R-TYPE TACTICS

R-TYPE TACTICS

part47-238~242


238 :R-TYPE TACTICS 1/4:2009/10/01(木) 00:56:46 ID:TJLzGt1E0
R-TYPE TACTICS(PSP)はご存知シューティングで有名なR-TYPEがシミュレーションになったものである。
オーライ、訳が分からないと思うので興味がある方は公式サイトを見に行っていただきたい。
また、本作のストーリーはR-TYPE初代、Ⅱ、Ⅲ、⊿、FINALの世界とは異なるパラレルワールドとなっていて
FINALで開発されなかった機体をちらほらと目にすることもできる。

ストーリーは地球軍とバイド勢力の戦いが主軸となる。
バイドの設定については公式やスレまとめwikiの⊿の記事などが参考になるが
「凄い勢いで増殖し、全てを取り込み、何故か地球に向かってくる謎の生命体群」
とだけ把握していれば問題ない。知性の有無は謎である。

最後に、登場するキャラクターは地球軍サイドの"ある司令官"(任意に命名可能。以後提督と呼ぶ)のみで
シミュレーションパートの前後に提督の航海日誌という形でストーリーが表される。

それでは前置きが長くなったが以後本編へ。


バイドに占領された木星基地の奪還作戦に失敗した地球軍は大幅な戦力の減少を余儀なくされた。
そのため新米の司令官である提督にも出撃命令が下ることになる。
二度の模擬演習戦を経て火星への実戦へと赴く提督。
対バイド戦を終えて一息つく間もなく提督に木星基地奪還の命令が下る。
しかしこの時点では小さな輸送艦が1機にR戦闘機が数機に補給用のPOWアーマーのみであり、
大群をもってしても成し得なかった任務への不安を提督日誌に見ることができる。

いざ目標の基地内部に侵入し、
基地に取り残された友軍を救出しながら進むと
そこにはシリーズおなじみの巨大ボス、ドプケラドプスの姿が!
なんとかドプケラドプスを撃破し基地を奪還した提督。
そこに新たな辞令が届き、提督達は絶句する。

電文:

 貴官および貴官の部隊は、
帰投せずにバイド討伐艦隊を編成し
速やかにバイド中枢を討て。

健闘を祈る。
                  統合作戦本部

239 :R-TYPE TACTICS 2/4:2009/10/01(木) 00:57:27 ID:TJLzGt1E0
作戦本部から巡航艦が一艘支給されるも提督隊は未だ大軍と呼べるものではない。
それでもと、まずは外宇宙に出るために冥王星基地に存在するワープ施設を目指すのであった……

途中で出会うバイドと交戦しながら冥王星基地の奪還に成功した提督達。
いよいよ太陽系を離れ、6500光年離れたバイド星系へのワープを開始する。

バイドの適応力は凄まじく、異なる次元でもその本能を失うことはない
……バイドの本能、それはただ攻撃するのみである。

ワープ空間でも連戦に告ぐ連戦。
怒涛のごとく迫ってくるバイド達。
そんな中で提督はバイドの存在について考えをめぐらせる。
「バイドは、意外なことに地球の生命体と同じ二重螺旋構造のDNAを持っているらしい。
 これは一体何を意味しているのか? 」
そして考えがまとまりはじめた頃にバイド接近の緊急連絡がくるのがお約束に。
提督の適応力も素晴らしいようで、慣れた様子で「うむっ、緊急連絡だ」と言い始める提督であった。
(余談だがこの異層空間では"電撃誘導リーダー"が手に入る。
異次元で姿を消した、電撃的な攻撃を用いる機体……分からなければまとめwikiのR-TYPE⊿の項を参照)

どこかで見たような強敵の数々を退けいよいよワープアウトの瞬間が迫る。
そこに広がるのは禍々しいバイド星系。
太陽系とはまったく異なる環境が提督の艦隊を出迎える。
植物上のバイドが発達した空間、ブラックホール、バイド溶液に満たされたみずみずしい惑星、
小惑星群、マグマの星、どこかで見たような輸送施設に腐敗した都市。
今までにない激しい戦闘を繰り広げ、いよいよバイドの星へと到達する。
辺りには撃破された先達の無数の残骸とそれを貪り食うバイド達。
それを退けいよいよバイドの星の中枢へ……
提督の日誌には「バイドを倒して、地球に還ろう。さあ、行こうか。 」と綴られている。

中枢の奥の奥には推進装置(?)に抑え付けられるようにして佇む漆黒の瞳孔。
漂う艦船の残骸。どれだけの同志がここで散っていったのか……
攻撃の正体が分からないような凶悪な敵を相手にしつつも撃破に成功。
バイドを生み出し続けた元凶を破壊することに成功したと喜ぶ提督。
さあ、後は地球に戻るだけ……

240 :R-TYPE TACTICS 3/4:2009/10/01(木) 00:58:22 ID:TJLzGt1E0
…か、艦が大きく揺れる。
何が起こったのか!?

倒したはずの漆黒の瞳孔が激しくうごめき今正に提督の艦隊を呑み込もうとしている!
必死に抵抗する艦だが一つ、また一つと僚機が飲み込まれていく!
そして提督の旗艦も……


ここはどこなのか。
青い色彩に満たされた美しい空間。樹木のようなものが立ち並び、光の粒が漂っている。。
木の枝の一つに支えられ、静かに白煙をあげて動かない提督艦。
そして樹木の中に静かに静かに沈んでいき……消えた。


その後の提督の様子は「記憶の残滓」から伺うことができる。
「 どれくらい眠っていたのか…?
 いつからここにいるのか?
 そして………私は誰なのか…?
 ひどく眠いが、そろそろ帰ろうじゃないか。
 我々の故郷、地球へ…。 」

いざ出撃すると自機がなんとバイド仕様。バイドシステムにリボー(雑魚敵)などバイドまみれである。
そしてそれに攻撃してくるのは……見間違えるわけもない。見慣れたR戦闘機の数々である。

そう、地球軍編に代わりここからバイド編がスタートするのである。
往路で辿った道を引き返していく提督。
バイド星系を抜け、ワープ空間を通り、見慣れた太陽系へ……
その道々で出会う地球軍。

見覚えのある場所、
見覚えのある仲間達だけど……なぜ?

提督の疑問に応えるものは無く、黙々と立ちはだかる"敵"を倒していくのみ。
木星基地を奪還し、火星軌道上の防衛衛星を破壊し、月を越え、
ついに帰ってきた。故郷である地球へ。
提督は想う。
「さあ、地球へ降りよう
 この懐かしい空気を胸いっぱいに吸おう」

241 :R-TYPE TACTICS 4/4:2009/10/01(木) 00:59:31 ID:TJLzGt1E0
地球に降り立った提督を迎えるのは歓迎の声ではなく
最新鋭戦闘機のR-99 "ラストダンサー"の群れや凶悪な主砲を持つニブルヘイム艦の姿。
かつてのバイド中枢相手よりも厳しいかもしれない。
その激戦の最中、提督はあるトレジャー(新しい機体の開発をすることなどができるフラグ)を手に入れる。
それは、"地球の水"。
これで何か機体を開発できるわけでもない。新しい航路が開けるわけでもない。
地球に住むものなら当たり前の何の変哲も無いただの水。
それでも提督にとっては……
そんな感慨も振り切り、地球軍を撃破する提督。
しかし、この地球上には迎え入れてくれる人も、場所もないことを知り、しばし、たたずむ。

夕暮れの街の上空をゆっくりと去っていくバイドの艦隊。
宙(そら)へと浮かんでいく提督達。
と、そのとき戦艦の背後から波動砲が貫く。
振り向くと臨戦態勢の地球軍の大群が。一艘落とすだけでも苦労したニブルヘイム艦が…数え切れない。
次々と提督の艦隊が落とされていく。残るは提督は旗艦のみ。
それは……加速して星の海へと消えた。


最後に、バイド編のパイロット名を並べて終わるとしよう。

キガ ツク トワ タシ ハバ イド ニナ ツテ イタ
ソレ デモ ワタ シワ チキ ユウ ニカ エリ タカ ツタ
ダケ ドチ キウ ノヒ トビ トハ コチ ラニ ジユ ヲム ケル

242 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/01(木) 01:06:49 ID:TJLzGt1E0
一部の台詞は以下のwikiを参照にしました。
シミュ部分も割と出来がよくストーリーが切なすぎるので是非お手にとってみてください。

R-TYPE TACTICS I & II@攻略・まとめwiki
ttp://www41.atwiki.jp/r-type-tactics/

最終更新:2009年10月17日 16:39