中、星の着ぐるみを着たデュークが待ち構えていた。その名をスターライト・デューク。キューブとレポートを渡せというが、そういうわけにはいかないので戦闘。冗談みたいな見た目とは裏腹に、正面からの攻撃が効かない強敵だ。なんとか勝つと、空を飛んで逃げていった……
142 デュープリズム sage 04/08/05 19:41 ID:FFdNIyLCやみにうごめくもの メルのレポートに従い、とりあえずクラウスはキューブを起動してみた。すると、中からキューピーみたいな人形が現れた。これが湖水の遺跡の封印を解く鍵、プリマドールなのだがまだ未完成の状態でパーツが足りない。完成させるにはゴーストテンプルにあるガントレットとソラレット、ガムル樹海にあるイヤリング、ベルたちに奪われたティアラ、それからファントマイトという鉱石からアミュレットを作って装備させなければならない。手間がかかりそうだ……と思い悩んでいるとミントが現れ、手分けして探そうと言ってくる。裏がありそうだが一応は手を組む。ルウはゴーストテンプル、ミントはガムル樹海に行くことになった。 ゴーストテンプルで敵を倒しながら探索していると、どうも人の気配がする。街からこっそりつけてきたエレナだった。エレナに振り回されながらなんとかガントレットとソラレットを集め、最後の1個……となったところで、またお邪魔虫のデュークが待ちかまえていた。今度は拳法家になりきっている。これも倒すと、今度は遺跡のトラップ、壁が迫ってきた。非常口は押しても引いても開かず、叩き壊そうとしても硬すぎる。もうダメか……と思ったそのとき、エレナが非常口は横に引くドアということを発見する。すんでのところで3人は脱出することができたのだった。(壊すことも出来る) デュークは最後の1つをエレナに渡してくれた。
149 デュープリズム sage 04/08/06 15:07 ID:L7Cq4VTXドラゴンのやまへ カローナの街に戻ると、クレアらしき人影が裏路地へ入っていくのが見えた。が、街の人にきいてもそんな人は見なかったという返事があるだけ。気のせいだろうか? クラウスの家に行くと、一足先にミントも戻ってきていた。早速ゲットしたアイテムを装備させると、プリマは目を覚ました。まだ不完全な状態らしく、話す言葉は機械のようにそっけない……はずだが何故かミントにだけ乱暴な口をきく。残るはアミュレットの材料となるファントマイトだが、そう簡単に手に入るものではないらしい。怒りの山に住む竜、ウィーラーフなら持っているとのことだが、昔無理やり手に入れようとした王とその軍隊が全員黒こげになったとかいう歴史的事実がある。それを聞いたミントはウィーラーフのことをルウに任せ、逃げてしまった。ルウはそれでもあきらめるためにはいかないので怒りの山に向かう。 ベルの妨害をはねのけ、頂上に上るとウィーラーフが待っていた。ウィーラーフはルウの心を直接読み、ファントマイトが欲しければわしと勝負しろ、とバトルになる。ウィーラーフにある程度ダメージを与えると「そこまで!」と言われるので攻撃を止めてバトル終了(その後攻撃するとゲームオーバー)。ファントマイトを譲り受けることができた。
150 デュープリズム sage 04/08/06 15:09 ID:L7Cq4VTXプリマドールとともに 街に帰ってくると、いつぞやのゴロツキどもが決闘だとか言って挑戦状を渡してきた。場所はいつものカローナの森の広場。行くと、ハリネズミ頭の「先生」がルウに戦いをいどんでくる。ある程度まで戦うと、ルウを知っているそぶりでどこかへ去っていく。その後、先生との戦いで消耗しているはずだ、チャンス!とゴロツキが襲い掛かってくるが、さっくり返り討ち。 クラウス家に戻ると、ファントマイトはクラウスが加工してくれることになった。そこへ、ミントがティアラを持ってやってくる。ベルとデュークからどうやって取り戻したのかと聞くが、ごまかされる。実は、ルウに先に遺産の封印を解かせ、出てきたところを横取りしようというミントの悪巧みにデュークたちが乗っただけなのだ。早速ティアラを装備させると、言葉遣いがごく普通の男の子のものになる。これで動ける……と思ったのもつかの間、エネルギー切れで倒れこんでしまった。 メルのアトリエに相談しに行くと、プリマのエネルギーは電気で、直接浴びせれば回復するかもしれない、とのこと。森で助けたポプルプルル人に雷獣ゴロタンのところへ案内してもらい、バトルで勝つとゴロタンに変身できるようになる。早速電撃を浴びせると、プリマは不自由なく動けるようになった。クラウスがアミュレットを完成させるまでプリマとルウはしばらくカローナの街や湖水の遺跡を見て回ることになった。
151 デュープリズム sage 04/08/06 15:11 ID:L7Cq4VTXこすいのいせき しばらく散歩した後、クラウス家に戻ると丁度アミュレットが完成したところだった。湖水の遺跡へは見るだけなら徒歩でもいいが、向かうとなると乗り物がいる。ミラの助言でロッドへ運んでもらうよう頼みに行くが、バトルに勝ったらという条件をつけられる。勝っても負けてもスカーレットタイフーン・エクセレントガンマ号(以下、長いのでスカタン号)には乗せて貰える。 遺跡に着いた二人は、早速封印をとくことにする。プリマは来ただけで何をすればいいかわかるらしい。呪文の内容も自然に出てきた。ためしに最初の何節か言ってみると、ルウはその続きを言えた、何故か。 それはそれとして本格的に封印を解くぞ……といったところでまたも邪魔が入る。今度は東天王国の王女マヤとその従者二人だ。遺産の眠りを守るのがわが国の使命、とマヤは言うが大人しく従うわけにはいかない。ならば同じ遺産の力で試してあげます、とマヤは遺産「ブック・オブ・コスモス」の力をルウに向ける。身動きできなくなるルウ。しかし、ルウの中で何かが目覚め、黄金の光がルウの中から発せられたとき、ブックの力に対抗することが出来た。驚くマヤ。そのとき、マヤの従者の仮面の男ドールマスターが謎の言葉を言うと今度はどうあがいても身動きがとれなくなってしまう。 絶体絶命か、と思ったそのとき、古代マシンヘクサゴンに乗ったベルとデューク、そしてミントがルウを助け出す。 プリマは自ら石化しマヤに保護され、壊されることはなかった。しかし湖水の遺跡はマヤによって上に「マヤの塔」が建てられ、封印されてしまったのだった。
164 デュープリズム sage 04/08/07 18:40 ID:zFmWKWMeクレアのかげ(前) ベルとデューク、そしてミントと酒場で話し合うルウ。そこで、ミントの悪巧みは明らかになってしまった。そして宿屋で寝ると、ルウを呼ぶ懐かしい声がする。外を見るとなんとクレアがいた。クレアの影を追ってカローナの街を彷徨い、最後には教会にたどりつく。すると、目を閉じた男がクレアをとらえていた。ドールマスターの部下、サイコマスターだ。サイコマスターはルウを試すと言って戦いを挑んで来る。勝った、と思った瞬間サイコマスターは「マヤ様の塔で待っています」といったことを言って、クレアをさらっていった。 マヤの塔に着くと、先生ことトラップマスターが入り口にワナを仕掛けた。これで途中で逃げることはできなくなった。ひたすら上へ上へと進み、最上階でクレアを見つけた。「クレアクレアって、いい年した男の子がねぇ……」クレアは意外にも、ルウをあざ笑う。いや、クレアではない。クレアに変身した、謎の女モードマスターだった!奥からドールマスターが現れ、あの女は死んだ、とルウをあざ笑う。 遂にルウの怒りは爆発した。それを見透かしていたかのように、ドールマスターは「死の右腕」の姿になった。あの日クレアを殺したのは私だ、と悪びれもせずに言う。怒り頂点になったルウは死の右腕に挑むが、あっさり返り討ちになってしまう。そこへ、マヤが現れこれはどういうことです、とドールマスターに詰め寄るが、殿下はもう用済みだ、とはき捨てられた。そして、ドールマスターの命で現れたサイコマスターがブックを奪い、さらに謎の言葉をかけられたルウは意識の無いまま力を解放する――
165 デュープリズム sage 04/08/07 18:41 ID:zFmWKWMeクレアのかげ(後) 気がつくと、ルウとマヤは不思議な空間にいた。怪我をしたルウにマヤは魔法で手当てをし、礼を言うと「お姉さまの仲間だからもっと無茶な人だと思っていた」と言われる。この空間に来たのはブックが分解されたため、恐らくはルウの額の石のせいだろう、とマヤは推測した。それ以上のことはブックの製作者、アタナシウスに聞かなければわからない。そこへ、アタナシウスが現れた。石について聞こうとしたが、アタナシウスは「この人形め!やつの手先め!」と襲い掛かってきた。 なんとか倒した……と思ったがここはアタナシウスの世界。再生されてしまう。ルウはアタナシウスに殺されるのか、と思った瞬間、ドールマスターが現れた。そしてアタナシウスの全魔力を吸収してしまう。何者ですか、と問うマヤにドールマスターはその仮面を脱いだ。その額には、ルウと同じような石があった。もっとも、ドールマスターのものは光が無かったが。 かつて、ヴァレンという最強のエイオンがおり、宇宙の力の結晶「デュープリズム」を作り出した。しかし他のエイオンはヴァレンとデュープリズムを恐れ、皆で倒そうとした。 ヴァレンはそれを見越して自分とデュープリズムに強力な封印をかけた。その封印を解くことが出来るのはヴァレンの作り出した人形たちで、それぞれにデュープリズムのかけらがはまっている。ドールマスターは100年前に目覚めた人形だが力は無かった。ルウは5年前に目覚めた人形だが使命を忘れていた。だから、ドールマスターはルウを迎えに行こうとした。しかしクレアが邪魔をし、ちょっとどけようとしたが脆すぎて死んでしまった。あれは偶然の事故だとあっさりと言う。そして、ヴァレンを復活させ、デュープリズムを手に入れたらクレアを蘇らせてやろう、だから協力しろとまで言ってきた。ルウが拒むと、残念だと言ってアタナシウスの空間を崩壊させ、姿を消した。 ルウ達が脱出した後、湖水の遺跡ではドールマスターがプリマドールの石化を解き、ヴァレンの聖域を出現させた。ナーシアス、キリエル、後を頼む、とトラップマスター、モードマスターに地上の始末を任せた。そしてゆくぞカーウィン、とサイコマスターを連れて聖域に向かおうとする。ドールマスターは兵器として作られた3人のマスターたちの名付け親で、それゆえに3人は恩義を感じているのだった。使命をお果たしなさいませルシアン様、と言うモードマスターにドールマスターは捨てた名だ、と答えた。
166 デュープリズム sage 04/08/07 18:42 ID:zFmWKWMeそらをめざして ルウは、デュープリズムをあきらめることができなかった。マヤに破滅をもたらす力だといわれても、クレアを蘇らせることが自分の使命だ、と強く言った。 上空にある聖域にたどりつく方法をメルに相談しに行くと、ウィーラーフの力を借りなさい、というアドバイスを受ける。再び怒りの山に向かうルウ。しかし、今度も邪魔が入った。トラップマスターとモードマスターの二人だ。トラップマスターは異空間でワナを駆使して襲い掛かってくる。勝つと自爆して道連れに……されようとしたが、ドールマスターと「無駄死にはしない」という約束をしているため、先に通してくれた。次はモードマスター。クレアの姿で待ち構えている。その姿は通じない、とルウが言うと、戦いになった。勝つとまたクレアの姿になる。ルウは、斬ることができなかった。それでもモードマスターは聖域で待っているのは最強の戦士サイコマスターよ、と言って姿を消した。 ようやく頂上にたどりついたルウだが、ウィーラーフに心に迷いがあるようだと指摘される。ルウは自分の人形としての宿命のこと、そのうち意思をなくして本物の人形になってしまうのではないか、という不安を話した。しかしウィーラーフはクレアを蘇らせるのは使命ではなく、ルウの強い意志だとはげます。こうして、ルウは翼を手に入れた。
168 デュープリズム sage 04/08/07 22:01 ID:zFmWKWMeつばさをひろげて(前) ウィーラーフの姿になり、聖域の入り口にたどりつくと、力を使い果たしたプリマが倒れていた。プリマは封印を解かなければ街を破壊すると脅され、力を使ったのだった。そして、必ず戻ってくるとルウが約束すると、安心したようにキューブに戻った。 モンスターを蹴散らしながら奥へ奥へと進むルウ。その前にサイコマスターが現れた。最後まであの方に従え、と言われるが断る。すると、サイコマスターは目を開けた。本気を出したのだ。戦いに勝つと、不意打ちを仕掛けられかけたので反射的にルウは斧をふるった。倒れるサイコマスター。しかしわざとやられたように見えた。 絶叫の回廊で過去に倒したボスを蹴散らし、さらに奥に進むと、今まさにドールマスターがヴァレンの間に入ろうとしているところだった。ドールマスターはこの期におよんでまだルウを弟と呼び、ヴァレンの使命を教え諭す。しかしルウは聞き入れない。もはや戦うしかなかった。ドールマスターは死の右腕の姿になり、お前の憎しみをぶつけてこい、と言った。バトルに勝ったが、ドールマスターは使命あるかぎり戦う、と諦めない。ルウはだから負けた、お前は使命におぼれたんだ、と言い放つ。そして、クレアを蘇らせるのは僕の意志だ、だから負けない、とも。ドールマスターは負けを認め、ルウはヴァレンの間に向かった。
169 デュープリズム sage 04/08/07 22:02 ID:zFmWKWMeつばさをひろげて(中)ヴァレンの間に入ると、魂のみになったヴァレンがルウを待っていた。クレアを蘇らせてくれ、というルウにヴァレンはデュープリズムに祈れと言った。ルウがひたすら願うと、クレアがデュープリズムから現れる。願いは叶った、と感傷にひたるルウ。そのとき、クレアの目が見開かれた。不気味に笑うクレア。いや、ヴァレンの精神がクレアに乗りうつったのだ。驚くルウに、ヴァレンは人形の真の使命を語る。それは、魂のみのヴァレンの新しい体になることだった。クレアの体を使うのは、予の慈愛だというヴァレンにふざけるな!と怒鳴るルウ。ヴァレンは反抗的な人形に用はない、と体をあかつきの露に守らせ、たそがれの露を怪物に変え、襲い掛かってきた。 あかつきの露を砕くと、ヴァレンの動きが鈍くなる。やはり人形の体でないと満足に動けない、と今度はルウの体を狙ってくる。抗おうとするルウだが、謎の言葉を掛けられると全身から力が抜け、身動きがとれなくなる。湖水の遺跡でかけられたのと同じやつだ。人形専用の禁術で、これをかけられると逆らえないらしい。もうダメか、と思ったとき、今度はマヤの塔でかけられた禁術を誰かが唱えた。ドールマスター、ルシアンだ。お前の力はそんなものか、とルウを叱咤激励するルシアン。ルウの力と、意志のせいか、禁術は解かれた。人形が2体も逆らったことを知ったヴァレンは魂だけのままでは思うように制御できないことを覚悟でデュープリズムと一つになり、全てを焼き尽くすと宣言した。
170 デュープリズム sage 04/08/07 22:02 ID:zFmWKWMeつばさをひろげて(後) ルシアンは100年間、使命のためにすべてを捨ててきた。顔を隠し名前を変えた。しかし記憶のないルウがクレアを殺された怒りや旅の途中で得た強い意志によってルシアンに勝ったとき、もしも、という思いが生まれた。もしもルシアンの力が完全であれば、いやもともと人形として生まれなければ、こんなことはなかったのかもしれない。そして、最後にルウの力を信じようと思った。すべてを聞いたルウは、ルシアンを「にいさん」と呼ぶ。ルシアンは「そう呼ばれるのも悪くないな」と言って、消えた。 デュープリズムを取り込み、怪物となったヴァレンにルウは戦いを挑み、勝った。ヴァレンはそれを認めず、デュープリズムと共にどこか別の次元へ逃げていった。そこへミントが遅れてやってきた。クレアが蘇ったことを知ると、今度は自分も、と世界征服の願いを叶えようとするが、デュープリズムはもうない。落胆する間もなく主を失った聖域は崩壊を始める。ミントがルウを先導してなんとか脱出しようとするが、あと少しのところで大きな瓦礫が降り注ぎ、分断されてしまう。ルウと一緒じゃないと、とだだをこねるミントをロッドが気絶させ、ミント組は先に脱出した。ルウを信じて。 ルウは、死を覚悟していた。クレアと一緒ならいいか、と思っていた。そこへサイコマスターが現れる。ルウは武器を構えるが、サイコマスターはルウを瞬間移動させた。「これでよかったのですね、ルシアン様」
171 デュープリズム sage 04/08/07 22:04 ID:zFmWKWMeエンディング ルウは宿屋で目覚めた。メルが治療してくれていたのだ。クレアも生きているという。しかし眠ったままで、いつ目を覚ますのかわからない。もしかしたら永久に目覚めないかもしれない。ルウは、それでも待つ、と言った。クレアはクラウス家にいるという。 クラウス家に行こうとすると、何故かクレアに会わせてくれなかった。男の子は入ってはいけない、とクラウスとプリマは追い出されている。プリマはクラウス家の新しい家族になっていた。 ミントは実家にマヤと帰るのだそうだ。マヤとは双子の姉妹だった。もちろん世界征服もあきらめてはいない。今度はルウにも手伝え、と言ってくる。 ルウが教会に入ると、誰もいなかった。教会を後にするルウを見守る3つの影があった。トラップマスター、モードマスター、サイコマスターの3人だった。 カローナの街を後にしようとするルウに声がかかる。クレアだった。実はルウより先に目を覚ましていて、会えなかったのは恥ずかしいから身支度をしていたらしい。ルウは、嬉しくて何をいったらいいのか、言葉を失っていた。 再会する二人を、街の皆が祝福していた。
エピローグ マヤは遺跡で眠る少年を発見し、ルウに連絡する。少年はルウと同じヴァレンの人形だった。デュープリズムの力も十分で、使命の記憶も持っている。使命を果たすのが当たり前だという少年に、ルウは僕たちに使命なんか関係ない、と語りかける。少年はそれに興味を示した。そして、少年――ルネスはルウと一緒に暮らすことになった。 クレアの家に、ミントがやってくる。新しい遺産の情報が見つかったというのだ。もうクラウス一家もベルとデュークも出発しているらしい。新しい目的地は廃都エフレシュム。ルネスによれば、ヴァレンに関係しているらしい。新しい人形の兄弟が見つかるかもしれない。 ルウはルシアンの墓に手を合わせ、ミントと旅立った。
172 デュープリズム sage 04/08/07 22:06 ID:zFmWKWMe裏設定っぽい話酒場にいるデービスという港の男にお酒をおごると期間限定で聞ける。森の魔法使いの話 デービスのひいじいさんは子供の頃、森に迷い込んでモンスターに囲まれてしまった。そのピンチを救ったのが魔法使いで、炎の魔法でモンスターをやっつけ、ひいじいさんの怪我も治してくれた。街の大人たちは魔法使いを見つけようと森を探し回ったが、モンスターに追われるばかりで何も手がかりはみつからなかった。
大魔道士と竜の話 大魔道士エルロイは前の王を倒し、自分が王になると重い税金をかけ人々を無理矢理働かせ、地下迷宮を作った。あるとき、竜の持つ財宝を手に入れようとしたエルロイは毒の雨を降らせ、弱らせるという作戦を立てた。目論見どおり竜は弱り、エルロイの手にかかろうとしたそのとき、魔女があらわれエルロイをポプルプルル人よりも小さく変えてしまった。顔は大人のままで。恥ずかしくなったエルロイは地下迷宮に引きこもってしまった。
ガムル樹海の話 ガムル樹海はかつてポプルプルル人の住む穏やかな森だった。樹海の木はとても丈夫で船の材料にはとても適していた。しかし今はガムル族という凶暴なモンスターの天下になっている。ガムル族は一度攻撃すると一族総出で襲い掛かってくるのだ。だから樹海の木を切るのは非常に難しい。(ガムル人のうざさは実際にミント編で攻略すると痛いほどわかる)もとは呪術師ギネマの使い魔だったが、ギネマが姿を消したあと、野生化したらしい。
妖術僧と魔人の話 カローナの街にかつてヨルダフという僧侶がいた。医術で病や怪我を治す優秀な僧侶だったが、いつごろからか人体実験や闇の魔術に夢中になった。そして大魔道士に弟子入りし、ゴーストテンプルを作り上げた。そこで旅人を材料に3人の強大な力を持った魔人を作り出した。魔人の力で死の世界を作り上げ、病や怪我を無くそうとしたのだ。 ヨルダフは魔人の欲しがるものはなんでも与えたが、名前だけは最後までつけなかった。やがて、悲しくなった魔人たちはヨルダフを殺し、どこかへ消えたという。
ある剣豪の話 剣豪プレスキンはそのへんに売っている剣で都の武道大会を優勝したという。
最後の英雄の話 強力な魔法の宝を手に入れた皇帝は、世界征服のための戦争を引き起こした。家族や家来が皆逃げ出して、一人になったら今度はモンスターを呼び出して戦いを続けた。皇帝の魔力は強く、世界は皇帝のものになるかと思われた。 そこへ、若き竜と魔女を従えた竜騎士が現れ、皇帝に戦いを挑んだ。戦いは7日7晩続き、竜騎士一行は遂に皇帝を倒した。竜騎士はその後、東に王国を作ったという。 竜騎士は、「最後の英雄」として人々の語り草になっている。
173 デュープリズム sage 04/08/07 22:07 ID:zFmWKWMeエピローグはルウ・ミントともに同じです。ルウ編は2,3日でクリアしたのですがこうして書くと情報量が多い……希望があればミント編も書きますが、どうでしょうか。178 デュープリズム ミント編 sage 04/08/08 23:49 ID:eyZsd7ymめざせ!せかいせいふく 東天王国の第一王女ミントはワガママで大食いのおてんば姫。次期女王の座も約束されている、とこの世の春を謳歌していた。しかしそれも今日までのこと。 ある日つまみ食い中のミントの前に従者のドールマスターを伴った妹姫マヤが現れ、王位継承権の剥奪を告げにくる。実力で阻止しようとするミントだがマヤの手には王国の遺産「ブック・オブ・コスモス」が。エイオンの遺産の前にミントの我流魔法は通じず、キライなカボチャ責めにされ、ミントは国を出て行くのであった。 ブック・オブ・コスモスよりも強い遺産を手に入れ、マヤに復讐し、東天王国……いや 世界を征服するために。
しかし2年放浪したものの、何も手がかりは見つからないままカローナの街に流れ着いた。ゴロツキに痛い目に遭わされたので森で復讐し、ついでに迷子のエレナも助け出す。両親のクラウスとミラを紹介されるが、そこには遺産を探しているルウが。 森の魔法使いのアトリエでめぼしいお宝と資料を回収し、ミントとルウはしばらくカローナの街に滞在することになった。
ちかめいきゅうのワナ 森の魔法使いの日記にあったとおり、大魔道士のお宝を目指してミントは地下迷宮に赴いた。ルウに先をこされていたが、岩のトラップのところで追い抜くことができる。気絶したルウは「クレア」と寝言を言う。誰かの名前だろうか。 ガーディアンを倒し、キューブとティアラを回収したところへベルとデュークが現れお宝を渡せという。昔、ベルはミントにだまされていたので敵意がむきだしだ。バトルには勝ったが、ティアラは奪われてしまう。おまけにガーディアンも復活して、襲い掛かってきた。もうダメか、と思った瞬間、ミントはルウに助けられた。
179 デュープリズム ミント編 sage 04/08/08 23:50 ID:eyZsd7ymメルのアトリエ キューブはゲットしたものの、使い方がわからない。街の近くにファンシー・メルという魔女がいるというが、クラウスは恐ろしいと行くのを拒んだ。仕方なく、ミントが向かうことになる。ポプルプルル人とのめんどくさいミニゲームとその後はルウと同じなので割愛。
ファンシー・メル ポプルプルル人をメルのアトリエに連れてくると、解析は終わった、という。レポートを渡す前に、メルは意味深な話をしてきた。 あるところにとてもわがままなお姫様がいました。 とても大食いで、いつも悪巧みばかりしていました。 それに比べると妹のお姫様はとても真面目で、国民に慕われていました。 姉のお姫様は国をでていきましたが、わがまま姫がいなくなって国民は大喜び。 めでたしめでたし。メルの話が終わらないうちに、そうよ、あたしがおてんば王女でわがまま姫のミントよ!とキレる。まあそれは初めて知ったわ、と白々しく言うメル。 そこへルウがやってきて、入れ替わりになる。付き添いできたエレナと一緒に帰ることに。 スターライト・デュークと戦うのは同じだが、負けても泣き落としで話は進む。
181 デュープリズム ミント編 sage 04/08/09 18:43 ID:EXt4+EnXかわをさかのぼって プリマドールを完成させるために、ルウと手分けして残りのアイテムを探すことになった。ミントはルウにお宝の取り分は9対1よ!と無茶な条件をたたきつけたがルウはあっさり飲んだ。ミントがガムル樹海に向かうことになったが、徒歩で1週間もかかる距離らしい。困っているとミラがスーパーマシンを持つロッドの力を借りれば、とアドバイスをくれる。 ロッドと勝っても負けてもスカタン号を借りることはできる。 樹海に行くと、呪術師のアトリエは破壊されていた。日記を読むとアイテムはガーディアンが飲み込んだらしい。そこへ、案の定ベル襲来。今度は古代マシン、ヘキサゴンを操ってくる。なんとか倒し、先にガーディアンを探しに向かった。 ガムル族をかいくぐりながらガーディアンを見つけたものの、そこへベルがやってくる。しかしベルはガーディアンに飲み込まれてしまった。戦いに勝つと、ガーディアンはベルとアイテムを吐き出す。ベルには樹海で助けられた恩はあるが、下手に起きると面倒になりそうなので放っておいて先に帰った。薄情ミント。
ドラゴンにちょうせん クラウス家に戻ろうとすると、入り口にツンツン頭の派手な男がいて、因縁をつけられる。男は置き土産をしたというが、急いで確かめると大きなカボチャだった。 まだ未完成のプリマのために、怒りの山へミントが向かうことに。ウィーラーフとバトルするまでは一緒なので割愛。ミントは世界征服という邪な願いを持っていたが、ウィーラーフに気に入られたようだ。
182 デュープリズム ミント編 sage 04/08/09 18:44 ID:EXt4+EnXプリマドールといっしょ ミントが街にもどった頃、ルウはベル達を説得しティアラを手に入れていた。ルウはお宝はみんなデューク達にあげてもいいから、と真摯に訴える。ルウの態度とその理由に、デュークは男泣きするのだった。 ティアラを持ってきたルウにミントは驚く。事情を話したら渡してくれた、というのも信じられない。ミントには、だが。 ゴロツキに因縁をつけられてトラップマスターと対決するところは同じ。プリマドールのエネルギーもゴロタンと戦って魔法をゲットするところが違うだけでほぼ同じ。 アミュレットが完成するまで、プリマのおもりをすることになった。散々小生意気な態度をとるプリマだが、湖水の遺跡の前にくると急に泣き出す。役目を終えたら、いらない道具になってしまう、と。そんなプリマを、こんな生意気な道具がどこにいる、と乱暴にミントは励ますのだった。
いさんをゲット!? アミュレットが完成し、早速スカタン号で湖水の遺跡に向かう。自作の遺産の歌を歌いながら儀式が終わるのを待ちわびるミント。そこへ、聞き覚えのある声が。ドールマスターとサイコマスターを連れたマヤだった。マヤは遺産の眠りを守るわが国の使命をお忘れですか、とミントを責めるが今知ったこと。そして、何がなんでも遺産は手に入れるつもりのミントだったが、やはりブック・オブ・コスモスの前には叶わなかった。そこへヘクサゴンを駆ったベル一行とルウが現れ、プリマだけは助け出した。 マヤの塔の牢屋に閉じ込められてしまうミント。しかもマヤは再会祝いにカボチャのフルコースをごちそうしてやると言ってきた。魔法は取り上げられるしカボチャは食べたくないしどうしよう……。と、そこへ牢屋の隙間からハリネズミがやってきた。なんと変身したルウだった。ルウの手引きで脱獄と魔法の奪還に成功するミント。
197 デュープリズム ミント編 sage 04/08/10 22:10 ID:vb/H6ledねらわれたプリマ 酒場でベルとデュークに自分はかわいそうな王女なのよと話すがルウの理由に比べたら天地の差だと同情してもらえない。ルウの理由はというと、殺されたクレアを蘇らせるということ。何度聞いてもいい話だ、とデュークは同情しきっている。 夜もふけころ、宿屋にサイコマスターが現れる。マヤの命で、プリマドールを引き渡すようにと言ってきた。もちろん答えはノー。カローナの街に悲劇がおこるかもしれないと不気味な言葉を残して去っていく。そこへ、エレナが助けを求めてきた。ミラが森でモンスターに襲われているというのだ。しかも、剣が効かないらしい。不気味な人形モンスターであふれかえっている森を抜けると、ミラとトラップマスターが交戦しているところだった。トラップマスターは人形モンスターを生産中だという。駆けつけたルウとともにミラを連れ、とりあえずは森を脱出する。
ルウによれば、ゴーストテンプルで似たようなモンスターを見たとのこと。クラウスによれば、地下迷宮の近くでも見たという。ここはルウとミントで手分けして人形の生産を止めることに。自分のせいだ、と弱気になるプリマを、誰もあんたのためなんかじゃない、好きで守ってるんだから、とミントは励ますのだった。 地下迷宮の入り口に行くと、マヤとサイコマスターの姿が見えた。妙に下品な口調で、遺産を手に入れるならなんでもする、というマヤにミントは違和感をおぼえる。マヤを追い、地下迷宮の奥に行くとカローナの街は今頃誰が守っているでしょうね、と言われる。ハメられた、と気づいたミントは急いで街に戻った。 夜の街に、ドールマスターの声が響く。マヤ殿下の命である、プリマドールを引き渡せ、さもなくば皆殺しだ、と。ベルとデュークが立ち向かおうとするが、トラップマスターの罠にかかり苦戦する。そこへ、ミントが帰ってきた。ドールマスターに立ち向かおうとするが、教会に瞬間移動させられサイコマスターとの戦いになる。勝ったと思ったが、時間稼ぎだった。 邪魔者はいなくなり、クラウス家に迫るドールマスター。クラウスは子供を引き渡す親がどこにいるのかね、と穏やかに抵抗する。ドールマスターには理解できない。しかし、プリマは自分の意志で捕まることを選んだのだった。どこまでも汚い手を使うマヤにミントは怒り心頭。塔に乗り込み、ボコボコにしてやる、と鼻息も荒い。 ドールマスターはプリマに封印を解くよう迫った。しぶしぶ了承するプリマだったが、その前にこういった。「おまえなんか、ミントにボコボコにされちゃえ!」
198 デュープリズム ミント編 sage 04/08/10 22:12 ID:vb/H6ledマヤなんかボコボコよ! 上空に現れたヴァレンの聖域を見たルウはもうダメだ、と弱気になっていた。しかしミントはあきらめていなかった。プリマも助け、遺産を手にいれ、世界征服もなしとげてやる、とまだやる気だった。そんなミントを見て、ルウも元気を取り戻す。 マヤの塔を上り、最上階につくとトラップマスターとの戦いになる。しかし本気になったミントに撃退され、トラップマスターは負けを認めるのだった。そしてマヤの部屋に乗り込むと、マヤはブック無しでも十分だ、と戦いになる。これも勝つと、倒れたマヤの体が輝き、モードマスターの姿になる。まだ奥の手がある、と部屋を出て行くのを追うと、そこは牢屋だった。しかもそこにはマヤが2人いた。片方は偽者なのだ。偽者を殴って気絶させると、本物のマヤも加わって2人でお仕置きする。マヤはドールマスターからブック・オブ・コスモスを取り上げられ、幽閉されていたのだ。全ては遺産を手に入れようとしたドールマスターの計画で、ミントから王位継承権を剥奪したのもドールマスターの助言があったからこそ。せこい手を、と呆れるミントにモードマスターは苦悩とか使命とかいう言葉を使って反論する。そこへトラップマスターが現れ、ブックを返してくれた。 ヴァレンの聖域の遺産はブックの比ではない、ドールマスターが接触すれば遺産がいくら束になってもかなわないだろう。プリマは上空の聖域にいる、行けるものなら行ってみればいい、と言い残して2人で去っていった。道具であるプリマに同情でもあるのだろうか。 ドールマスター達がマヤの名を使って街を荒らしたため、しばらくメルのアトリエに預けることになった。
212 デュープリズム ミント編 sage 04/08/11 18:29 ID:RZirmZLaあつめろ!カノンオーブ 上空に浮かぶヴァレンの聖域に行くにはやはり乗り物がいる、ということでロッドに相談すると、今はダメだが動力がもっとあれば出来るとのこと。動力とはカノンオーブという炎の玉のこと。あと5つあれば飛行機能が加わるらしい。 まずはクラウスから1つ目を受け取った。丁度街の骨董屋にも売りに出されていたので100万Gで買い取る。前金5000Gだけ払い、残りはマヤにつけた。ファンシー・メルからも1つ借りることができた。ベルとデュークは条件つきでヘクサゴンからカノンオーブを取り出す、という。それは、ルウを助けることだった。ルウの様子があまりにも真っ直ぐで純粋すぎるため、二人は心配していたのだった。 怒りの山に向かうと、頂上ではルウがウィーラーフから力を受け取っていたところだった。君のおかげで迷いが晴れた、ありがとう、とルウは言うが、ミントは何をしたのか覚えちゃいない。ウィーラーフとの真剣勝負に勝つと古代魔法をゲットできる。勝ったからには世界征服を実現させろとまで言われた。 4個集まった時点でロッドのところに行くと、あいにく留守中。しばらく待つと、重傷を負ったロッドとデュークがやってくる。いつのまにか熱い友情が芽生えていた2人は、タッグを組んでウィーラーフと戦い、カノンオーブを手に入れていた。動けなくなったロッドは、デュークに「オレ様になりきれ!」と言って倒れこんだ。(デュークは本を読んで感動するとその主人公になりきるという能力がある)
213 デュープリズム ミント編 sage 04/08/11 18:30 ID:RZirmZLaさいごのたたかいへ! ロッドになりきったデュークの運転で、ヴァレンの聖域に着くことができた。入り口では力を使い果たしたプリマが待っていた。アミュレットを渡すために、無理をして人間の形を保っていたのだ。アミュレットを受け取ると安心したようにキューブに戻った。 サイコマスターとの戦いになり、勝つと今度は決闘を挑んでくる。が、ミントに付き合っている暇はない。スキを見て気絶させ、とんずらした。 聖域の奥でドールマスターを発見する。先に着いたルウは敗れ、気絶させられていた。自分の野望のためにマヤをそそのかし、東天王国まで利用したのは許せない、と息巻くミント。しかしドールマスターは王位継承権剥奪は自分一人の意思ではなく、正式な決定だという。そこを「愛と正義のため」でごまかし、ドールマスターをボコボコに。悪は滅んだ。ルウは気絶したまま置いておくわけにもいかないので連れて行くことに。ついでにクレアも蘇らせてやろう。 ヴァレンの間に進むと念願のデュープリズムが。いただいて帰ろうか、とするとヴァレンが現れ予の魔宝に触れるでない、と邪魔をする。そして、ミントの世界征服の野望をくだらぬと一蹴する。ヴァレンの目的は今の世界を完全に消滅させ、デュープリズムによって新しく作り変えることだった。しかしミントの野望は今の世界を自分のものにすること。もうデュープリズムを手に入れた気でいるミントにヴァレンは怒り心頭。ルウに乗り移って襲い掛かってくる。 あかつきの露を砕くと、ヴァレンはルウから追い出される。もう一つの魂、クレアがルウを守っているためだった。あきらめろと言うミントに、ヴァレンは魂のみでもミントを消滅させるのはたやすい、と魔法を放ってくる。しかし、それは無効化された。ミントを追ってきたマヤのブック・オブ・コスモスの力だ。マヤの目的はもちろん危険人物のミントを止めること。しかしヴァレンはミント以上の危険人物。デュープリズムをとりこみ、怪物化したヴァレンをマヤと組んで倒すことに。ブックの力をマヤから受け取り、二人で叫ぶ。「ヴァレン、私たちの力でボコボコよ!」
怪物と化したヴァレンを倒したが、デュープリズムは消えていた。かけらくらいならそのへんに落ちてるかも、と地面を探そうとしたがマヤに止められる。そこへ、主を失った聖域は崩壊を始めた。デュークがやってきて、動けないルウを預けた。しばらくデュークの先導で走っていたものの、ミントはヴァレンとの戦いが祟り、動けなくなってしまう。ミントを守るためにマヤは残り、デューク一行は断腸の思いで聖域を後にした。 動けないミントと防戦一方のマヤに聖域のモンスターが次々と襲い掛かる。ブックの魔力もほとんど底をつき、2人して死ぬか、というところだった。やがてマヤ自身の魔力も底をつき、襲ってきたモンスターに反射的にブックを投げつけた。すると、地面に落ちたブックから光がもれる。今のショックでブックに魔力が戻ったのかもしれない。そう思ったマヤは調子の悪くなった電化製品を殴って直すようにブックをいたぶる。すると、魔力がどんどん反応し、ブックはひとりでに浮かび上がった。マヤはブックに自分たちを地上に送れと命令した。
214 デュープリズム ミント編 sage 04/08/11 18:35 ID:RZirmZLaエンディング ミントは宿屋で3日間寝込んでいた。街を出る前にあいさつに来たルウは、クレアは助けられなかったが、遺産の情報をまた手に入れたらミントに手紙を書くと言った。 ミントは結局、東天王国に戻ることになった。帰りの船で、マヤはミントに一緒に東天王国の政治を手伝ってくれないか、という。そこで、ミントに新しい世界制服のプランが浮かんだ。今度は東天王国の国力を強くして、世界征服に乗り出すのだ。そんなミントにマヤはお姉さまのような危険人物にこんなことを言った自分がばかだった、と言う。2人は喧嘩になる。ミントとマヤの喧嘩の声が響くなか、船は東天王国へと向かっていくのだった。おしまい。
ミント・ルウ両方のシナリオを終えると「強くてニューゲーム」で最初からプレイできるようになります。デュープリズムは話の情報量・登場人物の描写が深いですが、1週間くらいで両シナリオクリアできるくらいにまとまっています。特に人物描写はこれでもかなり端折りました。アクションに抵抗の無い人は是非オススメします。ミントから始めた方がエピローグにきれいにつながります。
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