仙窟活龍大戦カオスシード(Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。

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part2-372


374 シナリオ1「最初の仙窟」 sage03/12/1611:29ID:Tf30nSzR
カオスシードにはスーパーファミコンで出た『風水回廊記 カオスシード』とセガサターンの『仙窟活龍大戦カオスシード』の二つがある。
当然、後の方を採用する。

・用語解説
■仙獣(せんじゅう)……いわゆる使い魔。十二支のそれぞれ陰陽で計24種。
■洞仙(どうせん)……穴掘り仙人。大地を甦らせるために今日も穴掘って仙窟を作る。
■陽気(ようき)……大地のエネルギー。これを龍脈にそそぎ込むことで大地が活性化する。
また、部屋活動のエネルギーにもなる。
■飛天石(ひてんせき)……いわゆるトランスポーター。
■龍穴炉(りゅうけつろ)……龍脈と仙窟を繋ぐ井戸みたいなの。ここからエネルギーを振り込む。
■龍脈(りゅうみゃく)……大地にとっての血管のようなもの。これが乱れると大地がやせ衰える。
■邪精(じゃせい)……いわゆる妖怪変化。キョンシーやカマドウマなど。
■神代(しんだい)……いわゆる超古代文明の時代。
■解封呪(かいふうじゅ)……あらゆる封印を解く術。大地に陽気が満ちている時にのみ使える。
■時天封(じてんふう)……対象を平行世界の過去に飛ばす。
■時封呪(じふうじゅ)……対象を過去に飛ばす術。怒りのエネルギーで発動。
■削岩功(さくがんこう)……洞仙専用の穴掘り術。
■天封呪(てんふうじゅ)……対象を、幾つも分身を作った上で幾つもの平行世界に飛ばす術。
■飛天功(ひてんこう)……いわゆるテレポーテーションの術。
■洞天福国(どうてんふくこく)……いわゆる古代中国もといこのゲームの舞台。
■仙窟(せんくつ)……地下ダンジョン。これを作って陽気を集め、大地を甦らせるのが洞仙の使命。
■黒い龍(くろいりゅう)……古の龍とも云う。千年前に洞天福を滅ぼした。彼と主人公を巡る因果が全ての発端。
■三界老師(さんかいろうし)
・主人公の師匠にして元祖洞仙。霧に包まれた峻山の頂にに仙獣と住まう。
・あまりに長く生きすぎたため、見た目通りにえらい忘れっぽい。
・趣味は仙宝(いわゆるマジックアイテム)集め。
■主人公
・主人公。洞仙として大地を守り、竜脈を復活させること以外に関心がないマシーンのような男。
■さくら(ヒロイン)
・ヒロイン。洞仙を理解する数少ない一般人。

後はシナリオの必要にそって追加していく。それじゃ、シナリオ1「レクチャー」のはじまり。


375 シナリオ1「レクチャー」その一 sage03/12/1611:56ID:Tf30nSzR
ここは洞天福国、仙人と人間が共に暮らす地。
この国の仙人の中でも、洞仙(どうせん)と呼ばれる者達は、ちょうどマーヴルにおけるX-MENメンバーが
ミュータントとして迫害されたように、大地を滅ぼすといういわれのない汚名を受けつつ
日夜大地のために戦うのであった…。何故洞仙様が忌み嫌われるのかは、ストーリーの中で明かされる。

まずは主人公の名前を決めるところからゲームは始まる。ここでは長シナリオ1~10まで続く長いストーリー
紹介のなか、主人公と連呼するのもあれなので、「主人公」と名前をつけることにしよう。微妙に中華っぽいし
ちなみに、筆者の友人は、主人公の名前欄に「洞仙様」といれて、師匠である老師に弟子の名を「洞仙様!」と
呼ばせる外道だ。礼儀も糞もない。

最後に、ヒロインの名前もここで決めることになる。ヒロインの名前はデフォルトで既に「さくら」と決まっている。
これは本格中華ダンジョン育成シミュレーションRPGなのに、ヒロインの名前は全然中華っぽくないのである。
もちろん、勝手に自分で決めることもできるのだが……考えるの面倒です……
正直、筆者はプレイ当初甚だ心外であったが、声優丹下桜さんのぴったりはまった演技を聴いているうちに、
どうでも良くなった。 

閑話休題:ちなみに、仙獣達にも名前をつけることはできるが、SFC版だと容量の不足かしらんが、セレクトボタンで
出てくるデフォルト以外の名前だとよくバグった。筆者のSFC版のダンジョンには「あ」と「ア」の名前を持った
仙獣しか跋扈してません。ちなみに、SFC版は部屋を作りすぎるのも危険です。

では、本編へ。


376 シナリオ1「レクチャー」その二 sage03/12/1612:12ID:Tf30nSzR
老師「龍脈にエネルギーをそそぎ込み、大地を甦らせる…我ら洞仙にしか使えない術じゃよ?」

このシナリオはレクチャーのみで書くことなんてあまりなかったりする。老師と仙窟をまわり、ゲームをプレイする
にあたり、基本的な行動をマスターするだけの話である。大地を直すための方法についてはこれからの
ストーリーで状況を通じて逐一語っていく。

三界老師「…では我が弟子よ、この先に風水の乱れを感じる場所があるのでとりあえず行って直してこい」
主人公「いやです!!」
三界老師「嫌じゃないわ!! なんでいきなりそんなひねくれた選択肢選ぶかお主!!」
主人公「だったらそんな選択肢作らないでくださいよ!?」

ちなみに、この後「面倒くさい」を選択すると、ゲームオーバーかと思いきや、面白い師弟漫才がおがめる。

風水の乱れを直して大地を救う。それが洞仙の使命である。初っぱなから使命放棄を言い出す不詳の弟子を
せきたてる老師。お目付役の窟子仙(子の仙獣:何気に水谷優子が声)を引き連れて、
主人公は件の土地へ向かうのであった。



377 シナリオ2「最初の仙窟」その一 sage03/12/1612:28ID:Tf30nSzR
閑話休題: 実は一般人から見ると洞仙のやっていることは、地下に怪しげなダンジョンを作って怪物(仙獣)を放し、
侵入者には容赦せず、地震さえ起こす…そこらのRPGの大魔王、邪教司祭、破壊神とかわりない。
迷惑な侵入者も一般人から見ると自称勇者や義勇兵で、悪の洞仙を倒すために
活動しているのだった。しかし、鎮座する他の魔王諸卿と違い、洞仙は仙窟を所狭しと巡回してダンジョンの育成、整備に
余念がない。洞仙、世界一勤勉な魔王である。

ここは洞天福国の山中、主人公とそのお目付役任天堂の鼠に似ていると評判の
窟子仙(でも、デザイン的にはこっちの方が先だぜ)は、手分けして三界老師に云われた風水に乱れの
ある場所を探しておりました。と、見れば道端に怪我をして倒れている女の子。義を見てせざるは勇なきなり
とりあえず回復功(基本の仙術のひとつ。じわじわ回復する)。すぐに、女の子は起きあがる。
女の子「…っは!? わたし生きてる!?」
いきなりボケかますこの子が後のヒロインさくら嬢である。余談だが、これで、ナレーション(丹下桜)と
アナウンス(水谷優子)がそろったことになる。 
女の子「は…? あ、いえ、妖怪から逃げてるうちに気を失っちゃったみたいで…
この辺は妖怪や洞仙が出るから注意はしていたんだけど…」
この国の人間にとって洞仙とは妖怪よりタチが悪いらしい。きっと、大昔に迫害される洞仙の同胞に憂えて
オンスロートにでもなったエグゼビア教授がいたのだろう。なにはともあれ、自己紹介だけですっかり意気投合
した主人公とヒロイン(はや!) お食事に誘われてほいほい彼女の家へ(不用心すぎ!)
窟子仙「どこ行かれるんですか!!」
主人公「…っち、うるさいやつが来たよ」
さくら「あら、お友達が居たの…って!? わあ妖怪!?」
地脈の乱れた場所を発見した鼠が、主人公に知らせるべく戻ってきたのであった。
これを見るや、ダッシュで画面の端から消える彼女。余談ですが、鼠ほどアイドルヒーローの多い動物もいまいに……



378 名無しさん@お腹いっぱい。 sage03/12/1612:52ID:k5klyZxS
おおー…本当に、予告通りだ。
おまいさんの、冷静な語り口調も楽しみにしてるよ!

そう言えば、この黄色鼠は同梱のオマケCDで
「●●(ピー)カチュウめ!お前なんか、こん中入ってろー!」と
タケシ声の主人公に、モンスターボールを
ぎゅむぎゅむ押し付けられたりするんだよな。それも、何度も。


余談だが、主人公は何故かオマケCDでしかボイスが付かない。
(他キャラはフルボイス)
又、オマケCDに収録されたミニゲームでは、特定の役を上がると
キャラクターが喋るのだが、それらが
「パパだよ(速水奨)」
「カードゲーム!さくら!!(丹下桜)」
「要チェックや!(小野坂昌也)」
などなど、悉く版権ギリギリなネタばかりである。
(惜しむらくは、98年…だったかに発売のゲームなので
「ラブ&ピース!」や、カルビ丼音頭は聞けません)
また本編をクリアしてからでないと、閲覧出来ないモードなどもあり
オマケの枠を超えていて、非常に豪華。

ゲーム自体も、本編以外には一問一答式のパズル。「謎窟」モードあり
(正解すれば、いいアイテムが貰える)本編では、サウンドノベルありアクションあり
勿論、キモのSLG部分も面白く、素晴らしい出来栄えである。
「UndertheRose」の船戸明里によるキャラデザも綺麗です。
惜しむらくはマイナー過ぎなのと、色々あって中古市場では
未だに一万五千円オーバーな点か…

380 シナリオ2「最初の仙窟」その二 sage03/12/1613:29ID:Tf30nSzR
--石となっても、千年の時は永かったよ。

云う訳でやってきたのは昼なお暗い地下洞窟。スタートは五行で云う火属性の生産部屋。
勝俣似の火の部屋神の激励を受けて主人公は仙窟の建設をはじめる。
主人公「ようし記念すべき最初の仙窟!! まずはセオリー通りに『玉皇宝華』だ!!」
窟子仙「上級者のセオリーです、それは!!」
基本としては、生産・練丹・召喚だけ作って死守すれば充分である、上級者はたいがい、まず奥義の
「玉皇宝華」から作る。玉皇宝華は火5土 1 金1水2の風水の配置からなる奥義。
全部屋のエネルギー生産力を全て上昇させるGJな技である。これひとつ作れば仙丹がある限り
エネルギー不足に悩むことはない。
ちなみにここで解説すると、生産部屋はエネルギー(陽気)を生産する部屋、練丹部屋は仙丹を生産する部屋、
召喚部屋は仲間の仙獣を召喚する部屋である。エネルギーを溜めて龍穴炉に一定量振り込めば大地は甦り、
たいていはそこでシナリオクリア。経済にあてはめると、エネルギーが国に納める税金で、仙丹は工場の
維持費や社員への給料、龍穴炉は国へ税金を納める窓口である。

そんなこんなで18ターン、奥義メニューをふんだんに使って赤字部屋(エネルギーを自給自足できない部屋)
なし、侵入者迎撃用に攻撃部屋も設置し、藤崎詩織だろうが葵サタンだろうがどんと来いである。
■攻撃部屋:侵入者を攻撃して撃退する部屋。X-MEN風に言うならデンジャールーム。
通路などに置くトラップの作成もこの部屋で出来る
なお、前回まで居た窟子仙は既にリストラ。ネズミ君は基本的にエネルギーを生産部屋から足りない部屋に
持っていくしか能のない仙獣なので、全部屋のエネルギー生産力を上げる「玉皇宝華」が完成したら
不要…行軍させてるだけで生産部屋のエネルギーを奪っていく鼠は、もはや侵入者以上のにっくき敵である。
註:ターンごとに侵入してくる連中は、部屋からエネルギーと仙丹を奪いきったところで部屋を破壊する。

そんなこんなで、龍穴炉に全額エネルギーを振り込んだところで、「そのとき地上では…」の
テロップが流れる。基本的に龍穴炉にエネルギーを一定量振り込むごとに誰か登場人物が
入ってきてストーリーが進展するのだ。そして、今回の侵入者はなんと主人公の師匠、三界老師だった!! 
三界老師「ふむ…そろそろじゃな。弟子のお手並み拝見といこうかの…」
元祖洞仙にして世界屈指の仙術使いは!! 通路に設置していた高性能地雷を三個踏んで沈んだ。
主人公「老師ー!! なんで倒れてるんですか?」
三界老師「死んどらんわ!! …いやしかし、見事なもんじゃ。わしと勝負して勝ったら一人前と
認めるつもりじゃったが、もうその必要もあるまいて」
そして、師匠は去った。なんだか全然勝った気がしないのである。ともあれ、エネルギーの振り込みは1ターンに
1回しか出来ないので、次のターンに振り込む。
次のシナリオ侵入者は洞天福国の女兵隊長、槍術使いの東天転(とうてんてん)とその部下達!! 秒殺!
主人公「ハッハー!! 弱いな天転ちゃんッ!! 」
天転 「くっそー覚えてろよ!? 将軍にいいつけてやる!」
微妙に伏線をはりつつ、逃走する天転。関係ないけど、「霊幻道士」のヒロイン「テンテン」役の女の子も、
今は立派な主婦だったりするんでしょうね。で、天転も逃げ、最後の振り込みエネルギーを入れる。
大地の息吹(地震)とともに、枯れかけた土地が甦り、荒野には緑が広がっていく。これこそが洞仙の仕事。
活 龍 完 遂 ! 
ただこの地震のせいで洞仙は嫌われる。洪水まで起こしてるのは伊達じゃない!



381 シナリオ2「最初の仙窟」その三 sage03/12/1614:06ID:Tf30nSzR
三界老師「…この気は…邪悪…?」

普通のゲームならば、ここでシナリオは終わるはずだった……。
主人公「さて、これで竜穴炉の部屋にあった変な封印の扉が開けるな。忘れてたぜ」
馬明仙「忘れないでよ。まあ龍脈も甦ったし、今なら解封呪も使えるけど…開ける?」
主人公「玉皇上帝の威光と、天地五行の理で、絶対結界を解く。…解封呪」
そして、運命の扉が開いた。
註;馬の仙獣である彼女は、人体馬身(ケンタウロス)の馬(十二支の午)の陽属性仙獣。
多少器用貧乏なところもあるがパーティーのリーダーに組むと、HPとMPに130%で補正がくるのでとにかく
頼りになる。声は冬馬由美で、武器がスコップだろうが、「百連天弓」と矢を撃つイカス姐さんである。

封印の扉の先には、触れるだけで不安になるような空気に満ちた、暗く静かな道が続いていた。
主人公「…ここは…」
それは、既視感を感じる光景。そして、どこからともなく届いてくる声。
声「久しぶりの友人に誰だはないだろ。…早く、ボクの所に来いよ。…そのまま進むんだ」
道は一本、怪しいは怪しいが先へ進むしかない。そして途中、声の主の仕掛けたらしい罠に馬明仙が掛かってしまう。慌てて助け起こすも、もう動かない。
声「そいつが死ぬと悲しいか…?」
主人公「いや死ぬと悲しいと云うよりHP&MPの3割ボーナスが無効になっちゃうのが悲しい!!」
声「相変わらず自分の事しか考えてないんだね……」
註:仙獣は本当の意味では死なない。もともと仙獣は仙獣界の存在で、この世界では本来実体のない
とこに仙丹で作った身体を依代にしてるので、物理的に死んでもまた仙丹を使えば簡単に復活するので、
あまりこだわる必要はない。そして、着いた場所は、溶岩の池に囲まれた盆のような場所だった。
生きる物何ひとつない炎の湖の孤島、ただ立っているひとつの石像。龍の石像だ。
ソレは、主人公が近付くと、石像であることをやめた。闇のように黒い龍。彼は笑う。先刻の声で。
黒い龍「ひさしぶりだね…待った甲斐があったよ。石化して、時を待ったのさ。君に再会したい一心でね。
…石となっても、千年の時は永かったよ」
主人公「再会!? なんの話しだよ!! 千年前の知り合いなんて俺にはいねーぞ!」
黒い龍「ククッ…『まだ』知らないだけさ。すぐに分かるよ!」
戦闘開始。今度はこっちが秒殺!
主人公「う…うう、さすが強制敗北シナリオ…アクマイト光線並に容赦ないぜ。ガクリ」
註:シナリオ2終了後にまた挑むと今度は勝てるようになってます。
黒い龍「平行世界に行く予定だったよね。今度こそ送ってあげるよ…バラバラにしてね」
三界老師「そうはさせん! 今助けてやるぞ!!」
老師乱入。しかし、一撃で倒される。  
老師「ぐはっ!」
黒い龍「後で彼を助けでもされたら厄介だから、石にでもなってもらうよ」
老師は龍に一撃で倒され、殺されこそしなかったが龍の気まぐれで石にされてしまう。
主人公「老師ー!!」 
黒い龍「心配しなくても平行世界で会えるさ」
主人公「平行…世界…?」
黒い龍「そうさ…天の陽気よ。地の陰気よ。我に集まりて力となれ」
薄れ壊れてゆく意識の中、龍の声だけが妙に明瞭に聞こえた、気がした。
「…天封呪」
…そして主人公は、この世界から消滅した。

主人公:まだまだ見習いの洞仙。お茶目で軽くて脳天気、さらにトラブルメーカー。
自業自得でパラレルワールドをさまよう羽目におちいる。

386 シナリオ3「仙獣のたまご」その一 sage03/12/1701:59ID:al3Z7Q5D
さて主人公が「天封呪」という名の呪文で送られたそこは、先刻まで仙窟を作っていた洞天福国に変わりはなかった。
国立図書館があるべき場所に武楼庵とか云う寺があるなど、見慣れた光景に少しずつ紛れ込んだ違和感。
そう、上ることしかしらない坂を自転車で滑るように下りたときに広がる世界!(単に視点を変えただけ)
ま、そんなことはともかく、あてもなくさまよっていた彼の前に、見慣れた姿が目に入る。
そう、それは主人公を助けに来た癖にあっさり黒い龍に返り討ちにされて、今は石として静かな余生を
送っている老師の姿だ。喜びのあまりダッシュで老師に殺到する主人公。
いつもこのくらいはやければダンジョンでも無駄な時間を使わずにすむのに……
主人公「老師!! 龍倒して助けに来てくれたんですね!!」
三界老師「ほわー? どなたじゃったかのう?」
主人公「あっはっはまたボケてますね!! まったくもうこんな可愛い弟子を忘れるなんて!!」
どこが可愛いのか小一時間(以下略 
なお、この三界老師はあくまでこの世界の三界老師なので、主人公の事など全く知らないことは言うまでもない。 
老師「いきなりなんじゃお主!? だいたいわしはここ10年弟子はとっておらんぞ!! 
ちなみに今年が何年だかは知らんぞ!!」
主人公「だって老師…洞仙の三界老師でしょ? 弟子の顔とか家の場所とか5分前に夕食食べたという事実とか
なんでもかんでもすぐ忘れるボケ老人の」
三界老師「ぬう…言い返せんと云う事実が厳然としてここにある!! どうやら訳ありのようじゃの」
途方に暮れる彼に、老師はここで会ったのも何かの縁ということで、改めて主人公を弟子にしてくれるのだった。
そして、元の世界に帰るための手がかりを探しつつ、修行に明け暮れる毎日。…しかし、手がかりはようとして
見付からないまま、3年の月日が流れた。3年。3年あれば天下一武道会が一回開催できるというくらい貴重な
時間である。ともあれそんな折、老師が3年前にふたりが出会った洞天福の龍脈がおかしなことに
なっているから仙窟作って直してこいとのこと。てなわけで久々に訪れたそこは、3年前とはうって変わって
荒れ地と化していた。
窟子仙「うーん…確かにかなり大地のエネルギーが弱まっていますね」
主人公「またお前か!」
さくらが登場するまで、主人公のお供はデフォで鼠と決まっているのである。
デフォルト設定に逆らっても仕方ないので、仙窟に入るやまずは馬明仙を召喚。
ちなみに馬明仙の能力はエネルギー運搬、仙丹運搬、部屋修復。やはり窟子仙は必要ない。
窟子仙「なんでいつも高コストな彼女を呼ぶんですかー!?」
主人公「いいんだよ。俺は常にまず馬明仙召喚するんだー!!」
なお、仙獣には召喚に必要な仙丹数があり窟子仙3に対して馬明仙24。序盤ではとてもきつい。
彼女が倒れるとそこで仙窟の息の根が止まる。そんなこんなで、龍穴炉の部屋に入った主人公。
部屋の片隅に妙に大きな卵があるのを発見します。
どれほど大きいかと云うと窟子仙サイズかソレ以上。ちなみに窟子仙は身長60cmで体重が10.3kg。
馬明仙は160.8cmの110.7kg。カオスシードのパーティー構成は四人だが、馬明仙はそのうち二人分を占める
サイズの持ち主である。太っている言う無かれ!



387 シナリオ3「仙獣のたまご」その一 sage03/12/1702:04ID:al3Z7Q5D
馬明仙「何の卵かなー」
主人公「フッ、これは仙獣の卵だな!! なぜならシナリオタイトルが『仙獣のたまご』だからだ!!」
馬明仙「別に召喚できるのだけが仙獣の全てじゃないでしょ…。それにしても、この卵、妙な気配がする」
そこに掛かる謎の声!!
声「洞仙様…」
主人公「なんだ!? 龍か!?」
声「誰ですかソレは。私は我が王を守護する者、神無(かんな)です」
なんでも姿無き守護者神無の云うに、この卵は神無の主人が転生した姿で、彼の復活…孵化と云うか、
ソレに大地の陽気が必要なのだという。「もしやこれがエネルギーを奪ってるからここの大地はこんなに
弱まってるのでは?」と聞くと、神無はそれを否定する。大地の衰えは自然の摂理、潮が満ち引き、
川が流れまた枯れ、四季が巡るように、大地もまた生きているゆえに…だそうだ。
神無「復活に必要なエネルギーはほんの少しなんです…が、今やそれだけの陽気もありません」
主人公「…まあ置いておくだけならいいか。どっちみち大地復活させなきゃだし」
卵を守ってくれれば、見返りに天封呪のことについて教えてくれるという。天封呪を破って元の世界に帰るのが
目下の目的ゆえ、この条件は主人公に悪くはない。
神無「というわけでお任せします…」
そして、神無は去った。
主人公「さあいきなり卵壊すか!! これ壊せば以降シナリオ侵入者は入ってこなくなり、
すっごいラクなんだぜ、ひゃっほう!!」
窟子仙「駄目ですー。これは真実を求めるためのルートですから卵をこわしちゃ駄目ー!!」
主人公「冗談だよ……」

389 シナリオ3「仙獣のたまご」その三 sage03/12/1703:25ID:al3Z7Q5D
その日の武楼庵(この世界の洞天福国にある寺)は朝から騒がしかった。
寺に安置してあった、封印球と呼ばれる、危険なモノが封印された仙宝が忽然と消え、しかも
どうやらそれは洞仙の仙窟にあるらしいとのこと。
大僧正「なるほど…今回の騒ぎの裏には洞仙が関わっていたというわけですか」
坊主A「大変なことになりましたな…万が一封印球が損なわれるようなことがあれば」
坊主B「うむ! この寺の観光収入がソレはもうがっくんと減ってしまいますぞ!!」
坊主A「そんな問題じゃないだろ!!」
大僧正「ともかく早急に対策を練らねばなりません。雷漢殿に連絡を」
まさか例の預かり卵が当の怪しいブツとも知らず、主人公は今日も今日とて仙窟の整備に余念がないのであった。
主人公「さて、部屋の説明がてら今回はアイテム掘削部屋を作ろうと思う!!」
馬明仙「その意見には賛成。私、武器:木のスコップなんてやだし」
主人公「でもあんたスコップだろうが短剣だろうが槍だろうが「ひゃくれんてんきゅう」撃つか後ろ足で蹴るしか
しないじゃん」
馬明仙「サブが多彩な攻撃法持っててどうすんのよ! あなたと一緒にしないで!!」
掘削部屋とは文字通り掘って削る部屋なのだが、では何を掘って削るのかというと、アイテムである。
そう、この世界、アイテムは地中に埋まっててソレを掘っているのだ。アイテムが土中に埋まってるといううのは
かなり違和感ある概念なのだが、気にしては負けである。まぁ、仙丹で仙獣の肉体を形作るように、
掘り出すアイテムも掘り出すのに使われた仙丹が何らかの理由でアイテムに変化するのだろう。
そうとも思わなければ、掘り出された「桃まん」と「肉まん」を使えない。
さて、ここで穴掘って新たに掘削部屋をつくろうとするが、なんと部屋ポイントが
足りないので作ることができない。仕方ないので龍穴炉にエネルギーを振り込む。
ここでまた新しい用語が出てきたが、部屋や通路を作るにはポイントが要る。例の経済の例えで云うなら
金払うことで土地取得(貸し出し)の許可を取るようなもので、龍穴炉にエネルギーを入れることでポイントを得、
より多くの部屋を作れるようになるのだ。そして4000振り込んだ瞬間、「そのとき地上では…」のテロップと共にシナリオ侵入者のデモが始まる!! 
先陣を切る侵入者は洞天福国女隊長、東天転(とうてんてん) 女、ビジュアル的に男装した女
なので、筆者には男にしか見えない。ちなみに、声は手塚ちはるという方らしい。
天転「…やっと着いたぜ…やいやい洞仙、神妙にしろ!!」
主人公「遅かったなテンテンちゃん」
天転「なに!! オレを知っているとはさてはお前オレのファンか!! ならばオレの強さもようく知っているはず
!! おとなしくお縄に付いたら今ならもれなくオレのサインをやるぞ!!」
主人公「ハッ!! あんたの底の知れた強さはようく知ってるとも!! 俺に負けて泣きべそかいて逃げだしたのもう忘れたのか!?」
天転「はあ…? オレが泣きべそ…? 何の話しだ」
主人公「あんたに覚えが無くても俺にはあるのさ」
天転もやっぱりあくまでこのそして次なる侵入者は林玲蘭(りんれいらん)、その名も悪名高い賞金稼ぎの仙術使いだ。
でもやっぱり秒殺。実のとこ20レベルの泰山方士と甘水兎仙(それぞれ亥&卯の陰属性)に良い装備させておけばたいていの侵入
者は倒せる。で、へろへろになりながらそれでも龍穴炉に来た彼女は、なんでも洞仙を倒しに来たのではなく、例の卵が目当てだという。
玲蘭「何がまさかよ!! そんなんじゃなくて、単に武楼庵から盗まれて取り返した者に賞金いっぱいって云う仙宝がソレかもなのよ。
ちょっと調べさせてね。」
註:主人公「ぬうソレは確かにハイカラな…あっこら高度な話術テクニックで煙に巻いておいた上で勝手に卵を調べるな!!」
で、勝手に調べた玲蘭は、しかしこれが封印球と云うのは武楼庵の勘違いで、ただの仙獣の卵だと云う。そんななんでもう戦うこともないと、
玲蘭は帰ろうとするのだが…。


390 シナリオ3「仙獣のたまご」その三 sage03/12/1709:49ID:al3Z7Q5D
>>389を寝ぼけながら投稿したらやっぱり間違えていた。御免よ。この>>390が正しいということで。
その日の武楼庵(この世界の洞天福国にある寺)は朝から騒がしかった。
寺に安置してあった、封印球と呼ばれる、危険なモノが封印された仙宝が忽然と消え、しかも
どうやらそれは洞仙の仙窟にあるらしいとのこと。
大僧正「なるほど…今回の騒ぎの裏には洞仙が関わっていたというわけですか」
坊主A「大変なことになりましたな…万が一封印球が損なわれるようなことがあれば」
坊主B「うむ! この寺の観光収入がソレはもうがっくんと減ってしまいますぞ!!」
坊主A「そういう問題じゃありません!!」
大僧正「ともかく早急に対策を練らねばなりません。雷漢殿に連絡を」
まさか例の預かり卵が当の怪しいブツとも知らず、主人公は今日も今日とて仙窟の整備に余念がないのであった。
主人公「さて、部屋の説明がてら今回はアイテム掘削部屋を作ろうと思う!!」
馬明仙「その意見には賛成。私、武器が木のスコップなんてやだし」
主人公「でもあんたスコップだろうが短剣だろうが槍だろうが「ひゃくれんてんきゅう」撃つか後ろ足で蹴るしか
しないじゃん」
馬明仙「サブが多彩な攻撃法持っててどうすんのよ! あなたと一緒にしないで!!」
掘削部屋とは文字通り掘って削る部屋なのだが、では何を掘って削るのかというと、アイテムである。
そう、この世界、アイテムは地中に埋まっててソレを掘っているのだ。アイテムが土中に埋まってるというのは
かなり違和感のある概念なのだが、気にしては負けである。まぁ、仙丹で仙獣の肉体を形作るように、
掘り出されたアイテムも、掘り出すのに使われた仙丹が何らかの理由でアイテムに変化するのだろう。
そうとも思わなければ、掘り出された「桃まん」と「肉まん」を使えない。
さて、ここで穴掘って新たに掘削部屋をつくろうとするが、なんと部屋ポイントが
足りないので作ることができない。仕方ないので龍穴炉にエネルギーを振り込む。
ここでまた新しい用語が出てきたが、部屋や通路を作るにはポイントが要る。例の経済の例えで云うなら
金払うことで土地取得(貸し出し)の許可を取るようなもので、龍穴炉にエネルギーを入れることでポイントを得、
より多くの部屋を作れるようになるのだ。そして4000振り込んだ瞬間、「そのとき地上では…」のテロップと共にシナリオ侵入者のデモが始まる!! 
先陣を切る侵入者は洞天福国女隊長、東天転(とうてんてん) 御年25であられる女、ビジュアル的に男装した
女の外見なので、筆者には男にしか見えない。ちなみに、声は手塚ちはるという方らしい。
天転「…やっと着いたぜ…やいやい洞仙、神妙にしろ!!」
主人公「遅かったなテンテンちゃん」
天転「なに!! オレを知っているとはさてはお前オレのファンか!! ならばオレの強さもようく知っているはず
!! おとなしくお縄に付いたら今ならもれなくオレのサインをやるぞ!!」
主人公「ハッ!! あんたの底の知れた強さはようく知ってるとも!! 俺に負けて泣きべそかいて逃げだしたのもう忘れたのか!?」
天転「はあ…? オレが泣きべそ…? 何の話しだ」
主人公「あんたに覚えが無くても俺にはあるのさ」
天転もやっぱりあくまでこの世界の天転なのである。主人公の仙術の前に膝をついた彼女は、負け惜しみを言いながら撤退していった。
そして次なる侵入者は林玲蘭(りんれいらん)、その名も悪名高い賞金稼ぎの仙術使いだ。
ちなみに、声は鼠の中の人と同じ。彼女も秒殺。実のところ20レベルの泰山方士と甘水兎仙(それぞれ亥&卯の陰属性)に良い装備させて
おけばたいていの侵入者は倒せる。これを仙窟内撃破と呼び、達成したプレイヤーはシナリオ侵入者が落とす宝箱をゲッツできるのである。
で、へろへろになりながらそれでも龍穴炉に来た彼女は、なんでも洞仙を倒しに来たのではなく、例の卵が目当てだという。
玲蘭「単に武楼庵から盗まれて取り返した者に賞金いっぱいって云う仙宝がソレかもなのよ。
ちょっと調べさせてね。」
主人公「こら、勝手に卵を調べるな!!」
凄まじい早業で、卵に手を掛けて勝手に調べた玲蘭。しかし彼女はこれが封印球と云うのは武楼庵の勘違いで、
ただの仙獣の卵だと云う。そんななんでもう戦うこともないと、玲蘭は帰ろうとするのだが…。
ここで見逃すか、見逃さないかでエンディングが変わるのである。ちなみに、筆者はずっと見逃さない方が正規
ルートなんだと信じていた。これを書くために自分のプレイ記録を読むまでは……。



391 シナリオ3「仙獣のたまご」その四 sage03/12/1711:56ID:al3Z7Q5D
ははは。すんません。エンディングをばらすスレに誤爆してますた。どうりでおかしいと思った……すまない。
(続き)
いきなりだが、主人公の攻撃パターンは三つある。小攻撃、中攻撃、大攻撃。
小は連打と小回りが利くが威力は低い。中は連打が効かないが、攻撃時に格ゲーで言う無敵時間が備わる。
大は小ほど連打が効かないが、威力の高い攻撃をバンバン出せる。
ちなみに、ノーマル時の主人公は、巻物でなぐる(小)。ヨーヨーで攻撃する(中)。火を噴く(大)の3つであり、
装備によって変わっていく。武器は刀から槍まで色々あるが、主人公が装備できるなかでは巻物、刀、錘、槍
の順でオススメしておく。ちなみに、筆者は槍にこだわるプレイヤーである。槍の利点は長いリーチをいかした
小攻撃。シナリオ侵入者と一対一なら相手が誰だって負けないぜ。ボス戦では工夫が必要なのがアレですが。
玲蘭の後には侵入者もなく、順調に最後のエネルギー(計10000)を入れることができた。
馬明仙「あら? ちょっとちょっと……」
主人公「なんすか、姉御!」
馬明仙「だから、姉御は止めなさい、と。ところで、攻略本に書いてある8000円の男『雷漢将軍』はまだかしら?」
主人公「ああ、これは正規ルートっすから、あのおっさんの出番はまだ先ですよ」
閑話休題:筆者が愛用しているのは講談社刊の攻略本であるが、この本ミスが多いらしい。愛読しているので
筆者は気付かなかったが。徳間書店版は取扱説明書では紹介されてるのだが、出なかった。徳間が作った攻略本は
残りませんねぇ(爆) なお、設定資料集はソフバンから出ているのでまだ買えるはず。ただ、値段相応とは言い難し。
なんか、カオスシード関連グッズはそんなのばっかりだな!本編へ→
これで大地は復活する…のだが。例の謎の声が龍穴炉に響く。
神無「洞仙様!! 我らが王をいったいどうされたのです!!」
主人公「あ? 卵ならここにあるじゃん」 
と、確認しようと卵に手を触れると、ソレは軽く弾けて割れた。中は既に空っぽである。
主人公「うわーお、ミスターマリックも吃驚の驚愕の手品!」
窟子仙「そうじゃなくて!! 卵自体をすり替えられたのですよ!!」
神無「どうしてくれるんですか!!」
中に紙片が入っており、なんでも玲蘭が調べたときに卵をすり替えて行ったらしい。
しかしあんなでかい卵をどうやってすり替えたと云うのだ。主人公とプレイヤーの目は節穴か! 
主人公「くそうあの女…次会ったらタダじゃおかねえ。平行世界の彼方まで追っかけてやる…」
初めてプレイヤーと主人公の気持ちが一体化した瞬間である。卵の行き先はわかっている。
武楼庵から盗まれた、取り返したら賞金といっていた以上、元の場所に戻されたことは想像に難くない。
飛天功で主人公は洞天福の街へと向かった。
主人公「あれ? この笛の音は…」 
そして運命の人が君を待つ!彼の耳に聞こえてきたのは、懐かしい笛のメロディー。
それは、この世界では彼以外知る人はいない、元の世界の三界老師が創った笛の曲だった。
笛の音に導かれるまま、ある家に辿り着く。そしてそこで出会ったのは、これまた懐かしい顔。
そその少女は3年前、この世界に飛ばされる前に洞天福の山道で出会ったさくらだった。
ここから話が交錯していきリンクも多くなっていくのだ。 
主人公「君は…!!」
さくら「あなた主人公! やっと迎えに来てくれたのね!!」
主人公「は!? それはときメモSSの主人公達です。貴女は誰? 私は誰?」
さくら「何わけのわからないことを言っているのよ!」
主人公「いや、迎えにというのがよくわからんのだが、アンダスタン?」
彼女の説明によるとに、初めて会ったその日から2年後に再びふたりは出会い、一緒に仙窟を作っていたのだが、
なにかが起こって彼女だけがこの家の前に飛ばされてきたのと言う。
それが1年前で、以降この家に置いてもらっているという。



392 シナリオ3「仙獣のたまご」その四~その五sage03/12/1711:59 ID:al3Z7Q5D
さくら「それから…きっとあなたが迎えに来てくれると信じて…あとこの家の人たち見ず知らずの他人に食事から部屋まで
与えてくれるほどのお人好しで私何もしなくてもいいし、こんないいカモ居るなら自分から探し行くよりここに居た方が
ぜったいラクだと思って待ってたんだけど…あの二人で仙窟を作った楽しい日々を忘れちゃったの?」
主人公「ほとんど原文そのままかよ! (シナリオライター屈折しすぎ!)
たぶん君の知ってる俺は『この世界の俺』なんだと思う。俺は君を迎えに来た訳じゃない。武楼庵に行く途中なんだ」
そう、主人公から見ればこの世界はあくまで異世界。笛の曲や、3年前の記憶が共通していたりするのが少し引っかかるところだが…
主人公は3年前出会った直後にこの世界に飛ばされて以降ずっと老師の元で修行していたわけで、さくらと一緒に仙窟を作ることはできないのだ。
さくら「武楼庵に…戦いに行くの…? なんで? 話したら分かり合えるかもしれないのに!!」
主人公「は! 愚問だな、ベイビー。ボクサーがボクサーを殴るように、別に俺だって戦いたくて戦ってるんじゃないさ」
さくら「私の知ってるあなたと同じことを言うのね…。私…またあなたを止められないのかな」
主人公「…また?」
我々に伺い知れないところでまた新たな因果がいつの間にか生まれたらしい。ともあれ、ヒロインの見送りを受けて主人公は強敵の待つ
寺へ向かうのであった。どうでもいいけど、一発変換でテラ(地球)が出てきた。なんでだかわからん。

主人公「とはいえ…さっき武楼庵閉まってたんだよなあ」
そう、先刻行ったときは入口前に居たおっさんが「私は誰かと話しでもして時間まで待とうと思っています」と、
プレイヤーに親切に教えてくれるのだ。ということで、もうしばしうろつくことになる。そこで敵の
兵舎を発見。情報を求め、「スネーク! スネーク!」と不穏なことをぼやきつつ、兵舎に侵入!!
兵士A「妖獣3」
主人公「うをッ!? なんだ人間かこいつ!?」
兵士B「うらぎり」
実はここはウンドルームで、兵士に話しかけることでいろいろなBGMが聴けるのだ。
ちなみにいちばん入口に近いとこに居る兵士に話しかけて01を選ぶといきなりバグってリセット
押すしかなくなるので気を付けたし。私など初めて入った時ずばりいきなりソレを選んでしまい、
一年前に友人に聞くまでここを罠ルームだと思っていた。
主人公「じゃーな、期せずして俺は愛用することなくこのゲームから去っていったが、サウンドルームよ、達者でな」
兵士C「ヒロイン悲しい」
扉が開いたので武楼庵に突入。もともと観光客の来る寺院なので、参拝者を装っていれば別に見とがめられることはない。
しかし妖しい目つきの悪い仙人が入ってきたら怪しいと思わないのだろうか。巻物背負ってるんだぜ!
ちなみに仙人は瞳孔が四角いので一般人と見分けが付くらしい。
とはいえ、普通参拝者の入れない区画まで侵入すると、さすがに「曲者!!」「侵入者だ!!」
「くらえ! おれたちのバトルフォーメーション!!」「アタック!!」などと戦闘に突入することになる。
主人公「ふぅ…ザコでも数が多いと…む!? この気配は!?」
その先に居たのは!! 数人の兵士に囲まれた中、明らかに格の違う髭をたくわえた鎧武者がひとり!!
主人公「関帝様! おら賽銭泥棒じゃねーだよ!」
武者「誰が関帝様だ!! おそれ多い!」
彼こそが洞天福国将軍、劉雷漢(30才/声:屋良有作)だった!!
主人公「は! 貴様が超人強度八千なら、俺は超人強度一万だぜ! 卵を返してもらう!」
雷漢「そうか…貴様が例の洞仙か。ここで決着だ」
空斬連発! あっというまに沈む将軍。
雷漢「貴様、それでも男か。男なら黙って刀装備で大攻撃!」
主人公「いや、空斬の方が強いし」 


393 シナリオ3「仙獣のたまご」その五 sage03/12/1712:02ID:al3Z7Q5D
ちなみに、空斬は円盤状の空気の塊を飛ばして相手を切り裂く基本の仙術の一つなのだが、
部屋の壁や画面の端にぶつかると、ブロック崩しのボールのように跳ねてくるのだ。
しかも、敵に当たってもすぐには消えない。これを連発するだけで、シナリオ侵入者と大抵のボスは抹殺できる
恐ろしい術なのである。基本だからといって舐めてはいけない。最も、通路ではあまり使えない。

そして、先へ進むと、ひとり卵に封印をしている大僧正が居た。問答の末、主人公が
「卵と引き替えに教えてもらう情報がある」と云うと、大僧正は交渉の構えを見せる。
大僧正「その情報とやら…私が教えれば、退いてもらえるか? 背に腹は代えられんでな」
主人公「…条件を飲もう。実は俺『天封呪』の」
大僧正「それはできん!!」
はや! しかし、主人公は何も知らないズブの素人だから、適当に嘘をついて引き払ってもらえばいいのに。
聖職者は嘘がつけないのか! ともあれ、主人公もそんなんで納得はしてくれない。
大僧正「かくなる上は実力で排除してくれる!!」  
主人公「喧嘩上等! 突き突き突き突き突き突き、面ーん」
で、戦闘はあっさり片付いた。槍の長いリーチの突きを前に大僧正は屈した。
卵を手にし、神無や仙獣の待つ仙窟へと戻って行く主人公の背に深い憎悪を込めた視線を送り、
傷つきながらも大僧正は次の策を練る。数刻後。騒ぎを聞きつけてやってきた坊主たちを集め、
大僧正は静かに語る。
大僧正「封印球をこのまま放置しておくのは余りに危険です。かくなる上は…」
坊主A「ついに禁呪を使うときが!!」
災いを別次元(平行世界)のしかも過去に送って後は野となれ山となれという非常に最低な時天封の術である。
大僧正「わし、悪役なのか?」
筆者「小悪」
それはともかく禁じられた呪文ゆえに大僧正は主人公に「天封呪」の事を教えるわけにはいかなかったのだ。
因果と時空をかき乱し、世界の理を壊す術。自分で使ったら意味ないじゃん!というツッコミは無駄。
大僧正「天の陽気よ。地の陰気よ。我に集まりて力となれ…時天封!」

一方、仙窟。
主人公「ただいま!! 卵取り返してきたぜ…って、神無は?」
馬明仙「さあ…いなくなっちゃった」
主人公「は…? いや…いなくなったって…ヘイ! 神無、たまごが、ある、ぜ~!」
しかし、しばらく待っても神無の戻る気配はない。そして、大僧正の「時天封」によって、卵に光が集まり…
その光と共に、卵は仙窟から消えた。平行世界の彼方へ。
主人公「あれ、卵まで消えた!? 俺の立場って一体!?」
立場なんてありません。ちなみに神無、なんで消えたのかはゲーム中では言及されないのでホントに判らない。
カオスシード最大の謎である。なお、この卵が、シナリオ7『因果応報』への伏線です。

こうして洞天福の大地は復活した。老師に云われた仕事を果たした主人公は帰路に就き、
また天封呪の謎を解く旅に出るのであった。シナリオ5「大地の樹」へ続く。




405 シナリオ3「仙獣の卵」アナザーエンド sage03/12/1720:37ID:al3Z7Q5D
>>390から続くアナザーエンド
馬明仙「どこがアナザーなのよ!」
主人公「卵←このへんがアナザー」
窟子仙「漢字にしただけじゃないですか!!」
主人公「ま、なにはともあれ、玲蘭、ちょっと待てや!」
たまごを取り戻しに来ておきながら誤解だったわごめんと言い残して帰ろうとした林玲蘭(りんれいらん)を、
主人公は呼び止める!!
筆者「へぼで鈍感な主人公の目をごまかせても、私の目はごまかせん。ここに選択肢で見逃す見逃さないの二択が出るのだ!」
主人公「てか、誰だよ、あんた! 確かに俺は鈍感だよ、殺意と敵意以外の感情に鈍いさ。でもへぼじゃねーよ」
玲蘭「鈍感は認めるの…あ」
主人公「へぶあー、こいつは虫類だったのか!!」
立ち止まった玲蘭の服からころんと転げ出てくるたまご。そう、玲蘭はは虫(以下ry
玲蘭「生まないわよ失礼な!! これは純粋に私が先刻調べた時にすり替えた本物のたまごよ!!」
主人公「よっしゃ、俺の槍がうなるぜ。ユリア、もといたまごをかえせよ、アータタタタタタ」
実力行使で玲蘭を追い返し、たまごを守る。玲蘭によればこのたまご(封印球)、
昔大暴れした妖獣が封印されているもので、ひとつ間違えて封印をとかれて復活されでもしたら
そりゃもう大変だと地上の武楼庵では大騒ぎになっているらしいのだ。
そして、大地を復活させるためのエネルギーを通算8000円振り込んだとき、次なる侵入者が現れる!! 
兵士達を引き連れ、仙窟に乗り込んで来たのは立派な髭を蓄えた鎧武者だった。
劉雷漢「貴様が洞仙か?」
馬明仙「来たわね、8000円の男!」
劉雷漢「なんじゃそれはー!」
雷漢もまた、たまごが目当てでここまで来たのだ。
主人公「これは俺が責任を持って預かった物なんでな…」
雷漢「責任を持って、だと…? もしその中から世界を滅ぼす妖獣が現れ、うっかり育ててしまった結果
血で血を洗う三角関係に発展してバッドエンドになったあと、更に千年の時を超えて襲われたりしても
貴様は責任を取れるのか!?」
主人公「豪快にネタバレすんなよ! とにかく、ネタバレするお前らの言うことなんか割と微妙に当てにならん!! 
このたまごからは邪気は感じないしな」
この因果に導かれるストーリーは「因果応報」で明かされる。なんにせよ、今は雷漢の撃退である。
今回は巻物を装備して破斬連発! 巻物の恩恵でアップした知力の結果、パワーウェーブがパワーゲイザーに
バージョンアップ。雷漢もその部下も寄せ付けない水も漏らさない鉄壁の防御。
註:破斬とは、空斬と並ぶ基本的な仙術の一つである。最初は一つしか衝撃波の柱をとばせないが、知力の
向上とともに、柱の数は増えるわ、威力はあがるわ、連発できるのでえらいことになる。
こうして、雷漢も追い返し、最後のエネルギーを振り込むと、再び、姿無きたまごの守護者神無(かんな)が
現れた。
神無「最後まで我が主人を守ってくださってありがとうございました…さて『天封呪』について教える約束でしたね」
主人公「そうそう、頼むぜ」
「天封呪」によってこの世界に飛ばされてきた主人公の存在はオリジナルからすれば「影のかけら」にあたる。
元の世界にはオリジナルたる主人公はもはや存在しない。が、この世界も含む無数の平行世界のひとつずつに、
無数の「影のかけら」…別の主人公が居る。要するに「天封呪」とは、対象を世界から消すのみならず、
加えて無限の苦しみを与える術なのだ。もう嫌がらせ以外の何でもない。
主人公「…別の世界にも俺が居る…?」
神無「ええ。そしてそれを破る術の名は、『時封呪』。『天封呪』は『時封呪』でしか破れません。どちらも古代の禁呪ですから、
使い手を探すのは難しいでしょう…が、貴方程の力を持った者なら、他の世界の貴方もそれぞれ、元の世界に戻る方法を探しているでしょう」
神無も、「天封呪」の使い手については心当たりがあるそうなのだが(たまごの中身)、「時封呪」の使い手については知らないらしい。
結局、シナリオ6の主人公が誰より早くそこに辿り着き、全てをキャンセルし、主人公が平行世界に居たと云う
事実すら消してしまうのだが……。
神無「それでは、私は元の世界に帰ります。このご恩、けして忘れません…」
主人公「ああ。グッバイ、神無」(←バル公じゃねーからな/笑)
言い残し、たまごと共に神無の気配も消える。行く先は仙獣の世界らしい。かくして洞天福の大地は甦り、
主人公は「時封呪」の使い手を探す旅へと出掛ける…。 


406 シナリオ5「大地の樹」の前に。 sage03/12/1721:44ID:al3Z7Q5D
さくら「最初に注意しておかなきゃなのですが、シナリオ3『仙獣のたまご』、4『杞人之憂』、5『大地の樹』、6『封印の門』の
4シナリオは、それぞれ一話完結となっております。つまり、『天封呪』によって飛ばされたそれぞれの
平行世界での、それぞれの主人公の話し…ということで、前回からは話しがつながってません。
直接つながってるのは「最初の仙窟」で龍に飛ばされる場面からです」
主人公「あれ…? でもなんで今回『大地の樹』? 『杞人之憂』は?」
窟子仙「シナリオ4は本筋にからまないので筆者は飛ばすことにしたそうです」
主人公「そうかって、またお前か、鼠!」
窟子仙「ひ、ひどい。なんでそこまで僕を邪魔者に」
主人公「巡回にまわしたらエネルギーを食うから、俺のお情けでパーティーにいれておいたら、
侵入者相手に面白いことばかりしゃべりやがって。エネルギーならまだしも主人公様の活躍を食うんじゃない!」
ネズミ君、実は侵入者との会話に割り込みツッコミいれまくりで面白かったりするのです。
だてにピカに似てません!(爆) さすがに同族にアイドルが一杯いるだけのことがあります。
主人公「いやしかし正直なところ、ターンが始まるたびに繰り返し『仙窟が狭い』と言われるとつい
殺意がわくな…」
窟子仙「そんな殺生な」 

「仙窟が狭い」と云われても、必要なとき以外仙窟はいかに狭く、いかに管理しやすく、いかに機能的に
作るかである!! 無駄に広く作ると1ターンでまわりきれないので管理に疲れるだけ。
なお、筆者は基本的に生産・練丹・練丹・索敵(=玉皇宝華)・召喚の5部屋+階段部屋だけでクリアする。
暇があれば攻撃部屋もつくるが、たいていゲームの終了間際に作るので意味がない。なお、
倉庫部屋はここにアイテムを納めておけば、他のシナリオで今まで手に入れたアイテムを使える便利な部屋だが、
作れないことが多かったりするので数にいれない。階段部屋は龍穴炉に続く部屋のことで、これだけは外すことは
できない。


407 シナリオ5「大地の樹」その一 sage03/12/1722:07ID:al3Z7Q5D

さて「天封呪」によってこの世界に飛ばされてきた主人公は、偶然にもこの世界の三界老師に助けられた。
やはり平行世界だけあって元の世界の縁とか絆とか赤い糸とかも通用するのだろう。
そして、ある日主人公は「天封呪」に関する情報のことで呼ばれ、老師の家を訪れた…。

主人公「では、『天封呪』のことを知っている人が居る…と?」
三界老師「ま、人じゃあないんだがな」
主人公「?」
三界老師「木じゃよ。大聖樹と云う意思持つ大樹じゃ」

師曰く「神代(いわゆる超古代文明の時代)から大地を見守り続けている大聖樹ならば、
「天封呪」のことも知っているかもしれない」らしい。

目的地は、ひどく荒廃した大地だった。そんな荒れ地に、思い出したようにぽつんと立つ木が大聖樹なのだが、やはり大地同様枯れかけていて
ひどく頼りない。主人公が呼びかけると微かに反応した。

大聖樹「…なんだ…?」
主人公「三界老師に云われて『天封呪』のことを教えてもらいに来たんだ」
大聖樹「 三界老師…お主、洞仙か…? ならば頼みがある…この大地を甦らせてくれぬか?」
主人公「お安いご用だぜ!! 手っ取り早いところで焼畑農業かませば一気に甦るさ!! ちょうどよさげな枯れかけの木もあるし!!」
大聖樹「…………」

ともあれ洞仙の使命は仙窟を作って大地を甦らせること。そこでやってきました龍穴炉(りゅうけつろ)。
毎度ながらここは龍脈の中心につながる井戸で、ここにエネルギーを振り込むと龍脈が活性化して大地が甦って地震が起こって
一般市民の皆様を、親父と雷以外の災害が襲うのである。ついでに鉄砲水。でも、なんで洪水がないんだろう。親父より洪水だろ?
さて、そこに部屋神が現れる。まず全ての部屋には風水の属性があり、必ず五行(火土金水木)のいずれかになる。
その部屋を守るのが部屋神であり、部屋の属性に対応する。今回出てきたのは水の部屋神だった。
主人公にねぎらいの言葉を掛け、美女は消えた。
水の部屋神「それでは、よろしくお願いします…」
主人公「 『仙獣のたまご』の世界の『俺』が『天尊聖宝書』とか『天尊破魔刀』とか揃えてくれたしな!!
倉庫部屋さえあれば大丈夫さ」
水の部屋神「あ、そういえばここ風水の関係で倉庫部屋は作れません」
主人公「何ィーッ!? おおお俺の『天尊界神槍』もッ!?」
水の部屋神「そんなものはありません」 


408 シナリオ5「大地の樹」その二 sage03/12/1722:23ID:al3Z7Q5D
主人公「まあ今回はネズミ君も居ないし、好き勝手に召喚できるぜ!! 来来・馬明仙ッ!!」
馬明仙「にーはお」
さあ、仙窟づくりにレッツゴー! 場面かわって地上では……

さくら「だからー、とにかく仙窟が謎を解くキーワードなの!!」
林玲蘭「でも仙窟ってもねえ…『天封呪』だっけ? そんな術聞いたこともないわよ」
さくら「それを調べるためにわざわざお金さえ払えばなんでもすると評判のあなたを雇ったんじゃないの!! 
とにかくここの洞仙さんに話しを聞きますからね!!」
玲蘭「むー」
註:前回も書きましたが、「仙獣のたまご」の世界とこの「大地の樹」の世界は別の平行世界なので、
互いにストーリーや記憶はつながりません。倉庫部屋に入れたアイテムのみ共有可能。
そして仙窟……。主人公がエネルギーを振り込んだところで、テレポートして来たふたりの娘。「天封呪」のことを
調べている我らがヒロイン:さくらと、守銭奴賞金稼ぎ:玲蘭であった。
玲蘭「おじゃましまーす! ちょっとお聞きしたいことがありましてえ…」
さくら「! あなた主人公!!」
主人公「君は…ッ、誰!??」
さくら「何寝ぼけたこと云ってるのよ!! 私のこと忘れちゃったの!? ならば力ずくで!!」
主人公「ちっ力ずくで何を!? いや忘れてないさ、3年振りだろ? 俺がこの世界に飛ばされてくる少し前、
洞天福の山の中でネズミ君を見た瞬間、逃げていった女の子が君だ!」
さくら「そんな嫌な思い出しかた忘れてよ!! それだけじゃないでしょ!!」

ともあれ説明によると、さくらは3年前にダッシュ逃亡したその2年ほど後、なんかに困ってたとき主人公が助けて
くれたという(何に困っていたのかは記憶が無い) 当然、主人公にそんな記憶はない。3年前さくらと会った
シナリオ「最初の仙窟」の終わりに黒い龍の「天封呪」で飛ばされたのが、この主人公の経歴である。
主人公「そう云われてもなあ…俺あれからずっとこっちの世界に居たし…」
玲蘭「待って! あなたさっき『この世界に飛ばされてきた』って言ったわよね?」
さくら「! もしかして『天封呪』!?」
主人公「よく知ってるねそんな破斬よりマイナーな術。まあそれで俺今仙窟を作って、大地復活させるのと
交換に大聖樹に『天封呪』の情報教えてもらうつもりなのさ」

いつのまにかそういうことになっていたらしい。それはそれとして、さくらも目的は同じく「天封呪を破って元の世界
に帰ること」だ。この辺ゲームではあっさり流されているのだが、「彼女も(1年前に)『天封呪』で飛ばされてきた」
異世界の存在と云う事実は覚えておくといいかもしれない。私など最初プレイしたときは本当に訳が判らなかった。
突然「あなたの子供よ!」と見知らぬ女性に押し掛けられ、赤ん坊を突きつけられた気分である。 

まあこれで手掛かり見付けたってことで、玲蘭は契約完了、さくらを残して帰ることになる。しかし、
やっぱり主人公には、さくらに会うのは3年ぶりという記憶しかないし、プレイヤーも同じ気分である。
主人公「ごめん、俺ホントに覚えて…」
さくら「ううん、『天封呪』のせいだわ!! きっとあの術、都合良く記憶を改竄するような二次作用があるのよ」
筆者「そんな効果ありません」


409 シナリオ5「大地の樹」その三 sage03/12/1722:33ID:al3Z7Q5D
仙窟に自分で穴掘って作れる部屋は8種類だが他にもう1種存在する。
穴掘ってたら水道管にぶつかったりするように、仙窟作ってると勝手に出てくる階段部屋のことだ。
階段部屋からはさらに地下へ行け、その先に龍穴炉や地下ダンジョンが眠っている。
エネルギーを振り込むと、地脈が変動したとかで、階段部屋が出現。とりあえず確認に入ると、
幾つかの扉の奥に巨大な機械が眠っていた。未だ稼働し続けるそれは、半ば大地と同化している。
なんだかよく判らないものはとりあえず疑っとけば損はないと云う性格の主人公。
主人公「もしかして、この機械がエネルギー奪って大地を衰えさせた張本人か? 壊すか?」
さくら「相変わらず即物的ね……でも、ちょっと待って! この機械から大聖樹さんと同じような気を感じるの…」
主人公「それならとりあえず仙窟に戻って大聖樹に聞くか」
と、機械の部屋から出た途端、その扉が音を立てて閉まる!! そして、ふたりの前に現れる強大な力。
それはお姉さんに大人気なショタで受けなくせに、年に似合わない落ち着いた雰囲気をその身にまとう少年だった。
主人公「だっ…誰だ!?」
王蒼幻(わんそうげん)「あなたがここの洞仙ですか。私は王蒼幻と申します。ここは封印させていただきました」
主人公「なんたって封印なんかするんだ!! けど…洞仙と知っているなら封印の無意味さも知ってるだろ…? 何か理由が?」
蒼幻「ええ…洞仙に『解封呪』があるのは承知の上です。その理由をお教えしましょう」
ちなみに「解封呪」とは、龍穴炉にエネルギーが満ちていないと使えないが、冥界への門からどんな封印でも
開けることのできる洞仙の必殺技である。で、蒼幻の説明によれば、この機械こそが大聖樹の本体らしい。
地上にある木の部分と、地下のこの機械の部品から大聖樹は成り立っているのだと。
そして大聖樹とは、かつて荒れ果てたこの大地を復活させるために作られた機械と生命の融合体。
彼の働きにより、長い長い年月を掛けて大地は復活し、大聖樹は役目を終えた…が。
蒼幻「心持つがゆえに、彼は死を恐れ…そして、せっかく甦らせた大地から、またエネルギーを吸収して
しまった…あなたも大地を甦らす使命を持った洞仙なら判るでしょう。これ以上大聖樹に悪あがきを
させてはなりません」
主人公「だからって見捨てられるか!! それが本当だとしても、なんか方法はあるだろ!!」  
聞き分けの悪い主人公に、お灸をすえるべく蒼幻は大ボスの鳳凰を召喚する。
主人公「は! 大ボス中貧弱と名高いトリさんに負けるかよ! 亀でも連れてこいや!」
実際、トリは弱い。主人公の大攻撃一発で落ちる。

蒼幻「ふむ…ではもう少し様子を見てみることにしましょう」

言葉と不安だけを残して、蒼幻は消えた。

431 シナリオ5「大地の樹」その四 sage03/12/1822:12ID:Vs0y2gUg
そのころ地上の宿屋では、特にすることもなくぼーっとしている玲蘭を後目に、洞天福国の洞仙討伐部隊がテーブルで休んでいた。
兵士A「それで、ここの地下に洞仙が居るということで…」
女兵隊長:東天転(とうてんてん)「ハッ所詮ザコ、オレの敵ではないさ!!」
僧侶A「フッ…私も及ばずながら愛を説いて洞仙を改心させてやりましょう!! 例えばラヴビィーム!!(手から変な波動)」
兵士A「痛ッ!?(←当たるなよ)こっ…これが愛の痛みという物なのか!?」
そんな所にやって来たある客が、宿屋のオヤジに幾つかの質問をした後、納得したらしく彼は軽く礼をし、その場を後にする。
謎の客:伊邪那岐(いざなぎ)「…なるほど、仙窟ですか…判りました」
宿屋のオヤジ:劉雷漢(りゅうらいかん)「お気をつけて」
林玲蘭(りんれいらん)「あの人…結構できるわね…」
ここでアレっと思われる方も居るかもしれないが、この平行世界での雷漢は洞天福国の将軍でなく、単に武術の心得のある宿の主人に過ぎない。
さて、その仙窟の龍穴炉。先刻の王蒼幻(わんそうげん)の説明について問うふたりに、大聖樹は重い口を開く。
王蒼幻の云ったとおり、大聖樹は滅びに瀕したこの大地を復活させるため、今から数千年前に作られた存在で、
地下の機械は彼の存在を保つために必要不可欠なパーツだと云う。
主人公「なら…なんで今、この大地はこんな荒れてるんだ?」
大聖樹「私の力が及ばなくなったためであって、別に私がエネルギーを吸い取ってることとは関係ない」
さくら「じゃあ、あなたを治せば大地も甦るのね?」
大聖樹「それはもちろんだ。 しかしあれ(機械の部屋)が封印された今…私はもう長くはもたん。早く…早くしてくれ」
悲痛な言葉を言い残して、大聖樹の気配は消える。怪しいは怪しいが、とりあえず大地を復活させねば困るので、
仙窟作りを続けるしかない。と、そこへまた部屋神(仙窟の各部屋の守り神)が現れた。
今度はマーメイドな水でなく、細目の頭の良さそうな木の部屋神だ。
木の部屋神「王蒼幻に部屋を封印され、…なんと大聖樹の生命はあと数ターンしか保たないのです!!」
なんだってー(AA略) そう、現時点で「解封呪」が使えるようになる(龍穴炉が陽気で満たされる)までまだ
10000以上ものエネルギーを振り込む必要がある上、目下のとこ1ターンに振り込める量は1000までなのだ
(1~1000の範囲で好きな量を入れられる)。この最大量は倉庫部屋を強化すれば1500、2000…と増えていくのだが、
現状ではそもそも倉庫部屋が作れないので、1000ずつ入れても確実に10ターン以上かかる…。
木の部屋神「とはいえ、一回エネルギーを振り込むごとに2ターン寿命が延びるので」
主人公「1エネルギーでも2ターン。1000いれても2ターン。有り難みがあるのかわからん命だな……」
と、そんな時、龍穴炉の隅に出現する怪しい気配!! 例によって侵入者である!! 
今回やってきたのは先刻雷漢と話していた伊邪那岐(いざなぎ)と名乗る男だった。
伊邪那岐は死んだ妻を捜して冥界への道を求める東方出身の男だ。雷漢に話しを聞いてここに冥界の入口が
あるとの確信を強めたらしいが、そんなものはここにない。、しかし、伊邪那岐は聞き入れない。
他のシナリオでもそうだが、この男、とにかく人の話を聞かない。カオスシードでもナンバーワンの自己中である。
伊邪那岐「地上の樹は確かに古の存在。ならばここに冥界への道が隠されていても不思議ではありません…
隠し立てするならば実力で調べさせていただきます」
隠してないと言っても聞いてくれないので、倒す。伊邪那岐はそれでも諦めようとはしない。
そんな彼に大聖樹からの声が届き、彼を止める。(この時点で大聖樹が死んでいると強情な伊邪那岐と再戦闘)
大聖樹「お主の探している冥界への道は、もはやこの世界には存在せん…『時の監視者』ならばその願いも叶え
られたかもしれんが…それも、とうに滅びた。何を求めてかは知らんが、あきらめよ…」
伊邪那岐「ガ━━(Д;)━━━ン!!!!! ... !」
伊邪那岐は失意のうちに仙窟を後にした。
主人公「どうでもいいけど、樹がはやいうちに説明してくれたら、あいつも無駄な戦いしないですんだのにな」

434 シナリオ5「大地の樹」その四 sage03/12/1822:26ID:Vs0y2gUg
そして、次なる侵入者天転の洞仙討伐部隊。彼女は全然強くないので……こうなる。
天転「くそッ…!」
僧侶A「ええい何故私の愛の技が通用しないんだ!! かくなる上は伝説のエターナルラヴビィームしかないのか!?」
ここで、何時の間にか龍穴炉入口にやってきた雷漢が天転たちの助太刀に。これで百人力だッ! 
と意気込む天転だが、即座に返り討ちにされる!! 
天転「くそう…なんで勝てないんだ!?」
雷漢「負けたが、悔いはない。お主…名は何という」
負けを認めた雷漢たちは地上へ引き上げていった。着実に龍穴炉は復活へと近付いている。つまり、蒼幻と
大聖樹の言葉の真偽が判明する時もまた近いということだった。    
その頃雷漢の宿屋では、目的を果たせずに帰投した洞天福国洞仙討伐部隊の反省会が開かれていた。
その会話を聞くとはなしに聞いていた玲蘭だが…。
僧侶A「ぬう…私の愛が足りなかったのだろうか…? ここはもっと人を愛して修行を積まねば!! 手始めに貴方!!」
兵士A「ごめんなさい」
天転「あほかー!! くそうオレはなんて不幸なんだ…」
玲蘭「…あんたたちってホントダメねー」(註:ほとんど原文そのまま)
聞こえよがしに呟いた玲蘭の言葉に、彼らは怒り出す。
雷漢「…そうは言うが、確かにあの洞仙の強さが尋常でなかったのだ」
玲蘭「あんたたちの弱さが尋常じゃないんじゃないの?」
天転「馬鹿にしやがって!! 食らえ!!」
僧侶A「更に私のラヴビィーム!! ほわちゃあ!!(手から変な波動)」
しかし、天転の槍が届く前に、玲蘭は一瞬早くテレポート脱出。 
玲蘭「ほーらやっぱり弱いー」
天転「すっすごいぞお前!? そんな強いのになんで洞仙倒しに行かないんだ!?」
玲蘭の目的は「金」それだけであり、洞仙を倒しても得にならないじゃん…というのが答えであった。しかし、
実は洞仙には莫大な賞金が掛かっているのだ。普通の妖怪や盗賊の数十倍、更に経費も請求できて
課税無し!!(別の世界での玲蘭談)。とりあえず、賞金の話を聞いた玲蘭はマッハですっ飛んで行ってしまった。
無言で見送る四人組だが、そのなかで一人だけ熱い眼で見送る男がいた。
一方仙窟では、封印された機械部分が実は大聖樹の頭脳部分だったのか、ぼけて弱気にになった樹を主人公
がなぐさめていた。
大聖樹「大地を…救うため、か…」 
なにやら含蓄のある言葉をはいて大聖樹の思念は消えた。さくらがいうには、もはや存在自体が危うくなりかけて
いるらしい。そこに現れる玲蘭。なし崩しに戦闘突入である。実際のとこ、玲蘭はそんな強くもないのであっさり
倒すことができた。
玲蘭「ひどいわさくら!! 私たち友達じゃないの!?」
さくら「あなたにとっての友達って賞金目当てに襲う相手のことなの!?」
玲蘭「そうよ!!」(玲蘭は「金の切れ目が縁の切れ目」を地で行く人だ)
結果的に実力の違いを悟り、玲蘭はすごすごと帰って行った。そして邪魔をする者も居なくなり、
ついに最後のエネルギーを龍穴炉に入れる!! 普段ならこれで大地が甦る…のだが。
今回は倉庫部屋が作れるようになったと水の部屋神からコメントがきただけであった。
さくら「…何も起きないわね。蒼幻の封印のせい…?」
主人公「ふっ…龍穴炉に陽気が満ちてイコール『解封呪』が使える今! 俺に解けない封印など無い!!」
さくら「倉庫部屋にはいかないの?」
主人公「は! スコップしか武器がないのに行っても意味ないぜ、アミーゴ!」
こうしてついに、封印された扉が開かれる…。    


435 シナリオ5「大地の樹」その四 sage03/12/1822:40ID:Vs0y2gUg
さて、機械室の手前の部屋に入ったふたりだが、テレポートしてきた王蒼幻に呼び止められる。
実際彼の言葉は真実なのだが、頭では納得できても心では納得できないのが若さだ。
蒼幻「…その扉を開けたら、大地は滅びてしまうのですよ」
主人公「そんなんやってみなきゃ判らないだろ!! 俺はどうも、結果を気にして行動をためらうってのは性に合わなくてね!!」
蒼幻「話せば判ってもらえると思ったのですが…」
さくら「でも…じゃあなぜ大聖樹さんとはお話ししないの?」
蒼幻「人でない物との話し合いなど時間の無駄です」
さくら「そんな…きっと伊邪那岐さんや明紅(めいほん)さんと話し合いしようとする方がよっぽど時間の無駄よ!?」
蒼幻「いやそういう問題では。だいたい明紅さんはまだ登場して無いじゃないですか」
主人公たちとの話し合いも時間の無駄と見た蒼幻は、今入ってきた方の扉も封印する。逃がさないという意思表示だ。そして戦闘開始!!
この蒼幻、敵キャラで唯一最強の攻撃仙術「天帝陣八極炉」を使う世界最強クラスの道士なのだが、
それさえ使われなければただの道士である。先手必勝を期すればまず大丈夫。というわけで、空斬連発!
蒼幻「くっ…仕方ありません。今回は貴方に譲ることにしましょう。貴方が失敗したら即座に交代していただきます」
主人公「あーハイハイ。言っとくけど責任は取らないよ?」
蒼幻「ご心配なく。私が地の果てまで追いかけて責任を取らせてさしあげますので」
蒼幻は去った。そして「解封呪」で扉の封印を解き、機械室に入ったふたり+馬明仙に、先刻までとは明らかに
違う、生気に満ちた大聖樹の声が届いた。
大聖樹「まずは礼を言わせてもらおう。ありがとう、これで私の天命は100年は延びた」
主人公「しかし…やっぱり蒼幻の方が正しかったな。大聖樹、あんた龍脈の陽気を吸収してるからこんなに
元気なんだろう。でなければ大地が甦らないのにあんたが元気になるハズがないからな」
大聖樹「……」
さくら「…でも、どうして!? あなたの使命は大地を甦らせることでしょう!?」
大聖樹「ならば…お前たちは私に死ねと…そう、言うのか?」
エネルギーを返せば大地は甦るが、同じ力で生きている大聖樹は死ぬ。認めたくない、死ぬのが怖い、
お前たちこそ消えろと、大聖樹は邪精を召喚する。けれど所詮邪精、あっさりと片付けられると彼は観念した
ように呟く。
大聖樹「私は…死なねばならぬのか。全てが…無になるのか。私の存在が無意味だったというのか。
そんなことを甘んじて受け入れろと云うのか。せめて…せめて私に心など無ければ良かったものを。
何故人間たちは私に心を与えたのだ」
さくら「ううん…あなたを作った人たちは間違ってないわ。心があるあなたでなければ大地を甦らすなんてできっこないもの」
大聖樹「だが、それは私の本意ではない」
さくら「!! ……そっか…そうよね」
主人公「なあ…大聖樹。あんたの心は悲しみや絶望しか伝えてくれなかったのか?」
大聖樹は応えない…が、構わずに主人公は続ける。心あるゆえに喜びや楽しみを知っている、だからこそ悲しみ
や絶望がより強くなる…のではないか。本当は、大聖樹もそれを判っているのではないかと。
それを聞く大聖樹は、いつか楽しかった頃の喜びを感じていた頃の記憶を呼び起こす。
子供「おっきな木…」
母親「これはね、大聖樹って云って、この大地を甦らせてくれるのよ」

母子が草原から大聖樹を眺めて笑顔で話している。もう忘れたはずの記憶。
そして、静かに、大聖樹が口を開く。

大聖樹「……なあ。私は、今から私の好きなようにする」






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