偽典 女神転生 -東京黙示録-

part37 - 38 (441 - 446,472 - 482,11 - 14)


441 :偽典 女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:19:21 ID:QHxZZNAI0
この物語は"真 女神転生"の主人公が金剛神界に行っている間の話とされている。
I.C.B.M.が東京に放たれ、わずかに生き残った人々はシェルターに避難し今日まで生き延びていた。
ある日、再び地上に出た人々は絶望した。東京は悪魔が徘徊する地獄のような場所になっていた。

*本編
”デビルバスター入隊試験の申し込みを受け付けました。これから適正検査を開始します”
心理テストのような適性検査を受け、モニターの前から離れる。
彼は葛城史人 (かつらぎ あやと)。
初台 (はつだい)シェルターの居住区で一人暮らしをするB級市民だ。
母親は彼を悪魔から庇って死に、父親はデビルバスター (DB)だったが、
制服の上着だけを残し消息不明になってしまった。
彼が今着ている真っ赤な上着こそ、父親の形見のDBブルゾンだ。
 
試験を明日に控える葛城は、休む前に居住区内の知り合いの部屋へ挨拶に向かう。
 「いよいよ明日だな。頑張れよ」
西野義雄 (にしの よしお)。史人の父親の元部下、現DB隊長。妻と息子がおり、史人を家族のように接する。
 「大丈夫、お前なら受かるって!」
早坂達也 (はやさか たつや)。史人の親友。DBの隊員。
「今こいつの改造で手が離せないんだ。またな」
山瀬勇 (やませ いさむ)。DBの隊員でメカオタク。趣味はアームターミナルの改造。
扉を抜けた先はA級市民が住む、広い部屋が並ぶ場所だ。
「あ、葛城くんが来るなんて珍しいね」
桐島英美 (きりしま えみ)。早坂の恋人。DBの悪魔データの解析担当。
「葛城くん、明日はお互いに頑張りましょうね」
橘由宇香 (たちばな ゆうか)。史人の恋人。彼女も明日に試験を受ける。
一通り話をし、史人は自室で就寝した。

翌日。
史人は自室の端末の前で筆記試験を受ける。
悪魔、戦闘、魔法やコンピュータに関する知識が問われる。
その後、係員に連れられバーチャルトレーナーへ向かい実技試験を受ける。

全ての試験が終わると受験者は控え室で待たされた。
由宇香は合格。史人は不合格だった。
史人は早坂たちに、落ち込むことは無いと励まされた。
 
442 :偽典 女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:23:03 ID:QHxZZNAI0
数日後
史人は自室の前でDBの制服に身を包んだ由宇香を見つける。足元には大きい荷物が置かれていた。
史人は荷物運びを手伝い、由宇香とDBの詰め所に向かう。

雑談をしていると通信機が鳴り出した。由宇香は通信機に駆け寄るが返答は無い。
由宇香は連絡係として詰め所に残らなければならず、史人は隊員たちの様子を見に向かう。
シェルターの外では激しい戦闘が繰り広げられており、シェルターのドアを開けると、隊員たちがドッと入ってきた。
迅速な対応のためか、犠牲者はいなかった。
後日、史人はこの功績により、DBの特別合格が認められた。

史人は西野が隊長を務める部隊に配属された。早坂、山瀬、英美、由宇香も一緒の部隊だった。
アームターミナルを支給されたが、制服は父のDBブルゾンを着ている。

それから数日間、バーチャルトレーニングでの訓練が続いていたが、ある日、原宿シェルターが悪魔の襲撃を受け応援要請が入る。
DB管理部は行くなという命令を下したが、西野たちの部隊は命令を無視して原宿シェルターに向かった。
しかし、原宿シェルターの悪魔は強力で、何も出来ずに帰ってきた。
管理部に呼び出された。待っていたのは管理部の長であり、由宇香の父親でもある橘兼嗣。
一通り説教され、西野の部隊全員に謹慎が命じられた。
 
管理部を出るとき、幼い少女にぶつかった。
少女は由宇香の母親違いの妹で、兼嗣の不倫で出来た子だという。
由宇香はそれが許せなくて、父親の元を離れて一人暮らししているのだ。

史人が自室に戻ると、端末に通信が入っていた。
"悪魔撃退プログラム"というものが送られてきていた。
ファイルを開くと身体に悪寒が走り、気がつくと床に倒れていた。
気分が悪いので、ベッドに入ってそのまま寝た。
目を覚ますとそこは深夜の霊安室だった。
鍵か掛けられている霊安ボックスを素手で開けようとして失敗したらしく、
指から血が出ている。気を失って再び目覚めると、部屋のベッドで元通り寝ていた。
霊安室に行ったのは夢かと思ったが、指には血がついていた。
それから数日、史人は寝込んだ。西野や英美がお見舞いに来てくれたが、無気力になって、何も考えられない。
 
443 :偽典 女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:24:34 ID:QHxZZNAI0
ある日、由宇香が泣きはらした目で部屋に来た。
継いで早坂もやって来て言う。
 「ファームの樹木エリアで、由宇香の妹が変死体で発見されたんだ」
史人の心臓が跳ね上がる。
 「葛城くん、その足!」
由宇香が叫んだ。史人の靴にはファームにしかない土が付いていた。
 「葛城、お前じゃないよな?」
史人には否定できなかった。煮え切れず、早坂は出て行った。
部屋に残った由宇香は言う。
 「今日は、朝まで一緒にいていいでしょ?
     私はひどい人間なのかも知れない。
     美莉が死んで悲しいはずなのに、こんなこと考えて。
     私、貴方のことが好きだったの。出会ったそのときからずっと。
     止まらないのよ。この鼓動が……」
身体をベッドに横たえ,、二人は男女の関係になった。
 
翌朝、早坂が二人を迎えに来た。三人は詰め所へ行った。
詰め所には西野、英美、山瀬も揃っていた。
 「マグネタイトはもう足りたのか?」
西野がそう言うと、史人の身体を悪寒が駆け抜けていく。気を失って倒れた史人の口から、煙が立ち昇る。
煙は形を成していき、鎧を着た悪魔の姿になった。
 「なかなか面白い歓迎をしてくれましたね。甘美な味でしたよ、この少年の心は」
悪魔は"ムールムール"と名乗り、西野たちの制止をものともせず逃げていった。
意識が戻った史人は事情を聞かされる。
ムールムールは生体マグネタイトを吸収すべく史人を操り霊安室に行ったが、
死体が手に入らず由宇香を殺しマグネタイトを奪ったのだという。

霊安室から悲鳴が上がる。どうやら、由宇香の妹の死体が"ZNVウィルス"という、人をゾンビ化するウィルスに感染されたらしい。
蔓延するのを防ぐため、山瀬が市民をファームに避難させることになった。
そして残りの西野、早坂、英美、由宇香、史人でゾンビや悪魔を倒しながらムールムールを追う。
下の階層に降りていくが、安全だと思ったファームの周辺にまで悪魔が迫って来ていた。
史人たちはファームに行った。そこにいるはずの山瀬はおらず、市民や西野の妻と息子はゾンビと化していた。
やむなくゾンビたちを倒し、ファームを出て管理部へ。
そこにムールムールが待っていた。
 「お待ちしておりましたよ、お嬢さん」
ムールムールは由宇香にそう言った。史人たちはムールムールに襲い掛かったが、逆に倒されてしまう。
ムールムールは由宇香を軽々と抱き上げた。どこからともなく、強そうな悪魔たちが現れた。
イポス、ラマシュトゥ、アシラト、アスタルテ、アバドン、レラジエ、デカラビア。そしてムールムール。
ソロモン72柱として名の通った悪魔たちだ。
ムールムールは現れた悪魔たちに由宇香を差し出す。
由宇香は悪魔たちに四肢を掴まれ、別々の方向に引っ張られた。
由宇香の身体は引き裂かれてしまった。
満足した悪魔たちは去っていった。最後に、血溜りの中に置かれた由宇香の首が残った。
 「おっと、大切な首をバエルさ様にお届けしなければ。
     このシェルター内に毒ガスを撒きました。無事に地上に出られた者を祝福しよう」
そう言ってムールムールは由宇香の首を拾い、去っていった。
 
444 :偽典 女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:28:07 ID:QHxZZNAI0
やっと動けるようになった史人たちは、近くにある装備室に逃げ込んだ。
そこには毒ガスを防げる対化学スーツが吊るしてあったが、三着しかない。
史人は目の前で由宇香を殺されたショックで、自暴自棄になっていた。
スーツを着ずに部屋を飛び出し、管理部の部屋へ入る。
充満してきた毒ガスで意識が薄れてくる。血溜りの中に、ペンダントを発見した。
由宇香が着けていたものだ。史人と由宇香が一緒に写っている写真がホログラムになって浮かび上がる仕組みになっている。
史人はペンダントを握り締めながら意識を失った。

史人は気がつくと不思議な場所にいた。迷い込んだ死者たちがいる。自分は死んだのか、と史人は思った。
しばらく進んでいくと、老婆がいた。
 「この黄泉比良坂に生者が来ようなど、かのイザナギの時以来のこと……気分が悪いわ!!」

史人は目を覚ました。生まれ変わったように清々しい。
あれからどれくらいたったのか、毒ガスももうなくなったようだ。階段を上っていく。外へつながるドアへ手をかける。
生まれて初めて足を踏み出す外の世界に、期待と不安を感じながら、ドアを開けた。
外に出て少し歩くと、姿を消していた山瀬が声をかけてきた。
シェルター市民の避難誘導を放棄したのは、早々に自分たちは劣勢であると見切ったからだと言う。
そして今は"ダンタリオン"という悪魔と手を組んでいるらしい。

山瀬が去っていったあと、遠くからジープがやってきた。乗っていた男二人は"園田哲也""上河公輝"と名乗った。
 「俺たちは"ペンタグランマ"……いわゆるレジスタンスのメンバーだ。
     どうだ、ペンタグランマに来ないか?」
行くあてはない史人はジープに乗り込んだ。

ジープは下落合の辺りで止まった。秘密の入口から地下へ降りる。
レジスタンスのリーダーの、"渡邊伸明"の元へと連れて行かれた。
渡邊は気難しそうな男だ。そして、史人はそこで意外な人物と会う。
早坂と英美だ。西野はレジスタンスには入らず、一人でどこかに行ってしまったとのことだ。
あてがわれた部屋へと行き、休息を取る。

数日後、史人たちは初任務として新宿労働キャンプの解放に参加することになった。
労働キャンプは悪魔に捕まった人々が強制労働をさせられている場所だ。
園田、上河、早坂、英美、そして史人というメンバーで、トラックに乗り込んでキャンプに潜入する。
"バール兵"と呼ばれる、悪魔に寝返った人間が人々を監視している。
スパイとして潜入していた"猫娘"という悪魔人 (悪魔と人間の混血)の協力もあって、
キャンプのボスである"ダンタリオン"を倒す。

 
445 :偽典 女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:29:47 ID:QHxZZNAI0
それからまた数日後。今度は新宿都庁に乗り込んだレジスタンスメンバーから応援要請が来たので、
史人たちは新宿都庁へ向かう。
新宿都庁は途中から2本に分かれているが、史人たちは南の塔へ登るよう指示される。
アドニスという悪魔を倒す。次に出てきたバエルという悪魔を倒す。
バエルは最後の力を振り絞って一撃を加えようと襲い掛かってきた。
とっさに上河が史人たちを庇うように前に出た。上河は死んだ。
大きな犠牲を払ったが、新宿都庁を悪魔の手から取り戻した。
レジスタンス基地は都庁に移動することになった。史人たちにはそれぞれ、広い個室が与えられた。
それから数日は何ごともなく過ぎていった。ある日、アドニスが悪魔たちを引き連れ、都庁へ攻めてきた。
アドニスは最上階の、渡邊の部屋を占拠した。園田と二人で、悪魔を倒しながら、渡邊の部屋へ行く。
史人の顔を見て、アドニスは逆上して襲い掛かってきた。
「バエル様の仇!!」
だが、そこへ悪魔が現れて、アドニスを止めた。
「アドニス、勝手な真似はよせと・・・」
「貴様、バールハダトだな?」
バールハダトと呼ばれた悪魔はうなずいた。バールハダトは強い。史人たちは気絶してしまった。

 
472 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:06:01 ID:cOM+hIAs0
代々木労働キャンプ:
気がつくと史人と園田はトラックに乗せられていた。着いた先は代々木労働キャンプ。
装備品とアームターミナルを奪われ、鉄格子の嵌った部屋に入れられる。狭いが一応個室なのが救いだ。
これからどうなるのだろうと考えていると、山瀬がやってきた。
「久しぶりだなあ、葛城」
史人が山瀬を睨むと、山瀬は弁解するような口調で言う。
「俺は生き残るために、ちょっと知恵を使っただけだぜ」
山瀬は何かを投げてよこして、去っていった。それは山瀬お手製の、改造アームターミナルだった。
しばらくして、バール兵が史人を部屋から出し、土壁の前に連れて行く。
この壁を掘り進むのが課せられた労働だ。真面目に作業したあと、食事の時間になった。
囚人たちは食堂に集められた。皆、食器を持って並んでいる。
食事を貰うには、悪魔への忠誠を誓わなくてはならないらしい。
それに、この食事には何かヤバい物が入っていそうだ。史人は列に並ばなかった。
そんな史人の反抗的な態度を見たバール兵が、史人を暗い部屋に連れて行く。
縛られて鞭で打たれた。辺りを見ると園田も鞭で打たれている。
寝る時間になったので、部屋に連れて行かれた。史人は絶望に打ちひしがれながら意識を失う。
何かの気配がするので目を開けると、そこにはちょっとキツイ眼差しの女性がいた。
ドアには鍵がかかっているのに、どうやって入ってきたのだろう?
「静かにして。何も心配する事はないわ」
そう言って彼女は食料を差し出した。
「貴方、バール兵に逆らったんですってね。そうよね、あの食事は食べないほうがいいもの。
何か食べないとへばるわよ。恋人の所に帰りたいんでしょ?私、見ちゃったの。そのペンダント・・・」
史人はありがたく食料を頂いた。名前を聞いてみる。
「私?私は、飛鳥泪」
泪は特別な囚人なので、ある程度自由に歩きまわれるし、強制労働もないという。
この部屋には秘密の抜け道から入ったとか。
「三日だけ待って。そうしたら、逃げられるようにしてあげる」
そう言って泪は帰っていった。どうして彼女は自分に好意的なんだろう、と思いながら眠りに就いた。
それから、労働して、食事の時間に逆らって、鞭で打たれて、泪に差し入れを持ってきてもらう、
という日々が三日間続いた。
その夜、園田がやってきて、史人の部屋の鍵を開けた。そして泪の部屋まで行く。
泪は何故か、史人たちの装備品を用意して待っていた。だが、残念ながらアームターミナルは手に入らなかったらしい。
装備品を取り戻し、泪も連れて三人で進む。
途中でこのキャンプを束ねる悪魔バーゼルフォンが駆けつけて来たが、倒す。
地下鉄の線路を歩き、代々木公園駅に出る。地上に出ようとするとき、史人は幻を見た。
幻のくせにやけにリアルだ。それは由宇香の姿だった。由宇香の声が聞こえてきた。
”危ない・・・アドニス・・・爆心地・・・心臓・・・殺され・・・私は・・・”
新宿都庁に戻ってきた史人たち。だが、レジスタンスメンバーは厳しい顔をしている。
渡邊の元へ連れて行かれた。
「先の悪魔の襲撃は、貴様らが仕組んだものだろうが!しらばっくれおって!
園田、葛城、両名に死刑を言い渡す」
牢屋代わりの部屋に閉じ込められた史人たち。そこへ、猫娘が助けに来た。
「大声を出しちゃだめ!あの襲撃事件から、渡邊は人が変わってしまったようだわ・・・」
早坂や英美や他のメンバーも来てくれた。
「リーダーを裏切る気はないけど、あんたたちの事はほっとけないよ」
猫娘たちは史人たちをこっそりジープに乗せて、逃がしてくれた。

 
473 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:07:37 ID:cOM+hIAs0
原宿シェルター:
これからどうするか考える。
「原宿シェルターに行くのはどうかしら?」
泪がそう言った。原宿シェルターは悪魔の襲撃を受けて壊滅しているのでは?と思ったが、どうやら違うらしい。
「そうでもないみたい。アドニスっていう悪魔が乗っ取って、美男美女を侍らせてよろしくやってるらしいわよ」
原宿シェルターに乗り込み、最深部のアドニスの部屋へ。
そこは泪の話どおりの光景があった。アドニスを倒して、原宿シェルターを解放する。

マイシテー&慶王ルミネ:
泪が新宿方面に行こうと言うので、新宿駅の駅ビル、マイシテーと慶王ルミネを散策する。
マイシテーの下の階層はショッピングモールで、上の階層は居住区になっていた。
そこで妙な噂を聞いた。満月の日に、居住区の人間が一人ずつ行方不明になっているという。

御田急ハルク:
新宿駅の西側にあるデパート、御田急ハルクにやってきた。
その5階の一室。そこは機械室だった。表のカリヨン時計を制御しているらしい。人の気配がする。
「そこに誰かいるの?」
かわいい女の子がやってきた。女の子はメイと名乗った。メイと話をしていると、奥から少年がやってきた。
カズミと名乗るその少年は、メイの兄らしい。メイを奥へ連れて行こうとする。
「妹は肺を患っていて、寝てなきゃだめなんだ。おまえらに関わってる暇は無い。帰ってくれ」
一行は機械室を追い出されてしまう。
数日後、また機械室を訪ね、メイと話をする。
「お兄ちゃんたちは、どうしてメイたちの所に来るの?メイたちはこの世で二人きりなの・・・」
どうやら両親はいないらしい。やがて、カズミがやってくる。
「頼むから、オレたちのささやかな生活を壊さないでくれ。
忠告しておく。満月の夜にはこのあたりにいるのは危険だ」
あの兄妹のことが心配なので、次の満月の夜に御田急ハルクに行く。
中に入ると異様な雰囲気が漂っている。耳を澄ますと、獣の鳴き声が聞こえる。
胸騒ぎがする。急いで機械室に向かう。すると、カズミは不在で、メイが一人で留守番をしていた。
「満月に悪魔が来るの・・・お願い、満月じゃない時に来て!」
言われたとおりに、満月を過ぎてから再び訪ねる。カズミは柱の影に隠れながら言う。
「新月まで、メイを預かってくれないか?理由は聞かないでくれ」
カズミがあまりにも真剣なので、何も言わずにメイを預かることになった。
園田は鬼子母神の僧侶と知り合いだそうなので、メイを鬼子母神に連れて行くことになった。
そして、満月の夜。
「うーん、お兄ちゃん、やめて・・・!」
メイがうなされながら飛び起きた。
「お願い、お兄ちゃんを止めて!!」
もう一度御田急ハルクに行くことに決めた。泪とメイを残し、史人と園田の二人で新宿へ向かう。
御田急ハルクの機械室。そこにはワーウルフがいる。戦って倒す。すると、ワーウルフはカズミの姿になった。
「マイシテーの居住区で人を喰らってたのはオレなんだよ。昔、ワーウルフに憑依されて・・・」
「たいしたもんだわ。人間も捨てたモンじゃないわね」
振り向くと泪とメイがいた。こっそり付いてきてたらしい。
「憑依されても、よく精神を乗っ取られずに済んだわね。もう大丈夫よ。
まだ満月なのに、あなたは人間の姿になっている。あなたは完全にワーウルフの精神に勝ったのよ」
泪が感心している。
もうこんなところでひっそり暮らす必要も無い、旅に出る、と言って、カズミはメイの手を引いて去っていった。

 
474 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:09:19 ID:cOM+hIAs0
新宿爆心地コロシアム:
御田急ハルクを出ようとすると、悪魔が待ち伏せていて、こちらに手紙を渡して去っていった。
電子メール全盛の現代においては珍しい、白い紙に書かれた手紙。
読んでみると、それはアドニスからの挑戦状だった。新宿爆心地コロシアムで待つという。
急いでコロシアムに向かう。
新宿駅から少し離れた所にある爆心地。周囲数百メートルにあったものはすべて消し飛んでいる。
その何も無い場所の中心に、新たに建てられているのがコロシアムだった。
コロシアムの中に入ると、案内役の悪魔に、史人一人で進むようにと促される。
泪と園田と別れて一人で進み、アドニスの待つコロシアムの中心へ。
そこには立会人としてアバドンとラマシュトゥがいた。忘れるはずもない、由宇香を喰らった悪魔だ。
だが、今は目の前のアドニスに集中しなければ。目の前に数種類の武器が運ばれてきた。
史人とアドニスはそれぞれ武器を選び、手に取った。試合開始!
アドニスは負けてがっくりと膝をつく。
試合を終え、泪と合流。園田の姿が見当たらないので聞いてみると、悪魔に襲われて死んだという。
園田の死体を回収して、鬼子母神に届けた。

シャンシャンシティ:
由宇香を喰らった悪魔の一人、アバドンが治めているという、東池袋にあるシャンシャンシティに来た。
地下1階~地上1階のショッピングモールと、60階建てのビル。
エレベーターを乗り継ぎ、転送装置を駆使して最上階へ。待ち構えていたアバドンを倒す。
アバドンの死体は崩れ落ち、ゆっくりと消えていった。あとには由宇香の左腕が残されていた。
そっと拾い上げて驚く。その左腕は温かく、脈打っている。まだ生きている!
「全てのパーツが揃ったら、貴方は・・・そうよ、貴方はそうするに違いないわ!」
謎の言葉を残して、泪は走り去ってしまった。
部屋の中を見回すと、一人の女性が吊るされていることに気付く。
それは英美だった。急いで助ける。
「私ね、すっごい頑張ったんだよ!」
あの後、新宿都庁から追放され、早坂とも離れ離れになってしまい、悪魔に捕まったという。
英美を一緒に連れて行くことにする。
「こうしてまた葛城くんと一緒に行動出来るなんて・・・。これからよろしくね」
シャンシャンシティを出ようとすると、また由宇香の幻が見える。
”集めて・・・私の身体・・・私は生・・・お願い・・・”

 
475 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:10:50 ID:cOM+hIAs0
戸山シェルター:
由宇香の左腕が手に入ったのはいいが、このまま放っておいたら死んでしまうだろう。
戸山シェルターに名の通った科学者が居るという噂を聞きつけて、やってきた。
シェルターの最奥に研究所がある。そこには目を疑いたくなる光景が広がっていた。
燕尾服姿のウサギが懐中時計と睨めっこしている。トランプの兵隊が居眠りをしている。
その中に白衣を着た老人が居た。
「わしの名は平沢晋だ。この研究所に引っ込んでからもう随分経つ」
ウサギや兵隊は平沢博士が作ったデミノイドだという。
「そうだ、帽子屋が焼いたスコーンがあっただろう、あれを持ってきなさい」
平沢はウサギと兵隊に命令を出し、お茶会の用意をさせた。
史人たちは困惑しながらもお茶会を楽しんだ。その後、由宇香の左腕のことを相談する。
「培養槽に入れておかなければだめだろう。残念ながら、ここにはそんな設備は無い。
だが安心しなさい。わしの弟子である日下章人の研究所なら、腐るほど置いてあるはずだ。
紹介状を書いてあげよう」
平沢が紹介状を書いていると、一人の少女が部屋に飛び込んできた。
「平沢おじいじゃん、大変なの!」
それはメイだった。少し前から、兄妹は平沢の厄介になっているという。
「わしの作ったデミノイドのアリスが行方不明になっておった矢先なのでな。預かる事になったのだ」
メイがデミノイドたちと楽しく戯れているのを眺めつつ、研究所を後にする。

市ヶ谷シェルター:
日下博士がいる市ヶ谷シェルターに向かう。出入り口の前に、レラジエが待っていた。
レラジエを倒すと、その死体の中から由宇香の右腕が出てきた。左腕同様、生きている。
シェルターの中に入るとすぐに、妙に色っぽい格好の看護婦さんがいる受付がある。
紹介状を出して事情を説明する。看護婦さんに連れられて、日下博士の待つ部屋へ通される。
日下は気難しそうな男だ。由宇香の腕のことを説明すると、日下は少し考えてから言った。
「私の研究所にある培養槽を使ってもいい。本来なら莫大な維持費を払ってもらうことになるのだが、
条件付きで無料で預かろう。その身体のパーツのサンプルを提供してもらいたい。なに、少しだけだ。
身体を傷つけるようなことはないから安心したまえ」
その条件を呑んで、由宇香の両腕を預けることにした。

秋葉原駅ビル:
地下鉄の東池袋駅から有楽町線のホームに降り、線路の上を歩いて護国寺駅へ。
地上に出て東に向い、神田川を渡って秋葉原駅ビルに着いた。
中に入ってすぐの所で、人とぶつかった。
「ごめんなさい、考え事をしていたものですから」
それは少年だった。彼は相馬三四郎と名乗った。
三四郎は史人のアームターミナルに目を留めた。
「そのアームターミナル、もしかしてデビルバスター?
この前まで、初台のデビルバスターと一緒だったんだ。西野っていう人だったんだけど」
驚く史人たち。西野のことをもっと詳しく聞いてみる。
「西野さんは、死んでしまった・・・。
護国寺で、アスタルテの襲撃を受けて、やつの炎にやられたんだ」
三四郎は史人たちに、一緒に行こうと言う。
「見ての通り、左腕がコレだから、安いサイバーアームを手に入れようと思ってね。
それで今度は銀座に行く予定なんだ」
よく見ると、三四郎が着ているシャツから出ているはずの左腕は無かった。

 
476 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:12:48 ID:cOM+hIAs0
ミレニアム総合病院:
三四郎を仲間に加え、駅ビルを出るとすぐに、怪しい男に声をかけられた。
「キミたち、DBの制服買わない?」
男が持っているDBの制服を見て、英美の目の色が変わった。
「おじさん!よく見せて!!・・やっぱり、これ、達也のだわ!」
英美は怪しい男を詰問する。
「それは、ミレニアム総合病院のゴミ捨て場にあったのを拾ったんだ」
男はそう言った。急いでミレニアム総合病院へ向かい、早坂のことを尋ねてみる。
早坂は火傷を負って運び込まれて来たが、死んでしまったらしい。
死体でもいいから会いたいと、医者や看護婦から情報収集する。気になる話を耳にした。
ミレニアム総合病院では、死人が出ると、死体を死体回収業者に回しているとのこと。
そしてその卸先は、市ヶ谷シェルターの研究所らしいとのことだ。
早坂の死体は研究所にありそうだ。市ヶ谷シェルターに行き、日下に死体回収業者のことを問いただす。
「あなた、死体回収業者から、死体を買い取ってるんですってね。
その中に、火傷を負った、背の高い男の遺体は無かった?」
日下は史人たちを研究所の、とある培養槽の前に連れて行く。その中に入っていたものは早坂の死体だった。
「達也、達也なの・・・?」
泣き崩れる英美。それを見て日下は言う。
「この死体を蘇生させることは出来ない。だが、生き返らせることなら出来る。
ただ生き返らせるだけだ。生きていたときの記憶は無いが、それでも、やってみるかね?
莫大な費用がかかるが・・・」
「記憶がなくなっても、達也は達也だもん!お願いします、あたしをここで雇ってくれませんか?
あたしなら、医学の心得もあるし、きっとお役に立てます!」
英美がそう言うのを聞いて、日下は笑った。
「いいだろう。確かに君なら役に立ちそうだ」
英美は史人たちに、申し訳なさそうに言う。
「ここで働いて、達也を生き返らせる資金を稼ぎたいの。
ごめんなさい、あたし、達也のこと諦めきれない・・・」

銀座地下街:
英美を市ヶ谷シェルターに残し、史人たちは予定通り、銀座に向かうことにする。
地下鉄秋葉原駅の入り口は瓦礫が積みあがっている。
「よし、これくらいなら・・・土蜘蛛!」
三四郎がアームターミナルを操作し、土蜘蛛を呼び出した。土蜘蛛は瓦礫を片付けて去っていった。
秋葉原駅から銀座線の線路に降り、銀座駅まで行く。駅を出ると銀座地下街が広がっていた。
道行く人々に話を聞く。銀座には「母なる金星」という施設があって、
そこの巫女さんがいいことをしてくれるらしい。
また、新月の夜に幽霊電車が現れるという噂も聞いた。
地下街から地上に出ると、いきなり声をかけられた。
「覚悟しろ!」
それはバール教徒の集団だった。倒しても倒しても切りが無い。ついに史人たちは傷つき、倒れた。

 
477 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:13:43 ID:cOM+hIAs0
母なる金星&イシュタルの槌:
史人が目を覚ますと、そこは小部屋だった。色っぽい格好の女性がこちらを見下ろしている。
「良かった!気が付いたのね。もう怪我も大丈夫そうね」
女性はいきなり、こちらの服を脱がそうとしてくる。戸惑う史人。
「そのまま楽にしていればいいのよ。さあ、力を抜いて・・・」
そうだ、この女性は巫女さんだ。そしてここが、噂に聞いた母なる金星。そしてこれは・・・「いいこと」。
史人は抵抗しようと思ったが、やめた。
身支度を整えて、部屋を出る。
隣の部屋のドアを開けると、巫女さんに服を取られまいと必死になっている三四郎がいた。
「あ、葛城、無事だったのか」
三四郎と共に、最上階の大きな部屋へ。そこには色っぽい服を着てはいるが高貴な女性が待っていた。
彼女は角生静那。母なる金星の教祖だ。
「お二人とも、すっかり傷がいえられて、わたくしも安心いたしました。
わたくしと、息子のかづさは、共に、イシュタル様をこの世で最も尊い神と信じ、奉っております。
ここ、母なる金星は、何人をも拒まぬ、無償の愛を教義の中心に置き、女性のみを受け入れております。
かづさが治めますイシュタルの槌は、現世におけるイシュタル様のご復活に備え、準備を行っております」
長々と説明されてしまった。何故助けたのか、と聞いてみる。
「それにはかづさに会っていただかなければ・・・」
静那に連れられ、母なる金星の隣の建物、「イシュタルの槌」へ。
大きな部屋に入る。奥から、まだ子供といった感じの少年が出てきた。
彼が角生かづさだ。その年で教祖とは・・・と驚く。かづさが口を開く。
「わたしはイシュタルに選ばれし者。イシュタル様の過去世である、イナンナの寵愛を受け、
龍イルルヤンカシュを倒した狩人。それがわたしの過去世なのです。
我々は現世におけるイシュタル様の転生体を探しました。そして、見つけたのです。
それは、橘由宇香、その人でした。
葛城さん、あなたがイシュタル様を復活させる使命を持っているのは明白です。
ですから我々はあなた方に協力いたします」
混乱した頭でイシュタルの槌を出た。

品川水族館:
新月の夜に、銀座線のホームに下りて、線路を歩いていく。
もう使われない駅に着いた。「新橋」という看板が転がっている。
そこに、轟音と共に、旧時代の列車が走ってきた。史人たちを誘うように、ドアが開く。
列車に乗り込む。しばらく走った後、止まった。そこは品川水族館駅だった。
駅のすぐ上が水族館になっている。大きな水槽の中に、水棲の悪魔たちが泳いでいた。
通路の先に、見覚えある人影が見えた。後を追ってみると、それはやはり、泪だった。
どうして突然行ってしまったのかと尋ねるが、泪はそれには答えず、逆に史人に言う。
「貴方は、かつての恋人と私、どっちを取るの?私は恋人の代わり?ただ寂しいから私を受け入れるの?
私だけを見て・・・。だめ、私から逃げて・・・。殺せない、いいえ、殺してしまうわ!
ああ、解らない、解らないのよ!」
またもや、泪は去って行ってしまった。

 
478 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:15:20 ID:cOM+hIAs0
品川ホテル:
品川駅の西側にある高級そうなホテルを訪れる。
9階のスィートルームに、意外な人物がいた。カズミである。
このホテルの隣の部屋にアリスがいることを突き止めたので、連れ戻そうと思ったが、
逆に捕まって軟禁状態になっているということだ。
行動は自由だが、ホテルから出ようとすると、アリスの不思議な力で連れ戻されてしまうとのこと。
ホテルから連れ出してくれと言うので、行動を共にすることにする。
アリスのいる部屋を訪れる。アリスはその名の通り、絵本から出てきたような
青いワンピースに白いエプロンドレスといったような格好の少女だった。
「あら?新しいお客さまね。ようこそ!あ、王子さまも一緒なのね。私はアリスよ。ここに住んでるの」
アリスはカズミのことを王子さまと呼んでいるらしい。
「お茶会の用意をしましょう」
トランプの兵隊などのデモノイドが、お茶会の用意をする。史人たちはお茶会を楽しんだ後、アリスの元を去る。
カズミを連れてホテルを出ようとすると、どこからともなく声が聞こえてきた。
「私の大事な王子さまを連れて行くなんて許せない・・・」
不思議な力で元に戻されてしまった。これはやはり、アリスをどうにかするしかないと、
再びアリスの元へ。
「どうしてそんなことするの?アリスの宝物、取らないでよ。ひどいよ、許せない・・・!」
アリスはデモノイドとしての本性を現し、襲い掛かってきた。
アリスを倒すと、ホテル内は一変する。高級そうな内装は消え、廃屋のようになってしまった。
「ここは、アリスの思念が作り出した幻の世界だったのさ」
カズミは、このことを平沢博士に伝えると言って、史人たちと別れた。

大歓楽街:
六本木にある大歓楽街と呼ばれる建物。そこは悪魔イポスが治めている場所だった。
イポスを倒し、由宇香の右足を手に入れる。

上野神殿:
上野駅の近くにある、バール教団の施設、上野神殿。
ここに、宿敵バエルがいるという情報を聞きつけたので、やって来たが、
待っていたのはバルベリスという悪魔だった。
「遅かったな。バエル様は新宿に向かわれたぞ」
バエルは新宿都庁の上に空中城を構え、そこに居るという。
バルベリスを倒したが、罠にかかって地下に落とされてしまう。
見回したが三四郎がいない。代わりに、目の前に男が倒れていた。
最近頭角を現してきた、ミレニアムなんとかとかいう宗教団体の制服を着ている。
「ミレニアムには気をつけろ・・・」
そう言って男は死んだ。しばらく進んでいくと、三四郎がいた。
「あのな、葛城、俺、さっき、生き別れになったキョウコの手がかりを見つけちまったんだ。
だから、早く探さなくちゃ・・・」
三四郎は別行動を取りたいと言うので、その場で別れた。
一人で神殿の出口に差し掛かると、唐突に泪が現れた。
「ねぇ、史人、私のことが好き?私のために死ねる?」
史人が答えると、止める間も無く、再び泪は去っていった。

 
479 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:19:23 ID:cOM+hIAs0
御花屋敷:
浅草の雷門をくぐると、そこは参道・・・ではなく、何故か大きな屋敷の中。
お化け屋敷のように、数々の日本の妖怪が立ち塞がるが、倒しながら先へ進み、
一番奥の部屋には和服を来た少女が座っていた。
「私は吉野姫。人間たちは、私のことを座敷童子と呼びます。
貴方の心には、大きな暗闇が見えます。あなたは、自らの心と向かい合う必要がおありのようですね。
お逝きなさい、貴方の心の闇へと・・・」
気が付くと史人は一人で立っていた。後ろを振り返ると行き止まりなので、とりあえず先に進む。
「史人、泣いちゃだめよ。お父さんみたいなデビルバスターになるんでしょ」
それは思い出の中の、若いときの母親だった。本当にここは、自分の心の闇らしい。さらに進んでいく。
「お前、大きくなったらデビルバスターになるって言ったらしいじゃないか。
父さんは嬉しかったぞ」
真っ赤なDBブルゾンを来て、隊長の印であるベレー帽を被った父親だった。
「ねぇ、葛城くん、私たち、もっと昔に生まれてくれば良かったね。そうすれば私たち、
もっと幸せになれたのに・・・」
初めて会った頃の由宇香。
目の前を横切ったのは、ゾウイという名の、自分が初めて作った黒猫のロボットだ。
「実はさ、オレな、好きなコが出来たんだ。桐島英美っていうんだけど、
たださ、階級差があるんだ。オレみたいなランクの低い人間は、彼女とは釣り合わないよ・・・」
早坂。
「葛城くんか。君はよくやっている。感謝するよ。ただ、君に言っておきたいことがある。
人間などもろい存在だ。取るに足らぬ虫けらだ」
渡邊の姿はバールハダトという悪魔に変わる。
「実はね、君のお父さんが、亡くなられた。私を庇って・・・」
父が死んだ事を告げる西野。
「葛城くん、私を愛してくれたんでしょう?私を見つけて。私はここにいる・・・」
血溜まりの中で微笑む由宇香の頭部。
「貴方は私を愛しているの?」
泪。
「我が息子よ、我に応えよ。我を崇めよ」
空中城にいるバエル。「我が息子」ってことは、やっぱり・・・。
「我が愛しい狩人よ、そなたが我が元を去るというならば、私はそなたを生かしてはおけぬ」
神々しい女神。「狩人」って・・・?
「俺の心臓はどこだ?」
園田。
「達也ったらね、指輪を買ってくれたの。お金ないのに、無理しちゃって。
葛城くんも、好きな人が出来たら、買ってあげるといいわ。
女ってね、こういうのが嬉しいものなの。値段なんて関係ない。気持ちが嬉しいのよ」
喜びに溢れている英美。そういえば、いつもあの指輪をはめていた。
「あの石板は、メソポタミアの秘術をもってして作られたもの。
バエル自らが文字を刻みし、呪縛の石板。史人、ラビスシジルの封印を解き、私を解放してくれ・・・」
マルドゥークとかいう悪魔。
「黄泉にはオセがいる。犠牲となった聖城学園の生徒たちと共に・・・」
三四郎。
”五色不動を・・・させれば・・・地上の結界がすべて・・・そうすれば、バエル城へ・・・助けて、私を・・・”
度々見る、由宇香の幻。
 
480 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:20:59 ID:cOM+hIAs0
最後に、史人自身が出てきた。そいつはドッペルゲンガーだった。
強さは今の史人と全く同じ。ドッペルゲンガーを倒すと、意識が薄れていく。
気が付いたときには、また元の部屋に戻ってきていた。
「この東京の運命は、貴方の手に委ねられています。貴方が信じる道へお進みなさい」
吉野姫はそう言って、こちらに何か差し出してきた。
「何かの役に立つこともあるでしょう」
受け取ってよく見ると、それは加護目の紋章だった。篭目、つまり六芒星が刻まれた紋章。

鬼子母神:
鬼子母神の住職から、寺に伝わる童歌の話を聞く。
かごめかごめ、月夜の晩に、鶴と亀がすべった。
寺の裏手に祠があって、その両脇には鶴石と亀石という石が置かれているのだとか。
歌われている通りに、月夜、つまり満月の晩に、祠に行ってみる。
祠の、何かがはまりそうな窪みに、加護目の紋章をはめると、鶴石と亀石が光り、祠の扉が開いた。
飛び込んでみると、そこは異空間だった。一番奥の部屋で、鬼子母神ハリティが嘆き悲しんでいる。
「おお、バエルよ、何故我が子を隠すか・・・。
おぬし、人の子か?わらわはここに幽閉されておるのじゃ。わらわの力を恐れたあやつは、
我が末子、ピャンカラを隠したのじゃ!ピャンカラさえ戻れば、あやつらなど・・・。
そなたがここに来たのも、何かの縁じゃ。相応のお礼をするゆえ、ピャンカラを取り戻してはくれまいか?」
史人は解ったと答えた。
「それでは、これを授けようぞ。ピャンカラが近くにいれば、違う音がするはずじゃ」
ハリティから受け取ったそれを揺らしてみると、カラカラと音がする。
それは、ざくろの形の土鈴だった。

ミレニアム総本山:
土鈴の音を頼りに探し回ってみると、大手町の辺りで反応があった。
白い荘厳なビルが建っている。ミレニアム総本山だ。ミレニアムなんとかの本拠地。
ガーディアンと呼ばれる白いマントの兵士がうろうろして、とても近付けない。
秋葉原にいた、早坂の制服を売りつけてきた男から、ガーディアンの制服を買い、
ガーディアンに化けて中に入る。
上の階に上るほど、鈴の反応は増していく。最上階でベルフェゴールという悪魔に会う。
「そうか、貴様が・・・。イシュタルの愛を得、アスタルテを惑わせ、
人間の分際で、アバドン、レラジエと、多くの悪魔を葬ってきた貴様と、
こうして戦うことができるとは。わしはうれしいぞ」
ベルフェゴールは意味深なことを言う。ベルフェゴールを倒すと、教祖のマイトレーヤとかいう男が出てきた。
マイトレーヤの姿は人間から悪魔へと変貌する。
「我は、夜叉大菩薩鬼子母神、ハリティーが末子、ピャンカラなり!!
この地に王道楽土を築き、人々を救うために降り立った救世主、マイトレーヤである!
その救世主に歯向かうとは、我が母にかけ、目にもの見せてくれようぞ!」
ピャンカラが襲い掛かってきたが、とっさに土鈴を見せる。
「その鈴は・・・。貴方は、母の使いでしたか」
ピャンカラは史人に、銅鏡を手渡す。
「それは八咫鏡という、三種の神器の一つ。お前に授けよう」
ミレニアムなんとかが厳重に保管していたものなのだそうだ。
アームターミナルを操作し、ピャンカラを仲魔に加えた。
 
481 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:22:09 ID:cOM+hIAs0
ミレニアム総本山を出るとき、また泪が待ち伏せていた。
「史人、久しぶりね」
史人は泪に、どうして突然いなくなったのか尋ねる。
「解ってほしいの。あの時は、ああするしかなかった。
でも、今はどうしても貴方の側にいたいの。お願い、何も聞かないで・・・」
彼女が言う通りに、何も聞かず、史人は泪を抱きしめた。
再び鬼子母神に行き、ピャンカラをハリティーに会わせた。
ハリティーは史人に、金剛杵を渡す。
「それは、カーラヴァジュラと言って、わらわがマハカーラ様より授かったもの。
この上ない武具じゃ。また、時空を超える力もあると聞く。必ずやそなたの手助けになるであろう」

黄泉:
護国寺に行くと、八咫鏡が光り、異次元への扉が開く。
中に入ると、前後不覚になり、意識が薄れる。
「史人、私の愛しい狩人。覚えてる?私がまだ完全に一つだった頃、
私と貴方は確かに出会った。貴方は若く、雄々しく、その命と引き換えに、私を望んだ」
”ねえ、私、今どんなにドキドキしているか、解る?止まらないのよ。この鼓動が・・・”
この声は、側にいるはずの泪?それとも・・・。
「私を愛して・・・」
”葛城くん、好きよ・・・”
「私を愛して・・・」
”私を愛して・・・”
由宇香なのか?そう思ったとき、ひときわ大きな声が聞こえた。
「史人、私を見て!」
目を覚ます。史人は地面にあお向けに寝ていた。その上に覆い被さるようにしている泪。
それから二人はしばし、快楽の中へと――。
再び意識を失い、気が付くと辺りは一変していた。目の前に、一人の国津神がいる。大国主だ。
困った様子なので、話を聞いてみる。大黒主は、ここは黄泉で、生きた人間がここに来るのは珍しいと言う。
「相馬小次郎という、将門公の転生体が、地獄の総統である悪魔オセを倒しましてな。
オセは、黄泉に留まり、乗っ取ろうとしておる!我々の神剣、草薙の剣も奪われてしまった。
そこで、お主に頼みがある。オセの元へ行き、奪われた草薙の剣を奪い返してくれんか?
そのあかつきには、神剣はお主のものじゃ」
とりあえず引き受けることにして、先に進む。黄泉の最深部に、死者たちを従えたオセがいた。
オセは死者たちをこちらに差し向けてきた。あのとき三四郎が言っていた、聖城学園の生徒だ。
死者たちを倒し、続いてオセを倒す。
「この私が敗れるとは。貴様、何の転生・・・」
言い終わらないうちに、オセは倒れた。
草薙の剣を回収し、大国主に地上へと送ってもらう。

 
482 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:24:12 ID:cOM+hIAs0
有明臨海コロシアム:
草薙の剣を持って、地上へ帰ると、声が聞こえてきた。
「吾の声が聞こえるか?恐れるな。吾はヒルコなり。そなたの噂は聞き及んでおる。
一度有明に参られよ」
声の通りに有明に行こうと、芝浦まで行くが、レインボーブリッジは水没してしまっている。
すると、草薙の剣が光り、海の中からレインボーブリッジが浮かび上がってきた。
レインボーブリッジを渡り、有明へ。臨海コロシアムに入る。
そこはミュータントたちが身を寄せ合って暮らす街だった。ミュータントを束ねるヒルコに会う。彼は国津神の一人だ。
「さあ、受け取るが良いぞ」
八尺瓊勾玉を渡された。これで三種の神器が揃った・・・と思ったが、何者かが現れ、
史人の手から勾玉を奪っていった。そいつはデカラビアだった。
「いまや、落ちぶれ、かつての栄華は見る影もなし・・・か。
国津神の方々の衰退ぶりは見る者の心を打ちます。お気の毒なことです」
デカラビアはそう言って爆弾をヒルコ目がけて投げた。
「これは、一種のテロだと思ってください」
デカラビアは異次元の扉を開け、そこに入って消えてしまった。
爆弾をどうにかするか、それとも宿敵を追いかけるか迷ったが、閉じかけた異次元の扉に飛び込む。
その先はバール教団支部だった。デカラビアを倒し、由宇香の左足と勾玉を手に入れた。

高天原:
原宿の近くにある東郷神社へ行く。境内に入ると、八咫鏡が光り、空間に穴が開いた。
そこに入ると、まっすぐな道が続いていた。一番奥では、しめ縄を巡らせた大岩が道を塞いでいた。
普通の剣では切れないしめ縄だったが、草薙の剣で切る。
そしてアームターミナル内の悪魔を検索し、力のありそうな悪魔を呼び出して大岩をどけさせる。
その奥は眩しくて目も開けられないような、光あふれる場所。天津神が住まう、高天原。
アマテラスに、封印を解いたお礼を言われた。
「さて、我ら天津神と、国津神とは、今、対立しておる。
バエルとやらの横暴、目に余る。このままでは、我らの力は衰えるばかりじゃ。
そこでじゃ、我らは国津神と和解しようと思うのじゃ。国津神の元へ使いを出そうと思う。
お主に、国津神の元へ向かってほしいのじゃ。ヤマトタケルを供に付けよう」
ヤマトタケルを仲魔に加え、高天原を出て有明臨海コロシアムへ。
爆弾のせいでヒルコは亡くなっていたので、代わりにタケミナカタと話をする。
「俄かには信じ難い。だが、三種の神器を携え、ヤマトタケル命を随伴させた
お主の申すことだ。疑う余地はないのだろう。お申し出、謹んでお受けしよう」
思ったより簡単に話がまとまった。
「葛城どの、私はこれより、高天原に戻り、天照大神に報告することにいたします」
ヤマトタケルは帰っていった。

東京タワー:
東京タワーの中に入る。展望台まではエレベーターで一気に上がり、
そこからは狭い螺旋階段をぐるぐると上って最上階へ着く。
カーラヴァジュラが光って、史人たちは異次元に飛ばされる。
そこは戦場だった。悪魔の大軍が戦っている。その中に、戦場には似つかわしくない僧侶がいる。
「私は樹海と申す者。死者が次の世界に生まれ変わるまで過ごす、この中有にも、
あの通り悪魔が侵入してきましてな」
樹海と協力し、大軍を率いているボスのバールハダトという悪魔を倒す。
中有を出て、東京タワーに戻る。樹海は護国寺に行くと言って去っていった。

 
11 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:25:57 ID:cOM+hIAs0
八重洲地下街:
瓦礫の山やら断層やらに囲まれていて、いまや陸の孤島となっている八重洲に向かう。
地下街にはたくさんの部屋があり、そこにはたくさんの子供たちが住んでいた。
そのなかの一室に悪魔がいた。悪魔といっても、精悍な顔つきの青年といった感じの外見だ。
「我が名はマルドゥーク。この八重洲に結界を設け、ここに住まう子供たちを守護している者だ。
君たちを歓迎しよう」
史人たちに戦う意思がないのを見て、マルドゥークは笑った。
「悪魔の言うことを信じるというのか?相変わらずだな、史人!」
マルドゥークをしげしげと見る。面影が残っている。彼は・・・西野だ。
「しかし、史人よ、しばらく見ないうちに随分とたくましくなったな。安心したよ。
私はあまりにも変わってしまった。だが、私の心は西野義雄のままなのだよ」
西野は早坂たちと別れた後、東京を彷徨い、三四郎と出会ってしばらく一緒に行動した。
そして護国寺でアスタルテと戦った際に、一度死んだ。だが、魂はメソポタミアの異界に飛び、
そこでマルドゥークと出会った。そしてマルドゥークとして復活したあと、ここに住んでいると言う。
その時、史人の背後から誰かが部屋に入ってきた。
「やあやあ、そこにいるのは葛城くんかい?奇遇だねえ。こんな所で出会うとは思わなかったよ」
山瀬が現れた。
「何を白々しいことを!貴様が悪の手先となっていることはお見通しだぞ!」
西野は身構える。この結界の中に入れるのは人間だけだ。だから、山瀬を差し向けてきたのだろう。
「マルドゥークさんよ、悪魔の分際で善人ヅラしたのはまずかったな。
お偉いさん方は、あんたが鬱陶しいって仰ってんのよ」
山瀬はアームターミナルを操作し、悪魔を呼び出そうとする。
「貴様という奴は・・・!再び我が愛しい者を死に追いやろうというのか。
山瀬、思い出したか・・・山瀬!」
山瀬はようやく、マルドゥークが西野だということに気がついた。
「に、西野隊長・・・馬鹿なあっ!」
西野は弓に矢をつがえ、山瀬に向けて放つ。
「どうせなら、破壊される前、1980年代に生まれたかったぜ・・・」
そう言い残して、山瀬は死んだ。だがアームターミナルは悪魔召喚プログラムを実行し続け、
悪魔ラマシュトゥを呼び出した。
西野と協力してラマシュトゥを倒す。ラマシュトゥは石板を取り出した。
「な、なんだ、この石板・・・うわぁ!」
西野は石板に吸い込まれて消えた。
「この石板は、メソポタミアの英知の結晶、ラビスシジルの石板。
マルドゥーク、お前の名前が刻んである。未来永劫、お前はこの石板に封印される。
己の生を嘆くがいいわ!」
ラマシュトゥは勝ち誇ったように笑う。そして、満月の犬・新月の犬を従え、史人に襲い掛かる。
ラマシュトゥを倒すと、その死体の中から由宇香の胸部が出てきた。
 
12 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:28:12 ID:cOM+hIAs0
地下街から出ようとすると、母なる金星の巫女さんが待ち伏せていた。
有無を言わさぬ様子で、史人たちを母なる金星に連れて行こうとするので、それに従う。
再び角生静那と会う。
「ラマシュトゥを見事倒されたようですね。イシュタル様のお身体も、あとわずかで揃います。
・・・初めてあなたにお会いしたときのことを覚えておいでですか?
バール兵を使い、貴方を襲わせたのはこの私です。
あのとき、貴方の存在をかづさに知られなければ、わたくしは貴方を助けはしなかったでしょう。
貴方には、ここで死んでいただきます。アシラトさま!どうかこの者の息の根を止めて下さいまし!」
静那の呼びかけに応えて、アシラトが姿を現した。アシラトを倒し、由宇香の腰部を手に入れる。
アシラトが倒され、慌てる静那。自分を殺そうとしたこの女をどうしようか考えていると、
そこにかづさが入ってきた。静那を庇うように立つ。
「伝説の狩人は僕じゃなかった。君だったんだよ、葛城さん」
かづさがイシュタルに選ばれし者だとかいう話は嘘だったのだ。それを知っていたから、
静那は史人を殺そうとした。今の自分の地位、そしてかづさの地位が失われるのを恐れて・・・。
史人はかづさに免じて、静那には何もせずに立ち去った。

恵比寿ガーデン:
恵比寿駅の周辺に広がるショッピングモールは人で溢れていて、まるで難民キャンプのようだった。
すぐ東の渋谷に天使が降臨したとのことなので、救済を求める人たちが集まっているのだった。
だが、渋谷の周辺には結界が張られていて、選ばれた人間しか入れないらしい。
また、気になる話を聞いた。近くの目黒不動の不動像には目が入ってないということだ。
なんでも、不動像の目は宝石で出来ていたとのこと。

五色不動:
目黒にある目黒不動に行く。不動像の目は窪んでいる。手持ちのオニキスを2石、目にはめるとピタリと収まった。
同様に、目白にある目白不動にダイヤモンド、三ノ輪の目黄不動にはトパーズ、
本駒込にある目赤不動にはルビーをはめる。
最後に、護国寺にある目青不動へ行く。そこには樹海がいた。不動像にサファイアを2石はめると、樹海が真言を唱える。
「これでこの不動にも魂が宿りました」
樹海とともに、残りの不動を回り、ついにすべての不動に魂を宿した。すると、東京にある結界が消えていく。
「結界がなくなったんなら、チャンスよね。今なら、貴方の大事な由宇香ちゃんの頭、盗めるかもしれないわ。
私、抜け道を知ってるの。行きましょう、史人!」
泪が突然、バエル城に行こうと言いだした。泪に着いて、新宿都庁に入る。
エレベータで最上階へ。かつて渡邊の部屋だった場所から、バエル城へワープする。
秘密の抜け道を通り、広い部屋に入る。そこには、血で満たされた大きい盆が置いてあった。
その中に由宇香の頭部が浮いていた。由宇香の頭部を回収して、バエル城を出る。
さあ、ついにこのときが来た。日下博士の研究所に赴き、由宇香の体のパーツを培養槽から取り出して、
頭部にくっつけていく。繋ぎ目が見る見るうちに消えて、完全に元通りになった。見た目だけは。
由宇香は目を開けて微笑んだ後、すぐに気絶してしまった。
「すごいわ。心臓がなくてもこれだもの。貴方を見て喜んだわ。そりゃそうよね。
好きな人のことだもの。死んだって、忘れたくないわよね」
泪は複雑な表情をしている。
「じゃあね、史人。今度は、バエル城で会いましょう」
再び、泪は史人の元から去っていった。
気絶した由宇香を、日下博士の所に連れて行く。心臓が無いのに生きているのを見て博士は驚いている。
だが、完全に復活するにはやはり、心臓を手に入れる必要があるらしい。
博士は由宇香を蘇生させてくれたが、またいつ気絶するかも解らないから気をつけろと言った。

 
13 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:30:06 ID:cOM+hIAs0
渋谷:
外に出ると、白い服を着た男が二人、話し掛けてきた。
彼らは渋谷からの使者だという。渋谷の結界がなくなったので、悪魔に襲われて困っているので助けてほしいと言う。
渋谷には悪魔モラクスが渋谷を乗っ取ろうと企んでいた。モラクスを倒すと、大天使ガブリエルにお礼を言われた。

バエル城:
再びバエル城を目指す。泪がいないからなのか、秘密の抜け道への扉は開かず、
史人たちは遠回りして最上階を目指す。
もう少しで最上階というときに、泪が立ち塞がった。
「ついにここまで来たのね、史人。由宇香の心臓は私の中よ。あたしが彼女を引き裂き・・・喰った・・・」
泪の姿が変貌する。兜を被り、槍を持った勇ましい女神、アスタルテの姿へと。
「この問題は曖昧な答えなんてない。彼女を選べば私が死ぬ。私を選べば彼女は死ぬ。
どちらか選ぶしか道は無いわ。さあ、どうするの?選んで!!」
泪の問いかけに、由宇香を選ぶ史人。
「そうよね、解ってたわ。だったら、最後くらい!!」
泪は自らの胸に手を入れ、心臓を抉り出した。
「あたし・・・いえ、なんでもないわ。これでいいのよ・・・」
泪は息絶えた。心臓は由宇香の胸に吸い込まれた。由宇香の身体が光り出し、
頭に牛の角がある、由宇香の面影が残る女神の姿になった。
「私は・・・ああ、思い出したわ。私はイシュタルだった・・・。
さあ、共にバールの元へ参りましょう。そこでこの古よりのさだめに決着を着けるのです」
イシュタルと一緒に最上階へ着いた。バールがいる部屋の前で、ムールムールが待っていた。
「久しぶりだな、待っていたぞ。取るに足らぬ非力な少年が、随分と逞しくなったものだ。
人間とはわからぬものよの・・・。だが、貴様の命運もこれまでだ!」
ムールムールに憑依されていた頃が思い出される。あれはどのくらい前だったか・・・?
ムールムールを倒して、バールの待つ部屋に入る。魔王と呼ばれるだけあって、凄まじい威圧感だ。
「よくぞ来た、我が息子、史人よ」
疑念が確信に変わる。こいつは、バールは史人の父親だ。
「そして、我が妻、イシュタルよ、我が愛に応えてくれ」
バールはそう言ったが、イシュタルは首を振る。
「断ります。それに、この世では貴方の妻ではありません。
この堕ちたる者よ、私の手にかかり、それに相応しい場所に逝くがよい!」
交渉決裂。バールは「嵐を呼ぶ剣」を構えて襲い掛かってきた。
イシュタルと共にバールを倒す。
「息子よ、負けを認めよう。古の王の殺害者がそうしたように、
我が血肉を受け、魔王となってこの帝都に降臨するのだ」
史人は耳を貸さない。
やがて、バールの姿が消え、一匹のカエルが残った。

エピローグ:
イシュタルに抱きかかえられている史人。
「ああ、イシュタル、僕らの愛は永遠だ・・・」
THE END

 
14 :偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:42:05 ID:cOM+hIAs0
上記は由宇香寄りで最終的に由宇香を選び、属性ニュートラルでのエンディングです。
エンディングは何種類もあるんですが
そのへんのところは以下の攻略サイトに条件等、細かく載っていますので
興味がおありなら読んでください
http://www.lt.sakura.ne.jp/~nyarlat/hotel/cafe-dds98.htm
 





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