ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊

 

part56-204~208,210,211,213,214,241,242,246~250,254~255


204 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/11(月) 17:25:17.21 ID:yG3OsWkW0
宣言通りポケダン空を投下します。基本的に本編プレイ済みである事が前提なので一部そっちのネタバレを含みます。
本編のストーリーについては暫定wikiのポケダン時闇等を参照。
ストーリーは時闇と殆ど変わらないので、追加要素であるスペシャルエピソード(以下SE)1~5について記述。
以下各エピソードの主要登場人物

■各エピソード主人公
・ビッパ
SE1の主人公。語尾に「ゲス」を付けて喋る。かなりドンくさい

・プクリン
ギルドの頂点に立つ親方・・・なのだが、何を考えてるか分からない妖精の様なお方。
ただし実力は確か。SE2の主人公で、子供時代(ププリン)の話が描かれる。

・キマワリ
ギルドのメンバー。「きゃー」「ですわ」が口癖な姐さん。SE3の主人公。

・チャームズ
強く!賢く!美しく!が信条のトレジャーハンター。メンバーはチャーレム、サーナイト、ミミロップで全員♀。
SE4の主役で、彼女たちがまだそれほど有名で無かった頃が描かれる。

・ジュプトル
SE5の主人公。本編の主人公の元相棒。星の停止を防ぐために過去の世界へ渡り、時の歯車を集めていた。
本編のチャプター19で主人公達に未来を託し、ヨノワールを道連れに未来世界へ帰って行った。



205 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/11(月) 17:27:18.28 ID:yG3OsWkW0
■他の重要キャラクター
・ギルドのメンバー
【ペラップ、ディグダ、ダグトリオ、チリーン、ドゴーム、ヘイガニ、グレッグル】
それぞれ(中間管理職&情報屋、見張り番、掲示板更新、編成所、見張り番&目覚まし係、探検、トレード店)
という役職についている

・アーマルド
SE2に登場。引退した探検家だが、ププリン(プクリンの子供時代)と共に様々な場所を探検する。
ププリンのししょー

・チームMAD
SE4に登場。マニューラ、アーボック、ドラピオンで構成された盗賊団。

・ヨノワール
SE5に登場。本編の途中までいい人を演じていたが、実は闇のディアルガの手先。
歴史改変を防ぐため主人公やジュプトルを消し去ろうとしたが、ジュプトルの捨て身の行動で計画は失敗に終わった。

・闇のディアルガ
SE5に登場。時が壊れた影響で心も体も闇に染まったディアルガのなれの果て。

・セレビィ
SE5に登場。ジュプトルの協力者で彼に想いを寄せている。通称デレビィ

・主人公
本編での主役。元人間だが名前以外の記憶を失いポケモンになってしまった。SEではほぼ空気。

・パートナー
主人公の相棒。SEでは主人公同様(ry

※本編における主人公、パートナーの選ばれ方は時闇と変化なし。
但し候補にリオル、ゴマゾウ、コリンク、イーブイ、ロコンが追加、
代わりにゴンベ、ニャースがパートナー専用に


206 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/11(月) 18:03:08.74 ID:yG3OsWkW0
■SpecialEpisode-1 ビッパのねがいごと
時系列としては主人公達がギルドに入ってくる以前の話。
故郷を旅立ち、ギルドのメンバーになったビッパ。
ギルドの一員として日々の修行に励むものの、ドンくさい彼はいつも失敗ばかりです。
そんな自分に悩んでいたある日、中間管理職のペラップからオレンの実の在庫調査を命じられる。
調査のためカクレオン商店に向かったビッパは、少しでも強くなりたいと、
旅立つ時母親から貰った7000ポケで技マシンを買おうとしますが、結局やめる。
調査の帰り道、怯えた様子で走ってきた通りすがりのユキカブリから突然紙切れを渡されます。
ユキカブリはそのまま走り去ってしまい、何だったのでゲスかね?と疑問に思うビッパ。
直後、いかにもDQNな風貌のタツベイとグライガーに絡まれます。
どうやら先ほどのユキカブリを探しているようだ。
ビビりながらもビッパがユキカブリが消えた方向を教えると、2匹は去って行きました。

――時は経ちその日の夜中。ルームメイトのドゴームのいびきで目覚めるビッパ。これはいい安眠妨害。
今日一日の出来事を振り返り、ふとユキカブリから手渡された紙切れが気になったビッパ。
読んでみるとそれは何かの地図で、「星の洞窟」と呼ばれる場所に印がついているのでした。


207 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/11(月) 18:48:11.15 ID:yG3OsWkW0
次の日の朝。星の洞窟にはきっと何かある――そう踏んだビッパは、星の洞窟についてペラップに尋ねることに。
ペラップによると、星の洞窟はどこにあるのか誰も知らない。
しかし、言い伝えによれば洞窟の奥には幻のポケモン「ジラーチ」がいて、起こすと願いを叶えてくれるというのだ。
あくまで言い伝えだぞ、と念を押すペラップに対し、ビッパはニヤニヤが止まりません。
ジラーチに会えばあっしの夢――一流の探検家になるという夢が叶う。
しかも星の洞窟の在り処が記された地図は今あっしの手の中にあるんでゲス!
心の中で一人盛り上がるビッパに、突然ドゴームから「お客さんだ」と声がかかる。
ギルドの外で待っているとの事で、向かってみるとそこには昨日のユキカブリ。
彼は申し訳なさそうにビッパに申し出た。
「ボクといっしょに星の洞窟へ探検してくれないでしょうか?」
話を聞くと、昨日出会ったDQN―もといタツベイとグライガーは星の洞窟の在り処を示した地図を狙っていたらしい。
それでユキカブリは追われていて、やむを得ずビッパに地図を手渡した、というのだ。
依頼を引き受けたビッパは、お腹が痛いと嘘をつき、ギルドから休みを貰う事に成功。
ユキカブリと共に星の洞窟へ向かいます。
洞窟に生息するポケモンと、同行者ユキカブリの雪降らしで発生した霰に苦しみつつも、何とか洞窟の最奥部まで来た2匹。
が、その時。突然例のDQN2人組が登場。
「ど・・・どうしてお前たちがここにっ!?」 驚きを隠せないビッパ。その時後ろから声が。
「フン!ジラーチなんてハナからいねえんだよ」 声の主は何とユキカブリ。
彼らの正体は盗賊団アクトーズ。以前星の洞窟を訪れジラーチがいない事を知って腹が立っていた彼らは、
先日トレジャータウンで7000ポケを持っていたビッパに目を付け、金を奪おうと一芝居打ったのでした。
ユキカブリのあの臆病な態度は全てネコカブリ――ビッパは衝撃を隠せません。
金をよこせと脅迫するアクトーズに、勇気を振り絞って抵抗するビッパ。
しかし敵は3匹こっちは1匹。敵うはずもなく倒されてしまいます。
もはやこれまで、そう思われた瞬間、ギルドのメンバーが全員登場。
弟弟子が酷い目にあわされた事で怒りに燃えるメンバー達。
アクトーズは無謀にも戦いを挑むももの、相手はあのプクリンギルドの面々。
瞬く間にフルボッコにされてしまい、一目散に逃げ出すのでした。

208 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/11(月) 19:28:46.18 ID:yG3OsWkW0
自分を助けてくれたメンバーたちにお礼を言うビッパ。
ギルドの面々は明らかに怪しい態度のビッパを見て不審に思い、心配になってビッパの後をついてきたのでした。
が、ペラップだけは心配で来たという事を認めようとしません。
「ワタシは決してオマエの事が心配で・・・ついてこようと思ったわけじゃないからな!」
どう見てもツンデレな態度に、ギルドのメンバーは皆大笑い。
とにかく無事でよかった、というプクリンの言葉に思わず泣いてしまうビッパ。
皆に迷惑をかけてしまったと詫びるビッパに、メンバー達は声をかける。
「そんな事はない、お前はアクトーズに一人で立ち向かったじゃないか」
「失敗を気にしてるみたいだけど、皆色んな失敗を繰り返して強くなっていく。
そうして一人前になっていく。だから失敗は恥ずかしい事じゃない」と。
皆の言葉に、ビッパは失敗を恐れずに、あせらずゆっくりと頑張っていく事を誓います。

ここでドゴームが先ほどのアクトーズの事を話題に出します。あいつらもバカだよな、と。
星の洞窟やジラーチの話はでっち上げじゃないのかと尋ねるビッパをよそに、
プクリンが「たあーっ!」と叫ぶと、壁が崩れて奥に続く大きな穴が出現。
先に進もうと意気込むメンバーを、プクリンは止めます。
「この探検は元々ビッパのもので、この先はビッパ1匹で行くべきなんだよ」
他のメンバーも渋々納得し、皆の声援を受けてビッパは一人洞窟の奥地へ向かいます。
・・・この後、ジラーチに会えば好物のセカイイチ食べ放題!なんて願い事も叶えてもらえると気付き、
洞窟の奥地へ進もうと必死に抵抗するプクリンを抑えるのにギルドの面々は苦労する羽目になったわけですが。

洞窟最深部にたどり着いたビッパの前に、ジラーチが姿を現します。
ただこのジラーチ、物凄く寝像が悪く、眠ったままビッパに攻撃を仕掛けてきます。
ビッパが辛くも勝利すると、ジラーチは目を覚まし、願い事を1つ叶えてあげると言う。
一流の探検家になるという夢を叶えてもらうためにここまで来たビッパですが、
それは努力して一生懸命頑張った末に掴むものだと気付き、
代わりにかわいい後輩が欲しいとジラーチに願い事する事に。
こうして無事星の洞窟の冒険を終えたビッパ。
それから暫くした後、主人公とパートナーがギルドに入り、ビッパは晴れて先輩となったのでした。

SpecialEpisode-1 おわり 
SE2に続きますが、また後で書きます。


210 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/11(月) 23:21:45.70 ID:RYZBwNRS0
■SpecialEpisode-2 てんさいププリン
ある日の夜、プクリンの頼みで皆の目を盗み夜な夜な倉庫からセカイイチを持ってきたペラップ。
その時プクリンが何かを床に落とす。虫タイプ専用のアイテム「まもりのオーブだった」。
落としたオーブを拾い、大事そうにするプクリン。このオーブこそ、彼が探検家を目指す事になった原点だった。

話は過去に遡る。プクリンがまだ子供でププリンだった頃、彼はとある草原で両親と共に楽しく暮らしていた。
ある日ププリンが友達のスボミー、ウパー、ムチュールと遊んでいる時、
いじめっ子のジュペッタとスコルピが乱入、ププリンが母親から貰ったグミを全部食べてしまう。
事の一部始終を見ていた友達3匹から相談を受けたププリンのママはその日の夜、息子の将来が心配とパパに相談を持ちかける。
明るい子だし、ああ見えても芯はしっかりしてるから大丈夫だろう、とパパ。
それに、ププリンは何か不思議な力――ただ強いだけでなく、皆が困った時に初めて発揮されるような、優しさに溢れた力を持っているのだという。
以前一緒に山登りをした帰り道、落石に遭い潰されそうになったその時、何故か岩が砕け散り、助かった。
何が起こったかは分からないが、その時助けてくれたのは間違いなくププリン――そう断言するパパ。
あの子を信じてあげようと言うパパの言葉に、ママも頷くのだった。

次の日、例のいじめっ子2匹が、アンコクの森へ探検に行くと言い出す。アンコクの森は恐ろしい怪物が出ると噂される場所。
ムチュール達が遠慮する中、ププリンだけは楽しそう。3匹でアンコクの森へ向かう。
そして森の最奥部。あれほど威勢の良かったいじめっ子達は、奥の洞窟から現れた怪物を見るや否や一目散に逃げ出した。
が、ププリンだけは全く動じなかった。それどころかここで何をしてるのと怪物に質問するほどである。
調子を狂わされた怪物――アーマルドはププリンの要求に折れ、住処の洞窟へ案内する。
アーマルドは引退した元探検家で、今はわけあってここに住んでいるのだと言う。
そして彼は一枚の地図を取り出す。長い間解読を試みても解けなかったという、地図に記された暗号。
それを何とププリンがあっさり解いてしまった。驚くアーマルドなどお構いなしに、探検に行こうとせがむププリン。
一度はためらうものの、結局はププリンの要求に折れ、次の日2匹は地図に記された場所へ。
探検の末にたどり着いたダンジョン「東の洞穴」の奥地で、2匹はいかにも仕掛けだらけの部屋に到達。
どのように仕掛けを解除して扉を開けるか悩むアーマルド。
そんな彼をよそに、ププリンは扉の前へ。たあーっ!と叫ぶと辺りはまばゆい光に包まれ、次の瞬間扉は破壊されていた。
何はともあれ無事に奥にあったお宝「まもりのオーブ」を手に入れる事に成功。
ププリンに無限の可能性を感じたアーマルドは、ププリン自身の頼みもあって、彼を弟子として迎える事にしました。

211 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/12(火) 00:49:41.44 ID:sFGP/8He0
それからというもの、ププリンとアーマルドは探検に明け暮れる毎日。
朝起きてししょー(アーマルドの事)の家に行き、地図を広げて探検する場所を探す。
すぐさま探検に行き、絶妙?なコンビネーションでお宝をゲット!次々と探検を成功させていく。
そして、アーマルドが初めての探検で感じたププリンへの可能性はいつしか確信へと変わっていた。
あの坊主は間違いない・・・探検の天才だ、と。
そうして数カ月がたったある日、いつものようにお宝をゲットした、その帰り道。
ププリンとアーマルドは、次の探検を「財宝の岩場」に決定。明日また落ち合おう、といつものように別れた。
ププリンを見送り、自らも帰途につくアーマルド。だが、その様子を遠くから見ている1匹のポケモンに彼らが気づく事はなかった・・・

次の日の朝、いつもの様にアーマルドの家へ出向き、財宝の岩場に向けて出発した2匹。
一方その頃ププリンの家。彼を訪ねてきたムチュール達から、ププリンが毎日アンコクの森へ行っているという噂を耳にするパパとママ。
その時偶然いじめっ子のジュペッタ達もやってきて、ププリンの目撃情報を口にする。
しかも、森の奥にいる凶悪そうな奴(アーマルド)と仲良くしていると言うのだ。
驚きを隠せないパパ達。そこに1匹のニドキングがやってきた。今の話を詳しく聞かせて欲しいと言う。
大きな爪、鎧の様な甲羅。その凶悪そうな奴の外見に、ニドキングは確信した。
そして自らを探検家と名乗り、その目的について話し始めるのだった。

場面は変わって、財宝の岩場最深部。ププリン達は火のついた4つの松明がある部屋にたどり着く。
炎を全て消せば扉が開く、そう踏んだアーマルドはみずでっぽうで炎を消す。
しかしそれは罠だった。床が抜け、落下する2匹。しかも落ちた先はモンスターハウス。
協力して何とか危機を乗り切った2匹はダンジョンの外へ。
2匹の目に映ったのは、遠くに見える遺跡の様なものだった。きっとお宝はそこにある。歩き出そうとしたその時。
「待てっ!」 声を聞いて振りかえると、そこには1匹のニドキング。
「とうとう追いつめたぞ・・・アーマルド!」 驚きを隠せないアーマルド。
その後ろからジバコイル保安官とコイル、プクリンの両親、友達までもが駆けつけてくる。
直後、彼らの口から発せられた衝撃の事実。アーマルドはお尋ね者――その言葉を幼いププリンは信じる事が出来ない。
アーマルドは実はBランクのお尋ね者で、全国に指名手配されていたのだ。
そして探検家であるニドキングは彼を追っていたというわけだ。
「違う!ししょーは悪者なんかじゃない!」 ププリンの涙ながらの訴えも虚しく、連行されるアーマルド。
アーマルドも抵抗する様子は見せなかった。悲しみのあまり、仕掛けを(無理矢理)突破した時の力を使おうとするププリン。
地面が揺れ、周囲に爆発が巻き起こる。その時、アーマルドがププリンを一喝した。
「やめるんだボウズ!ここでニドキング達を吹き飛ばして・・・お前まで悪者になってどうする!」
それでもアーマルドを信じて引き下がろうとしないププリン。そんな彼を見て、アーマルドはジバコイルに少し時間をくれと申し出る。
アーマルドはププリンに全てを話した。自分がお尋ね者である事、追っ手から逃れるために逃げ続けた事、
そして行き着いた先がアンコクの森で、捕まらない為に森に怪物がいると噂を流した事。
これらをもっと早く言いだせなかった事を謝罪し、お前は俺と違う、一緒にいてはいけないとププリンを説得する。
「ししょーがいなくなったらこれから僕はどうしたらいいの?」 悲しむププリンに、アーマルドは尋ねた。
そんなに探検が楽しかったのか?と。頷くププリン。
「だったら・・・いつか立派な探検家になってくれ。俺みたいな半端モノじゃなく、本当のな。
お前には才能がある。だからお前は立派な探検家を目指してくれ」
そう言って、アーマルドはジバコイルの元へ向かう。行かないでと泣きつくププリンに、彼は優しく声をかける。
お前と過ごした時間は俺も楽しかった。そしてお前のおかげで探検の楽しさに気付く事が出来た。
罪を償う事ができたらその時はまた、一緒に探検をしよう。
最後に彼は、ある物をププリンに託し、連行されていった。それこそが、2人が初めての探検で手に入れたまもりのオーブだった。

SpecialEpisode-2 おわり
SE3に続きますが、少し日数空くかも。書き方こんな感じで大丈夫なんでしょうかね?

213 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/13(水) 02:27:53.91 ID:TPHOryNd0
■SpecialEpisode-3 ほんじつのきゃー
時系列としては、本編チャプター5で主人公とパートナーが滝の調査に行っている時。
ギルドメンバーの1匹、キマワリは他の弟子たちと共に修行に励んでいた。
修業は楽しいし、実力もかなりついてきた。皆との生活も楽しい。
そんな彼女には最近ある悩み事が。弟子の1匹、ドゴームとの事だ。
以前一緒に探検した時、彼の暴走に巻き込まれて全滅。それ以来すれ違いが続いているのだ。
ある時キマワリはペラップとプクリンに呼び出される。何でも、ジバコイル保安官からの依頼でお尋ね者を逮捕して欲しいというのだ。
お尋ね者の名は「不死身のゴースト」。文字通り不死身の体の持ち主で、何度倒しても起き上がると言う。
そのお尋ね者が「源泉の洞窟」に逃げ込んだらしい。その洞窟の下層部は溶岩が流れていて、
キマワリの苦手な炎ポケモンがいる可能性が高いとプクリンから忠告を受ける(実際は出現しません)。しかもゴーストは毒タイプも持っている。
でも他に手の空いてる者もいないし、断るわけにはいかない。キマワリは一人源泉の洞窟へ。

洞窟に入ったキマワリは洞窟の上層部で、ゴーストに追いつく。
襲いかかってくるゴーストだが、流石は実力派のキマワリ。タイプ相性を覆して勝利します。
しかし逮捕しようと近づいたその瞬間、突然まばゆい光が。眩しくて何も見えない。
光が消えた時、そこには先ほど倒したはずのゴーストが何事も無かったかの様に存在していた。
驚くキマワリをよそに、ゴーストは再び逃走してしまう。いずれ倒れるのは疲れ果てたお前の方だと言い残して。
何故ゴーストは不死身なのでしょう――悩みつつも、ゴーストを追いかけるキマワリ。
洞窟の下層部で再び追いつき、ゴーストを倒す。だが、結果は同じ。
眩しい光と共に、ゴーストは復活してしまう。雇っておいた2匹のマグマッグを彼女にけしかけゴーストはまたも逃走。
追いかけようとするキマワリだが、マグマッグの炎に追い詰められてしまう。助けて――思わずそう叫んだその時。
突然ドゴームが現れ、マグマッグを撃退。キマワリのピンチを救った。
「あんな奴らに遅れを取るなんてお前らしくないな。それ以前に随分ダメージを受けていたみたいだが。
その点ワシは今来たばかりで元気だがな!ガハハハハ!」とドゴーム。
だがキマワリは意地を張ってしまい、ドゴームと大ゲンカ。ドゴームは怒って帰ってしまう。
本当は嬉しかったのに。自らの行いを反省するキマワリ。
後悔し、ドゴームとのやり取りを思い返す彼女の脳裏に、あるヒントが閃く。
「随分とダメージを受けていた」「今来たばかりで元気だからな」
まさか――でもそれしかない。これで分かった気がする。ゴーストが不死身でいられる、そのカラクリが。

214 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/13(水) 02:51:34.28 ID:TPHOryNd0
源泉の洞窟最深部。ついにゴーストを追いつめたキマワリ。
それでもなお余裕の表情のゴーストにキマワリは言い放つ。
「貴方達が1匹で無い事はもうわかっていますわ!出てきなさい!残りの方々!」
その言葉とともに勢いよく放たれたはっぱカッターがゴーストに命中すると、その陰から2匹のゴーストが飛び出した。
実はゴーストは3匹だったのだ。光で相手の目をくらましているその隙に、1匹が倒れた仲間を隠し、もう1匹が入れ替わる。
これが不死身のゴーストのカラクリだった。こうやって今まで追跡を逃れてきたのだ。
「秘密を知られた以上タダで返すわけにはいかねえなぁ!」 ゴーストが言うと、突然辺りが激しく揺れだした。
そして噴き出す大量の溶岩。源泉の洞窟最深部には溶岩が流れている。
ゴースト達はこうなる事も考えてこの場所に逃げ込んだのだ。
またもやピンチのキマワリ。しかし、とっさの所で怒って帰ったはずのドゴームが助けに入る。
「ど、どうして!?」驚くキマワリ。だが、今はそんな状況ではない。
ドゴームと協力して、キマワリはついにゴースト達を打ち倒した。
ギルドへ戻ってゴースト達を引き渡すと、ジバコイルも不死身のカラクリにはチョービックリ!
無事依頼を解決したキマワリですが、ふと見渡すとドゴームの姿がありません。
ペラップに聞くと、見張り番をサボった罰としてリンゴの森にセカイイチを取らせにいったとの事。
ドゴームはそうまでして、キマワリを助けにかけつけてくれたのだ。
その日の夜、日記をつけながらキマワリは思います。
ドゴームに謝ろう。そして助けに来てくれたあの時言えなかった言葉を言おう。ありがとう、と。

SpecialEpisode-3 おわり
SE4に続きます

 

241 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/15(金) 22:44:11.33 ID:C1zsM5u80
日数が空きましたが、SE4を投下します。

■SpecialEpisode-4 チャームズさんじょう!
つよく!かしこく!うつくしく!狙ったお宝は逃がさない。
ポケモン達にも絶大な人気を誇るトレジャーハンター「チャームズ」。
そんな彼女たちがまだそれほど有名ではなかった時のお話。

ある遺跡で見事にお宝をゲットしたチャームズの3匹。
彼女たちの次なる目的は、巨大岩石群に眠ると言われるお宝。
それを求めてとあるジャングルに到達。ここを抜ければ巨大岩石群は目の前。
その時、通りかかったジャングルに住むキレイハナから、お宝は諦めた方がいいと忠告を受けてしまう。
何せそのお宝は誰も発見できていないし、あるかどうかすら怪しいらしい。
でも諦める彼女たちではありません。ジャングルを進み、出口に向けて出発。
ジャングルを抜けると、空腹行き倒れになっているプクリンと遭遇。チャーレムとミミロップがセカイイチをあげると、プクリンは復活。
話を聞くと、散歩をしていた時、何者かに食料を奪われてしまい、行き倒れていたらしい。
プクリンのマイペースっぷりに少し呆れつつも、彼と別れて巨大岩石群へ。
目的地に着くと、そこにはお宝を求めてやってきた沢山の探検家が。皆宝を見つけようと張り切るものの、まだ誰も見つけてないとの事。
どうやら巨大岩石群は複雑な迷路になっている上、途中からは先に進んでも元来た道に戻されてしまうらしい。
と、そこに悪名高き盗賊団、チームMADが登場。MADの登場に、チャームズ以外は恐れをなして逃走。
「姉ちゃん達度胸あるな。カワイイし、特別に俺たちの仲間にしてやってもいいぜ?」 とアーボックとドラピオン。
勿論キッパリ断るミミロップ、チャーレム、サーナイト。
激昂して襲いかかってくる男どもを軽くいなし、あら?意外と弱いのね、と余裕の表情。
これによって更に怒りが増す男ども。ここでリーダーのマニューラが彼らを一喝。
我がMADを敵に回した事を忘れるなと言い残し、巨大岩石群の中へ去っていきます。
先を越されるわけにはいかないと、後を追おうとしたチャームズの前に、先ほど逃げた連中のなかにいた、1匹のオタチが。
以前仲間がMADに襲われ、仲間たちはそれ以来怖くて探検ができなくなってしまった、だからMADを懲らしめて欲しいと言うのです。
その話に怒りを覚えた彼女たちは、MADと会ったら必ず成敗すると約束して、巨大岩石群へ進みます。

242 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/15(金) 23:13:09.13 ID:C1zsM5u80
巨大岩石群の途中で、そこを縄張りにしているボスゴドラとコドラ達から一方的に襲撃を受けるチャームズ。
でもチャーレムとミミロップの格闘技の敵ではありません。売られたケンカを買い、あっさり撃退します。
巨大岩石群の奥地にたどり着くと、左右の分かれ道が。とりあえず右へ進んでみる事に。
しかし、何故か元来た場所へ戻されてしまいます。左の道へ進んでも結果は同じでした。
これこそが先ほどの探検家たちが言っていた謎らしい。
悩むチャームズの前に、再びプクリンが登場。転がるセカイイチを追いかけていたらここに着いたそうです。
彼女たちから事情を聞いたプクリンは、道は目に見えるものだけとは限らない、といいます。
その時彼の頭から転がり落ちたセカイイチが分かれ道の間の壁に消えてしまう。あわてて追いかけるプクリンも壁の中へ。
驚くチャームズですが、同じように壁の中に進むと、奥には巨大な鍾乳洞が。
この先にきっとお宝がある――彼女たちは鍾乳洞の奥へ。そしてついに最深部に到着。
大きな宝箱が置いてあります。しかし、開けると中身は空っぽ。
そこにMADがやってきて、空っぽの宝箱を見るやいなや、チャームズ達が宝を奪ったと思って襲ってきます。
チャームズにとってもオタチとの約束を守る絶好の機会。バトル勃発です。
アーボックとドラピオンはともかく、リーダーで紅一点のマニューラはかなりの実力者。
お互い一歩も引きません。しかし、突然プクリンがやってきて仲裁に入ります。
プクリンが言うには、チャームズとMADが戦うよう仕組んだ者がいるらしい。
そう言って、奥の宝箱の元へ進むプクリン。
「今までの話、聞いてたんでしょ?ほんとはどうなの?教えてよ?」 
彼が宝箱に話しかけると、箱が突然姿を変え、メタモンになってしまいました。
観念したのか、奥にある空洞へチャームズ達を案内するメタモン。
そこにあったものは、何と、時の歯車でした。時の歯車は各地の時を司る秘法。
奪われてしまっては大変な事になります。これを奪われない様に、メタモンはチャームズとMADが同士討ちするよう仕向けたのでした。
チャームズがジャングルで会ったキレイハナも、巨大岩石群で会ったオタチもメタモンが変身した姿だったのです。
時の歯車を目にしたMADは、「時の歯車とあっちゃ奪うわけにはいかない。悪党にもそれなりの良識がある」
そう言い残して去って行きました。チャームズとプクリンも、ここで見た事を誰にも口外しないと約束し、鍾乳洞を後にします。
外へ出て、プクリンの活躍を褒めるチャームズ。
私達と一緒に探検しない?と、セカイイチでプクリンを釣ります。
こうしてチャームズとプクリンは暫く行動を共にする事になるのでした。

SE5に続く
かなりgdgdになってしまった・・・

246 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/16(土) 23:46:14.50 ID:pBuL9QAJ0
■SpecialEpisode-5 あんこくのみらいで
星の未来を主人公とパートナーに託し、闇のディアルガの腹心、ヨノワールを道連れに時空ホールへ飛び込んだジュプトル。
未来世界へ帰ってきた彼が目覚めた時に見たものは、自分のそばで倒れているヨノワールと、暗い空。
歴史改変の影響が未来世界に及ぶまでには時間がかかるのかもしれない。
そう考えたジュプトルは、時間稼ぎのために、時限の塔にいるはずの闇のディアルガを直接叩く決心をする。
その時、ヨノワールの部下、ヤミラミに姿を見られてしまい、先を急ぐジュプトル。しかし、過去の世界でヨノワールと戦った傷が響く。
枯渇の谷を抜けた所で、彼はヨノワールとヤミラミに追いつかれてしまう。絶体絶命のピンチ。
しかし、ここで予想外の出来事が起こる。ヤミラミ達が、ジュプトルだけでなく、上司のヨノワールにも襲いかかったのだ。
困惑しつつも、ジュプトルとヨノワールは襲いかかってくるヤミラミ達を撃退。ヤミラミ達は逃走する。
「ヤミラミ達は何故私を・・・」 困惑するヨノワール。ヤミラミは自分と闇のディアルガの命令には絶対に従う。
自分を襲うなど有り得ないというのだ。
「だったら闇のディアルガが命令したんじゃないのか?」 ジュプトルはヨノワールに言い放つ。
ヨノワールは過去の世界で自分と主人公、パートナーを消す事に失敗している。闇のディアルガが見捨てるのもおかしくはない。
これがジュプトルの考えだ。先を急ごうとするジュプトルに、ヨノワールが驚くべき事を申し出る。
「ひとまず休戦だ。・・・とりあえずは私と一緒に行かないか?」 当然警戒するジュプトル。ヨノワールには言い分があった。
用心深いお前に今の私が襲いかかったとしても通用しないだろう。それに暗黒の影響で凶暴化したポケモン達を相手にするなら、2人の方がメリットがある、と。
そして何よりヨノワールには知りたい事があった。ヤミラミ達が自分を襲ってきた理由だ。
ジュプトルは渋々この提案を受け入れる事に。二人揃って時限の塔へ出発。
その途中、1匹のヤミラミと出くわす。ジュプトルと怒りをあらわにしたヨノワールが問い詰めると、
ヤミラミは、ヨノワールを襲ったのはヨノワールに代わる、闇のディアルガの新たな腹心の命令だと白状する。
しかし、新たな腹心が誰かという事までは教えてもらえず、逃げられてしまった。
闇のディアルガに見捨てられた――その現実にショックを受けるヨノワール。
だが、ジュプトルはそんな彼などどうでもよく、新たな腹心の正体が気になっていた。
それぞれの目的のため、2人は時限の塔へ向かって再び歩き出した。

247 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/17(日) 00:41:06.21 ID:IAKYUsAX0
そしてついに時限の塔最上部にたどり着いた二人。しかし、塔はもぬけの殻だった。
ヤミラミの話では、闇のディアルガは新たな腹心を過去に送るという事だった。しかし、時を司るディアルガといえど、それには膨大なパワーを要する。
そのために時限の塔でじっと動かずエネルギーを蓄えているはずだった。だが、予想は外れた。
ヨノワールは、その推論は正しいが、タイムスリップさせるだけなら他に方法があるという。
それは、一度未来世界へ連れてこられたジュプトル達が過去へ戻るために使った、時の回廊だった。
時の回廊を渡るには、セレビィの力が必要であり、実際彼らは彼女の力を借りて時の回廊から過去の世界へ戻った。
闇のディアルガがセレビィをとらえるために時限の塔から動いた――おそらくそれで間違いはない。
いくらセレビィでも、闇のディアルガや、例の新しい腹心を相手にする場合、無事は保証できない。
ジュプトルとヨノワールは、ジュプトルがいつもセレビィと会っていた黒の森へ向かう。
セレビィの無事を願いつつ森の奥地へ辿り着くも、既に彼女はいなかった。それどころか、ヤミラミ達が襲いかかってきたのだ。
彼らを撃退し問い詰めると、闇のディアルガはセレビィを追って氷塊の島へ渡ったという。
そのためには空間の岸壁に向かい、ポリゴン達に島へ転送してもらう必要があるらしい。
岸壁につくと、ポリゴン達はヨノワールの命令で二人を氷塊の島へ転送した。
氷塊の島は文字通り氷で覆われた極寒の地。しかし、星の停止の影響で今は吹雪さえも止まっている。
島に着いてからすぐに、そこを住処とするユキワラシ達にイタズラされるジュプトル。
それに起こる彼を見て、ヨノワールは思うのだった。アイツ――案外お人よしな所があるんだなと。
ディアルガとセレビィを追って先に進む二人だったが、頂上に着いた所で、空中で停止していた氷塊が突然落下。
ジュプトルが下敷きになりそうになったその時、ヨノワールが身を呈して彼をかばった。深手を負ったヨノワール。
更に最悪な事に、オニゴーリとマンムーから襲撃を受けてしまう。草タイプのジュプトルは氷タイプに弱い。
しかもヨノワールは深手を負っている。この最悪の状況を、彼らは協力して何とか切り抜けた。
ヨノワールの傷を回復するため、偶然見つけた氷の裂け目に避難する事に。
「しかし、あの時・・・氷の塊が俺の頭上に落ちてきた時、まさかお前が俺をかばうとはな」とジュプトル。
その言葉に、ヨノワールはそっけない返事を返す。ヨノワールの傷も大分癒え、出発しようとしたその時、ヨノワールがジュプトルに尋ねた。
歴史を改変すれば消えてしまうのに、お前はなぜそこまで頑張れるのだと。
ジュプトルは答える。生きている時にどれだけ輝けるのかが大事なのだ。その生き方はきっと未来に受け継がれ、
魂は生き続けるのだと。これまでの旅で宿敵ジュプトルの事を少しずつ理解し始めていたヨノワールは、
その答えに思わず心を揺さぶられるのだった。そして二人は再度旅立つ。

248 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/17(日) 01:54:08.35 ID:IAKYUsAX0
氷柱の森の入口についたジュプトルとヨノワールは、先程とは別のユキワラシに遭遇。
話を聞くと、前にここをヤミラミ達が通ったという。その中にはピンク色の綺麗なポケモンもいたらしい。
間違いない、セレビィだ。そう確信したジュプトル達は氷柱の森の奥へ足を進める。
そして森の奥地。そびえ立つ巨大な4本の柱の向こう側。そこにセレビィはいた。だが、彼女は金縛りに遭ったかの様に動かない。
セレビィを縛り付けていたのは、以前未来世界で戦ったミカルゲだった。ジュプトルはその時、ミカルゲに体を乗っ取られてしまったのだ。
おそらく今回も同じような状況なのだろう。激しい怒りを覚えたその時、ジュプトルは本能で危険を感じ取った。
体中の神経が逆立つような感覚。その時、ミカルゲに動きを封じられていたセレビィの意識が戻った。
セレビィを助けようと、ミカルゲに歩み寄るジュプトルに気付くと、彼女は叫んだ。
「こ、こっちに来ちゃだめ!」
次の瞬間、巨大の4本の柱の先から突然電撃が発生し、ジュプトルを襲った。苦しむジュプトル。しかも、なんだか力が抜けていく。
そんなジュプトルを見て、不敵に笑うヨノワール。更にヤミラミ達も現れた。そう、これはヨノワールが仕組んだ罠だったのだ。
実はディアルガの新しい腹心などはじめから存在しなかった。ヤミラミにヨノワールが襲われたのも、彼の策略の内だったのだ。
彼はジュプトルが目覚める前に計画をヤミラミ達に伝え、気絶したふりをしていたのだ。
更に、ここ氷柱の森の氷の柱から発生する電撃を浴びると魂を抜かれてしまう。
ヨノワールの目的は、ジュプトルの魂を抜き、抜け殻となったその体にヨノワールが憑依し、
その体で過去へ戻って主人公達を騙し、消し去ることだった。新たな刺客とは、いうなればジュプトルの事だったのだ。
高笑いをあげるヨノワール。放電が勢いを増す。卑怯者!と抗議するセレビィをも嘲笑うヨノワール。
「最後の最後でお前たちは負けたのだ!この私を信じたばっかりにな!」 勝ち誇ったヨノワールに対し、ジュプトルが口を開く。
俺はお前を信じている。お前にも本当は分かっているはずだ、俺たちは通じ合う瞬間があったはずだと。
否定するヨノワールだが、ジュプトルから、一緒に旅をするうちにお前から憎しみが消えていくのを感じたと告げられ、うろたえる。
しかし、ジュプトルは旅の中で確かに感じ取っていた。ヨノワールの信頼の心を。輝ける魂を。だからこそ、彼を信じていいと思ったのだ。
「闇のディアルガに忠誠を誓い、この暗黒世界で生きながらえる事がお前の幸せなのか!?生きる意味を・・・生きている意味を考えてくれ!ヨノワール!」
ヨノワールの脳裏に、ジュプトルが言ったあの言葉が蘇る。例え消滅しても、魂は生き続ける――その言葉に、苦悩するヨノワール。
彼にもきちんと刻まれていたのだ。ジュプトルの生きざまが。ヤミラミ達も、ジュプトルの言葉に戸惑っている。
そして放電が激しさを増し、魂が抜き取られる――その瞬間、ヨノワールがジュプトルを救った。
驚きを隠せないセレビィ達。だがその時、突然闇のディアルガが襲来。裏切り者のヨノワールを容赦なく攻撃し始める。
ヨノワールを守ろうとしたヤミラミ達も、ディアルガに一掃されてしまう。ジュプトルは助けようとするが、体が言う事を聞かない。
逃げ出したミカルゲから解放されたセレビィがディアルガに攻撃しようとしたその時、ついに止まっていた時が動き出した。
それは、過去の世界で主人公とパートナーが時限の塔を修復し、星の停止を食い止める事に成功したことを意味する。
歴史改変が始まり、その影響で暴走する闇のディアルガ。そして彼は強烈な輝きと共にどこかへと姿を消した。

受けたダメージは大きかったものの、何とか体制を整えたジュプトル達。
彼らはヤミラミ達の目撃証言をもとに、ディアルガが向かったとされる大氷山にやってきた。
ここで、大氷山の頂上には時の回廊があるとセレビィから告げられる。
万が一時の回廊が破壊されてしまった場合、この世界だけでなく、過去や未来も危ない。
ディアルガを止めるために、ジュプトル、ヨノワール、セレビィは頂上へと向かうのだった。
・・・そしてセレビィはジュプトルと一緒に行動出来て少し嬉しそうだ。

249 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/17(日) 02:42:13.86 ID:IAKYUsAX0
大氷山の頂上。やはりそこに闇のディアルガはいた。歴史改変の影響で苦しんでいるようだ。体から消滅光が発せられている。
歴史改変による、この世界の消滅が近づいている証拠だ。その前に時の回廊を破壊されるわけにはいかない。
「俺たちの戦いもこれが最後だッ!」ジュプトルが叫ぶ。
「・・・○○。←ここに主人公とパートナーの名前が入ります
頼む!力を!俺たちに最後の力をッ!行くぞッ!」 

壮絶な戦いの末、闇のディアルガが轟音をあげてその場に崩れ落ちた。そして、消滅光と共に消えていく。
ジュプトル達の消滅光も輝きを増していく。体が、重い。まず初めに光が強くなったのはヨノワールだった。
彼はジュプトルに尋ねた。私の魂は輝いていたかと。ヨノワールの問いに、ジュプトルは答えた。
「ああ、とびっきりな」
その言葉に安心したのか、ヨノワールはありがとう、もう悔いはないと言い残し、消えていった。
そしてジュプトルとセレビィの消滅光も輝きを増し始めた。残された時が後わずかと悟ったジュプトルは重い体を引きずり、セレビィのもとへ。小さな体を抱き抱えた。
その時だった。朝日が昇り、辺り一帯を照らし始めた。時が止まり、常に暗黒だったこの世界に、ついに朝日が昇ったのだ。
「セレビィ・・・見えるか?朝日だ」 朝日の方向を向くジュプトル。
セレビィは暗黒の世界で育ったため、太陽を見た事が無かったのだ。
生まれて初めて太陽の美しさ、暖かさを知り、セレビィは涙する。
「最後に・・・一緒に見れて・・・ほんとよかった・・・生まれてきて・・・本当によかった・・・」
セレビィの言葉に、ジュプトルも頷く。消滅光が更に激しさを増す。
「さようなら・・・ジュプトルさん・・・わたし・・・わたし・・・」
それ以上はもう言葉にすらならない。だが、セレビィの口の動きからジュプトルははっきりと感じ取った。
(わたし・・・しあわせよ・・・)
そして、時は完全に動き出し、眩い光と共に体が消えていくのをジュプトルは感じていた。


250 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/17(日) 03:05:07.34 ID:IAKYUsAX0
歴史が修正され、本来の状態に戻った未来世界。時が動き、風が吹き、空には朝日が輝いている。
そして気がつくと、ジュプトル達は何故か大氷山の頂上にいた。
歴史が変わったのに、消えていない事に驚くジュプトル達。だが、これは喜ばしい事だ。消えずに済んだのだから。
まるで奇跡のようだと呟くヨノワール。その時、誰かの声が聞こえた。
「いや、奇跡ではない」
声の主はディアルガだった。ただし、闇のディアルガではなく、正気を取り戻した本来のディアルガ。
闇にのまれていたとはいえ、大変な事をした。その責任は私にあると詫びるディアルガ。
そのディアルガに、ジュプトルが尋ねる。自分たちが消えずに済んだのはお前の力なのかと。
ディアルガは答える。世界の消滅を止めるほどの力は無い。しかし、私よりももっと上の存在・・・その力なら可能だと。
そして彼は自分を闇から救ってくれたジュプトル達、
また、どこかで歴史改変を食い止めてくれた者達(主人公とパートナーの事)に対し、心から礼を言うのだった。
その言葉を聞いて、ジュプトルは確信する。自分たちが消えずに生きている以上、
同じく消えてしまう運命にあった過去の世界の主人公もきっと無事なのだと。
ジュプトルは心の中で、過去の世界にいるであろう、主人公とパートナーに叫ぶのだった。
俺たちは生きている!

SE5 おわり

254 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/17(日) 22:08:36.67 ID:+7iiQ8wF0
ポケダン空のSE5に関してちょっと補足。

歴史改変によって消える運命だったはずの未来世界が消滅せずに残った理由だけど、ディアルガのセリフにヒントがある。
ディアルガより上の存在というのはおそらくアルセウスの事。
一度は消滅してしまった未来世界をアルセウスが復活させた事で並行世界として存続する事ができた、っていうのが妥当な線。

それとすっかり忘れてたんだけど、空の探検隊にはもう1つ追加エピソードあったので投下しておきます。


255 :ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊:2011/04/17(日) 22:48:38.57 ID:+7iiQ8wF0
■ED後追加エピソード そらのいただき

ギルド卒業から暫く経ったある日。パッチールのドリンクスタンドに立ち寄った主人公とパートナーは、
パッチールから、彼の事業「プロジェクトP」の一環として天高くそびえる山「空の頂」へのルートが発見されたと報告を受ける。
しかも、この山にはどんな宝にも勝る秘宝が眠っているとのこと。
未知のダンジョンと秘宝への期待から、主人公達もカフェのメンバーと一緒に空の頂を目指す事に。
空の頂のふもとにあるシェイミの里で幻のポケモン、シェイミにガイドを頼み、登山開始。
途中トラブルが原因でマスキッパ達に絡まれて、チームフロンティア(ゴーリキー♂、キノガッサ♂、クチート♀の探検隊)と共闘したり、
そのトラブルを作った原因で、7合目で倒れていたニューラを助けたりしながらついに頂上へ。
しかし、頂上は酷く荒れ果て、汚れていた。汚れの元凶、ベトベターとベトベトンを、主人公達はフロンティアと共闘の末退治。
荒れ果てた土地をシェイミがシードフレアで浄化すると、頂上は本来の姿を取り戻した。
そこには、一面に咲き誇るグラシデアの花が。秘宝とは、山頂から見える景色そのものだったのだ。
頂上の景色を堪能した主人公達は、スカイフォルムにフォルムチェンジしたシェイミにつかまってふもとへ降りた。
そして、シェイミに精一杯のお礼をしてトレジャータウンに帰るのだった。

以上で空の探検隊の追加エピソードは全て投下完了です






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