Prismaticallization

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雪乃&さより編:part48-109~111,135~140,144,209,265,267


144名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:39:17 [ R8wUINVY ]
/循環する1日は明日への不安と戸惑い

/登場人物
/射場 荘司(名前変更可):主人公。一人称は「僕」(変更可。デフォルトは「俺」)
/    18歳の高校3年生だが突っ込みどころありまくり。達観した考え方でいつも自己分析に余念が無い。
/柊 明美:主人公の隣人にして同級生。幼馴染らしいが何年もまともに話したことがないらしい。活発なタイプ。
/鳴川 澄香:高校1年生。パッケージに描かれているメインヒロイン(たぶん)。陽気で無邪気。
/沢村 雪乃:澄香のクラスメイトにして大親友。澄香と違っておとなしいタイプ。
/木ノ下 さより:23歳。昔は主人公と明美の近所に住んでいたらしい。
/琴原 みゆ:小学6年生。さよりの従姉妹。山荘を手伝っている。無口で変に大人びている。


/初動開始(1周目)

9:00
太陽が巡る。日はすでに高く上り、容赦の無い恵みを存分に放っている。
夏至を過ぎて随分と経つが、しかしその日差しは日増しに存在感を高めているように思える。
「こらぁ!何ボーっとしてるの、荘司!」
林の中の一本の小道。そのはるか先で柊が腕を振り上げて僕を呼んでいる。
「歩くの遅いー!男のくせに、だらしないぞぉ!」
しかし、男のくせに、とは随分勇ましい。ここはハッキリと言っておかなくてはなるまい。
「完全な同権施政を要求する!男女差別反対!」
「しゃべってる暇があったら早く来ーい!」
埒が明かない。僕は駆け出す。
が、肩に圧し掛かる重みが僕の足を遅くさせる。僕は柊のバッグも担いでいるのだ。
そもそも荷物持ちをジャンケンで決めようと言い出したのは柊だ。もちろん、僕が負けたのだが。
グーで負けた。グーで負けるというのは、保守的なために敗北したかのように、苦い後悔が残るものだ。

柊はどうして僕を誘ったのだろう。
柊からの電話は突然だった。快適な環境で勉強しようというその誘いは、ある意味もっともながら、
しかしひどく不自然な話だった。
確かに僕たちは高校三年で、受験生ではある。その夏期休暇ともなれば試練の時期だ。
しかし問題は、僕たちが全く親しくないということだ。家が近所で学校が同じだが、接点と言えばそれだけしかない。
顔を合わせれば挨拶くらいはする。その程度の関係だ。だから電話口で柊が僕を「荘司」と呼んできたので驚いた。
家が近所なだけに、幼いころはそれなりの交流があったのかも知れない。
恐らくその延長として名前で呼びかけたのだろう。
しかし僕は忘れた。なんと呼ぶべきなのかすら判らなかった。さん付けか?呼び捨てか?苗字?それとも名前?
そんな相手が数日泊りがけで旅行に行こうと言う。それも二人で。
耳を疑った。僕は断らなかった。それは何故なのか、ここに来るまで何度も自問した。
しかし、その答えは出ていない。

9:30
そのとき視界の隅に何かが走る。僕は不審を感じてそちらを向く。柊も振り向く。
遠く離れた道の先で、一人の娘が林の中から走り出していた。
そしてそのまま道を突っ切り林の奥へと駆け込んでいく。それは一瞬のことだったが、強烈に僕の目を引いた。
彼女が何かキラキラとした光を振り撒いていたからだ。それが何だったか僕はすぐに悟った。涙だ。
しばらくすると今度は林の中に立つ男の姿が目に入る。歳のころは僕と同じくらい。
彼は僕と目を合わすのを嫌ったのか、林の奥へと姿を消す。
しかしその一瞬の眼差しは全くの他人に対してのものではなかった。
あれは、そう、見知った相手に向けられたものだ。またいずれ、という言外のサジェスチョン。
そんなことあるわけがない。見たことの無い男だった。
僕はふと、彼が先の娘を振ったので、娘は泣いていたのかと思う。
周りを見回すと林の中に幼げな少女が立っていることに気付く。
彼女は僕に何か冷ややかな視線を向けている。僕が柊のバッグも持っているのを軽蔑したのかもしれない。
去り際の一瞥は、大人ってキタナラシイと言っているようだった。

145名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:40:50 [ R8wUINVY ]
10:00
「ほら、着いたみたいだよ」
そこにはいかにも別荘然とした商売気の感じられない建物がある。
そこは柊の知り合いの山荘で、ペンションの真似事をしているという。
山荘の裏から家人らしき女性が現れ、声を掛けてくる。
「あ、いらっしゃい。明美ちゃんと荘司ちゃんね?」
ちゃん付け?これはフレンドリーな対応なのか?
「お久しぶりです。お世話になります」
柊は気にした様子も無く頭を下げる。まあ知り合いなら当然か。
「そう、お久しぶり、なのよね。明美ちゃんも大きくなったし、荘司ちゃんも見違えちゃったし」
見違えた?つまり僕も既知なのか?
「もしかして荘司ちゃん、私のこと忘れちゃったの?」
「まあ、判らなくても仕方ないかな。ほら、木ノ下さんちのさよりさん。ずっと前に引っ越していった・・・」
柊はそう説明するが、済まないが僕は覚えていない。

10:30
さよりさんに案内され、僕たちは玄関の戸をくぐる。
一人の少女と目が合う。それは先ほど、無言の非難を叫びながら去っていった彼女だ。
「あ、この子は従姉妹のみゆちゃん。夏休みだし、ここのお手伝いに来てもらっているの」
さよりさんが彼女をそう紹介した。
「さっき会ったよね?」
僕の言葉にみゆはうなずいた。
「あれは違うから。僕はフェミニストでもなければ倒錯者でもない。誤解してはいけない。
あと、ジャンケンでグーを出してはいけない。危険だ」
僕の後頭部にグー――拳骨が入る。柊だった。
「荘司!また変な事言って!ごめんね、みゆちゃん。荘司のことは気にしなくていいから、ね?」
僕は柊の目を盗んでみゆにささやく。
「やっぱりグーは危険だろ?」
ほんのちょっとだけ、みゆが微笑んだ気がする。
しかし僕には、その眼差しが何か遠くに向けられているような気がして、少し気にかかる。

10:45
さよりさんの案内を受けながら僕たちは2階へ上がった。
案内された部屋は大きな窓のついた明るい部屋だ。
「客室は二部屋。もう一つにはお客さんがいるから、明美ちゃんたちはこっちね。
微かな違和感を覚えながら部屋に入る。
「さよりさん、ここ、ツイン」
僕は念のため訊いてみた。
「そうよ。ツインしかないもの。いいわよね、若いって。それじゃ、ごゆっくり~」
さよりさんは僕に部屋の鍵を渡すと、手をぴらぴらと振りながら部屋を出て行く。

11:00
背負い続けていた二人分のバッグを下ろしてベッドに倒れこむ。
「いきなり寝るかな~」
柊はあきれたように息を吐く。
「疲れたんだ」
「あれは正当な勝負だったんだからね。抗議は受け付けないよ。でも、一応、ご苦労様」
僕は何も答えず、粘着性の疲労感が身体から剥がれ落ちるのを待つ。
「何も言わないんだね」
何に対して?同室の宿泊についてだ。
「寒い冗談だと思っているからな。後でさよりさんに頼んで部屋を分けてもらう」
僕は柊にハッキリと言ってやる。
「そう・・・」
しばらく僕たちは押し黙る。

「この辺りには一つの言い伝えがあってね」
ふいに柊が口を開く。
「まあ要するに、探し物が見つかるっていうオハナシ」
「なんだそりゃ?」
「元々は、誰か行方不明の人がいて・・・」
「ああ、そういう話ならどこにだってある。典型的な失せもの発見伝承だ」
「うん。失くしたものの名を三回唱えると、見つかるんだって」
こんな話をするなんて、どうも柊らしくない気がする。
柊はこういう娘なのだろうか?僕には判らない。
僕は柊のことを何も知らないのだから。
「で、それがツインの部屋とどう関係があるんだ?」
柊はニヤリと笑う。
「ぜんぜん関係ないね」
「お前なぁ・・・」
そのとき、柊の腹がぐぅと鳴る。
「あ、お昼の時間だ」
時計を見ると確かに昼だ。
「随分高性能な腹時計みたいだな」
「ふふん、いいでしょ。荘司にはあげないよ」
こういう馬鹿話をすることも僕たちの関係からすれば不自然なのかと思いつつ、
僕たちは部屋を出る。

146名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:42:21 [ R8wUINVY ]
12:00
昼食は外のテーブルで食べるらしい。
僕たちが外に出ると、そこには僕たちより少し年下らしき娘二人が座っていた。
「あー、新しいお客さんですか?」
一方が興味津々といった感じで僕たちを見ている。もう一方はそれに気を揉んでいるようだ。
「もしかして、隣の部屋の?」
「はい。昨日から、ですけど。ってことでまずは自己紹介しましょうか。
えー、私が鳴川澄香。ぴちぴちの高校一年生!澄香ちゃん☆って呼んでください。で・・・」
「あ、沢村雪乃です。澄香ちゃんとはクラスメイトです」
「僕は射場荘司です。後は取り立てて言うことは無いかな」
「えー、ほらぁ、明美さんとの関係とかあるじゃないですかぁ」
澄香にそう言われてギクリとする。何と答えるべきなのだろうか?
知人、隣人、同級生・・・。
「友達、かな」
僕が考えているうちに柊に先にそう言われる。
それでいいのか?少なくとも、柊はそう捉えているのか?
「あ、そういうのいいですよね。男女の友達同士で旅行に来られるなんて、素晴らしいと思います」
沢村さんがそう言うので僕は慌てて否定する。
「いや、実際にはそれほど美しい関係じゃなくてね」
「ええっ!?とゆーことは、その・・・」
澄香は目をキラキラとさせる。ちょっと待て。
「はーい、お待たせしました。ごはんになりますよ」
さよりさんが昼食を運んできたので、その話題は中断される。

13:30
そろそろ勉強しようということになり、僕と柊は部屋へ戻る。
僕はバッグを開いて本を積み上げていく。象牙の塔。不恰好な知識と権威のピラー。
この紙片の集積物は、存在と威厳とを持って、我らが学生に恐怖を振り撒くのだ。
僕たちは席に着く。退屈な時間の始まりだ。

18:30
「あ、ご飯の時間だ」
自らの腹時計の音に柊は顔を上げる。
すぐ側にいたのに、僕は柊のことを全く気にかけていなかった。
「集中すると早いね。なかなか効果的。荘司っていう人選はなかなか絶妙だったのかも」
柊は気になることを言う。
「どういう意味だ?」
「ん・・・ま、悪い意味じゃないよ」

19:30
夕食。さすがに今度は外でなく、屋内の食堂でだ。
柊、澄香、沢村さん、さよりさん、みゆ、そして僕。総勢6人が同じテーブルに座る。
そういえば、木ノ下氏、つまりさよりさんのお父さんはどうしたのだろう。
「あの、さよりさん?木ノ下氏はどうしたんですか?」
「その、今はいないの」
どうやら旅行中らしい。つまりこの山荘には男は僕一人ということだ。
男性一人に女性がたくさん、というとイスラム教のハレムを思い出す。
ハレムと言えば、二人以上の女性を平等に愛さなければならないが・・・可能か?可能なのか?
「こら荘司、ブツブツと独り言を・・・。アヤシイわよ」
柊に注意される。僕は再び食物の摂取に専念する。

20:15
食後の茶を啜る。さよりさんと部屋割りの相談をしたいのだが・・・。
後にすべきだろうか。僕は席を立って2階の部屋に戻る。
ベッドに転がる。午前中の疲労感がまだ身体にこびりついている。
結局のところ、眠い。
僕は重力に引かれるままにシーツに沈む・・・。

22:30
目が覚める。
「あ、起きた」
突然の声に驚いて振り向くと、そこには柊がいる。
「何だ、起こさなかったのか」
「よく寝てたからね。それより、気になってたんだけど、
今朝、ここに来るまでに泣きながら走ってった子、見たでしょ?
あれ、澄香ちゃんじゃないかな?」
僕は目を閉じながら、あの光を振り撒きながら去っていった娘を思い出す。
と言っても僕が見たのは一瞬だけだ。あれでは澄香かどうかは判らない。
「当人にそういう素振りはあったのか?」
「それは全然無いんだけど、なんとなく、かな?」
女同士なら、何か感じることがあるのかも知れない。
時計を見ると遅い時刻だ。
「悪い、すぐに出て行く」
僕は手早く荷物を纏め、ドアに手をかけて・・・そこで柊が呟くように言う。
「ごめんね」
それは何について?
僕は聞こえないふりをして部屋を出る。

147名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:44:26 [ R8wUINVY ]
22:45
階段を下りていくと丁度さよりさんと出会う。
「すみません、さよりさん。お願いがあるんですが」
さよりさんは顔を曇らせた。
「明美ちゃんと喧嘩しちゃった?」
「いえ、そうではなく、ただ部屋を分けようと。空きがなければ、どこか寝る場所さえ頂ければ・・・」
僕が言い終わらないうちに、さよりさんは溜息をつく。
「そう。しょうがないかな?まだ若いものね。それなら今は、お父さんの部屋が開いているから」

23:00
「それじゃ、荘司ちゃん、おやすみなさい」
さよりさんは僕を木ノ下氏の部屋に案内すると、就寝の挨拶をして去っていく。
おやすみなさいと言われたものの、さっき少し寝てしまったので、すぐには寝付けそうにもない。
外を見ると、雨が降っている様子は無い。
僕はしばらく散歩でもしようと、部屋を出る。

23:15
肌寒い。
玄関を出てまず感じるのは夜の冷気だ。
僕は辺りの様子を眺めながら歩き出す。
しばらく歩いた後、ふと黒い何かが目に留まる。人影・・・か?
しかし、こんな所で誰が?しかもこんな夜中に。
僕は疑問を感じて足を進め・・・
「危ない!」
突然、僕は腕を掴まれ、引き寄せられる。恐ろしく強い握力。
僕は振り返りかけて、しかし足元の妙な感覚に気付く。
「崖か?」
僕は慌てて足を移す。
「いや、そうでもない。3メートルほどある段差だよ」
ようやく僕の腕が解放される。掴んでいた相手は男だ。歳のころは僕と同じくらい。
「それだけあれば骨を折るくらいはワケないな。ありがとう」
「俺もさっき落ちかけたんでね」
彼は頭を掻きながら笑う。そういえば彼とは会っている気がする。若干印象は違うが。
「今朝、会わなかったか?」
「え?いや・・・」
彼は怪訝な表情をする。人違いだろうか。
「そうか。悪い。ところで、ここで何を?」
僕の問いに男はポケットから小型の双眼鏡を取り出してみせる。
「野鳥でも見られればと思ったんだ」
なるほど。ここで夜明けを待っていたというわけか。
バードウォッチングには明け方が適当だと聞いたことがある。
「まあ要は、高校最後の夏休みということで、フラフラとね」
「なんだ同級か。僕は一応、受験勉強という名目で・・・。それも、連れの気分次第だろうとは思うけど」
「誰であれ、慕ってくれる相手は、大切にするべきだ」
僕の連れが女だと思ってか、彼はそんなことを言う。
ふいに会話が途切れる。しばらくの間・・・。
「じゃ、俺は行く。帰りは気をつけて」
彼は僕に背を向け、林の奥へと去っていく。
「ああ、ありがとう。おやすみ」
彼は僅かに手を上げて僕に答え、そして姿を消す。

1:00
そういえばさっき見た人影は何だったのだろう。
見間違いということもあるだろうが。
さすがに身体も冷えてきた。僕は早足に山荘へと戻り、布団へと潜りこむ。
そして、どこからともなく現れた睡魔は速やかにその生業を遂行する。

148名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:47:17 [ R8wUINVY ]
6:30
脳に薄日が射していく。淀んだグレーの覚醒。強制的な目覚め。
「荘司ちゃん、起きて・・・」
僕は肩を起こす。
「さよりさん・・・?」
「いないの、みゆちゃんが。私が起きたときにはもう見当たらなくて・・・。
あの子がこんな時間にしかも黙っていなくなるなんて初めてだから・・・」
みゆがいない?どういうことだ?
僕は昨夜の人影を思い出す。あれはみゆだったのか?
「柊たちには?」
「まだ言ってないわ。まだ起きてないし、それに・・・」
彼女たちに心配をかけるのは憚られる、ということか。
「判りました。探してみます」

8:00
僕は林の中を早足で歩く。
昨夜散策したはずの場所も、光の下では印象が異なる。朝露に濡れた木々に朝日がきらめく。
どこを探すべきか。時間が経つにつれ、焦りばかりが増していく。
ここは一旦戻るべきか・・・。
僕が振り返ると、林の奥で動く何かが目に留まる。
途端、僕は駆け出す。ここで逃がしては後は無いだろう。
「あ?昨日の夜の・・・」
昨夜会った男だ。
「急に走り出したから驚いたよ」
「悪い。知り合いかと思って・・・」
僕は彼に、みゆを探していることを伝える。
「彼女なら、あっちへ・・・」
彼は山荘の方を指し示す。僕はそのまま彼が指した方角へと向かう。

8:45
細い小道へと出る。昨日、柊と通った場所だ。僕は辺りを眺める。
「みゆ!」
彼女は四つんばいになって何かを探している風だった。僕の声にみゆは振り向いた。
「探し物だったのか?手伝うよ。何を探している?」
みゆは答えない。彼女は立ち上がる。
「ごめんなさい」
彼女は呟くようにいい、山荘へと去っていく。さんざん探して、結局はこれか?
しかし、彼女は何を探していたのだろう?
視界の隅で、何かがきらめく。
日の光を反射して、離れた場所にある木の根元で何かが光っている。
みゆの探していた物は、あれなのだろうか?
僕は近づいて、それを拾い上げる。指に感じる冷たく硬い感触。
きらめく透明な鉱石。ガラス柱か?細工が精巧なところを見ると、何かの飾りだろうか。
僕はそれをズボンのポケットに入れた。


/システム解説
/以降、同じ24時間が延々と繰り返されます。
/2周目以降は謎のオブジェに5つまで事象の記録ができるようになります。
/記録された事象は次の周回以降、同じような場面に差し掛かったときに自動的に解放されます
/例えば「勉強進行状況」という事象を記録しておき次の周回で解放すると、
/その続きから勉強が進められるようになります。
/事象の記録・解放を繰り返して、前とは違う展開を起こしていくことでストーリーが進行します。

149名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:52:25 [ R8wUINVY ]
/鳴川 澄香編

/継続行動(x周目)

23:30
散歩でもしようと外へ出た僕は澄香と会った。
「あ、先輩、どうしたんですか?」
「散歩だよ。あー、そういえば、沢村さんはどうしたのかな?」
「あ、雪乃ちゃんはもう寝ちゃったんです。先輩こそ、明美さんはどうしたんですか?」
「柊とは部屋を分けたんだ」
僕は何気なく言う。
「ど、どうしてですか?せっかくのチャンスをどうして捨てちゃったんですか?」
「いや、僕たちは君が思っているような関係じゃないんだ」
「そんな・・・。女の子が何の気も無い男を誘うわけないじゃないですか」
普通は、そうだろう。しかし、僕に対しては違うはずだ。
「知らないんだ」
答えとしては間違っているが、僕は言葉を止められない。
「僕たちは、互いのことをよく知らないんだ。もう何年もまともに話したことも無い。
赤の他人同然だ」
「それなら何で一緒に来たんですか?」
「その答えを確認するためだ」
僕はようやく理解する。どうして柊が僕を誘ったのか、どうして僕は断らなかったのか、
その答えが知りたかっただけなのだ。
「な、なんですか、それ・・・。おかしいです。絶対、おかしいですよ」
澄香はぽろぽろと涙を流す。何故、泣く?何のために泣く?
「本当に、ずっと、そんなことを考えてたんですか?
それじゃ、明美さんは、私は、何なんですか!?・・・もういいです!」
彼女は泣きながら駆け去っていった。しかし、僕は一歩も動けなかった。
僕がそれほどに悪いというのか。

8:45
朝食の後のことだった。
「ちょっと、先輩、お話が・・・」
澄香が僕を散歩へ誘う。何だろう。また責められるのかと思いながら、林の中を歩く。
「昨日はごめんなさい。私、何か勝手に怒っちゃって。
先輩の気持ちとか全然判ってなくて・・・」
澄香から謝られて、僕は拍子抜けする。
「私、他人から嫌われるの、ヤなんです。怖くって、寂しくて、泣きたくなるんです。
だから、昨日の明美さんを思うと、一人にした先輩が許せなくて・・・」
他人のために彼女は泣いたのか?
「でも、今朝の明美さん、平気そうでした」
「そうだろうな。そんなものだろう」
「やっぱり、真実の愛は離れていても心は一つ、とかー。
私はそういう相手はいないから。雪乃ちゃんと一緒じゃないと不安なんです」
澄香が沢村さんにベッタリなのも、友情ではなく依存に近いのだろう。
「他人に対して依存するのではなく、信頼してみたらどうかな」
澄香は元気を取り戻したようだ。
「そうですよね。よーし!先輩、先に帰ってますね」
「ああ。僕も後から行くよ」
彼女は山荘へと、たったか走っていってしまった。

「よぉ」
突然後ろから声が掛けられる。
振り向くとそこには見知らぬ男がいる。歳のころは僕と同じくらい。
「誰だったかな、えーっと」
首を傾げる僕を見て男は得心したようだ。
「そうか。結局、理解できていないんだな。まあ、それは俺も同じだが。
それでも少しは見えてきたと思う。問題はいかにして記憶を持続させるか、だ。
今では偶然に頼るしかない。とにかく今は出来るだけのことをする。次は無いかも知れない」
男の言うことは僕には理解不能だ。
「渡してくれ。君には期待しない。俺がやる」
何を渡せと言うのか。新手の恐喝か?
「何の話だ?」
「判らないのか?俺たちはこの世の変革の全てを手に入れた。
やれるはずなんだ、何でも。俺はそれを使って・・・」
「悪いが新興宗教に興味は無い。政治も」
「君はもっと切れる男かと思っていた」
僕は彼の言葉に苛立ちを感じる。

「渡せと言ったな、何を?」
「名は知らない。拾い物だ。ただ、これが関係しているとは気付いた」
男はズボンのポケットから何かを取り出し、僕に示す。
きらめく透明な鉱石。ガラス柱か?細工が精巧なところを見ると、何かの飾りだろうか。
「君も持っているはずだ。俺が二つを持つ。それで何が起こるか判らないが、
停滞しているよりはいい」
僕はそっとポケットを探る。指に感じる冷たく硬い感触。
確かに、ある。いつ手に入れたのかは判らないが。
「先輩、何やってるんですかー?」
澄香がこちらにやってきた。男に隙が出来た。僕は男を蹴り上げる。
男の手から謎のガラス細工が落ちる。僕はそれを拾って澄香に渡す。
「澄香、走れ!早く行け、馬鹿女!」
「何ですか、先輩!?馬鹿、って・・・。もういいです!」
澄香は泣きながら駆け去っていった。

150名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:54:56 [ R8wUINVY ]
/継続行動(x+1周目)

??:??
太陽が巡る。
巡るもの。変わらぬもの。日々を規定する、歳月の基準。
僕は気付く。ここには現実感が無い。
「夢か・・・」
「なるほどな。こういうことになるのか」
先ほど僕が蹴り上げた男がいる。男は肩を落として溜息を吐く。
「どういうことだ?」
「さあね。記憶が残っているということは、少なくともこれまでとは違う。
俺はいろいろとやってみたんだ。そして過去を変えられることが判った。
あのガラス、まだ持ってるか?」
「ああ」
「それが影響する。いや、違うかな。もしかしたら、それ自体が過去。過去の結晶。
世界そのもの。そして時間がそれに差し込む。するとプリズムのように、様々に見える」

「それより、澄香はどうなった?」
「どこかにいたんだろう。いや、いつかにはいた、のかな。
ああそうか。今気付いた。
それは一つしかないものだったんだ。初めに俺が拾った。それを彼女が持っていった。
それをたぶん、落として、それを君が拾った」
「時間が前後しているぞ」
「だから、時間は関係ないのさ。それが循環していた理由だ、たぶん。
となれば、出られる。絡みは解けた。記憶が連続しているのもそのためだ」
「でも、僕は澄香を探さなくては。後から行くって約束したから」
「そうか。それは俺には手伝えない」
男は背を向け、去りながら僕へと僅かに手を上げてみせる。
「自分の責任は自分で取るさ」
そして僕は、澄香を探しに歩き出す。

世界とは何なのだろうか。様々な面を持ち、様々な可能性を持ち、様々な解釈すらある。
自分はその中で何かを選んできたのか?それとも、ただ流されるだけなのか?
僕はいつだって不安で、いつだって疑問を持っている。
自分は正しいのか。少なくとも、自分は正しいと信じていられるのか。
その疑問はぐるぐるとして進まない。しかし、僕は進まなければならないのだ。
自分がいること、他人がいること、明日が明日も続くこと、それを信じて。

澄香は両手を広げて、僕を待ち受けていた。
「せんぱーい、遅いじゃないですか。待ってたんですからね」

/END

151名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 04:56:28 [ R8wUINVY ]
/柊 明美編

/継続行動(y-1周目)

22:00
ベッドでまどろんでいた僕は揺り起こされる。
柊かと思ったが・・・それは澄香だった。
「先輩にお土産があるんです」
澄香が差し出したそれを受け取る。
けばけばしい装丁の本で、表紙には相愛を保障、究極恋愛指南、とある。
恋愛のハウツー本か。
「これで、明美さんともバッチリですよ!」
しかし、柊とはそんな関係じゃないんだが。
断るのも面倒なのでバッグに入れた。
「ちゃんと読んでくださいね」
「ああ、判った」
適当に返事をする。
/謎のオブジェに澄香の本の所持を記録する。


/継続行動(y周目)

22:30
/澄香の本の所持が解放される。
「悪い。すぐ出て行く」
僕は手早く荷物を纏める。と、バッグに見慣れない本が入っていたので取り出す。
けばけばしい装丁の本で、表紙には相愛を保障、究極恋愛指南、とある。
「なんだ、これは?」
「それ、あたしの!荘司が盗んだの?返せ!」
柊は本をひったくった。
「ちょっと待て。僕は盗みなんてしない。何かの罠だ。柊、荷物を確認した方がいい。
他にも盗まれているものが・・・」
柊は荷物を改める。柊のバッグから、同じ本が出てきた。同じ本が二冊。
「どういうこと?」
「さあな」
「あ、そっか。つまりは荘司もモテない君ってことでしょ?」
僕が?冗談じゃない。

「それなら、そっちは・・・?」
「さーて、もう寝よ」
柊は僕の問いには答えず、いそいそと寝巻きに着替え始めた。
「おい、待て、すぐに出て行く・・・」
しかし柊は僕が呆然として動けないうちに着替えを済ませ、ベッドに横になる。
「何で出て行くの?荘司が潔白だって言うなら、そこで寝てみせてよ」
柊は隣のベッドを視線で示した。
「簡単なことでしょ?それとも荘司は・・・」
僕は喉の奥から湧き上がる怒りを感じる。
「くそっ!判った、寝てやろう」
そうやって自分を蔑めばいいさ。僕は乱暴にベッドに転がった。
しかし、一向に眠気を感じない。柊は隣のベッドで寝息を立てている。
女というのは恐ろしい。この神経の図太さは見習うべきものがある。
それとも、これは信頼なのだろうか。何もしないだろう、という。

1:00
まだ眠れない。
僕は柊を何も知らない。その知らない相手が僕を誘うはずがない。それには何かの裏があるはずだ。
その理由を僕は知りたいと思いつつ、反面、知りたくないのだ。
だいぶ落ち着いてきた。これなら眠れそうだ。

7:50
「荘司!こらっ!起きろ!」
爽やかでない目覚め。僕をゲシゲシと殴る柊だ。
思わず笑みがこぼれる。僕の潔白は証明された。
結局、何も起こっていない。

8:45
朝食の後、僕は柊に散歩に誘われる。
林の中の一本の小道。そこを柊と歩く。
「草加・・・さん?」
「偶然というものはあるわけだ。もちろん、捉え方次第だろうけどね」
僕たちの前に男が現れる。歳のころは僕と同じくらい。
「誰?」
「何でもない。よその学校の人だよ」
しかし、この男は柊が言うように何でもないようには見えない。
「あのときは失礼しました。だから、彼が次なわけだ。君も節操がないね」
男は容赦ない言葉を柊に浴びせる。柊は男に背を向け、立ち去ろうとする。
僕も柊に付いて行こうとしたが、男は僕を呼び止めるように言う。
「あー、彼女はね、この前、俺に告白してきたんだ。
いやあ、びっくりしたよ。まるで面識が無い相手だったからね。
なんでも、部活の対外試合のときに見かけて、その活躍ぶりに憧れたんだとさ。
それ以来、思いつめて、それでようやく告白に踏み切ったと・・・」
「草加さん、あのときは、もっと・・・」
柊は堪りかねたように男に言う。
「そうだよ。丁重に断ったよ。・・・時間だ。試させてもらう」

152名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/10/30(金) 05:01:43 [ R8wUINVY ]
/継続行動(y+1周目)

9:00
太陽が巡る。日はすでに高く上り、容赦の無い恵みを存分に放っている。
夏至を過ぎて随分と経つが、しかしその日差しは日増しに存在感を高めているように思える。
林の中に一本の小道が延びているのが見える。
ここには誰もいない。何故僕はここにいるのだろう。
その理由が判らないから、僕は何も出来ない。

気付けば僕はバッグを二つも担いでいる。
一つは僕のものだと判る。もう一つは覚えが無い。
後ろめたさを感じながら、僕はそれを開き、中を調べる。
けばけばしい装丁の本が入っている。そこには幾枚かの便箋が挟まれ・・・僕はそれを眺め見る。
「荘司がこれを読んでいるということは少なくとも、あたしが何か納得したってことで・・・
荘司はあたしが誘ったとき、何も言わなかったけど、どう思ったんだろう?
あたし、自分に自信が無くなって、
誰かに優しくされる価値があるのかどうか確かめたくなって、荘司を誘ったの」
文章はまだ続いているが、僕は読むのを止め、本の間へと戻す。
/謎のオブジェに本の間にあった手紙のことを記録する。

/継続行動(y+2周目)

9:00
/本の間にあった手紙の記録が解放される。
失くした物を見つけるには確か、三回唱えるんだったな。
「明美!明美!明美!」
僕は叫ぶ。声は木々の間に染み透っていく。
「やれやれ、もう少し落ち着けよ。見てるこっちが恥ずかしいぜ」
林から男が・・・草加が現れる。
「記憶が継続してるのは妙だな。それで、何か判ったのか?」
草加の問いに僕は答える。
「明美は待っていた。僕はただ、踏み出せば良かったんだ。明美を取り戻さなくては・・・」

そして僕は、明美を取り戻す。

/END

/正直、どう書いたらいいのか解らんorz
/質問等があれば大絶賛受付中。
/一応ストーリー概要とこのゲームの名物である主人公の名言珍言を拾ってみたつもり。
/ちなみに謎のオブジェがどこから来たとかどこへ行ったとかは不明です。

153名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/11/01(日) 06:09:15 [ R8wUINVY ]
/スマンやっぱり みゆ編がないと伏線が未消化だ
/といってもまだ謎が残るんだが

/琴原 みゆ編

/継続行動(z周目)

16:00
午後、澄香たちとバトミントンを楽しんだ後、僕は小高い丘に行く。
そこではみゆが仰向けに寝転がっていた。
「何をしている?」
「空を・・・見ています・・・」
見ての通りか。
「お兄ちゃん・・・」
みゆは僕をお兄ちゃんと呼ぶ。確かみゆは一人っ子だと言っていた。
兄弟への憧れを僕に見出したのだろう。
「ねえ、お兄ちゃん、本当は全部判っていて、わざと黙っているんでしょう?」
全部も何も、僕に何が判っているというのか?僕は何も言えない。

20:00
「お兄ちゃん、行こう・・・」
二人きりで話をしたいらしく、みゆは僕の手を引いて空き部屋へと連れて行く。
そこは木ノ下氏の部屋だ。
「お兄ちゃんは、この世界について、どう思いますか?」
あまりに漠然とした質問だ。

22:45
みゆと話し込むこと三時間余り。
哲学、宗教、歴史、形而上、心理学・・・出せる限りの知識を出して僕は話す。
みゆはそれにしっかり付いて来る。打てば響く、とはよく言ったものだ。
とても有意義な時間だったが・・・眠い。
「みゆ、もうお開きにしよう。大丈夫だ。僕は明日もいるんだから、明日も話そう」
「だけど、明日がやってくるとは限らない・・・」
みゆは不安そうにしている。
「お兄ちゃん、一つだけ約束して。明日もこの時間に、私と会ってくれますか?」
「ああ、もちろん」
/みゆとの会話内容を記録する。

8:40
朝食後、みんなで散歩することになった。
固まって歩いている娘たちから少し離れて、みゆが歩いている。
僕は歩きながら彼女の側に寄り、囁く。
「お姉ちゃんたちの話は退屈かい?」
「いいえ」
ふいに彼女は立ち止まる。
そして、林の奥をじっと見つめる。

154名前:Prismaticallization プリズマティカリゼーション投稿日: 2009/11/01(日) 06:15:33 [ R8wUINVY ]
/継続行動(z+1周目)

23:00
/みゆとの会話内容が解放される。
柊と部屋を分けることになり、僕は木ノ下氏の部屋を使うことになった。
布団に入り、もう寝ようかと思ったとき・・・
「お兄ちゃん・・・」
みゆが部屋に入って来る。
「僕はもう寝るよ、おやすみ」
しかしみゆは部屋を出ない。みゆは僕の側にやってきて、僕にしなだれかかる。
そのまま寝息を立て始めるみゆ。これは俗に言う腕枕というやつだ。
このままでは翌朝の腕がすごい状態になりそうだが、みゆを起こすわけにもいかない。
仕方なくそのまま寝る。

6:30
脳に薄日が射していく。淀んだグレーの覚醒。強制的な目覚め。
「荘司ちゃん、起きて・・・」
僕は肩を起こす。
「さよりさん・・・?」
「いないの、みゆちゃんが。私が起きたときにはもう見当たらなくて・・・。
あの子がこんな時間にしかも黙っていなくなるなんて初めてだから・・・」
みゆがいない?昨晩は確かに・・・。
さよりさんは、みゆの父親は失踪中で、木ノ下氏はみゆの父親を捜すために家を空けていると言う。
もしかしたら、みゆは父親を捜しに行ったのかも知れない。
「判りました、捜してみます」

7:00
僕は林の中を早足で歩く。
考えられるのは、みゆがこの世界に見切りをつけることだ。
彼女の視線の先は、この世には無かった。
いや、彼女がそんな選択をするはずが無い。

8:40
風に乗って微かに人の声がする。その声を頼りに歩く。
そこには見知らぬ男と、そして、みゆがいる。男の歳のころは僕と同じくらい。
「捜していた・・・。ずっと隠れていたから、見つからなかった」
みゆはこの男を捜していたらしい。
「俺にも目的があったんでね。しかし、今どんな状況なのか気付くだけでも偶然が必要だったよ」
「どういうことかなんて、誰にも判りません。これは私の夢なのかも知れない。ただの、狂った」
「全ては自分の主観でしかない、という考えは認めるよ。ただ、ままならないだけだ」
「でも、それは変えることができる・・・違いますか?」
「判らない。俺だけでは理解が不完全だ」
「私には全てが重なって見える。それはたぶん、私がおかしいから。時間から疎外されてるから。
見えるものはぼんやりとして、だから自分が今何をするべきなのか見失う。
ここでは何かを捜していた自分もいた。地面を這うようにして。
それでも何を捜しているのか判らなかった。そんなことばかり」
「しかし、君のように記憶を維持させることが可能なら、これはもっと有効に活用できる。
協力しようという申し出は受けるよ。世界を変えたい、それは君もそうなんだろ?」
「私は家族みんなでいたいだけです」
二人の間で妙な会話が交わされる。しかし、僕に立ち聞きなどという趣味は無い。
「みゆ、何をやってるんだ?」
僕は二人の前に出て行った。
「あれを渡せ」
男は僕の胸倉を乱暴に掴んだ。
「やめて!お兄ちゃんは関係ありません!」

9:00
頭痛。目眩の症状と共に、頭の芯がズキズキと痛む。
僕は時計を見る。9時だ。
そういえば、さきほどの男はどこへ行ったんだ?
「お父さん!」
林の奥から中年男性が現れる。この人が、みゆの父親?失踪中の?
「私が割り込んだからだ。いなかった人間が現れて、微妙なバランスが崩れたんだ。
泡がはじけるようなものだ。そのために、多少の混乱もあるだろうが、すぐにおさまる」
みゆの父親は僕に向かって妙なことを言う。わけが判らない。
「時間の感覚を捉えられない人間は、社会に不適応な代わりに、
時間が混乱してもその影響を受けないんだ」
かなり電波が入っている親父のようだ。
「みゆ、行こう。どこか静かなところで一緒に・・・」
父親はみゆを連れて行こうとする。
「お母さんは?」
「それは・・・」
「なら、行かない」
拒絶したみゆに背を向け、彼はそのまま去っていく。

/END
135 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/18(水) 08:43:03 ID:FFwH3FpP0
/沢村 雪乃編

/継続行動(α周目)

13:20
昼食を終え、僕と柊が部屋に帰ろうと居間へと差し掛かったとき、電話が鳴り出す。
「雪乃ちゃん、お父さんから」
さよりさんが受話器を沢村さんへ渡す。
「ど、どーして?雪乃ちゃんのバカっ!」
僕たちが二階へ上がると、突然一階から大声が聞こえてくる。
沢村さんや澄香に何かあったとしても、僕たちには関係無いだろう。

13:30
「失礼します」
勉強を始めようかと思っていたところで、澄香が突然僕たちの部屋に入ってくる。
そして彼女はベッドに上がるとひざを抱える。
しばらくして沢村さんがやってくる。
「澄香ちゃん!あなた、射場さんたちに迷惑かけて!」
「私、動かないから」
澄香は動こうとはしない。
「あー、取り込み中、申し訳ないけど・・・。良ければ少し事情を話してくれないか?」
僕がそう言うと、澄香は話し出す。
「雪乃ちゃんは、お兄ちゃんが心配だから、もう帰るって言うんです」
「それは、その・・・。父が、兄と連絡が取れないと・・・」
沢村さんは言い訳するように口を挟む。なるほど、それがさっきの電話の内容なのか。
「たった一度、電話をかけて、繋がらなかっただけでしょ?たまたま出掛けてたとかじゃないの?」
「でも、もしかしたら・・・」
「そんなに自分の兄貴がいいんなら、一緒に来れば良かったじゃない。私じゃなく!
冗談やめてよ、ブラコン!」
澄香の言葉に、沢村さんは歯噛みし、部屋を駆け出していく。
澄香はベッドの上に座ったまま、啜り泣きを漏らす。
「私・・・最低だ・・・」

14:00
僕と柊は、澄香を置いて、そっと部屋を出る。
僕たちは階段を下り、居間へと来る。
「どうしよう?」
「今はそっとしておくしか無いだろう。しかし、根が深そうではあるな。内在していた不安が現れたんだろう」

18:30
時計を見ると既に夕刻だ。そろそろ落ち着いた頃だろう。
澄香の対応は柊に任せることにして、僕は澄香たちの部屋にいる沢村さんを訪ねる。
沢村さんはまだ澄香と仲直りする気は無いようだ。
「少し、君の兄さんの話を聞きたいな」
水を向けてみると、沢村さんは兄について語り出す。その内容はどうでもいいことばかり。
なるほど、これはノロケ話と変わらないな。澄香が怒るのも判る気がする。
「それよりそろそろ晩飯の時間だぞ。下に行かないか?」


136 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/18(水) 08:45:21 ID:FFwH3FpP0
19:00
僕たちが居間に差し掛かると、電話が鳴り出す。
さよりさんは忙しそうなので、僕が取ることにする。
「もしもし、木ノ下です」
それは沢村さんの兄からの電話だった。
問題はあっさり解決した。

8:45
朝食の後、僕は沢村さんに散歩に誘われる。
林の中の一本の小道。そこを沢村さんと歩く。
「私にはやっぱり兄しか無いのかも知れません」
唐突に沢村さんは言う。
「その言葉を待っていたよ、雪乃」
僕たちの前に男が現れる。歳のころは僕と同じくらい。
「お兄ちゃん?こんなところで、何を?家に居たんじゃ?」
こいつが沢村さんの兄?
「雪乃が心配だったんだ。見張っていた、ずっと」
「歪んだ愛情だな。何をたくらんでいる?」
平静を装って、僕は言う。
「そろそろ、試してみようかと思うんだ。そのためにいろいろと準備した。長いことかかった」
この男は何を試そうと言うのか。男は沢村さんを後ろから乱暴に抱き寄せる。
「妹を連れて逃避行か?」
「似たようなものかな。これを上手く使えば、全てが変えられる。そのはずだ。
この世には無駄なものが多すぎる。必要なのは雪乃だけだ」
「私は、世の中に無駄なことなんて無いと思う。もちろん、お兄ちゃんのことは大事だけど。
それでも私には、澄香ちゃんや、他にも大事な人や、大事なものがいっぱいあるから。
とにかく、おかしなことを言うのは止めて、お兄ちゃん」
沢村さんの言葉に男は動揺しているようだ。
「どうやら、妹さんの方がよく判っているようだぞ。
本気で嫌われないうちに、その手を離すべきなんじゃないのか?」
僕はそう言ったが、男が手を離す気配は無い。
「そうならないように、これに雪乃の感情を記録してある。それが影響することで・・・」
「何かは知らないが、それは無理だ。人の想いは、どうあっても自由にはならない。
何なら、試してみればいい。あんたの言う、何かを」
「そうだな。もしも、それが駄目なら・・・この状態は多分、終わるんだ。無意味に気付いて」
男は言い、そして時計を見る。

それは彼女が想った、大事なものに溢れた世界。彼女の兄も、澄香も、柊も、そして、僕も。

/END


137 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/18(水) 08:48:01 ID:FFwH3FpP0
/木ノ下 さより編

/継続行動(β周目)

1:00
夜の散歩の後、山荘の玄関を潜ろうとしたところで、僕は何かの気配を感じる。
それは星空を眺めているさよりさんだった。
「ここからの夜空って、悪くないのよ」
僕とさよりさんは、しばらく空を見る。木々の間から星が見える。
満天の星、とはいかないが、木々に切り取られた夜空は、趣がある。
「荘司ちゃんは、わたしのこと、どう思う?」
さよりさんは視線を空に向けたまま、妙なことを問う。
「・・・素直な人かと」
このくらいが無難な答えだろう。
「ふーん。荘司ちゃんにはそう見えるの?本当はね、わたしは悪い女なのよ」
「純朴な青年をかどわかしたりするんですか」
「ふふ・・・。まず、嘘つき。それに、恥知らず。酒乱で、抜け作で・・・」
「何か嫌なことがあったんですか?」
ふいに彼女の言葉は止まる。しばしの沈黙。
「みゆちゃんにね、ちょっと、言われて・・・。
あの子の言うことは正しいのよ。だから、私のことが嫌いなのも判るし・・・」
みゆが、さよりさんのことが嫌い?何故?いや、そもそも彼女がそういうことを言うだろうか。
「みゆは、何て言ったんです?」
「私は、あなたが嫌いなんだと思う、って」
突然、枝葉の擦れるカサリという音がする。
「みゆちゃん?」
そこには、みゆがいる。彼女はじっとこちらを見つめ、そして駆け去っていく。
しばらく立ち尽くしたあと、さよりさんは歩き出す。僕はただ、彼女の後ろに着いていく。
木ノ下氏の部屋の前でさよりさんと別れる。
「おやすみなさい」
僕は明日のことを思い、憂鬱になりながら、眠りに就く。

6:30
脳に薄日が射していく。淀んだグレーの覚醒。強制的な目覚め。
「荘司ちゃん、起きて・・・」
僕は肩を起こす。
「さよりさん・・・?」
「いないの、みゆちゃんが。私が起きたときにはもう見当たらなくて・・・」
みゆがいない?どういうことだ?昨夜、駆け去って、そのまま帰らないのか?
「あの子は気付いたのよ。誰が悪いのか・・・。ずっと隠し通してきたわたしの・・・」
昨夜のあの話のことだろうか。
「あの話ですか?さよりさんのことが嫌いだから、家出?馬鹿な」
「あの子は人を嫌いだなんて言える子じゃないの。そういうことを拒絶してるのよ。
人を嫌いにならないように、人を好きにならないように、ずっと・・・」
「何なんです?さよりさんは、みゆにどんな引け目があるんです?」
さよりさんは僕の問いには答えない。
「とにかく、捜しましょう」


138 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/18(水) 08:49:56 ID:FFwH3FpP0
7:00
僕はさよりさんと手分けして、山林の中を捜索する。
歩くという行為は、脳の働きを活性化させるものらしい。
歩きながら僕は、昔のさよりさんを思い出すことが出来た。僕が小学生で、さよりさんは高校生。
あのときのさよりさんは、何かに目を輝かせていたように思う。
ふと、遠くの方から人の話し声が聞こえてくる。僕はそちらに向かう。

8:45
「どういうことなの?」
林の中の一本の小道。そこでは、さよりさんと見慣れない男が向かい合っている。
男の歳のころは僕と同じくらい。その男の傍らにはみゆもいる。
「まぁ、彼女が俺に協力したい、と。そういうわけだ。彼女は利発で、そして特殊な娘だ。
彼女が手伝ってくれれば、何でも出来る、そのはずだ」
僕はそっとさよりさんの側に寄って、言う。
「どういう状況です?」
「判らない。でも、みゆちゃんが・・・」
「私のことは、あなたには関係ありません。私に近付かないで下さい」
みゆは、さよりさんを拒絶するようなことを言う。
この仲違いの原因は何だ?ただの誤解ではないかと思われるが・・・。
「みゆ、教えてくれ。何故そこまでさよりさんを嫌う?」
みゆは僕をじっと見つめ返し、そして口を開く。
「その人が、父を、取ったんです。母から、私から、父を取ったんです!」
さよりさんが息を止めるのに気付く。
僕は唐突に理解する。高校生のときのさよりさんは琴原氏――みゆの父親に恋をしていたのだ。
そして僕は、琴原氏にも、当時三歳ぐらいだったみゆにも、会ったことがある。
「そんな、でも、わたし・・・」
さよりさんは言葉をにごらせる。
「ふむ。そちらもいろいろとあるようだな。俺には関係無いが・・・。とにかく、彼女は連れて行く」
「駄目よ!あなたは何か悪いことを考えてる。それくらい、わたしにだって判る」
さよりさんは男を睨む。男は平然としているが、みゆが動揺し始めている。
「良い悪いは問題じゃない。所詮、各自は勝手なことを言っているだけだ。その集合体。
だがそれは強い力だ。個人では太刀打ちできない。それは、あんたも充分理解したのだろう?」
男はさよりさんを挑発するようなことを言う。
「馬鹿にしないで。わたしが何をしたって言うの?何もしていない。
それがあの人を苦しめたとしても・・・。でも、それで逃げるのは弱い男よ。
馬鹿みたい。でも、そのことに後悔は無いの。人を好きになるのに理由なんて無いから。
とにかく、みゆちゃんを離しなさい、今すぐ。その子に、あの人の子に指一本でも触れたら、承知しないわよ」
「だが、これを決めたのは彼女の意思だ」
「私、もう少し、考えてみたい・・・」
みゆの言葉に、男は振り向く。
「まだ、見えてないことがあるのかも」
みゆはためらいがちな視線をさよりさんに向ける。
「みゆちゃん!」
「くそっ!ほだされやがって!駄目だ。既に決定したことだ。来るんだ」
男は荒々しくみゆに手をかける・・・。
「嫌っ!」
みゆは男を振り払い、そして、さよりさんの元へ駆け寄る。


139 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/18(水) 08:56:15 ID:FFwH3FpP0
9:00
頭痛。ズキズキとした内部の痛み。心拍ごとに鈍い響きが脳内で起こる。
目眩がする。フィルムを掛け違えたような、連続性の違和感。
同じ場所、同じ時間のはずなのに。
振り返れば、さよりさんがみゆを抱きしめている。
その経緯は判らないが、二人はとても嬉しそうだ。
しかし、彼女たちは感じないのだろうか。この違和感を。
僕の中にも何かの安堵がある。その理由も判らないが・・・。
しかし、しばらく彼女たちの邪魔はするまい、と思う。

9:15
山荘に戻ろうと歩いている途中、中年男性の姿を発見する。
その彼を見て、僕は突然気付く。
「あなたは、琴原さん?みゆの父親の・・・」
僕の問いかけに彼は頷く。
「ああ、そうだ。君は私と会ったことがあったか?よく回復出来るな・・・」
「それが、記憶が繋がらないんです。あれは何ですか?」
「何でもない。よくあることだろう」
この男は話をはぐらかすつもりなのだろうか。
しかし、この違和感に彼が関係していることは確かだろう。
彼は、これまでいなかった。そのことが何かの意味を持っている。
彼が来た理由があるはずだからだ。
「でも、私はもう帰るよ」
「彼女たちに会わずに、逃げるんですか?」
「そうだ。私には上手くやっていける自身が無い」
「さよりさんは、人を好きになるのに理由は無いと言いました。だから・・・」
「違うんだ。私は気付いたんだ。自分が誰を好きなのか・・・」
彼は視線を地面へと向ける。
「・・・あんた、まさか・・・!」
僕は驚きのあまり叫ぶ。僕はさよりさんの言葉を思い出す。彼女は執拗に、自分の年齢に拘っていた。
5歳しか違わない僕に、若いっていいわね、と言っていた。自分だってまだ若いのに。
それに何らかの根拠があるとするならば、過去の経験に基づいたものだとするならば――。
もっとも若いのは誰だ?
「そう、私には、親の資格は無いんだよ」
彼は僕に背を向け、去っていく。
彼のことは、さよりさんたちには言わない方がいいだろうと考えつつ、僕は山荘へと向かう。

/END

/各々の「歳のころは僕と同じくらい」の男は見た目では同じ男です。
/苗字が違う兄妹ってどうなのよとか思いますが実は義兄らしい。


140 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/18(水) 09:17:34 ID:FFwH3FpP0
/※後日談
/澄香を除く4人のヒロインにはエンディング後、後日談があります。
/何で澄香には無いのかというのがまた謎です・・・。
/明美・・・荘司と同じ大学に入学し、お似合いのカップルになる。
/みゆ・・・荘司に引き取られ一緒に暮らすことになる。
/雪乃・・・家に帰った後も明美や荘司と親交がある。澄香や兄とも仲良くやっているらしい。
/さより・・・次の夏にまた山荘を訪れた荘司と再会する。

/※蛇足かも知れんが、考察。
/無限ループになってしまった理由
/・荘司やヒロインたちの迷う心が明日へ進めなくさせているから
/・謎のオブジェのせいで時間が絡まっていたから(澄香編)
/無限ループが解けた理由
/・時間の絡まりが解けたから(澄香編)
/・男や荘司が謎のオブジェを使って世界を作り変えた?(明美・雪乃編)
/・琴原氏が出てきたから(みゆ・さより編)

144 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/19(木) 09:55:43 ID:vJTZCD1G0
>僕はさよりさんの言葉を思い出す。彼女は執拗に、自分の年齢に拘っていた。
>それに何らかの根拠があるとするならば、過去の経験に基づいたものだとするならば――。
>もっとも若いのは誰だ?

ここの意味がよくわからん

209 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/11/28(土) 01:30:50 ID:EXiFktsw0
>>144
その後、琴原氏の「親の資格は無い」発言に続く
過去の経験→高校生のときは琴原氏とうまくいってたが今はダメになった
年齢に拘る→23歳のくせに自分はもう若くないと思い込んでいるさよりさん。
    (「いいわよね、若いって」「まだ若いからしょうがない」と5歳しか違わない主人公に言っていた)
もっとも若いのは→みゆ

つまり琴原氏はロ○。
若ければ若いほどいい、と。
たとえ自分の娘でも。
これが琴原氏が失踪した理由だと思われ。

265 :ゲーム好き名無しさん:2009/12/05(土) 16:19:07 ID:Xvn3DEpX0
>>140
Prismaticallization プリズマティカリゼーションで
明美はどうして荘司を誘ったかというのは分からないのか?
あと終盤でなぜ明美は消えた?のか知りたいのだけど

267 :Prismaticallization プリズマティカリゼーション:2009/12/06(日) 07:31:33 ID:nkkCGBpF0
>>265
/明美はどうして荘司を誘ったか
本の間の手紙の内容が直接的な原因。ふられて自信がなくなったから。
>僕は柊を何も知らない。その知らない相手が僕を誘うはずがない。
そーです。好きでも何でもない相手を誘ったり隣で寝て見せろなんて言うはずがありません
もともと荘司に対して少しは好意を持ってたんだろうね。本を持っていた所からしてもそうだし、
同室に泊まることも嫌じゃなさそうだったし。
草加の言うとおり節操が無いのかも知れないけど、
あの手紙は荘司宛てのラブレターだと思うよ
旅行が終わって荘司がよさそうな感じだったらあの手紙を渡すつもりだったんでしょう

/終盤でなぜ明美は消えた?
澄香編を見たら解る。
>もしかしたら、それ自体が過去。過去の結晶。
>世界そのもの。そして時間がそれに差し込む。するとプリズムのように、様々に見える
謎のオブジェは世界そのものです。記録&解放すれば過去を思い通りに書き換えられます
↑これ超重要
>男はズボンのポケットから何かを取り出し、僕に示す。
>きらめく透明な鉱石。ガラス柱か?細工が精巧なところを見ると、何かの飾りだろうか。
草加は謎のオブジェを持っています。直前に「試させてもらう」と言っていましたが、
どういう方法か知らんが草加が謎のオブジェを使って明美の存在を消したんでしょう
そして荘司がまた謎のオブジェを使って明美の存在を復活させた、と。

同様に雪乃編でも草加は謎のオブジェを使ってます。たぶん。
>私は、世の中に無駄なことなんて無いと思う。(中略)大事なものがいっぱいあるから。
という雪乃の気持ちを記録&解放することで、すべてが丸く収まる世界に作り変えられた。

以上は私の勝手な解釈ですが、そんなに的外れではないと思う。






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