シルエットノート

シルエットノート

part37-9~11,13,58~60,70~72,143~147

part41-265~267


9 :シルエットノート:2008/03/03(月) 21:21:34 ID:rk8GYmCK0
>>1も魔女神判の人も乙です。

で、便乗になりますがまとめサイトの未解決より同人ソフトのシルエットノートを投下。
独特のギャグが特徴の作品ですのでいくつかの台詞を引用してますが、
下ネタ含みますんで不快だったら言って下さい。極力控えます。

10 :シルエットノート:2008/03/03(月) 21:23:02 ID:rk8GYmCK0
●シークエンス1 海上都市(1/2)

「ここは なぎしまこうこう の むらです」
「村!?」

太平洋に浮かぶ人工島、三号アクアフロート。
日本人なら小学生でも知っているその海上都市に、
主人公の村上シシトは母スズナと共に引っ越してくることとなった。
新居に到着し自室で荷物整理をしていると、友人である岸リョウヘイからメールが届く。
「どっかで会おうぜ」とのことで、早速待ち合わせ場所の薙島高校へと向かうシシト。
すぐにリョウヘイと再会しついでに高校見学でもしようという話になるが、
運悪く副校長に見つかり、最近は不審者が多いからと、早々に追い出されてしまう。
道中にリョウヘイに話を聞くと、銃や麻薬を持ち込んで逮捕される人間が増えているらしい。
この島は監視カメラだらけなのによくやるよなーとか話しつつ、リョウヘイと別れて帰宅。

夕飯のみそ汁とごはん(のみ)を食べつつテレビをつけると、
すぐ近所で銃撃事件があったとのニュースが流れているところだった。
それを眺めながら、シシトとスズナは4年前の事を思い出す。
4年前にシシトはテロリストに撃たれ、生死の境をさ迷った事があったのだ。
そして、その犯人は未だに捕まっていない。

次の日。
転校初日だというのに、遅刻寸前になって慌てるシシト。
猶予は僅か3分。100mを8秒以下で走らねばならない事態になる。
トラックに飛び移ったり、曲がり角で女子高生とぶつかりそうになったりしつつも、
なんとか遅刻する事なく高校に辿り着いた(やり方によっては間に合わない)
早速教室へ向かうと、そこでシシトと同じく転入してきたアルバートと出会う。
しかし教室の空席はひとつ。転入生は二人。
必然的にひとつの椅子に二人で座って授業を受ける事になってしまった。
(尻が)辛い授業が終わって休み時間、何故かアルバートとリョウヘイの3人で行動する事に。
スズナからフットワークの軽いメールが届いたり、アルバートとアドレスを交換したりしつつ過ごす。

そして一日の授業が終わって放課後。
シシトの携帯に「マジカルパレス」なる所から明らかに怪しいメールが来る。
とりあえず無視してアルバートと一緒に下校。
駅で刑事と知り合いになりつつ家の近くまで行くと、スズナが立ち話をしている所に遭遇する。
彼女と一緒に居たのは、シシトの後輩である犬山セトとその友人の冬村サユキだった。
その場は一先ず各々の自己紹介に留まり、すぐに別れることに。

11 :シルエットノート:2008/03/03(月) 21:24:31 ID:rk8GYmCK0
●シークエンス1 海上都市(2/2)

一方その頃……。
マジカルパレスなる場所で、女神と呼ばれるの女性が一匹のリスに呼びかけていた。
彼女は言う。「今から日本におもむき、魔法の資質を持つ人と出会いなさい」と。

そして次の日、村上家にシシト宛のクール宅急便が届いた。
生物とあるそれを早速開封してみると、中に入っていたのはリス(冷凍)
特にリアクションもなく、ごくナチュラルにリス(冷凍)をレンジに入れて暖めるシシト。
数分後、奇跡の生還を果たしたリスはついうっかりシシトの前で口をきいてしまう。
なし崩し的にペットになったリス曰く、彼はマジカルパレス(シカゴ支社)からの使者で、
魔法の資質を持つシシトが魔法少女となって悪と戦わねばならないらしい。
しかし、変身に必要なマジカルステッキが行方不明。
スズナに聞いてみると、シシトの同級生であるシャカシャカの人(常に音楽を聴いている)が持っていったとの事。
何故か地面から骨を発掘したり、サユキのパンツの色を確認したりしつつ、公園でシャカシャカの人を発見。
無事にマジカルステッキを入手するが、リスの怠慢で勝手に呪文が設定されてしまう。

と、一安心したのも束の間。
何処からか悲鳴が聞こえて駆けつけると、先ほど別れたばかりのサユキが覆面に襲われていた。
リスに変身するように言われ、早速設定された呪文を再生するシシト。
しかしその呪文は
「うっ、生まれるー!」
「がんばれ春子!ヒッヒッフーだ!ヒッヒッフー!」
「大変、奥さんが白目むいてアワ吹いてるわーっ!」
「ヒッヒッフーヒッヒッアボベッ!!」
「春子ー!大丈夫か春子ぉぉぉー!!」
「せっ、先生まちがってう●こ出てませんか!?大丈夫ですかー!?」
「はいはい大丈夫だよ、赤ちゃん出てるよ!」
「あああー!!いってぇぇぇええ!!んぎゃあぁぁぁぁ!!」
「春子ー!!春子ぉぉぉー!!」
だった(※全文)

律儀に叫んで見事変身、その姿はどう見ても女の子(ミニスカート猫耳付き)
とはいえ事は急を要する。半ば自棄になりつつ、シシトはサユキを助けに向かう。
リスの魔法に頼りつつも相手をボコり、なんとか覆面男の撃退に成功。
サユキの事は警察に任せてその場を去るも、変身解除の方法が分からない。
しかも頼りのリスは魔法を使った影響で真っ白に燃え尽きていた!(あしたのジョー的な意味で)

はたしてシシトは元の姿に戻れるのか!?という事で、続く。

59 :シルエットノート:2008/03/04(火) 21:00:58 ID:5UfZk/nT0
●シークエンス2 共同体(1/2)

夜。魔法少女姿のシシトは自宅に帰る事もできず、マンション街で途方に暮れていた。
そこへアルバートが通りがかる。どうやら彼はマンション住まいらしい。
それから10分後。アルバートが自室に入ると、
そこに自分のベットで眠る見知らぬ猫耳少女(忍び込んだシシト)が。
慌てて警察やリョウヘイに電話するも、なぜかシシトの姿がカメラに映らないため妄想扱いされてしまう。

暫くして目を覚ましたシシト。
部屋の隅で錯乱中のアルバートを放置して部屋を探索すると、冷蔵庫から栄養ドリンクを発見。
これを飲ませればリスが正気に戻るのでは~ということで、早速投与。リス復活。
早速リスに話を聞こうとするも、人前でシシトと呼ばれる訳にはいかないので、
この姿の時は「ナナシ」という偽名を名乗る事にする。

肝心の変身解除の方法は、悪のモンスターを退治して、
誰にも見つからない場所で「変身解除!」と言えばいいらしい。
しかし先ほど倒したのはモンスターではなく犯罪者、当然のように戻れない。
仕方がないのでテレビを見ると、ちょうど昼間の事件について報道されているところだった。
それによると、覆面男はあの後逃走してまだ捕まっていないらしい。
「息の根を止めておくんだった」と少々危険な台詞を口走るナナシ。

テレビにも飽きたので、そろそろモンスターを探しに行く事にする。
自宅前へ戻るってみるとちょうどスズナが出かけるところだった。
これはチャンス!という事で自室へ入りデジカメを獲得。
リス曰くナナシとモンスターはカメラに映らないので、その特性を利用する事に。
しかしデジカメで周囲を見てみると、何故かリスの姿が映っていなかった。
ナナシが訝しんでいるとマジカルパレスの女神様から電話が。
「そのリスはニセモノです」とのお許しが出たことで、遠慮なくリスをボコる。

60 :シルエットノート:2008/03/04(火) 21:01:53 ID:5UfZk/nT0
●シークエンス2 共同体(2/2)

リス(偽者)の正体は、他人の姿と記憶をコピーするドッペルゲンガーだった。
肝心のリス(本物)は昼間の戦闘で魔法を使った時点で死亡済みだったらしい。
とはいえこのモンスターは死んだ者にしか変身できず概ね無害っぽいので、
何事も無かったかのようにリスの姿に戻す適当なナナシ。
晴れてモンスターを倒し、公園の茂みで変身解除と叫んでみる。
すると無事にシシトの姿に戻れた……が、なぜかその格好は全裸になっていた。

さすがにこのまま帰ったら逮捕されてしまうので、その場で朝を待つ事に。
明朝。全裸のシシトを見つけた子供たちが、面白がって彼の尻に木の枝を刺す。
アッー!な事態になってそのまま気絶するシシト。
数時間後、実況見分に来ていた刑事たちとサユキが倒れたシシトを発見。
病院に運び込まれ事情聴取を受け、ようやく解放された頃には既に一日が終わろうとしていた。

翌日登校すると、リョウヘイとアルバートが一昨日の猫耳少女(=ナナシ)の話題で盛り上がっている。
しかしよくよく考えてみると今日は10月9日月曜日。体育の日だ。
3人揃って休日を勘違いしていた事に今更気づき、大人しく帰る事に。
校舎を出たところで何故かリョウヘイの父に遭遇したりしながら帰宅すると、
普段は仕事で不在がちなシシトの姉のシイナが帰って来ていた。

昼食を終えて自由時間。
16時から塾の体験授業を受ける事になったので、それまで周辺をうろうろする事に。
知り合いと話をしたり、家事を手伝ったり、リスと特訓したりして時間を潰す。
時間になって塾へ向かう道中、刑事たちが先日の事件の容疑者について話していた。
その人物の名は「フォックス」といい4年前に指名手配された殺人犯だったらしい。
もし見かけたらすぐに連絡すると約束し、刑事たちと別れて塾へ。

塾に到着するとリョウヘイと遭遇。どうやら同じ教室とのこと。
各自席について「今日はいきなりテストがある」等の話をしていると、
妙におばさん臭い台詞を吐きながらサユキが登場。
シシトと席が隣だった事もあり雑談をしていると、サユキはシシトが死んだ姉に似ていると言い出す。

無事にテストを終え、リョウヘイとサユキの3人で帰ることに。
しかし、何気なくシシトがフォックスの事を話した途端、サユキの様子がおかしくなった。
彼女はフォックスについて何かを知っているようだが……?

続く。

70 :シルエットノート:2008/03/05(水) 19:30:36 ID:RRPr5TwR0
●シークエンス3 真相究明(1/3)

あれから10日が経過し、シシトもアクアフロートでの新生活に慣れはじめていた。
今日もまたクラスメイトにパンツを貸し出してノーパンになったり、
そのせいでギリギリな身体測定を受けたりと、平和な一日を過ごしている。

と、放課後にアルバートが猫耳少女らしき人物を追って飛び出して行ったとの話を聞く。
一体誰と間違えているんだと思いつつ探してみると、路上でシイナを尾行中のアルバートを発見。
とりあえずあれは自分の姉だと明かしてアルバートを追い払い帰宅すると、
ちょうどセトから電話がかかってきた所だった。

挨拶もそこそこに、セトはシシトが体験した銃撃事件について尋ねてくる。
彼女の話によると、つい先ほど長いこと行方不明だった父から電話が入って
「4年前に銃撃されて心臓移植を受けた男友達はいないか」と質問されたのだとか。
その時は知らないと答えたのだが、後でシシトが撃たれた事があると聞き、
改めて確認のために電話してきたのだと言う。
事情を知ったシシトは、自分が過去に胸を撃たれて心臓移植手術を受けた事、
心臓を提供してくれた女の子は一緒に銃撃されて即死だった事を彼女に明かす。

夜。リスと魔法の修行をする筈が、
謎の生物を召喚→変身して倒す→変身解除(全裸)のコンボで警察に連行される羽目に。
その途中、またしてもサユキに遭遇。
サユキはシシトと一緒に居た刑事の狐狩ヨウコにフォックスの事を尋ねる。
なぜフォックスの事を彼女が知っているのか訊いてみると、
彼女の家族は、以前フォックスが起こした事件の被害者だったのだとか。

サユキと別れヨウコと二人で署へ向かう。
するとヨウコは、フォックスの事件にはシシトも関係があるのではないかと告げた。
フォックスの事件に関して村上シシトで検索をかけたところ、
データにプロテクトがかかっていてヨウコの権限では見れないのだとか。
ヨウコは警部の御大ムツキチとシシトを連れて、改めて事件について調べ始める。

以下、フォックス銃撃事件の詳細。
・4年前、某県にて数名の男女が襲撃された。被害者は全員死亡
・後の捜査により、容疑者はフォックスと呼ばれる男性であると判明
・フォックスについての詳細は不明。現在も逃亡中
・被害者の氏名は笹原コウイチ(警視)、笹原サエ(中学生)、そして村上シシト(中学生)の3人

71 :シルエットノート:2008/03/05(水) 19:31:08 ID:RRPr5TwR0
●シークエンス3 真相究明(2/3)

シシトと同じ名前の人間が、同じ時期に同じ部位を撃たれて死んでいる。
こんな珍しい一致はそうそう無いだろうと疑問に思うムツキチとヨウコだが、
シシトはちゃんと自分の戸籍を持っているし、市民登録も特に問題なかったと主張。
しかしシシトは心臓移植後まったく警察からの連絡を受けていない事に加え、
事件データの閲覧に高い権限が必要である事から、故意に事実を歪められたのではないかと推測する。

考えていても埒があかないので、とりあえず事件の概要をまとめる事に。
資料によると、警視の笹原は娘とその友人(シシト)を連れて外食に向かい、
道中の路地でフォックスと遭遇。銃撃されたという。
その経緯はシシトが体験した事件と何から何まで同じなのだが、
唯一、容疑者とされるフォックスの顔だけが見覚えのないものだった。
そこまで話して、ふと、サユキの言っていた事を思い出す。
更に調べてみると笹原警視にはサエ以外にもう一人娘がいて、その子は事件後養子に出されたらしい。
おそらくその養子に出された娘こそ、サユキその人でないかとの結論に。

以上を踏まえて3人は犯人について考えてみるが、一向に推論の余地を出ない。
ひとまずシシトに対する警護を強める事にしてその場はお開きとなった。

次の日の朝、起きてみると知らないアドレスからメールが届いていた。
それは「4年前の銃撃事件の真相を知る者」を自称する人物からで、
シシトが知る犯人の顔の情報が欲しいのだと言う。
セトがセト父に話したのかと思い、更に相手の態度が丁寧だったこともあって素直に情報提供をしてしまう。

朝食を取っていつも通り登校。
普段のようにリョウヘイやアルバートと馬鹿話をしていると、教室にヨウコとムツキチが訪ねて来た。
二人はシシトに過去の事件の面通しを頼むが、
朝のメールのおかげで、シシトは既に犯人と思わしき人物の顔写真を所持している。
事情を二人に話すと、流石にそれは少し怪しいのでは無いかとの事。
メールの送信元を辿って調査する事となり、シシトはあまり下手な事はするなと釘を刺される。
ついでに有事の際に助けを呼べるようヨウコの電話番号を貰い、二人は署へと戻っていった。

72 :シルエットノート:2008/03/05(水) 19:31:29 ID:RRPr5TwR0
●シークエンス3 真相究明(3/3)

放課後。リョウヘイ、アルバート、シシトの3人で遊びまわっていると
朝にメールをくれた人から返信が届く。
「できれば話をしたい、怪しいと思うならセトに訊け」という事でまずはセトに電話。
話を聞くと身元は信用できるようなので、二人と別れて待ち合わせ場所の海岸公園へ向かう。

海岸公園に行ってみると、そこには一人の老人が。
まずはリスに確認に行かせてみる。
するとリスは、あの老人はサユキを誘拐しようとした覆面男だと言い出した。
先手必勝ということで変身して臨戦態勢に入るナナシ。
すると老人は変装を解いて、手配されていたフォックスの姿に戻る。
しかしどういう訳か銃を使ってこないので、リスのサポートを受けつつ戦って勝利。
早速警察を呼ぼうとするも、あっさりナナシの正体を見破られた上、
シシトの命に関わる重要な話があるのだと言われ、思いとどまる。

困惑しつつもとりあえずフォックスの話を聞いてみることに。
4年前の銃撃事件の際、撃たれたシシトを見つけ、救急車を呼んだのがフォックスだった。
刑事だった彼は事件の第一発見者であったにも関わらず、
何者かに濡れ衣を着せられ、追われる身となってしまったのだという。
更に同時期、被害者である笹原警視は警察内部の麻薬横流について調査しており
フォックス自身もその調査に協力していた。
あの事件は警察内部の誰かが自分達を始末する為に起こしたもので、
逃げ隠れしつつも真犯人について調査していたのだと語る。

そしてシシトが犯人だと示した顔写真は、警視長である相良リュウゾウのものだった。
リュウゾウはアクアフロート警察の中でもナンバー2の権力を持ち、
自分専用の特殊部隊も持っている、なかなか一筋縄では行かない相手らしい。

それでも麻薬の横流しだけは何とかしたいと正義感に燃えるフォックスと別れ、
シシトはリスを殴って変身解除しつつ家へと帰るのであった。

続く。

143 :シルエットノート:2008/03/10(月) 20:28:33 ID:xOH6YJO00
●シークエンス4 衝突(1/2)

11月1日。
フォックスと話をしてから既に10日以上経過しているが、
シシトの周りは概ね何も起こらず平和だった。
しかしその日の放課後、校外でセトに会った事で事態は急変する。
彼女の話では、サユキが珍しく学校を無断欠席しているというのだ。

サユキの事を案じつつセトと別れた所で、唐突に電話がかかってくる。
電話の相手はかつてシシトを『殺した』者…つまりは真犯人だと名乗り、
今から指示通りの行動を取らねばサユキを殺すと脅してきた。
サユキはこの真犯人たちによって、既に誘拐されてしまっていたらしい。

※ここで選択肢分岐が発生。
脅迫に反発すると、人質のサユキが撃たれてサユキ死亡エンドに行き。
脅迫に従うと事件解決エンドになります。

犯人側の指示に従ってショッピング街へ向かうと、
そこには数人の黒服に取り囲まれているサユキの姿があった。
抵抗する暇も無く車に乗せられ、倉庫のような場所に連れて来られた二人。
黒服たちと共に姿を現したリュウゾウの指示で、
携帯やマジカルステッキを取り上げられた上、鎖で縛られてしまう。
しかし子供だと侮られているのか、ただ縛られただけであとはすっかり放置状態。

とりあえずこのままでは埒が明かないと言う事で、
監視カメラにも映らないリスを利用して周辺の状況を探ってもらう。
偵察から戻ってきたリス曰く、「ジェイクが来たらぶっ殺す」と別室で黒服が話していたらしい。
ジェイクって誰だ?と思いつつも、その人が来たらナナシになって助力できるように、
リスを使ってこっそりマジカルステッキを奪還しておく。

144 :シルエットノート:2008/03/10(月) 20:29:17 ID:xOH6YJO00
●シークエンス4 衝突(2/2)

それから数時間後。
待っていた二人の元にようやくフォックスが駆けつけてくる。
彼の手引きで倉庫を脱出しようとするも、コンテナに隠れていたリュウゾウが発砲し、
フォックスの眉間を撃ち抜いてしまった。
しかしそのおかげで一瞬の隙が生じ、シシトは倉庫内の電源を切った上でナナシに変身。
続いてサユキを撃とうとするリュウゾウの動きをリスの魔法で止めさせ、
死亡してドッペルゲンガーに戻ってしまったリスを、同じく死亡したフォックスに変身させる。

フォックス(偽者)と二人で、増援に駆けつけた黒服たちと戦うナナシ。
一方応戦するリュウゾウはフォックスの事をジェイクと呼ぶ。
なんとか彼らを追い詰めるが、リュウゾウは周囲に爆発を起こした上で自殺してしまった。
ひとまずは麻薬横領の証拠品だけを持って、燃え上がる倉庫から脱出する3人。
しかしフォックスはシシトに全ての証拠品を預け、その場から姿を消す。

その後シシトはヨウコに事の顛末を話し、4年の歳月を経てフォックス襲撃事件は解決した。
だがフォックス(本物)が死亡した事になっても、フォックス(偽者)は行方不明のまま。
短い付き合いとは言え、相棒とも言える関係になっていたリスを失い
流石のシシトも一抹の寂しさを感じてしまう。

事件から2ヶ月の時を経たクリスマスイブ。
海岸公園を歩いていたシシトの前に突然フォックス(偽者)が現れる。
彼は、駅のロッカーに預けてある「あるもの」をセトに渡すよう頼みに来たとの事。
フォックスの本名はジェイクと言い、実はセトの父親だったらしい。

フォックスと別れ駅に行ってみると、そこにあったのはロックがかかった謎のケースが一つ。
セトを探し回っているうちにアルバート、サユキ、リョウヘイと合流し、
クリスマスだというのに皆でゲーセンへ遊びに行く事になってしまう。

賑やかな友人たちに囲まれながら、
シシトのアクアフロートでの日常は今日も続いて行くのだった…。

145 :シルエットノート:2008/03/10(月) 20:30:05 ID:xOH6YJO00
以上でシルエットノートの表ルートは終了です。
うん、表とか言ってる時点で分かると思うけど、まだ裏ルートがあるんだ。済まない。

裏は表と違ってシリアスのシの字も無い不条理ギャグなストーリーで、
何人かのヒロインに好感度がついてギャルゲーっぽくEDが分岐するシステムです。
一部、表と大幅に性格や設定が変わっているキャラが居たりするので
あくまで裏と表は別の話だと切り離して考えておくと良いかもしれません。

146 :シルエットノート:2008/03/10(月) 20:31:12 ID:xOH6YJO00
●裏シークエンス1 海上都市(1/1)

太平洋に浮かぶ人工島、三号アクアフロート。
日本人なら小学生でも知っているその海上都市に、
主人公の村上シシトは母スズナと共に引っ越してくることとなった。
駅に到着し、超双眼鏡(そーゆーアイテム)で遠くの様子を眺めたシシトは、
海に面して公園があるのを発見する。
スズナに訊いてみるとその公園は海岸公園というらしい。
「後で散歩に行ってみれば?」とのことで、ひとまず今は新居へ。

荷物整理を終えるとリョウヘイから呼び出しのメールが届いた。
ついでなので先ほど見つけた海岸公園へ寄ってみる。
シシトはそこで、「タスケテ 10月6日23:00」と書かれたメモを発見。
それ以上は特に変わったこともないようなので、待ち合わせ場所の薙島高校へ行く。
以降、しばらく表ルートと同じ展開なので中略。

10月6日の夜(時系列的には>>10の最後でサユキとセトに会った直後)
メモのことが気になって海岸公園に行ってみると、なぜか海で泳いでいる女性(人外)を発見。
しかしその海女(仮)はシシトの姿に気づいて海中へ潜ってしまう。
食べ物でもあればおびき寄せられるかもしれない。
早速手持ちの魚のエサを海に撒いてみると、予想外にあっさり釣れる海女。

どうやら、件のメモを書いたのは彼女だったらしい。
話を聞いてみると、彼女はとある施設で生み出された人造人間で、
そこを逃げ出したおかげで研究員に追われているとの事。
助けたいのは山々だが、監視カメラだらけのアクアフロートでは中々それも難しい。
ついでに生まれてからずっと水の中にいたので、彼女は歩くことができないとか。
仕方が無いので今日のところは彼女――スケイルと別れ、
明日の同じ時間に会う約束を交わす。

次の日。
マジカルパレスからリスが届いたり、リスとマジカルステッキを交換したり、
ドジっ子なフォックス(無害)を倒したりして過ごす。
概ね表ルートと同じ展開だが、変身呪文が「リス君大好きー!!」と短くなったり、
リスが魔法を使って燃え尽きる事が無かったりと微妙にパラレル。

147 :シルエットノート:2008/03/10(月) 20:33:15 ID:xOH6YJO00
●裏シークエンス2 海の女(1/2)

そんなこんなで夜。
スケイルとの約束があるというのに、自宅に帰れなくて途方に暮れるナナシ。
今回のリスは本物なので、リスを殴る→変身解除の裏技も使えない。
自宅前でリスとうだうだやっていると、スズナが外食(?)のために出かけて行く。
これはチャンス!ということで自室へ入り、スケイル救出用のバスタオルを獲得。

バスタオルを持って海岸公園へ向かうも、
そもそもこの姿では助け出す事ができないので考え込むナナシとリス。
と、そこにマジカルパレスの女神様から電話が。
女神様はナナシのために、職権乱用してモンスターを召喚してくれたらしい。

周辺を探してみると、どう考えてもボスクラスのでかいモンスターが待ち受けていた。
というかそのモンスターは某幻想譚のラスボス「真なる魔王」だった。
女神様を呪いつつ戦うも、魔王は完全回復とかいう卑怯な能力があるため倒せない。
ナナシが困っていたところ、物音を聞きつけたのがスケイルが顔を出す。
彼女の顔を見た魔王は、不利と悟ってその場から去っていった。

モンスターを殴って変身解除ができるようになったので、
スケイルの前で元の姿(全裸)に戻るシシト。
自分もスケイルもほぼ裸なので余計怪しくね?と言う事に気づくも
スケイルの上半身をタオルで隠し、
魚の尻尾になっている下半身を出して歩く事でムリヤリ解決。
とはいえ怪しい事には変わりないので、今回も家までダッシュする羽目になる。

なんとか警察に捕まることなく家に辿り着いたシシト。
スケイルに服を着せて誤魔化しを図っていると、ヨウコが家にやって来て厳重注意を受けた。
逮捕されずに済んだので、とりあえずお腹が空いているらしいスケイルに餌をあげる。
これからの事を軽く話してその日は就寝。

途中だけど続く。


265 :シルエットノート(裏シークエンス):2008/09/16(火) 15:33:35 ID:YsEv1xq10
シルエットノートが裏の途中で止まってるみたいなんで、とりあえず書けるところまで。
※下ネタもありますので苦手な人は注意してください。 ※台詞はほぼ原文ママです。捏造はほとんどありません。
※ものすごいカオスってますがゲーム自体がカオスなんです。すいません。(言い訳
超あらすじ:まとめサイト参照。スケイルルート(真END)っぽいのでそれ準拠で。

「ペンギンがー!」という奇声を上げながら目覚めるシシト(主人公)。
お前どんな夢見てんだよとつっこまれつつそのまま学校に行こうとするシシトだが、スケイル(ヒロインその1・人魚)に止められる。
「赤文字の日って休みじゃないんですか?」

その後「エサ貰ってくる」と一階に下りたシシトをスズナ(母)とマッサイ(祖父・マッドサイエンティスト)が迎える。
母親と二人暮らしだったはずなのに。

シシト「なんでじいちゃんがここにいるの!?」
スズナ「今日からここに寝泊りするんですってよ」
シシト「マジで!?」「ここ借家なんだから改造しないでよ?」
マッサイ「改造ならもう終わったぞ」
シシト「おおーい!?」

ツッコミは入れるがすぐにスルーするシシト。

シシト「ああそうだ、じいちゃん車椅子作れる?」
マッサイ「材料があれば造作も無いぞ。自転車一台もあれば作ってやる。自転車を持ってない?街の外の倉庫にスクラップがあるはずだ。」
シシト「なんでそんな事分かるの?」
マッサイ「天才のカン。そこに自転車一台くらいあるんじゃないか?」
シシト「んじゃそこにいってみるか。・・・そういえば改造ってどこを改造したのさ。」
マッサイ「地下室を作ったぞ。あと屋根からミサイルが発射できるようにした。」
シシト「ミサイルなんて発射する機会無いと思うんだけど。」
マッサイ「そうとも限らんぞ。いつ悪田組蔵が襲ってくるかわからんからな。」
シシト「わるだ、くみぞう?それ人間の名前?」

とまぁ和やかな雑談交じりに朝食を食べ、食事を済ませて残飯を入手して部屋に戻る。
スケイルにご飯を渡して好感度アップを図りつつ切り出すシシト。

シシト「そうだ、車椅子を作ってもらおうと思うんだけど」
スケイル「車椅子・・・?」
シシト「座ったまま移動するための乗り物。足が悪くて歩けない人がよく使うんだ。」

耳のヒレをパーカーで、下半身を長いスカートで隠して車椅子で出歩けるようにしたいらしい。

「何かお礼が出来ればいいんですけど・・・」と返すスケイル。
「じゃあ体で払ってもらうぜゲッヘッヘ」と言い出すリスくん(ペット)に
「でも体で払うって言っても下半身が魚じゃなぁ」と生々しいツッコミを入れるシシト。


266 :シルエットノート(裏シークエンス):2008/09/16(火) 15:34:38 ID:YsEv1xq10
とりあえず自転車やスカートを入手に街へ出かける。
途中で相良リュウゾウ(悪役)と遭遇して「ラスボスだー!」と叫んだり塾の先生がヒドイ商売してたり
銃と実弾を見つけたり麻薬を見つけたりしたものの無事にスカートと自転車をゲット。
じいちゃんに渡すと30分で折りたたみ車椅子(電気モーター搭載、最高速度130km/h)を作ってくれる。
レバーで前後左右に移動でき、レバーの先端には自爆ボタンまで付いてるお買い得品です。
「こんな押しやすい所に自爆ボタンを作るな!」とツッコミつつも「まぁいいや」ですませて部屋に戻り、
スケイルにスカートと車椅子を渡すシシト。
「でもバレたらやばいんじゃね?」という事で
「じいちゃんに戸籍作ってもらうか」という結論に達する主人公(犯罪です)。
ハッキングして登録するのに色々(DNAとか)必要というので面倒だからスケイル本人を連れてくる主人公。

マッサイ「この悪趣味な改造・・・まさかワルダの改造人間じゃなかろうな。」
スケイル「えっ、ワルダさん・・?私を作った人もワルダさんっていってましたけど・・・」
マッサイ「よし、よくやったシシト。さっそく解剖じゃ。」
シシト「コラー!!」
マッサイ「冗談じゃ。ちゃんとコピー取ってからやるわい。
     ワルダの改造人間をパクッてきたご褒美に市民IDをとってやろう」

これで外出準備が出来たので外に散歩に出かける事に。
まぁ部屋でリス君ボコってお金をむしりとったり金髪おねぇさんのシャワーシーンを覗いたりも出来るんですが省略。

公園に出かけたシシトが何気なくそこら辺を見ていると芝にミステリーサークルが。
しかも「シ・シ・ト・L・O・V・E」って書いてある。スルー。
マンションの前を通りかかるとリョウヘイ(友人A)が
「ちょうどいい所に。これからアルバート(友人B)の家でヤミナベやるからお前も来いよ。」
と言うので適当に材料(野菜、肉、タワシ)を買って行くことに。

267 :シルエットノート(裏シークエンス):2008/09/16(火) 15:36:38 ID:YsEv1xq10
シシト「タワシを回避すれば普通の鍋だから」
リス「ああーいい湯だぜー」
リョウヘイ「って誰だよ鍋に入ってるヤツ!?」
シシト(リスくーん!)
リョウヘイ「もう食うぞ!?」
校長「まだ肉が煮えてマセーン」
リョウヘイ「なんで校長がいるんだ!?」
シシト「誰だ栄養ドリンクをビンのまま入れたやつ!?」

色々カオスな状況のままヤミナベは無事終了。
家に帰ってみると、ドアに赤い色で何かが書いてある。
「中央公園で待っています。 いつもあなたを見ている者より」

とりあえず中央公園に行くと、シシトを呼ぶ声がする。
その声のほうに行くと・・・
「マッテイマシタ シシトサマ」
どう見てもリトルグレイな人。
「・・・宇宙人?僕に何の用?」
「キャッ ヤッパリハズカシイ(ハート) 二年前カラズット 見テイマシタ」
宇宙人に告られるシシト。ミステリーサークルも彼女の仕業だった。
「ぼく宇宙人の人と付き合う気はあんまりないよ!?」
「ジャア 勝手ニ ツイテイキマス」
ここでリトルちゃん(宇宙人・ヒロインその2)の好感度が追加され、最後に一番好感度が高い人とのEDが迎えられるとのアナウンスが流れる。

とりあえずコレで家に帰れるようになったので帰宅。
自分の部屋に戻るとなぜかリトルちゃんが・・・
シシト「ここキミの家じゃないだろー!?」
リトル「キャッ シシトサマニ 怒ラレチャッタ」
と言いながら好感度が8上がるリトルちゃん。

スケイルの好感度がここまでで高くて60なのに対してリトルの初期値は50、
しかも怒っても放置しても殴っても好感度が上がるマゾっぷり。
果たしてシシトは無事にスケイルとのEDを迎えられるのか!?
シシトの受難はこれからだ!

裏シークエンス2 END

とりあえずここまで。

最終更新:2008年09月17日 11:40