夢魔の天蓋

夢魔の天蓋

part45-203~210


203 :夢魔の天蓋1:2009/04/15(水) 17:41:01 ID:v51bv88GO
今いなさそうだから一気に
時間かけてチマチマやってた上に放置してた期間もあるから曖昧な部分はすまん

登場人物1
(何人かネクロノミコン、モンストラバルツとも被るので夢魔ではわからない情報も入ってます)

■ジン・レイカー(主人公)
無愛想な32歳。
魔術に長けていて、かなり強い。
右手は化物のような形になっていて「宝鍵(ほうけん)」と呼んでジンの魔術の媒体になっている。通常は封印している。
母親と妹を異界の神にいけにえとして差し出し、自らも異形となった父(ジャッジマン・レイカー)を憎んでいる。
右手はこの親父のせいで変わったらしい。
因みに童顔。
■ノーマン教授
お洒落な63歳。
ジャッジマンと同じ師匠の元で学んだ古い友人。
有能な元魔術師だった。
さらに元ミスカトニック大学教授、その名残で今も教授と呼ばれている。
私設の図書館を持ち夢魔ゲーム中は用語解説等をしてくれる。
■ウィンディ・クイン
美人な26歳。
バチカンにあるオカルト組織、奇跡認定委員会のエージェント、しかし本人に魔術の才は無い。ジンに事件解決の依頼をすることにより、夢魔の物語が始まる。

続く

204 :夢魔の天蓋2:2009/04/15(水) 17:42:27 ID:v51bv88GO
登場人物2

■エイダ(森に現れる少女)
10歳くらいの白人の少女。
度々ジンの前に現れては、謎な発言をしてさっていく。
■アーデン(遺跡に現れる男)
20代くらいの黒人の男。
度々ジンの前に現れては、意味深な発言をして去っていく。
肉親はおばあさんだけらしい。
■ジャッジマン・レイカー
天才的な力と知力の持ち主だったが、魔術に魅せられたせいで異形と化す。
その際に妻と娘をいけにえにしたため、息子から追われているが、すでに理性はないらしい。
今は異界と現世を繋ぐ門を生み出しながらさ迷い続けている。

続き用語解説

205 :夢魔の天蓋3:2009/04/15(水) 17:44:31 ID:v51bv88GO
用語解説
■凪の星
霊能を持つ人間にしか見えない星
100年に一度降ってくる
■星渡の太祖
降ってきた凪の星をその身に受けた生物がなる存在の総称。大抵は知性理性を無くし強大な化物になる。
■異界の門
太祖が作り出している世界。
その先は通常の方法では出入り出来ない。
取り込まれてしまうと異形と化す。
■魔素
太祖が多く含んでいる、精神に反応する元素。
生物がこれに汚染されると帰依者になる、化物になり言葉すら忘れて凶暴になるが、稀に人間の姿でいられるものも存在する。
■帰依者
異界の門に取り込まれ、魔素を浴びた生物が異形となったもの。
太祖ほどではないが、様々な力を持つ。
■魔器
魔素をうまく利用した、異形を倒すための道具。ジンは銃・剣・槍などを使う。
素材には帰依者の遺体を使用。
■魔術
古代に、人として知性も理性も失わずに太祖となったものが編み出した技術。
回路と呼ばれる方式を使う。
■奇跡認定委員会
バチカンに本部があるオカルト組織。
奇跡(オカルト的現象)の発見・調査・保存が目的。


206 :夢魔の天蓋4:2009/04/15(水) 17:51:15 ID:v51bv88GO
本編

場所はアメリカ東部
ジンは、長年母と妹を殺した父を憎んでいた。
そんな彼のもとへ奇跡認定委員会のエージェントのウィンディ・クインが調査の依頼にやってくる。
奇跡認定委員会のエージェントは基本的に強い霊能を持っているのだが、ジンの宝鍵を目の前にしても無反応だった。
訳を聞くとウィンディは、自分はエージェントの補佐をしていたが、正式なエージェントは「門」の調査中に行方不明になり臨時で派遣された…と説明。
即座に「異界の門」に関することと確信したジンはさっそくウィンディを伴って現場へ行くことに。
エージェントが消えた現場は廃虚となったビル、以前は人を食うビル、通称マンハントビル…と都市伝説が残るのみだったがホームレスや警察官が消えてから事態が変わる。
アメリカ支部の奇跡認定委員会が調査に乗り出したがそのエージェントも消えた。
概要の説明を終え、ジンも異界の気配を感じ再び帰ってくると、ウィンディは事態の調査と収拾を依頼する。
調査から帰った後の治療からマスコミへの情報操作、武器の支給、闇市場への出入り許可などなど沢山優遇され、装備を整えるとビルへと赴く。
ジンは大量の帰依者の存在を感じるが、門を作る太祖の気配は薄い。


207 :夢魔の天蓋5:2009/04/15(水) 17:52:30 ID:v51bv88GO
ウィンディがノーマンは一緒ではないのかと問いかける。
だがジンは自分一人だと宣言し、驚く彼女を置いて異界へと降りていった。
沢山の帰依者を切り裂き打ち倒しながら(マップのキャラは二等身なのに血の表現がぐろい)さらに潜っていく。
一番奥の大型帰依者を倒すと、異界を掌握することが出来、何ヶ月かかけて自壊していく魔術をかけて脱出する。(すぐに壊さないのは、そうすると現世にまで影響するため)
ビルの異界を支配していた帰依者は倒したが、門を開いた太祖の姿はなかった。
ウィンディは新たな場所へ連れていく、そこは大きな森だった。
しかしその森はすでに通常の森ではなく、異界から漏れだした魔素に汚染され変質していた。
この森では男ばかりが消えるという。
ジンは強い花の香りを感じるが、ウィンディには分からないようだ。
何か関係あるのだろうかと考えるが、潜入しないことには分からない。
「写真では美しい森だったのに」と残念がるウィンディに、ジンは冷静に「目に見えるものが事実だ」と告げて異界へと入っていく。
続く

208 :夢魔の天蓋6:2009/04/15(水) 17:54:58 ID:v51bv88GO
ちょっと下げたほうがいいかな





ジンは、異界の途中で白人の少女と出会う、強い花の香りを纏う少女にただならぬ気配を感じる。
少女は「リリィ」が出てくる歌を歌いながら消えた。
(どこで名乗るんだったか覚えていないので少女で通します)
少女は度々ジンの前に現れては「リリィ」の歌を歌い、さらに強力な帰依者を向かわせてくる。
倒していくと、最深部で森の異界の支配者である本性をあらわして異形になった少女と対決。
少女は花の香りで男を取り込んでいたのだった。
少女を倒したが、やはりそこには太祖はいなかった。
次にジンとウィンディ(+教授)が訪れたのは、最近発見された古代遺跡。
大学の調査員が次々と消えたという。
ジンとノーマンが古い文献に出ていた遺跡だと驚愕しながらも、ジンはこの遺跡に太祖の気配を感じていた…その気配は血縁者のもの。
ジャッジマンを倒す決意を新たに、ジンは異界へと侵入する。
異界へ入ってすぐ、黒人の男と出会う。
警戒するジンに男はアーデンと名乗り、自分は調査員だった、理性は失っていないんだと告げるが、ジンは取り合わない。
アーデンの後ろには、ジャッジマンがいると確信するジンは攻撃しようとするがその前に消えた。

続く

209 :夢魔の天蓋7:2009/04/15(水) 17:57:55 ID:v51bv88GO
この次で終わり




今までの帰依者とは比べ物にならない強力な帰依者たちを倒しアーデンに茶化されながら、深部へ潜っていく。
しかしアーデンはやはり狂っていた。
死んだ仲間を笑い、この奥に行かせまいと立ち塞がる。
強大な力で向かってくるアーデンを倒すと、いよいよ最深部へ。
そこにはもう人の姿すら取れていない太祖がいた。
攻撃しようと構えた時、太祖はジンに話しかける。
「ジンどうしたの、泣いているの?」(本来はローマ字で読みにくい…)
何か違うと感じはじめたジンに太祖はさらに続ける。
「また隣の子にいじめられたの?」
「ジンは優しい子、だけど少し勇気が足りないわ…」
ジンは太祖がジャッジマンではないと愕然とした。
「母さん…?」
ジャッジマンが魔術にとらわれジンの母親と妹をいけにえに捧げたが、当時二人の遺体らしきものは何一つ破片すらみつからなかった。
「今、楽にしてやるよ母さん」
そして宝鍵を解放し太祖と化した母を倒した。
太祖を倒し、異界の門に自壊の魔術をかけて事件はとりあえず解決した。
ウィンディにジンの抱えている事情を話さざる得なく、聞いたウィンディはその事は奇跡認定委員会には報告しないと告げた。


続く

210 :夢魔の天蓋8:2009/04/15(水) 18:00:54 ID:v51bv88GO
奇跡認定委員会は、ウィンディを通してジンを委員会の顧問としてこれからも協力してほしいと依頼する。
要は強い人材を確保し尚かつ口封じするために。
強い後ろ立てがあれば今後なにかあったときも動きやすいだろう、とジンは顧問になることを決め、物語は一応の終幕。





以上です。
なるべく分かりやすくまとめようとして長くなった。
わかりにくかったらゴメン。
ちなみ夢魔の天蓋だけでは、なんでジンはいけにえにされなかったの?的な話は全くわかりません。
とにかくアプリなんだけど、常に暗い雰囲気です。
続編のネクロノミコンは、一回クリアしたんだがもっかいやってるから少しづつ書く。


最終更新:2009年04月22日 01:07