ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-

ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-

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453 :FF4TA-月の帰還-:2010/10/18(月) 10:27:11 ID:GQSOqpI50
バロン国王セシルと王妃ローザの息子セオドアは騎士の試練を受けるために、赤き翼の新米兵士として飛空艇に乗っていた。
アダマン島で試練を済ませ、バロンへと戻ろうとすると大量の魔物に飛空艇が取り囲まれた。墜落し、一人生き残ったセオドアは徒歩でバロンへ向かう。

同じ頃、バロンも魔物の襲撃を受けていた。再び二つめの月が現れたことで更なる凶兆を覚えるセシル。
彼はローザをシドと共に逃すと一人残り戦っていたが、突如現れたバハムートから降りた謎の少女に敗北した。

一方セオドアは道中、金髪の男に助けられ、彼の助言の元、バロンへと向かうことになる。
バロンの町から城へ入ろうとすると、生気のない顔をした兵士が入り口を塞いでいるため、水路からバロン城内に忍びこむことに。
潜入に成功するとセオドアと金髪の男は二手に分かれ、金髪の男は無人の城内を進み玉座の間に向かう。
そこには少女に敗北したはずのセシルが座っていた。しかしその態度はひどく冷徹で、彼を気遣う金髪の男を冷たくあしらう。
お前は変わったな、とかつてのセシルを知っているかのような言葉を残して、金髪の男はその場を立ち去る。
無人の城内を見回っていたセオドアと合流した金髪の男は彼の父であるセシルの様子をセオドアには告げなかった。
エンタープライズ号を探したいというセオドアの言葉を受け、世界を旅する二人。
そしてダムシアンへと向かった時、ダムシアンの城が赤き翼によって攻められているのを目にする。

454 :FF4TA-月の帰還-:2010/10/18(月) 10:27:22 ID:GQSOqpI50
その頃ダムシアンでは謎の少女の命令でカインがクリスタルを強奪しようとしていた。
世界各地で守られていたクリスタルは一つを残し奪われていて、ダムシアンにあるのが最後の一つだった。
それを止めようとするギルバートとバロンから避難してきたローザ。
しかし二人は敗れ、カインはローザとクリスタルを奪って飛空艇へと乗り込む。目指す先はバロン。
ローザの目の前でセシルを殺すのが目的だった。
一歩遅かったセオドアたちはシドの持ってきたエンタープライズにギルバート共々乗り込み、カインの後を追う。

バロン城内でカインたちに追いついたセオドアたち。ローザはセオドアの隣にいた金髪の男の顔を見るとひどく驚き、名前を呼んだ。
「カイン!」
金髪の男はカインだった。試練の山で、自分の闇と戦っている最中に闇のカインが逃げ出し、カインはそれを倒そうとしていたのだ。
一騎打ちの結果見事闇のカインを倒し、聖なる力を得たカインは竜騎士から聖竜騎士へと変わった。
そしてカインたちは玉座の間に踏み込む。そこに座っていたセシルはカインたちに剣を向けるのだった。
何故か召喚が使えるようになっていたセシルは、カインたちにトドメを刺そうとオーディンを召喚した。
しかしオーディンはセシルに従わず、カインたちに「この大地を、セシルを頼む」と告げると、不思議な力でセシルを気絶させたのだった。
ちょうどその時、リディアを始めとした数人が玉座の間になだれ込んだ。※1
その内の一人ゴルベーザは玉座の横にいた謎の少女と意味深な会話をする。
「生きていたか」
「おまえのように体はいくつもないがな」

99 :FF4TA-月の帰還-:2010/10/18(月) 10:34:23 ID:GQSOqpI50
その言葉の意味はすぐにわかった。襲いかかってきた謎の少女を倒すと、全く同じ姿形の少女が更に四人現れたのだ。
闇のカインが集めていたクリスタルを奪い、この星の役目は終わったと言い捨て消え去る少女たち。
段々近づいている二つめの月を何とかするため、クリスタルを取り戻すため、彼らは魔導船に乗って二つめの月へと向かう。

謎の少女に操られていたセシルはその反動で抜け殻となっていた。時々呻く以外に何の反応も見せない。
そんなセシルを心配しつつ、仲間たちは月の地下渓谷を進んでいく。※2
すると、かつてセシルたちが戦い倒した魔物たちが次々と現れる。
死んだはずのゴルベーザ四天王までもが復活していた。
魔物たちの復活を疑問に思いつつ、それらを倒し地下へと進むと、なんとかつての暗黒騎士セシルと瓜二つの者が現れた。
よくも自分を捨てたなとセシルらしからぬ恨みつらみをゴルベーザに叫びつつ、彼に襲いかかる。※3
仲間であるゴルベーザを庇うローザやセオドアたちに、驚き悲しみ怒りを顕にする暗黒騎士のセシル。
その力に押されたセオドアの危機に、抜け殻となっていた方のセシルが光を取り戻して、彼はしょうきにもどった。

暗黒騎士のセシルを倒し、さらに地下へと進んでいく。道中FF1~6のボスが出現するが、それらも倒しさらに進む。
敵の強さが次第に増し、最深部に近いと思われるフロアーでは、一面に無数のポッドが林立していた。
その中には謎の少女が入っており、全てのポッドに同じ少女が眠っていた。そのうちの一つに、他の少女たちより少し幼い子供が入っているポッドがあった。
一行が調べてみると、扉が開き中から幼女が出てきた。しかし彼女は襲ってくることもなく、こちらに指示を求めるばかりだった。
戸惑いながらもリディアがここで待っているようにと告げると、幼女は大人しく従った。
その下の階には奪われたクリスタルがすべて揃っていて、回収することが出来た。

100 :FF4TA-月の帰還-:2010/10/18(月) 10:34:34 ID:GQSOqpI50
さらに先に進むと機械に繋がれたイソギンチャクのようなものが眠っていた。
その中から青白く光る人物が現れた。それは自らをクリスタルの所有者と称し、自分がクリスタルを作ったのだと語った。
クリスタルは青き星だけでなく、他の星にも存在した。全ては、人類の進化の過程や結果を記録させ、生命の進化を実験するのが目的だったのだ。
そしてそのデータを回収するため、謎の少女・マイナデスに命じて青き星のクリスタルを回収させていたのだ。マイナデスも彼が創りだした実験体に過ぎなかった。
これまでに遭遇した過去に倒したはずの敵も、クリスタルに記憶されていたデータから生み出されていたのだった。
彼は人類を進化に失敗した劣等種と判断し、新たに出現した二つめの月・真月をぶつけてすべてを滅ぼそうとしていたのだ。
クリスタルで得た知識で進化した人類も所詮は自分の創造物に過ぎない、と自らを創造主・クリエイターと称する彼を止めるため、一行は戦いを挑む。

三度姿を変えるクリエイターを倒し、崩れつつある真月から急いで脱出する一行。途中、指示通り待っていた幼女マイナデスを連れ、かろうじで脱出に成功した。
蒼き星に戻った一行は日常に戻った。幼女マイナデスはクオレと名付けられ、ミストの村でリディアに育てられている。
ゴルベーザは試練の山で父の墓参りを済ませセシル達に今生の別れを告げると元居た月へと帰った。
赤き翼は武装解除され、各国の復興支援に一役買っている。赤き翼の部隊長に任命されたカインはセオドアを伴い、飛空艇で飛び立つ。
その上空に浮かぶ月は一つ、綺麗な姿をたたえていた。

FF4ジ・アフターイヤーズ―月の帰還― THE END

101 :FF4TA-月の帰還-:2010/10/18(月) 10:34:42 ID:GQSOqpI50
※1 この時点で、本編と、サブストーリーであるリディア編・ヤン編・パロム編・ポロム編・エッジ編・ギルバート編・月の民編のメンバーが合流します
※2 ここからパーティ編成が全てのキャラの中から自由に行なえます
※3 このバトルのメンバーによっては、ゴルベーザが死亡し、以降登場しません

最終更新:2010年10月19日 00:58