ARMORED CORE 3

part53-121~125


121 :ゲーム好き名無しさん:2010/08/04(水) 15:39:39 ID:Gh+NkWPU0
その世界は、ただ一つのものによって管理されていた。

あらゆる出来事は、そのものによって決定され、そこに住む人々は、それを当然のことと受け入れていた。

「管理者」の庇護の下、人々は約束された繁栄を続け、やがて、力をもつ者<企業>が生まれた。

企業はより大きな力を追い求め、やがて、互いに争いを始めた。
だが、その争いすらも、管理者の掌の上の出来事であった。

全てが予定された世界。
だがそれは、徐々に狂いを生み始めていた。

122 :アーマード・コア3:2010/08/04(水) 15:40:48 ID:Gh+NkWPU0
もはや、レイヤードは飽和状態になっているのではないのか。
地下都市、レイヤードの住人にして新人の傭兵でもある主人公は、担当のオペレーターからそんな噂を伝えられた。
区画の再開発により、仕事を追われ暴動を起こした労働者達の鎮圧、その任務を終わらしたその日に。
再開発や、区画自体の閉鎖。今のレイヤードにはありふれている事だという。
レイヤードの人々にとっては神にも等しい巨大AI、管理者。それは一体、何を考えているのだろうか。

そんな情勢下で、主人公は或る依頼を受ける。
依頼主はクレスト社。三大企業と呼ばれる大企業の一つで、特に管理者を信望する企業である。
依頼内容は、数年前に閉鎖されたという区画に進入した武装集団の、排除。管理者の代行を自任している節の有る、クレストらしい依頼。
地殻変動により、施設が崩壊したといわれるセクション513……だが、主人公がそこで目にしたのは、ただの無人の市街であった。

「あの区画の閉鎖は、管理者によって決定された事項です。我々はその決定を守らねばなりません。それがこのレイヤードの秩序です」
クレストはミッションの終了後、セクション513施設が崩壊し、閉鎖されたのだと、主人公に念を押してきた。
「我々が頭上に見ることが出来るのは、人工の作られた空です。それが我々の住む世界なのです」

その後、主人公はクレスト社から別の依頼を受ける。敵対している三大企業の一つ、ミラージュ社に攻撃を受けているというのだ。
管理者の代行を自任するクレストと、三大企業で最も勢力が強く、結果最も管理者の統制で利益を減らされているミラージュ。
両社の仲は犬猿と呼ぶに相応しく、抗争は何時もの事でも有った。
ミラージュ部隊の迎撃依頼を受託した主人公は、クレストの研究所で敵のACと戦闘を行った。
世に知られていないタイプの、通常の物より遥かに高性能なACと。

ミッションから帰ってきた主人公の下に、反体制組織、ユニオンからのメールが届いた。
管理者にすら抵抗する過激思想を持ち、かつてセクション513の調査も行っていた、武装組織。
彼らは語った。あれはミラージュでも、どこの組織の物でもない。あれは管理者の部隊だと。
そして、そこから導き出される疑問にも言及する。何故、管理者の味方であるクレストを、管理者が攻撃するのか?と。
彼らは仮説の実証を求めて行動しているという。その仮説が正しいなら、全てに説明がつく、とも。

しばらくして、ユニオンは企業やレイヴンに対して、或る声明を発する。
「管理者は狂っている」ユニオンはそう語った。
理由の無い区画閉鎖。過度な再開発。もはや管理者は我々を庇護してくれる存在ではない。
ユニオンは同時に、管理者の統制を外すために、管理者の本体の存在するレイヤードの中枢への攻撃を計画していた。

123 :アーマード・コア3:2010/08/04(水) 15:42:19 ID:Gh+NkWPU0
中枢の位置は、大企業のデータバンクにしか記されていない。そのデータを求めクレストのデータバンクを攻撃するユニオン。
レイヴン達の一次攻撃で障害を取り除き、志を共にするミラージュの戦力と共にデータバンクへ攻撃、データを回収するというのだ。
だが結果として、作戦は失敗する。本隊であるユニオンの部隊と、平撃する予定のミラージュの部隊が、現れなかったのだ。

この作戦の直後、クレストは声明を発した。全てはユニオンの自作自演である、と。
自分たちの手で破壊工作を行い、それを管理者の暴走だと言い張っているのだと。
またユニオンのその活動資金は、三大企業の残る一社、管理者に関係する事を避けていたキサラギであったという。
そして、主人公も「ユニオンの破壊工作」への対処を依頼されることとなる。

だが、本当にユニオンが全ての元凶なのだろうか?
もし彼らの言い分が正しかったのなら、この行動は一体どういう結末になるのだろうか?


ユニオン・キサラギ連合とクレストとの戦いは、大方の予想通りクレストの勝利へと進んでいった。
執拗な抵抗と、戦闘の隙を突いたミラージュの横槍に損害を出しつつも、ユニオン本部への一斉攻撃を始めるクレスト。
だが、その戦場に突如、クレストの研究所を襲ったのと同タイプの部隊が現れ、両軍に攻撃を始めた。

件の部隊によりユニオンとキサラギの連合部隊は壊滅。クレストの打撃も大きかった。
さらに謎の部隊はレイヤード各地に出没、破壊活動を始めていった。
事ここに至って、企業群もあることを認めた。アレはどこの組織の物でもない、管理者の部隊だと。
管理者による襲撃。それへの対処。さらにはその隙を突いての、他企業への攻撃。
状況は混迷を深めて行った。

拡大する被害に、ミラージュは管理者へのアクセスを試みる。そしてその妨害をするクレスト。
だが、それは両者がただ消耗しただけとなった。アクセスは失敗したのだ。時間が有れば、と技術者は言うが、その時間はもう残っていない。
電力や酸素の供給すら滞り始めるレイヤード。「我々は管理者に拒絶されたのだろうか」クレストの代表は、そう嘆いていた。

124 :アーマード・コア3:2010/08/04(水) 15:44:22 ID:Gh+NkWPU0
必死の防戦に関わらず、とうとうクレストの本社は管理者部隊の前に陥落する。
クレストからの最後のメールには、以前から管理者の異常を認めていたとの発言が有った。
「管理者が我々を滅ぼすというなら、それが我々の取るべき道だったのかもしれない」
追い込まれながらも管理者を信望していたクレスト。滅ぼされても、クレストは今も管理者を信じ続けている。
「人は秩序なくして生きることは出来ない。例えそれが、偽りであったとしても」

一方、管理者の部隊に押されているミラージュは、対管理者戦において活躍している主人公に目をつけ、ある依頼を出してきた。
管理者中枢への直接攻撃、そのためのルート探しを依頼したのだ。確実性を求め、僚機も用意した上で。

「イレギュラー要素は抹消する……ミラージュはそう判断した」
そして、捜索エリアに現れた一機のAC。それが現れると同時に、こちらに銃を向ける僚機。
「管理者を破壊する……馬鹿げた事を」

管理者を疑い、その是非を問い、切捨てる事すら許容していたユニオン。
あくまでも管理者を制御し、支配下に置く事を望んでいたミラージュ。
「我々の生きる道は、管理者が決めるべき事なのだ」
確実に管理者により追い込まれつつあるミラージュは、それでも管理者を捨てることは出来なかった。
「お前の力は管理者を、この世界を破滅へと導く力だ」

ユニオンの残党は、もう一度最初の企てに戻った。中枢の位置を大企業から入手し、管理者を破壊することで混乱を納めるのだ。
しかしレイヤードの損害はあまりにも大きかった。もはや、地下世界を維持するのも困難なほどに。
「管理者を破壊してこの状況を止めても、我々は生きてゆけないかもしれない」
それでもユニオンは、自分の脚で立つ事を望んでいた。
「だが、我々はただ死ぬわけには行かない。それだけは、確かだ」


ミラージュのデータバンクから中枢の位置データを入手したユニオンは、主人公に最後の依頼を行う。管理者を破壊するように、と。


「基幹ユニットの破損率90%が超えました。エネルギー供給率低下」
護衛を失い、火を噴く管理者の中枢部。
「再生プログラム、最終レベルへ移行します」
「地上への…ゲートロック…解除」
「本命令をもって…プログラムの…全行程を終了…」
「システムを…停止します…」


巨大なゲートと人工の空が開き、地下都市に作られた物ではない光が降り注ぐ。
ゲートを抜けた地上では、緑の草原となだらかな丘が、太陽と雲の浮かぶ空が、何処までも広がっていた。

125 :ゲーム好き名無しさん:2010/08/04(水) 15:51:28 ID:Gh+NkWPU0
以上でAC3終了です。名前欄入れ忘れましたが>>121もと言うことで
地下世界、世界の管理者、管理者の保護から抜け出す主人公と、ストーリー的にはまさに初代リメイク

書き忘れたので後で編集するつもりですが、レイヤードって言うのは地下に作られた都市(世界)ですな
なんで地下に人々が向かったのかは不明。地球規模の災害から逃げるためとも聞きますが
ちなみに年代も不明。何時から、というより管理者の元でどれだけの時間がたったのかもわからない






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