ドラゴンクエストIX 星空の守り人

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

簡単なまとめ:part47-186

詳細版:part47-167~182


186 :DQ9  ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 21:30:59 ID:CwEZ9nNT0
蛇足ですが長くなってしまったので簡単なまとめも付記します。
要約スレが見つからないのでこちらに


かつて神グランゼニスは人間を失敗作として滅ぼそうとするが
神の娘:女神セレシアはそれを阻止するため自らを封印、それを解く鍵を人間の清い心と定めた。
そこで父神は人間の清い心を集める者たちとして天使を造り、人間を守らせた。

しかし天使の中でも最高位の天使エルギオス(ラスボス)はやがて人間に失望し滅ぼそうとした。
天使は上位の天使には絶対服従という天使の理により、天使たちはエルギオスを止められなかった。
そこで見習い天使である主人公はなかば女神セレシアに強要される形で天使の力を捨させられ
人間となってエルギオスを阻止した。

エルギオスの野望が阻止され、人間たちの清い心がたくさん集まったことで
女神セレシアの封印は解かれ、役目を終えた天使たちは星となって天へ還って行った。
彼らは星空の守り人となって永遠に輝くという。
一方、故郷も失い仲間も天に還ってしまった主人公はひとり地上に残され、
人間として今後も地上の守り人として生きるようにとセレシアに要求されましたとさ

おわり


167 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:03:08 ID:CwEZ9nNT0
かつて神は、地上の人間たちを守るために天使を創り、彼らの住処として遥か天空に天使界を創ったという。
天使は頭上に姿を隠すための光の輪を、背中には空を飛ぶための翼を持ち、人間よりも遥かに能力に優れ長命であった。
天使の役目は、地上の脅威を排除して人間たちを守ること。また、心残りがあるために地上を彷徨う幽霊たちを昇天させることであった。
彼らは天使界の長老オムイのもと、下界に降りては魔物退治・幽霊の昇天・人間たちの日々の雑事の手助けなどをしていた。
天使たちの姿は生きた人間の目には見えないものの、天使の存在を信じる敬虔な人間たちは日々の平和に対する感謝の心を天使に捧げていた。
その感謝の心『星のオーラ』を集め、天使界の頂上にそびえる世界樹に捧げると、いつの日か世界樹はその枝に『女神の果実』と呼ばれる黄金の実をつけ、
その時、天使たちは役目を終えて神の国へ帰れる・・・この言い伝えを信じ、天使たちは星のオーラ回収に励んでいた。
天使のひとりであるナインは、師匠イザヤールからウォルロ村の守護天使の役目を引き継ぎ、人々を助けて星のオーラを集めていた。
そしてついに女神の果実が実る日が訪れ、天使たちを神の国へと運ぶ『天の方舟』が天使界へと降り立った。しかしその時、謎の黒い光が天使界と方舟を貫き、その衝撃でナインは地上へ落下してしまった。
大怪我を負ったナインは自ら守護するウォルロ村に落ち、宿屋を営む少女・リッカに助けられた。しかしナインが目覚めた時、その頭上に光輪はなく、背に翼はなかった。
ナインは天使の力を失い、人間と変わらぬ姿になってしまっていた・・・。

168 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:13:16 ID:CwEZ9nNT0
(墜落した天の方舟発見~天使の力を取り戻すため、人助けの旅へ)

天使界を光が襲ったのと同じ頃、地上では大きな地震が起こっていた。
そのせいでウォルロ村と外界をつなぐ峠が瓦礫で埋まってしまったため、
ナインは村の青年ニードに頼まれ、共に瓦礫を取り除きに峠の道へ出向いた。
そこでナインは墜落した天の方舟を発見。しかし扉はかたく閉ざされ、中に入ることが出来なかった。
瓦礫の除去作業は既にセントシュタイン城の兵士たちが進めており、ナインは彼らから、
城下町の酒場の女主人・ルイーダがウォルロ村に向かったまま行方が分からなくなっていることを告げられた。
ルイーダはリッカの亡き父親・リベルトの知り合いらしく、リッカは彼女の安否を気遣う。
ナインはルイーダが立ち寄ったと思われるキサゴナ遺跡へ向かい、
瓦礫の下敷きとなっていた彼女を助け出した。

ルイーダはセントシュタインの宿を立て直すため、リベルトが亡くなっていることも知らず、
かつて宿王と呼ばれた彼を呼び戻そうとウォルロ村へ出向いたのだった。
そしてリベルトが他界していたことを知ると、その代わりに彼の血を引くリッカを連れて行くと言い出した。
しかし父が宿王であったことを信じられないリッカは村を離れることを躊躇する。
その時、ナインの前にリベルトの幽霊が現れた。彼が王の地位を捨ててウォルロ村へ移ったのは、
幼い頃病弱だった娘リッカの養生のためであった。
ナインは彼に頼まれ、かつて彼がセントシュタイン王から授かった宿王のトロフィーを探し出してリッカに手渡した。
それを見たリッカは父の遺志を継ぎ、セントシュタインへ行く決心をした。
娘が自分の後を継いでくれることになり心残りが消えたリベルトは、ナインに感謝して昇天していった。

するとそこへ天の方舟の運転士と名乗る謎の妖精・サンディが現われた。
彼女は、翼も光輪もないのに天の方舟を見ることが出来たナインを見ていぶかしみ、
その様子を観察していたという。しかし幽霊を昇天させた様子を見て、彼女はついにナインを天使と認め、
方舟で天使界へ連れて行ってくれることになった。

サンディに連れられてナインは天の方舟の中へ。
しかしサンディがスイッチを押しても方舟は動かなかった。
方舟が動かないのはナインの天使の力が足りてないため・・・と考えたサンディは、
たくさん人助けをして天使の力を取り戻す必要があると提案する。
ナインは瓦礫の取り除かれた峠を越え、多くの人々が住むセントシュタイン城へ向かった。

169 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:19:22 ID:CwEZ9nNT0

(謎の黒騎士事件)

大地震の後、セントシュタイン城下町には黒い鎧をまとった不気味な騎士が現われ、人々の脅威となっていた。
黒騎士は王の一人娘・フィオーネ姫をシュタイン湖まで連れてくるように要求しており、
王は黒騎士を討伐する勇敢な旅人を求めていた。
人助けのため、ナインは黒騎士討伐に名乗り出て、シュタイン湖で待ち構えていた黒騎士を倒した。

その黒騎士はレオコーンと名乗り、フィオーネ姫を故郷ルディアノの婚約者・メリア姫と見間違えていたと語った。
彼は以後セントシュタインには近づかないことをナインに約束し、ルディアノを探すと言い残して去って行った。
しかし王はなおも黒騎士が城にやってくることを警戒し、黒騎士を打ち取ってくるよう再びナインに命じる。
そんな中、何故かフィオーネ姫は自分をさらおうとした黒騎士の身を案じていた。姫はルディアノという国の手がかりが
エラフィタ村のわらべ歌にあることをナインに伝え、黒騎士の力になってくれるよう依頼してきた。
ナインはわらべ唄からルディアノを突き止める。だが、そこは既に廃墟となっていた。

 数百年前、ルディアノはイシュダルという魔物に襲われ、黒騎士レオコーンはその討伐のため城を離れた。
しかしレオコーンに一目惚れしたイシュダルは彼に呪いを掛けて下僕としてしまい、彼が死してなお、
大地震が起こるまでその呪縛は解けなかった。その間にルディアノは滅亡してしまったのだった。
ナインはイシュダルを倒すが、愛するメリア姫と故郷を失ったレオコーンの無念は晴れなかった。
そこへメリア姫に扮したフィオーネ姫が現われ、レオコーンの心残りを晴らすため、共に婚礼の踊りを踊ると、
レオコーンは満足し、ナインとフィオーネ姫に礼を述べて昇天していった。
黒騎士事件は解決し、町中に星のオーラがあふれた。天の方舟が動くか確かめるためナインは峠の道へ向かった。

170 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:27:27 ID:CwEZ9nNT0

(ベクセリアの病魔事件)

たくさんの星のオーラを出し天使の力を取り戻したかに見えたナインだったが、方舟はまだ動かなかった。
さらなる星のオーラが必要と考えたサンディの提案により、ナインはセントシュタインの先にある町・
ベクセリアへと向かった。

大地震の後、ベクセリアでは謎の病が蔓延していた。あらゆる薬が効かずただ弱ることしか出来ないという奇病で、
約百年ほど前にも似た病気が流行ったことがあるという。そのためベクセリアの町長は、娘エリザの夫でもある
考古学者・ルーフィンに病気の調査を依頼していた。ルーフィンは優れた学者にありがちな堅物で、
ろくに町の人々と関わらずに研究に没頭し、エリザを困らせていた。

ルーフィンは古文書の調査の末、奇病の病原が町の西の祠にあることを突き止めた。
約百年前の病気の流行は、ベクセリアの住人が祠に納められた病魔の封印を解いてしまったことによるもので、
その病魔を再び封じれば人々は回復するはずだという。
ナインとルーフィンが祠に向かうと、地震によって内部が損壊し、病魔パンデルムが復活していた。
ナインが病魔を打ち倒し、ルーフィンが地震によって壊れた封印のツボを修復したことで、
病魔は再び封じられ、病に倒れていたベクセリアの住人たちは回復した。
 
しかし病が末期に入っていたルーフィンの妻エリザは、病魔を封じる前に命を落としてしまった。
町は悲しみに包まれ、ルーフィンも引きこもってしまい、星のオーラが出る気配すらなかった。
そこへエリザの幽霊が現われ、ナインはルーフィンを立ち直らせるよう頼まれた。
ナインは回復した人々とルーフィンを会わせることで人々の感謝の気持ちをルーフィンに伝え、
それによってルーフィンは立ち直り、今後はベクセリアの人々と積極的に関わっていくことを誓った。
願いが叶ったエリザはナインに感謝を述べて昇天していき、ベクセリアには星のオーラが溢れることとなった。

171 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:35:54 ID:CwEZ9nNT0
(天使界へ帰還~~~世界樹のお告げ~~~七つの女神の果実集め)

ナインが天使の力を大きく取り戻したことで天の方舟はついに動いた。
ナインはサンディの操作する方舟に乗って天使界へ帰還した。
天使界は邪悪な光によって大きく破壊されてしまっていた。天使たちは翼と光輪をなくしたナインの姿に驚くも
その帰還を喜んだ。

ナインが地上に落ちた後、天使界からは地上の様子を調査するために多くの天使たちが地上へ降りて行ったが、
ナインの他には誰一人帰って来ないという。地上の生き物よりも遥かに優れた能力を持つはずの天使が失踪するという
異常事態は、数百年前の『エルギオスの悲劇』以来であった。
エルギオスとは、ナインの師匠であるイザヤールの師匠で、天使界でも最高位の天使であったが、
数百年前に地上に降りたきり行方が分からなくなったままであった。
その後、その事件は『エルギオスの悲劇』として天使界では禁忌とされ、誰もが話題にすることを避けていたのだった。
 
長老オムイは翼と光輪をなくしたナインを哀れみ、世界樹に祈ればすべての力が復活するかもしれない、と
ナインに勧めた。その言葉に従い世界樹のたもとで祈りを捧げると、女神の果実を集めて欲しい、とナインは
謎の声に語りかけられた。その言葉を神のお告げと考えたオムイは、それに従って地上に降り、
女神の果実を集めてくるようナインに命じた。

ナインがサンディに、方舟で地上に連れて行ってくれるよう頼みに行くと、
彼女も行方不明の『テンチョー』を探しているという。
テンチョーは謎の邪悪な光に襲われた際に、方舟から落ちてしまったらしい。
目的の一致したふたりは共に方舟で再び地上へ降りた。

172 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:46:08 ID:CwEZ9nNT0
星のオーラにより実った女神の果実は、謎の邪悪な光が天使界を襲った際、
すべて地上に落下してしまった。
口にした物の願いを叶えるという神の力を秘めたその果実によって、
地上のあちこちでは事件が発生していた。
ナインは世界をまわり事件を解決することで、女神の果実を回収していった。

【ダーマ大神官失踪事件】

職業の神をまつるダーマ神殿にやってきた主人公。
しかし転職の儀式を執り行う大神官が行方不明となり、転職の儀式が行えないままとなっていた。
人々によれば、大神官は差し入れられた黄金の果実を食べた後、神殿を出ていずこかへ行ってしまったのだという。
かつて転職の儀式が行われていたというダーマの塔へ向かったのではないか、という話を聞き、
ナインはダーマの塔へ向かった。そしてダーマの塔の最上階で大神官を発見するが、
大神官は怪物となって襲いかかってくる。ナインが怪物となった大神官を打ち倒すと、
大神官は我に返り、非礼を詫びて神殿へと帰って行った。
女神の果実を食べたことで大きな力を手にした大神官だったが、逆にその力に取り込まれてしまったらしい。
食べられたはずの黄金の果実=女神の果実は、元の形のままナインの手へ回収された。
大神官が帰ってきたダーマ神殿では再び転職の儀式が執り行われるようになった。


(ぬしさま事件)
海辺の漁村・ツォの浜を訪れたナインは、浜辺で少女が巨大魚を呼び出し、大量の魚を恵んでもらう様を目にする。
その巨大魚は長らく伝説の存在であったこの浜の守り神・ぬしさま。
ぬしさまは大しけにより父を亡くした少女オリガを哀れみ、彼女の祈りにより現れては魚を恵んでくれるという。
しかしオリガはぬしさまを呼ぶことを半ばためらっていた。ぬしさまが魚を恵んでくれるようになってから
村人たちは漁をやめてしまい、堕落した生活を送っていたからである。

オリガは村長に、もうぬしさまを呼ぶのはやめたいと打ち明けた。しかし村長は聞く耳を持たず、
海の底の財宝をぬしさまに引き上げてもらうように頼め、と嫌がるオリガに強要した。
するとその時、ぬしさまが現れて村長たちに襲いかかった。ナインはぬしさまと戦って退かせた。
 
ぬしさまの正体は嵐で亡くなったオリガの父であった。
大波に飲まれる際にオリガの父は偶然に黄金の果実を手にし、浜で暮らすオリガの今後を想った。
すると次に目覚めたとき、巨大な魚の姿となっていたというのだ。
オリガの父は娘に群がる卑しい村人に嫌気がさし、共に村を出ようとオリガに語りかける。
しかしオリガは、漁師である父の後を継ぎ、ひとりでしっかり生きて行くことを宣言する。
オリガの父は立派に成長した娘の姿を見て昇天していき、ナインは女神の果実を手に入れた。
ぬしさまのいなくなったツォの浜には、再び貧しい漁村としての平和な日々が帰って来たのだった。


173 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 18:54:24 ID:CwEZ9nNT0

【すべてが石でできた町】

ならず者たちの吹き溜まりであるカラコタ橋を訪れたナインは、
以前にこの地で金ピカの果実を買っていったという彫刻家・ラボオの話を耳にする。
ナインはラボオの住むビタリ山麓へ向かうが、ラボオは山へ入ったまま帰っていなかった。
そこでビタリ山を頂上まで登ると、そこにはすべてが石の彫刻で出来た町があり、彫刻のような謎の怪物が襲って来た。ナインが怪物を倒すと、ラボオの幽霊が現われた。

町の構造はかつて訪れたエラフィタ村・・・ラボオの故郷に瓜二つであった。
かつてラボオは将来を誓い合った女性・クロエに「5年で帰る」と言い残し、ビタリ山で彫刻の腕を磨いていた。
しかしその内に5年を遥かに過ぎてしまい、ようやくラボオが故郷に帰ると
クロエは他の男と結婚しており、そこにラボオの居場所はなかった・・・。
ラボオは手に入れられなかった故郷を彫刻によってこのビタリ山頂に再現し、最後の贅沢に、と手に入れた
黄金の果実を前にその永遠を保存を願った。その願いが石の怪物=町の番人を生み出してしまったらしい。
ラボオは番人を破壊してくれたことの礼を述べて昇天し、ナインは女神の果実を手に入れた。


【令嬢誘拐事件】

花の街サンマロウを訪れたナイン。
この街一番の大金持ち・マキナは友達になった人間に何でも好きな物を譲ってくれるという。
マキナの所有する船を譲ってもらい世界中を旅しよう、というサンディの提案により、
ナインはマキナの屋敷へ赴く。
しかしナインと対面したマキナは何故か怯え、次に怒りだして引きこもってしまう。
そしてナインが再びマキナの屋敷へ行くと、マキナは何者かに誘拐されてしまっていた。

ナインは屋敷の奥の墓でマキナの幽霊と出会う。何とマキナは既に亡くなっており、
誘拐されたのはからくり人形師が造ったマキナそっくりの人形・マウリヤだという。
生前、病弱なマキナは万病に効くという黄金の果実を取り寄せたことがあった。
しかし死期が迫っていたマキナは果実を口にせず、唯一の友達である人形マウリヤが人間のように
動いて喋ってくれたら・・・と願った。そしてその願いは果実の力によって実現したというのだ。
マキナは今際の際、病弱で外に出ることも出来ず友達を作れなかった自分に成り代わり、
友達をたくさん作って幸せに暮らして欲しい・・・とマウリヤに語った。
マウリヤはそれを忠実に守り、マキナの振りをして金の力で友達を作って来たのだった。
しかし誘拐されたマキナ(マウリヤ)を心配こそすれ、助けようとした「友達」はひとりもいなかった・・・。

ナインは誘拐犯の元へ赴き、魔物に襲われかけていたマウリヤを救出。
マキナは、自分は遠い国へと旅立つこと、そしてマウリヤには自分の願いに縛られず
幸せになって欲しいことを告げ、昇天していった。
マウリヤは主人公に船を譲り「マキナは旅に出る」と街の人間に告げた後、再び人形となった。
ナインは女神の果実と船を手に入れた。街の人間はマキナが優雅で気ままな旅行に出ていると思い込んだまま、
平和な日々を送るのだった。

174 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:03:26 ID:CwEZ9nNT0
【砂漠のワガママ女王】

砂漠の王国グビアナを訪れたナインは、この国の女王ユリシスに黄金の果実が献上されたことを耳にする。
ナインは大臣の依頼により、行方不明になっていた女王が溺愛するペット・黄金トカゲのアノンちゃんを見つけ、
果実を譲ってもらえるよう女王に願い出た。
しかしワガママな女王は見知らぬ旅人の話には聞く耳を持たず、アノンを逃がしてしまった世話係のジーラを
クビにしてしまう。さらに黄金の果実風呂を作ると言い放ち、果実をすべてスライスして沐浴場に浮かべてしまった。
その時、果実の切れ端を口にしたアノンが何と巨大化してしまい、ユリシス女王を地下水路へと連れ去ってしまう。
しかし女王のワガママにうんざりしていた城の人間は誰ひとり女王を救出しようとはしなかった。

ナインはアノンを追って打ち倒し、女神の果実を手に入れた。
ただ女王に媚びへつらうことしかせず、その心の奥の寂寥感を理解しない城の人間たちから女王を守るため、
アノンは女王をさらったのだった。そして城の人間のなかで唯一アノンを追いかけて来たのは、
クビにされたジーラだった。アノンとジーラの思いに心を打たれた女王は心を入れ替え、
皆と力を合わせてグビアナをもり立てて行くことを誓うのだった。


【ナムジンの魔物退治】

 狩猟民族が暮らす草原の集落・カルバドを訪れたナイン。
昨今この村に起こった変化はふたつ。
ひとつは呪幻師・シャルマナが現れたこと。優れた呪文の使い手であり並外れた美貌をもつシャルマナは、
突然カルバドに現れたかと思うと瞬く間に族長のお気に入りになり、族長の片腕として集落を率いるようになっていた。
もうひとつは、謎の魔物がたびたび村に侵入し、族長ラボルチュを狙って攻撃を仕掛けていることであった。

ラボルチュは次期族長でもある一人息子のナムジンに魔物退治を命じるが、臆病なナムジンはなかなか動こうとしない。
ナインはラボルチュに腕を見込まれ、ナムジンの魔物退治に協力を依頼される。
しかしナムジンは魔物を怖がっていたわけではなかった。実はその魔物はポギーというナムジンの友達であり、
彼が狙うのはラボルチュではなくシャルマナであった。
ナムジンは妖しげな呪術で父と村人をたぶらかすシャルマナを怪しみ、ポギーと協力して
その正体を探っていたのだった。ナインはナムジンの亡き母・パルの幽霊の導きにより、
魔物の正体を暴くというアバキ草を手に入れてナムジンに渡した。
アバキ草を煎じたアバキ汁を浴びたシャルマナは、ついに怪物としての正体を現した。
ナインはナムジンを助けてシャルマナを打ち倒し、その力の源となっていた女神の果実を手に入れた。

カルバドには元の平和が帰ってきた。ラボルチュは族長の座をナムジンに譲り、
全てを見守っていたナムジンの母パルはナインに礼を述べて昇天していった。

175 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:04:34 ID:CwEZ9nNT0

【名門学院の生徒失踪事件】

雪原にそびえる名門校・エルシオン学院を訪れた主人公は、何故か探偵に間違われてしまい、
学院で起きた生徒の失踪事件を調査することになった。
失踪した生徒ふたりはいずれも不良グループに属し、教師に歯向かった翌日に姿を消したという。
主人公は不良グループのリーダー・モザイオに貼り付き、彼が謎の幽霊に取り憑かれるのを目撃した。
モザイオを追って旧地下校舎へ潜ると、そこには謎の幽霊のスパルタ授業を受けさせられる失踪した生徒たちの姿が。
主人公は怪物と化した幽霊を打ち倒して生徒たちを解放し、怪物の力の源となっていた女神の果実を手に入れた。

幽霊の正体は、エルシオン学院を築いた初代学院長・エルシオン卿であった。
不良たちに更正して欲しい、というエルシオン卿の願いが、
彼の墓に供えられた黄金の果実によって暴走してしまったらしい。
失踪事件は解決し、エルシオン卿の情熱に心を打たれた不良生徒たちは勉強に励むようになった。

176 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:08:00 ID:CwEZ9nNT0

(イザヤールの裏切り~~~古の魔帝国の復活)

地上にて7つの女神の果実を回収したナインは、オムイに報告するためいったん天使界へ帰ることに。
するとその途中、天の方舟に師匠・イザヤールが現れ、何故かナインに剣を向けてきた。
天使は自分よりも上位の天使には絶対に逆らえない・・・天使の理によりナインはなす術もなくイザヤールの刃に倒れ、
女神の果実をすべて奪われてしまう。イザヤールは謎の巨大な黒竜とともにいずこかへ飛び去り、
黒竜の攻撃を受けた方舟は大きく揺れ、はずみでナインは地上へ落下してしまった。

方舟から落ちて大怪我を負ったナインはナザム村という辺境の村へと流れ着く。
イザヤールと黒竜は遥か西の方向へ飛び去ったようだが、西へは『竜の門』と呼ばれる
底なしの谷を越えなければならなかった。竜の門を越える方法は言い伝えの形でナザム村に残っていたが、
よそ者を極端に嫌うナザムの村人はナインを警戒してそれを教えようとはしなかった。
唯一ナインを介抱してくれた少年・ティルはそんな大人たちに反発し、竜の門を越える手がかりが
魔獣の洞窟にあることを明かしてくれた。しかし洞窟の封印を解く方法は遠い昔に忘れ去られてしまったらしい。

なす術がないかと思われたその時、かつてナザム村の住人であったという幽霊・ラテーナが現れた。
ラテーナは数百年前の出来事を語った。かつて大怪我を追った翼を持つ男を介抱し、村へ招き入れたこと。
その男の名はエルギオス・・・ナザム村の守護天使であったこと。
天使としての力をなかば失ったエルギオスはそれでもナザム村を守護するため、村を襲ったガナン帝国の兵士たちに
立ち向かったが、一部の村人の裏切りによって帝国に捕われてしまったこと。
そして村はガナン帝国によって滅ぼされかけたこと・・・。
ラテーナはエルギオスの誤解を解くため、幽霊となった後も彼を捜して各地を旅しているという。

天使界の禁忌『エルギオスの悲劇』・・・数百年前に行方知れずになった天使エルギオスは
ガナン帝国に捕われたらしい。
ガナン帝国とは数百年前に勢力をふるった覇権国家。
黒い巨大竜を従えて各地を荒し回ったが、ある時突然滅びてしまったという謎の多い国である。

ラテーナは魔獣の洞窟の封印を解き再び去って行った。
ナインは洞窟の奥で手に入れた光の矢を竜の門で放ち、谷に光の橋を掛けた。
その様子を目の当たりにしたナザムの村人はナインに非礼を詫び、かつて黒竜と戦ったという
ドミールの英雄・グレイナルに会うよう助言をくれた。

177 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:11:47 ID:CwEZ9nNT0

(空の英雄との出会いと別れ~~~テンチョー発見)

ナインはドミールの里を訪れ、里の守り神・白い巨大竜グレイナルに会う。
老竜グレイナルは、滅びたガナン帝国と闇竜・バルボロスが蘇ったという話をはじめ受け入れようとしなかった。
しかしその時、里が帝国兵に襲われ、やがてバルボロスが飛来する。
グレイナルはナインを背に乗せてバルボロスと対峙するが、蘇ったバルボロスは数百年前より遥かに力を増しており、
グレイナルは破れてしまう。グレイナルの背から落ちたナインは帝国直轄のカデスの牢獄に捕われてしまった。

 
カデスの牢獄には天の方舟の『テンチョー』・アギロも捕われていた。
かつて天使界が邪悪な光に襲われた時にバラバラになった天の方舟から落下し、以後囚われの身となっていたのだ。
さらに牢獄には、行方不明となっていた天使たちも囚われていた。
帝国は彼らから天使の力を吸収し、その力を闇竜バルボロスや帝国兵たちに与えていた。
ナインはアギロと協力し、カデスの主であり帝国三将のひとり・ゴレオンを打ち倒して
方舟を呼ぶホイッスルを奪還する。アギロが方舟を呼び出し、ナインは牢獄に捕われていた天使たちを連れて
天使界へ帰還した。


178 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:15:37 ID:CwEZ9nNT0

(神の国へ~~~世界樹と天使界誕生の秘密)

天使界へ帰ったナインは、かつて滅びたはずのガナン帝国が再興したこと、
イザヤールが裏切って帝国側に付き、女神の果実を奪われたことを長老オムイに報告した。
しかしオムイは7つの女神の果実がイザヤールによって無事に天使界へ送り届けられていたことを告げ、
イザヤールの裏切りを信じられない様子であった。イザヤールは何を考えているのか・・・?
彼の本意は不明なものの、女神の果実が天使界に戻った今、言い伝えに従って神の国へ行くことをオムイは決め、
ナインたちは天使たちの悲願の地・神の国へ向かった。

ついに訪れた神の国。しかしその玉座は破壊され、そこに神の姿はなかった。
天使界を襲った邪悪な光は神の国をも貫いていたらしい・・・神はいずこに?
ナインは女神の果実を捧げ神の言葉を待った。するとその時、ナインたちは天使界の世界樹の前に呼び戻された。

世界樹は語った。自分は創造神グランゼニスの娘、セレシアであると。
かつてグランゼニスは人間を失敗作と見なして滅ぼそうとしたという。
セレシアはそれを止めるため、人間が清い心を持つことを証明するため、自ら世界樹となり、
その封印を解く鍵を人間の清い心と定めた。そこでグランゼニスは娘を復活させるため、
人間の清い心を集める役目を持った存在・・・天使たちを作ったのであった。
そして数千年の後、多くの清い心=星のオーラが集まり、実った女神の果実が神の国へ捧げられたことで、
セレシアは目覚めることができたのだという。

父神の行方は分からないが、世界が存在している限り神はいずこかにいるはずである・・・
しかし世界は復活したガナン帝国によって再び危機に晒されていた。
ナインは女神セレシアからガナン帝国の野望の阻止を依頼された。

179 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:30:07 ID:CwEZ9nNT0

(魔帝国ガナンの滅亡~~~エルギオスの堕落)

捕らえた天使の力を吸収して兵士たちに与えていたガナン帝国は、
以前より遥かに強大な力を持った魔帝国ガナンとして復活し、女神の果実にまで手をのばそうとしていた。
ナインは魔帝国ガナンの本拠地に乗り込み、帝国三将の残るふたりを退けて、ついに皇帝ガナサダイの玉座の間へ。
そこには皇帝と対峙するイザヤールの姿があった。
イザヤールは捕われた天使たち、そして何より自らの師エルギオスを救うため、帝国に従う振りをしていたのだった。
しかし皇帝の圧倒的な力の前にイザヤールは破れてしまう。
ナインが皇帝を打ち倒すと、イザヤールはナインに対する自らの仕打ちを詫び、光となって消えて行った・・・。

ナインは帝国城の牢獄に捕われた天使たちを救出し、さらに牢獄の最下層に捕われていた天使エルギオスを発見した。
しかしエルギオスは人間に裏切られたという思いから堕落し、人間はおろか、それを守ろうとしたセレシア、
滅ぼそうとしなかったグランゼニスをも恨むようになっていた。
エルギオスは人間界を破壊するため、ガナサダイを始め、野望を果たせぬまま地上を彷徨っていた
ガナン帝国の兵士たちを蘇らせ、自らの手駒としていたのだった。
かせを外されたエルギオスは闇竜バルボロスを従えて神の国へと飛び立って行った。

180 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:33:43 ID:CwEZ9nNT0

(天使の力を捨て、人間に~~~最終決戦)

天使界を襲った邪悪な光、そしてガナン帝国の復活・・・
それらが全て、天使エルギオスの仕業であったことは天使界を大きく揺るがした。
しかし天使は自分より上位の天使には絶対に逆らえない。
エルギオスを越える天使は天使界にはいないため、天使たちになす術はなかった。

その時ナインは女神セレシアに呼び出され、地上でナインが助けた人々の感謝の心により
実ったという女神の果実を渡された。
口にした者の願いを叶える女神の果実・・・ナインは果実を口にし、
天使の理に縛られない存在・人間となったのであった。

人間となったナインはエルギオスが待ち構える神の国へ向かい、
天使の理に縛られることなく堕天使エルギオスと戦い打ち負かした。
激しい憎しみを抱くエルギオスは力を振り絞ってなおも世界を破壊しようとしたが、
その時ついにエルギオスを見つけたラテーナが現れ、ふたりは数百年ぶりに邂逅を果たした。
ラテーナが裏切っていなかったことを知ったエルギオスは天使の姿に還り、人間を信じられなかった自分を恥じ、
ナインに非礼を詫びてラテーナとともに昇天していった。

エルギオスの脅威が消えたことで世界は再び平和になり、世界樹の封印が完全に解け、
ついにセレシアが女神として目覚めた。
セレシアが復活したため、天使たちはその役目を終え、ひとりひとりが星となって天へと還って行った。
彼らは星空の守り人として永遠に輝き続けるのだという。
一方、人間となったナインは、地上の守り人としてこれからも地上を守って欲しい、とセレシアに依頼された。

やがて完全に人間となるナインの目には、セレシアはもちろん、アギロ、サンディ、
そして天の方舟の姿も見えなくなってしまうだろう・・・
地上に降りたナインはアギロとサンディに別れを告げた。
人間としてのナインの新たな旅が始まったのである。


つづく

181 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:38:10 ID:CwEZ9nNT0

(エンディング後)

ナインはツォの浜でオリガと再会し、かつて実際に存在したという
本物のぬしさまを探して欲しい、と依頼された。
ナインが集めた手がかりを元にオリガがぬしさまを呼び出すと、
寝ぼけていたぬしさまはナインたちに襲いかかって来た。
ナインがこれを退けると、我に返ったぬしさまはお詫びにと、拾ったという女神の果実をくれた。
そしてナインが女神の果実を口にすると、再びアギロやサンディ、天の方舟の姿が見えるようになったのだった。
アギロから天の方舟を託されたナインは、以後は地上の平和のために世界各地で活躍するのだった。


以後、ストーリークエストへつづく

182 :DQ9 ◆l1l6Ur354A:2009/09/20(日) 19:43:37 ID:CwEZ9nNT0
まとめは以上です。

キャラ名は便宜上『ナイン』にしましたが、修正し忘れにより
一部が別の表記になってしまっています。ご了承下さい。

現在のところ、ストーリークエストは、ルイーダの過去話やロクサーヌ関連、
セントシュタインとルディアノの過去話があるようですが、
これらは他の方にお願いしたいと思います。

最終更新:2009年10月17日 16:06