オシチヤ

part56-17~24,37~41


17 :オシチヤ:2011/03/18(金) 23:40:54.86 ID:71QykePk0
■オープニング
どこからか手鞠唄が聞こえてきます。

「とんとんとん

 ひとつふたつ みつよっつ いつつむっつ なはななつ
 ななつまえはかみのこで ななつすぎればひとのこで
 ひとのこで

 とんとんとん

 ひととかみの ふたおもて
 みいはしよつつじ いつまいる
 むつきでつつまれ ななよすぎ
 やつらのなかまに なりました なりました」

鞠をついてた子はどこかへと歩いていき・・・

18 :オシチヤ:2011/03/18(金) 23:44:03.00 ID:71QykePk0
■本編
妖怪の棲む屋敷で目を覚ました少女。
ここからでるため、とりあえず廊下にでてみるといきなり犬のような猫のような妖怪がやってきます。
彼は「すねこすり」。人のすねにこすりつきにくるだけの無害で気のいい妖怪。
すねこすりは少女が屋敷からでるのを助けてくれるといいます。
こうして一人と一匹の脱出劇がはじまったのでした。

すねこすりは妖怪に見つかっても大丈夫だけど、大きな物を持ったりできないし2つ以上道具を持てない。
少女はたくさんの道具をもてるけど、妖怪に見つかると多くの場合食べられてしまいます。
なので、場所によって探索する役を交代しながら進んでいきます。
すねこすりが手に入れた傘を少女が被って妖怪の目をごまかしてみたり、
扉に貼ってある妖怪に触れられないお札を少女が剥がして扉の封印を解いてみたり。

そうして進んでいくとお札の貼られた古い鏡のある部屋にたどり着きます。
その鏡の正体は妖怪「雲外鏡」。
雲外鏡はお札を剥がしてくれたお礼として少女を鏡の向こうの世界に飛ばします。
雲外鏡がいうには、ここから先は鏡の裏の世界と表の世界の2つの世界で
それぞれ工夫をしていかなければ外には出れないらしい。
あちこちにある鏡を使えばすねこすりと少女がいる世界を入れ替えたり、
手に入れた道具を互いに受け渡しできるので、利用しながら更に進みます。
片方の世界で明かりを灯せばもう片方は暗くなり、
片方で扉を開ければ、もう片方は閉ざされる。
協力しつつ進むと玄関を発見。玄関にはお札が貼ってあります。

19 :オシチヤ:2011/03/18(金) 23:50:12.57 ID:71QykePk0
★結末六「闇へと還える」

少女はお札を剥がし、外へと飛び出しました。
しかしどれほど進んでも何もありません。
迷っているうちに少女の姿は影のように黒くなり、いつしか形も人のものではなくなり・・・

屋敷の闇の中、どこからか声が聞こえます。

「おや、この闇に戻ってきたのだな・・・。
 どうやら道を間違えたのか。
 我らは闇から生まれ、そしてまた闇へと帰る・・・。
 ふたたび生まれるその日まで、しばらくそこで遊んでおいで。」

終わり。

20 :オシチヤ:2011/03/18(金) 23:55:44.33 ID:71QykePk0
少女はまだ外に出ず、屋敷を探索する事に。
途中、入り方によって季節が変わる不思議な廊下で鞠を拾ったり、
 火傷をして仕事ができないというお歯黒べったりにムカデ油を届けてあげたり
(まあお歯黒べったりは怪我を口実にサボりたいようだったですが)、
迷子のスズメのお嬢さんを親元に連れて行ってあげたり。

忙しくて人間の手も借りたいと火吹き婆がすねこすりに愚痴をこぼしていたので、
少女がたずねてみると、火吹き婆からいくつかの雑用を頼まれます。
お茶を運び、座敷の片付けをし、宴会場に酒を運びと大忙し。
すると宴会場で料理が足りないから頼むと言われたので、火吹き婆に相談することに。
どうも食材が足りないので料理が作れないらしいです。
そこで少女が池で魚を釣り、持っていくと火吹き婆は大喜び。さっそく舟盛りを作ってくれます。
あとは人を呼べば宴会がもっと盛り上がるので、あちこちの妖怪に声をかけて宴会に招待してまわります。
そうして集まった妖怪で大にぎわいの宴会場。
そこに屋敷の主様の声が響きます。
主様はすねこすりが少女の手助けをしていることを知っているみたいで、
すねこすりに少女にここに来るように言えと命令します。

21 :オシチヤ:2011/03/19(土) 00:01:40.14 ID:cKPUyzzI0
言われた通り、今度は少女が宴会場に訪ねると、主様から一つ頼み事があると言われます。
大人しく聞いてみると(聞かないという選択肢もありますがそれを選ぶと宴会の料理にされる)、
主様の部屋から鈴を持ってきてほしいと言われます。
ということで主様の部屋に行くと金色に輝く陽の鈴があります。
用が済んだので戻ろうとすると・・・扉が開かない!?
何かが足りないようなので、今度はもう片方の世界の部屋へすねこすりがいってみると今度は錆びた陰の鈴が。
少女が2つの鈴を手に持ってみると2つの鈴は絡まり一つの「陰陽の鈴」に。
扉も開いたので宴会場に戻ると「この主に渡しておくれ。ただし渡す相手を間違ってはいけない」と言われます。
少女は考えます。主様はすねこすりの協力を知っていました。つまり主様の正体は・・・雲外鏡。
少女の選択は正解でした。雲外鏡は少女とすねこすりを別の空間に飛ばします。

そこで雲外鏡は少女に何故少女がここにいるのかを教えます。
少女は元は闇であり雲外鏡たちの仲間でしたが、少女が願ったので少女は人になります。
もうすぐ七夜がすぎれば、少女は闇を忘れ闇を恐れるようになり別れが。
しかしまだ七夜に満たない今ならばまだこちらに還れます。
雲外鏡は問います。「それでもなお、人の世に戻りたいか?」と。

22 :オシチヤ:2011/03/19(土) 00:07:18.50 ID:cKPUyzzI0
★結末七「七夜の願い」

少女は残りたいと答えました。
雲外鏡は言います。
「ならばここにおれ。ここは全てが見渡せる。ここで人の願いを聞け。
 闇と光の狭間こそ、我らカミが住まう場所」

少女は雲外鏡の部屋で鞠をついて遊んでいます。
やがて誰かの気配を感じて鏡を覗きます。
そこには一人の女性がいて「どうか可愛い子が無事に産まれてきますように」と願掛けをしているようでした。
すねこすりは少女に後悔していないかと聞きます。
少女はよくわからないと言いつつも、ここは楽しいと答えます。

「じゃあさ、もしまたあっちに行きたくなったらさ。
 そのときはまた一緒に冒険しよーね!」
「・・・うん!」

終わり。

23 :オシチヤ:2011/03/19(土) 00:13:39.88 ID:cKPUyzzI0
少女は戻りたいと答えました。

「それでは我らはお前を送り出そう。さあ、行け、人の子よ!
 さあ、皆、時は満ちた、この子は人の世に下りる!さあ行け、人の子よ!
 七夜は過ぎた、七つに参り、名持て進め、人の世に
 我らはお前をここで待つ。七十七年数えつつ。手まりをついて唱えつつ。
 再び七夜を越えたなら。お前はここに戻りくる。
 しばしの別れ、ではさらば!」

★結末伍「カミの子」

宴会場を出された少女はまっすぐ外に向かいました。
そして長い長い道をひたすら行くと・・・

少女はどこかの家のふすまの前に佇んでいました。
ふすまの向こうからは男女の声が聞こえます。
会話から察するに2人の子供はお七夜を越えて名前を貰う事もなく死んでしまったようです。
名前のない子は人の子ではなく、カミの子。
この子はきっと可愛いからカミ様が手放したくなくて取り戻してしまった。
だからもう泣くのはおやめと妻を慰める夫の声。
それを聞いて理解したのか半分透けた姿の少女はどこかへと去っていったのでした。

終わり。

37 :オシチヤ:2011/03/19(土) 23:03:08.98 ID:cKPUyzzI0
宴会場を出された少女は外に行かずに屋敷を探索。
そして屋敷神がやどる場所(納戸、かまど、厠など)を巡って七つのお札を手に入れました。
宴会場で聞いた雲外鏡の言葉によると少女にはまだ足りないものがあります。それは「名前」。
少女は裏世界側の最初に寝ていた部屋と同じ場所で七つの札を台に納めて、やがて神社にたどり着きます。

☆分岐(一人でイベントを起こすルート)
お賽銭箱の前に立ってみると、急に周囲が歪みます。
すると、少女は透けた姿で別の神社の前に佇んでいました。
そこへ一人の女性が社に子供の名付け札を納めにきます。
女性が去った後、少女はその札を読みました。そこに書いてあった名前こそ少女の名前。
名前を手に入れた少女は家に帰らなきゃと強く思います。

屋敷の入り口にすねこすりと共に立っている少女。
少女が外に行こうとすると、すねこすりはそっちはとても眩しいから一緒にいけないと言い、
屋敷も悪くないところだから戻ろうと少女にお願いしました。

★結末四「薄闇の住人」

すねこすりと共に屋敷に戻ることを選ぶ少女。
少女たちが屋敷に戻った後、少女が落とした鞠だけが静かに遠くへ転がっていきました・・・

屋敷に戻った少女は主様の許しもあり、名を奪われ、光を奪われ、薄暗闇の世界の住民として暮らす事に。
ある日、屋敷の庭にはすねこすりと一緒にいる一つ目の少女の姿がありました。

終わり。

38 :オシチヤ:2011/03/19(土) 23:08:05.77 ID:cKPUyzzI0
★結末参「七十七の歳越えて」

少女はすねこすりを置いて行くことを選びました。
灯りを頼りに少女は進んでいきます。
やがてどこからか唄が聞こえてきました。

「ひとときふたたび みるよみの いづれは とおる むつのみち
 ななじゅうななつの としこえて
 そのよにあいたら かえっておいで かえっておいで」

七十七年後、すねこすりは少女を迎えにいきました。
少女は色々ありましたが、すねこすりは相変わらずのようでした。
すねこすりは少女に主様の言葉を伝えます。

「七夜の後に光に生まれ、七夜の後に闇に生まれる。
 我ら全て円環の時を生きるモノなり」

そしてすねこすりと少女は一緒に元いた場所に還っていったのでした。

終わり。

39 :オシチヤ:2011/03/19(土) 23:13:07.09 ID:cKPUyzzI0
☆分岐(すねこすりとイベントをルート)
社の中に入りそこの鏡を使ってすねこすりをこの場所に連れてくると、急に周囲が歪みます。
気がつくといつの間にか別の神社の前に透けた姿で佇んでいました。
そこへ一人の女性が社に子供の名付け札を納めにきます。
女性が去った後、少女はその札を読みました。そこに書いてあった名前こそ少女の名前。
名前を手に入れた少女は家に帰らなきゃと強く思います。
妖怪には個を区別する必要がないので自分には名前なんて必要ないとすねこすりは言いました。

★結末弐「人の理 妖の理」

少女はすねこすりに名前をつけませんでした。

屋敷から人の世へ続く道を灯りを頼りに進んでいく一人と一匹。
しかし進むほど、すねこすりの姿が薄くなり少女からは見えなくなっていきます。
人と妖怪だからしょうがない。
けど、見えなくてもそばにいるから大丈夫とすねこすりは言います。
やがて周囲が光に包まれていき・・・

夕暮れの神社の前で少女は神社で2人の友達と一緒に遊んでいます。
すると急に男の子が足を何かがこすって気持ち悪いと言い帰っていきました。
続いて女の子も足になにかが触ったと帰っていきます。
残された少女にも見えない何かが足をこする感触が。
それはわからないけど少女にはどこか懐かしい感じがしました。

終わり。

40 :オシチヤ:2011/03/19(土) 23:19:32.79 ID:cKPUyzzI0
★結末壱「人の子」

少女はすねこすりに名前をつけました。
名前を手に入れたすねこすりはどこかへ行かないといけない気がしてきました。

屋敷から人の世へ続く道を灯りを頼りに少女とすねこすりは進んでいきます。
すねこすりの姿は消えずくっきり。
やがて周囲が光に包まれていき・・・

泣き出す赤子をあやす夫婦の声。
怖い夢でも見てたのかしらと言う母親。
父はこんな子どもでも夢を見るのかと不思議そう。
夫婦はやっとお七夜がすみ、良い名前がつけれたと安心しているようでした。

それからしばらく経ったある日、庭に鞠をついて遊ぶ少女とそれを見守る母の姿が。
母親は親戚の女の子に子どもができたので願掛けのための戌帯をつくっているようでした。
母親も少女が生まれるときに無事に産まれるようにと戌帯をつけたと話します。
少女と母が話していると少女の飼い犬がやってきました。
その犬の名前はすねこすりにつけた名前と全く同じ名前。
その犬は嬉しそうに少女の足にこすりつきます。
そしてどこかへ走っていってしまったので、少女はそれを追いかけていったのでした。

そしてスタッフロール
特別感謝に「そして、七夜を越えてそこにいる貴方 七夜を越えていずれ還る貴方」。
終わり。

41 :オシチヤ:2011/03/19(土) 23:24:15.60 ID:cKPUyzzI0
■補足
各エンディング後、それぞれストーリーに関わる用語の簡単な解説があります。
そのうちストーリーとエンディングを理解するのに役立ちそうな用語をいくつかまとめてみました。

 「お七夜」赤子が生後七日の日に名前を付けられる儀礼のこと。
    赤子は生まれたてのうちは生と死の狭間にいて、この儀礼を持って初めて完全な人としてこの世へと定着する。

 「屋敷神」お七夜を終えた子どもは、次に家に住まう神々に挨拶をし、その加護を得る。
    大抵の屋敷神は境界と呼ばれる場所にすむ。納戸神やかまど神や井戸神など。

 「初七日」人は死に至ってすぐのうちは生と死の狭間にいて、七日をすぎて完全に死を迎える。
    人の生と死の儀礼は同じサイクルで営まれている。

 「戌帯」妊婦が安産を願い腹に巻く帯。犬は多産でありお産が軽いためと言われる。別名「岩田帯」。
    また犬は魂を導く獣としての役割も負っている。


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以上で終了です。






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