おさわり探偵 小沢里奈

おさわり探偵 小沢里奈

part47-59~66,126~133


59 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:06:12 ID:hDqLPOiw0
キャラクター

小沢里奈 主人公の探偵見習い。考えてることは上画面に表示される。
なめこ 里奈の助手。外見は手足の生えたきのこ。んふんふと鳴く。
じぃ 里奈の家に仕える執事。発明が趣味らしい。
まなみ 頭がお花畑な里奈の友達。何かとトラブルに巻き込まれやすい。
ちとせ 勝気で強気な里奈の友達。頼みもしないのに捜査に協力してくれる。

チュートリアル 探偵講座
朝、里奈がベットから起き上がる所からゲームは始まる。
なめこに挨拶して餌をやった後に部屋を出ようとするが、扉が開かない。
すると「おはようございますお嬢様」と、どこからかじぃの声がするが、じぃの姿は見えない。
じぃの声は部屋の隅にあるぬいぐるみからする。
なんと、じいは大魔王ラクリモーサの呪いによってぬいぐるみにされてしまったのだと言う。

里奈「大変…」
じぃ「信じておりませんな?」
里奈「うん…」

仕方ないのでじぃは本題に入る。

じぃ「お父様の跡を継ぎ、探偵になられてはや一ヶ月。そろそろお仕事に慣れてきた頃合でしょう。」
里奈「うん…でも…まだ不安…。」
じぃ「ご安心くださいませ。そんなお嬢様の心を軽くするようちょっとした余興を用意しておきましたゆえ。」
里奈(なんだろ…ドキドキ…)
じぃ「題しまして…『遊んで学べるウキウキ探偵講座』」
里奈(探偵講座って何…?変なのだったら…やだな…。)

ルールは簡単、部屋から脱出するだけ。脱出って探偵と全然関係ないと思いつつも了承。
チュートリアルなので、じぃが捜査の仕方やアイテム画面の見方を教えてくれますが説明中、里奈はずっと
「じぃがあんまりにもマトモなこと言うから偽者なんじゃ」とかアイテム画面上部の白いデコボコなんかについて考えてて話全然聞いてませんでした。
部屋を探すと里奈の物ではない飾りの髑髏の片目にだけ石がはまっている宝石箱があり、
絨毯の下から見つけた宝石をもう片目にはめて、宝石箱の鍵を開け、中から出てきた部屋の鍵を使って脱出。
絨毯を調べた時に、里奈は触り心地図鑑を作ろうと思う。
いろいろな所の触り心地を調べて、夏休みの自由研究にしようと思ったのだ。
夏休みはまだまだ先だが、備えあれば憂いなしということで。
部屋からでるとじぃが「おめてとうございます」と褒めてくれる。魔王の呪いは解けたらしい。
余談だが、本編で探偵事務所のごみ箱と調べると、「魔王ラクリモーサの呪いで~」と書かれた台本らしき物が捨ててあったりする。

じぃ「さすがはお嬢様でございますな。この調子でしたら探偵協会への加入も夢ではありませんぞ。」
里奈「ホントに…!?」
じぃ「最近、審査がゆるうございますからな。なんとかなるやもしれませんぞ!」
里奈「…。」(微妙…。)

探偵協会に入るためには4つの難事件を解決せねばならない。審査がゆるくても厳しい条件である。
里奈は電話をタッチして依頼を待つのだった。

チュートリアル 終わり

60 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:07:07 ID:hDqLPOiw0
第一話 強奪 もしくは夢と現実が織り上げた幻月の物語

公園で楽しそうにしているまなみ。そんなまなみの背後から怪しい人影が現れるシーンから始まる。

探偵事務所でじぃとお茶をしながら仕事がこないと言う里奈。
そんな中、探偵事務所に来客が訪れる。里奈は初仕事と喜び、緊張しながら扉を開けるが入ってきたのはまなみだった。
まなみは、里奈に依頼をするために事務所に来たという
しかしなかなか依頼の内容を言わず、里奈も冷めたお茶をどうするか考えて話を聞いてないため話が進まない。

まなみ「あのね、今悩みがあってね、それって事件だと思うの。」
里奈「うん…。」(変えてもらおうかな…でもまだたくさんあるし…そうだ、氷を入れてアイスティーに…でもそれだと薄味に)
ちとせ「もー、あんたたちってば!じれったいわね。まったく。」

そんな空気を打ち破ったのは突然入ってきたちとせ。
事件ならはっきり言え、とちとせ。しかし少々言いづらいことらしくまなみは迷う。
はっきりしないまなみに怒るちとせ。里奈は止めに入るが巻き添えをくらう。
じぃのストップでひとまず全員落ち着くが、やはりまなみにとって事件の事は言いづらいらしい。

まなみ「変な子って言わない?言わない?
    ♪どーしてみんなはー変だとゆーのー♪まなーみーはーとぉってもーフツウーなーのーにー」

仕舞いにゃ歌いながら踊りだすまなみにちとせは叫ぶ

ちとせ「それがおかしいのよー!!」


しばらくしてようやくまなみは事件について語りだす。
どうやら悩みとはまなみの夢がおかしいということらしい。
楽しい夢が突然プツンと終わってしまう…誰かが夢を盗んでいるのではないか…?
一行はまたまなみがよくわからんことを言い出したと呆れるが、里奈は夢泥棒について調べてみることにする。
ちとせは呆れ、帰ろうとするが、お小遣いがピンチなので依頼量は宿題一年分でどうかというまなみの話に食いつき、ノリノリになって「おーっほっほっほっ」と笑いながら捜査に乗り出すのだった。
ちとせが帰った後、事件の話をまなみとするが、まなみが真剣なので里奈も本当なのではと思うようになる。
まなみが帰った後、じぃは捜査に役立つ発明品を閃き、部屋の奥に消える。
里奈は、捜査のついでに発明品の材料である香料、緩衝材、お菓子の調達をじぃに頼まれるのだった。
ちなみにちとせはずっと公園で張り込みのために寝てます。昼に夢泥棒は出ないだろうと里奈に心の中で突っ込まれながらひたすら寝てます。

里奈はまなみから更に詳しい話を聞くためにまなみのアパートに向かう。
まなみによると、事件は一週間ほど前から続いているらしい。
その頃に変わったことといえば、まなみの部屋の真上にデイジーちゃんという住人が引っ越してきたことだと言う。
まなみも、夢が盗まれるなんて始めは気のせいだと思っていた。しかし、それは毎日毎日続いた。
もうやだ、と言うまなみと犯人を捕まえる約束をして里奈は捜査に乗り出す。
アパートの管理人、ヨネ子さんによるとデイジーちゃんは商店街で働いてるらしいので、里奈は商店街へ向かうのだった。


61 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:08:14 ID:hDqLPOiw0
デイジーちゃんは商店街で可愛らしい服が沢山並ぶ服屋を経営していた。
しかし、話を聞こうするが、里奈はデイジーちゃんに追い出されてしまう。
仕方ないので、里奈はデイジーちゃんの店の近くのお菓子屋で話を聞くことにする。
お菓子屋には、お菓子屋の店主のお姉さんと、夢を与える劇団員だったが、夢に裏切られ、夢を憎みお菓子を愛するブラッドさんという男がいた。
夢について話を聞いていると、お菓子屋は最近、夢に近づいたと語り、その証であるスイート・ドリーム・ケーキを売ってくれる。
スイート・ドリーム・ケーキはお菓子屋の最高傑作らしい。
ついでに試供品のキノコクッキーも貰い、里奈はおかし屋を去る。

スイート・ドリーム・ケーキと、里奈の部屋から調達した押し花(香料。ポプリ代わり)、まなみの枕(緩衝材。里奈の枕は里奈が材料にするのを嫌がる)でじぃの発明の材料が揃うのでじぃに渡しに事務所に戻る。
じぃの頭の回転に必要な当分として要求されたお菓子は別として(ケーキは好評だった)
材料が揃ってので、じぃの発明品「YUME♪YUME♪マクラ」が完成する。
これを使えば、まなみと同じ夢を見ることができるらしい。
まくらを設置しにアパートのまなみの部屋に戻ると、まなみの部屋の真上から物音がする。
どうやらデイジーちゃんが仕事から帰ってきたようだ。
話を聞きに行くと、デイジーちゃんはまなみについていつも何か喋っていて(※独り言)、それがうるさくて寝不足だと語る。

その日はそのまま、まなみの部屋で張り込みをすることになる。お泊り会というわけだ。
ちとせは来てほしくない時に来る子だから呼ばなくてもいいだろうということでとりあえずスルー。
そんな話をしてたらやっぱりちとせが「他人と同じ夢が見れるなんてできるわけないじゃん」とやって来る。
絵本のねずみの王様を信じて、秘密兵器としてネズミ捕りを持ってきたちとせをネタにして3人で騒いでるとヨネ子さんに叱られてしまう。
結局その日は3人でお泊り会になり、まなみのベットで3人は眠る…(ネズミ捕りはしっかりまなみのひたいに貼られていた)
その夜、3人は夢を見た。
その夢の中で里奈とちとせはまなみになっており、紙袋に襲われて夢は途切れてしまった。
実際におかしな夢を見て、夢は確かに盗まれていると3人は確信するのだった…

家に帰った里奈はじぃに夢が盗まれている件は本当だったことを話す。
ぶっちゃけじぃは夢が盗まれるなんてありえないと思っていたので夢まくらはまなみの勘違いを証明するために作ったものだった。
しかし、夢まくらは逆に夢が盗まれていたことを証明してしまった

じぃ「本当に夢が盗まれているとすれば…まさか…ふーむ」
里奈「…どうしたの?」
じぃ「犯人は夢歩きの技を持つ者ということになりますな。」

夢歩きとはその名の通り、夢の中を渡り歩く技術のこと。
じぃは文献で何度かその名を見かけたが、「そのような現象が存在する」という以上のことは知らないという。
じぃは科学者であった魔術師ではないので、オカルトは完全に専門外。魔女や魔術師のような専門家に話を聞くべきと助言される。
里奈は商店街にある占い館の占い師に話を聞いてみることにする。
夢の中で事件が起きているということに興味を持った占い師は、夢歩きについて教えてくれる
理屈としては精神世界と現実世界の狭間の夢幻世界を通って相手の夢に干渉して…とのことだが
里奈が思うに長くてわかりにくいので省略。大切なのは夢歩きのやり方である。
夢歩きのやり方は、夢キノコを細かく刻み、それをハーブ紙に巻いてタバコにすればいいとのこと。
占い師は夢キノコは全てお菓子の材料にするというお菓子屋に売ってしまったため、今は持っていないという。
ハーブ紙の方は、お洒落な雑貨屋などで包装紙に使われることがあるらしい。
「たとえ材料が揃ったとしてもタバコはダメよ。あなたまだ子供なんだから。」
と、占い師に釘を刺され、里奈は占い館を後にするのだった。


62 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:09:20 ID:hDqLPOiw0
デイジーちゃんの店に行き、デイジーちゃんに話を聞こうとするが「何も買わないなら帰った帰った」と相変わらず邪険に扱われる。
そこで、里奈はデイジーちゃんの店で鋭いツノの生えた熊のぬいぐるみを購入。

里奈「買ったから…お客さん…」
デイジー「そうきたか」
里奈「そうきた…」

デイジーちゃんはまぁいいかと話を聞いてくれる。
そこで、デイジーちゃんの店の紙袋はハーブ紙であるという話が聞ける。
お菓子屋に行くと、試供品のキノコクッキーの材料には夢キノコが使われているという話が聞ける。
ハマる人はとことんハマるので試供品として出しているが、基本的には不評らしい。実際、里奈もまずいとコメントしていた。
ブラッドさんやデイジーちゃんはとことんハマる人で、キノコクッキーが大好物だと言う。
特にデイジーちゃんは店のクッキーを全て買い占めるほど。怪しい。

ぬいぐるみを放送してた紙袋に試供品のクッキーを入れて材料の準備はOK
そのままアパートにある電子レンジを使って温めてやることで、夢歩きの準備はできる
里奈は自分の部屋に戻り、クッキーの匂いを吸い込む。そのまま里奈は夢の世界へと足を踏み込む…
夢の世界はどこへ行っても人がいない
とりあえず、まなみの部屋に様子を見に行ってみるとまなみの悲鳴が響き、まなみは紙袋を被った人物にさらわれてしまう
里奈は急いでまなみを追うが、まなみどころか人っ子一人いない
その日は結局、そのまま目を覚ますことになるのだった

目が覚めた里奈は、夢歩きの件についてじぃに相談する。
じぃと話している内に、問題は里奈の眠る時間だったのでは?と言われる
里奈もまなみもよい子なので、眠るのは早い。しかし、大抵の人は夜更かしをするので夢の世界で一緒になることはないのだ。
つまり、里奈とまなみが夜更かししなけれは、夢の世界で聞き込みをしようにも人が夢の世界に現れないのだ。
が。里奈はともかくとしてまなみが夜更かしできるかはかなり不安がある。
本人に頼み込んでもやっぱり「むりだよー」と言われるし、実際無理だろうから相変わらず公園で張り込みという名の昼寝をしているちとせに相談してみる。
話を聞いたちとせは気持ちは分かるけど夜更かしなんてやめとけと言う。

ちとせ「夜更かしは美容の大敵よ。百害あって一理なし。やめとき。やめとき。
    それにさーサンドマンがでるわよ。」

サンドマンとは夜更かししてる人の目に砂をまいて目をショボショボさせる怪物のことらしい。

里奈「なんのために…?」
ちとせ「ばぁっかじゃないの?目がしょぼしょぼしたら寝るしかないでしょーが。」

そこで、ちとせはあることを閃く。里奈とまなみが夜更かししなくても、周りの人が早寝すればいいのだ。
そしてその方法はサンドマン。ちとせは必死にサンドマン召還の儀式を始める。この人は大真面目に言ってます。
マトモなこと言ったと思ったけどちーちゃんはちーちゃんだったと里奈は呆れるが、発想自体は悪くない。
そこで里奈は公園で捕まえたりんぷんが物凄い蝶を使って、りんぷんで町の人の目をしょぼしょぼさせていく。
目がしょぼしょぼするのは寝不足のせいだよ、と言いながら…これで、早寝の良い子は町中にたくさんだ。


63 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:11:00 ID:hDqLPOiw0
里奈は再び夢歩きを始める。
夢の世界にじぃがいるあたり、作戦は成功したようだ。
アパートに行くと、前日と同じようにまなみがさらわれてしまう。
しかし、そこに悲鳴を聞いたトメ子さんが駆けつけるという変化が現れる。
逃げる紙袋を追いかける里奈。前日と同じように見失ってしまうが、今回は町に人がいる。
目撃情報を頼りにたどり着いたのは商店街。犯人はこのあたりのどこかにいるらしい。
デイジーちゃんの店の扉に手をかけると、鍵は開いていた。
店の中からはデイジーちゃんの鼻歌が聴こえる。どうやら更衣室で歌っているようだ。
里奈は更衣室に近づく

里奈「ねぇ…あけてもいい…?」
??「!」
里奈「あけるよ…」

しかし、更衣室の中に人はいなかった。そしてそこには何故かまなみの服が残されていた…

目を覚まし、里奈は話を聞きにいくがデイジーちゃんの店は閉まっていた。
デイジーちゃんを探すがどうにも見つからないので、まなみに話を聞きにいく。
まなみは里奈に、自分の服が盗まれたことを相談する。里奈は心当たりがあるから、と服の捜索も引き受ける。
そんな中、二階から物音がする。デイジーちゃんが帰ってきたのだ。
しかし、デイジーちゃんは頑なに里奈の入室を拒否する。何かを隠しているようだが…?

3度目の夢歩き
アパートの屋上で見つけた壊れた空気入れをじぃに直してもらうと、それはヨネ子さんの物らしいと言われる
直った空気入れをヨネ子さんに渡すと、「ふくらませてくれないかい?」というのでヨネ子さんの体をふくらませてやる。
風船の用になったヨネ子さんの姿をちょっとシュール。
どうやら今回、夢泥棒はまだ来ていないらしい。まなみは夢を見てる自覚がないので、戸締りもロクにしていないようだ。
気になるのはデイジーちゃん。
里奈はデイジーちゃんの部屋を調べたいのだが、管理人のヨネ子さんが合鍵を簡単に貸してくれるはずもなく。
そこで体の小さななめこがこっそり合鍵を持ち出して里奈に渡す。
デイジーちゃんの部屋には誰もいなかった。そして、棚には一着の服があった。
その服はまなみの物とそっくりだった。しかし、名前が書いていない。どうやら似ているが違う服のようだが…?
その時、一階からまなみの悲鳴が響き渡る。
夢泥棒がまなみと格闘してる隙に、里奈は扉を塞ぎ、夢泥棒の退路を断つ。
そこに夢泥棒が出てくるが、退路を断たれているため慌てて2階へ逃げていく。
ヨネ子さんと二人で夢泥棒を追いかけ、とうとうアパートの屋上に追い詰めるが、なんと夢泥棒は屋上から飛び降りて逃げてしまう。
夢とはいえ、屋上から飛び降りるなんて里奈には怖くてできない。しかし、このままでは逃げられてしまう。
里奈はデイジーちゃんから買ったぬいぐるみのツノで、ふうせんのようになったヨネ子さんを突き刺す
空気が抜けたヨネ子さんは屋上から商店街にまで飛んでいき、逃げている夢泥棒に命中
里奈もすぐに後を追い、のびている夢泥棒の紙袋に手をかけた
紙袋の下から出てきたのは…お菓子屋のお姉さんだった。


64 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:12:23 ID:hDqLPOiw0
次の日、里奈はお菓子屋に足を運んだ。お菓子屋は、事件のことを全て話し始める…
動機は、「おいしいお菓子を作ること」だった。

お菓子屋「当店のスペシャルメニュー。スイート・ドリーム・ケーキ。里奈ちゃんも食べたことあるでしょ?」
里奈「…」(食べたのは…じぃ…)
お菓子屋「あれってまなみちゃんの夢が材料なんだ。」
里奈「!?」
お菓子屋「夢を煮詰めてね、結晶化させるのよ。ほら、これがそう。」
里奈「きれい…。」
お菓子屋「うふふ…それにね。とっても甘くておいしいんだよ。」
里奈「ふーん。」
お菓子屋「これを細かく砕いて生クリームに混ぜ込むの。見て、クリームがキラキラ輝いてるでしょ。これがまなみちゃんの夢。」

お菓子屋が見る夢はいつも砂糖菓子でできた夢だった。
お菓子屋はいつも、この夢をどうにかして現実に持ってくることができないものかと考えていた。
そして、ついにその方法を見つける。夢とは目覚めたらすぐ消えてしまうもの。
しかし、起きてても夢を見ているようなまなみの夢だけは、目が覚めてもすぐには消えなかったのだ。
さらに、まなみはいつも楽しくて、可愛くて、とてもいい夢を見てくれる。もっとも最近は、夢泥棒のせいで楽しい夢が見られなかったよだが。
お菓子屋は夢歩きをするのに、紙袋を被って焼きたてのクッキーの匂いを吸い込んでいた
結果、クッキーを余らせて試供品ばかりが出来上がっていたわけだが。
お菓子屋はまなみに悪いことをしてしまったと反省し、おわびのしるしに夢を使ったケーキをまなみに渡すように里奈に頼み、もう夢をとったりしないと誓うのだった。

まなみにケーキを渡す前にデイジーちゃんに会いに行く。デイジーちゃんはすぐに部屋に入れてくれた。
そして、まなみに渡すように服を手渡される。
まなみは、デイジーちゃんの店で服を買い、買った服をそのまま着て帰っていった。元々着てきた服は試着室に忘れたまま…
まなみのような可愛らしい服をデイジーちゃんは一度着てみたかったデイジーちゃんは、ついその服を着てみようとする
しかし、サイズが合わなかったため服は破れてしまった。だからデイジーちゃんは似たデザインの服を見繕っていたのだ。


65 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:13:45 ID:hDqLPOiw0
まなみにケーキと洋服を渡す。ケーキはとてもおいしかった。
まなみは、毎日は嫌だけど時々なら夢をとられてもいいよと言う。

里奈「お菓子屋さん…喜ぶよ…」
まなみ「うふふ…まなみね、ケーキがおいしくなるように楽しい夢をいっぱい見てあげる。
    でね、でね。ちゃーんとおいしくなってるか、まなみが味見するんだよ。
    そうだ!里奈ちゃんにもちょっとだけわけてあげるね。ホンのホンのちょっとだけ。あはっ。」

事件は無事解決し、里奈のまなみは笑いあうのだった。


調査報告書…。
まなみの夢をあげるのは、週に一回だけってことにしました。
スイート・ドリーム・ケーキは限定メニューになったんだよ。ちょっと残念。
けど…とおってもおいしかったケーキがもっともおっとおいしくなりました。
あんまりおいしすぎてお菓子屋さんも、すごいびっくりしてたよ。まなみってすごい…ちょっと尊敬。
発売日はすごい行列です。あたしたちは並ばなくても平気。だって関係者だもん。むひひ…。
まなみの夢を食べるなんて、ちょっと複雑な気分…。でもすごいおいしいから、いいや。
んっとぉ…。
ちーちゃんは宿題をやってもらったのがバレて、先生にすごーく怒られました。
そいでもって、もーっとたーくさん宿題を出されました。
あたし?あたしは自分でやったよ。だって…まなみに頼んだらすぐバレるに決まってるもん。
あとはぁ…デイジーちゃん…。色々あったけど…今ではとっても仲良しです。
かわいいお洋服をもらったよ。でも…かわいすぎて、ちょっと着れない。いいな、まなみ…かわいい服が似合うから。
あとは…あとは…うーん…別に何もないかな。
こうして事件は無事解決しました。

続く

66 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/27(木) 13:15:26 ID:hDqLPOiw0
お待たせしました。おさわり探偵 小沢里奈のチュートリアルと第1話です。
2話目以降はもうしばらくお待ちください。

調査報告書はゲーム中の文章をそのまま載せています。

126 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:37:11 ID:edWsr2Bn0
第二話 失踪 もしくは偽りの小宇宙に秘められた真実の物語

まなみは商店街を楽しそうに歩いていた。商店街では男が手回しオルゴールを奏でている。
男は歩き出し、まなみは男の後についてゆく…

探偵事務所でじぃとお茶をしている里奈。
出されたお茶が冷めていたのでつっこんだら、待ってましたと言わんばかりに発明品を披露される。
発明品は冷めたお茶を一瞬で温めることができるポット。性能はともかく、デザインはちょっとアレである。多分モチーフは怪獣。
じぃが持っていけと言うのでそれはやだな…と思っているところに依頼人がやって来る。
依頼人はヨネ子さん。出されたお茶が冷めていても気にせずに一気に飲んでしまうので、発明品を見せびらかす気だったじぃは拗ねて引きこもってしまう。
そんなわけで、里奈一人で話を聞くことになるのだが、事件とはまなみのことらしい。
まなみが、消えてしまいアパートに帰ってこないのだという。
まなみが時々ふらっといなくなることは珍しいことではないのだが、ヨネ子さん曰く今回のは感じが違い、胸騒ぎがするらしい。
里奈は依頼を引き受けるのだが、その時ちとせが事務所に乗り込んでくる。
どんな事件もちとせにおまかせ!と首を突っ込む気満々である。

ちとせ「まず考えられるのは変質者のしわざね。いわゆる、いたずら目的ってやつね。はぁ…ご愁傷様」

その後もまなみの両親が金持ちだから恨みの一つや二つ買っててもおかしくない、怨恨による殺人の可能性もとか言い出してヨネ子さんを真っ青に震え上がらせるちとせだったが、里奈はちとせの決めポーズについて考えていたのでまったく話聞いてませんでした。

ちとせ「任せてください!この私が事件を解決してみせますので
    そしてそのあかつきにはこの探偵事務所は私の物になるのよ!」
里奈「だめ…。」

間。

ちとせ「けち。」
里奈「…。」
ヨネ子「…。」
ちとせ「ではみなさま、ごきげんよう!おーっほっほっほっほ…。」

ちとせはそのまま走り去ってしまい、里奈とヨネ子さんが事務所に残る

里奈「あの…大丈夫。…たぶん。」
ヨネ子「ありがとね。」


127 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:39:53 ID:edWsr2Bn0
気を取り直して話を聞く。まなみがいなくなったのは学校帰り。
いつも通りに出て行ってそれっきり何もないのだという。もちろんまなみは部屋にもいない。
捜査のためにヨネ子さんは里奈にまなみの部屋の合鍵を渡し、それを受け取り捜査を始める。

さっそくまなみの部屋を調べようとアパートへ行くが、なぜかまなみの部屋に鍵がかかっていない。
扉を開けると、まなみの部屋は荒れ放題。どうやら窓ガラスを石で割り、誰かが侵入したようだ。
現場には、一枚だけ写真の剥がされたまなみのアルバムやまなみの趣味とは違う、鬼の顔がでかでかと描かれた凄いデザインのハンカチ。
そしてお菓子の予約券。しかも予約期限は過ぎている。まなみがお菓子の予約を忘れるなんて一大事である。
ヨネ子さんに状況を伝え、里奈は商店街へ向かうのだった。これは本当に事件かもしれない。

商店街に着くと、そこにいたのはちとせ。たずね人の看板を出していたり、なんかゴチャゴチャと色々入ったダンボールを置いていたり、聞き込み中のようだ。
とりあえず、まなみの部屋の侵入者の件を相談すると、どうも反応がおかしい。
部屋で拾ったハンカチを見せると、一度は自分の物だと言うのに、途中で訂正して自分の物ではないと言い張る。
尋ね人の看板に張ってあった写真を取って、アルバムと合わせてみるとぴったり合う。どう考えても怪しい。
しかし、完全にとぼけられる。しかも、まださらに何かダンボールに隠している様子。
追求しようとすると何かをダンボールから取って背中に隠して「はいどうぞ」と。隠したのバレバレです。
里奈はスキを見てちとせが隠したものを奪うとそれはバナナ。よく見るとご丁寧にまなみと名前まで書かれている。
そういえば、まなみはバナナが大好きでいつもバナナスタンドにバナナをキープしているのに、部屋を調べた時、バナナスタンドには何もなかった。
バナナについて追求すると、ヤケになってバナナを食べてしまう。証拠隠滅である。
が、名前が書かれているのは中身でなく皮。証拠隠滅できてない。仕舞いにゃ逃げようとしてその皮でコケるちとせ。
動けなくなったちとせを問い詰めると、ようやくまなみの部屋に侵入したのは自分と認める。
ちとせは、まなみの部屋で手がかりを探すともりだったが、部屋には鍵がかかって入れなかった。仕方なく窓を破って入ったが、部屋を荒らして…もとい、探し回って手がかりを探しても何も見つからず収穫は腐らせると勿体無いという理由で持ってきたバナナ一つ。
完全に人騒がせだったちとせをその場に放置して里奈は捜査を再会する。
コケて動けないので「助けなさいよ白状者ー」とか言われるけどスルーする。

気を取り直してお菓子屋へ。デイジーちゃんによるとまなみはよくお菓子屋を出入りしていたので手がかりがあるかもしれないという。
ちなみにデイジーちゃんは下の部屋のまなみがここ2,3日やけに静かだとは思っていたが、まなみのことだから「今日は喋らない日」とかやりそうだと思って特に気にしていなかったらしい。
ていうか前にやってた(里奈談)一週間くらいジェスチャーで会話していたらしい。
お菓子屋に予約券について聞くと、やはりまなみは予約当日に現れなかったと言う。
お菓子は仕方なく別の人に売ってしまったので、明日新しいお菓子を用意するので許してとお菓子屋。
お菓子屋もまなみの姿は2,3日見てないと言う。
ケーキ屋の常連、ブラッドさんにアルバムのまなみの写真を見せると、「そうか、この子はまなみって言うのか」とハートマークまで出して露骨に反応。
しかし、みんな揃って2,3日まなみを見てないという中、ブラッドさんがまなみを最後に見たのは一昨日だと言う。
まなみは誰かと一緒だったというが…

ブラッド「そうだ、ルゴールだ!ルゴールの野郎だ あんなのどこがいいんだ あんなの芸とは言わねー!」

128 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:41:24 ID:edWsr2Bn0
ルゴールとは自鳴琴奏者のおじいさんのことらしい。よく、商店街の広場やプラネタリウムで演奏しているというので里奈はプラネタリウムに向かう。
プラネタリウムの入り口ではルゴールが手回しオルゴールで音楽を奏で、ベンチで幼女がそれを聞いていた。
が。話しかけても二人共完全スルーである。
里奈はアルバムの写真を見せてみることにするが、ルゴールはやっぱりスルー。
しかし、幼女は反応し幼女の肩の人形が「マーガレットだ。マーガレットだ。」と騒ぐ。

幼女「マギのおしゃべり!」
マギ「知らないヨ。マギは知らないヨ。マーガレットなんて知らないヨ。」

幼女はプラネタリウムの中に逃げていってしまうが、その時ルゴールが演奏を止め口を開く。

ルゴール「知っておるぞ。」
里奈「え?」
ルゴール「わしは見た。じつに可愛らしい娘だった。怠惰が支配する黄昏の街。あの子は音楽に魂を奪われた。
     この手から紡ぎ出されるメロディーに導かれ、あの子は暗闇の中へと歩を進めた。
     白昼でも満点と星が満ち溢れるという幻の世界へと。」

ルゴールは再び音楽を奏で出し、もう何も語らない…
プラネタリウムの中で学者に話を聞くと、例の幼女はミラというらしい。
星とお人形とチョコが大好きなとてもかわいらしい女の子…と語る学者の姿はちょっとアブない。どう見てもロリコンです本当に(ry
里奈は学者からプラネタリウムのフリーパスを貰う。
学者は星について里奈に語るが、昼にだって星はプラネタリウムで輝いているだの76年に一度しか見られないハレー彗星もここでは何度も見られるだの言ってることがやっぱりアブない。そんな中、プラネタリムの上映開始時刻が近づき、学者は去っていく。
上映室で里奈は占い師と会い、まなみについて聞こうとする。占い師は反応を示すが、その時上映時間がやってくる
上映が終わった時、そこに占い師はいなくなっており紹介用の名詞が落ちているだけだった。
里奈は名詞を持って、直接占いの館に話を聞きにいく
すると、占い師は里奈を待っており、まなみについての運命を占ってくれる。

永劫の夜に輝く星々 訪れし破壊の女神 光の嵐
天から落ちる星々 暗黒 涙 目覚め やがて微笑み

それが占い師の見たヴィジョンだという

占い師「運命の糸を織りなす三人の女神 英雄が眠りし常若の国。
    そして揺れ動く宇宙の天秤 それが私のチカラ…」
里奈「…でも」
占い師「何」
里奈「もうちょっとわかりやすいのがいいな」

翌日、里奈は自室で目を覚ます。捜査再開である。
もうちょっとわかりやすいお子様向けの占いくじの結果は「石の中にいる」「5点」でした。

129 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:44:43 ID:edWsr2Bn0
可愛いから連れて行こうと1話で買ったぬいぐるみを持って家を出ようとするとじぃに呼び止められる。
朝ごはんを食べていけと言うが、里奈は断る。
だったら、とお弁当にサンドイッチと、例のティーポットにハーブティーを入れて持たされる。
ちなみにお弁当のサンドイッチは途中で里奈がなめこにあげてしまいます。

聞き込みに商店街に来ると、デイジーちゃんの店でミラと学者が買い物をしていた。

学者「これなんかどうだい?」
マギ「似合わないヨ。マーガレットには似合わないヨ。」

学者は里奈に気がつくと、「この子に服を買ってあげてるんだ。はは…」と去っていく。
ミラは出て行くときも「マーガレット」という名を口にしていた。
学者たちが買っていった服はミラが着るには大きすぎると、デイジーちゃんは不審そうにするのだった。

プラネタリウムには相変わらずルゴールとミラがいた。
里奈はミラに話を聞きたいのだが、マーガレットなんで知らないヨと言われてしまう。
人形遊びの中で話を聞こうと、友達になろうとぬいぐるみを取り出す。が、今はお友達よりお菓子が欲しいらしい。
お菓子屋が用意してくれたチョコクッキーをミラに渡すと、ミラは上機嫌。

里奈「マーガレットって…どんな子…?」
マギ「お人形だヨ。マーガレットはお人形だヨ。」

ミラもマギもマーガレットが大好き、と今度はちゃんと答えてくれる。
再度、ぬいぐるみを取り出し「おいらはくまくん。マーガレットとお友達になりたいよー」と言うが可愛くないという理由で却下されてしまう。まぁ、くまくんの顔はいかついし(里奈的にはそこが可愛いらしいが)
クッキーをラッピングしていたリボンをくまくんにつけてやると、かなり可愛らしくなるので再度アタック。
くまくん改めくまちゃんはミラに気に入ってもらえたらしく、新しいお友達にしてくれる。

里奈「どこで遊ぼうか?」
マギ「秘密の部屋がいいヨ。秘密の部屋で遊ぼうヨ。」
里奈「わーい 遊ぼう」

しかし、ここでちとせが乱入してくる

ちとせ「ばーっかじゃないの。いいとしこいてお人形さんごっこだなんて
    まなみの捜索はどうなってのよ」

130 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:45:27 ID:edWsr2Bn0
ちとせを見てミラはそのままプラネタリウムの中に逃げていってしまう…
ちとせは、ミラよりも怪しいのはルゴールだと主張。しかしルゴールは何も話さない。
だったら金をちらつかせればいいじゃないと言うので、自販機で拾ってきたコインをちとせの鬼ハンカチで拭いてちとせに渡すと「一枚だけ?ケチねー」と言いつつルゴールに向かっていく

ちとせ「よーとっつぁん景気はどうだい?」

コインをちらつかせると演奏をやめてルゴールは反応する

ちとせ「あんたと世間話がしたくてね。まなみって知ってんだろ?
    話してくれりゃーこいつを一枚。」

本当はこの後「おもしろい話ならもう一枚」というはずだったのだが、ちとせは弾いたコインをキャッチしそこね、コインはルゴールの手回しオルゴールの中に入ってしまう。
ルゴールはオルゴールを回すがギギギと音がして上手く音楽が鳴らない。完全にコインが挟まってしまっている。
ちとせ、ダッシュで逃げる。
ルゴールは激怒してプラネタリウムの中に入っていってしまう。
ちとせはその後すぐに戻ってくるが、まだ考えがあるらしくプラネタリウムの中に入っていく。
里奈も後を追うと、上映室の前でルゴールがピンセットを持ってコインを取ろうとしていた。
物凄いイライラしていたので、ハーブティーを差し入れて落ち着いてもらう。
するといい感じにコインが取れたらしく、ルゴールは上機嫌でプラネタリウムをでていく。
ピンセットを忘れていってので、里奈はそれを拝借する。
ちなみにちとせの考えとは上映室の中での張り込みでした。
そこからじゃルゴール見えないじゃんというツッコミはこっちから見えないってことは相手からも見えないってことよ!と却下されました。
しかもしばらくすると上映室で「まんじゅうこわい」と寝言を言いながら爆睡
上映室の前には漏電したコンセント穴があるので、学者がポスターを貼っているスキに里奈はピンセットでそれをいじくる
すると、ブレーカーが落ちたらしく、プラネタリウム全体が暗くなる。
しばらく感電してビリビリしていた里奈も、学者の後を追う。
制御室で学者がブレーカーをいじっているので里奈はダンボールに隠れて学者がでていくのを待つ。
学者が出て行くと、制御室の奥から話し声と明かりが漏れていることに気がつく。
どうやら隠し扉になっているらしく、隠し部屋の中を除いてみると、そこにはまなみとミラがいた。

ミラ「ねぇ、聞いて。今日ね、あなたのために新しい洋服を買ったのよ。」

ミラが話しかけるとまなみに繋がった機械が音を出し、まなみが震える

まなみ「わたしはマーガレット、あなたのお友達よ」
ミラ「あはっそうなんだ はやく届くといいね」

するとそこに学者が帰ってくる。里奈は再びダンボールに隠れ、学者が隠し部屋に入っていく様子を見る

里奈「いったい…何をしているんだろう」
マギ「さみしがってるヨ。マーガレットはさみしがってるヨ。」
学者「そうなのかい?マーガレット」

131 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:56:07 ID:a+alCLV4O
再び機械の音 まなみ「わたしはマーガレット、あなたのお友達よ」 学者はもうすぐ新しいお友達を連れてくるから安心おし、と言う
まなみは「わたしはマーガレット」としか言わない マギ「知りたがっているヨ。どんなお友達が知りたがっているヨ。」
学者「とってもキュートな探偵さんだよ」
里奈「新しいお友達って…あたし!?」 出てくる男をダンボールでやり過ごし、里奈はまなみを助けるためにまず学者をなんとかしようと考える。
埃厳禁プラネタリウムの制御装置のフィルターを外し、なめこに思い切り胞子を送り込んでもらう。
すると制御装置が凄い音を出し、制御室を出ると強い光と共に星が消えてゆき、やがて完全に星が消えた
完全に機械が壊れたらしく、学者は放心状態。
今のうちにまなみを連れ出そうとするが、ミラに邪魔をされてしまう。
そこでくまちゃん人形を取り出す里奈。ミラはそれを見て喜ぶ。 里奈「何して遊ぼうか?」
マギ「かくれんぼがいいヨ」
里奈「じゃあ、あたしがおにだよ」 ミラは隠れるために部屋を出て行く。
里奈はまなみに駆け寄る 里奈「まなみ!」
まなみ「わたしは…ママママ…マー…マ…マー…マーガガガガ…」 理屈はよく分からないけど、とにかくまなみと繋がっている機械をなんとかしなくてないけない
機械のコンセントを抜いてやるけど、まだ混乱しているようだがまなみは正気を取り戻す。
里奈はまなみを連れて急いで逃げようとするが、制御室のダンボールに隠れていたミラが追ってくる マギ「どろぼう。どろぼう。どろぼう…。」
  「とりかえせ!とりかえせ!マーガレットをとりかえせ!」 その言葉で学者も正気を取り戻し、里奈とまなみを追ってくる。
はじめは混乱していたまなみも、ミラを見て悲鳴を上げて怯えている 「とりかえせ!とりかえせ!マーガレットをとりかえせ!」「終わりだヨ。二人共終わりだヨ。」

132 :おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 15:00:46 ID:a+alCLV4O
上映室を出たところで、里奈とまなみは学者とミラに挟み撃ちにされてしまう。
学者は完全に豹変してしまい、まなみは怖がる。
そこで里奈はバナナの皮を学者に投げつける。昨日ちとせを転ばせたアレである。 学者「あうっち!」 皮を踏み付けた学者はひっくり返ってしまいそのまま「もふもふもふ…。」と倒れて動けなくなったしまった。
里奈とまなみは走る。ミラは一人でその後を追う。 ミラ「かえして。マーガレットをかえして。マーガレットをかえしてぇ!!」 プラネタリウムの前でミラは泣き叫び、その場でルゴールのオルゴールだけが響き渡った…
調査報告書…
えっとぉ…。まなみ…ちょっとやつれたみたい。でも平気。だってまなみだもん。
そいで…学者さんなんだけど…。警察屋さんに連れて行かれました。いっぱい怒られるんだろうな…。ちょっとかわいそう…。
機械が壊れちゃったのでプラネタリウムは…えっとぉ、えっとぉ…。閉館?になってしまいました。
でもおじさんたちはみんな遊びにきます。星が出てなくてもいいんだって…。変なの。
そういえばミラちゃん…新しいオトモダチができたって言ってたな…。
どんなこかな?今度見せてもらおっと。
んとぉ…あと…。ヨネ子さんはちーちゃんのことすごーく怒ってました。
ご両親も呼んでたっぷりお説教しなくちゃって…。
あれっそういえば…ちーちゃんどうしたんだろ?最近ちっとも姿を見せない…。
…。ま、いいや…。
こうして事件は無事解決しました。

ちなみに、おまけシナリオではプラネタリウムで必死に逃げるちーちゃんと
「フリージアが逃げ出したヨ」とそれを追うミラちゃんが見れます
続く
最終更新:2013年01月21日 10:38