ミスティックアーク ―まぼろし劇場―

part40-105~111


105 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:18:02 ID:H60LhP650
★設定や登場人物の詳しい解説はWikipediaなどを参照してください
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AF_%E3%81%BE%E3%81%BC%E3%82%8D%E3%81%97%E5%8A%87%E5%A0%B4

★3人の主人公のうち、どれを選んでも基本的なストーリーは変わりませんが
 便宜的にアリスを主人公として書きます。


―プロローグ―

創立100年祭を目前にした、小さな港町に、小さな異変が起こりました。
ミスター・シルバー・フィンガーチップスという、一座の座長を名乗る、カカシ頭の男が、
チラシを配りながら、ショウが来るとふれまわっていました。
けれども、いつまでたっても、見世物小屋が建つ気配がありません。
そんなある夜、アリスの前に、ミスター・シルバー・フィンガーチップスが現れました。
「ようこそ、わが一座へ」
気が付くと、そこは劇場の舞台の上でした。
「勝手に君をここに連れてきたことを、許してもらいたい。
私の頼みを聞いてほしい。今、これを託せるのは君しかいないからね。
君たちが失いつつある力や心、それを見つけ出すのだ。
それは、私のショウの中で、アークとして現れる。その7つのアークを探し出し、
人々に力や心を取り戻してほしい」
ミスター・シルバー・フィンガーチップスは、自分の部屋に来いと言い残して、去っていきました。


106 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:20:01 ID:H60LhP650
第1幕 妖精郷

第1場 勇気のアーク

アリスは座長の部屋を見つけましたが、ミスター・シルバー・フィンガーチップスはいませんでした。
部屋を出ようとすると、ドアの外で大きな物音がしました。
おそるおそるドアを開けてみると、巨大な黒犬が廊下を走っているのが見えました。
黒犬は壁にぶつかり、穴を開けてその向こうへと去っていきました。
その壁の穴に近付くと、ものすごい勢いでアリスは吸い込まれてしまいました。

壁の穴は妖精郷に繋がっていました。突然現れたアリスに、
そこにいた三人の小人は驚いています。小人はそれぞれ、レッディ、グリン、イェットと呼ばれていました。
アリスは小人たちに自己紹介しました。すると、そこにあの黒犬がやってきました。
小人たちは怖がって逃げて行きました。
アリスは小人たちを探しながら、森の中を歩いていると、飛び跳ねている壺を見つけました。
その壺はハチミツが入っていた壺で、うっかり中に入ってしまった勇気の妖精は、
外に出られなくなっているらしいのです。
小人たちに、壺を洗うときに使うという塩をもらって、アリスは勇気の妖精を助け出しました。
勇気の妖精は、アークになるために、ヴィルデ・フラウという水の精を探しているということでした。
勇気の妖精はアリスに、勇気のカードを渡しました。
小川を渡ったところに、大きな家がありました。ジャックという小人が住んでいる家です。
ジャックは黒犬が怖いらしく、家の中にこもっていました。
アリスはカードを使って勇気の妖精を呼び出し、ジャックに宿しました。
すると、ジャックは勇気を取り戻し、アリスを中に入れてくれました。
ジャックは、トレントに話を聞くといいと言いました。
木の精のトレントに話を聞き、アリスは泉にやってきました。
泉にトレントからもらった銀のコインを落すと、ヴィルデ・フラウが現れました。
勇気の妖精は、ヴィルデ・フラウに、アークになるにはどうすればいいのかとたずねました。
ヴィルデ・フラウは、アークになるには本当の勇気が必要だと言って、アリスに銀の棒を渡しました。
ジャックの家へ銀の棒を持っていくと、ジャックは、その銀の棒を材料にして何か作ろうかと言いました。
銀の剣を作ることもできましたが、アリスは、銀の笛を作ってもらうことにしました。
実は、黒犬はもともと、ジャックが飼っていた犬で、よく銀の笛を吹いてあげていたとのことです。
銀の笛を持って道を歩いていると、黒犬が現れました。
勇気の妖精は、アリスに、自分が黒犬の注意を逸らすから、銀の笛を吹いてと頼みました。
勇気の妖精は黒犬に向かって生きました。そのすきに、アリスは銀の笛を吹きました。
すると、黒犬はどんどん小さくなって、もとの姿に戻りました。
そして、勇気の妖精は、アークになりました。


107 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:21:15 ID:H60LhP650
第2幕 モンストロルム博士の怪奇実験室

第2場 知恵のアーク

アリスは劇場に戻ってきました。
舞台裏に、火が消えた燭台があったので、勇気のアークの力で火をつけました。
ところが、火の勢いが強すぎて、側にあったタペストリーを燃やしてしまいました。
燃えたタペストリーの裏には、不気味な髑髏のレリーフがありました。
アリスがそのレリーフをよく見ようとすると、もの凄い勢いで吸い込まれてしまいました。

そこは本がたくさん並んだ書庫でした。
ドアを開けて先に進むと、実験室がありました。
背中の曲がった、モンストロルム博士と名乗るおじさんが、せわしなく歩き回っています。
助手だという、どんくさい感じの少年、ピッケに、冷凍室に行けという命令を出しました。
なんと、博士は、アリスにも行くように命じました。
アリスは、エレベータに乗って下の階に行きました。
そこは、博士が作ったという恐ろしい怪物が徘徊する場所でした。
先へ進んで行くと、博士の私室を見つけました。博士自身の肖像画が掲げられています。
ふいに、助けてという言葉が聞こえました。
アリスが肖像画を壁から外すと、裏には穴があり、そこから知恵の妖精が飛び出しました。
知恵の妖精は、博士に奪われた6冊の知恵の書を探していると言いました。
知恵の書を探しながら進んで行き、やっと冷凍室を見つけました。
その扉の前で、ピッケが困っています。冷凍室の扉が凍り付いていて開かないということでした。
勇気のアークを呼び出してみましたが、火の力が足りません。
さらに先に行くと、墓地がありました。墓地の奥には、小さな家が建っていました。
そこには、ママ・キャスという老婆が一人でさみしく住んでいました。
モンストロルム博士は、もともとこの家に住んでいて、貧しい墓守だったのでした。
しかし、そんな生活が嫌になり、逃げ出してしまったとのことです。
アリスは、ママ・キャスにたいまつを借りました。
冷凍室まで戻り、勇気のアークの力でたいまつに火をつけ、扉の氷を溶かすと、扉は開きました。
アリスはピッケと共に中に入りました。そこには大きな水槽のようなものがあり、その中に
怪人の体が入っていました。
ピッケは、冷凍装置を止めなければならないと言いましたが、止め方を忘れてしまったとのことです。
アリスは、ピッケに知恵の妖精を宿し、止め方を思い出させてあげました。
ピッケは、冷凍装置を止めて、怪人の体を実験室まで運びました。
アリスも実験室まで戻りました。しばらくすると、巨大な体の人造人間ができました。
しかし、実験は失敗だと言って、博士は、バルコニーへ行ってしまいました。
すると、バルコニーから博士の叫び声が聞こえました。アリスが行ってみると、
博士は狼男に変貌していました。アリスが狼男を倒すと、博士は元に戻りました。
博士が持っていた、最後の知恵の書を受け取りました。アリスが集めた5冊と合わせて、
知恵の書が6冊集まりました。知恵の妖精はアークになりました。


108 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:22:18 ID:H60LhP650
第3幕 キャセイの不思議な踊り子

第3場 夢のアーク

劇場の控え室にあるイスに知恵のアークを宿すと、イスは馬になり、部屋を飛び出していきました。
馬は隣の衣裳部屋のカギを開けて中に入りました。アリスも衣裳部屋に入りました。
壁の高いところに、中華風のポスターが貼ってありました。アリスが近付くと、もの凄い勢いで吸い込まれました。

そこはキャセイと呼ばれている場所でした。人々が行き交うにぎやかな通りには、いろいろな店がならんでいます。
おばさんに、チャイナカードで勝負しようと声をかけられました。
チャイナカードとは、トランプのようなカードを3枚ずつ引いて、数の合計が大きい方が勝ちというものだそうです。
キャセイでは今、チャイナカードが流行っていて、
先の食堂にいる、ホウリンという女の子がチャイナカードが強いと噂されているそうです。
アリスはその食堂に行ってみました。ホウリンの周りには人がたくさんいます。
そして、ホウリンの頭上に夢のアークがいるのが見えました。
食堂の人がいなくなるのを待ってから、アリスは、ホウリンに話しかけました。
ホウリンは、宮殿で開催される舞踏大会に出るために、この町にやってきたそうです。
でも、大会に出る勇気が出ないと言います。
アリスは、勇気のアークをホウリン宿しました。そして、ホウリンに、舞踏大会に出てみるよう勧めました。
とうとうホウリンは、舞踏大会に出る決心を固めて、宮殿に行きました。ホウリンは優勝しました。
しばらくしてまたキャセイに行ってみると、なんと、空に竜が飛んでいるのが見えました。人々は逃げ惑っています。
食堂に行ってみても、ホウリンはいません。ホウリンは竜に連れ去られてしまったとのことです。
アリスは宮殿に行き、皇帝に話を聞いてみることにしました。
200年に一度、姿を現す竜に、皇帝の娘を捧げなければ、国が滅ぶという言い伝えがあるそうです。
ですが、皇帝は、娘を差し出すのがいやなので、代わりを探すことにしました。
皇帝が主催していた舞踏大会は、実は、竜に捧げる生贄を選ぶ場だったのです。
ホウリンを助けたいとアリスは思いました。
皇帝は、竜の力を封じるには、恐ろしい怪物のいる洞窟に行き、
三つの像に三つのシンボルを納めればいいと言いました。
竜に力を奪われ、アークから妖精に戻ってしまった夢の妖精が、アリスに協力するといってやってきました。
アリスは、夢の妖精の協力により、三つのシンボルを納めることができました。
ホウリンを取り戻すことに成功し、夢の妖精はアークになりました。


109 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:23:43 ID:H60LhP650
第4幕 まぼろし劇場

―幕間―

まぼろし劇場の舞台の上には、田舎の村のセットが組まれていて、役者ももうスタンバイしていました。
アリスにはガチョウ飼いの少年の役が与えられました。
必死で台詞を覚えて、演じました。
ストーリーはこうです。
王女様の13歳のお祝いに、ガチョウを献上することになり、ガチョウ飼いの少年は
お城に行くことになりました。城下町で、少年は奇妙な噂を耳にします。
王女様は、13歳の誕生日に、魔術師の所に行かなければならないという約束があるらしいのです。
ですが、王様は王女様を行かせたくないので、国中から強い剣士をお城に集めているとのことです。
王女様の誕生日に、ガチョウ飼いの少年がお城の中に入るという場面で、
いら立たしげに手を叩く音が響き渡りました。セットの奥から出てきた村長役の男が、
ダメだと役者たちにケチをつけ、劇は中止されました。
村長役の男の姿は変わり、カカシ頭の男になりました。
男はブラック・フィンガーチップスと名乗りました。ブラック・フィンガーチップスは去っていきました。


第4場 力のアーク

モンストロルム博士のところに行ってみると、実験室には博士はいませんでした。
ピッケが言うには、アリスが不在の間に、ママ・キャスが死んでしまったとのことです。
博士は蘇生の秘薬を作り、ママ・キャスを生き返らそうとしているらしいのです。
博士に会いに行く途中で、力の妖精と出会いました。
博士が持っているという、力の帽子を探していると、力の妖精は言いました。
アリスは博士を手伝い、本を届けたり、材料を集めたりしました。
博士はしばらく実験室にこもりました。そして、蘇生の秘薬は完成しました。
秘薬をママ・キャスに飲ませると、ママ・キャスは生き返りました。
アリスが博士の私室に戻ると、博士はもういませんでした。
机には書き置きが残されていました。
子供に何度も助けられて、天才だと思い上がっていた自分が恥ずかしい、
しばらく旅に出る、と書かれていました。
帽子掛けに力の帽子が掛かっていました。力の妖精はアークになりました。



110 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:24:18 ID:H60LhP650
第5場 友情のアーク

また妖精郷に行ってみると、小人たちは互いに不信感に苛まれていました。
なんと、小人たちが大切にしていた黄金の鳥が盗まれてしまったとのことです。
道を歩いていると、友情の妖精がいました。
妖精郷のどこかにある、黄金の玉を求めて、ここへやってきたそうです。
アリスは、ヴィルデ・フラウに会いに行きました。
ヴィルデ・フラウは、小人たちの不信感を消せば、黄金の鳥を呼び戻すと言いました。
アリスは、友情の妖精の力を借り、小人たちの不信感を消しました。
黄金の鳥は、小人たちの元に戻りました。
トレントの力を借りて、黄金の玉を見つけました。友情の妖精はアークになりました。


第6場 思い出のアーク

キャセイの町に行ってみると、人々はアリスを変な目で見ます。
話を聞いてみると、アリスは人々の大切なものを盗んでいるということらしいのです。
アリスは盗まれたものを探して取り返し、持ち主に返して、誤解を解きました。
アリスは妖精と出会いました。その妖精は記憶喪失になっていて、
自分がどういうものか思い出せないと言います。
アリスは、洞窟で妖精の記憶を見つけました。妖精は思い出の妖精でした。
アークになるために、思い出のオカリナを探しているということです。
ふたたびキャセイの町に行くと、今度は、人々は記憶喪失になっていました。
アリスは、思い出の妖精の力で、人々の記憶を戻していきました。
人々から、思い出のオカリナの情報を聞き、ジャックに頼んで、オカリナを作ってもらいました。
ホウリンにオカリナを吹いてもらうと、思い出の妖精はアークになりました。


111 :ミスティックアーク まぼろし劇場:2008/07/20(日) 03:26:57 ID:H60LhP650
第7場 希望のアーク

ふいに、ブラック・フィンガーチップスが現れました。
ブラック・フィンガーチップスが登場して以来、
妖精郷でも博士の実験室でもキャセイでもおかしなことばかり起きました。
それはみな、ブラック・フィンガーチップスのしわざだったのです。
ブラック・フィンガーチップスは、賢者の塔に来いと言い残し、ホウリンを連れ去りました。

まぼろし劇場の座長の部屋に置かれた箱。それには6つの封印が施されています。
アリスは6つのアークの力で、6つの封印を解きました。箱の中には希望の妖精が入っていました。
希望の妖精、お姫様が持っているという、希望の心を求めてやってきたらしいのですが、
そのお姫様はもういないと言います。
ホウリンを助けるため、アリスはまぼろし劇場の舞台に上がりました。
そこには賢者の塔のセットが組まれていました。
ブラック・フィンガーチップスは、アリスに絶望の力で襲い掛かります。
アリスは、希望の妖精の力を借り、ブラック・フィンガーチップスを倒しました。
ホウリンの、そしてアリスの持っていた希望の心により、希望の妖精はアークになりました。


―エピローグ―

ミスター・シルバー・フィンガーチップスがアリスの前に現れて、言います。
「さて、これで私のショウは終わりです。最後に、ひとつお願いがあります。
どうか、忘れないで下さい。ここで見つけたたくさんのものを。
いつの日か、それが懐かしさに変わっていくとしても。
さようなら、ありがとう。私が出会った最高の観客・・・」

アリスは日常に戻りました。
長い年月が過ぎ、アリスは大人になりました。
けれども、あのとき、まぼろし劇場で体験した出来事は、いつまでも心の中に残っていました。

Everlasting and Ever







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