ロックマン ゼロ

ロックマン ゼロ

簡潔なまとめ:part13-614,619

詳細なまとめ:part43-562~566


614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/22(火) 21:34:05 ID:YYg++oTx
Rockman Zero
RockmanXの時代から更に100余年、人々とレプリロイドが暮らす都市ネオ・アルカディア。
資源問題の深刻化により余剰なレプリロイドは迫害されていた。
人間ながらもレプリロイド側で戦っていた科学者シエルは伝説のレプリロイド・ゼロの封印を解く。
ゼロは記憶を失っていたが、本拠地のレジスタンスベースを守るために奮戦することに。
ときおりゼロを助ける謎の存在に気付きながらも、ゼロは数々の部隊を打ち破り、
敵の幹部・四天王とも互角に渡りあっていく。
しかし結局レジスタンスベースは崩壊。ゼロはシエルら撤退の時間稼ぎのため、
単身ネオ・アルカディアに乗り込み、総大将であるエックスとの対決を決意。
そしてエックスと再会。しかしこのエックスは過去のデータを元に作られたコピーだった。
激闘の末コピーエックスを斬り捨てるが、その自爆に巻き込まれてしまう。
倒れたゼロに近づく謎の存在、それこそ体をエルフ化したエックスだった。
「ゼロのいない間の、長い長い孤独な戦いに疲れた。もう少し休ませてほしい。」とエックス
目を覚ましたゼロは、眼前の無数の追っ手にも怯まず呟く。
「仕方ないヤツだ…。だが、だからこそ一緒に戦えたんだったな。
 俺は悩まない。敵が現れたなら、叩き斬る…までだ!」


619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/22(火) 21:42:17 ID:YYg++oTx
ちなみにエルフってのは実体のないサポートプログラムのこと。
Xでのライフアップやサブタンクみたいにゼロの能力を上げられる。

たしかX5のラストからゼロに続く予定だったのが、
方針変更でパラレルワールド扱いにされたとかナントカ。


562 :ロックマンゼロ:2009/03/01(日) 21:20:09 ID:00jsSOmf0
舞台はロックマンXの世界から100年後。
Σウイルスが発端となり起こったイレギュラー戦争は青き英雄エックスの活躍により終結。
人々は人とレプリロイドが手を取り合って暮らす理想郷「ネオ・アルカディア」を築き、平和を取り戻した。
だが、それはレプリロイドのイレギュラー化を恐れる政府が無実のレプリロイドまでも大量に処分して得た偽りの平和であった。
イレギュラーの汚名を着せられたレプリロイド達をまとめてレジスタンスを結成し、細々と暮らしていた元科学者の少女、シエル。
だが、ついに彼女達にも政府の魔の手が迫る。無論抵抗するレジスタンスだが、徐々に追い詰められていく。
彼女達は、最後の希望を求めてはるか昔に封印されたもう一人の英雄、ゼロの眠っている遺跡を目指す。
しかしその途中、シエル達はネオ・アルカディアの軍に発見されてしまう。
シエルに先を急がせるため、足止めをするレジスタンスのレプリロイド達。
まるで歯が立たず、次々と倒されいく彼らだったが、シエルは何とか遺跡の奥に辿りつく。
そこは行き止まりと思われたが、シエルの連れているサイバーエルフ、パッシィはここだと言う。
扉を爆破して破壊し、その奥へと進むシエル達。
そこには、ケーブルで繋がれた赤いレプリロイドが眠っていた。
「これが、ゼロ…」
「つ、ついに見つけたぞ!」
レジスタンスの一人がゼロに近づくが、強い力で跳ね返される。
パッシィが言うにはプロテクトがかかっているらしい。
一体どうすれば、と悩む一行についにネオ・アルカディア軍が迫る。
レジスタンスの一人、ミランがひとまず撤退しようと言うが、彼はシエルをかばって死亡。
追い詰められたシエルにパッシィが私の力を使えと言う。
しかし、サイバーエルフは一度力を使うと死んでしまう。そのために思い悩むシエル。
だが、パッシィは「シエルの帰りを待ってるみんなの言葉を忘れないで!」とシエルを諭す。
「……分かったわ」
「ううん、ありがとう、シエル、さよなら…」
「パッシィ----------ィ」
パッシィは自らの命と引き換えにゼロのプロテクトを解除し、復活させる。
助けて欲しいというシエルの言葉を聞いたゼロは、ミランのバスターを使ってシエルを避難させる。
避難した場所は行き止まりだった。考え込むシエルだったが、突如床が崩れ落下。間一髪ゼロが受け止める。
落ちた先は前時代の研究所らしい。そこにレジスタンスベースへ戻れるトランスサーバーがあるかもしれない。
先へ進むシエルだったが、そこは崩れてしまっていた。
戻ろうとするシエル。ゼロは危険を感じ「下がれ!」と叫ぶが遅かった。
瓦礫の中から巨大な手が伸び、シエルを連れ去る。
連れ去ったのは先ほどレジスタンスを一蹴したメカニロイド、ゴーレム。、
シエルを助けるためバスターで応戦するゼロだが、ゴーレムにはバスターが効かず、歯が立たない。
ちっ、と舌打ちするゼロ。そのとき、研究所のモニターに何かが映った。
「…ゼロ…コレヲツカッテ…」
「誰だ!」と問い掛けるゼロだがモニターに移った何物かは答えない。
「…ハヤク…カノジョヲ…助ケナイト…サッ、ハヤク…」
そう言われてゼロは剣のような武器、『ゼットセイバー』を渡される。
ゼットセイバーを使い、ゴーレムを一閃の元に斬り伏せ、シエルを救出する。
救出したシエルはやはりあなたは伝説のゼロなのね、と問い掛ける。
だがあまりにも長く眠っていたせいかゼロは思い出すことが出来ない。
シエルは無理矢理起こしたことと助けてくれた例を言い、自己紹介をする。
その後レジスタンスベースへ非難しようとする2人だが、ゼロは問い掛ける。
「俺がその、ゼロじゃなかったらどうする?」
これに対し、シエルは「私にとっては、あなたはもうゼロなのよ」と答える。

563 :ロックマンゼロ:2009/03/01(日) 21:22:01 ID:00jsSOmf0
レジスタンスベースに戻り、シエルは自分達の置かれている状況をゼロに説明する。
その中でゼロはエックスと言う名前を聞き覚えのある名前を耳にする。
シエルによると、そのエックスこそがレジスタンスを処分しようとしているらしい。
記憶はないが、にわかに信じがたいゼロ。
続いて、シエルはイレギュラーを処分する施設の存在を話す。
施設の停止を頼まれたゼロは、施設へと向かう。しばらくしてその施設へ辿り着いたゼロ。
そこでは、罪のないレプリロイドが今にも処分されそうになっていた。
施設の管理者、アステファルコンを打ち倒し施設の停止に成功したゼロ。
シエルはゼロにしか出来ないミッションが他にもあると言う。

順調にミッションをこなしていくゼロ(成功させなくても進行は可能)。
そんな中、ネオ・アルカディアのメカニロイド、ヒッタイドホッタイドがレジスタンスベースを強襲。
しかしゼロはこれを破壊し、レジスタンスベースの防衛に成功する。
再びミッションをこなしていくゼロ。
ミッションの中、ネオ・アルカディア四天王である賢将ハルピュイア、妖将レヴィアタン、闘将ファーブニル、
隠将ファントムが立ち塞がったがゼロはこれと互角に渡り合い、彼らを退けミッションを成功させていった。
そこへ再びネオ・アルカディアの総攻撃がレジスタンスベースを襲う。
今度こそ持ち応えられそうにないと考えたシエルはゼロに逃げろと言う。
ゼロはシエルにあんたも早く逃げろと言うが、私はもういい、こうなったのは私の責任だと語る。
「ネオ・アルカディアなんかが出来たから、世界はおかしくなってしまった…
行き過ぎた正義、力による平和、人間の幸せのために犠牲になるレプリロイド達…
そのネオ・アルカディアを作ったのは、エックスを復活させたのは…私なのよ」
「エックスを復活させた?俺みたいにか?」
「ううん、違うわ…あなたはオリジナル、エックスは…」
その時警報装置が鳴り響き、2人の会話が途切れる。
シエルに皆を助けるように言われたゼロは、敵に占領された動力室を開放したゼロ。
だが、今度はエネルゲン水晶貯蔵庫を制圧された。エネルゲン水晶はレプリロイド達の動力源であり、
これを奪われたら生きていけない。ゼロはエネルゲン水晶貯蔵庫へ向かう。
そこで対峙したのはファントムが率いる斬影軍団の一員であるレプリロイド、ハヌマシーンだった。
激戦の末にハヌマシーンを倒し、ネオ・アルカディア軍を撃退したゼロ。

564 :ロックマンゼロ:2009/03/01(日) 21:26:08 ID:00jsSOmf0
生き残ることが出来たことをゼロに感謝するシエル。
だが、エックスがいる限りこんなことはいつまでも続くだろう。
ゼロは「エックスさえいなくなればいいわけだな、奴が居る場所を教えろ」と言う。
確かに転送装置を使えば忍び込める。だがそこまでハッキングすることはまだ出来ない。
転送装置を使わなければさすがのゼロでも簡単には辿り着けない。
それにそんなに長い間ゼロがベースを離れたらレジスタンスはベースを守り抜くことが出来ない。
思い悩むゼロとシエル。そんな中、何者かが現れる。
「ボクガ、テンソウソウチノプロテクトヲハズシテオイタヨ…ゴメンネ、スコシジカンガカカリスギテシマッタケド…
コレデ、イツデモネオ・アルカディアニノリコムコトガデキル…」
「お前は、ゼットサイバーを投げてよこした…」
「サァ、イクンダゼロ…ソシテボクノカゲヲ…」
そう言って何者かは去っていった。
ゼロはトランスサーバーからネオ・アルカディアへ乗り込む。
警備を潜り抜け、ネオ・アルカディアの神殿を先へ先へと進んでいくゼロ。
無事に最深部に到達し、神殿を守るレプリロイド、ヘラクリウス・アンカトゥスを撃破。
続いてゼロはネオ・アルカディアの塔を進んでいく。
塔を守っていたレインボーデビルを撃破し、先へ進むゼロ。
しかしゼロの前に人影が見える。そこにいたのはベースにいるはずのシエルだった。
「シエルか何しに来た」
「あの…ごめんなさい…私…コピーエックスを作ったのは私だから…だから…」
コピーエックスを作ったことを悔やんでいるシエル。
「責任なんか感じる必要ない。お前は、みんなのためを思ってやっただけだ。後は俺に任せろ」
そう言って先へ進むゼロ。
「ゼロ…ありがとう 私…あなたに出会えたことを本当に感謝してる…
あなたがいなかったら…みんな今頃どうなっていたか…死なないでね…
ネオ・アルカディアなんて倒せなくたっていい…あなたさえ、生きていてくれたら…死なないで」
シエルの言葉を背に、ゼロはいよいよネオ・アルカディアの本部へと向かう。
エリアXへと進んでいくゼロに、ネオ・アルカディア四天王が再び立ち塞がる。
四天王の一人、ファントムを撃破(≠退けた)ゼロ。
ファントムは死の直前、自ら自爆して命を絶つ。命に代えてもゼロを止めようと自爆したのだ。
しかしゼロは自爆を何とかかわし、助かった(かわさなくても死ななきゃOK)。
四天王を全員退け(うち一人殺害)、ついにエリアXへと辿り着いたゼロ。
しかし生き残ったハルピュイア、ファーブニル、レヴィアタンが立ち塞がり、行かせまいとする。
そこへ3人の後ろから「やめておけ」と声が入る。
声の主はコピーエックスだった。下がっていろと言われ不本意ながらも引き下がる3人。

565 :ロックマンゼロ:2009/03/01(日) 21:28:28 ID:00jsSOmf0
「ようやく会えたね、ゼロ。僕は伝説の英雄である君に会えるのを楽しみにしていたんだよ」
「お前か、エックスのコピーというのは」
「そうさエックス・オリジナルの完璧なるコピーだよ。荒廃した世界から人間を救った新たな伝説の英雄さ。
…知っているかい?人間はいまやかつてないほどの繁栄を取り戻した…
人間が追い求めていたユートピアがここネオ・アルカディアにようやく、実現したんだ。
かつて君やオリジナルのエックスでさえ築くことの出来なかった真のパラダイスがこの世に誕生したんだ!
このボクのおかげでね」
「無実のレプリロイドまでも大量に処理して得た平和か。お前も、この世界もすべてまがい物だな」
「ふふっ君はボクの想像どおり愉快な人だね。君のような人と楽しい時間を過ごせて本当によかったよ。
じゃあ、そろそろ仕事を始めるとしますか」
そう言って戦闘形態に変身するコピーエックス。ゼロとコピーエックスの決戦が始まる。
戦いの後、立っていたのはゼロだった。
「弱いな…オリジナルのエックスもそんなに弱かったのか?」
「な、なんだと…!」
「記憶はなくしたが、体はかつての友を覚えているようだ…エックスはもっと強かった」
「よーし、分かったボクの…真の力を…お前にみせてやろう!はぁーーーーっ!!」
そう言ってもう一つの戦闘形態である『シャイニングトランスフォーム』に変身するコピーエックス。
2人の最後の決戦が幕を開ける。

激戦の末、ゼロはコピーエックスを倒す。無残に床に崩れ落ちるコピーエックス。
「な…何故だ…完璧なる…コピーはずの…この…ボクが…何故…こんな、目に…。
ボクは…英雄じゃ…なかったのか…?」
「今、少しだけ思い出した…あいつは、お前みたいに単純な奴じゃない。
いつも悩んでばかりの、意気地なしだったさ…だからこそ、奴は英雄になれたんだ」
「お前だけは…許せん…道連れに…して…や…………」
そのとき、エリアXに警報が鳴り響く。
「サイシュウボウエイラインXヲトッパサレマシタ
コレヨリエリアXヲジバクサセ、キケンヨウインヲハイジョシマス」
爆発するエリアXからゼロは脱出を試みるが、爆発に巻き込まれて吹き飛ばされる。


566 :ロックマンゼロ:2009/03/01(日) 21:31:32 ID:00jsSOmf0
しかしゼロは生きていた。以前にゼロを助けた何者かが、ゼロを助けたのだった。
砂漠で気を失っているゼロに、何者かは語りかける。
「君が姿を消し、この世界から姿を消してから…
ボクは100年近く、たった一人で途方もない数のイレギュラーと戦っていたんだよ…。
それは辛く悲しい戦いの日々だった…。
しかし、何よりも悲しいのは、だんだん何も感じなくなっていく自分の心だったんだ…」
そう言って何者かは姿を現す。
彼は体を失いサイバーエルフとなっていた、オリジナルエックスだった。
「ゼロ…この世界のことをしばらく君に任せたい…
だからこのボクを…まだ…もう少しの間休ませてほしい……ゴメンね…」
そう言ってエックスはいずこかへと去っていった。
しばらくして目を覚ましたゼロ。
「仕方ないヤツだ…。だが、そんな奴だからこそ一緒に戦えたんだったな」
そう言ってゼロが振り向くと、そこにはネオ・アルカディアの無数の追っ手が迫っていた。
しかしゼロは怯まずに呟く。
「わがままは聞いてやろう…しばらくは、俺に任せてゆっくり休め。
俺は悩まない。敵が現れたなら、叩き斬る…までだ!」

そう言ってゼロはネオ・アルカディア軍に立ち向かっていった。
-END-

これで終わり。
政府が罪のないレプリロイドを処分してたのは1では「イレギュラー化を恐れて」だったけど2で変更。
2と3も投下する予定だからよろしく。

最終更新:2009年03月05日 18:18