レイトン教授と不思議な町part37-380^385

 

 


380 :レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:34:24 ID:n+3srloO0

 

【レイトン教授】考古学者だが、謎を解くのが好きで、イギリスでは名の知れた名探偵。
        フェミニストだが淡白なジェントルマン。「英国紳士としてはね」が口癖。
        声は大泉洋。

【ルーク少年】 レイトンを先生と慕う少年。自称先生の弟子。頑張りやさんで常識人。
        声は確か堀北真希?滑舌悪し。


レイトン教授と助手のルーク少年は、依頼を受けてサロメ夫人の元へ向かった。
そこは川に囲まれた小さな町。1つしかない吊り橋を上げてしまえば、出入りの出来ないような所だ。
住んでいるのは、異常に謎々が好きな住人達。
何かというと謎々を出してきて、解かなければ先に進めない。

お屋敷に着いて、サロメ夫人にお目通り願う。
サロメ夫人は大富豪ラインフォード氏の未亡人で、美人だけどキツくて我侭な人。
依頼の内容、黄金の果実を探すこと。
亡き富豪は、その巨万の富を何処かに隠し、黄金の果実を見つけた者に遺産を与える、と遺言したらしい。
手を尽くしたが、黄金の果実がどういう物なのかすら解らず、遺産は入らないまま。
遺族は業を煮やして、レイトン教授に依頼した、ということらしい。

家の中を調査する。
飾られた家族の肖像画の中に、1人知らない人物の絵があった。若く美しい少女が、暗い表情で描かれている。
それはラインフォード氏の一人娘、アロマの肖像画だった。アロマは父の死後、数年で屋敷を離れて姿を消したらしい。

町に出て調査を始めると。早速気になるものが。
町の奥にそびえる、巨大で奇怪な塔。町の人は皆そこを怖れ、近寄らないらしい。
アロマの事も聞き込む。サロメ夫人は後妻で、アロマは前夫人の娘。
夫の死後、サロメ夫人が継娘を疎んじて追い出した、という噂もある。
一方、サロメ夫人は懐かないアロマに、惜しみない愛情を注いでいたと証言する住人も居た。

3つ事件が起きる。
跳ね橋を操作するハンドルが盗まれて、橋が上がりっぱなしになってしまった。これでは外にでられない。
ドーンという大きな音がして、地震のような揺れがあったが、原因不明。
遺族の1人、ロイが死んでいるのが見つかった。死因は不明。殺人か?死体の傍には歯車が落ちていた。
 
381 :レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:36:19 ID:n+3srloO0
屋敷に戻ると、気弱な執事が慌てている。
ロイの死は、殺人事件として扱われ、警察がやってきたのだ。
イギリスでも有名な名警部、チェルニーが捜査することになった。
その結果、アリバイのなかったレイトンにも嫌疑がかけられる。疑いを晴らす為、そちらの事件も調査することに。

故富豪の私室で、サロメ夫人がアロマらしき赤んぼうを抱いている写真を見つけた。
なんだ、実の親子だったのか、とサロメ夫人にその写真の事を話すと、夫人は否定した。
「何の話かしら。私は子供を生んだ事なんてありませんのよ。」
そういえば、夫人はとても若く見える。大きな娘がいるような歳ではないだろう。
では、あれは前妻の写真だったのだ。しかし、いくらなんでも似すぎのような…。

この町には、神隠しの噂が流れている。
体の具合が悪い、とこぼしていた人がある日突然失踪するというのだ。
体の弱った人を狙って連れ去っていく黒い影。その影は、あの塔に住んでいる、と専らの噂だった。

お屋敷の使用人の1人、ラモンがいなくなる。そいつを探すように頼まれる。
しかし全く見つからない。彼はしきりにダルがっていたから、もしかして噂の神隠しにあったのかもしれない。
探している内に夜になり、宿に戻ろうとした2人は、怪しい人影を見た。

老人が大きな袋をしょって、コソコソ歩いている。チラリと見えた袋の中には…
「ラモンさん!!」
ぐったりとしたラモンをしょって、老人は一目散に駆けて行く。
2人も追いかけたが、すぐに見失ってしまった。
ラモンを見失った後には、歯車が1つ落ちていた。

翌日、その事を報告に行くが、ラモンは屋敷に戻っていた。
彼は連れ去られた記憶は無く、体調もすこぶる良いという。
だが、レイトンは疑問を感じた。あの時見たラモンは、死んでいたように見えた。
少なくとも、全く生気が感じられなかったのだ…。
執事が警部にケーキを進めて怒鳴られる。
チェルミー警部は、甘いものが大の苦手らしい。

昔、お屋敷に仕えていた老婦人リーサに話を訊くことが出来た。
リーサは昔の写真ですら今と同じような老婦人だった。かなりの高齢なのだろうか。

リーサ曰く、故ラインフォード氏は、妻を深く愛しており、妻の死後それはそれは悲しんだ。
その後彼は、どこからともなく亡くなった妻そっくりのサロメを連れてきた。
サロメはアロマを可愛がったが、アロマはとうとうサロメを受け入れることはなかったという。
無くなった前夫人は、庭の地下墓所に葬られていた。
花に囲まれた夫人の像は、サロメ夫人に本当によく似ていた。
 
382 :レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:37:04 ID:n+3srloO0
沢山の謎を解き、住人達に聞き込みをしたが、調査は中々進展しない。
調べている内に、落ちていた新聞が目にとまる。
チェルミー警部の記事が出ていた。お手柄をたてて、インタビューをされたようだ。
警部曰く、一仕事のあとには、大好物の奥さんお手製スウィートポテトを必ず食べるとか。
愛妻を抱き寄せながら、おどけてスウィートポテトをかじる警部の写真も載っていた。

まだ調べていない所がある。門が開かない公園と、誰も近づかないというあの塔。
町中を調べたが、あの塔へ行く道が見つからない。
謎を解いて、閉ざされた道も開いたが、その道も塔の直前で行き止まりになった。
その時、2人の後ろに少女が現れた。
少女はスカーフを頭に巻き、大きなメガネで顔を隠している。
レイトンが、塔について何か知らないかと訪ねると、少女は逃げていってしまった。
ただ、少女の居た場所に、チケットのようなものが落ちていた。

これは、観覧車のチケット…。あの閉ざされた公園には、観覧車が見えていた。
「これは、彼女のくれたヒントに違いない。」
レイトン達は、公園に入る方法を探す。
公園番を見つけ出して、中に入ることに成功。

公園の入り口には、肖像画の少女を幼くしたようなイラストが描いてある。
おそらく、この豪華な公園は、アロマの為に作られたのだろう。
観覧車の近くまで来ると、不意に観覧車が大きく傾いだ。
そして、台座から外れて、こちらに向けて猛スピードで転がってきた。
何とか逃げ切り、観覧車は水車小屋を吹っ飛ばして池へ突っ込んだ。
偶然にも、むき出しになった水車小屋の土台に、地下へ続く階段を見つける。
奥へ進むと、塔の形をした鍵があった。

もう一度、塔に一番近い行き止まりを目指すが、チェルミー警部から呼び出しを受けた。
警部は、レイトンをロイ殺しの犯人だと断定し、調査を中止させようとする。
レイトンは警部に、あの新聞記事を突きつけた。
本当のチェルミー警部は、スウィートポテトが大好物なのだ。
そして、事件があったのは橋が上がった後。警察が来られる訳ない。
更に、妻の名前を態と間違えるトラップにもひっかけて、チェルミー警部が偽者であると立証する。
偽警部は居直って、正体を明かす。彼は、科学者ドン・ポールだった。

ドン・ポールは、かつて天才学者と称されていたが、その邪な心から学会を追放された。
レイトン教授をライバル視しており、過去に度々衝突していた。
たまたま見つけたロイの死体を利用して、レイトンのジャマをしようとしたらしい。
ドン・ポールはラインフォード氏の遺産を狙っていて、この町の秘密ももう解ったと言う。
そのまま彼は、自家製飛行機に乗り込んで去っていく。あの時の爆音と振動は、あれがこの町に不時着した音だったのだろう。
 
383 :レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:37:54 ID:n+3srloO0
レイトン達も、例の行き止まりへ戻った。
そこに、あの少女がもう一度現れた。
「あの塔に近づかないで。」
そう警告して、また少女は去っていく。

2人は、行き止まりの壁に穴を見つけて、鍵を差し込む。
すると、壁が開き、塔への道が現れた。

その塔は、謎を解かないと次の階に進めないようになっている。
難問を突破しながら最上階を目指すことに。
その前に、地下に行ってみると、そこは何かを作る工房のようになっていた。
レイトンはそれを見て、自分の推理に確信を持つ。
そこへ、ラモンを攫った老人が現れた。
レイトンは、老人に自分の推理をぶつける。

この町は、作り物なのではないか。
異常に謎々好きで、歳をとらない住人達。
彼らは人形で、調子が悪くなってきたら、老人が回収して修繕する…。

老人はそれを認めた。
彼は、天才人形師ブルーノ。この町は、丸ごと彼の作品だったのだ。

故ラインフォード氏は、ブルーノの才能を認め、援助していた。
ブルーノは、とうとう完全なオートマタ(自動人形)を完成させ、ラインフォード氏は大層喜んだ。
そしてブルーノは、氏に心から仕え、お抱えの人形師として働いた。
人形は裏切らない。執事人形と家政婦人形、友人人形、従僕人形。色々な人形は、富豪故の孤独を慰めた。

夫人を失ったラインフォード氏は、妻に生き写しの人形を作らせた。
それは本当に夫人に似ていて、氏の心は慰められた。
しかし、あくまでも最愛の人は戻らない。氏は、あえて真逆の性格を指定した。
幼いアロマは、姿は母であれ全く別の人格を持つ人形を怖れて、母と慕うことはなかった。

妻を亡くした大富豪は、忘れ形見のアロマに愛情と時間の全てを注いだ。
妻の分までこの子を愛し、成長を見守る事を自分の使命とした。
だが、ラインフォード氏もまた病に倒れ、余命が幾許も無い事を告げられた。
それを知ったラインフォード氏は、最後の大仕事にとりかかった。ブルーノもそれに全力を注いだ。

アロマを守り、育てる町を作ること。
閉ざされた町と人形達が、アロマを外の世界と孤独から守り、健やかに育ててくれるように。
何も無かったこの土地に一つの町を建設し、様々な人形を住まわせた。
人形達は自分達の役割に忠実に、毎日を送る。
アロマの為に、遊園地も作られた。アロマの遊び相手になる女の子の人形達も。
兎に角、この町の全て、何もかもが、アロマを守る為だけに在る。

そして、数年たった今も、ブルーノはこの町を管理し続けている。
アロマがこの町を必要としなくなるまで、この町は機能し続けるのだ。
 
384 :レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:38:56 ID:n+3srloO0
ハンドルもブルーノが盗んだのだろう。レイトン達の人間性を、じっくり見極める為に。
そして、レイトン達は塔を登る事を許可された。
もう一つこの町が守っているもの、黄金の果実。それは恐らく、この塔にある。

難問を突破しながら、塔を上へ上へ登る。
長い戦いを経て、辿り着いた最上階には、一軒の家が建っていた。
中は、豪華な調度品が並ぶ、上品な部屋だった。
「とうとうここまで来たんですね」
そこに、あの少女が立っていた。
今はもう、顔を隠していない。彼女はやはり、ラインフォード氏の一人娘、アロマだった。

「どういうことなんですか、先生!」
「彼女が、黄金の果実の正体だよ。」

ラインフォード氏の謎かけの目的は、遺産の相続相手を探すことではなかった。
最愛の娘を託せる人を探すことだったのだ。全ての財産と引きかえに。

作り物の住人達は、少女の孤独を癒してはくれなかったのだろうか。
アロマは心を閉ざし、笑わない娘になっていた。
「町の外から人が訪れた時、この塔にこもり待つようにと、父から言われていました。
 そして、ここに誰かが辿り着いた時、その方こそが、私の人生を捧げるにふさわしい人物なのだと」

その時轟音と共に塔が揺れた。
外を見ると、ドン・ポールの飛行機から鉄球が吊り下げられ、塔を攻撃している。
塔から脱出しようとするが、階段が崩れて、レイトンとアロマは取り残されてしまう。
ルークに先に降りるように指示して、レイトンはアロマを連れて最上階へ戻る。

そして、飾ってあった巨大な地球儀の枠を外して、旗竿を組み合わせて旗を張り、アロマを抱えてハンドグライダーの要領で飛び出した。
滑空して、ドンポールの飛行機を掠めて壊し、町の通りに不時着する。
レイトンはアロマを抱き込んでかばいながら転がる。
町の人達やルークが駆けてきて、2人を囲んだ。
魔法の様な脱出劇だった。アロマは起き上がり、レイトンを見ると、初めての笑顔を見せた。
そのままレイトンに抱きつくアロマ。

体を離した時、レイトンはある事に気付いた。
アロマの鎖骨の当たりに、今まで無かった痣がある。
アロマが心から笑った時にだけ、浮かび上がるリンゴ型のアザ。
黄金の果実とは、アロマの笑顔の事だったのだ。

アロマは、遺産については何も聞いていないと言う。
「遺産なんかなかったんでしょうか?」
「そうじゃないよ、ルーク。私の推理が正しければ…」

屋敷に戻り、アロマの肖像画の前に立つ。
そして、絵の中のアロマの、痣が浮き出る部分を指で押し込んだ。
すると、隠し扉が開き、小部屋が現れた。
そこには、目もくらむような金銀財宝がひしめいていた。
 
385 :レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:41:15 ID:n+3srloO0
同時に、録音されたラインフォード氏のメッセージが再生された。

「アロマよ。とうとうここまで来たか。
 アロマ、この町はちゃんとお前を守ってくれたか?
 独りになったお前が寂しくならないよう、心をこめて作った町だ。
 ここにたどり着いたなら、私の想いは通じたのであろう。
 私は、お前に「幸せ」をプレゼントしたかった。
 それが、お前の隣りにいるその人なのか…結局はお前次第だが。
 さて、娘と一緒にいるアナタ。よくぞ私の残したナゾを解き明かしてくれた。
 あなたなら既にお気づきだろうが、改めてお話しよう。」

氏は、町の秘密について語り、黄金の果実についても触れた。
娘が成長した時、黄金の果実について公表するよう、執事人形に命じてあったのだ。
そしてこの町が、住人達が、訪れた者の知力と心を試す。娘にふさわしいかどうかを。

「そして貴方は、賢くて立派な紳士
 いや、場合によっては女性かもしれないが、全てのナゾを解き、ここまでたどり着いたあなたなら…
 私と同じくらいの知恵があり、私と同じくらい娘に愛情をもっていると考えたのです。
 遺産を引き継ぎ、娘を大事にしてください。
 この部屋の財宝は全てあなたのものだ。
 あなたが宝を手にした時、町はその役目を終え、住人達も永遠の休息につくだろう。」

この財宝に手をつければ、町の機能は停止する。
命が通ったように、笑い、しゃべり、暮らしている住人達は、皆動かなくなってしまうらしい。

「さぁ、あなたの手で、この偽りの町の長い歴史に幕を降ろしてください。」

レイトンは、アロマに選択を委ねた。
元々は君に残された遺産だ。君が選びなさいと。
アロマは、遺産なんていらないと答えた。
この町に、いつまでもこのままでいてほしいと言う。

「わかった。そうするといい。そして、君はどうするんだ?」
「私は…私の望みは…」

人形達に見送られながら、レイトンとルークは車に乗り込む。
続いて、アロマも後部座席に。
アロマは、レイトンと共に町を出ることを望んだのだ。
アロマは、遠ざかる町を見ながら呟いた。
「さよなら、私の町…」

◆スタッフロールと一緒に、後日談のイラストが数枚流れる。
アロマは、レイトンやルークと一緒に暮らしてるっぽく描いてあるが、悪魔の箱やってないから真偽不明。
最後は、3人の元に住人達から手紙と集合写真が送られてきてEND。





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