ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章

part50-300~305

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300 :(DC)ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2010/03/30(火) 10:45:39 ID:uYVm3wvU0
原作からの登場人物・用語の詳細は、長くなるので原作マンガwiki参照
グリフィス受肉~新パーティー結成以前(ガッツ・グリフィス共に)の話
その為、ガッツ一行はガッツ・キャスカ・パックのみ
本編からは髑髏の騎士・ゾッド・ゴッドハンド(シルエット程度)

【主なオリジナルキャラクター】
・リタ
 旅芸人として各地を興行で回る勝気な少女、ナイフ投げやアクロバットが得意
・ヨブ
 リタと共に芸をする大男、体躯に見合った怪力だが知能は童子程度
・バルザック
 ガッツが立ち寄る土地の地方領主、獅子の様な面貌の壮年男性
 背丈の割り厚い体つき、障害があるのか常に杖を突いている
 ある目的の為にガッツに接触してくる
・アネット
 バルザックの一人娘、父親に似ず見目麗しい女性だが・・・
・ギョーブ
 バルザックの臣
・ダンテス
 バルザックに疑念を持つ市民たちの頭目
・エリザ
 山深い集落でまとめ役のような立場にいるシスター

【オリジナル用語】
・マンドラゴラ
 根が万能薬の原料になるとされる伝説の植物
 引き抜く際に悲鳴のような叫び声を上げ、聞いた者を発狂させるという
 物語の舞台である土地では突然、この伝説を髣髴とさせる植物が各地で群生
 また伝説とは違い、自ら人に寄生し精神を狂わせると噂されている
・マンドラゴラ憑き
 上記のマンドラゴラに寄生されたと思しき人々
 虚脱・記憶喪失・幼児退行といった症状を発し、人面のような瘤
 それを中心に肉でできた根のような脈が体表に走っている
 異常な精神・異様な外見の為、迫害の対象になっている


ストーリーに続きます
 

301 :(DC)ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2010/03/30(火) 12:10:24 ID:uYVm3wvU0
続きの1、とりあえず導入だけ物語り調に

【導入】
 荒れた山間を貫く街道、旅芸人の少女と大男を乗せた馬車が行く
 
 次の土地、次の興行に思いを馳せる少女リタ
 厳しい時代を生きるために、彼女が今よりも幼い時から繰り返してきた生活
 御者台で軽口を叩きながら、いつもの旅が続くはずだった
 目前に街道筋を縄張りとする野盗の群れが現れるまでは
 
 いかに腕力があろうとも機転の利かないヨブには頼れない
 何より相手は多勢過ぎた
 だが略奪者たちの注目が別のものに集まる
 突然その場に紛れ込んだ女
 
 簡素な衣服、黒い髪、褐色の肌、そして美しい顔
 
 思いもよらない獲物に不審を持ちつつも下劣に歓喜する男たち
 リタの叫びもむなしく、その女に掴みかかる野盗は
 どこから放たれたものか、複数の矢に射抜かれて死んだ
 驚き狼狽する野盗と、同じく状況を理解出来ないリタの前に
 異様ないでたちの男が現れた
 
 黒い髪、片方は閉じられた黒い瞳
 黒い甲冑、黒い鋼の義手、そして黒い外套
 肌以外を全て黒色で埋めた大柄な男

 彼は褐色の女を囲んでいた野盗達を瞬く間に射殺した
 あまりの手際に呆然としていた生き残りが声を荒げた
 後詰めに伏せていた野盗の本隊を加勢させるために
 その数に絶望するリタ
 
 だが黒い男は迫る危機に慌てる様子も、逃げる素振も見せない
 複数の凶刃が黒い男を貫く姿を誰もが思い描いた瞬間
 襲った男達は、倍の数の塊になって地面に散らばった
 黒い男はいつの間にか手にした「それ」で事を成したのだった
 その場に居合わせた加害者と被害者が、共に正気を疑う物
 
 それは剣というにはあまりにも大きすぎた
 大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた
 それはまさに鉄塊だった

 それを剣として縦横に振るう黒い男、男は間違いなく剣士だった
 彼は容易く、瞬く間に野盗を殲滅すると褐色の女の元へ向かった
 女に寄り添い、何事も無かったように去ろうとする黒い剣士
 リタは恐怖か興味か、彼に声をかけるのだった

続きます

302 :(DC)ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2010/03/30(火) 13:22:26 ID:uYVm3wvU0
続きの2、こっからは記憶に自信の無い所もあるのでゲーム進行どおりに

【導入後半から】
 リタからの感謝や、街まで同道しないかという言葉をガッツは無視する
 だがパックがリタ達の芸が見たいとか、キャスカを休ませてあげようとか
 散々ごねた為に、やむなく次の街に寄る事に
 
 門をくぐり街に入るガッツ一行
 何故か道端に座りこんだ人々をそこかしこで見かける
 またその風体から、住民に遠巻きに見られるガッツ
 そんな扱いはいつもの事だと歩を進める
 足元にはどれも同じような葉をつけた植物が何株も生えていた

【本編開始】
 街の広場で住民達に芸を披露するリタとヨブ
 キャスカとパックが興味を示したので、ガッツも遠巻きに観芸
 リタの投げナイフ芸が終わり、怪力を見世物にするヨブの番に
 芸でバランスを崩し転んでしまうヨブ、笑いに包まれる広場
 だが観客の笑顔が凍りつく
 転んだ際に着衣の一部を落としたヨブ、その身体には人面の瘤が浮いていた
 
 「マンドラゴラ憑きだ!」誰かが叫ぶ
 それを皮切りに住民達は一斉にヨブに恐怖と共に敵意を抱く
 「出て行け」となじる者、石を投げつける者
 一人ヨブを庇うリタ「ヨブが何をしたのよ!」、ガッツ達も事態が飲み込めない
 害意に晒され怯えていたヨブが苦しみだす、同時に烙印が疼くガッツ
 壁面に叩きつけられ絶命する住民、犯人はヨブだった、『ヨブだったもの』だった
 
 人面の瘤は大きく隆起し、身体を伝う根は上半身と片腕を覆い
 芸に使うはずだった大斧は巨大な根で出来た腕と一体と化し
 加害者だった住民を被害者に変えるために振るわれた
 リタの必死の呼びかけにも応じず、見境無く暴れるヨブ
 二人の間にガッツが割って入る
 キャスカを守る為に、魔に属するものを殺す為に

 躊躇無くヨブを斬り殺すガッツに呆然とするリタ
 そこに兵士を伴った豪奢な馬車が現れる
 降り立ったのは、街を含めた土地一帯を収める領主バルザック
 マンドラゴラ憑きへの対処は領主である自分の仕事だと言い
 武装した兵士の軍勢でも手を焼く化け物を斬ったガッツに感服し
 助力を乞いたいと持ちかける

 先ほど斬った物の正体に興味を持ったガッツは招きに応じる
 キャスカ・パックを連れ、領主の館に向かうガッツ
 「殺す事なかったのに!」リタの怒声を背に受けて


続きます

303 :ゲーム好き名無しさん:2010/03/30(火) 13:55:56 ID:uYVm3wvU0
うごっ・・・
早速前後関係ミスった気がしまくるのでDC引っ張り出してくる
夜に訂正含めて続き書きますorz

304 :(DC)ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2010/03/30(火) 16:46:46 ID:uYVm3wvU0
続きの3と修正
ちょっと確認プレイしたら案の定間違っていた、反省はしている
そして全然ざっとじゃなくなってる、とても反省している

【修正点】
 ヨブの得物は大斧でなく大鎚、変異した時に取り込んだかは不明
 左腕が鈍器のように、右腕が鞭のように変わっている
 もう一点は前回のラストのくだりなので、修正しつつ続きとして投下

【修正&本編続き】
 変わり果てたヨブを躊躇無く斬り殺すガッツ、それに呆然とするリタ
 ヨブが死んだのをみるや、住民達は彼の亡骸を足蹴にし罵倒する
 あまりの仕打ちに怒るリタ、その矛先は手を下したガッツに向かう
 
 「殺す事なかったのに!」リタの叫びにガッツは返す
 「化け物相手に手加減する剣は知らねぇ」
 
 食い下がろうとするリタ、しかしそこへ武装した兵士に囲まれた馬車が現れる
 降り立ったのはこの地方一帯の領主であるバルザック
 彼は暴れたヨブが『マンドラゴラ憑き』という病に冒されたという事
 自分はその対策を研究している事を話す
 彼はガッツが連れているキャスカもマンドラゴラ憑きではないかと疑う
 
 それを否定し庇うガッツにバルザックはある提案する
 精神を病んだ者には、自分の研究が役に立つかもしれない
 その為に自分の居城に招待したいと
 思いもよらぬ提案にガッツは驚くも、キャスカの為に話に乗る
 ガッツ一行はバルザックと共に城へ向かう事に

 そしてガッツ達が去った広場、リタはヨブの亡骸の横で座り込む
 その彼女に、残ったバルザックの兵が近付いてきた

 バルザックの城に着いたガッツ達
 城内はほの暗く、人の息吹を感じられない
 唯一温かみがあるとすれば、エントランスの踊り場に飾られた
 美しい女性を描いた肖像画のみ、バルザックの妻であった人の絵だ
 
 バルザックはガッツにのみ見せたい物があり、そこで仔細を話したいと言う
 キャスカから離れる事を拒否するが、結局パックに彼女を任せる
 地下へと誘われるガッツは、ある階層で烙印の疼きを感じる
 そこはマンドラゴラ憑きを収容する牢、そして研究施設のある場所だった
 
 領民を守るため、マンドラゴラ憑きという奇病を取り払いたいが
 それにはマンドラゴラの大木にある『核』から作る薬が必要である事
 ガッツにマンドラゴラについて語るバルザックは、更に取引をもちかける


続きます 

305 :(DC)ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2010/03/30(火) 18:01:26 ID:uYVm3wvU0
続きの4
完全に忘れてましたがリタは芸を仕込んだ犬を連れてます
ちょっと話に絡むので先にそんなんも居ますよ、と

【本編続き】
 バルザックの言うマンドラゴラ大樹の『核』はとある集落にあり
 バルザックも何度も兵を送り込み、完全な『核』を手に入れようとしたらしい
 だが、その集落から無事に帰還した者すら居らず
 今ではその集落のシスターが頑なに他者の介入を拒んでいると言う
 
 説得も強攻策も実らぬ状況だが
 単騎で腕が立ち、兵ではないガッツなら、あるいは上手く潜入し
 『核』を集落から奪取出来るかも知れない
 見返りに『核』から精製するマンドラゴラの万能薬を用い
 キャスカの治療を請け負うと言うバルザック
 優秀な領主然としたバルザックの言に不審を隠さないガッツ
 だがキャスカに回復の可能性があるならと、提案を受ける

 一方、ガッツを待つパックとエントランスを徘徊するキャスカ
 勝手に他の部屋へ向かうキャスカをパックが押し留めていると
 正面の扉から兵士に突き飛ばされたリタが転がり出た
 兵士達は街に来た事を呪えと言い放ち、リタに剣を向ける
 リタを見て驚くパック、そのパック達に驚くリタ、リタに近付くキャスカ
 兵士達も不意に近付いてきたキャスカに戸惑い、動きが止まる
 その瞬間、城外から雄たけびが聞こえ、兵士達に矢が浴びせられる
 戸惑うパックとリタ、城外からは男達が無数に雪崩込んで来ていた

 地下に居るバルザックの元に、その騒動が報告される
 バルザックは対応の為にガッツの前から消える
 ガッツはキャスカの身を案じ研究室を飛び出す
 既に地下にも乱入者は辿り着いており、地下牢を解放していく
 どうやらマンドラゴラ憑き以外の人々も収監されていて
 その救助=外部からの牢破りが目的であるようだった

 そんな騒ぎは無関係とばかりに通路を進むガッツ
 だが目の前で牢を開けていた男が、突然吹き飛ばされた
 妙な気配に足を止めるガッツに、牢内から這い出た異形達が襲い掛かる
 それはヨブと同じく、マンドラゴラ憑きと呼ばれ、変わってしまった人々だった
 ガッツがこの階に来た時は、まだ人の形を成していた者すら変わっていた
 顔も判別できないほど肉の根に覆われ、ガッツに群がる異形達
 それら全てを切り伏せてキャスカの元へと急ぐ
 
 地上階へ辿り着いたガッツの所へパックが慌てて飛んでくる
 「キャスカがリタと一緒に攫われた!」
 ガッツは焦燥を露にし、城外へ逃れた乱入者達を追った
 

続きます

 

548 :ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2013/07/30(火) 16:57:45 ID:???
●ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章
未解決一覧にあったので、既出部分の続きを適当に書く


549 :ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2013/07/30(火) 16:58:42 ID:???
 キャスカを助けに裏門へ向かうガッツ。
 その頃、領主バルザックは憤りギョーブは平謝りし逃げた敵の殲滅を約束する。
 行き先を見失っていたガッツの前に、リタの犬が現れる。パックが話を聞くと場所を知っており案内するらしい。
 夜の街中を犬の後を追うガッツ。敵と勘違いしているのか襲い掛かってくるバルザックの兵を皆殺しにしながら進む。
 キャスカを連れ去った奴らのアジトに辿り着いたガッツ。見張りをしていた男達と剣を交えようとする。
 そこに彼らのリーダーであるダンテスが現れガッツに謝罪し止める。一緒に現れたリタがガッツの頬を叩いた。
 女も守れなくて何が剣士だと怒る。ダンテスはリタが殺されそうになっていた事を教える。
 アジトに案内されるガッツ。影からギョーブの部下が様子をうかがっていた。


 長い円周の下り階段。古い時代の遺跡で抵抗軍のアジトである。途中でバルザックの本当の目的をダンテスは話す。
 バルザックはマンドラゴラ憑きの治療ではなく、戦争に使おうとしていた。
 研究のためにさらい、口封じのために知ったものを暗殺する。この街に入ったものは街から出る事は許されない。
 捕まっていた仲間を救助するため城に押し入ったらしい、途中キャスカをたまたま実験隊だと思い連れて帰った。
 バルザックは昔、名君と呼ばれていた。しかしマンドラゴラの病が流行ってから暴君へと変わってしまった。
 地下墓地にたどり着く。するとガッツの烙印が死霊を呼び出し、墓場からゾンビが現れる。逃げまどう抵抗軍。
 死霊達を倒しながらキャスカの元に向かうガッツ。地下の泉に赤ん坊を抱いた女性と共にキャスカがいた。
 抱きつくガッツ。ガッツはダンテスに、バルザックとの約束でマンドラゴラの核を取りに村に向かうと告げる。
 バルザックが例え悪党でも、キャスカを治せる薬の研究をしている可能性があるならそれに賭けたいとガッツ。
 それが真実の可能性はどこにもないとダンテスは止める。しかし赤ん坊を抱いた女性が後押しする。
 女性はダンテスの妻、そして抱いた赤ん坊の顔には大きな瘤がある、マンドラゴラ憑きだった。
 確かに可能性はあるかもしれないが、それでもバルザックの研究に頼りたくない。虐げてきた領主の力は欲しくない。
 その話を聞いたリタは、過去の為に未来を犠牲にするなんておかしい。人は自由なんだと訴える。
 ダンテスは人は自由ではなく流した血に縛られる、誰かのために血を流さなければならない日が来るとたしなめた。
 

 リタは離れ、膝を抱えて座る。自分は今まで一人で生きてきたとパックに愚痴る。
 ヨブは近くで会ったらしい、食べ物を与えてやると子供みたいについてきたという。
 ガッツが謝罪し、パックがそれに驚く。リタもあの時は仕方がなかったと謝罪した。
 ダンテス達が現れ、ガッツと共について行くと話した。マンドラゴラの核を手に入れ、バルザックと交渉すると言う。
 キャスカをここで預かるとダンテスが言うが、悪霊たちの事を考えて断る。
 しかしパック曰く、ここはエルフの泉であり悪霊は近づけないらしい。
 リタがキャスカを守るからと言うと、ガッツはパックをなげ渡し、村へと向かった。


 ガッツ達が出かけた後、アジトの泉でキャスカとリタが共に待っていた。
 そこに爆発音が響く。抵抗軍が倒れており、マンドラゴラの両手を持ったバルザックの兵士。
 実験は成功だとギョーブが喜ぶ。リタとキャスカが捕まる。
 

 その頃、ガッツとダンテスとその部下三人は、村に向かって昼の森を歩いていた。
 そこにマンドラゴラ憑きの犬や熊が襲い掛かってきて、部下が一人やられる。倒しながら先に進む一同。
 途中で大岩が崩れてきてガッツは避ける、上を見るとかつての盗賊。さらに先に進むと橋ごとガッツを落とそうとする。
 突破し進むガッツにたくさんの盗賊が襲い掛かる。殲滅し先に進むと岩が崩れ落ちる。
 落ちた所にはもはや人間とは思えないほどマンドラゴラにつかれた化け物たちがいた。これを倒す。


 村に辿り着いた四人。マンドラゴラに憑かれた物狂いたちがのどかに生活していた。
 生き生きとしていると羨ましそうに言うダンテス、部下の一人が悪態をつきながら地面の花を引っこ抜いた。
 ガッツが止めるのも遅くマンドラゴラが悲鳴をあげる。部下二人が死に、さらに凶暴化した村人たちが襲い掛かってくる。
 村人に攻撃されたダンテスはガッツに家族を頼み、息を引き取る。ガッツは剣を振りまわし村人を殺していく。
 そこにシスターのエリザが現れて、剣を収めるようにガッツに言う。引き抜いたマンドラゴラを地面に戻した。
 村人を殺したガッツを責める。彼等は敵意を見せたりマンドラゴラを抜かなければ襲ってこない、無邪気な子供だと。


550 :ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2013/07/30(火) 17:03:52 ID:???
 ため息をつくガッツの元に、アジトにいたはずのリタが走ってくる。
 抵抗軍の人々が皆殺しにされ、キャスカがバルザックの部下に捕まり、返してほしくば核と引き換えだと。
 エリザに詰め寄り核の在り処を聞くガッツ。しかしシスターは答えず、代わりにニコという少年の昔話をする。
 ニコは物狂いで村人達にいじめられていたが、それでも毎日を笑顔で生きた優しい少年だった。
 しかし大凶作の雪の日に教会の前でのたれ死んだ。ちなみに言葉ではでないが、イラストではベヘリットを握っている。
 エリザからすればマンドラゴラ憑きの方が純真であり、それを迫害するバルザックや街の人が救い難い存在だと。
 ガッツにこの村を放っておいてほしいと頼む。敵意を見せなければ彼等は襲わない。
 しかしこのままではマンドラゴラ憑きは増える一方だとリタは言う。
 だがエリザは争い血を流す街の人々と、ここにいるマンドラゴラ憑きはどちらが幸せかと問い返す。
 ガッツは人間なんてえげつないもの、オレは自分の思いの為に血を流すとエリザの言葉を切り捨てる。
 こっちの都合で悪いが、教えてくれないなら勝手に持って行くとガッツは言い放つ。エリザは去っていった。


 その頃、キャスカとパック。城の中に囚われていた所、悪霊たちが周りから現れてくる。
 そこに突然、外壁を破壊してゾッド登場。妖気を辿ってキャスカを見つけ、ガッツが近くにいるのかと喜び去る。
 パックはキャスカを引っ張って、破壊された穴から脱出する。兵士達の声から逃げるように、城の地下を進む二人。
 そこにはたくさんの死体が釣られ、実験されたあとがあった。恐怖におののく二人、兵士の声が聞こえ逃げる。
 どこかの部屋に逃げ込む。そこは豪華な造りの部屋で、物狂いの若い女性がいた。
 近くに若いバルザックと共に女の描かれた絵が立てかけてあり、それを見たパックが女はバルザックの娘だと考えた。
 キャスカと女が人形で遊ぶ、外から兵士の声が聞こえる。慌てるパックが本棚の向こうに隠し扉を見つける。
 それを開いてキャスカを連れて逃げ込む。そこには水槽に赤ん坊のような物が浮かんでいた。
 灰色の身体に右半分だけの顔がついて、目を閉じた赤ん坊。なんだこれと飛び回るパック、キャスカは抱きかかえる。
 そこにバルザックが現れ、「その核は私の物だ!」と襲い掛かる。 
 その瞬間、赤ん坊が悲鳴をあげる。城が揺れ、赤ん坊から生えた触手がキャスタにまとわりつく。
 バルザックはさきほどの若い女、アネットを連れて逃げる。 
 城の中にいた牢屋の中のマンドラゴラ憑き達が暴れ、街中の地面に埋まるマンドラゴラ達が立ち上がり集団で進む。


 村の中の教会で、ガッツとリタは隠し階段を見つける。リタを置いてガッツは洞窟を進む。
 たくさんのマンドラゴラ憑きの人々が、核を守るために襲い掛かってくる。倒しながら進むガッツ。
 奥には蔦に囲まれた部屋。そして巨大なマンドラゴラがいた。
 横に寄り添うように立つシスターのエリザ。マンドラゴラの葉が開き、中に右半分の顔のない少年、核がそこにあった。
 エリザの脚から植物の根っこが生えていた。エリザは正気のままのマンドラゴラ憑きだった。
 襲い来るエリザを切り捨て、巨大なマンドラゴラの本体と戦うガッツ。本体の少年を切り落とす。
 少年を拾い上げると、生きていたエリザが奪い取り逃げ去った。「この子は誰にも渡しません!」


 洞窟から村へと出るエリザと、追いかけるガッツ。だが村は燃え上がっていた。
 たくさんのバルザックの兵士と、マンドラゴラ兵が待っていた。そこにはギューヴの姿もあった。
 追いつめられたエリザは神に全ての人の救いを求めた後、核の少年を抱いたまま炎の中に飛びこみ焼け死ぬ。
 泣いて膝を落とすリタ、その足元にエリザの持っていたベヘリットが落ちて、リタは拾い上げる。気付かないガッツ。
 ギューヴは人質がいるからおとなしくついてこいと言う。
 そこに空からゾッドが落ちてきて、兵士が数人一瞬にして死ぬ。怯え逃げ出すギューヴ達。
 一足遅かったが人間に敗れるようなら鷹も必要ないだろうと言うゾッドに、化け物の軍団でも作るのかと問うガッツ。
 そんなことより、いつぞやの戦いの続きをしようと構えるゾッド。ガッツも剣を手に迎え撃つ。
 燃え上がる村の中、なんとか倒すガッツ。互いにやるべき事がある今、心置きなく戦えないとゾッドは去っていった。
 生き残っていた村人達からマンドラゴラが外れ正気に戻る。大樹が倒されて枯れたらしい。
 死体だらけで泣きわめく村人。血まみれのガッツを見て犯人だと決めつけ、石を投げてくる。
 立ち去るガッツ。リタはこの村にもう幸せな人はいないんだと呟いた。


551 :ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章:2013/07/30(火) 17:04:28 ID:???
 街に戻ったガッツとリタ。街は異様な雰囲気で、そこらに火が上がっていた。
 パックが飛んできてキャスカがマンドラゴラに取り込まれ、城中のマンドラゴラ憑きが暴れ、兵士たちも戦っている。
 マンドラゴラ憑きの兵隊や、街の人々にもマンドラゴラが取りついて暴れていると早口で説明する。


 逃げまどう街の人々。キャスカを助けるため、たくさんのマンドラゴラ街人や兵士達を切り殺しながら城へと走る。
 兵士を殺しながら城奥に行くと、アネットと呼ばれた女性が歩いていた。放っておけないとリタが連れていく。
 研究所を越えていくと、ギューヴがたくさんの兵士とともに襲い掛かってくる、これを殺し扉を開く。
 開けた先は玉間、玉座にバルザックが座り待ち受けていた。


 一緒に来たアネットを見て驚くバルザック。キャスカの場所を聞くガッツに、願いは叶わないと答える。
 リタはかつて名君と呼ばれていたのに、なぜ暴君となったのかを聞く。
 かつては何も恐れなかった、しかし終わらない戦争、荒れた領地、疲弊する民、そして見込みのない病気の妻。
 それらが徐々に重荷となって疲れ果てる、ただ流した血だけが両足を支えていた。だがそれも限界だった。
 リタは娘のアネットは生き甲斐にならないのかと聞く、アネットは妻だと答えた。もう何もわからない妻だと。
 マンドラゴラの核から抽出した、あらゆる病に効くといわれる薬。それは確かに病を消した。
 しかし代わりに全ての記憶と老いぬ身体になってしまった。ただバルザックだけが老い、記憶が積み上がる。
 歩み寄ってきた子供のような笑顔のアネットを、バルザックは突き飛ばす。
「所詮は血塗られし道よ! ならば私は進むまでだ!」
 マンドラゴラの薬を飲み、叫ぶバルザック。灰色の身体で両手に斧槍を持って攻撃してくる。ボス戦。
 倒れ伏せるバルザック。側により立つアネット。
 パックがキャスカがいるのはあっちだと指さし、ガッツは走る。リタも躊躇するが、ガッツを追いかける。
 その時リタの腰からベヘリットが零れおち、バルザックの側に落ちた。
  

 廊下を走るガッツ、後ろから巨大な根っこが廊下を粉砕しながら迫る。行く手にもたくさんの根が邪魔をする。
 辿り着いた大広間には、見上げるほど巨大な赤ん坊のようなマンドラゴラ。その頭の身にキャスカが入っていた。
 倒すと地面に落下する。キャスカを起こしあげると、一瞬だけ正気に戻りガッツの名前を呼んだ。
 しかしすぐに戻る。マンドラゴラと一つになる事で正気と狂気が少しの間だけ入れ替わったのだとパックが言った。
 キャスカを抱きしめるガッツ。しかし首筋の烙印が、何かに反応する。


 倒れたバルザック。ついにこの身を血に沈めるときが来たかと呟く。側に立つアネットを見上げる。
 アネットが子供のように声をあげて笑う。ベヘリットが血の涙を流し口を開けた。
 玉座の扉を開けるガッツ。周囲に蠢くたくさんの目。
 その中央に獅子や蛇や豹などの頭のついた、その中にバルザックの上半身のある四本足の巨大な化け物がいた。
「捧げたのか、あんたは…、捧げちまったのか!!」
 それぞれの頭から火や風を吹き出し攻撃してくる。頭を一つずつ破壊していき、倒す。


 街を歩くガッツ、キャスカ、パック、リタ、リタの犬。
 マンドラゴラはいなくなったが、人々は元マンドラゴラ憑きの人々を化け物と罵りリンチにかけている。
ガッツ「そう…、えげつねえもんさ人間ってのは」
 街の外。「ここでお別れだね」とリタが言った。キャスカが犬と遊んでいる。
 パックは心配するが、今までも一人だったから大丈夫とリタは答える。
リタ「あたしも、いつか見つけちゃうのかな…血を流しても惜しくない、何か。へへっ、元気でね!」
ガッツ「へっ…、ああ」
リタ「それから、忘れないよ、あんたたちのこと」 
パック「ああっ! ったく、相変わらず冷たいヤツだよな~、気の利いたセリフの一つも言えんのかね」
ガッツ「あぁ~、うるせーうるせー」
 背を向けて立ち去るガッツとキャスカとパック。それを見送るリタと犬。
リタ「ありがとう…」


スタッフロール


 髑髏の騎士が王間に現れ、ベヘリットを拾い飲み込む。馬に乗って去っていった。


終わり。






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