Riviera ~約束の地リヴィエラ~

Riviera ~約束の地リヴィエラ~
part50-131~147,149~158


 

131 :ゲーム好き名無しさん:2010/03/14(日) 01:37:37 ID:rrWpDHso0
ユグドラ・ユニオンの続きにあたる
「Riviera~約束の地リヴィエラ~」GBA版予約いいですかー

132 :ゲーム好き名無しさん:2010/03/14(日) 02:13:47 ID:TaLavANQ0
>>131
どぞー

133 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 09:40:08 ID:rrWpDHso0
では失礼して…かなり長くなると思います
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Riviera~約束の地リヴィエラ~

 魔族の神界侵攻により勃発した魔族と神々の戦い『神魔戦争』
 神々の創造した『告死天使』の活躍により、戦乱は終焉を迎えた

 神々は力の全てを神界の果てに浮かぶ島『リヴィエラ』に
 神々再臨の約束の地として遺し、やがて滅んでしまった。

 神々亡き後 千年が経ったのち、魔族復活の兆しがリヴィエラで確認された。
 神々の代理者である『ゴートの七賢』は
 リヴィエラに眠る神々の力、全てを無に帰する『神罰』の発動の決断を下す。
 (魔族が復活する前にリヴィエラごと滅ぼしておこうという考え)

 『神罰』の実行者として、神魔戦争より千年の刻を経て『告死天使』が新生。
 今、リヴィエラの地に2人の告死天使が舞い降りる…

主なキャラクター
・エクセル
 主人公。力の代償に翼を失くした告死天使。
 神々の武器と呼ばれるディヴァインのうち最強のエクセリオンを操る。
・ロゼ  エクセルの使い魔。しっぽに緑のリボンを結んだ黒猫の姿。しゃべる。
・レダ  エクセルと共に神罰発動の任務を任されたもう一人の告死天使。
・マリス  エクセル、レダとは行動を別にする3人目の告死天使。
・ヘクター  『ゴートの七賢』の一人。エクセルやレダをリヴィエラに派遣した。

ヒロイン
リヴィエラの住人は人間ではなくほとんどが精霊という設定(中には獣人や天使もいる)。
・フィア  主に回復魔法担当の心優しい娘。
・ルゥリ
 飛び道具専門のトラブルメーカー。
 どう見ても幼女なのにフィアより年上という設定。
・セレネ アーク族の精霊でさっぱりした性格。
・シエラ 攻撃魔法を使いこなす魔女。天然おっとり形のお姉さん。


134 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 09:42:41 ID:rrWpDHso0
~Chapter1 告死天使、降臨~

 神罰を下す為、リヴィエラの入口『ヘヴンズゲート』へと向かうエクセルとレダ(とロゼ)。
 チュートリアルも兼ねて、暫くこの辺りを進むこととなる。
 翼をロスト(代償として失う)したエクセルをからかうロゼは、レダが何をロストしたのか尋ねるが、軽くあしらわれてしまう。
 エクセルは神罰の発動に疑問を持っていた。
「……レダ。どうにかしてリヴィエラも神界も助かる道はないのかな?」
「まだそんな事を言っているのかエクセル。
 リヴィエラに起こる多少の犠牲はやむをえない。どうせ昔は魔物が棲んでいた地だ。リヴィエラと名を変えただけに過ぎない」
「でも、リヴィエラは精霊の暮らす平和な世界になったはず。
 それを僕達が壊すなんて……」
「? きれいごとなら誰でも言える。
精霊とはいっても古の時代には魔族に従属していた存在。所詮は魔界の住人だ。
精霊の心配も結構だが、神界の防衛をするという己の使命を最優先に考えるのが 告死天使としてのオレたちの役目だ。
違うか?」
「う、うん。分かってる……」
レダに諭されうなだれるエクセル。

 途中魔族と戦いつつ、ロゼに馬鹿にされつつ、そのうち一行はヘヴンズゲートへとたどり着く。
 更に進もうとする一向に何処からか女性の声がひびく。
『神界のものよ、引き返しなさい。これより先に進むことを拒否します』
 ゲートの前に、裸に包帯のような布をぐるぐる巻きにした青い女性が現れ、エクセル達は驚く。
「あれは……女の人!? なぜ女の人が!?」
 ここでヘクターが現れ「この女は敵だから断罪しろ」と命じる。
 女性は謎の呪文を叫んで、巨大な火の鳥を召喚する。

 火の鳥を倒し、レダが女性に刃を向ける。
 女性は必死な様子で「神罰を実行してはならない。リヴィエラを滅ぼしてはならない」と訴える。
 レダが女性に斬りつけるが、女性には実体はなく傷つける事が出来なかった。
 ここで女性が謎の魔法のようなものを使う。
 するとエクセルが苦痛に叫びながら倒れ、光ったかと思うと消えてしまった。
「どうした、告死天使!?」ヘクターが叫ぶ。
 そして女性も姿を消してしまう。

 エクセルは真っ暗な場所で目を覚ました。
「こ、ここは……ッ!? 僕は……一体……。
 レダ……ロゼ……、ヘクター様……」
 いきなり、エクセルの体を激痛が襲う。「ぐはぁぁぁぁあッ!!」
 そこへ優しげな女性の声が聞こえる。
「リヴィエラに敵対するものよ……苦しいのは一瞬で終わる。リヴィエラに敵対心をもつものほどこの場所は幸福に感じるはず……。
 至福の夢を見ながら悠久の時をさまようがいい……。永遠に眠りなさい」

 つづく

135 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 09:44:53 ID:rrWpDHso0
つづき

そのころレダ達は…
「エクセルが消えちゃった……」
「……ッ!? 一体何が起きたのだ……?」うろたえるロゼとレダ。
「取り込まれたか……。役立たずの無能者め……」
「そんな…そんな…。エクセル―――――!!
 ヘクター様、エクセルを助けてよ」
「無駄だ使い魔。あの告死天使はもうロストした。それに、指名において多少の犠牲はつきものだ。諦めよ」
「そんな…」ロゼはがっくりとうなだれる。レダは黙っている。

 ある青い空間で、妖精達が集まっていた。
 どうも連れてこられた天使(多分エクセルのこと)が消えずに苦しんでいることが不思議らしい。
 “ウルスラ様”に聞いてみようと、妖精達は言い出した。
 その内、ウルスラ様……さきほどの青い女性がやってきた。
「ええ……そうですね……。わかりました……。
 私もみんなの意見に賛同します。この者に託してみましょう。
 リヴィエラの未来を……。そして、私達の平和を……」

 うなされていたエクセルががばりと身を起こすと、こそは見慣れぬ家だった。
「あれっ、ここは……」
「目が覚めたよ、フィアちゃん!」「ホント? ルゥリ、よかった…」
 2人の少女、フィアとルゥリは、突然森に落ちてきたというエクセルを保護してくれたらしい。
 ここはリヴィエラの街エレンディアだと教えられるが、エクセルは聞き覚えがあるだけで何かという事が分からない。
 名前を聞かれエクセルと名乗れはしたが、何処から来たか、何しに来たのかが全く思いだせなくなっていた。
 記憶喪失になったエクセルを、記憶が戻るまでこのうちで休んでいていいと2人は言ってくれた。

 エクセルが街を見回っていると、町長の家で言い争う声が聞こえた。
 どうやら魔族から攻撃を受けているらしいロザリナ島への調査隊を中止したのに対し、
 ルゥリが抗議しているらしい。
 ロザリナ島へ住むアーク族を見捨てるつもりなのかと怒っているようだ。
 どうしても考えを変えようとしない町長への説得をあきらめ、ルゥリとフィア、エクセルは自らがロザリナ島へ赴くことを決めた。

 そのころ、ヘクターは…
「まさかウルスラが妨害を企てるとは……。神罰を発動させるためにはどうあってもウルスラを排除しなければならぬ。
 あの封印されし者を召喚するしか術はないということか……。
 そのためには精霊の魂が必要になる……。マリスめ……あの島の魂ではまだ十分ではない。もっと必要なのだ……。精霊の魂が……。全ては神々の断罪のために……」

136 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 09:47:39 ID:rrWpDHso0
~Chapter2 探求の果てに~

 ロザリナ島で魔族を倒しつつアーク族を探すルゥリ、フィア、エクセル一行。そこへ少女の悲鳴が。
 駆けつけると、建物の屋根で蝙蝠のような羽をもつ少女と、黒い羽根をもつ金髪の娘が戦っていた。
 金髪の娘の方が有利のようだ。
「フフフ……どうした。追いかけっこはもう終わりかい?」
「ハァハァ……ふ、ふざけるなッ……!」
「逃げ切れると思ったのかい? たとえ逃げ切れたとしても、仲間はもう残っちゃいないけどね。今すぐ仲間の所に送ってやる。お前も心苦しいだろう? 一人だけ逃げ延びるような裏切り者にはなりたくあるまい」
「なッ……!? なんだとッ……!? 村の皆は……オマエが……!!」
「あんなにカンタンに魂が狩れるなんて。精霊のくせに怒号と悲鳴を上げるなんてね……。フフフ…いいよ……。もっと怒りな、恨んでみな。感情で昂ぶった瞬間こそ最高の魂が狩れるのだから……。誰も仲間はいない……誰も助けに来ない……。お前の魂もあたしに狩られるのさ」
「誰がアンタなんかに、魔族なんかに……」
「この斧ですぐに楽にしてやるよ……。くらえ―――ッ!」
「キャ―――ッ!」エクセルの元まで落ちる少女。
「フッ……寸前でかわしたか? 往生際が悪いものだね。でも結末はもう決まってるの言うのにさ」

 少女に声をかけるエクセル。警戒されるが、敵ではないと訴える。
 ルゥリが少女の特徴をみて少女がアーク族だという事に気付く。
 フィアが自分達がエレンディアから救助に着た事を告げる。
 そこで、金髪の娘がエクセル達の元へ降り立つ。
「新しい魂が3つか、フフフ……。狩りがいがありそうじゃないか……」
「! く、くそぉ……魔族めッ!!」
 その言葉にエクセル達は、今まで戦った魔族の容姿と娘の容姿を比べて首を傾げる。
「フフフッ、魔族か……。そうか……それも良かろう。ならば、精霊! その魔族に魂を狩られよ!!」
「や、やめろッ!!」咄嗟にエクセルが飛び出す。
「お前は誰だ?」
「死にゆくものに名乗る必要はあるまい。……どうした? お前達が先に魂を狩られたいというのか? ならば望み通り魂を狩ってくれるッ!」
 戦闘のち、エクセルと娘の武器がまばゆい光を放つ。
「くッ……! ディ、ディヴァイン!? 精霊ごときがなぜディヴァインを……」
「ディヴァイン……!?」
「……おまえ、何者!?」
「ディヴァイン……その名を……どこかで……」
 エクセルが何かを思い出そうとしたその時、激しい頭痛がエクセルを襲う。
「……うッ、な、なんだ!? 頭が……頭が……。うッあ、うッぁあぁッ!」
「ちょ、ちょっと! エクセルッ!?」「エクセルさま!?」突然の事に混乱するルゥリとフィア。
「何が……どうなっているんだ……」少女も呆然としている。
 ヴ――――ン(というエフェクト)
「こ、これは……共鳴!? ディヴァインが鳴いている!? くッ、まずい……」膝をつく娘。
「このままではあたしのディヴァインに影響が……」
 さらに2人の武器の輝きが増す。
「うわァアッ、アアア!!!」更に苦しむエクセル。
「くッ!? とりあえずこの場を離れるしかないか……」娘も苦痛を感じるらしい。
「命拾いをしたな……」と言い残し娘は消えた。
 エクセルは苦痛に耐えきれず、倒れた。

つづく

137 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 09:51:58 ID:rrWpDHso0
つづき

 しばらくして気がついて、エクセル達は少女に事情を聴く。
 少女はルゥリの言うとおりアーク族で、突然先程の娘に村を襲撃され一人生き残ってしまったらしい。少女は名をセレネと言った。
 これ以上犠牲を出さないために、どうしてもあの魔族を倒したい。だから一緒に連れて行ってほしいという。エクセル達はセレネを連れて魔族退治を協力する事になった。

 エクセル一行がロザリナ島を探索するうち、塔のてっぺんへたどり着いた。
 そのにあった石版は、神界のものにしか読めない“神聖文字”で書かれているとフィアが言う。神界を言い伝えの中だけの世界と思っていたセレネはそれを聞いて驚く。
 そんなことを言っている矢先、エクセルが石板を口読しだした。石板の文字を読める事に驚くフィア。エクセル自身も何故読めるのか分からなかった。
 石板の内容が何らかの呪文になっていたのか、突然青い光を放つ戦士が現れた。

 必死になって倒そうとするものの、青い光を放つ戦士には全くと言っていい程効かない。
「貴様ノ力ハソノ程度カ……。愚カ者メ、ナラバ死ヌガイイ……」
「このままでは……」
 エクセルが最悪の事態を覚悟したその時、ウルスラが現れる。
「エクセル……。ディヴァインの真の力を……、あなたに……返します……」
 直後、エクセルの剣が輝きだす。
「キサマ……ナンノ真似ダ……!?」
「あなたの力を……示して……そしてインフェルノスを倒して……」
「な……なんだ……!? 何かが解放されるような……」
 エクセルは輝く剣を使って戦士を倒す。
 ウルスラはエクセルに語る。自分がエクセルの記憶を封じた事。自分は精霊とリヴィエラの守護者である事。
 エクセルにリヴィエラのこと、そこで暮らす数多の精霊たちの事を知って欲しかったがためにしたことである事。
 ウルスラは全てを伝えて、エクセルへ記憶を返す。
「記憶を取り戻しても……どうか……リヴィエラの事を想っていて……」
「く……ッ、あ、頭が……」
 数瞬のち、エクセルは全ての記憶を取り戻した。
「僕は……告死天使……。使命は……リヴィエラの破壊……。だから神罰の発動を……。…………。」
「エ、エクセル様……!?」
「リヴィエラの破壊って……。エクセル……まさか……!?」
「エ、エクセルは悪い人なんかじゃないよ! そうだよね、エクセルッ!? エクセルってばぁ……」
 みんながエクセルに説明を求めるも、エクセルは答えない。

 ウルスラはさらに、エクセルが先程倒した戦士は魔神、インフェルノス(魔族の強化版みたいなもの。各章のボス)であり、それらは魔族を召喚することができ、
 これがリヴィエラで魔族が復活しつつある原因である事を説明した。
 そして、神界が魔族の復活を防ぐために神罰の発動しリヴィエラごと魔族を消し去る決断したことを説明する。
「リヴィエラごとって……まさか……」あまりの事実に言葉を失くすフィア。
「僕はその為に来たんだ……。神界の命令は…絶対だから……」
「しかし、あなたは疑問を持った。だから私はあなたの記憶を消した。リヴィエラでの暮らし、精霊たちと触れ合うことで、神罰によるリヴィエラの破壊がどんな意味を持つのかを知って欲しかったから……。
 あなたと一緒に来た者たちは神罰発動の準備をしています。神罰でリヴィエラごと滅びるか魔族によって滅びるか……。
 今、精霊たちは大いなる禍の渦中にいます。インフェルノスを倒せるのはディヴァインをもつものだけです。インフェルノスを封印すれば魔族の復活は阻止できます。
 どうか神罰が発動される前に精霊たちと協力してすべてのインフェルノスを封印してください……」
「エクセル……」「エクセル様……」「エクセルぅ……」
 皆が真剣にエクセルを見つめる。
(ここで選択肢が出る。結果は同じだがセリフが若干異なる)
「…………。もちろん! インフェルノスを倒すよ。神界のやり方はおかしい、自分達が助かるためにリヴィエラを滅ぼすなんて絶対に間違ってると思う」エクセルははっきりと宣言した。
「エクセル様!」「えへへ、エクセル~♪」「さすが、そうこなくっちゃ!」それぞれがエクセルの言葉に笑みをこぼす。
 こうして一行は、次のインフェルノスが潜むというネルデ巨樹遺跡へ向かう事になった。

138 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 09:58:28 ID:rrWpDHso0

~Chapter3 インフェルノス~

 全体的に巨大な木の根に覆われた遺跡を探索するエクセル、ルゥリ、フィア、セレネ一行。
 探索途中で足を滑らせて全員遺跡の中へおっこちてしまう。
 そこへ悲鳴を聞きつけた、赤い服に身を包んだ娘がやってきた。助けてもらおうとするが、彼女もバランスを崩してエクセル達の元へ落下。その重みで、さらに遺跡が崩れエクセル達は悲鳴を上げながら再び落ちて行く。

 どうにか遺跡から脱出した一行。赤い服を着た娘はシエラと名乗った。
 エクセル達がインフェルノスについて説明すると、彼女は親友のミルフィーユちゃんとはぐれてしまったから心配だという。
 エクセル達は一人はぐれたというミルフィーユちゃんを心配し、探す事にする。

 遺跡の頂上にたどり着き、この章でのボスのインフェルノス、リンドリウムと遭遇する。
 戦闘の末、なんとかインフェルノスを封印する事に成功。
 みんなが喜ぶ中、シエラだけが「ここまで来てミルフィーユちゃんに会えないなんて」と浮かない表情。
 みんなが励まし、もう一度探そうと言う中、どこからか猫の鳴き声が。
「……ッ!? 今、声が聞こえましたわ! ミルフィーユちゃん……どこ!? きっとこの中にミルフィーユちゃんが!」
 声を聞いて活気づき遺跡を掘り返しはじめるシエラ。横でルゥリが喜ぶ。
 一同がシエラの開けた穴を覗くと……。
「ミルフィーユちゃん! よかった! 無事で!」
「これが……。ミ、ミルフィーユ……ちゃん?」ミルフィーユちゃんの正体を見て唖然とするエクセル。
「そうですわ♪」親友と再会できて喜ぶシエラ。
「なんだー…猫だったんだー」
「にゃ?」
 そこには……緑のリボンを尾に結んだ見覚えのある黒猫が。
「まさか……ロゼ?」信じられない面持ちでエクセルがつぶやく。
「にゃ、にゃにゃ~にゃ(あぁ、まさかエクセルっ!?)」
「やっぱり!」
「にゃ~にゃにゃ~!! にゃ~にゃにゃ~!!(生きていたんだ! 探したんだよ!)
 にゃんにゃ~にゃにゃー!!(やっと見つけたよー!!)」(以下猫語省略して『』で表示)
「あら、珍しい。この子が人見知りしないなんて。この子ね、森の中でケガをして倒れていたの」
『昼寝してただけだよー!』
「だからね、わたしがずっと看病してあげたの^^」
『元気になる……とか言ってヘンなクスリ飲まされたんだよ!』
「それ以来すっかりお友達になったの^^」
「……そ、それはよかったね」
『おかげで普通に喋る事が出来ないんだ』
 エクセルにだけ通じるのは、ロゼがエクセルの使い魔だかららしい。
 エクセルがミルフィーユちゃんを知っている猫だということをシエラに伝えると、セレネが言う。
 ミルフィーユちゃんが見つかったのはいいが、ミルフィーユちゃんはエクセルとシエラどちらに付いて行くのか。
 その問題に対し、シエラはにこやかに、自分もエクセルについていきたいから問題ないと言った。
 こうして旅の仲間にシエラも加わる事になった。

 このあと一行がエレンディアに帰ると、ヒロイン陣の水浴びを覗く事が出来る。
 覗きに行くと例外なくバレて、ヒロインの友好度が全員下がる。

139 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:02:03 ID:rrWpDHso0

~Chapter4 沈みゆく叡智と遺産~

 エレンディアの長老から水没都市テティスで魔族が現れたという噂を聞き、そこへやってきたエクセル、ルゥリ、フィア、セレネ、シエラ、ロゼ(ミルフィーユ)。
 しばらく辺りを探索するうちに、ある事に気付く。ふと気付けば、この都市の水位が上がっている気がする。
 その時、どこかから水の流れる音が。そして水位は一行の足元までに。
「このままだと、ここも水に飲み込まれてしまいます……」
「ここから早く移動しましょう」

 移動の途中、魔族に襲われているウンディーネを見つける。魔族の気を逸らしてやると、ウンディーネは水に飛び込んで逃げて行った。

そのころ、水没都市のある場所で、似た顔をした赤と青の子供の魔物がなにやら話していた。
赤「さて、そろそろ例の作戦を実行に移すわよ」
 青「♪ さくせんしっこう~」
 赤「ふふ、ゴーレムを動かせればエクセルはイチコロなんだから!」
 青「いちころ!」
 その時一陣の風が吹いて……
青「あっ!」 青の子供の魔物の手から紙切れが飛んでいく。
赤「もー、なにやってんのよ。説明書失くしちゃ、自由に動かせないじゃない」
青「ごめんー;」
赤「まぁ、すでに起動は済ませてあるんだし、説明書くらいなくなっても大丈夫ね、きっと!」
青「だいじょうぶ~」

つづく

140 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:03:33 ID:rrWpDHso0
つづき

 エクセル達の所に場面が変わる。
「来たな、極悪人エクセルめッ!」
「えくせるめ~」
「!? だ、誰だッ!?」 姿が見えず声だけ響く敵に構えるエクセル。
「紅きワイズ!」 赤い子供の魔物が現れる。
「蒼きフール~」 青い子供の魔物が現れる。
「参上!」「じょ~♪」
「もう、フール! やっぱり最後が合ってないわ」
「あう……」
「練習したんだからしっかりしてよー!」
「ご~め~ん~♪」
「……なにこれ?」
「さぁ……双子さんでしょうか……」展開についていけないルゥリとシエラ。
「まあ、いいわ、それよりも……。われら魔族を荒らしまわる極悪人め、もうお前の好きにはさせないわ!」
「……えッ!? ご、極悪人って……僕のこと!?」驚くエクセル。
「決まっているだろう!」「だろう~!」
「我らの水攻めを抜け出すとは極悪人かつ、ズル賢いヤツだ!」「ズルズル~!」
「そんな…」
「っていうか、あれはアンタたちの仕業だったの?」
「いかにも! でも、こうなったら実力行使の方が良さそうね! フール! 格の違いを見せてあげなさい!」
「わかった~、ボクがんばるよ~♪」
「じゃあ、後は頼んだわね」そして姿を消すワイズ。
「いくぞ~、えくせる~♪」
 戦闘開始。
 戦闘に勝つと、さらにエクセル達を極悪人呼ばわりして、逃げてしまう。
 また水位が上がってくるので、先を進むエクセルたち。

 進んでいくと、「世界で一番素敵な魔族はワイズとフールである。○が×か」と書いてある看板と、
 ○と書いてあるパネルと×と書いてあるパネルが足元にある廊下へ出た。
 ここで○に乗ると、上からバナナンの実(回復アイテム)が落ちてくる。

 さらに進んでいくと、再びウンディーネを見つける。
 話を聞くと、先程助けたウンディーネの姉だという。
 あとでもう一度同じ場所を訪れると、助けたお礼に武器をくれる。

つづく

141 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:09:01 ID:rrWpDHso0
つづき

 そうしてもっと進んでいくと、双子の魔物を見つける。
「あねーちゃーん、極悪人、きーたーよー」
「まったく、まさかフールがやられるとは思わなかったわ。私としたことがちょっと油断しちゃったわね。
 だけど今度はカクゴしなさい。この、弱い者イジメ集団がッ!!」
「ルゥリは、弱いものイジメなんかじゃないよ!」
「そうよ! さっきから極悪人だのなんだのって人聞きの悪い」いきり立つルゥリとセレネ。
「私の弟をタコ殴りにしておいて弱いものイジメじゃないの? 弱いものイジメに高慢ちきプラスねっ!」
「あなた、ちょっと言葉がすぎますわよっ!」温厚なシエラも声を荒げる。
「あらやだ、なにそのカッコ? 肌見せちゃって、やらし~い」(そういう本人も裸に緩く包帯を巻いただけの格好)
「なッ……!?」
「弱いものイジメと高慢ちきに えっち追加ねっ!」
「さっきから人の悪口を言って楽しいんですか!」黙っていたフィアも怒り出す。
「当り前じゃなーい。そんな事も知らないのー? 弱いものイジメと高慢ちきとえっちに、おバカさん追加ねっ!
 あ~あ、もう、サイアクの集団ね。私がコテンパンにしてあげるわ」
「アッタマきた! みんないくよーッ!」
「もちろんです!」
「お仕置きが必要ですわね^^#」
「いっけーぇッ!」
 戦闘開始。
 ヒロイン達の怒りの鉄槌がワイズに勝つと…。

「おねーちゃん、やっぱりむりだよー」
「フール……」
「もう、あきらめようよー」
「でも私達がやられたら、みんな八つ裂きにされちゃうのよ」
「ルゥリたち、そんなことしないよー」
「そうです」
「ほんとー?」
「騙されてはいけないわ、フール。それが奴ら精霊の手なのよ」
 あまりの言いように先程とは違う意味で気分を落とすシエラ。
「そんな……違いますわ」
「私達、あなたたちと戦いたいわけじゃないんです」
「そうなの?」
「そんな訳……でも私の聞いた話だと精霊は全てを根絶やしにするって」
「そんなことないよ……」
「じゃあ私達のこと見逃がしてくれる?」
(ここで選択肢が出る。見逃すを選ぶと魔族を見逃し、選ばないと魔族を消滅させる)
「もちろんだよ」エクセルは笑顔でうなずく。
「じゃあ、仲直りだね~♪」ルゥリが魔族に歩み寄り握手する。
「ありがとう。サイアクの集団なんて言ってごめんなさい;」
「ごめんねー♪」
「それじゃ帰りましょう、フール」
「ばいばーい♪」
 そして双子の魔物は姿を消した。

つづく

142 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:10:33 ID:rrWpDHso0
つづき
 
 水没都市の頂上へたどりつくと、インフェルノス堕天使アークエンジェルが現れる。
 無事勝利し、このまま何事もなくエレンディアの帰路をたどると思えたが……。
 
『テティスのインフェルノスも封印成功。一応順調みたいだね』
「そうだね。ウルスラとの約束を守る事が出来るよ」
ロゼとエクセルがほのぼのと会話をしていたその時。
「ウルスラとの約束? なぜ貴様がそんな約束を守らねばならんのだ?」
「「!」」
「その声は……?」『まさか……』
 見上げると、そこには岩にたたずむレダの姿があった。夕陽の逆光により彼の表情を伺うことはできない。
「生きていたとはな……エクセル……」
「レダ……」
「なぜ我等が使命の邪魔をする。なぜ、ウルスラの味方を……」
「それは……」
「魔族が神界を守るためには神罰を発動させなければならない。ウルスラはその神罰を妨害しているのだぞ。今からでも遅くはない。オレと共に神罰の発動を担え」
「神罰を使わなくても他に方法があるはずだッ!」
「そんな事を考えている時間はない。魔族が蘇り、神界に危機が訪れている。神罰でリヴィエラごと消滅させるのが最善の方法だ」
「リヴィエラにいる精霊達だって命はあるんだよ!」
「貴様は、ウルスラに騙され、情に流されているにすぎない。オレはリヴィエラを断罪する」
「…………。レダ……、何をしようというんだ?」
「…ユグドラル領域……」
「……ユグドラル領域…? レダ……」
『消えた……』
「どうして、こうなっちゃったんだろうね……。一緒に門をくぐったはずなのに……。僕たちは一体何をロストしたんだろう……」
 先を歩いていたルゥリが振り返る。
「エクセル~~!! 何してんの? 早くしないと置いてくよ~!!」
「! あっごめん」
 レダとの再会。それはエクセルが精霊とは違う告死天使だということを改めて実感さっせた結果となった。
 神界にいた頃とは何もかもが違う。それぞれの思いを交錯させてエクセルはエレンディアに着く。

 エレンディアに戻ると再びエクセルはヒロイン達の水浴びの覗きをする事が出来る。
 ここでもやはり覗くとバレてヒロインの友好度が下がる。

143 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:14:20 ID:rrWpDHso0

~Chapter5 不死なる者たち~

 封印したインフェルノスはこれまでに3体。とうとう残りの一体を残す事になった。
 その一体のいる可能性が高いとされエクセル一行が向かったのは、ミレノ地下庭園。
 ここで、シーフにルゥリの荷物を奪われたり ヴァンパイアにセレネを仲間と勘違いされたり、でもって隠しボスを見つけて倒すとクリア後にオマケ要素を楽しむことが出来る。

 地下庭園の最奥部までたどりつくと、最後のインフェルノスDeath(死神の姿をして大きな鎌を構えている)が現れる。
 最後のインフェルノスを倒し、喜ぶ一行。そこへウルスラが現れる。
 「これでインフェルノスは全て封印されました。これでリヴィエラは救われた……はずでした。しかし、インフェルノスより恐ろしい闇が、世界を包もうとしているのです。その闇の名は………」
 ウルスラから名を聞いて、ざわめくエクセル達。最後に、ウルスラはつぶやいた。
「未だ光はリヴィエラを照らさず……未来は闇に続きけり……」

 エレンディアに戻り、体を休めるエクセル達。眠るエクセルの夢の中で、声が聞こえた。
「…………」
「エクセル……。エクセル、声に耳を傾けてください」
「……ウルスラ」
「大変な事が起ころうとしています」
「どうしたんですか?」
「私が鎮座するユグドラル領域に告死天使が侵入したのです」
「告死天使……まさかレダが……」
「告死天使はユグドラル領域の守護石アクアリウムを破壊するつもりです」
「アクアリウム?」
「アクアリウムを破壊されれば、召喚された封印されし者がそのまま、エレンディアに流れ込んできてしまいます。そうすれば私は対峙し、互いに消える事になるでしょう。私が消えれば神罰を護る者が誰もいなくなります。
 エクセル……この危機を防がねばなりません。アクアリウムを告死天使から守る必要があります」
「……そうですか。ではすぐに、ユグドラル領域へ向かいます」
「ありがとう、エクセル……。あなたに、神と世界樹の加護がありますように……」

 エクセルは目覚めたのち、ルゥリらを集めて夢のことを説明する。
 長老の元へ行ってユグドラル領域の場所を聞き、その地に向けて出発する事に。
『いいんだね? レダ様と対峙する事になるかもしれないんだよ』
「…………。それがリヴィエラへ来た僕の運命……なのか……」

144 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:16:46 ID:rrWpDHso0

~Chapter6 約束の地~

  そのころ、妖精達が集う青い空間(Chapter1のエクセルが連れて行かれたところ)では…
 「どうしよう…!! 破壊されるなんて…! おかげで世界樹が外に丸見えだよ……」
 「黒い翼の怖い天使がやってくるよ……」
 「怖いよぅ……」
  おびえる妖精達の前に、ウルスラが現れる。
 「ウルスラ様!」「ウルスラ様!」
 「……これ以上の進入を阻止するため、このユグドラル領域全てに侵入者を排除する妖精……セフィーロたちを解き放ちました」
 「セフィーロ……!? セフィーロは危険な妖精! 敵も味方もないですよ!」
 「ええ、わかっています……ですが侵入者の到着は遅れるでしょう。どうか、それまでエクセルが間に合いますように……」

 そして、世界樹に辿り着いたエクセルたち。
「ここが……世界樹の中なのか……?」
「うっわー、スッゴイ広いねーっ!」
「光まで射してて、本当にここって木の中なの?」
「本当、信じられません。今までこんな大きな存在がエレンディアのすぐ近くにあったなんて……」
「このどこかにレダがいるんだ。追いついてレダを止めないと……」
「また、戦いになるのでしょうか?」エクセルを案ずるシエラ。
「わからない。とにかく会って話をしないと……。魔界の復活はもうないんだ。それなのにレダたちは神罰を……。急ごう、みんな!」

「レダは神罰を発動させる気なんだ。急いでレダに追いつかないと!」
「神罰……出来る事なら、目にしたくない事実ですわ」
「……うん」
「でも、レダに追いついたらエクセルはどうするの?」
「えっ……」
『どうする?』
「わからないな……僕にも」
 そこへ、セフィーロ出現。敵ではない自分達に何で、とセレネが言うが、向こうから見れば侵入者には変わりがないとシエラが言う。
 向かってくるセフィーロを倒しつつ、一行は急ぐ。

 進んでいる間にもエクセルは常に焦りと不安にさいなまれていた。
「もしも逆に進んでいたら……レダは……」
「エクセル様…」
「どうしたら……」
「エクセル様…!」
「あ…ごめんフィア。考え事してて……」
「エクセル様、わたし、怒ってるんです!」

つづく

145 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:19:14 ID:rrWpDHso0
つづき

「えっ!?」
「私達、そんなに頼りになりませんか?」
「えっ……どうして……急に……」フィアの剣幕に戸惑うエクセル。
「そうだよ、エクセル、急にじゃないよ」
「ルゥリちゃんの言う通りですわ」
「うんうん」ルゥリ、シエラ、セレネがフィアに付く。
「ど、どういうことだい?」
「私達は今まで自分の意志でエクセル様と冒険し、色々な物を見てきました。でもエクセル様はいつも自分の中で一つの結果を作ってそこには誰も近づけてくれない……。
 告死天使だからとか難しいこと私達には理解することは出来ないかも知れません。でも、仲間じゃないですか一緒に冒険してきた……。私達に話してくれてもいいじゃないですか……。
 いつも独りで悩みを持って、いつも独りで解決しようとなさって……」
ここでフィアの瞳から涙が…
「もっと、もっともっと私達を頼って下さいよ。私達をあてにしてくださいよ……。ひっく…ひっく…」
「フィア……」
「そういう訳ですわ。私達が一緒になったのは偶然かも知れませんが、一緒に戦ってきたのは必然であり運命だったと私も思います」
「ルゥリもエクセルと会えて良かったと思うよ」
「シエラ……ルゥリ……」
「言いたい事、全部言われちゃったけど、あたしも同じ」やれやれと言った様子のセレネ。
「セレネ……。
 うん、わかった。みんなありがとう。これからは全てのことをみんなに話す。辛い事もみんなと一緒なら乗り越えて行ける気がする。ありがとう。それを教えてくれたのはみんなだよ」
「エ……エクセル……様」
「行こう、世界樹の中へ、ウルスラの元へ。そこで、僕はレダを……神々の暴走を……止めるッ!」

 そのころ、レダは…
「貴様らのようなザコを相手にしているヒマはない! 失せろッ!」
 槍を振りかざして数体のセフィーロをいっぺんに倒してしまう。
「邪魔する者は全て抹消する。神々の名において……」
 そして飛び立っていった。

 世界樹のある場所で。
「エクセル、聞いてもいい?」
「いいよ、何? ルゥリ」
「レダとかっていう人お友達だったの?」
「…………」
「もし、お友達だったら……。昔からのお友達だったとしたら、ルゥリがフィアちゃんと戦ったりするようなものなのかなって……思って。そうしたら、涙が止まらなくなって」泣きだすルゥリ。
「ルゥリ……」
「エクセル……、かわいそうだよ……。エクセル……」泣き続けるルゥリ。
「ルゥリ、エクセル様を困らせてはいけませんよ」フィアが優しくなだめる。
「フィアちゃん……だって……」

つづく

146 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:21:05 ID:rrWpDHso0
つづき

 また、世界樹のある場所で。
「エクセルくん」おもむろに声をかけるシエラ。
「何?」
「エクセルくんはなぜ告死天使になったんですか?」
「……。選ばれたから…かな。天使の中から……」
「翼を失くして、リヴィエラに来る…ほど。そのお仕事って大事なモノなんですか?」
「シエラさん……」フィアが心配そうに声を掛ける。
「正直、わからないんだ」
「えッ……!?」意外そうに驚くシエラ。
「ただ、今は告死天使である前にエクセルで良かったと思ってるよ。みんなに会えたからね…」
「エクセルくん」微笑むシエラ。

 進む途中、レダのものと思われる黒い羽根を拾う。

 そして、世界樹のまたある場所で。
『エクセル』
「何かな?」
『エクセルはレダ様と戦える?』
「えっ……」
『今までエクセルを見て来た……だから、少しはエクセルの気持ちも分かると思うんだ。でも……。僕はこっちの世界に来てからのエクセルの方が好きだよ』
「ありがとう、ロゼ」
「エクセルくん、ミルフィーユちゃんの1人占めはいけませんわ」
「そうだ、そうだー」
「いや…これは……。うん、そうだね」

 そのころ、レダ。
「アクアリウムをすべて消滅させれば神罰が起こる……。それを成せるのは他でもない」
 再びセフィーロたちを数体いっぺんに消滅。
「この俺だ!」
 そして飛び立っていった。

 再び、世界樹のある場所で。
「エクセル様……、告死天使ってどんなお仕事なんですか?」
「どんな……って、神々に使える事……かな?」
「自分のことは?」セレネが何ともなく聞く。
「………あまり考えた事ないかな」それを聞いたシエラが笑った。
「クスッ……、エクセルくんらしいわね」

つづく

147 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 10:22:44 ID:rrWpDHso0
つづき

「ウルスラを護るために精霊と戦うなんて……」不満そうなセレネ。
「ウルスラ様だよー」ルゥリが指摘する。
「どっちでもいいよ。とにかく、納得がいかないよ。精霊を護るために精霊を倒すなんて……」
「……ごめん」
「な、なんでエクセルが謝るのよ」
「もとはと言えば僕が……」
「エクセルくん」エクセルに寄るシエラ。
「な、なに……!?」
「エクセルくんは今なぜここにいるのですか?」
「それは、レダを止めようと……」
「じゃあ、それでいいじゃありませんか」
「う……ん」エクセルは変に丸められてしまった。
「セレネさんもですよ」
「あっ、うん……そうだね」セレネも素直に頷く。
「シエラちゃんすごーい」賞賛するルゥリ。
「大人さんですから^^」

 そして進むうち、再び黒い羽根を拾った。
 羽根が温かい……レダは近い。
 そうして、一行は遂にレダに追いついた。
 レダは、今まさにアクアリウムを破壊してしまった所だった。

 3つのうち1つを破壊したというレダ。残りの2つも破壊しようとする所でエクセルが制止を掛ける。
 神罰なんて必要ない。魔族の源であるインフェルノスは全て封印したと。
 しかし、あんなものを追いかけていたのかとレダは一蹴。驚くエクセルたちに、レダは明かす。
 インフェルノスはすでに存在する魔族を活発化させるにすぎない。活発になった魔物に殺された精霊は、その魂を死の司る者へと集められる。その、集まった魂こそが、神々の本来の目的だった。
 ロザリナ島での悲劇の真相に、セレネが怒りをあらわにする。
 そして、再びエクセルに目を覚ませと言うレダ。
 エクセルは自分の意志のもと、はっきりとそれを拒絶した。
 告死天使レダとの戦闘開始。

つづく
149 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 11:06:10 ID:rrWpDHso0
つづき

 レダに勝利。槍にもたれて今にも倒れそうなレダ。
 心配したエクセルがかけよるが、トドメをさせとレダが言う。そんなこと出来ない、仲間じゃないかとエクセルは言う。
 そのとき、突然金髪の黒い翼をもつ娘が現れ、レダに斧で斬りつけた。苦鳴を上げて動かなくなるレダ。
 この娘はセレネを襲っていた娘だった。
「おまえは……マリス」(なぜここでエクセルが名前を知っているかは不明)
「告死天使の仲間に殺されてさぞ満足だっただろうね」愉快そうに微笑むマリス。
「僕は、レダを傷付けるつもりはなかった……」
「何を言ってるんだ。剣を構えて今まで殺し合いをしていたんだよ。そんな考え方をリヴィエラでは偽善って言うんだよ」
「そんな……」
「さあ、偽善者エクセル。あたしがここにいる理由……わかるかい?」
「……」
「あたしも告死天使なのさ。神斧トゥールに……ヘクター様に誓ってね。絶対神が消えて1000年……。もはや黄金の時を刻むだけの神界を再考する為には誰かが絶対神にならればならない。
 そして神界は未来永劫の力を得る。ヘクター様はそうおっしゃった。そしてあたしはヘクター様を信じ、ロザリナ島で魂狩りを行い、精霊の魂を集め始めたのさ。全て神界のためにね……。
 エクセルに負けるような腑抜けの告死天使などいらない……。神界には絶対神が必要なのよ! ヘクター様のような絶対神が! 放っておいても、お互いに傷つけあったバカな告死天使はセフィーロが始末してくれるわ。
 安心して死になさい、あたしがすべて引き継いであげる。告死天使の役目をねッ」
 そしてマリスは飛び立っていった。
「エクセル……」
「レダ……。生きていたんだ」
「エクセル……行け。ヤツを……マリスを止めるんだ……! マリスの行為は神界の掟に反している……。あれでは告死天使ではなく、ヘクターの私兵になってしまう……」
「レダ……」
「はやく行け……。もう時間がないんだ」
「レダを……仲間をこのままにして置いていけないよ!」
「お前は……本当に……物好きだな。まだ……仲間だと……。
 俺がこんな事でやられるわけはあるまい。告死天使レダがこんな所で………。何をしているッ! はやく追え!」
「……わかった……だけど、すぐに戻ってくる……」
 レダを残し、先へ進むエクセル達。

つづく

150 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 11:17:30 ID:rrWpDHso0


つづき

「この先にアクアリウムがあるはず……。急いでマリスを追わないと」
「あの女……」セレネが歯がみする。
「でも、レダさんて以外と良い天使かもね……」ルゥリがぽつりと言う。
「そうだね…それを本人に聞かせると嫌がりそうだけどね」
「あの…レダさん…大丈夫でしょうか……」心配するフィア。
「大丈夫だよ、レダがそう言ったんだから…。それに今は…行くしかないよ。それがレダの望みでもあるんだ!」
「時間がありませんわ。行きましょう!」
 走り出す一行。
「アクアリウムを絶対にマリスから守らなければならない」
「守護石を破壊されれば、ウルスラ様は直接攻撃されますわ」
「なんとしてでも防がなければなりませんね」
「マリスを追うんだ!」

 進んだ先は、今までの温かな雰囲気とは違う澄んだ青のみが広がる空間だった。
 そこは『神ノ叡智ノ眠ル場所』と呼ばれる、神々の領域。

 途中、ロゼはエクセルに尋ねた。このままだとヘクター様をも敵に回す事になる。それでもいいのか…と。
 エクセルは構わないと答えた。

 そして、エクセル達は遂にマリスのもとへ追いつく。
 マリスは今まさにアクアリウムを破壊せんとしていた。
 寸前で制止を掛けようとするが、マリスはアクアリウムを破壊してしまった。
 マリスはすでに2つのユニットを破壊していて、これですべてのアクアリウムが破壊された事になった。
 ここで、ウルスラをマリスから守るため、マリスとの戦闘開始。

「くっ……! なかなかやるじゃない……!」マリスとの戦闘は激化を極めた。しかし…。
「遊びの時間は終わりよ。そろそろ……死になさい!」
 エクセルに斧を振り降ろすマリス。
「そうはさせん」
 直前、レダがエクセルの前に立ちはだかりマリスの攻撃を受けた。悲鳴をあげて倒れるレダ。
「レダッ!」
「まだ生きていたのかい! この死にぞこないめが!」
 マリスは悪態をつくと、時間が来たと言って笑いながら飛び去ってしまう。
 残されたエクセルたちと倒れこむレダ。

つづく

151 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 11:27:10 ID:rrWpDHso0
つづき

 レダに駆け寄るエクセルとロゼ。
 レダは虫の息ですべての元凶はヘクターである事を告げる。結局天使はヘクターに騙されていたのだと、自分は告死天使として失格だとレダが笑う。
「使い魔。そういえばいつか、俺に告死天使としてロストしたモノを聞いていたな。俺がロストしたもの……それは己の感情だ。おかげでどんな使命も適切にこなす事が出来る」
「レダ……」
「そんな俺にとって、お前という存在は、邪魔で仕方がなかった。疑問を持ち、悩み、考えるお前を見て、いつも怒りにも似た感情がこみあげてきた。でも、それは怒りではなかった。俺はお前が羨ましかったのかもしれないな。
 糸のように切れてしまいそうになりながら、次には見違えるばかりの強さを身につけて行くお前に。エクセル……お前なら……。お前であれば、何か…手を打てるのかもしれない……。使命の間、考えても…感情のない俺にはいくら考えても探せなかった…その答えが……。
 エクセル……さらば…だ……」レダの体が光りはじめる。
「レダッ!」
『レダ様ぁぁ~~~』
 エクセルは何度も名前を叫んだ。
「生きろ……エクセル……」
 レダの体は、光って、光って、そして……。レダは、光になって消えた。
 そこに残るのは…。
「これは!?」
『レダ様の……雫』

 そこへウルスラが現れる。
 悲しんでいる暇はない。
 レダの言っていた通り常闇の迷宮へ行き(※レダではなくマリスが言った)、直接ヘクターを止めるしか方法はないと言い、塔を示した。
「すべてに決着をつける為に……
 そして僕たちみんなの未来のために……
 行こう! これが最後の戦いだ!」

152 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 11:40:06 ID:rrWpDHso0

~Chapter7 深き闇のなかで…~

 常闇の迷宮の存在するゴリアテ塔を目指すエクセルたち。
 道中、ロゼがエクセルに言った。
『レダ様のことだけどさ、最後に残ったレダ様の雫って、やっぱり涙だと思うんだ。そう考えると、レダ様はロストしたものを最後に取り戻したのかもしれないね。
 あくまで推測にすぎないけどね』
「………」

 やがてゴリアテ塔の頂上へたどり着く。そのはるか上空にマリスが居た。
 マリスは一行に魂を奪うのをやめようとしない。何故そこまでヘクターに執着するのかとエクセルが問うと、マリスは自分が告死天使になるためにロストしたものは己の未来だという。
 自らの未来を全てヘクターに託すことで、ヘクターこそがマリスの全てとなったのだ。
 自分に用意された未来などない。そう言い聞かせ、マリスはまだ癒えぬ傷に耐えつつエクセルと最後の戦いに挑む。告死天使マリスとの戦闘開始。
 勝利するが、マリスはまだやらなければならない事があると言い残して逃走。

 マリスを追ううち、一行は周囲の空気が歪んだような、幾何学的な模様に包まれた不思議な空間にでる。
 そこで、いつかレダと戦った火の鳥…ただし色がモノクロの魔物が現れる。
 倒し、更に進むと、今まで倒したインフェルノス、全てが順番にモノクロの状態で再び襲いかかって来た。
 合間、エクセル達は様々な会話を交わした。
 ロゼはこの戦いが終わってもまたエクセルと旅がしたい事。その知識を、いつか形にしたいこと。
 ルゥリは、帰ったらエレンディアの街の皆とまた遊びたいこと。
 フィアは、やっとエクセルが悩みを打ち明けてくれたことが嬉しいということ。
 シエラは、これからもっと隠された魔術を研究していきたいことなど。
 そして、最後に戦ったインフェルノスDeathを再び倒したのち……エクセル達の足元が轟音と共に突然激しく揺れ出した。
「神罰を発動させるものか! 絶対にッ!」エクセルは走りだした。

つづく

153 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 11:50:54 ID:rrWpDHso0
つづき

 一行がたどり着いた先……そこは常闇の迷宮。そこにヘクターが待ち受けていた。
「エクセル……だな。よく私の所へ戻って来た。流石は告死天使、私が見込んだだけのことはある。あの無能なレダより強いとは感服する限りだ。
 さあ、私の元へ帰り共に断罪を下すのだ。そして新たなる絶対神の誕生を祝福してくれ」
 エクセルを迎えるヘクターに対し、エクセルは無言でうつむく。
「……どうした?」
「あなたは多くを奪いすぎた。精霊を……そして友人を……。封印されしセトを召喚するために多くの精霊の魂奪い、己が絶対神になろうとレダや僕まで利用した。
 そのうえリヴィエラまで破壊しようというのかッ!」
「フン……。所詮は、神々に創られし戦の道具。理解は出来ぬか……。新たな秩序を築くには全てを無にしなければならん。そして新たなる秩序を築くという事が分からぬとは。
 そもそもリヴィエラの破壊は神界が下した事だ……。これは神々の意志だ」
「本当に神界が神罰の決定を下したのか…」
「私だけでなくともいつか神罰の実行を決定しただろう。私はただ利用しただけだ。私だけではない……。神界にはもともと精霊の命を命として扱う考えはない。
 それが神界…。それが神々の意志…。それがこの世界の未来だ! 今ここで、仲間と共に悔いるがいい! 神界に背いたことを……!」
 ゴートの七賢、ヘクターとの戦闘開始。
 倒したが、ヘクターはその場から消えて逃げてしまう。エクセルは急いでヘクターを探す。

 消滅する事を逃れたヘクターは、未だセト復活を諦めてはいなかった。
「セトを召喚させるにはまだ精霊の魂が足らぬか。あと少し、少しの精霊の魂があれば……」
 焦るヘクター。そこへ、エクセルたちが現れる。
「ヘクター、観念しろ! お前の野望も終わりだ!!」
「まだ我に楯突くのか……」
 そのとき、声が響く。
「エクセル! やはりおまえの負けよ」
 突然現れたのは傷だらけのマリスだった。
「マリスッ!!」
 マリスはヒロインの後ろの現れ、うち一人を羽交い締めにする(このとき一番エクセルと好感度の高いヒロインが襲われる)。
ヒロインは悲鳴を上げる。
「ヘクター様。この精霊の魂をセト再生の礎にッ……」
「よくやったぞ、マリス」
「!」エクセルはヒロインの名前を叫ぶ。
「早くセトの召喚を! 神界の未来のために! ヘクター様が絶対神となるために……」
「よし……わかった」
 ヘクターはヒロインを押さえつけるマリスもろとも攻撃魔法を発動した。
 視界が光りで真っ白になり、のちのヒロインの苦鳴を発する。
 名前を叫び、駆け寄るエクセル。
「これでリヴィエラの未来が……そしてあたしの未来が……、救わ…れ…る……」消滅するマリス。

 致命傷を受けたヒロインは、エクセルに最期の言葉を遺し、息絶えてしまう。
「○○、目を開けるんだ、○○―――――!!」
 彼女の亡骸を抱いて、エクセルは叫んだ。

つづく

154 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 12:01:15 ID:rrWpDHso0
つづき

 復活に必要な精霊の魂を注ぎこまれたセトへ流れ込み、死を司る究極の存在、セトが蘇った。
「チカラがホしい……。シをクらうチカラがホしい……。チカラチカラチカラ……。チカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラ」
 セトが翼を広げたその時、辺りの景色が一瞬にしておどろおどろしいものに変貌する。
「みろっ! まるで赤子のようではないか。純真にすべての力を求める呪われた生き物」
 ヘクターが嬉々として言う。
「○○……こんな物の犠牲に……」セトを見て戦慄するエクセル。

 そして笑いだすヘクター。ダミーの天使にしては最後に役に立ってくれたと、耳を疑うようなことを言う。
 マリスは実は告死天使の出来損ないで、ヘクターが自身の力を斧として具現化し与えていたのだと言った。それをマリスが自身が告死天使になったものと、未来を預けたなどと表現するのはちゃんちゃら可笑しいというのだ。
 そして自分こそ絶対神になるなどと宣言したヘクターに対し、エクセルは「断じて許さない」と怒りをあらわにする。
「何をほざく……お前が勝ったと思うのはまだ早いぞ……。私とセトが融合するとき本当の力を発揮するのだッ!」
『まさかッ!?』
 急に、セトが苦痛の表情で呻き始める。
 あたりが一面に光ったかと思うと、そこにヘクターが消え、セトもいなくなっていた。
 そこにいたのは…
「………フフ。ククク……コノ力……。心地ヨイ…心地ヨイゾ……」
「ヘクターッ!」
「ヘクターナドトイウ存在デハナイ。我ハ……セトラ……。我ハ……新タナル秩序……。ソシテ……我ハ……絶対神!
 ククククク……。オ前タチモ 消エサレッ!」
 ラスボス、聖魔セトラと戦闘開始。
 
「断罪は……終わった……」
 セトラを倒すと、足元が轟音と共に再び揺れ始める。
「グオォォォォ………ッ! オ前ハ何者ダ……」
「僕は……エクセル……。死を宣告する者。そして、魔を断罪する者。僕が翼の代わりに得た者はエクセリオンじゃない。リヴィエラで出会った仲間と…………勇気だ!! 
 この世界に絶対神など必要ない! 神罰など必要ないんだ!」
「我……ガ……。我ガ存在スルニハ力量ガ弱スギル……。コレガ……オ前のチカラ……、意思ノ強サ……。……ソウ言ウコトカ……」
 最後に、一つ悲鳴を上げて、セトラは消滅した。

つづく
156 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 12:07:13 ID:rrWpDHso0
つづき

 全てが終わった。そう思った瞬間、セトの作りだした空間、壁、空が崩れ始めた。
 大慌てで逃げ出すエクセル達。しかし崩れつつある空間に出口などない。
『ボクたちはみんな死んじゃうのかな。使命を果たしたから? それが、神々の決めたことわりなのかな?』
「僕は……○○を……守ることが出来なかった。ヘクターを倒し、神界の暴走を止めたけど。僕は……僕はッ」
『今思うと、全てが神々の筋書きだったのかもしれない。ボクたちはその舞台の上でただ踊っていただけなのかな。生命も木も草もこれからも未来さえも……』

 気が付くと、エクセルはあの例の青い空間にいた。
「ここは? 僕たちは一体……」
「エクセル……」ウルスラが現れた。
「ありがとう、エクセル。ヘクターはセトと共に消えました。もう誰も神罰に触れる事はないでしょう。リヴィエラは救われました」
「本当ですか!」
「長い旅でしたね。あなたでなければ歩めなかったことでしょう」
「…………。でも僕は大切な仲間を失ってしまった」
「○○ですね。まだ失ったわけではありませんよ」
「えッ?」
 空間の一部が輝き出したかと思うと、そこには犠牲になったはずのヒロインが。名前を叫ぶエクセル。
「私が彼女の魂を冥府から呼び戻しました」
「ウルスラ……」
「セトが消滅したために、対極の存在である私も間もなく消滅するでしょう」
「そんな…ではこれから誰がリヴィエラを護るのですか?」
「それはこの大地に生きとし生ける者たち……。この約束の地で未来をつかんだ者たち。私は信じています。
 さようなら。リヴィエラの救世主。さようなら、約束を守った誇り高き、告死天使よ……」
 エクセルは、共に旅したかけがえのない仲間達の名前を一人ずつ呟いた。

つづく

157 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 12:17:23 ID:rrWpDHso0
つづき

 気が付くと、エクセルたちは全員そろって地面に倒れていた。
シエラ「エレンディアへ帰ってくることができたんですね」
フィア「……えっ? 生きてる……」
セレネ「ここは……」
ルゥリ「エレンディアだ~~~~!」
ロゼ『よかったあ~~~~!』
フィア「ウルスラ様のお力でしょうか」
セレネ「きっとそうだよ」

 このあとのスタッフロール後、蘇ったヒロインとそれぞれマルチEDを迎える。(マルチエピローグと言った方が正しいかも)

【これは神界で紡がれた歴史の記録である。
 ボクは、この目の見て、聞いて、そして知った。
 運命とは作るものではなく ましてや従うものでもなく
 自らの手で生み出していくものだということを……
 自分の力を信じれば枷となるものの全てが外れる事を……
 ボクは後世に伝えたい。一人でも多く……。
 この本を、友人でもあったある天使に捧げる。
                  歴史家 ロゼ・R・クロフォート】

開かれた古い歴史書をバックに、
Finの文字がゆっくりと浮かび上がる。

おわり

158 :Riviera~約束の地リヴィエラ~GBA版:2010/03/14(日) 12:28:16 ID:rrWpDHso0
~Chapter8 冥府と云われる場所~

 ミラノ地下庭園で隠しボスを倒すと遊べる。
 冥界の王ハーデスと戦闘できる。

補足:
・ED後もロゼが人語を喋れになったかは語られていない。あるEDでは喋れるようになる。
・最後の歴史書の部分がよく分からない人は ゲームを初めから最後までやってみると意味が分かると思われ
・途中のインフェルノス、堕天使はユグドラ・ユニオンに出てくるマリエッタのなれの果て
・オマケBOSSハーデスは似たようなのがナイツ・イン・ザ・ナイトメアで出てくる。
・マリスと似たような恰好の告死天使がユグドラ・ユニオンに出てくる。
・ウルスラがレダを蘇らせてくれなかったのは、天使が死ぬと体が残らず魂もないから?(推測)
・これでもイベントシーン大半削った。細かい所は省略してます……分かりにくいところも多々あると思います
長々と失礼しました。。

159 :ゲーム好き名無しさん:2010/03/14(日) 13:23:11 ID:cb552Wm+0
Riviera乙です
GBA版はPSP版と違って覗きイベントの一枚絵がきわいどいんだよねw

160 :ゲーム好き名無しさん:2010/03/14(日) 14:34:25 ID:xr9oqZKt0
乙です

>>159
確かユグドラ・ユニオンでもGBAとPSPで沐浴イベントのイラストが違うんだよね
最終更新:2010年07月01日 18:44