貝獣物語

貝獣物語

part38-419


419 :貝獣物語:2008/05/05(月) 01:09:22 ID:kUJKhvJg0
■プロローグ
こことは違う世界・シェルドラドは魔王ファットバジャーによって支配されていた。魔王を倒せるのは4つの貝の勇者のみ。
地球で平凡な日常を送っていたあなたは、突如シェルドラドへと召喚されるのだった・・・。

■人物
・あなた(火の貝の勇者): 主人公。人間の少年。戦士系。
・バブ(大地の貝の勇者): 白い貝獣。真面目で礼儀正しいリーダー格。バランス型。
・ポヨン(水の貝の勇者): 青い貝獣。のんびり屋だが力は強い。戦士系。
・クピクピ(大気の貝の勇者): ピンクの貝獣。もっとも魔法に長けているが、そのことごとくが役に立たない。

■カメ作戦
このゲームは異様に敵が強く、かつ味方の成長が遅いため、まともにプレイすると非常にしんどい。
しかしこのゲームには「敵は必ず前のターンとは別のキャラを攻撃する」「防御を選ぶと必ずカスリ傷で済む」という2つの法則がある。
よって1ターン目は全員防御、2ターン目以降は前のターンに攻撃されたキャラが行動、とする事で殆どダメージは受けなくなる。
特に後半の敵はグラフィックがでかいせいで、大抵1匹でしか登場しない(2匹以上は画面に入らない)ので、非常に有効。

■シナリオ
4人の貝の勇者はそれぞれ別の地点からスタートする。最初の目的は4人全員が合流すること。
4人は好きな時に切り替えられるが、敵がやたらと強いため、フィジカルの強い火の貝の勇者が他の3人を迎えにいくのが最も良い。

合流した4人はそれぞれが宝の地図を持っていた。いずれもファットバジャーを倒すためには必要なもの。
モビービックという巨大なクジラを倒し4人乗りの船を手に入れた一行は海へ空へと駆け巡り、宝をサルベージする。

後はファットバジャーの城へ乗り込むのみ。4人はその鍵となる人魚を探す事になる。
人魚は半魚人ダゴンに捕まっていた。これを助けた一行はサザエの戦車という地底戦車でファットバジャーの城めがけ突き進む。

城の入り口に待ち受けるは最後の「悪魔の罠」。城に入ったらもう外には戻れない。
「悪魔の罠」とはこのゲームの端々に見られるタイマンチェスバトル。タイマンゆえにカメ作戦が使えないため非常に辛い。

突然だがこのゲームには4人の貝の勇者のフィギュアおよび「涙の密書」という封書が同梱されている。
涙の密書には「ラストダンジョンまで開けないでね」と書いてあり、子供心に非常に気になるアイテムだったのである。

ファットバジャーの城に着いた今、ようやく涙の密書を開ける資格を手にしたプレイヤー。
その中身はというと、ラストダンジョンの地図。もっとロマンティックな内容を期待していたのでちょっとガッカリだが、
ファットバジャーの城では4人別々に散らばってスタートするので、早急に合流するためにも意外に重宝するのだった。

城では壁を叩き壊したりしながら進んでいく。これが中々気持ちいい。敵は阿呆みたいに強いが、カメ作戦の敵ではない。
城にいた鍛冶屋ラハンにファットバジャーを打ち砕くための剣・愛の剣を打ち鍛えてもらい、準備は万端。
ちなみに愛の剣は一度セーブして電源を落とさないと出来上がらない。当時は珍しかったユニークな演出である。

ミノタウロス・シルバードラゴン・ゴールドドラゴン・ドラゴンキング・ラストドラゴンとボス尽くしな城内。弱点アイテムとカメ作戦で頑張って倒す。
一行はついに現れたファットバジャーの仮の姿をオーラの玉で剥ぎ取り、愛の剣でこれを打ち破るのだった。
なんかドラゴンクエストにもこんな感じのボスいたよね。

こうしてファットバジャーはオーラの玉に封じ込められ、シェルドラドには平和が戻った。
あなたは冒険で手に入れた勇気を胸に地球へと帰った。
しかしファットバジャーは人の悪の心の化身。果たしてこの封印は永遠なのだろうか。
その答えは、ひび割れたオーラの玉だけが知っている・・・。

最終更新:2008年05月05日 03:04