テイルズ オブ ハーツ

part48-213~221


213 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 04:57:38 ID:NvBVwqVM0
いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫
流れる髪はエメラルド 恥らう頬はバラ水晶
いばらの森の ねむり姫 目覚めぬ哀れな とりこ姫
緋色の髪の魔王が紡ぐ 毒の想いに呪われて
いばらの森のトゲの奥 ずっとずっと 夢みてる
世界が消える 夢をみる

いつか落ちる黒い月 いつか崩れる白い月
とどめる祈りの夢に棲む 魔物に食われ 枯れ果てて
真珠の涙も砕け散る
いばらの森の ねむり姫 トゲに包まれ ねむる姫
悪夢が現(うつつ)となる日まで 勇者が悪夢を止めるまで


用語解説

ねむり姫 この世界の人なら誰でも知ってる童話、あるいはそれに出てくる登場人物。上記参照。
スピリア 人間の心や精神の力みたいなもの。
スピルーン スピリアの核となる宝石のようなもの。
デスピル病 スピリアがおかしくなる病気。ぶっちゃけ精神病。
ソーマ スピリアを込めることで力を発揮する伝説の武具。
 普段は防具やアクセサリーの形をしていて、身につけられるようになっているが
 戦闘中は武器として使用することができる。
 素材を消費することで術や技やスキルを覚えることが出来る。
 漢字で書くと「想魔」らしい。
ソーマ使い その人専用のソーマを持っていて、それを使える人。パーティメンバーは全員ソーマ使い。
スピルメイズ スピリアの中にある迷宮。
ゼロム スピルメイズにいる、スピリアを喰う怪物。ねむり姫の童話の中に出てくる「夢に棲む魔物」。デスピル病の原因らしい。
スピルリンク ソーマを使って人のスピルメイズに入ること。デスピル病を治す手段として用いられる。
思念術 この世界の魔法。
白と黒の月 ねむり姫の童話に出てくるように、この世界には白と黒、二つの月がある。


214 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:00:49 ID:NvBVwqVM0
登場人物

シング・メテオライト
 テイルズの主人公らしい熱血漢で世間知らずで中二病の16歳。
 専用ソーマ:アステリア 「星の輝き」という意味を持つ、剣を内蔵する盾のソーマ。
コハク・ハーツ
 ヒロイン。好戦的で活発な性格。実は高所恐怖症。
 専用ソーマ:エルロンド 「希望の輪舞」という意味を持つ、バトンを形成する足環型のソーマ。
ヒスイ・ハーツ
 コハクの兄。口が悪くシスコン気味。カナヅチ。
 専用ソーマ:ゲイルアーク 「疾風の弓」の名を与えられた、弓に展開変形する篭手型のソーマ。
ベリル・ベニト
 宮廷画家志望の少女。いわゆるボクっ娘。
 専用ソーマ:ティエール 「大地の色」という意味を冠された、帽子型のソーマ。コアから筆が出てくる。
イネス・ローレンツ
 運び屋稼業のお姉さん。怪力で大食漢。
 専用ソーマ:フォルセウス 名の意味は「一途な力」。巨大な斧を形成するすね当てのソーマ。
クンツァイト
 旅の途中で会う謎の機械人。ソーマが扱えるよう擬似スピリアを搭載している。
 専用ソーマ:ヴェックス 伸縮自在の腕を生み出す多目的ソーマ。「古の機士」という意味を持つ。

インカローズ
 コハクを追う恐ろしい女魔導師。
カルセドニー・アーカム
 教会に所属する結晶騎士。シングのライバル的存在。
 専用ソーマ:バルハイト 鎧型で飛行能力があるソーマ。
パライバ・マリン・ド・レ
 現皇帝の少女。幼い頃、お飾りとして皇帝に祭り上げられた。
ゼクス・メテオライト
 シングの祖父。男手ひとつでシングを育てた。
ドナ・メテオライト
 シングの母。シングが幼い頃に死亡。
アイオラ・ハーツ
 コハクとヒスイの母。コハクを産んですぐに亡くなった。


215 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:04:35 ID:NvBVwqVM0
「起きんか、シング!」
海に面したひなびた漁村。一軒の家の前でシングは気絶していました。
シングは祖父のゼクスに助け起こされました。二人は剣術の特訓中だったのでした。
「いいか、シング。剣の腕だけではない、真に鍛えるべきはスピリアだ。
スピリアはこの世界で一番強く、そして一番脆い。ゆえに時として壊れてしまう。
ソーマにはそれを癒す力がある。だからこそ、ソーマ使いは誰よりも己のスピリアを鍛えねばならん」
ゼクスはシングに言いました。
二人が家に戻ってしばらくすると、近所のおじさんが家にやってきました。
隣町の娘さんがデスピル病にかかっているらしいのでゼクスに診て欲しいとのことでした。
ゼクスはソーマを使うわけにはいかないが診るだけは診ようとのことで、おじさんと一緒に出かけました。
留守番として残されたシングは、海の方へ行ってみました。
すると砂浜に黒髪の男女が打ち上げられているではありませんか。
男女はしばらくすると目を覚ましました。
男はヒスイ、女はコハクという兄妹だと名乗りました。
「早くゼクスさんを見つけなきゃ!」
コハクは言いました。シングは家に二人を連れて行きました。

ヒスイとコハクがソーマを見せて欲しいと言うので、シングは厳重に保管されているソーマを持ち出しました。
アステリアという名前の盾の形のソーマで、武器として使うときは剣を取り出して使います。
この辺りにはもう一つソーマがあるはずだというので、シングは二人をもう一つのソーマがある岬に案内しました。
シングが岬のほこらを開けて、エルロンドという名前のソーマを取り出しました。
エルロンドはアンクレット(足輪)の形のソーマで、武器として使うときはバトン型に変形します。
このソーマは今は亡きシングの母のドナの形見なのでした。
ヒスイとコハクの母アイオラもソーマ使いでしたが、形見のソーマは失くしてしまったと二人は悲しそうに言いました。
ヒスイはとりあえずエルロンドをコハクに着けてやりました。
「あのさ、なんでコハクたちはそんなにソーマの力を必要としてるの?」
シングの問いにコハクは答えにくそうにしています。
「見つけたぞ、今度は逃がさん!」
シングたちの前に赤紫色のローブを着た女魔導師が現れました。
彼女はインカローズという悪い魔導師で、ヒスイとコハクは彼女に追われているのです。
インカローズの恐ろしい思念術に対抗出来るのはソーマの力しかないと思って二人はソーマを探していたのでした。
しかし、ヒスイはおろか、ソーマを装備しているコハクまでもがインカローズの思念術に倒れてしまいました。
インカローズは今度はシングに思念術を放ちますが、ゼクスがやってきて、シングをかばって倒れました。
怒りに燃えたシングはアステリアを使い、剣を取り出して、インカローズに切りかかりました。
インカローズは撤退しました。


216 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:08:59 ID:NvBVwqVM0
ひどい怪我をしているゼクスと、傷は無さそうなのに目を覚まさないコハクを家に連れて帰りました。
ゼクスは、コハクが目を覚まさないのはインカローズにスピリアを傷つけられたからだろうと言います。
シングはコハクにスピルリンクすることにしました。
ソーマを使ってコハクのスピルメイズに入り込み、ゼロムを倒しながら一番奥を目指します。
スピルメイズの奥には色とりどりの花びらで出来た、花のようなスピルーンがありました。
(タイトルロゴにデザインされているアレです)
そのスピルーンの中から緑色の髪を長く伸ばし、白いドレスを着たお姫様のような少女が姿を現しました。
「エメラルドの髪・・・?冗談だろ?」
ねむり姫のおとぎ話に出てくるのとそっくりの姿にシングは驚きました。
「ごめんなさい、コハク」
エメラルドの髪の少女はそうつぶやくと姿を消しました。
わけが解らないまま、シングはコハクのスピリアからはじき出されてしまいました。
そして横たわるコハクの胸の辺りが輝いたかと思うと、あの花の形のスピルーンが飛び出て、砕け散りました。
破片は世界中に飛んで行きました。

しばらくしてコハクは目を覚ましましたが、何だかぼーっとしています。
話しかけても反応がありません。スピルーンが砕けたせいで、コハクは感情を失くしてしまったようでした。
「オレ、コハクのスピルーンをバラバラにしちゃった・・・」
責任を感じてシングはうなだれました。
「おい、てめえ、コハクに何をしやがった!」
ヒスイはシングにつかみかかりました。
「お兄ちゃん、やめて。喧嘩はダメだよ・・・」
コハクは二人を止めようとしました。コハクの胸がエメラルド色に輝きました。
コハクの中には「優しさ」のスピルーンだけが残っていたのでした。
ゼクスは、飛び散ったスピルーンのかけらを全て集めれば、コハクのスピリアは元に戻ると言います。
シングはヒスイとコハクと一緒に、コハクのスピルーンを取り戻す旅に出る決意を固めました。
「シング、感情に流されることなく、強いスピリアを育てるのだ」
そう言い遺して、ゼクスは息を引き取りました。
シングたちは庭にゼクスを埋葬した後、旅立ちました。

隣町で、イネスという女性から出世払いという名目でヒスイ用のソーマを買いました。
コハクのスピルーンはどうやら人のスピリアの中に入り込んでいるようでした。
黒い月が落ちてくるのではないかと怖がっている人にスピルリンクして、「恐怖」のスピルーンを入手しました。
コハクの中に藍色に輝く「恐怖」のスピルーンを戻しました。コハクは高所恐怖症だったことをシングは知りました。
同様に、ベリルという画家の少女のスピリアにあった「疑惑」のスピルーンを取り戻しました。
シングは黒い輝きの「疑惑」のスピルーンはしばらくはコハクの中に戻さないことに決めました。
ベリルはシングたちと一緒に旅をすることになりました。

そんな時、コハクが誘拐されるという事件が発生しました。
シングたちはコハクを助けるためにグリム山という岩山の山頂に行きました。
誘拐犯を倒し、コハクを助け、帰ろうとしたとき、コハクの中に「疑惑」のスピルーンが戻ってしまったのです。
高所恐怖症のコハクは、シングたちがこの山頂から自分を落とそうと思っているのではないかと疑いました。
コハクは後ずさりし、今にも崩れそうな足場の悪い場所に行ってしまいました。
「オレ、コハクを守るって決めたんだ。だから・・・」
シングは危険をかえりみず、コハクを命がけで助けました。
コハクの中の黒いスピルーンは白く輝き出しました。それは「信頼」のスピルーンでした。


217 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:11:52 ID:NvBVwqVM0
帝都に向かう途中、シングたちの前に男が立ちはだかりました。
男は結晶騎士のカルセドニーと名乗りました。カルセドニーはどうやらコハクのスピルーンを狙っているようです。
カルセドニーは体に装備したソーマから羽根のようなものを出し、飛び回って攻撃してきましたが、
シングたちはなんとかカルセドニーを撃退することに成功しました。
途中で立ち寄った温泉でピンク色に輝く「恥じらい」のスピルーンを取り戻しました。

帝都にはどうやらコハクのスピルーンは無いようです。シングたちはイネスとバッタリ会いました。
出世払いの約束のヒスイのソーマを見張るという名目で、イネスはシングたちに付いていくことになりました。
次に、湖に桟橋を作ってその上に人々が住むという、金持ちの別荘が立ち並ぶ街に着きました。
そこでマリンという金持ちの少女が悲しみに暮れていました。
マリンは湖の側のオデット水門から身を投げようとしましたが、シングたちが止めました。
マリンから青く輝く「悲しみ」のスピルーンを取り戻し、コハクに戻しました。
マリンはこれから前向きに生きると言いました。

次の街では世界一の勇者を決めるという武闘大会が開催されていました。
その大会の優勝トロフィーになんとコハクのスピルーンが飾られているではありませんか。
シングたちは大会に参加することにしました。予選を勝ち抜いて決勝戦になりました。
決勝戦はキンググロスという塔で行われます。塔の頂上に登り、勝ち抜いたものが優勝です。
シングたちはコハクを置いて、決勝戦に参加しました。
シングたちは塔の頂上に登りました。そこには去年優勝した男と、置いてきたはずのコハクが待っていました。
男の罠にかかり、シングは塔から落ちそうになりました。
コハクは勇気を振り絞ってソーマを振るい、シングを助けました。
大会はコハクが優勝したことになり、コハクは水色に輝く「勇気」のスピルーンを取り戻しました。

帝国軍のコーネルピン少将がコハクのスピルーンを持っていることが解ったので、
シングたちはコーネルピンがいるリグナトル駐屯地を襲撃しましたが、コーネルピンに捕まってしまいました。
コーネルピンは面白いものを見せてやる、と言ってシングたちを小部屋に連れて行きました。
そこには遺跡から掘り出されたという、青い鎧を着た機械人(ロボット)が横たわっていました。
コーネルピンはシングたちを動かない機械人と一緒に小部屋に閉じ込めました。
コハクは機械人に歩み寄って妙な言葉をささやきました。
  造られし黒鉄の形代
  かりそめの青銅の塊
  螺旋に流るる血脈は水銀
  結晶の月に誓え鋼の盟約
  汝は我が盾、我が剣
  結晶人―――の名を刻みて回れ、白金の心臓
シングたちは小部屋から抜け出し、コーネルピンを探しました。
駐屯地の深部には謎の装置があり、そこにコーネルピンがいました。
コーネルピンは、赤く輝くコハクの「怒り」のスピルーンを使って兵士に改造を施し、
デスピル病にさせることでゼロム憑依兵を生み出していたのでした。
ゼロム憑依兵は驚異的な強さを誇っていましたが、しばらくするとゼロムにスピリアを喰い尽くされて、
真っ白な石像のようになってしまいました。これは「白化」(はくか)と呼ばれる現象です。
自らに改造を施したコーネルピンも白化してしまいました。
シングたちは「怒り」のスピルーンを回収して、駐屯地から逃げました。


218 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:19:22 ID:NvBVwqVM0
シングたちは帝都に行こうとする途中で、あの駐屯地の小部屋にいた青い鎧の機械人と出会いました。
機械人はクンツァイトと名乗り、コハクのことを主(あるじ)と呼びました。
どうやらコハクが言った謎の言葉は機械人を起動させる鍵だったようです。
シングたちはクンツァイトを一緒に連れて行くことにしました。
帝都に着くと、カルセドニーに「怒り」のスピルーンを奪われてしまいます。
そこへ冠を着けたマリンがやってきて、カルセドニーを止めようとしました。マリンはなんと皇帝パライバだったのです。
そしてマリンとカルセドニーは幼馴染で婚約者なのですが、なんだか関係がギクシャクしているようです。
カルセドニーはマリンのために強くなろうとしていましたが、
マリンはカルセドニーには変わってほしくないと言います。
「僕はあなたのためにやっているのに、どうして解ってくれないんだ!」
カルセドニーは「怒り」のスピルーンを取り込み暴走し、マリンに怪我を負わせてしまいました。
シングたちはカルセドニーにスピルリンクし、「怒り」のスピルーンを取り返しました。
カルセドニーのスピルメイズにはもう一つスピルーンがあるようでしたが、
そのときシングたちはカルセドニーのスピリアから弾き出されてしまいました。
皇帝暗殺容疑をかけられてしまったカルセドニーは、スピルーンを持ったまま北へ逃げました。

シングたちはカルセドニーを追って北へ向かいました。
途中でコハクはみんなに告白しました。コハクのスピルーンを壊したのはシングではなかったのです。
コハクが生まれたときから、コハクのスピルーンの中には「リチア・スポデューン」という、
エメラルドの髪の少女が住んでいました。
リチアはインカローズに追われていました。インカローズに捕まりそうになったので、
リチアはコハクのスピルーンをバラバラにして逃げたのでした。
シングを始め、誰もコハクのことを怒りませんでした。
シングたちは砂漠にさしかかりました。そこには恐ろしいサンドワームが棲んでいました。
シングたちはサンドワームを倒して緑色に輝く「喜び」のスピルーンを入手し、砂漠を抜けました。

シングたちはカルセドニーが逃げ込んだらしい聖都にやってきました。
カルセドニーはシングたちに、大聖堂にて待つという果たし状を送ってきました。
シングたちは大聖堂に行きました。そこには教会が本尊にしている「羽(はね)クジラ」の像がありました。
決闘に勝ち、シングたちはカルセドニーから黄金色に輝く「夢」のスピルーンを受け取りました。

最後のスピルーンを探している最中に、イネスはシングたちを裏切り、コハクを連れ去ってしまいました。
イネスは帝国軍の特務部隊の少佐で、スピルーンを手に入れる目的でシングたちに近づいたのでした。
イネスは特務部隊隊長のシルバ大佐から命を受け、シングたちを殺しに戻ってきますが、
シングたちの説得により改心し、シルバ大佐を止めることに決めました。
シングたちはコハクが連れ去られたニーベルグ島へ潜入しました。
コハクを助け、最後のスピルーンを持っているシルバ大佐の元へと向かいます。
ニーベルグの最深部には、遺跡から発掘されたという巨大なソーマ「いばらの森」へと続く入り口がありました。
そこにはシルバ大佐の他にインカローズもいました。シルバ大佐とインカローズは実はグルだったのです。
シルバ大佐は帝国に妻と子供を殺されたので、帝国に復讐するためならと、インカローズのいいなりになっていたのでした。
シルバ大佐はイネスの説得を聞き入れ、インカローズを粛清しようとしましたが、
逆にインカローズがシルバ大佐を殺しました。
怒りにかられたシングはインカローズを撃退し、紫色に輝く「愛」のスピルーンを手に入れました。
「愛」のスピルーンがコハクに戻ると、シングは高笑いを始めました。
シングのスピリアの中には緋色の髪の魔王「クリード・グラファイト」が封印されていたのでした。
シングの怒りのが最高潮に達したので、封印が解けてしまったのでした。
クリードはシングの体を操ってコハクをさらい、「いばらの森」へと逃げました。


219 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:22:17 ID:NvBVwqVM0
「いばらの森」とは機動結晶城サンドリオンという戦艦みたいなものです。
クリードはシングの体を離れ、サンドリオン内に封印されていた自分の体へと戻ろうとしました。
シングはクリードを離すまいと抵抗しました。クリードはシングの体に剣を突き立てました。
まるでシングが自分自身を刺しているかのようでした。
重傷を負ったシングは抵抗を止め、クリードは緋色の髪の自分の体に戻りました。
コハクのスピリアの中のリチアも元の体に戻りました。
クリードはリチアを脅し、無理やりサンドリオンを起動させました。
サンドリオンは浮上し、クリードを乗せて飛び去りました。それはまるで羽クジラのような姿をしていました。

シングとヒスイとリチアは海岸へと打ち上げられました。
リチアは二人に事情を説明しました。
リチアやクリードは異世界人だったのです。
この世界は原界(セルランド)、そしてリチアやクリードがいた世界は結晶界(クォーティア)と呼ばれています。
あの空に輝く白い月は、白化してしまった結晶界だったのです。
そして黒い月は、結晶界のスピリアを喰い尽くした巨大なゼロム「ガルデニア」だったのです。
結晶界は文明が進んだ世界で、人々の間では争いが絶えませんでした。
リチアとクリードは、人々のスピリアをつなぐことができれば、争いのない平和な世界になると思い、
「いばらの森」計画を実行に移しました。
クリードはガルデニアを生み出しました。リチアが思念術で動かすサンドリオンはガルデニアの起動キーです。
リチアはガルデニアを起動させましたが、ガルデニアは暴走し、結晶界のスピリアを喰らいました。
リチアの姉のフローラが犠牲になり、ガルデニアのコアに飛び込んだのでガルデニアは停止しました。
リチアは二千年前に、サンドリオンを使って原界へと逃げてきました。
それからリチアはスピリアだけの存在になり、人のスピリアを転々とすることで
クリードの魔の手から逃れてきたのです。
クリードは恋人であるフローラをガルデニアから助け出そうと、そして結晶界を元に戻そうとしているといいます。
そのためにガルデニアを復活させ、そして原界のスピリアを奪おうとしているのです。

シングたちはイネスと会いました。リチアはイネスについていくというので、
シングとヒスイは二人で船に乗って南に向かいました。
南の島にある村にベリルがいました。ベリルを助けてくれた医者は、
治療費を取る代わりに、ジルコニアという老人のスピリアを診てほしいとシングたちに頼みます。
シングたちはジルコニアのスピリアにスピルリンクしました。
すると、老人の記憶がシングたちに流れ込んできます。
ジルコニアは先代の皇帝で、クリードの前の宿主でした。
17年前、クリードを宿したジルコニアはソーマ使いたちに囲まれました。
その中にゼクスとドナとアイオラがいました。アイオラのスピリアの中にはリチアがいました。
そしてアイオラは、カルセドニーが使っていたのと同じソーマを使っていました。
ゼクスたちはジルコニアを倒しましたが、クリードはドナのスピリアに逃げ込みました。
そのときドナはシングを身籠っていました。クリードはシングの中に入ってしまいました。
やがてシングが産まれました。ゼクスとドナはシングごとクリードを殺そうかとも思いましたが、
シングのスピリアはクリードには負けないと信じて、そのまま育てました・・・。
シングは「感情に流されるな」というゼクスの遺言を破り、クリードを目覚めさせたことを激しく後悔しましたが、
クリードの野望を阻止するという決意を新たにしました。


220 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:40:19 ID:NvBVwqVM0
シングたちはイネスとリチア、そしてクンツァイトと合流しました。
クンツァイトは実はリチアの守護機士だったので、コハクに向かって主と言ったのでした。
クリードはガルデニアを起動させ、スピリアを喰らい尽くすゼロムとしての本性を現しました。
スピルメイズの中だけではなく、とうとう原界にもゼロムが出現するようになってしまいました。
原界の人々の間に不安と混乱が広がっていきます。
クリードはまだサンドリオンで空を飛び回っています。クリードに対抗するには、こちらも空が飛べなくてはなりません。
飛べると言えばカルセドニーのソーマ、バルハイトが思い出されます。
リチアの力を使えば、バルハイトを巨大化、変形させ、飛行機にすることも可能らしいことが解りました。
シングたちは帝都に行きました。マリンがいるお城はゼロムに襲撃されていました。
マリンのことを心配したカルセドニーは一人でお城に乗り込んでしまいました。
ですが一人ではゼロムに太刀打ちできません。そこへやってきたシングたちはカルセドニーを助けました。
カルセドニーはマリンの元へとたどり着きました。
マリンはカルセドニーに嫌われたと思って、皇帝としての務めを放り出して嘆き悲しんでいました。
カルセドニーはマリンに愛の告白をして、二人は仲直りしました。
マリンは心を入れ替え、皇帝の役目を果たすことを誓いました。カルセドニーはそんなマリンを側で支えると約束しました。

カルセドニーからバルハイトを譲り受け、飛行機を作ってそれでサンドリオンに突入しました。
クリードが待つブリッジにシングたちが到達したとき、サンドリオンはガルデニアに向けて星の海を渡り始めました。
クリードと直接対決かと思いきや、クリードの守護機士であるインカローズがシングたちの前に立ちはだかりました。
シングの一太刀はインカローズの片目を貫きました。
それに怒ったインカローズは力を爆発させ、シングたちを弾き飛ばしました。
気がつくと、シングたちは白化した結晶界の大地に立っていました。
リチアが言うには、希望の塔ジャックシードからガルデニアに行けるということなので、
シングたちはジャックシードに向かいました。
塔を登っていく途中でインカローズが勝負を挑んできましたが、インカローズが負けました。
「クリード様、申し訳ありません。あなたが美しいと褒めてくださった目を、両方とも壊してしまいました・・・」
インカローズはとうとう機能停止しました。

シングたちはガルデニアに着きました。
ガルデニアのコアには、リチアと同じエメラルドの髪をしたフローラが融合していました。
シングたちより少し早くコアに着いたクリードは、強引にフローラをコアから引き離そうとしました。
そこへシングたちが現れて、クリードを止めました。
「やめろ、クリード!そんなことをしても、結晶界は復活しない!!」
フローラは語ります。ガルデニアが結晶界のスピリアを喰い尽してしまったのは、愛を知らないからなのです。
それは、ガルデニアを作ったクリード自身が愛を知らなかったせいなのでした。
「愛を知らないがゆえに、永遠に満たされず、無限に求め続けるしかない、哀れな子・・・」
それでもクリードはフローラをコアから引き離し、代わりに自分がコアと融合しました。
「もう終わりにしよう。誰かと想いをわかちあえれば、どんな暗闇からだって抜け出す道はあるんだ!」
シングの説得にもクリードは耳を貸しませんでした。
シングたちはクリードとの最終決戦に勝ち、クリードとガルデニアの融合を解きました。
「これがオレたちのスピリアの力だ!」


221 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05:54:33 ID:NvBVwqVM0
コアを破壊されたガルデニアはとうとう、自分自身をも喰い始めました。
早く逃げなければガルデニアごと消滅してしまいます。
シングは倒れているクリードを連れて逃げようとしました。
「クリードは、ひとりぼっちのオレなんだ!ずっとオレの中にいた、誰の想いにもスピリアを開かなかった、
もう一人のオレなんだ。だから、見殺しになんてできないよ!」
しかしクリードはシングを拒絶しました。
二千年生きてきたクリード、フローラ、リチアの三人のスピリアの寿命はもう尽きようとしていたのです。
クリードはガルデニアと共に消えることに決めました。フローラも残ることになりました。
シングたちは逃げていきました。
「ああ、なんと暖かい・・・。そうか、こんな簡単なことでよかったのだ。なぁ、フローラ・・・」
最期の時、フローラに触れたクリードは、ようやく愛が何なのか知ったのでした。

シングたちはサンドリオンに逃げました。
ガルデニアは消滅し、ガルデニアの中にあった結晶界のスピリアは解放され、結晶界に戻っていきました。
何百、何千年かかるか解りませんが、いつか必ず結晶界は復活すると、リチアは言います。
「これで思い残すことはありません・・・わ・・・」
寿命が尽きかけているリチアは倒れてしまいました。
せっかくリチアが幸せになれるときが来たというのに、何か方法はないのかとみんなで考えました。
機械人が持っている擬似スピリアの中は時間が操作できるといいます。
「リチア様、お願いです。どうか、自分の中で生きてください!」
リチアはクンツァイトのスピルメイズで、時間を止めたまま眠り続けることになりました。
「お願いします、リチア。あなたが守った世界の行く末を見届けてください」
「おやすみなさい、想いをつなげてくれた仲間たち」
「おやすみなさい、リチア。おやすみなさい、クンツァイト」

シングたちは原界に戻ってきました。
空を見上げると、白い月の側に、リチアが眠り続けるサンドリオンが浮かんでいるのが見えます。
それはまるで、エメラルド色に輝く星のようでした。

いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫
現の仲間と 想いを重ね 夢の剣(つるぎ)を託す姫
勇者が切り裂く黒い月 いつか生まれる白い月
空飛ぶクジラは星となり 悲しき悪夢も露と消ゆ
いばらの森の夢見姫 想いの糸をつなぐ姫
鋼の騎士に守られて きらめく星を胸に抱き
ずっとずっと夢みてる 世界が目覚める夢をみる

Fin

※ストーリーが無駄に複雑過ぎるorz登場人物多すぎ、設定がごちゃごちゃし過ぎ
 小ネタが多すぎて下手するとメインストーリーすら霞んでしまう
 もうちょっとシンプルにならなかったのかと小一時間問い詰めたい
 というわけで出来る限りシンプルにしてみましたがどうでしょう?

※登場人物の名前は宝石や鉱物の名前から、
 ダンジョン名はおとぎ話から引用されているようです。







| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー