ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

part40-245~251,258~268


245 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/04(月) 11:20:54 ID:KJIhCnyL0
■登場人物
主人公:記憶喪失で不死。妖精から英雄ヘラクレスと呼ばれる。
ロコス:不死の少年?どう見ても女だけど本人は男と言い張っている。
シュキオン:美形。女の子にちょっかいかけたら女の子の彼氏にボコボコにされて不死だと発覚したらしい。
自称ヘラクレス:無銭飲食でスパルタの牢屋に捕まっていた。不死。
エリス:不死の幼女。町一つを吹き飛ばす爆発に巻き込まれた際に記憶をなくしてしまったらしい。

アゴン:アテナイの元兵士で今はトランティアの将軍。アキレスに恨みを持つ。
ダイダロス:タポス・クラシスを世界中に造り上げた発明家。
プロメテウス:ゼウスによってコーカサス山に磔にされている古き神。人に火(魔法)を教えた。
ガズス船長:元ダイダロスの弟子。愛娘フローラと妻と平和に暮らすためかつての罪を償う方法を探している。
デクレオス:伝説の海賊王。
ピアザ:アテナイの王女。ディロス将軍によって塔に幽閉されている。
パトロクロス、エウドロス:アキレスの部下。パトロクロスは女でエウドロスは男。
アキレス:英雄。母が女神で父は人間の半神半人。アテナイ軍を率いる。
ヘロン:元ダイダロスの弟子。エリスと旅をしていた。エリスに特別な感情を抱いているらしい。
カッサンドラ:トロイの王女。予知能力者。
アストレア:正義の女神。
ゼウス:諸悪の根源な神々の王。
ヘファイトス:鍛冶屋の神。冥界に引きこもり中。

■シナリオに絡む範囲での基本用語
・エーテル:人が魔法を使うのに必要なもの。生物は消滅するとエーテルに変換される。
4色の四大元素のエーテルとまくろきのエーテルの二種類がある。
4色のエーテルを消費して魔法を使うとまくろきエーテルが精製される。
まくろきエーテルを使う場合はその逆。
・オーバーキル:大ダメーシを与えることで相手を4色エーテルに変換して完全に息の根を止めること。
何度も生き返る不死の生き物を倒すときに必要。

246 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/04(月) 11:21:40 ID:KJIhCnyL0
■本編
クレタ島の海岸に漂着した主人公。
どこ行くあてもないのでフラフラと近くの森を彷徨っていると、兵士に追いかけられた少女に出くわす。
通り過ぎようとすると少女に体当たりされて一緒に崖下に落下。
少女はさっさと起き上がって、主人公が墜落死したと思ってどこかにいってしまう。
主人公は少女の後を追い、また崖から飛び降りる。
何度崖から落ちても死なない不死な主人公をみて少女は不死仲間ができたと喜ぶ。
少女はロコスと名乗り、自分は男だと言い張る。信じる主人公。
ロコスは武器も持っていない主人公に、仲間の証として父の形見の刀を貸し与える。
ロコスと2人森の中を進むがどこを見ても出口が見つからない。
困っていると、妖精が現れる。妖精曰くここは迷いの森だから出口がないらしい。
妖精は主人公を英雄ヘラクレスと呼び、英雄のためだと言って出口まで案内してくれる。
迷いの森から脱出した主人公たちが港町に向かって歩いていると、兵士と追われる男に遭遇。男は不死らしい。
せっかくの不死仲間だからと逃走の手伝いをする2人。どうやら男は無事逃げられたようだ。
何はともあれ港町クノッソスへ到着。しかし船に乗るには許可証が必要だと言われ、困る2人。
そこへさっきの男が現れ、主人公達の分も許可証を用意してくれる。
おまけに宿屋の主人を魅了して宿の手配もしてくれることに。
男の名前はシュキオン。不死で女の子にやたらとモテる美形。
シュキオンもロコスと同じで自分が不死の理由を探しているらしく、主人公達と同行したいと申し出る。
シュキオンがいうにはオリンポスに行けば不死の理由が分かるらしい。
ということでオリュンポスへ向かうことになった主人公一行。
翌朝スパルタ行きの船に乗り込むが、途中で魔物に襲われる。
ちょうど乗り合わせていたパトロクロスとエウドロスとともに魔物クラーケンを撃退。
しかし船が壊れてしまったので、進路を変更して船長の家があるラコニアへ行くことに。

247 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/04(月) 11:22:15 ID:KJIhCnyL0
魔物を倒してくれたお礼だとして船長の家に泊めてもらうことになった3人。
パトロクロスとエウドロスは急ぎの旅なので、道具屋から船を買い取り先にスパルタへ向かうらしい。
船長の家で、船長の愛娘のフローラと会う。
フローラは小さいお花を船長に内緒で育てているらしく、このことを秘密にして欲しい頼まれる。
ロコスが「すぐに見つかっちゃうよ」というと慌てるフローラ。
その晩、主人公は女の子に漂着していた時から身に着けている青い羽飾りをプレゼントされる夢を見る。

真夜中突然響いた警鐘の音で飛び起きる3人。
フローラが行方不明らしい。どうやら秘密の花を隠しに廃坑に一人でいってしまったようだ。
船長とともに廃坑に向かう3人。
廃坑の奥で魔物に襲われているフローラを発見。フローラのことは船長に任せて魔物オルトロスを退治。
ラコニアに戻ると船長や町の人に感謝される。
翌朝、船が直ったので今度こそスパルタへ向かう。

スパルタでは無銭飲食で捕まった英雄ヘラクレスの話題でもちきり。
シュキオンの機転で牢屋の兵士を買収して、その自称ヘラクレスに会いに牢獄へ。
自称ヘラクレスも不死らしく、なにやら自分がヘラクレスと呼ばれる記憶があるらしいが本人である確証がない。
色々あって脱獄するはめになった主人公一行。
兵士に囲まれ困っていると船長が登場。脱獄経験のある船長に隠し通路を教えてもらう。
魔物の巣窟なので兵士が来ないという廃墟に向かう5人。
この廃墟はタポスといいダイダロスの作り出したエーテル発生装置。そして船長はダイダロスの弟子らしい。
しかし、とっくの昔に廃棄されたはずのタポスがまだ何故か稼動している。
原因を探るべくタポス内部へ潜入。最下層で魔物ヒュプノスに襲われるおっさんと幼女を助ける。
おっさんはヘロンといいダイダロスの弟子で、幼女はエリスといい不死で記憶喪失。
タポスは人間の手に負えない装置だからと神々によって破壊されているらしい。
その時に町ごと吹っ飛ばされたりしているので、ヘロンはそうさせないよう人の手でタポスを停止させるために旅をしているようだ。
エリスは顔の綺麗なお兄さんことシュキオンに懐いているようなので、ヘロンと別れて主人公と同行することに。
代わりに船長がヘロンとともにタポス完全停止の方法を探しに旅に出るといい、主人公たちと別れる。
船長にミケナイのアルという男に会いに言って欲しいと頼まれたので、ミケナイに向かう一行。

248 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/04(月) 11:23:20 ID:KJIhCnyL0
アルの家にいくとアルの友人と名乗るゴアンという男と出会う。
アルは家の中でまるで魂が抜けているみたいな放心状態になっていた。
ゴアンが言うにはアルの家の地下にあるクラシスという装置のせいでこうなってしまったらしい。
ゴアンと別れて、オリンポスに向かうべく、戦士の草原へ足を踏み入れる5人。
戦士の草原では死んだはずの兵士が何度も起き上がり襲い掛かってくる現象が起こっていた。
主人公達も襲われたので不死兵をオーバーキルでエーテルに変換しつつ進む。
不死兵と間違われ、草原出口で落とし穴に落ちる5人。
落とし穴を作ったのはパトロクロスとエウドロスらしい。
2人はお詫びに自分達の上司の英雄アキレスの元に連れて行ってくれる。

アキレスは主人公を見るとこの人は英雄ヘラクレスだと証言。しかし自称ヘラクレスも英雄ヘラクレスらしい。
アキレスは今、トロイに攻め込んでいる最中だが、姫が王の座を狙うディロス将軍によって塔に監禁されてしまっているので困っているらしい。
どうもそのピアザ王女がいないとオリンポスに通じる天空の門が開かないらしいので、主人公達が助けに行くことに。
アキレス曰く「ピアザは運命の女だ」らしくオリンポスに行ったら、王女を自分のもとに連れてきてもらいたいようだ。
承諾して塔へ向かう一行。
入り口の兵を蹴散らして、最上階へ行き、ピアザ王女の部屋を守る魔物スピンクスを撃破。ピアザ王女のもとへ。
しかしディロスの手のものと勘違いされてしまう。
シュキオンの説得という名のナンパを軽く笑い飛ばされてしまったので、面倒臭くなった自称ヘラクレスの体当たりで王女を気絶させ、塔から脱出。
そのままオリンポスへ向かう。

オリンポスふもとの村で休憩しつつ、天空の門へ到着した一行。
ピアザ王女の呼びかけで扉が開き、門の中で一行は天空の回廊に飛ばされる。
天空の回廊を登っていくと途中で英雄の門の前に出る。
英雄の門は英雄であるか否かを確かめる門。ヘラクレス2人組は妖精たちに無理やり押し込められ、門の中へ。
今まで倒したクラーケン、オルトロス、ヒュプノス、スピンクスのコピーを倒して門の中から出てくる2人。
結局どっちが本物かは分からずじまい。
天空の回廊の先には神殿があり、そこには女神アストレアが。
アストレアがいうのは主人公達の不死は神々の認めたものではなく、本来ならばこの場で塵にされても文句は言えない。
しかし善なる存在の証明をすれば見逃してもらえるとのこと。ただ善なる存在の証明が何を指すかは教えてもらえなかった。
アストレアは言いたい放題言うと主人公達を天空の門へ転送してしまう。
結局オリンポスでも不死の理由や自分達が何者か分からなかった主人公一行は意気消沈しながらふもとの村へ戻る。

249 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/04(月) 11:24:18 ID:KJIhCnyL0
主人公達がオリンポスに行っている間にふもとの村はトランティア軍に攻め込まれていた。
ヘラクレス将軍率いるトランティアもトロイを攻め込もうとしているらしい。
とりあえず、ピアザ王女をアキレスももとへ届けるべくトロイを目指す一行。
ドリスコスの街に立ち寄ると、そこには不死の兵士がうごめいていた。
何事かと街の中を探索すると怪しいアジトらしきものが。
アジト内部でヘラクレス将軍と遭遇。やっぱり記憶喪失で不死。
ヘラクレス将軍は神々の命を受け、クラシスという装置を破壊しているらしい。
アジトの奥にはアルの家で見たのと同じ装置が。クラシスだ。ただしこの装置の中心には魔物が捕らわれていた。
さっそくヘラクレス将軍の体当たりでクラシスを破壊。将軍はクラシスが機能停止したのを確認すると立ち去る。
主人公達は装置から解き放たれた魔物メデューサを退治。
すると、魔物の魂を分け与えられていた不死兵たちがエーテルになって消えていく。
アジトから出るとここのアジトでクラシスを使っていた張本人なディロス将軍が登場。
ピアザ王女が塔から身を投げて死んだって思い込んでいたディロス将軍は王女が生きているのを見て大喜び。
しかし、クラシスを使用していたことをヘラクレス将軍に咎められ、
「使用した俺が極悪人なら、クラシスを作った奴はどうなるんだ」「クラシスを作った奴も成敗してやる」「何をいっているんだ!?」
という問答をしながら逃走。
主人公一行はヘラクレス将軍のようにクラシスを破壊すれば善なる存在が証明されると考え、クラシス破壊の旅をすることに。

トロイへの道のりの途中、馬の形をした巨大な建物が後ろからやってくる。
ピアザ王女の演技でトロイまで乗せてもらえることに。
木馬型移動要塞の中には生きている兵士のほかに不死兵が、何か怪しいので中を探索するとクラシスを発見。
善なる存在の証明のために装置を破壊して、捕らわれた魔物キメラを退治。
しかし、このせいで木馬を警備していた不死兵が消滅してしまい、木馬を魔物達が襲撃。
何とかのりきると、ヘラクレス将軍が乗り込んでくる。木馬にクラシスを持ち込んだのはクビになったはずのアゴン将軍らしい。
ヘラクレス将軍は主人公達にある仮説を語る。
クラシスは捕獲した魔物の魂を死者に分け与えて不死の兵を作る装置。
英雄ヘラクレスが複数存在しているのは、本物のヘラクレスがクラシスに捕らわれていてその魂を死者の肉体に分け与えているからだと。
英雄を捕らえられるのは神々くらいなので、神々が英雄不足を解消するためにこんな事をしたのではないかという事らしい。
ロコスはもし本物のヘラクレスが解放されたら主人公たちもエーテルになって消えてしまうのではないかと危惧する。

250 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/04(月) 11:54:00 ID:KJIhCnyL0
話をしているうちに、木馬はトロイから撤退してきたアキレスたちに追いつく。
トロイでもやはり不死兵が使われており、これから援軍を呼びに行くところらしい。
アキレスは「ピアザ王女がアキレスの運命を変える」とトロイの予言者で王女のカッサンドラに言われたらしい。
しかし当のピアザはどうすればアキレスの運命を変えられるのか知らないという。うなだれるアキレス
疲れきっているアキレスの介抱を王女に任せてトロイへ急ぐ5人。

トロイは門を閉ざしてしまっているので入ることができない。
主人公達はヘラクレス将軍に頼んで木馬を突進させて門を破壊。不死兵がうようよいるトロイ市街地へ進む。
不死兵を倒しながら、トロイ城へ向かうと、途中で甲冑に身を包んだ男に呼び止められる。
男はシュキオンの知り合いらしく、シュキオンに仲間になれと誘うがシュキオンは知らないという。
エリスは男がミケナイであったゴアンであると見抜く。
ゴアンはまた後で会おうといい立ち去る。気を取り直してトロイ城へ。
トロイ城の横の塔からトロイ城内部に入り、奥に進むと、やはりそこにはクラシスと魔物が。
クラシスを破壊し、魔物プロファシスを倒す一行。
倒された魔物プロファシスはカッサンドラへと姿を変える。
カッサンドラは誰にも自分の予言を信じてもらえないと嘆き魔物に変わってしまったのだという。
しかしアキレスはカッサンドラの予言を信じているようだと教えると、自分の予言を理解できたアキレスに伝えなければならないことがあると言う。
ちょうどそこへやってきたアキレスとピアザとヘラクレス将軍。
カッサンドラが世界滅亡に関する予言を伝えようとすると、ゴアンが登場。
ゴアンの本名はアゴン。アテナイの元兵士でトランティアの将軍。
アゴンはアキレスの弱点であるアキレス腱を切断してアキレスを殺害してしまう。
アキレスの弱点をアゴンに教えたのは幼かったころのピアザ王女。これが「ピアザ王女がアキレスの運命を変える」ということだった。
アキレスはアゴンがアテナイ城を探っていたことと、アテナイ城には秘密があるということを告げて息を引き取った。
カッサンドラは自分の予言を信じてくれるひとがいなくなったと嘆く。
試しに主人公達が予言を聞いてみるが何を言っているのかが理解できなかった。
ピアザは自分なりにアテナイ城の秘密について探ってみるという。
遅れてやってきたパトロクロスとエウドロスはアキレスの遺言に従い、ピアザ王女の部下になり、王女をアテナイまで護衛することに。
去っていくピアザ達。
ここでアゴンを追うというヘラクレス将軍とも別れ、当面の目的地がなくなった5人は海が見たいというシュキオンのために港町ミレトスへ向かう。

251 :ゲーム好き名無しさん:2008/08/04(月) 11:55:50 ID:KJIhCnyL0
ヘラクレスの栄光 魂の証明をとりあえず今日は半分まで投下しました。
残りは明日投下予定。

258 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:29:36 ID:g4KRIre40
ミレトスではトランティアの兵士達が船長とヘロンに懸賞金を懸けて捜索していた。アゴンの命令らしい。
主人公達が港へ行くと、そこでは兵士となにやら揉めるヘラクレス将軍の姿が。
どうやらアゴンが船を出港させないように手配しているようだ。
アゴンはクラシス破壊の手柄を自分のものにして将軍の座に返り咲き、代わりにヘラクレス将軍が追放、指名手配されているらしい。
兵士がヘラクレス将軍を捕まえようとすると、どこからか「ガズスとヘロンがいたぞ!」という声が。
兵士はヘラクレス将軍より船長達のことを優先して声が聞こえてきたほうへ急ぐ。
ヘラクレス将軍はトランティア王の誤解を解かなければと言うと、足早に去っていった。
残された主人公たちのところに少年がやってくる。
少年曰く「この船は囮なんだ。不審な奴が乗船してしまえばあっという間に牢屋に早変わり」とのこと。
ここから東の岬にある船なら安全に海を渡れるらしいので、早速東の岬へ。

確かに立派な船が泊まっていたが、どうみても海賊船。乗り込むともちろん海賊に襲われた。
海賊達を撃退すると、少年がやってくる。
「これで海賊に奪われたボクの宝物を取り戻せるよ!」by少年。まんまと利用されたようだ。
少年の宝とは「英雄の証」という紙切れ。
これはかの英雄ヘラクレスが魔物に敗れて落ち込んだときに、ヘラクレスの弟が兄を励まそうと送ったものの複製品らしい。
英雄の証を見た自称ヘラクレスは自分も弟のイピクレスにこの紙をもらった記憶があると言い出す。
そこへこの海賊船の船長であるデクレオスが現れる。
デクレオスはシュキオンの知り合いらしいがシュキオンには心当たりがない。
デクレオスがシュキオンの手握ると、シュキオンとデクレオスが輝く。どうやらこれでシュキオンの記憶が一部戻ったようだ。
デクレオスは「アゴンはどうした?」とシュキオンに尋ねる。やはりシュキオンとアゴンは知り合いみたいだ。
シュキオンは主人公達に「私を信じてついてきてくれませんか」と言い、デクレオスに「例の場所」へと船を出してもらう。

259 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:30:25 ID:g4KRIre40
船旅の途中で謎の巨大海洋生物に遭遇。デクレオスが言うにはこれが海の神オケアノスらしい。
オケアノスが近くに来たせいなのかシュキオンのアザが疼きはじめる。
何はともあれ目的である島に到着。島にはオケアノス神殿があった。
主人公一行がオケアノス神殿の奥の泉に足を踏み入れると、突然シュキオンの記憶が完全に復活。
記憶の戻ったシュキオンは古い神話を主人公達に語った。
昔、古き神々とゼウス率いる新しい神々との戦争ティタノマキアがあった。
劣勢だった古き神々は強力な魔物テュポーンを製造。
新しい神々は誰一人としてテュポーンを倒すことはできなかった。
古き神であるオケアノスは戦争後での自分の地位を保障することと引き換えにテュポーンを倒すという契約をゼウスと結んだ。
激闘の末、勝利するオケアノス。
しかしゼウスは約束を守らず、強力な神であるオケアノスの体と魂を分離。
オケアノスの体はあてもなく海を漂うことになり、魂はさらに三つに分割されて人間に転生。
シュキオン、デクレオス、アゴンはオケアノスの分けられた魂の持ち主であり、それ故に不死のようだ。
アゴンがシュキオンに協力して欲しいこととは合体してオケアノスに戻り、ゼウスに復讐することらしい。
シュキオンは記憶が戻っても主人公達が気に入っているから一緒に旅を続けると言う。

用が済んだので東の岬へ戻ると、女の人が倒れている。
女の人はアテナイのピアザ王女に伝えなければならないことがあると言い、意識を失う。
女性を海賊船で介抱しつつ、ピアザ王女に会うためにアテナイに向かうことになった一行だった。

260 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:30:56 ID:g4KRIre40
襲いくる魔物を撃退して、やっとのことで海賊船をアテナイの港に寄港すると、当たり前だがアテナイの兵士がやってくる。
その中にパトロクロス、エウドロスがいたので事情を説明して、停泊を許可してもらう。
謁見の間に行くと、退屈そうなピアザ王女が。
「あれ? カッサンドラも一緒?」と言われたので、振り向くと、後ろにカッサンドラがいた。城の秘密について話に来たようだ。
カッサンドラはかつてアテナイ王によりこの城の地下に幽閉されており、アキレスともそこで出会ったらしい。
アキレスだけがカッサンドラの予言を聞き取れたのはきっとその場所のおかげかもしれないとのこと。
カッサンドラに隠し通路の入り口を出現させてもらい、城の地下へと足を踏み入れる5人+カッサンドラ+ピアザ。
一本道をひたすら下っていき、たどり着いた最下層の部屋には魔物オイジスが住み着いていた。
オイジスを倒すと爆発が起き、床の表面が剥がれ落ち、廃墟のタポスで見たのと同じような模様が現れる。
カッサンドラが幽閉されていたのはこの部屋らしい。早速、予言の内容を教えてもらうことに。
今度は聞き取れた予言の内容は「このままでは世界が破滅してしまう。なぜならテュポーンが復活してしまうからだ」というもの。
全てのタポスを破壊すれば復活を阻止することができるようなので、一行は善なる存在の証明のためタポスを破壊することに。
ピアザはパトロクロスとエウドロスに船長とヘロンの保護とタポス捜索を指示。
別れ際、倒れていた女性のことを教えると、ピアザ王女は血相を変えて海賊船に向かう。
どうやら女性はピアザ王女の乳母のアミタスらしい。
デクレオスに予言のことを話すと、ビブロスにタポスがあることを教わる。
女性をピアザ王女に預け、ビブロスへの船旅がはじまった。

海の魔物を倒していくと不吉な黒い雨が降り始める。
黒い雨にトラウマがあるロコスは部屋で休みにいく。ついていく主人公とエリス。
魔物ヒュドラが襲ってきたので、シュキオンと自称ヘラクレスとデクレオスで撃退。
そのころ、船内に魔物エキドナが侵入。こちらは主人公とエリスとロコスで撃退。
なんだかんだでロコスも元気になり、一行はビブロスに到着。ここでデクレオスと別れ、タポスに向かうことに。
ビブロスの町をうろうろしているとヘロンを発見。しかしヘロンは主人公達を見るや否や逃げ出してしまう。
追いかけると、街を出たところでトランティア兵に囲まれるヘロンの姿が。
ヘロンはトランティア兵に斬りつけられ倒れてしまう。トランティア兵を倒してヘロンを助けるがもう手遅れ。
主人公達を見て逃げ出したのはエリスがついていってすねていたかららしい。
死ぬ間際、エリスとはじめて会った時のことを思い出しながら「もう誰も信じられない…エリス…さようなら…」と言ってヘロンは息を引き取った。
エリスは「馬鹿な男…」と、ヘロンの魂が消えていった青空を眺め続けた…
何はともあれビブロスタポスにたどり着いた一行。タポス内部に入るとエリスの記憶が部分的に戻る。
エリスがいうにはタポスは古き神々の墓であり、タポスストーンという特別な石でできているらしい。
タポス最深部で装置を操作してタポスコアを出現される一行。
タポスコアは古き神レテに姿を変えて襲ってきたので撃退。タポスコアを破壊する。
破壊されたタポスコアに蓄積されたエーテルが解き放たれ、エリスに吸い込まれる。その影響でエリスの記憶が完全に戻る。
しかしエリスは自分の正体の主人公達に言いたくないという。
その時、タポスが大爆発。5人は吹き飛ばされてしまう。

261 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:31:43 ID:g4KRIre40
主人公とエリスはベンカジに着地。ベンガシではヘラクレス将軍と再会する。
将軍は主人公達が吹き飛ばされてここにきたと教えると将軍は「空を飛んだ気分はどうだった?」と笑って立ち去る。
はぐれたロコスたちを探すべく、大都市エジプトへ向かう2人。
エジプトでは船長を探すエウドロスの姿が。
エウドロスはエジプトにタポスがあるという情報と、船長の奥さんから預かったというダイダロスの笛をくれる。
ダイダロスの前で笛を吹くと何かが起きるらしい。
2人はタポスっぽい大ピラミッドへ行くことに。
途中、またしてもヘラクレス将軍と遭遇。どうやらダイダロスの作った装置があるらしい。
主人公は試しにダイダロスの笛を吹いてみるが、主人公は笛を吹くのがとてつもなく下手くそだった。
いらついた将軍に笛を奪われる。将軍はやたらと上手だ。しかし何も起きない。
将軍は「ダイダロスに会うまでに練習しとけよ」と言って去っていた。

ピラミッドに到着するとロコスとシュキオンと自称ヘラクレスがいた。
シュキオン曰くピラミッドはタポスを真似て作られた偽物らしい。
本物はここより更に先にあるそうなので早速向かうことに。
エジプトタポスでは、アゴンとそして何故か船長と遭遇。船長はアゴンに従っているらしい。
アゴンからはさまざまな情報が聞けた。
タポスは古き神々の墓なので新しき神々の力の影響が及ばないこと。
アテナイの歴代の王はプロメテウスと契約しており、プロメテウスに頼まれた先代のアテナイ王がダイダロスに命じてタポスを作ったこと。
またタポスはまくろきエーテル吸収装置であり、人間が魔法を使って4色エーテルを消費して作り出したまくろきエーテルを蓄積していること。
プロメテウスは人に魔法を教えることで、人間達に何百年にも渡り魔法を使い続けてさせ、まくろきエーテルを集めさせようとしたこと。
真実を知ったダイダロスの進言でタポスを破棄することを決意した王はプロメテウスへの報告の帰り道、ゼウスの怒りに触れて亡くなったこと。
タポスに集まったまくろきエーテルを使用すればテュポーンが復活することなどだ。
言いたいことだけ言って去っていくアゴンを追いかけ、やっとのことで追いつくと、アゴンと船長が揉めだす。
船長は娘のフローラを人質にとられて仕方なくアゴンに従っていたらしい。
船長はアゴンに飛びかかるが一撃で撃退されて倒れてしまう。
怒った主人公達はアゴンを戦うが、不死同士なので決着がつかない。
痺れを切らしたアゴンはどこかへ行ってしまう。
船長は主人公達にフローラを助けて欲しいと頼み、最後の力を振り絞って主人公がダイダロスの大切なものによく似ていると伝えると息を引き取った。
最下層にやってきた5人は爆発するまえにどこで合流するか話し合う。
エリスが言うには最後のタポスはコーカサス山にあるとのこと。
コーカサス山と聞いて自称ヘラクレスの記憶が一部戻る。どうやらコーカサス山に家があるらしい。
主人公一行はコーカサス山のヘラクレスの屋敷で再開しようと約束し、ビブロスタポスと同じように古き神ゲラスに姿を変えたタポスコアを破壊。
5人はまた大爆発に巻き込まれて吹っ飛ばされた。

262 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:32:57 ID:g4KRIre40
主人公が飛ばされてきたのはアトラシアの近く。
仲間を探すべくアトラシアの街に行くと、根暗なさもしい男が英雄の証を片手に自分はヘラクレスだとつぶやいているのを目撃。
村人がいうには英雄の証の複製を本物だと勘違いし、自分が本物のヘラクレスだと思い込んでいるらしい。
コーカサス山方面行きの船を探しに行った港でロコスと自称ヘラクレスと再会。
コーカサス山に行く前にさっきの男の家に立ち寄ることに。
男がなにやら一人で騒いでいるようなので自称ヘラクレスの体当たりで扉を破壊して室内に乱入。
男は妖精たちに弱虫英雄だのとヘラクレスのくせに情けないだのとからかわれているようだった。
その姿をみて「それでも私の兄か!」と一喝する自称ヘラクレス。
弟よと駆け寄ってきた男に腕をつかまれたのがきっかけで自称ヘラクレスはすべてを思い出した。
自称ヘラクレスの本名はイピクレス。英雄ヘラクレスの弟だ。
昔、ある魔物に何度も負けて英雄としての自信を失った兄を励ますために英雄の証を作ってあげたイピクレス。
気弱でおとなしい性格のイピクレスにとって、兄はたとえ何回負けようとも「かっこいい英雄」であり誇りだった。
しかし、ある日イピクレスはヘラクレスと魔物の戦いに巻きこまれて命を落としてしまったらしい。
感動の兄弟再会をしたのもつかの間、イピクレスは自分が死んだことを思い出してしまったせいなのかエーテルになって消えてしまう。
目の前で二度も弟を失い、荒れ狂って近くの物に当り散らすヘラクレスを主人公たちはそっとしておくことに。
港で船を待っているとヘラクレスがやってくる。
ヘラクレスは弟の遺志を継ぐために主人公達と同行したいと申し出る。もちろん了承。
ヘラクレスは船を待つより早いと、絹の手綱でペガサスを呼び出してくれる。
一行は空を飛んで一気にコーカサス山ふもとのネアポリスへ。

黒い雨の中、コーカサス山の入り口の廃墟の横を通りすぎようとする一行。
ヘラクレスがいうにはここには昔「ドコス劇場」という人気のある劇場が建っていたらしい。
旅芸人をしていたロコスの父の名もドコス。どうやらこの劇場はロコスの父のものだったようだ。
ロコスは物心ついたときから父に連れられ各地を転々としてしていたらしい。
ある黒い雨の降った日、街の外で魔物に襲われたロコス親子。
ロコス父は幼いロコスに「俺は男の子がほしかったから、お前を男として育ててきた。これからも男として生きろ」といい、自分の剣をロコスに渡した。
そして「実はお前は不死だ。だから崖から飛び降りても死なない。俺も不死だ。後から飛び降りるから先に行け」とロコスを崖から突き落とす。
本当に不死だったロコスは落ちても死ななかった。
ロコスは崖の下で父を待つがロコス父は落ちて来ず、魔物の叫び声とロコスの名を呼ぶ父の声が聞こえるだけ。
しばらくして崖の上に戻ったロコスは動かない父を見つける。ロコスの父は不死ではなく、死んでいる芝居をしているわけでもなかった…
泣き出しそうなロコスにヘラクレスは悲しいときは笑うよう言う。ヘラクレスの笑い方はイピクレスそっくりだった。
少し元気を取り戻したロコス。何故父は劇場を捨てて旅芸人になったのか疑問を口に。
ヘラクレスは「きっと自分の子供に世界を見せてやりたかったのだろう」と言い、コーカサス山へ歩き出す。
まだ少し落ち込んでいるロコスを元気付けようと主人公は自分の大事な青い羽飾りをロコスにプレゼントする。
元気になったロコスは主人公と一緒にヘラクレスを追いかけた。

263 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:34:29 ID:g4KRIre40
コーカサス山道途中でエリスとシュキオン、それに何故かピアザ王女と再会。ピアザ王女はとある短剣を探しているらしい。
シュキオンたちに自称ヘラクレスはどうしたのか尋ねられる主人公。
ヘラクレスは弟は休んでいるから代わりに自分がきたと説明。ロコスは主人公も過去を思い出して休まないでと念をおす。
しばらく進むと古い石柱のようなものを発見。ここに目的の短剣が隠されているらしい。
ピアザはロコスと妹のロコシスだと呼び、石柱に刺さった短剣を抜くよう促す。
言われたとおり短剣を抜くロコス。ピアザ王女はこの短剣を抜くことができたということが正統なアテナイ王家の人間の証明だという。
昔、プロメテウスに報告に行った帰りゼウスの雷で命を落とした先代アテナイ王。
彼は死ぬ間際その時に連れていたロコスをネアポリスの元親衛隊長に預け、ピアザは神の怒りに触れないよう隠せとアミタスに指示していた。
プロメテウスによってアテナイ王は代々正統な後継者一人にだけ不死が与えられている。ロコスが不死なのはそのせい。
姉のピアザが不死じゃないのは母が王妃ではなく、乳母のアミタスが本当の母であり、不義の子だから。
オリンポスの天空の門が開いたのもピアザに反応したのではなく側にいたロコスに反応したかららしい。
説明を終えたピアザ王女の前にディロス将軍が現れる。ディロス将軍はロコスを将来の義理の妹と呼ぶ。
ピアザがディロス将軍の思わず監禁しちゃうくらい一途で熱烈な愛にとうとう折れ、正式に婚約したらしい。
唖然とする主人公達をおいて2人はいちゃつきながら山を降りて行ったのだった。

気を取り直して山道を進む一行の前にヘラクレスとイピクレスの家だった瓦礫の山が現れる。
ヘラクレスは瓦礫を見つめながらイピクレスが死んだ後何があったのかを静かに語り始めた。
最愛の弟を失い、力を失ってしまうほど長い長い間悲しみに明け暮れたヘラクレスの前に一人の男が現れる。
その男こそがダイダロス。ダイダロスはイピクレスを生き返らせる方法を教えてやるとヘラクレスを誘う。
イピクレスの遺体を抱え、おとなしくダイダロスの研究所について行くと、そこにはクラシスが。
ダイダロスに促されクラシスの中心の台座に乗ると、英雄の魂の力に耐えられなくなったクラシスが暴走。
その時起こった大爆発で前後の記憶を失い、アトラシアの小屋に引きこもっていたらしい。
シュキオンはつい先ほど主人公がエジプトタポスに向かう途中でダイダロスに再会したと指摘。つまりヘラクレス将軍=ダイダロス。
クラシス暴走のとき側にいたのはヘラクレス、イピクレスの遺体、ダイダロスの3人。
イピクレスがヘラクレスの魂を受けて自分がヘラクレスだと思い込んだように、ダイダロスも記憶を失い、ヘラクレス思い込んでいると。
主人公はというと、ヘラクレスが研究所には主人公と同じ背丈の人形がいくつも転がっていたと証言。
人形がヘラクレスの魂の影響で人間になったなんてまさかと笑う5人。
何はともあれダイダロス本人に何があったのか聞くことにしてタポスへと急いだ。

264 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:36:08 ID:g4KRIre40
コーカサスタポスの入り口を開けるとフローラが飛び出してくる。
フローラは船長からの手紙を預かっているらしい。
ロコスはあえてフローラに手紙の内容を教えず、ヘラクレスに頼んでペガサスでフローラをラコニアへ帰してもらう。
手紙にはフローラが死んでいることが前提で、この子はフローラというので墓にはその名前を刻んで欲しいと書かれていた。
そして最後に主人公達にあったのならトランティアのバイタポスとバイクラシスの存在を教えてくれと綴られている。
このタポスを破壊したら次の目的地はトランティアだと決め、ヘラクレスが戻ってくるとすぐにタポス内部を進んだ。
最下層でいつものようにタポスコアを出現させようとするが、コアはすでにアゴンによって持ち出された後だった。
仕方がないのでここは放置してバイタポスへ向かおうとすると、エリスが寄り道したいと言い出す。
ヘラクレスがいうにはエリスはプロメテウスの妻で、これからこの山の山頂では磔にされているプロメテウスに会いに行くのらしい。
途中の対剣の門なる場所で父の形見の剣と例の短剣(正しくはティターンの剣とティターンの短剣)を使ってはりつけ台への抜け道を出現させる。
抜け道の先には鎖で岩に縛り付けられたプロメテウスの姿が。
プロメテウスはゼウスに復讐するためにエリスに命じてタポスのエーテルを集めさせようとしたようだ。
しかしエリスはタポスのエネルギーを受け止めきれず記憶喪失になってしまい計画は失敗に。
プロメテウスはエリスに復讐はアゴンに任せて自分のもとに戻れと言う。
エリスはヘロンに拾われ主人公達と出会い旅をしている間に、かつてのプロメテウスように人間を好きになってしまったと語る。
だからアゴンを止めるからプロメテウスの言うことは聞けないと宣言し、本来の姿である黒い翼の生えた女性に戻る。
プロメテウスは力は貸さないけど、トランティアへの道を教えてくれた。
ヘラクレスは去り際、復讐をするのをやめるのならプロメテウスの鎖を切って自由にしてやると約束する。

トランティアではバイタポスの影響か全く作物が育たなくなってしまっていた。
マッシリア、レンツでは人々はそれでもそれなりに元気そうだったが、首都トランティアは悲惨の一言。
草木は枯れ、目とのどを刺激するガスが街中を覆い尽くしているため人々は喋ることができない。
この街に戻って来たばかりなので無事な人からバイタポスらしき建物の情報を入手。
決着をつけるべく最後のタポスへ向かった。

バイタポスは他のタポスよりも広く、アゴンの不死兵たちも主人公達の行く手を何度も塞いだが、それでもなんとか最深部へたどり着く。
いつものようにタポスコアを出現させる主人公。バイタポスというだけあってここのタポスコアは2つあった。
古き神タナトスとネメシスに姿を変えて襲ってきたコアを撃退し、破壊に成功。
しかし通常のタポスの倍の量のエーテルはさすがのエリスでも吸収できず、大量のエーテルが解放されてしまう。
ショックで一時的に記憶を失い子供化するエリス。
そして毎回おなじみのコア破壊後大爆発で吹き飛ばされてしまう5人だった。

265 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:36:46 ID:g4KRIre40
今回はエーテルと共にみんな同じ孤島に墜落する。周りの装置からしてここがバイクラシスのようだ。
周囲に漂っているエーテルを吸収してエリスが元の姿に戻る。
そこへデクレオスの海賊船が島に到着。
船に行くとちょうどアゴンもやってくる。どうやらさっきのでテュポーン復活に必要なエーテルが集まったらしい。
デクレオスとアゴンが甲板で戦っていると、ヘラクレス将軍の乗った船が海賊船に激突。ついでにオケアノス(体)もやってくる。
主人公達とデクレオスと乱入してきたヘラクレス将軍に囲まれるアゴン。
アゴンはテュポーン復活を望むのはオケアノスの意思なのか自分の意思なのかもはやわからないと叫ぶ。
そして将軍とシュキオンとオケアノスを突き飛ばしてバイクラシスへを起動させに行く。
バイクラシスにて主人公達4人はアゴンと戦闘し勝利。
しかし、アゴンは自らの魂を生贄にして装置を起動。テュポーンが復活してしまう。
デクレオスはシュキオンとオケアノス(体)と合体してオケアノスに戻りテュポーンを倒すことを提案。
こういう時のためにミケナイのクラシスを持ってきたのだと言う。しかしそのクラシスは壊れている。
ヘラクレスは将軍の肩を掴んで分け与えた魂を回収。ヘラクレス将軍=ダイダロスは記憶を取り戻す。
ダイダロスはクラシス爆発の時、自分の息子の遺体を隠していたことを告白。
彼が本当に生き返させたかったのはイピクレスではなく息子だった。そのためにヘラクレスを利用したらしい。
「ゼウスはクラシスとそれが生み出した存在に怒っているだろうか…?」とつぶやくダイダロス。
ロコスは「主人公がその息子さんなんだろう?」と指摘。しかしダイダロスは強く否定。
俺の息子は俺に会うために空を飛んで落ちて死んだ。
主人公は人形に魂が宿っただけで息子じゃないと誰かに言い聞かせるかのように叫ぶダイダロス。
ダイダロスはあっという間にクラシスを修理する。
クラシスの台座に乗ったシュキオンとデクレオスから魂が飛び出してオケアノスの体と合体。
復活したテュポーンを激闘の末、冥界に落とすことに成功する。
だが完全な魂ではないせいか、オケアノスの魂が体から分離。このままでは魂をバイクラシスに吸収されてしまう。
無理やりクラシスを逆起動させ魂を回収してみることに。
本来の使い方ではなかったためなのか二人の魂がシュキオン1人の体に宿る。ついでに服が破れて半裸でワイルドな外見に。
シュキオンはテュポーンを倒すことはできなかったが再生コアを破壊できたと主人公達に伝える。
今なら主人公達でも倒せるかもしれないらしい。
ということでテュポーンに止めを刺しに冥界へ行くことに。

266 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:37:25 ID:g4KRIre40
冥界への回廊には古き神々の魂が集まっていた。
階段を駆け下りながらしばらく行くと、鍛冶屋の格好をした老人に呼び止められる。
この老人こそ鍛冶の神ヘファイトス。
天界にいるとゼウスが武器作れとうるさいし、剣を鍛えるには地獄の業火が一番だから冥界に住んでいるんだとか。
ヘファイトスは主人公の剣を指して、プロメテウスに作ってやった剣のようだがすっかり剣がくすんでしまっていると言う。
主人公がティターンの剣とティターンの短剣を渡すと真の力を引き出してもらえた。
用事がすんだヘファイトスは鍛冶場に戻っていった。

回廊を出て、冥界の岩場に引っかかっているテュポーンを発見。
テュポーンの叫び声で足場が崩れだし、主人公とダイダロスが崩れかけた部分に取り残されてしまう。
ダイダロスはジャイアントスイングの遠心力で主人公をロコスたちのほうへ投げ飛ばす。
主人公が助かったのを確認すると、崩れ溶岩に沈み行く足場の上でダイダロスは叫んだ。
「おい!魂を持った人形よ!もう飛ぼうなんて考えるなよ。地に足をつけて生きるんだ」
「いや…好きに生きろ!おまえが決めるんだ!」
ダイダロスが溶岩の海に消える。長い沈黙。
気を取り直してテュポーンと対峙する主人公達。
ロコスが「先のことは分からないけど…俺達はテュポーンに勝ってこの世界で生きるんだ!」と叫んだ。

激闘の末、テュポーンを倒すことができた一行。
テュポーンに止めを刺すためにはオーバーキルをしなければならないらしい。
ここまできた主人公達ならそれができるだろうというヘラクレス。
主人公達は再び武器を構えた。
消滅したテュポーンから大量のエーテルが解き放たれた…

267 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:38:01 ID:g4KRIre40
こうして世界に平和が訪れた。
無事に復興を果たしたトランティアやトロイ。
ピアザとディロス将軍は正式に結婚をした。
シュキオンはオケアノス神殿に戻る。
ヘラクレスはエリスとともに約束どおりプロメテウスを縛る鎖を切り、プロメテウスを解放してやる。
ロコスはドコス劇場跡地で主人公にもらった青い羽を見つめている。
そこに女性がやってくる。女性は主人公と同じ名前の幼馴染を探しているらしい。
その幼馴染は母を亡くした後、遠くで暮らす父に会いに行くと言って、翼を背負ってどこかへ飛んでいってしまったらしい。
ロコスはそいつはきっと父親に会えたんじゃないかと語る。
うまく降りれなくてケガしたかもしれないが、父親が頑張って何でもして治してくれたんじゃないかと。
だからきっといつかその幼馴染に会えるだろうと言うロコス。
女性は会ったら笛を吹いてもらいたいと言う。ちなみにその幼馴染は笛がド下手らしいのだが。
所変わって、崖の上で例の笛を吹く主人公。相変わらず下手だ。
主人公はふと空を仰ぎ、青空をみた後、エジプトでダイダロスが吹いた曲を吹き始める。
いつの間に練習したのか今度は上手に吹くことができた。
そのころ、天界で主人公を見ていたゼウスとアストレア。
アストレアはゼウスに主人公をどうするのか尋ねる。
ゼウスはしばし考えて「人形にしてはなかなかうまいものだな…もう少し吹かせてやるか」と答えた。
主人公の笛の音が響き渡る中スタッフロ-ルが流れる。

268 :ヘラクレスの栄光 魂の証明 ◆l1l6Ur354A:2008/08/05(火) 13:44:21 ID:g4KRIre40
■おまけ
・正体まとめ
 主人公:羽をつけて空を飛んで墜落死したダイダロスの息子(神話だとイカロス)。
    はっきりと明言されてないので人形の可能性があるが、最後のダイダロスの反応や夢の内容をみるかぎり息子本人だと思われる。
   (仮に人形にヘラクレスの魂が宿っただけの存在だとすると、ダイダロスの息子の記憶を持っていることの辻褄が合わない)
 ロコス:アテナイの王女ロコシス。
 シュキオン、アゴン、デクレオス:オケアノス1/3。
 自称ヘラクレス:ヘラクレスの弟のイピクレス。
 エリス:プロメテウスの妻。古き神。
 ヘラクレス将軍:ダイダロス本人。

・アゴンがアキレスを恨んでいたのは兵士をクビになったから。どうみても逆恨み。

・クラシスで魂を分け与えられて不死になったものは分け与えられた魂を回収されると不死ではなくなる。
 死者が魂を回収されて不死でなくなるとエーテルになって消滅(例・不死兵、イピクレス)。
 生前の記憶が戻ると消滅するのかは不明(イピクレスは魂を兄に返したので消滅した可能性も)。

・ミケナイのアルは放置されたまま。

・最後に出てきた女性が夢の中で青い羽を主人公にプレゼントした女の子らしい。

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 以上で終わりです。

最終更新:2008年08月06日 02:14