鋼の錬金術師 翔べない天使

part50-353~358、part51-13~19


354 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/13(火) 21:47:09 ID:gXCnF+tP0

原作からの登場キャラの簡単な紹介 詳細はWiki等で

エルリック兄弟
・エドワード・エルリック
 主人公。史上最年少の国家錬金術師で、二つ名「鋼」。人体錬成の影響で左足を、弟を助ける為に右腕を失い、機械鎧(オートメイル)を義肢にしている。
弟と元の身体に戻る為に賢者の石を求めて旅をしている。背が低いのがコンプレックス。
・アルフォンス・エルリック
 エドの弟。人体錬成の代価で全身を失うが、エドに救われ、現在は鎧に魂を定着させている。肉体のない存在。
軍部
・ロイ・マスタング
東方司令部大佐。二つ名「焔」。エルリック兄弟の秘密を知る人物で、後見人。
・リザ・ホークアイ
東方司令部中尉。マスタングの腹心であり、秘書的存在でもある女性軍人。
アレックス・ルイ・アームストロング
中央部少佐。二つ名「豪腕」。筋骨隆々で自分の肉体と錬金術に美意識と誇りを持っている。

故郷リゼンブールで機械鎧の修理を終えたエルリック兄弟が、中央(セントラル)に向かう間の物語。
原作3巻あたりの内容になる。


355 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/13(火) 21:48:50 ID:gXCnF+tP0
 エドワード(エド)、アルフォンス(アル)のエルリック兄弟。豪腕の錬金術師こと、アレックス・ルイ・アームストロング少佐は
リゼンブールから中央に向かう列車の上にいた。
 師匠の下での修業時代に、一度だけ訪れたヒースガルドが近いと聞いて、兄弟は師匠の友人である高名な錬金術師、
ヴィルヘルム・エイゼルシュタイン教授を思い出す。師匠に連れられ、数日滞在したに過ぎなかったが、彼の娘である銀髪の少女、セレネのことはよく覚えていた。
 同年代であり、兄弟に匹敵するほどの錬金術の才能を持っていた彼女と兄弟は親しくなったが、彼女は帰る日になっても見送りにも来なかった。
 直後に列車が大きく揺れ、テロリストが列車を占拠したとの放送が入る。当初は無視を決め込もうとしたエドだが、
入ってきたテロリストにチビを連呼され激怒。勢いでテロリストを倒してしまい、そのまま列車の解放に向かうこととなる。

<BOSS リーダー他>
 
 先頭車両でリーダーらしき軍服の男を倒し締め上げてみると、男は元軍属の錬金術師であり、突然逮捕状が出て追われる身になったと言う。
上官のガンツ大佐に教えられ、錬金術師による自治が確立しつつあるヒースガルドに逃げ込むつもりだったらしい。
 呆れ顔で聞いていたエドだが、自治の中心人物が国家錬金術師ヴィルヘルム教授だと聞かされ、驚きを露わにする。
 相談する兄弟の隙を突いて逃げ出す男。車両の上に逃げた男を追う兄弟の前に、リーダーの死体が落ちてくる。エドが車上に跳び上がると、
左腕を機械鎧で固めた軍服の男が待っていた。
 制服と階級章から、兄弟は男が国家憲兵上級大佐――ガンツではないかと問う。すると、男は自らを
「撤甲の錬金術師、ガンツ・ブレスローだ」
 と名乗り、口封じの為にと兄弟に戦いを挑む。
「さぁ、かかってきやがれチビ!」
 の言葉に、エドも、
「誰がゴマ粒ミクロの錬金術師かぁーッ!」
 とキレて、すぐさま戦闘態勢に。

<BOSS ガンツ>

 ガンツとの戦いを終えても、兄弟は余裕を崩さない。お決まりの捨て台詞を放つガンツ。去り際の
「また会おうぜクソチビ!」
 にまたしてもエドが激昂。大砲を錬成してガンツ目がけて発射する。しかし、ひらりと避けられた砲弾はトンネルに吸い込まれ、
崩落するトンネルに列車は進んでいく。肩を竦めて呆れるアル。


ここまでがプロローグで一区切りです。



356 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/13(火) 21:51:03 ID:gXCnF+tP0
 所変わってレミニス渓谷。脱線し炎上する列車の前に立つアームストロングに、兄弟は事のあらましを報告した。
脱線の原因がエドであることは伏せて。
 事故の収拾の為にここを離れられないと言うアームストロングに、エドは先に最寄りの駅ヒースガルドに向かうと提案。
答えも聞かずにアルを伴って逃げだした。
 ヒースガルドに着いたら、ヴィルヘルム教授に挨拶に行こうと言うアルに、エドは反対する。
それは彼らの忌まわしい過去、人体錬成のことを知られたくないがためだった。
 母親を蘇らせようと試みた人体錬成。失敗し、全身を失ったアル、左足を失ったエド。アルを助けるために、
エドは右腕を代価にアルの魂を手近な鎧に定着させたこと――今の自分達を見れば、一目で人体錬成を行ったのだとばれてしまう。
それが師匠に伝わるのが怖いのだ。
 それでも、トレインジャックの男の言葉は気になっていた。教授は触媒法(触媒を用いて錬金術の効果を高める方法)を研究していた。
それが関係しているのだろうか、とアルは言うが……。
 渓谷を進む兄弟。その行く手を阻むのは盗賊だけでなく、奇妙な錬金術の合成獣(キメラ)もだった。
何者がキメラを錬成し放ったのかと思いつつ、それらを撃破してひたすら渓谷を突き進む。
 山道も終わりに差し掛かった所で、上から石の欠片が落ちてくる。鎧のアルはまったく気にしないが、跳ね返った石がエドの頭を直撃。
見上げると、続いて赤い髪の女の子が降ってきて、エドの顔面に落ちた。
 兄弟と近しい年齢であろう赤い髪の少女は、崖の上に咲く白い花を取った直後に転落したらしい。手に花を握っていることに安心すると、
さり気なく逃げようとする少女。エドはそれを引き留めるが、生意気な少女は謝るどころか、エドに小さいを連発して去っていく。怒りの治まらないエドは少女を追いかける。


 追いかける内に、兄弟は洞窟に迷い込む。そして、現れた巨大なカニのキメラと戦闘に。

<BOSS カニキメラ>
 
 なんとか撃退した兄弟は、再び少女を探して先へ進む。その頃、アームストロングは電話で『大佐』に連絡を取る。二人だけでヒースガルドに向かったと聞くと、
相手は驚き、アームストロングを叱責した。そして自分も向かうと言い、それまでエルリック兄弟のお守は潜入している部下に任せると伝えた。
 ようやく辿り着いたヒースガルドは無人のゴーストタウンと化しており、人の代わりに凶暴なキメラが闊歩していた。教授宅には教授もセレネもおらず、
兄弟は湖畔を越え、教会へ移動する。
 教会墓地では赤い髪の少女が墓に先ほどの花を一輪供え、墓の主をお姉ちゃんと呼んでいた。彼女が去った後、やってきた兄弟は、
供えられた花から少女の存在に気づく。だが、それ以上に驚いたのは、墓に刻まれた文字。
「セレネ・エイゼルシュタイン、ここに永久の眠りにつく」
 日付から察するに、別れてから数日の内に死亡している。
 そこへ教会の神父である老人が現れた。列車が動いていないことを告げると、とりあえず教会内へと案内された。神父によると、
数か月前突然現れたキメラによって街の人間は、大半が逃げるか殺されたのだそうだ。不可解なことに、軍もキメラに対する対策を積極的に行わないらしい。
 神父はノイエヒースガルドを紹介してくれる。逃げた者たちが造った街で、その中心に立ったのがヴィルヘルムだ。夜の移動は危険だと神父は止めるが、
兄弟は礼を言って教会を後にする――が、すぐに教会に戻ってきた。あまりのキメラの数に諦めるしかなかった。夜から朝にかけてキメラの数は増え、凶暴化するらしい。
 夜、神父は『アルモニ』という少女について語ってくれる。何故か彼女だけキメラに襲われず、よく墓参りに訪れるのだそうだ。気になってエドが訊ねてみると、やはりあの少女のことだった。


357 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/13(火) 21:56:37 ID:gXCnF+tP0
 神父はセレネについても語ってくれる。セレネの死因は事故のようだが、はっきりとせず、遺体もなかったらしい。エドは教授が何か隠していると察する。
 その直後、仮面を付けた虎のような双尾のキメラが、ガラスを割って飛び込んでくる。

<BOSS 仮面のキメラ>
 
 仮面のキメラを撃退すると、黒服に眼帯をした女が現れる。女は『カミラ』と名乗り、今のキメラを操っていたのも彼女のようだった。
カミラは簡単な挨拶のみ済ませると去っていく。後には光る羽だけが残され、拾い上げると消えてしまった。


 ノイエヒースガルドに着いた兄弟。駅に向かう途中、エドはヴィルヘルムと別れる前日の晩、研究室から悲鳴が聞こえたのを思い出す。
そんな会話をしていると、ふらりとエドにぶつかってきた男が因縁をつけてきた。顔を隠した怪しい服装の男は強気で絡んでくるが、
エドが取り落とした国家錬金術師の証である銀時計を見るや、一変して逃げ出してしまう。国家錬金術師を警戒する男は、仲間を集めて妨害を企む。
 しばらくすると、先ほどの男が『ブラオの兄貴』と呼ばれる男を連れて兄弟に戦いを挑んでくるので、これも撃破。更に逃げる男を追うエド。
逃げる人間を本能的に追いかけていっちゃう、と呆れるアル。
 逃げる男を追い詰める。軍を敵視しているそうだが、自分達は軍人でもないし、軍として来たわけでもない。何を企んでいるか知らないが、関わる気もない。
 そんな兄弟の言うことにまるで耳を貸さず、男は駅に続く門のクランクを持って逃げる。軍を敵視し、絶対に街から生かして出さないつもりらしい。
怒ってまたもや鬼ごっこをする兄を見て、アルはまた呆れるのだった。
 男を追う途中、アルの指摘でそれらしき男を発見。すかさず殴り掛かるエド。しかし、それは『ロート』と言う別人だった。口喧嘩に乗じて逃げようとするも戦闘に。
 再度男を追い詰めて、力づくでクランクを奪取。そして駅に戻るまでも何度も似たような連中の襲撃を受ける。
 ようやく駅に入ると、アルモニが先程までのならず者錬金術師達と言い争っていた。錬金術を教える約束で金を騙し取られたらしい。
男達はアルモニに教える人間などいないと言い、口を滑らせヴィルヘルムの名前を出す。しつこくすがりつくアルモニは投げ飛ばされ、それをエドが受け止めた。
 兄弟を敵とみなして囲んでくる男達。
「それはちょうどよかったね、兄さん」
「ああ、あんた達をぶちのめす理由ができた!」
 兄弟も、それに正面から受けて立つ。

<BOSS 錬金術師3兄弟+錬金術で操作された鎧>

 チビだの豆だの言いつつ、錬金術を教えろとすり寄ってくるアルモニに激怒するエド。それでも諦めないアルモニに、兄弟は中央に急いでいるから駄目だときっぱり断る。
 しかし、アルモニは笑いながら、中央行の列車なんて動いていないと言う。ヒースガルド付近で大きな脱線事故があった為、線路は現在封鎖されているらしい。
無論、エドの起こした事故である。仕方なく兄弟はアルモニの家に向かうことに。
 家は大きな城だった。父親が古城を買い取って錬金術で修復したらしい。そこで初めて兄弟は、アルモニの父がヴィルヘルム教授だと知って驚く。
アルモニが呼びに行く間に逃げようと提案するエドだったが、時すでに遅し、すぐにヴィルヘルムと再会する。
 再会した教授は、錬金術は絶対に教えない、学ぶことも許さない、習うだけ無駄だと言い、アルモニを追い払った。
教授は人体錬成の禁忌もすぐに見抜いたが、事情に踏み込む気はないと内緒を約束。そして、アルモニに術を教えるなと何度も釘を刺した。
 線路の復旧まで泊めてくれるという教授は、研究助手のグレタ、金髪の秘書、マーゴットの二人の女性を紹介する。
部屋まで案内してくれたマーゴットに、兄弟は既視感を覚えた。
 その夜グレタは、兄弟も研究に利用できないかと、教授に持ちかける。乗り気でない教授だったが、一番大切なものの為にと言われ沈黙した。


358 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/13(火) 22:01:29 ID:gXCnF+tP0


 次の日、ヴィルヘルムは兄弟に花を摘んできてほしいと依頼する。それはエーテルフラウと言い、アルモニが摘んできた白い花だった。
触媒として優秀で、一つで飛躍的に速度、効率がアップするという。リバウンドを起こしやすい危険な花だが、研究には必要不可欠らしい。
 依頼を承諾し、アルモニと出会った石切り場に向かう兄弟。その後をアルモニが追いかけてくる。何度も頼みこむのでエドは、
教えないが独学で学ぶことは止めないと言い、同行を許した。
 道中、アルモニはヴィルヘルムとのことを語った。昔は優しく錬金術を教えてくれていた、と。だが、ある日自分が高熱を出して寝込んで以来、
突然錬金術を禁止したのだそうだ。それから、ヴィルヘルムはアルモニに冷たくなってしまった。
 落ち込むアルモニにアルは、錬金術は等価交換、努力の数が技術を磨くと励ます。
 アルモニの案内で咲いているポイントに着いたが、花は咲いておらず、どうやら誰かに摘まれてしまったらしい。仕方なく、街に帰って聞き込みをすることに。
 街に帰ると、先程の3兄弟を発見。しかし、エドの顔を見るや逃げ出してしまう。3兄弟をそれぞれ追いかけるが捕まらず、結局3人揃ったところで復讐を仕掛けてきた。

<BOSS 3兄弟と操る鎧5体>

 倒すとようやく旧市街(ヒースガルド)に咲いていることを白状する。単なるお使いがどんどん面倒になることに、エドはため息をついた。
 再び、ヴィルヘルムとグレタの密談。グレタの作った陸戦型キメラに、ムネダ准将は喜んでいたというヴィルヘルム。しかしグレタは高圧的な態度で、
オリジナルの羽があればもっと研究が進む、オリジナルの羽はどこだとヴィルヘルムを問い詰めるが、ヴィルヘルムは羽は消滅したと答える。
そして二人の会話の影では、マーゴットが聞き耳を立ててながら、大佐への報告書が長くなりそうだと一人ごちた。
 ヒースガルドの湖畔に向かう兄弟とアルモニ。そこで一輪だけ咲いている花を見つけるが、ちょうどそこへ現れた猪ワニのキメラに食べられてしまう。
逃げるキメラをしつこく追いかけ、気絶させ花を吐かせるエド。だが、花は既に半分以上消化されていた。
 花は入手できず、途方に暮れる兄弟。ヴィルヘルムの手伝いができなかったと困るエドとアルに、アルモニはエーテルフラウの花を差し出す。
追いかけっこしている間に見つけたものを摘んでいたのだ。交換条件に錬金術を教えろというアルモニに、エドはしぶしぶ頷いた。
 

 それから、エドとアルはアルモニに錬金術を教えていく。その間に、兄弟とアルモニは親交を深めていった。
ヴィルヘルムに内緒で、教会で花を咲かせようと努力するが、なかなか成功には至らなかった。
 城に帰ったアルモニは疲れていたのか、突然倒れてしまう。その背中には、天使のような光る羽が片翼だけ生えていた。
衰弱し苦しむアルモニを助ける為ヴィルヘルムを探すが、いつの間にかキメラが城内まで入り込んでいた。
パパを助けてと頼むアルモニを隠し、兄弟はヴィルヘルムの研究所を目指して走る。
 入り込んでいたキメラに加え、地下工房ではキメラが培養されていた。兄弟は謎を解き、キメラと戦いながら地下を進み、負傷したヴィルヘルムを発見する。
ヴィルヘルムはキメラはアルモニのために作っていたのだというが、詳しく聞く間もなく地上で大きな地響きが起こった。
 一人で大丈夫だというヴィルヘルムを置いて兄弟が地上に戻ると、これまでより一際巨大な陸戦キメラが現れた。
その横に立つ人物、ネムダ准将曰く、暴走したキメラ達を退治するために連れてきたらしい。


13 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 19:38:54 ID:Lj9tIwMj0
先日は失礼しました。鋼の錬金術師 今回で最後まで行きます。



 しかし、今度はその陸戦キメラが暴走を始める。そして、隠していたはずのアルモニに襲いかかろうとするキメラと兄弟は戦うことに……

<BOSS 陸戦キメラ>

 陸戦キメラを倒したエルリック兄弟。救出したアルモニは復調したのか、エドに憎まれ口を叩く。安心したのも束の間、陸戦キメラを殺され怒り狂ったネムダは兄弟を殺せと命令を出す。
とりあえず逃げることにした兄弟の前に、今度は両腕を機械鎧で武装したガンツが立ちはだかる。

<BOSS ガンツ>

 ガンツは倒したが、さらに多くの兵に取り囲まれる兄弟。強行突破もできない状態に陥った兄弟の前に現れたのは、
『焔の錬金術師』ロイ・マスタング大佐と、『豪腕の錬金術師』アレックス・ルイ・アームストロング少佐だった。
 助け船を出すのかと思いきや、マスタングは兄弟を拘留した後、軍法会議に掛けるのが最良だとネムダに進言する。
怒り狂うエドに「くれぐれも大人しくしろ、脱獄なんか考えるな」と不要なまでに釘を刺して、二人は去っていった。
 連行される兄弟のことをヴィルヘルムに伝えたアルモニは、そこで力尽きてしまう。その衰弱ぶりを見て、ヴィルヘルムはアルモニが錬金術を使ったのだと悟る。
ヴィルヘルムとアルモニが去った後、そこに落ちた羽を見つけたグレタは、これで計画を進められると高笑いするのだった。


 道を歩くマーゴットは車に水溜りの水をはねられる。車から出てきたマスタングはマーゴットに丁寧に謝罪。お詫びに何処へでも送ると車に促し、マーゴットもそれに応じた。
 アームストロングの運転する車内で、しきりに笑うマスタングを横目に、マーゴットは運転席に尋ねる。
「なにかおかしいですか? 少佐」
 運転席のアームストロングは真面目な顔で一言、
「いや、よくお似合いですぞ。中尉」
 と。マーゴットは潜入中のマスタングの部下、リザ・ホークアイ中尉だった。
 ホークアイは、ネムダとヴィルヘルムの裏の関係を報告する。ネムダはヴィルヘルムの違法行為を黙認する代わりにキメラを作らせ、軍の私兵化を進めているとのこと。
マスタングは、キメラの錬成をヴィルヘルムに吹き込んだグレタが怪しいと考え、調査の続行を命じる。
 アームストロングはエルリック兄弟を気にするが、マスタングは脱獄した兄弟がネムダの注意を引きつけることを期待していた。
「あんな豆でも、陽動作戦の囮としては十分過ぎるほど活用できるということだ、はははははは」
 エドが知ったら怒ると言うホークアイに、マスタングはそれも計算の内、今頃私の思惑に気付いて悔しがっているだろうと更に笑った。


 マスタングの思い通りにならないよう、隠密に逃げようとするエドだったが、早々に発覚。結局、思惑通りに大騒ぎで脱獄を開始。
 その頃、グレタはネムダと密通していた。アルモニを利用すれば賢者の触媒は完成。強力で従順なキメラを大量生産し、ネムダ王国も夢ではないと持ち掛ける。
そして、ヴィルヘルムはネムダを裏切っていると囁いた。


14 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 19:43:11 ID:Lj9tIwMj0
 捕まった際、銀時計を取り上げられたエドは、取り返しに軍施設の本部に乗り込むことを決断。途中、軍がヴィルヘルムを逮捕、
アルモニを連行するつもりだと知る。司令室で銀時計を奪還した兄弟は屋上へ。そこで巨大な空戦型キメラと戦闘になる。

<BOSS 空戦キメラ>

 戦闘後、追い付いてきたネムダを兄弟は軽々撃退。軍旗でハンググライダーを錬成して脱出、アルモニと神父の待つ教会に向かう。
 アルモニは、錬金術を習ったことがばれて追い出されたらしい。兄弟はヴィルヘルムに逮捕状が出たことを伝え、
アルモニを神父に託すと地下水路から封鎖されたノイエヒースガルドに向かう。
 地下水路を進む兄弟は、出口近くで待ち受ける龍のようなキメラと戦闘になる。

<BOSS 海戦キメラ>

 出口で気配を感じ振り向くと、神父とアルモニが付いてきていた。アルモニは、どうしてもヴィルヘルムと話がしたいのだと言った。
 無事城に着いた4人はヴィルヘルムと再会。アルモニを部屋に隠し、ヴィルヘルムと兄弟、神父は話をする。
どこまで知っていると尋ねるヴィルヘルムに、エドは答えた。アルモニはあんたの娘なんかじゃないと。しかし何者かまでは知らないエドに、
ヴィルヘルムはアルモニの背中に生えた羽こそが賢者の触媒だと語った。尤も、まだ完成ではなく、完成に限りなく近い未完成品だが。
 兄弟が帰る前の晩、賢者の触媒の試作品は完成した。ヴィルヘルムはすぐに実験に入り、そこにはセレネもいた。
実験は失敗、リバウンドはセレネを襲い、身体が崩れ始めた。
 リバウンドを止められなかったヴィルヘルムは、再度賢者の触媒を使用。セレネは一旦元の姿に戻ったものの、暴走を始めた賢者の触媒は止まらず、
目を開くとそこにはセレネの姿はなく、代わりにアルモニが寝ていた。
 ヴィルヘルムは常々、セレネの大人し過ぎる性格を心配していた。それがセレネをアルモニに変えたのかもしれない。
私も、君達と同じ業を背負うべき錬金術師かもしれないとも。
 扉の外で聞いていたアルモニは、自分の中の記憶とヴィルヘルムの話のギャップに戸惑い、肩を落としてその場を後にする。
 ヴィルヘルムの話は続く。羽根の研究は続けている。最初はセレネを取り戻すためだったが、今はアルモニを生かす為に。
アルモニは羽の力で生きている。触媒の力が他へ向けば、アルモニは衰弱してしまうのだ。故に錬金術を禁止した、そうでなくても羽根の力は弱まっているらしい。
 アルモニの寿命が迫っていると知って驚く兄弟に、何が足りないかは分かっている、もうすぐ完成するとヴィルヘルムは言う。
アルモニを人間にする為なら、どんな手でも使うと。


 ネムダ率いる憲兵隊とキメラが、城への突入を開始する。その様を、カミラは笑いながら見下ろしていた。
 突入してくる憲兵とキメラを食い止めようと、兄弟はたった二人で戦う。同じ時、アルモニはエドへの手紙をしたためていた。
エドに届くよう、神に祈るアルモニの前に現れたのはグレタ。ヴィルヘルムと神父が部屋に向かった時、アルモニの姿は既になく、机には一輪のエーテルフラウだけが残されていた。


15 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 19:46:02 ID:Lj9tIwMj0
 憲兵、キメラ、街の錬金術師まで加わり、手こずる兄弟。その時、敵の一団が爆発で吹き飛ばされた。
「手こずっているようだな、鋼の! 戦いには合理性が求められる。数で押してくる相手に個で相対していては、いつかは疲弊し、力尽きることになるぞ!」
 現れたのは焔の錬金術師、マスタング大佐。炎の錬金術で次々に敵を蹴散らしていく。それとは別に、隆起する地面に吹き飛ばされる一団もいた。
「そして戦いには美しさも必要だ! 美しき体型には美しき技が、美しき技には美しき力が宿る。見よ! 我がアームストロング家に代々伝わる芸術的錬金法を!」
 アームストロングの口上に、一同ドン引き。こっそりいたホークアイは、兄弟にアルモニがグレタにさらわれたことを伝える。
敵は3人に任せ、兄弟はアルモニを救出に塔へと向かう。
 

 城内に入った兄弟の前に、三度立ちはだかるガンツ。今度は、全身を完全に機械鎧で固めている。カミラに感謝すると言ったガンツは、兄弟に襲いかかってきた。

<BOSS ガンツ>

 今度こそガンツを撃破して、兄弟は先に進む。道中アルは、街に勝手に集まってきた錬金術師はヴィルヘルムが集めたんじゃないかと疑問を口にし、
エドも、何か目的があって集めたんだろうと同意する。尤も、その目的までは推察できなかったが。
 塔の屋上では、囚われのアルモニを前に、グレタとヴィルヘルムが向かい合う。すべてはグレタの企みと気付いたヴィルヘルムに、
よくもオリジナルの羽を隠していたわね、とグレタ。アルモニを人質に取られ、動けないヴィルヘルムにキメラがけしかけられる。
 そこへ駆け付けた兄弟の前で、グレタはカミラの正体を現す。カミラは雑魚では相手にならないと、陸海空のキメラ三体を同時に呼び出した。

<BOSS 陸・海・空キメラ>

 ボロボロになりつつも、キメラを倒す兄弟。しかしカミラは余裕を崩さない。しかもヴィルヘルムは、カミラの目的を考えればキメラは倒さない方が良かったと言う。
 その理由は、完全な賢者の触媒の材料が、錬金術師の血肉を取り込んだキメラだったからだ。カミラがヴィルヘルムに吹き込み、
ヴィルヘルムは完全なる触媒の為にノイエヒースガルドを作ったのだった。
 カミラは100年掛けて、ようやく作ってくれそうな術師を見つけたと言った。だが、ヴィルヘルムは試作品を隠した。隠し場所はアルモニの体だった。
 最後の仕上げと、キメラの錬成を始めるカミラ。アルモニの頭を掴んで錬成すると、アルモニが苦痛の悲鳴を上げるも、兄弟は満身創痍で動けない。
 最後の力を振り絞って、ヴィルヘルムがエーテルフラウをカミラに投げつける。花の強力な触媒効果で、暴走? アルモニの背中から二つの翼が生まれるが、
リバウンドがカミラに跳ね返り、錬成は中断された。
 しかし傷だらけになったカミラは、凄まじい形相で再度錬成を試みる。そして、アルモニをも取り込み、巨大で醜悪な合体キメラが生みだされた。

<BOSS 合体キメラ&カミラ>

 キメラが消滅すると、後には倒れたアルモニだけが残され、カミラは苦悶の声を上げながら最後は塔から落下していった。


16 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 19:48:06 ID:Lj9tIwMj0
 瀕死のアルモニを抱いたヴィルヘルムは嘆く。
「なんてことだ……これではアルモニはもう……」
 なんとか助けてくれと懇願する兄弟。ヴィルヘルムは、
「自分は治療の為にアトリエに戻るから散らばった羽根を集めてくれ、羽根に残ったエネルギーを使えばなんとかなる」
と指示し、羽根を集める兄弟に聞こえないよう呟く。
「エドワード君、アルフォンス君、2人ともすまない……。本当に……。アルモニはもう助からないんだ……。だが、これは私が自ら招いた災厄。
あとは私がすべての幕を下ろすよ。これ以上、君達を巻き込むわけにはいかない。分かってくれ、大切な友人の弟子達よ……」
 アルモニはヴィルヘルムと仲の良かった頃の夢を見ていた。抱えたヴィルヘルムもその夢に同調し、あの頃が一番楽しかったと懐かしむ。
ヴィルヘルムはアルモニに最後のわがままを許してくれと詫び、お前と私を救う方法はもうこれしかないと呟いて去っていく。
 拾い集める内に、エドは何かがおかしいと気付く。散らばった羽根からは何のエネルギーも感じない。
やがて羽根は消滅し、エドは確信する。この羽根がただの残りカスであることと、ヴィルヘルムの嘘を。


 兄弟がアトリエに着いた時には、既に夜が明けていた。アトリエの前には、マスタング・アームストロング・ホークアイの三人が待ち受けていた。
 アトリエの中に急ごうとする兄弟をマスタングが呼び止め、アームストロングとホークアイは手甲と銃を構える。兄弟を入れてくれるなと頼まれたらしい。
 力づくで通ると答える兄弟に、ホークアイはアルモニの気持ちを考えろと諭す。エドは一瞬躊躇い、
「そんなこと関係あるか! あいつは俺の弟子なんだ、俺が必ず助ける! それくらいできなくて、何が師匠だ! 何が錬金術だよ!!」
「どうしてもか……?」
「どうしてもだ!!」
 ならば仕方ないと、マスタングも手袋をはめ臨戦態勢に。エドはマスタングを睨みつける。

「俺達は確かに子供さ……だが、いつかは大人になる。けど、アルモニはそうじゃない。今がすべてなんだよ!」
「いつか……こういう日が来るんじゃないかと思っていたよ」
「そこをどけぇぇぇぇ!!」

<BOSS マスタング&アームストロング>
(勝っても負けてもEDに影響なし。普通に進めたレベルでは、まず勝てない強さ)

 ヴィルヘルムのアトリエから、眩い金色の光が天に向かって伸びる。光が消えた後、アトリエ一帯は消滅していた。
膝をついて、アルモニの名を叫ぶエド。三人の軍人は、それを悲しげに見ている。
 横に立っていたアルは、かすかに残った光の中心に一本の羽根を見つけた。エドが手に取ると、消滅直前のヴィルヘルムとアルモニの記憶が流れ込んでくる。


17 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 19:50:42 ID:Lj9tIwMj0

 錬成陣の中心で横たわるアルモニに、ヴィルヘルムは寄り添っていた。
「私は誰よりもお前を愛してきた。だが、お前にとって何が一番の幸せなのか、お前の幸せの為に何をしてやれるのかが分からなかった」
「馬鹿だなパパ……あたしは全部分かってた。だって、パパの娘だもん……」
 アルモニが苦しげに呻きながら言う。
「ねぇパパ……あたし、パパの娘だよね?」
「馬鹿はお前だ……当り前だろう」
 ヴィルヘルムも笑ってアルモニに答えた。
「そっか……二人とも馬鹿なんだ。やっぱ……親子だね……」
「安心しろ、一人では行かせん……。これは、私達だけの……」
 錬成陣の光が溢れ、アルモニの顔が苦痛に歪む。ヴィルヘルムがアルモニを抱き締める中、二人は光に包まれた。

「ごめんね……エド。でも……あたし」
 羽根が光を失って落ちる。それが、アルモニがエドに残した最後の言葉だった。
 それで満足だったのかと涙するエドに、神父が問いかける。
「あれは……笑っていたかい?」
 エドが二人とも笑いながら死んでいったと答えると、神父は言った。
「ならば悲しむ必要はない。二人はきっと幸せだったに違いない。たくさんの過ちを犯したヴィルヘルム殿だったが、最後には最も辛い、最良の選択をした」
 それでもアルモニを救えなかったと嘆くエドに神父は、アルモニに教えていた錬金術を教えてくれと頼む。
あの娘の代わりというわけではないが、簡単な術を一つだけ君に教わっておきたいと。そして、いつかアルモニに見せてやりたいと。
 兄弟を見守る軍部の三人。マスタングに、ネムダは捕らえたと報告が入る。
エドのお陰でまた忙しくなるが、今回はキメラ事件だけでなく国家憲兵を指揮する将校の不正を暴けた。
「あの子達には辛い結果となったが、これも彼らの功績だ。いつものように、記録には残さなくていいが」



 ノイエヒースガルドの駅から旅立つ兄弟とアームストロング。エドは別れ際、マスタングからアルモニの手紙を渡された。
列車の中で、アルがその手紙を読み上げる。
「エドへ。いつか必ず来るお別れの時の為に、この手紙を残しておきます」
 手紙はその言葉から始まっていた。
「人は何かの代償なしに何も得ることはできない。錬金術同様、この世の理は『等価交換』。エドはそう教えてくれたよね。でもね、あたしはそんなことないと思うんだ。
いくら代償を払っても得られないものはあるし、逆になにも払ってないのに得られるものもある。
あたしは今まで何もあげてない、何もしてあげられてない。それなのに、あたしは見合う対価を思いつかないほど、大きくてたくさんのものをもらってる。
だからあたしはこう思うんだ。等価交換はこの世の理かもしれないけど、人の理ではないんじゃないか。人はそんな理に縛られない、もっと大きな存在じゃないかって」
 ありがとう――それが、手紙に綴られたエドとアルへの心からの言葉だった。直接口では言えないからと、アルモニは手紙に託した。
そして、手紙の最後はこう締め括られている。

「さようなら、元気で。本当に……本当にありがとう。小さくて大きな、私の師匠へ……」


18 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 19:56:12 ID:Lj9tIwMj0

 隣で号泣するアームストロングをよそに、エドは最後まで生意気なヤツだったな、と呟く。封筒の中には、花の種が入っていた。
「一度でいいから、アルモニに花を咲かせてあげたかったね」
「錬金術で花を咲かせられなかったから、種をお土産にか。お土産ならもっといいものくれよな、アルモニ……」

 アルモニの墓の前で、神父が紙に書かれた錬成陣の上にアルモニの羽根を置く。
「お前の小さな望み……私と一緒に叶えよう。もちろん……彼らも一緒だ」
 神父が両手を合わせて錬成陣に手を置く。すると神父を中心に、教会中に満開の花が広がった。
賢者の触媒の効果が解放された瞬間だった。同時に、手紙に入っていた種が淡い光を放つエーテルフラウに成長する。
「そうか……今までのアルモニの錬成は失敗してたんじゃなく、眠ってただけなんだ」
「むぅ……稀代の錬金術師になれたものを……」
「死んだら……死んじまったらそこでお終いさ……」
 エドは列車の窓を開け、花を外に飛ばす。舞い散った花びらは、風に乗って草原を、街を通り抜ける。
花びらの通った後が、次々に満開の花で埋め尽くされた。
 アトリエ跡にマスタングが供えた花束からも同様の現象が起こり、城は花で一杯になる。言葉を失うマスタングに、泣いてもいいと言うホークアイ。
「馬鹿を言うな!」
顔を歪めたマスタングは、そう言い捨てるとホークアイを伴って歩き去った。


 ホークアイ中尉の報告書。
 今回の事件のまとめ、賢者の触媒について、ネムダの罪、キメラ開発や事件の主導的存在だったのはヴィルヘルムでなく、
助手のグレタであったこと、などが記載されている。
 今回の事件は、触媒の暴走をヴィルヘルム教授がその身を以て食い止め、研究室ごと消滅という形で終わった。関係者の処分は以下の通り。
 ガンツ:現在、軍病院に入院中。事情聴取後、軍法会議。ガンツの役割は、錬金術師をヒースガルドに集めることだったと思われる。
 ネムダ:軍刑務所に服役中。軍、兵器の私物化、中央への反乱容疑から、現時点で懲役145年。余罪が追及されれば、更に200年は増えるだろうとのこと。
 グレタ:消息不明。素性・経歴の一切が不明だが、別称のカミラに関しては時に容疑者、時に協力者として中央の記録保管庫に残っている。
しかし、最古の記録は60年前であり、すべて同一人物と考えるのは非現実的ではないか。死体は確認されていないが、生存の可能性は極めて低いと思われる。
 ヴィルヘルム:消息不明。アトリエとともに消滅。非合法な活動、触媒の暴走をその身を持って止めたこと、双方が事実であり矛盾大き人物。
彼が賢者の触媒を得ることで何を求め、何を守ろうとしたのかは定かでない。
 以上、報告者、ホークアイ中尉。
 追記。騒乱当時、ヒースガルドを訪れていた国家錬金術師がいたが、列車事故の偶然であり、事件への直接的関与は認められなかった。

 中央の駅に着いたエドは、不自然にはしゃぎながらアルを急かす。余所見してぶつかった花売りの少女は、アルモニと瓜二つの少女だった。
 俯いて唇を噛むエドに、少女は心配そうに声を掛ける。が、
「俺、全然オッケー!」
 次に顔を上げたエドは笑っていた。
 少女と別れたエドは一瞬顔を曇らせたが、振り切るように力強く前を向き、両手を振り上げる。

「来たぜ、中央(セントラル)!!」
 
 そして、エルリック兄弟の旅は続く……。

19 :鋼の錬金術師 翔べない天使:2010/04/15(木) 20:02:40 ID:Lj9tIwMj0
以上で、「鋼の錬金術師 翔べない天使」終了です。詳細なような端折ったような、やや半端な感じになってしまったような気もしますが。
システムはPS2三部作の最初なのであまり洗練されてませんが、ストーリーは一番評価が高かったんじゃないかと思います。
今なら中古で千円以下で買えますので、興味のある方は。






| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー