R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-

R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-

part53-78~87


78 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/29(木) 23:59:11 ID:2IRMhXYw0
あらすじ

銀河系ペルセウス腕中央付近において、未知の生命体『バイド』が発見された。
バイドは破壊本能に支配されており、恐るべきスピードで増殖を繰り返しながら太陽系に侵攻しつつあった。
これに対抗すべく、バイドのエネルギーを制御し、強力な盾にして矛とする『フォースシステム』、
戦闘機に戦艦級の火力を与える『波動砲』や、それらを運用する『R戦闘機』が開発された。
しかし、局地戦では勝利できたものの、戦局を覆すには至らず、バイドの群れは遂に太陽系外縁部に到達した。

そこで地球連合軍上層部は、ある若き司令官(デフォルト名:ジェイド・ロス)を派遣。
寡兵ながらも太陽系内のバイド討伐に成功した彼は、バイドの中枢を叩くべく、未知の星系へとワープした……
(彼らが未知の星系でどうなったかはR-TYPE TACTICSを参照)

それから数年、太陽系へのバイド侵攻は収まり、地球圏は平和を取り戻しつつあった。
『若き英雄』ジェイド・ロスはまだ帰還していないが、彼が勝利したことは明白であった。
しかし、平和は長く続かなかった。

『フォースシステム』を始めとしたバイド兵器を封印しようと主張するグループ、グランゼーラ革命軍が現れ、
バイドや、今後現れるであろう未知の敵に対抗すべくバイド兵器の研究を続けようとする地球連合軍と対立、
遂には、R戦闘機などの対バイド兵器を使用して人類同士が戦争を始めるという事態になってしまったのだ。

主人公は地球連合軍、グランゼーラ革命軍のどちらかに所属して、この戦争に関わっていく。
主人公の性別や性格、出身地や好物、戦争に対する解釈などは選択肢によって大きく変わる。
副官との関係も選択肢によって変わっていき、場合によっては恋愛も可能である。

登場人物
主人公(デフォルト名:アイレムソフト):選択肢次第でマジメな性格にも、戦闘狂にも馬鹿にもガチホモにも出来る。
前作主人公(デフォルト名:ジェイド・ロス):序盤では名前だけが語られる存在。後編から活躍する。

地球連合軍副官
ジェラルド・マッケラン:如何にも暑苦しい、体育会系の男性。声が大きい。
ヒロコ・F・ガザロフ:ポニーテールの若い女性。目立つ特徴は無いが本作屈指の人気キャラ。
ディートリヒ・アッテルベリ:落ち着いた感じの男性。声優は絶対絶命都市の主人公も演じた。
ディアナ・ベラーノ:眼鏡+巨乳属性持ちの大人な女性。元ネタはスタートレックTNGのディアナ・トロイか?

グランゼーラ革命軍副官
エマ・クロフォード:冷静沈着で感情を表に出さない女性。他の副官と違い、ストーリーに大きく関わる。
リョータ・ワイアット:連合軍時代から主人公の部下を勤めていた少年。ショタキャラ。
アイリ・ヒューゲル:リョータと同様。連合軍時代から主人公の部下だった少女。金髪ツインテール+ロリ声キャラ。
クロード・ラウ:自信家の男性。名前と声優はガンダムSEEDネタと考えていいのだろうか。

その他登場人物
ハルバー司令官:グランゼーラ革命軍きっての戦略家でエマの元上司。現在は捕虜収容所に捕まっている。
キースン大将:革命軍上層部の中心人物。後に太陽系開放同盟を設立する本作の悪役。
カトー大佐:キースンの部下。名前はやっぱりアナベル(ry

79 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:02:25 ID:lTeFpHva0
『OPムービー』

地球連合軍のバイド兵器開発基地『ギャルプII』に、一機の工作機がいた。
溶鉱炉の如き光を放つバイドルゲン(バイドの戦闘メカやフォースの素材となる物質)貯蔵庫に対し、
アームを伸ばす工作機(修理、補給や鉱山の採掘などに使用される非戦闘機)。

工作機はグランゼーラ革命軍所属であり、複数の戦闘機や早期警戒管制機と共に強行偵察に来たようだ。
途中、連合軍のRwf-9Aアローヘッド戦闘機の強襲を受けるも、管制機のジャミングで難を逃れる。

数々の最新兵器を持って対峙し、戦闘を繰り広げる両軍。
そこに異形の戦艦が近付いている事には、誰も気付いていなかった……

上記の映像とともに本編のあらすじが語られる。

80 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:05:24 ID:lTeFpHva0
『地球連合軍編』

主人公は少数の戦闘機と輸送艦を指揮し、副官のマッケラン中尉と共に任務を遂行していた。
新人の女性副官ガザロフ中尉配属や、地球上空での演習などを経て、地球降下命令を受ける主人公部隊。

南洋に墜落した宇宙都市の残骸の中で、主人公はバイドとの初戦闘を経験する。
そこに生息していたのはAクラス(特に強力な破能力を持つ)のバイド体『Xelf-24』であった。
なぜ地球にこのような強力なバイド体が生息しているのか?と疑問を覚える主人公。

バイド撃退や演習での活躍が認められたのか、主人公は将官へと昇進。火星方面防衛司令官に任命される。
基地建設システム『シヴァ』を使用して敵を撃退したり、火星の敵基地を攻略、
捕虜をとにかく拷問するよう命令して、部下から叱責を受けたりしていると、次はゲイルロズ要塞攻略を命じられる。

木星と土星の間に存在するゲイルロズ要塞は、地球連合軍の外惑星方面防衛基地なのだが、
現在はグランゼーラ革命軍に占拠され、重要拠点とされていた。

ベラーノ中尉などの人員と合流、戦力を整え、出現する敵を粉砕しながらゲイルロズを目指す主人公。
土星の敵後方支援基地を破壊し、友軍の艦隊と合流してから攻撃を始める予定だったのだが、
どういうわけか友軍は主人公の到着を待たずして攻撃を開始、挙句に全滅してしまう。
しかし、主人公は圧倒的な戦力差と厄介な地形を乗り越え、ゲイルロズ要塞攻略に辛うじて成功する。

ゲイルロズ要塞付近に存在する『ギャルプII』からはバイドルゲンが持ち出されている形跡があった。
バイド兵器封印を訴えているはずの革命軍が何故バイドルゲンを持ち出したのか?
そんな事を考えながらも、再び捕虜をとにかく拷問しようとして『ゲイルロズの拷問官』の称号を得る主人公。

要塞を攻略しても任務は終わらない。土星基地を支配するAクラスバイド体『ドプケラドプス』を粉砕し、
次は冥王星以遠に終結しつつあるグランゼーラ革命軍を攻撃しろという命令を受けた主人公。

地球連合政府は戦時下において軍政化を進めており、その影響は市民に負担を与えつつあった。
また、主人公自身も、思想犯の逮捕などの命令を与えられ、実行する立場にあった。
この戦いにおいて連合軍は正義と言えるのだろうか……?

そんな折、革命軍はグリトニル要塞を不法占拠、軍事拠点化している事が判明。
グリトニル要塞はかつて『若き英雄』によりバイドから奪回され、彼が太陽系外にワープする際にも使われた、
言わば太陽系外への扉と呼べる拠点である。主人公はグリトニル奪回作戦司令官に命じられる。

流星群、あるいは天王星を突破し、巨大ソーラービーム砲『ウートガルザ・ロキ』による攻撃を逃れながら、
冥王星に辿り着いた主人公。ここで敵の司令官キースン大将を倒せば戦いは終わる。
作戦名を尋ねてくる部下達。主人公は目の前にあったチョコレートを見て、『ビターチョコレート作戦』に決定する。
そして決戦を前にして、副官であるマッケラン中尉に対し、主人公は恋愛感情を自覚する。

要塞周辺の敵艦隊を粉砕するが、要塞内部にはそれ以上の戦力が篭城していた。
連合軍艦隊は主人公の『愛してるぜ!ベイビー!!』の号令と共にグリトニル要塞内部へ突入する。
長く、厳しい戦いの末、主人公はグリトニル要塞の制御施設を占拠、奪回することに成功し、勝利を収める。
戦闘の損傷により危険な状態になった要塞から、力を合わせて脱出する両軍のパイロットたち。

しかし、要塞のワープ施設から何者かが外宇宙へと脱出に成功していた。戦いはまだ終わらない……

81 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:12:11 ID:lTeFpHva0
『グランゼーラ革命軍編』

バイド兵器根絶を訴える市民団体への攻撃を命じられた主人公は、命令を拒否し、軍法会議にかけられていた。
降格程度は覚悟していた主人公だが、判決は死刑。しかも部下も同罪で処刑されるという。
やむなく、収容所に護送される途中で輸送艦と戦闘機を奪取して逃亡する主人公達。

逃亡中の戦闘で負傷したホセ中尉を故郷へ届けるべく、地球へ降下した主人公達。
そこで彼らは『Xelf-24』と戦闘、何故、地球にバイドがいるのかと驚愕しながらもこれを撃破する。
連合軍からの追撃部隊を撃破することにも成功するが、革命軍にも敵と見なされており、
地球で後ろ盾の無い逃亡生活を続けるのは困難と予想された。

そんな折、彼らの前に革命軍のエマ・クロフォード中尉が現れる。ホセ中尉の知り合いだと名乗る彼女は、
主人公達に協力を求めてきた。他に行く宛ても無い為、彼女に同行して宇宙へ上がる主人公達。

エマの目的地は火星都市グランゼーラだった。
ここはかつて、グランゼーラ革命軍が武装蜂起した都市だが、今は地球連合軍に制圧され、
都市内部には地球連合軍の政治犯収容施設が存在していた。
主人公達の任務は、投獄されている革命軍の英雄『ハルバー司令官』救出を援護することだった。

ハルバーは任務をやり遂げた主人公に対し、革命軍に入るよう懇願するが、長い投獄生活に衰弱しており、息を引き取る。
彼の懐刀だったエマは、主人公の前では初めて感情的な態度を見せ、号泣する。

その後、革命軍提督として正式に任命された主人公は、革命軍拠点のゲイルロズ要塞を目指す事に。
しかし、戦闘命令が何度も何度も下され、なかなかゲイルロズには辿り着けない。
部下からの不満が噴出し、主人公も何やら陰謀めいたものを感じ始める。

82 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:22:01 ID:lTeFpHva0
ようやくゲイルロズへの帰還命令が出るが、帰還直前にゲイルロズが連合軍の総攻撃を受けて陥落。
主人公達は小艦隊一つで連合軍の大艦隊と複雑な要塞を攻略する羽目になる。

ゲイルロズは奪回したが、革命軍上層部とは音信不通になってしまう。
そして、『ギャルプII』のバイドルゲンも無くなっていた。一体、誰が持ち出したのか……?
ついでに捕虜に対し、とにかく拷問(ry

とりあえず、土星に出現したAクラスバイド体『ドプケラドプス』を撃破していると、
ようやく上層部から「グリトニル要塞を占拠した」との通信が。

上層部の中心人物、キースン大将は軍事的には卓越した能力を持つ人物ではあるが、出世の為なら手段を選ばず、
勝利の為ならバイド兵器使用を推進する危険人物であるという。エマ中尉は彼のことを警戒しているようだ。
事実、キースンの命令で調査任務に向かった主人公達は、連合軍の待ち伏せ艦隊に遭遇する。
エマはキースンに情報を漏洩されたに違いないと言う。何故キースンはそんな事をするのだろうか……?

その後、『ウートガルザ・ロキ』奪取のためにカイパーベルトを目指していた主人公達は、驚くべき通信を受信する。
キースンら革命軍上層部はグランゼーラ革命軍を解体、代わりに『太陽系開放同盟』を設立するというのだ。

捕虜からの情報によると、太陽系開放同盟は『連合軍の圧制から人々を護る』という名目を持っているが、
裏では連合軍と結託しており、バイド兵器の使用も厭わないと言う。そして、主人公達の存在を危険視していた。
そして、ハルバーが地球連合軍に捕縛されたのもキースンの計略だったと言う。

多くの部下達、特にエマ中尉から英雄ハルバーの後継者として認識されていた主人公は、
彼らの懇願を受けて、キースンの傀儡と化した上層部の代わりにグランゼーラ革命軍の総司令官となり、
太陽系開放同盟を打倒する事を決意する。

連合軍、解放同盟双方を撃退しながら、遂にグリトニル要塞に辿り着いた革命軍艦隊。
副官から作成名を聞かれた主人公は、紅茶を見て『アフタヌーンティー作戦』に決定する。
(この他にもシューティングスター作戦、プルトイド作戦が存在。ビターチョコレート作戦以外だと、タイトル画面に反映される)

グリトニル要塞周辺の艦隊を打ち破り、要塞内部の制御施設を占拠して勝利を収めるものの、
要塞内にキースンの姿は見つからない。要塞が危険な状態になった為、已む無く、脱出を命令する主人公。

一方、要塞のワープ施設から何者かが乗った空母が外宇宙へとワープしていた。まだ戦いは終わらない……

83 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:25:16 ID:lTeFpHva0
『後編』(ここからはどちらの陣営を選んでいてもストーリーは同じ)

グリトニル要塞攻略後、連合軍と革命軍の間には休戦協定が結ばれる。
しかし、両者とも終戦する気はなく、両陣営の関係は未だ険悪だった。
一方、キースンは長距離ワープで跳躍空間へ逃亡後、『太陽系開放同盟』として武装蜂起した。
彼は両陣営の最新技術を持っている為、両軍にとって共通の敵となったが、
両軍とも討伐部隊の派兵を渋った為、最終的には連合軍、革命軍の混成艦隊が設立される。
その初代司令官となった気の毒な軍人の存在はあまり知られていない。

気の毒な軍人……すなわち主人公は跳躍空間で開放同盟を追っていた。
開放同盟の艦隊や、バイド化した超巨大戦艦『グリーン・インフェルノ』との戦闘を繰り広げる主人公。

ある時、開放同盟の戦力とバイドが艦隊を組んでいる光景を目撃する
当初は開放同盟がバイドによる浸食を受けて取り込まれたように思われたが、
開放同盟のカトー大佐による通信で、それがバイド制御システム(BBS)によるものだと判明。
この技術を使えば、大型のバイドや戦艦タイプのバイドを制御して運用することも出来るという。
しかし、BBSの開発に燃料を使い過ぎた開放同盟は跳躍空間から脱出できなくなり、
キースンも戦死して指揮能力を喪失した為、投降の意思を伝えてきた。

投降を受け入れ、合流地点に向かう主人公達。しかし開放同盟は裏切り、攻撃を仕掛けてきた。
同時にBBSがバイドを制御出来なくなったらしく、彼らからの通信が途絶えた。逆に侵食されたのだろう。
死闘の末に暴走バイド体と開放同盟を殲滅し、地球へと帰還する混成艦隊。

しかし、太陽系内には今までに無いほどの大量のバイド群が接近しつつあった。
混成艦隊はバイドを討伐しながら、地球への帰還を目指す事になる。

副官を恋愛対象として見ている場合、艦が揺れた影響で副官と密着することになる。
主人公(男性)は目を閉じて、マッケラン中尉と熱い口付けを交わすのだった……
(異性愛も同性愛も可能。両者の性別に対応したイラストも用意されています)

太陽系に到達後も、各拠点を襲撃しているAクラスバイド体を撃破しながら地球を目指す。
面倒なことに、太陽系開放同盟の残党も出現し、『ウートガルザ・ロキ』や、
ゲイルロズ要塞を再び占拠するなどして邪魔をしてくる。

84 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:30:03 ID:lTeFpHva0
バイドは地球上空の幾つかのポイントに集結、群れが大きくなったところで降下しようとしていた。
主人公は北半球上空のバイドの群れを撃破し、撃ち漏らしを撃破しながら地球へ降下した。
その途中で戦没者墓地の上を通過した際、喪服を見た母娘を見かける。
娘のほうは手を振っているようだが、母親の表情は見えない。彼女は何を思っているのか……?

その時、南半球の防衛線が壊滅し、大型バイドが統合作戦本部を狙っていると報告を受ける。
統合作戦本部の壊滅は人類の敗北に繋がる為、混成艦隊は本部に急行する。

そこには暴走戦艦コンバイラの進化系『コンバイラベーラ』がいた。
沈む夕陽に照らされたそれは、明らかに通常のバイドよりも強力であったが、主人公は撃退に成功する。
しかし、コンバイラベーラはダメージを受けつつも離脱し、大気圏からの脱出を図った
主人公の号令の下、全戦艦の艦首砲による一斉射撃が行われるが、コンバイラベーラは倒せなかった。
なお、前作データを使用している場合、コンバイラベーラのユニット情報を調べると、
前作主人公の名前(この場合はジェイド・ロス)が表示される。もちろん、主人公達はその事実を知る由も無いのだが……

地球外に脱出したコンバイラベーラを追うべく、主人公はバイド討伐艦隊司令官として任命される。
また、月面で太陽系開放同盟との最終決戦を行うと、彼らはバイド討伐に協力を申し出て来る。
彼らの協力を受け入れると、彼らとともにコンバイラベーラを攻撃することに。
(故意かどうかは分からないが、波動砲で味方を巻き込んだり、進路を塞いだりで邪魔にしかならないが)
受け入れない場合は、単独で火星に出現したバイド浮遊要塞『コルベルト』を打ち倒す。

重金属回廊を抜け、追い詰められたコンバイラベーラは軋みながら膨張、『コンバイラリリル』に進化する。
最終決戦が近いことを悟った主人公(男)は、マッケランに一緒に暮らしてほしいと頼んだ。
マッケランは頬を赤らめながらも主人公のプロポーズを受け入れたのだった……

コンバイラリリルは更に巨大化を続け、時空の歪みと結晶化した星間物質の『壁』を形成しつつあった。
バイドという共通の敵を前にして、ようやく一つになった人類は、主人公の号令の下、最後の戦いを挑む。
ヲヤスミケダモノ、BYE BYE BYDE!!
膨れ上がったコンバイラリリルは哀しみの思念を主人公に放って弾け飛んだ。
だが、『彼』が何を哀しんでいたのか、『彼』をただのバイドとしか思っていない主人公には理解出来なかった。

時空の歪みが収まった瞬間、周辺宙域は異常な空間と化していた。
琥珀色に染まった宇宙、そこには無数のバイド体が生息し、太陽系の惑星を模した小さな星々があった。
そして、星々の中心に太陽のように聳える『琥珀色の瞳孔』……これらは一体何なのか?
わけが分からないながらも、「ここまで来てためらう事は何も無い、目の前に空間があれば進み、
バイドがいれば倒すだけだ」と決意し、艦隊を突撃させる主人公。

長い長い戦いの末、艦隊はバイドを生み出す琥珀色の瞳孔の破壊に成功する。
今度こそ戦いは終わった。さぁ還ろう、と今度こそ帰還を告げる主人公、しかし……

⇒驚愕する。

倒したはずの琥珀色の瞳孔が膨れ上がり、
幾つかの戦闘機を消滅(転送?)させると、そのまま巨大化し、残りの艦隊を飲み込んだ。

琥珀色の宇宙に羽虫のような機械が飛びまわっている。
連合軍と革命軍の兵器も、バイドの戦艦も、コンバイラリリルも、琥珀色の世界に埋もれ、
無数の羽虫達にバイドルゲンの塊として分解されていった……

85 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:35:33 ID:lTeFpHva0
『番外編』

(ここからは航海日誌の主人公ボイスが無くなる。彼らが既に人では無くなってしまった事を示していると思われる。
 何故か副官のボイスはそのままであるし、主人公以外の『人員』がいるという記述もあるが)

長い眠りから目覚めた主人公。艦が輸送生命体ノーザリー、戦闘機がバイドシステムαになり、
他の戦力もバイド化してしまっているのだが、その異常に気付く気配は無い。
主人公は本能に突き動かされるようにして、地球を目指して旅立った。

暗い宙域を抜けていくと、彼らの前に未知の技術で造られた戦闘機が出現する。
地球製戦闘機に似ている点と、明らかに異なる点の両方を備えた謎の戦闘機は、
主人公たちに対して問答無用で攻撃を仕掛けてくる。辛くも敵戦闘機の撃退に成功するが、
このような好戦的な文明(以下、『戦闘文明』と表記)は危険だとして、地球帰還への意志を強める主人公。

主人公は戦闘文明を撃退しながら宇宙を彷徨っていく。
途中でバイドが支配している地域も通過するが、主人公達はバイド化しているにも関わらず、
それを自覚していない為か、バイドをも積極的に攻撃し、殲滅していく。
(バイド間で敵対する事があるのかも知れないが、詳しい説明は無い)
戦闘を繰り返しながら、倒したバイドの能力を取り込み、強化されていく主人公のバイド艦隊。

地球を思いながら、人類を思いながら、ひたすら先へと進む主人公。
一方で自分の記憶が曖昧になってきている事も自覚していたが、疑問には感じていないようだ。

主人公達は遂に戦闘文明の本拠地らしき惑星に降り立つ。
戦闘文明は複数の戦艦を合体させた『兆京級合体戦艦』を持って最終決戦を挑んでくるが、
主人公はこれを沈め、自分達に侵略の意志が無い事を示すために惑星を立ち去る。

とうとう『宇宙の果て、或いは宇宙の中心』と思われる空間に辿り着いた主人公。
そこは人類の愚かさを象徴するような名が付けられた四つの空間に分けられており、
その中ではグランゼーラ革命軍、バイド軍、地球連合軍、戦闘文明が四つ巴の乱戦を繰り広げていた。
そして、戦闘文明の旗艦は地球製のヨルムンガルド級輸送艦だった。これは何を意味しているのか……?
バイド化した主人公にすら理解できないが、そこに地球が無い事だけは明らかだった。別の進路を模索する主人公。

86 :R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-:2010/07/30(金) 00:42:15 ID:lTeFpHva0
戦闘文明が出てこなくなった為、敵バイドを潰しながら宇宙を進んでいく主人公。
しかし、ある星系の外縁部において戦闘文明よりも強大な戦力を持つ『超攻撃的文明』に遭遇する。

『超攻撃的文明』の戦闘機や戦艦は明らかに地球製のものであり、通過する惑星も太陽系そのものなのだが、
主人公は「このような危険な文明の存在を地球に知らせなければ」と言って、気付く気配が無い。
『ドプケラドプス』を何らかの方法で制御し、問答無用で主人公達を襲う『超攻撃的文明』の姿に、
バイドと同じものを感じ、嫌悪感すら覚える始末。

主人公は遂に地球(らしき惑星)に降り立つが、彼らはそこを地球と認識出来なかった。
(何故か前作最終面、今作コンバイラベーラ戦の舞台になった都市は既に廃墟と化しており、無人らしい)

究極互換機Rwf-99ラストダンサー、最強戦艦ニヴルヘイム級などといった人類の叡智を打ち倒し、
人類とバイドの混成部隊(BBSに制御されているのか、バイドに乗っ取られているかは不明)を破ると、
主人公は侵略の意志が無い事を示すべく、その惑星から立ち去る。

その後、主人公とその艦隊が向かった場所は、その星系の恒星……太陽の内部だった。
何故かは分からないが、そこに彼らを待っている存在が居るように感じた為である。

事実、太陽の中心部には『太陽ノ使者』と呼ばれる幾何学的形状をした巨大な物体が鎮座していた。
それは『太陽ノ使者ノ衛兵』と呼ばれる羽虫型機械(後編EDに出てきたものと同じ)を操り、
圧倒的な物量と攻撃力を持って襲ってくるが、主人公はそれすらも打ち倒してしまう。

戦いは終わった。我々は生き残っている。我々を待っていたのは光だった。
しかし、それは我々に何ももたらさなかった。我々は生きている。
我々の悪夢は終わらない。

⇒そっと目を閉じる。そして開く

『番外編ED』
各ユニットの波動砲ムービーが延々と流れるだけ。
ラストシーンは、『ギャルプII』の貯蔵庫で、太陽の如き光を放つバイドルゲンと、それを眺める工作機。
(恐らくOPと同じシーン。もしかすると、全てはバイドルゲンの中で繰り広げられた終わらない悪夢なのかも知れない)

なお、今回もバイド編部隊名はアナグラムになっており、全てを繋げると……
『やはり気がつくとバイドになっていた それから私達は宇宙をさまよい続けた いつの日にか地球に戻れると信じて』

87 :ゲーム好き名無しさん:2010/07/30(金) 00:50:46 ID:lTeFpHva0
R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-は以上です。

繰り返しますが、とにかく拷問や副官との恋愛、「愛してるぜベイビー」については、
選択肢次第で変わりますが、ストーリーに大きな影響を与えることはありません

最終更新:2010年08月09日 21:13