王子さまLv2

part48-84~96


 

84 :王子さまv2:2009/11/11(水) 22:24:09 ID:nZRFxFwN0
先日の王子さまLv1シリーズの続きです。
王子さまシリーズの2009年11月時点での最新作、王子さまLv2です。

エリックとシェリルの仲をルドルフが認めてからさらに1ヵ月後。
カナンの兄であり第一王子のリグナムに呼ばれカナンとセレストはリグナムの部屋に来ていた。
田園都市『ヒライナガオ』の市長でリグナムの学友でもあるローウェル=シャルトルーズが、
ヒライナガオ市の地下深くにあった遺跡がいきなり地表まで隆起してきて
市が分断されるという大事件が起きたので、
遺跡の中に入って調査してくれるための人材に来てもらいたい、
という趣旨の手紙を送ってきたと言うのだ。
そしてリグナムはその人材として、カナンとセレストに行ってもらいたいと言う。
やはりリグナムは以前のアンモスの肉の件でカナンが冒険をしたがっている事に気づき、
その上でカナンが望むように冒険をさせてあげたいと思っているようだ。
カナンはもちろん大喜び、セレストは第一王子の頼みを聞かないわけにはいかないし
何よりカナンを守る必要があると考え了解し、旅立った。

数日後カナンとセレストはヒライナガオ市へ着いた。
だが、市の入り口からして隆起してきた遺跡の壁が乱立しておりちょっとした迷路になっていた。
進んでいくと白髪の若い男がのんきに寝ていた。しかも頭には大きなたんこぶが。
ここで寝てると危ないからとバケツに水を汲んできてぶっかけて起こす。
なんでこんな所で寝ていたのか聞いてみると『エルダー』という名前以外全てを思い出せないと言う。
いわゆる記憶喪失のようだ。そのままふらふらとエルダーはいなくなってしまった。
心配しつつも、そのまま市の中へ入って行く二人。

市の内部に入ると幸運な事に、宿や道具屋といった冒険に必要な施設がある区域だったようだ。
そして宿屋の傍らでは、市長ローウェルが自ら汗水流して復興作業を手伝っていた。

ローウェルから話を聞いてみると、遺跡を進んでいけば市の別の区域に出られるかもしれないし
この現象をなんとかするには遺跡を調べる必要があるだろうから遺跡を調査してほしいとのこと。
それと、遺跡ごとに期限を設定し、その日数以内に遺跡を踏破出来なかった場合は
実力が足りないと言うことで別の人に頼む事にするつもりだと言ってくる。
市の人が生活に困っている以上、成果を出せないなら交代されるのは仕方ないと二人も納得する。
こうして二人の、以前の冒険者ギルドの依頼と同じような期限付きの遺跡探索が始まった。

そして前回同様カナンは対等の強さで互いに助け合いながら冒険をするために
隙をついてセレストの指に呪いの指輪をはめ
セレストのレベルをカナンと同じレベル、つまりレベル2まで落としてしまう。
せっかく修行してレベル30位まで戻してたのに。

85 :王子さまLv2:2009/11/11(水) 22:24:54 ID:nZRFxFwN0
宿屋で一晩泊って旅の疲れを取ってから早速遺跡1の探索に乗り出す二人。
久しぶりの冒険にワクワクしながら奥へ進んでいくと、
通せんぼハニーというハニーの一種が道をふさいでいた。
こいつは自らの体を硬く重くすることで道を通さないことができるハニーで、
どうやら通してもらうためには言うことを聞くしかないようだ。
通せんぼハニーがここを通すための条件は、「男の子モンスターを一匹連れてくること」。
普段なら捕獲ロープをキャラ屋で買ってきて適当な男の子モンスターを捕まえればいいのだが、
困ったことに今行ける市の区域にはキャラ屋は無い。捕獲ロープの持ち合わせも無い。
そしてこの先に行けなければ市の別の区域には行けないのだ。

パラドックスに陥ってしまった二人だったが、カナンが妙案を思いつく。
セレストのスタイルが『おかし男』にそっくりだから
そっくりの服を作って変装しようというのだ。
道具屋で防具として売られている鍋を買い、宿屋のおじさんから使い古したエプロンを貰い、
遺跡1の中で手に入れた染料になる植物を集め、『染め物』のスキルをセットした後
植物を熟知したローウェルのアドバイスを元にエプロンを見事に染め上げた。
セレストがそれを身につけて、お菓子とかが乗ったお盆を手に取れば見事なおかし男の出来上がり。
「セレスト、コマンダレヴ?って言ってみてくれ」
「こ、コマンダレヴ?」
「おお~、見事におかし男だ~!」
「ほ、本当にこの作戦で行くんですか?バレますってば!」
「いやいや、見事におかし男だ、完璧だよ」
「そんなローウェルさんまで~!」

覚悟を決めたセレストはカナンと一緒に通せんぼハニーの元へ行く。
すると通せんぼハニーはセレストを連れて通路の先のプレハブ小屋へ連れて行くので
カナンも後を追う。
中に入ると、スーツ姿の小さな男と大きな男がセレストを歓迎した。
小さい方はヘーゼル=レッドピース、大きな方はグレート=レッドピース。
この二人は兄弟で、小さい方が26歳の兄、大きな方が24歳の弟。
兄は現在の年齢の半分で身長の成長がストップし145cmという悲惨さ。
この二人は男の子モンスター博愛主義組織『きゃんきゃん党』のメンバーで、
「男の子モンスターに覇権を!」「男の子モンスターを虐待する人間に鉄槌を!」
とか言っちゃう、なにこの過激派とか言いたくなる連中だった。
だが幸いにも、きゃんきゃん党の党員は党首たるヘーゼルとグレートのたった二人だけ。

馴れ馴れしくしてくる二人にキレたセレストは剣を抜き、カナンも乱入する。
偽おかし男の正体に気づいた二人は激昂し襲いかかってくる。
ヘーゼルはアジ演説による混乱効果と男の子モンスターの召喚、
グレートは巨体を生かした体術で襲いかかってくるが、
幸いきゃんきゃん党は男の子モンスター自体からはあまり好かれていないようで、
ヘーゼルの召喚が失敗しまくってる間に二人を倒すことができた。
グレートはへーゼルをおんぶして逃げていった。

86 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:25:55 ID:nZRFxFwN0
その後先へ進み、地上への出口と『根っこの精』を発見した。
根っこの精によると、いつのまにか腰に
植物に寄生して自動的に振動することで鍛え上げる寄生植物『あぶとろに草』が巻かれていて、
その振動によって植物が鍛えられてしまって大きくなってしまったのが、
地下遺跡が植物の根に押し上げられ地表へ隆起した理由だと言うことだ。
話を聞いて駆けつけてきたローウェルが
試しに伐採用のゴツいハサミであぶとろに草を切り離そうとするが、傷の一つもつかない。
そこで注射するタイプの除草剤を作り、あぶとろに草だけを枯らす事にした。
そのためにはいくつかの材料が必要だが、幸い先ほどの出口から遺跡2へ行けるので
そこで探そうという事になった。

遺跡2で早速、除草剤の材料である、
網に入ったスイカを振り回して攻撃してくる男の子モンスター『すいかハンマー』が持つ
すいかの種を手に入れるため、すいかハンマーと戦う。
だがなぜか、すいかハンマーにスイカをぶつけられてもダメージが0な上に音がポコンとかいってる。
すいかハンマーを倒してそのスイカを調べて理由が分かった。
これは本物のスイカではなく、スイカ型ビーチボールなのだ。
なんですいかハンマー達がこんなものを使っているのか不思議に思い探索を続けると、
すいかハンマー達がスイカを育てている畑を発見する。
そしてその畑のスイカは全てが砕き壊されていた。誰がこんなことを?と考えていると、
巨大な『うし(現実世界の牛とは違う、赤くて大きい動物)』が畑で暴れまわった。
どうやらあのうしにスイカ畑を荒らされたのが、すいかハンマー達がスイカを使えない理由のようだ。
ローウェルにその話をすると、そのうしはローウェルのおじいさんが以前捕まえ手なずけた、
『赤王号』ではないかと言う。
赤王号は昔ローウェルのおじいさんに巨大なカウべルを括りつけられたことでおとなしくなったが、
今回の遺跡隆起騒動の衝撃でカウベルが外れ、以前の暴れうしに戻ったのではないかということだ。
すいかハンマーのスイカを手に入れるためには畑を元通りにする必要があり、
そのためにも赤王号をおとなしくするためカウベルを探して括りつけなおす必要があると考え、
カウベルを探すことにした。
冒険の途中で、あのナタブーム盗賊団のアジトであるテントを訪れると、
よりによって巨大なカウベルをプリンの型のようにも使えるからと巨大プリンを作るために使っていた。
なんとか全員やっつけてカラメル臭いカウベルを手に入れたが、
カウベルが鳴るための中に取り付ける棒が無い。
その時カナンは以前遭遇した子分が持っていた武器の『叩き棒』を思い出した。
あの叩き棒の正体は武器として作られた物ではなくカウベルに取り付けるための棒ではないかと考え、
子分を探して叩き棒を取りかえす。
カウベルと組み合わせるとカウベルがちゃんと鳴るようになり完成する。

闘牛ならぬ『闘うし』のスキルとマタドール的衣装も手に入れて
赤王号にカウベルを括りつけなおす準備は整ったが、
困ったことにスキルも衣装もカナン専用。
あまりに危ない事なのでセレストは危惧したが、カナンは自分でやることにする。
何度も弾き飛ばされたがそれでも赤王号に対峙するカナンを見た赤王号は
今は亡きローウェルのおじいさんの闘志を思い出し、
その心意気に感心してカナンの前まで歩いてくると首を差し出してきた。
自ら、カウベルを括りつけられることを承諾したのだ。
こうして赤牛号はおとなしくなり、すいかハンマーのスイカ畑も元通りになり、
改めてすいかハンマーと戦いそのスイカの種を手に入れることに成功する。

87 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:26:36 ID:nZRFxFwN0
その後遺跡2の先へ進むと謎の中年男がトラップを発動させて
巨大なにゃんにゃん(猫のような普通モンスター)が転がってきて
潰されそうになるが、幸いマタタビがあったので転がる方向の逆に投げると
それを取りに戻って助かった。謎の男は「遺跡を元には戻させんぞ」と呟き去っていく。
その先で地上への道を発見し、遺跡2もクリア。

遺跡3へ行くと、盗賊団のナタブームと子分たちが顔を青くして倒れていて、
それを白鳳と男の子モンスター『お医者さん』が看病しているのを発見する。
白鳳は男の子モンスター狩りに来たようで、今回はカナン達と敵対するつもりは無いと言ってくる。
盗賊団達は、くじら(現実の鯨とは違う、ちっちゃくてかわいい魚)を食べて毒にあたったらしい。
くじらの毒を消すには穴を掘って埋めるといいと聞くので、早速いくつも穴を掘り、
遺跡3の各所に離れ離れで倒れている子分たちを回収することにした。

その途中、謎の中年男がトラップを作動して、にゃんにゃんの足型吊り天井がじわじわ落ちてくるが、
念のために拾っておいた『にゃんじゃらし』で足型吊り天井の足の裏をこすると、
くすぐったがって吊り天井は上へ帰って行った。また謎の中年男は逃げる。

子分たちを探し続けると、市に入るときに出会ったエルダーが地べたで寝ていて、
寝ぼけて組みつかれた盗賊団の子分が苦しがっていた。
起こして子分を介抱してやると、子分はくじらの毒にあたったのに平気なようだ。
このエルダーには触るだけで相手を回復させる力があると感づいたカナンは、
穴に埋められたナタブームと子分たちの上でエルダーを転がして全員治した。
盗賊団達は今回のお礼として除草剤の材料の一つのくじら肉を渡すと去って行った。

盗賊団が去る時に落としていった鍵でさらに遺跡の奥へ進むと、
謎の中年男が今度は落とし穴を作動させ、二人は回避できずに落ちてしまった。
だが落ちたからってどうということはない。落とし穴の中には多数のにゃんにゃんがいるが、
にゃんにゃんに囲まれたところで、なごむだけだ。普通に脱出して謎の中年男を追い詰めると、
謎の中年男は『帰り木(ダンジョンから脱出できるアイテム)』で脱出した。
それから先へ進むと不思議な機械仕掛けの扉を見つけた。
これを開けるにはこういったものに詳しい人材が必要だろうと考え、一旦地上に戻った。

地上に戻って、そろそろ除草剤の材料の一つのカブトトリが収穫できるだろうと考え花壇へ行くと、
あの謎の中年男がクワで必死に掘り返して潰していた。
「遺跡を元に戻さないためにも、除草剤なんぞ作らせんぞ!こんなもの全て潰してやる!
近寄るなよ!近寄ったらこの大規模な爆発を起こす紫爆発茸を爆発させるぞ!」
どこまで本気か分からないが、もし本気だったら近寄るのは危険だ。
しかしこのままではカブトトリが全滅し除草剤が作れなくなってしまう。
そこでカナンはセレストが正面から説得している間に後ろへ回りこむことを思いつき、実行する。
だが説得している最中にローウェルが来てセレストに事情を聞き謎の中年男を見ると、
いきなり真正面から飛びかかって組みつき謎の中年男を捕まえた。
植物に詳しいローウェルは、あれが本物の紫爆発茸では無く、よく似た別の茸だと見抜いたのだ。

88 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:27:21 ID:nZRFxFwN0
話を聞くと、謎の中年男ことヘルムト=ジョーンズは遺跡探検家で、
カナン達が事件を解決して遺跡を地中に元通り沈めてしまい探検できなくなるのが嫌だったから
遺跡に点在していたトラップを使ってカナン達に危害を加えようとしたということだ。
ローウェルは植物に危害を加えた罰として規定の罰金を徴収した上で、
遺跡は一旦地面に沈めて市民の生活を元に戻した後で改めて地面を掘り進めて行けるようにするから、
カナン達と協力して遺跡探検をしてくれないかと頼む。
罰金で所持金をほとんど持っていかれて働かないと金銭的に苦しい上に
遺跡に二度と行けなくなるわけではないなら構わないということで、
ヘルムトは了承して、ローウェルに雇われる形で今後一緒に冒険する事になった。

早速機械仕掛けの扉へ行ってヘルムトに遺跡の知識を駆使して開けてもらい先へ進むと、
以前のルーキウス王国で最後に戦ったフォンテーヌのような姿をした女性が行く手を阻んだ。
なぜここにフォンテーヌが?と疑問に思いつつ戦ったが、どうやらフォンテーヌではないようだ。
フォンテーヌが使ってきた物理無効や魔法無効の属性チェンジをしてこないし、
聖属性を吸収するという特性を持っている。
倒した後でヘルムトに話を聞くと、腕にバーコードがある女性型の敵ということは
神の部下のエンジェルナイトに違いない、この遺跡は元々神にとって重要な場所だったのだと言う。
そのさらに先で除草剤の材料の最後の一つであるダンジョン茸を手に入れる。

除草剤を完成させて遺跡1の根っこの精に寄生するあぶとろに草に注射すると、ものの見事に枯れ
根っこの精が元の大きさに戻ったことで遺跡1~3も地中に沈んでいった。
すると行けるようになった市の区域に遺跡4への入り口を見つけたので、
明日からは遺跡4を探索することにする。

行けるようになった区域には市長の家もあるので、
今までお世話になった宿屋にお礼を言ってから荷物を持って市長の家へ行き、
今後は市長の家で寝泊まりすることにした。
市長の家へ着くと、植物学者のアルニカ=オニキスが
研究用に保存してあったあぶとろに草が盗まれていたと報告してくる。
やはり今回の遺跡騒動は人為的な事だと分かり、気を引き締めるカナンとセレスト。
その時あたりをうろついているエルダーを発見し、
彼も市長の家で面倒を見てやってくれないかと頼み、ローウェルは了承する。

そんな時、二人の人物が市長の家を訪れた。
10代半ば位の少年『美樹本来栖(みきもとくるす)』と、
20代後半位の青年『相田健一郎』だ。
二人は諸国を旅していて、このヒライナガオ市にはとある植物を育てる研究を依頼し、
時々研究経過を聞いたり研究費用を渡すためにここに来るそうだ。
カナンがとりあえず挨拶すると美樹本は「俺にかまうな」と思いっきり拒絶する。
すると相田が「こいつは誰に対してもこうなんだ、気にしないでくれ」
とフォローしてくる。

89 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:28:05 ID:nZRFxFwN0
遺跡4へ行き先へ進んでいくと、ヘルムトが解読が難しそうな壁文字を発見する。
それを見守っていると、二人はUFOのような物に乗った小さな生き物を発見する。
逃げようとしたので捕まえると、一緒にワープしてしまった。

ワープ先は、ガラス張りの通路のような謎の空間。
壁には全種類の男の子モンスターの名や写真と出産予定数という数字が書かれていて、
先へ進むとエンブリオと名乗る謎の女性が座っていた。
周囲は男の子モンスターの卵でいっぱいだ。
エンブリオがふうっと息を吐くと、その手に卵が現れた。
彼女は全ての男の子モンスターの卵を産み全世界へ運ぶ、
いわば全ての男の子モンスターの母なのだ。
「あなたは血を提供しに来たのですか?」
彼女はこう問いかけてくる。
血を提供すれば、それを元に新種の男の子モンスターが新しく生まれるそうで、
カナンは面白そうだからと血を提供することにし、セレストも仕方なくそれに続いた。
すると指先でカナンやセレストの体に軽く触れてくる。
これだけで少量の血が採取できたということだ。
「この場所の事は絶対に秘密です。
この場所を去った時ここでの事は忘れるはずです。
もし忘れなかったら、仕方ないので自分で忘れてください」
そう言われてから帰るためにワープするための部屋を説明されてそこへ行く途中、
白鳳が捕まえることを切望していた温泉きゃんきゃんの出産予定数が書かれている壁を見つけ、
カナンは勝手に数を増やしてからワープして元の遺跡4へ戻る。

遺跡4へ戻っても二人はあの謎の空間の事を覚えていた。
あそこでの事は黙っていようと二人で約束したのであった。
ヘルムトは壁文字の読解に夢中で二人の不在に気づかなかった。
ちなみにその壁文字、「早起きして健康に生活しよう」「毎食後歯を磨こう」
とかいった大した意味のない内容だったらしい。

さらに遺跡4を進んでいくと、いきなり公園にたどり着く。
どうやら、地上にあったはずの公園が遺跡の隆起によって遺跡内に入ってしまったらしい。
そして公園内では、先へ進む通路を塞ぐ場所で
芸術家にして美食家でもある人間国宝カイラバ画伯が公園の絵を描いていた。
遺跡隆起騒動に気づかないまま、ずーっとここで絵を描いていたらしい。
カナンが遺跡隆起騒動について説明し危険だから退避することを勧めるが、
頑固なカイラバは絵を書きあげるまではここをどかないと言って聞かない。
公園から退避どころか遺跡の先へ進むために一時的に道をゆずることすら拒むカイラバだが、
「今ワシは、カレーを食べたい気分だ。『しこうのカレーライス』を作って来るのだ!
もしワシが納得するカレーを作ってきたなら、道を譲ってやろう」
と言ってくる。仕方ないので挑戦しようとすると、
白鳳や盗賊団たち、そしてきゃんきゃん党の二人もそのカレー作りに挑んでくる。

その時ヘルムトは白鳳に会って驚く。
ヘルムトと白鳳は5年ほど前にとある遺跡の探索に一緒に行った事があるそうだ。
その時、ヘルムトは大怪我のために途中で引き返したため、白鳳達の遺跡探索の顛末を知らない。
ヘルムトは聞きたがっていたが、白鳳はそれを拒否する。

90 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:28:50 ID:nZRFxFwN0
カナン達はダンジョンを探索したり地上の人々にカレーの上手な作り方を聞いたりして、
カレーの材料とスキルの『火加減』『みじん斬り』そしてカレーを作るコツを得る。
カレーを作ってカイラバに出そうとすると、まずは白鳳が先に挑戦する。
赤ワインなどを使った、人を選ぶが大人の味わいがあるカレーにカイラバは満足し、
白鳳は先へ進む権利を得る。
次に盗賊団達が挑戦するが、実は盗賊団達は先へ進むためにカレーを作ったのでは無かった。
睡眠薬でカイラバを眠らせて、書きかけとはいえ価値のある絵を盗もうとしたのだ。
だが睡眠薬はカイラバには効かず、味を考えてなかったので当然不合格となる。
その後できゃんきゃん党が挑戦する。だが彼らも先へ進むための挑戦では無かった。
カイラバがいつでもおかしを食べられるようにと手元に置いてあるおかし男を救うために
毒殺しようとしたのだ。だが毒薬もカイラバには効かず、
「甘すぎて辛すぎる!お前たち、自分で試食したのか!?」と言われ不合格。
盗賊団ときゃんきゃん党はこりずに睡眠薬や毒薬を試し続けるようだ。

ようやくカナン達の番になり、『エルダーからもらった炊飯ジャーに入ったホカホカご飯』
『道具屋で買った通常の数十倍の値段のカレールー』『立派な野菜と肉』
『死なない程度に普通モンスターのちゃつみにお湯に入ってもらって作っただし汁』
『レベルを司る神にカレーの相談をした時に貰った神の香辛料』
等を使ってカレーを作ると、カイラバは『しこうのカレー』として認め、
遺跡の先へ進むことを認めてくれた。

ダンジョンの奥へ入ると、アフロのような髪の毛のハニー3体を見つける。
それぞれ『緑髪フェチ』『ピンク髪フェチ』『黒髪フェチ』で、
それぞれの条件に会う人間型の生き物を連れてこないと通してやらないと言ってくる。
緑やピンクは男の子モンスターでなんとかなるし
通してもらっても先にあるのはアイテムだけだから別に問題ではないが、黒髪が問題だった。
黒髪フェチが塞ぐ通路の先へ行かないと先へ進めず、
男の子モンスターで黒髪の者はいないのだ。そしてカナンは金髪でセレストは青髪。
そういえば遺跡1で手に入れた染料になる植物に髪を黒く染めるものがあったので
それで黒髪にしてみたが、染めてあると見破られてしまった。さすが筋金入りのフェチだ。

黒髪の人物をどうやって探そうかと考えながら市長の家へ戻ると、
美樹本の部屋で暴れまわるような声と音が聞こえた。
慌てて部屋に入ると、美樹本は相田の腕に噛みついて血を吸っていた。
そして相田は美樹本をなだめながら、血を吸わせていた。
落ち着いた後で相田に話を聞くと、
彼らは30年前に異世界(現実の地球によく似た世界)から召喚され、
その時に二人の体は作りかえられ、
美樹本はまったく年をとらなくなり、相田も年の取り方が半分になったという。
そしてそれ以来美樹本は定期的にヒラミレモンというレモンを食べないと
このように暴れまわってしまうそうだ。
ヒライナガオ市に依頼している植物の研究も、このヒラミレモンに関してだ。
そして大事に持っていた最後の一つがいきなり無くなってしまったと言う。
その時カナンは、カレーに再挑戦する盗賊団が使っているキッチンに、
レモンがあったことを思い出す。
盗賊団はカレーを作るために片っ端から食材を試すために、
ヒラミレモンを彼にとってどんなに重要な物か知らずに盗んだのだろう。

91 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:29:31 ID:nZRFxFwN0
相田と一緒に三人で盗賊団の元に向かい盗賊団全員をしばき倒して
ヒラミレモンを取り返し、急いで美樹本に食べさせると、
美樹本と相田は今回は本当にありがとうとお礼を言ってきた。
その時カナンは相田の髪の毛は立派な黒髪だという事に気づき、
彼にお願いして例の黒髪フェチに会ってもらい、動かす事に成功した。

夜も更けてきたので寝ると次の日、美樹本と相田が旅立つ事を聞く。
彼らは30年前に召喚されて以来ずっと、ある者達に追われていて
ずっと一か所にいるわけにはいかないのだ。
お互いの無事を祈りつつ別れの挨拶をするのであった。

その後遺跡4を隆起させていた根っこの精を発見し
前と同じように除草剤をあぶとろに草に注射し遺跡4を沈める事に成功した。

その頃、まだカイラバの毒殺を企てていたきゃんきゃん党の二人は
偶然拾った卵を目の前に考えていた。
この卵を使ってカレーを作ればもしかしたら毒殺に成功するかもしれないが、
この卵は我々が保護すべき男の子モンスターのものかもしれない。
悩んでいると卵が割れ、中から人間の形では無いが
かわいらしい形のモンスターが生まれてきた。
「ぱ、ぱーぱ?まーま?」
どうやら、生まれたばかりのこのモンスターは二人を父親と母親だと勘違いしているようだ。
あまりの可愛さに感激した二人は、この普通モンスターに『ころっけ』と名付け
一緒に暮らす事にした。きゃんきゃん党の三人目の党員の誕生でもあった。

遺跡4を沈めた事で行けるようになった遺跡5へ行ってみると、
なぜか出現するモンスターは男の子モンスターばかりで白鳳は大喜び。
少し先へ進むとその理由が分かる。
『る壺』という同種のモンスターを呼び出す壺型モンスターがいたのだ。
それも、男の子モンスターばかりを召喚するタイプ。
眺めているとまた、る壺はまた一匹の男の子モンスターを呼び出した。
それを見て白鳳は青ざめる。

「なぜだ?なぜお前が存在する!お前は、『学者さん』は、
『プランナー』によって存在を否定されたはずだ!なのになぜ!?」
「私を学者さんなどという下等な存在と一緒にするな。
私は『ノーべル学者さん』。より上位の存在だ」
「か、髪の色を変えた別種のモンスターだと!?そんなのアリか!
プランナーめ、ふざけた真似を!」
白鳳にしては珍しく怒りを露わにしていると、白鳳の肩に乗っかっているスイが
ノーベル学者さんの肩に乗っかってしまう。
「違う、スイ!それはお父さんじゃない!」
「ふむ、珍しい生き物だ。解剖して研究してみよう」
と言い、さらにノーベル学者さんは近くにいた盗賊団の子分の一人を捕まえて
「これも珍しい。解剖しなければな」
と恐ろしい事を言ってくる。
白鳳もナタブームも必死になって捕まえようとしたが、
ノーベル学者さんは光を放って目をくらませた後テレポートしてしまった。

92 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:30:33 ID:nZRFxFwN0
取り乱している白鳳にヘルムトが
「プランナーといえば、5年前の遺跡探索で私たちが会おうとした
願いを叶える神のことだな?教えてくれ、5年前に何があったんだ?」
と聞き、白鳳もその質問に答えた。
5年前の遺跡探索で、ヘルムトが大怪我で引き返した後白鳳達は
願いを叶える神プランナーに謁見することができた。
その時白鳳が望んだ願いが、この世からの『学者さん』の根絶だった。
白鳳は以前は両親や弟と平和に暮らしていたのだが、
父が死んだ後、気がふれた母は父に似ている『学者さん』に会うためダンジョンへ行き
そのまま行方不明になったのだ。それで白鳳は『学者さん』を憎んでいたのだ。

しかしプランナーは、学者さんをこの世から根絶するということは
学者さんに似ている姿も全て消すということと曲解し、
父に、つまり学者さんにも似ている弟のスイを小動物に変えてしまった。
そしてその時白鳳に、
元に戻したければこの世の全ての男の子モンスターを捕まえてみろと白鳳に言ったという。
その上でプランナーは白鳳をおちょくるために、学者さんの髪の色を変えただけの
学者さんの突然変異種を、髪の色が違うから別の姿、別の生き物とだから存在してもいいという
ふざけた理屈で生み出したのだろう。
そしてそんなノーベル学者さんに、知能も小動物並みになったスイは
父に似ているというだけで、ついていってしまったのだ。

ノーベル学者さんを追っていくと、ワープ装置でさらに別の場所へ逃れる。
ヘルムトは、学者さんは行動範囲に『ひみつ研究所』を作る習性を持っているから
ノーベル学者さんも同様の施設を作っており、そこでスイと子分を解剖する気だろうと言う。
白鳳は、残されたワープ座標履歴を頼りにワープしようとする。
それでミスをして壁の中にワープしたら死んでしまうと一行は止めるが、
だったらあなた達はしっかり調べてから行けばいい、私はすぐ行きます、
と言ってワープしてしまった。

ワープ先を調べる方法を考えるうちに、あの『る壺』を調べれば
る壺に呼ばれたノーベル学者さんがどこから召喚されたのか逆探知できないかと考え、
男のモンスターを取り扱うキャラ屋という店の『萌流(もえる)=ジェイキン』という女性に
頼みに行くと、お留守番のきゃんきゃんが一匹いるだけだった。
手紙を預かっていると聞き読んでみると、
どうやらきゃんきゃん党が萌流さんを攫っていったらしい。
確かに男の子モンスターを保護する彼らにとってキャラ屋は許せない存在だろう。
きゃんきゃん党がダンジョン内に作った支部を
きゃんきゃん党員たちが留守にしている間に入って萌流に話を聞くと、
どうやら彼らは萌流をキャラ屋を廃業してきゃんきゃん党に入るよう説得してるとのこと。
事情を説明すると、る壺を捕獲するためのゴールデン捕獲ロープと
脱出するために使う薬の材料をダンジョンの各所やキャラ屋に行って
取ってきてもらうように頼まれる。

93 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 22:31:15 ID:nZRFxFwN0
カナンがローウェルに呼ばれて市長の家に行ったので
セレストは一人でキャラ屋に行ってゴールデン捕獲ロープと薬の材料を取りに行った。
キャラ屋を出るとカナンが帰ってきて、ローウェルが良い案を思いついたので
ゴールデン捕獲ロープを彼に渡しに行くと言ってきた。
その時いきなりセレストはカナンを、軽くであるが頭部にゲンコツを落とす。
するとカナンの姿は、きゃんきゃん党のころっけの姿に戻った。
実はころっけは『まねした』という普通モンスターで、
どんな姿にでも変身し、変身した者の能力も真似できるのだ。
変身後の姿は頭から触覚が2本生えているのだが、
どうやらこの世界の住人にはそれが見えず、見分けがつかないほどそっくりに見えるようだ。
それでもセレストが見抜けたのは、カナンのお供を長い間していて
些細な違和感を見抜けたからだ。
そこへ、ころっけが化けたローウェルに呼ばれていたカナンも違和感に気づき戻ってきて
きゃんきゃん党の二人も駆け付けてきて市中で戦い、追い払う。

ゴールデン捕獲ロープと脱出用の薬の材料を持って萌流の所へ行くと、
しばらくしてからまた来てくださいと言われる。
しばらくしてからまた萌流の所へ向かうと、
遺跡1と同様ここでも道を塞いでいた通せんぼハニーが
「あわわ…えらいこっちゃえらいこっちゃ~!この世の終わりや~!」
と叫びながら逃げ惑っていた。何が起きたのやらと思いながら行ってみると…
る壺に呼び出された男の子モンスター同士がペアでカップルを作ってラブラブだったり
檻へ行ってみるときゃんきゃん党の二人と一匹が萌流の完全服従奴隷になったりと、
確かにえらいこっちゃだった。
さすが普段キャラ屋で男の子モンスターのカップリングを作っているだけはある。
とりあえず萌流を脱出させた後ゴールデン捕獲ロープでる壺を捕らえて、
キャラ屋に戻ってる壺を解析すると正確な座標が分かる。


秘密研究所の入り口には白鳳がボロボロになったうえに鎖で括りつけられていた。
ナタブームが、一人で突っ走るからこんな目になるんだろうが!と怒ると
面目ないと力なく答える白鳳。
鎖を解いて傷を治してもらった後、白鳳は再びノーベル学者さんに挑もうとする。
しかし白鳳はずいぶん衰弱しており、一人ではとても勝てそうにない。
しかも、スイを助けるだけなら手加減なしで殺してもいいのだが、
突然変異種のノーベル学者さんはここにいる一体しかこの世にいないので
この世の全ての男の子モンスターを捕獲してスイを元の姿に戻すためには
この一体を手加減して捕まえる必要があるという不利な条件なのだ。
そこでカナンは助太刀を申し出る。最終的に白鳳が捕まえればいいわけで、
捕まえられるようになるまでHPを削るのは他の者でも構わないということだ。


ノーベル学者さんは強敵だったが、三人でかかれば勝てない敵でも無かった。
こうしてノーベル学者さんを捕獲し、スイと子分は助かった。
その時ひみつ研究所で、現代で言ういわゆるカードキーを拾った。
ヘルムトは遺跡探検家としての感で、これが今まで入れなかった遺跡6の鍵と考え
遺跡6の入り口で使ってみると扉が開き中に入れるようになった。

94 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 23:01:30 ID:nZRFxFwN0
遺跡6を透明な壁や近寄る者を攻撃する防衛装置に苦労しつつも先へ進むと、
エンジェルナイト二体が先へ進む道を阻んでいた。
そのうち一体が襲いかかってくるので応戦すると、
ダメージをある程度負った所で逃げ、もう一体が襲いかかってくる。
そしてそのもう一体もダメージを受け撤退すると、
先に戦った一体が傷を完治して襲いかかってくる。
つまり、片方が防戦している間にもう一方が回復することで、
エンジェルナイトはいつまでも戦い続けられるのだ。
エンジェルナイトが彼女たちの後ろにある大木に触ることで
回復しているのを見たカナンは、
氷結魔法で凍らせて触れなくして回復できなくしてから
撃破する作戦を思いつき、それを実行して二体を倒した。

先へ進むと例のムキムキになった根っこの精霊が道を塞ぐようにムキムキになってたので
進むために一旦市長宅へ戻ると、エルダーの滞在していた部屋から光が溢れてきた。
中へ入ると、エルダーは背中の片方から片翼の翼を生やして、呆然としていた。
そして「思い出した」と呟くと外へ飛び出していった。

エルダーが気になるが居場所がわからないのでとりあえず遺跡6へ戻って先へ進むと、
きゃんきゃん党の二人+一匹が待ち構えていた。
だが妙に冷静で様子がおかしい。
しかも二人は可愛がっているはずのころっけに、ぷちハニーになって自爆するよう命令し、
ころっけもそれに従おうとしていたのだ。
あわてて彼らをしばき倒し、暴れないよう縄で縛ってから先へ進む。
以前のルーキウス城での騒動のように人が操られたのを見て、
不安を感じつつも先へ進む一行。

そしてとうとう、最下層の大きな空間にたどり着いた。
そこには綺麗な水晶のかけらのようなものがたくさん落ちており、
いつのまにかいなくなっていたアルニカもいた。
そしてアルニカは変身を解き、正体を現した。レイブンとユーリだ。
彼らがアルニカとして市長に雇われ、研究用に保存されていたあぶとろに草を使って
遺跡を隆起させ強引に先へ進めるようにしたのだ。
その目的は、遺跡の最下層にある水晶のかけら。
これは触れる者を癒す効果があり、これで自分やそれ以外の八翼の失われた力を取り戻そうというのだ。
二人が早速触れると、エルダー同様、背中に片翼の翼が生えてきた。
それらの事を言った後、力を取り戻した二人は襲い掛かってきた。
ユーリは味方全体に大ダメージを与えて戦闘不能にし、
レイブンは「即死せよ」と呟くことでヘルムトを即死させた。
そして、近くにあるダンジョンに捕らえられた八翼の一人を蘇らせると言い、
水晶をたくさん持って去っていった。

95 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 23:02:11 ID:nZRFxFwN0
帰り木で脱出した一行だったが、ヘルムトの脈を取ると完全に事切れていた。
即死というのは、いわゆるゲーム的即戦闘不能ではなく、本当に命を絶つ事だったのだ。
だがそこへエルダーが来て、ヘルムトにやさしく触れるとヘルムトは息を吹き返した。
エルダーも八翼の一人と気づいたカナンは、なぜこちらの味方をするのかと聞く。
「ルーシャス=ルーキウスと同じような美しい魂の輝きをお前に見たからだ」
そう言うとエルダーは姿を消した。

レイブン達を追うために最後の支度を整えた一行の前に、赤王号が現れた。
異変を知り、カナン達の助けになるために移動手段になろうというのだろう。
こうして彼らは最後の戦いに赴く。

向かっていった方向にあるいくつかのダンジョンのうち入り口が開いているのが一つあったので入ると、
中はエンジェルナイトの死体がいくつもゴロゴロと転がっていた。通路は血だらけだ。
先へ進むと最深部にはレイブン・ユーリの他に、池に下半身を沈められ鎖で縛られた大男もいた。
「さあ、ロードライト!冷たかっただろう?今助けてやる!昔みたいに人間を焼き払ってやろうよ!」
そんな無邪気なユーリの声と共に、ロードライトは鎖を引きちぎり、二匹の蛇と共に襲い掛かってきた。

RPGに不慣れな女性でもサクサク先へ進めるくらいに敵が弱い冒険だったが、ロードライトだけは違った。
ケタ違いに攻撃力が高く、特に二匹の蛇がロードライトの攻撃力を高めた上での一撃は、
カナンはもちろん、レベルによっては騎士のセレストすらも一撃で倒してしまう。
だが、今までにダンジョンでいくつも手に入れ今まで使ってこなかった、
全滅時に全員満タン状態で復活するアイテム『復活の小判』の力を借りてゴリ押しで攻める二人。
だが、ある程度ダメージを与えたところで、
ロードライトは一旦引き下がり、例の回復の水晶の力で全快してしまう。
回復の水晶を破壊することを考える二人だったが、水晶はレイブンとユーリが守っている。
このまま追い詰められてしまうのかと絶望しかけた二人だったが、
その時エルダーが現れ、遠くから一瞬で全ての水晶を破壊してくれた。
「エルダー!あの時も、お前の裏切りのせいで!」
「…さあ、人間など弱くて脆いと言う彼らに人間の強さを見せてやれ!」

激高するロードライトに二人は再び挑み、とうとう倒した。
なぜかレイブンとユーリは再び攻撃してくることもなく逃げていった。
ちょうど良い機会だからと、カナンはエルダーに
「ウルネリスは、八翼の『堕天使』。元々は神の僕たる天使だったはず。
なのになぜ神に反旗を翻し人間を襲ったのだ?」
と聞く。
「それを人間が知るには、重すぎる」
そう言ってエルダーは去っていった。

96 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/11(水) 23:02:59 ID:nZRFxFwN0
町に帰りその平和な様子を見て、これで終わったと安堵する二人。
そこへ、なんとか遺跡から脱出してきた、きゃんきゃん党の二人と一匹を見つけた。
操られていたショックもあってクタクタなようなので介抱してあげた後、
なんで男の子モンスターのためにそんな過激なことをするのかとカナンは聞いてみた。
すると、昔両親に捨てられ山奥でひもじい思いをしてた時に
野良のお菓子男にお菓子を恵んでもらい助けられたが、
その後モンスターハンターにお菓子男を無理やり連れ去られたのが、
男の子モンスターを博愛し人間を憎む理由なのだと言ってきた。
そこへ白鳳が「もっといろんな人と話し合ってみてはどうですか?
少なくとも私ならそんなことはしなかった。
穏便に事を運べば、賛同してくれる人も出てくるはずです」
と最もらしいことを言いながら、二人を押し倒した。
なむ~とか言ってそれを止めないカナンだった。

今回の冒険は終わった。
ヘルムトは今後も各地の遺跡を巡る旅に出るようで、
カナンに、今度は手紙を送るから住所を教えてくれと言われたので、
ルーキウス王国第二王子だということは伏せておきたいカナンは、
ローウェル宛に手紙を送ってくれと言っておいた。

こうして二人は馬車ならぬ『うしバス』でルーキウス王国へ帰るのであった。
おしまい。

以上です。本家アリスソフトと比べると単調なRPGですが、
女性向けゲームにしてはなかなかゲームらしいと思います。
また、上記にあるように『異世界からつれて来られた次期魔王とその親友』
『願いを皮肉な形でかなえる神プランナーと願いをかなえてもらった冒険者一行』といった
本家アリスソフトのファンならニヤリとするようなイベントもあります。

ちなみにこのゲームを製作したアリスソフトの別ブランドであるアリスブルーは、
その後採算上の理由で活動を停止しており、
今後の王子さまシリーズの製作予定はまったくありません。残念。





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