鉄人28号

鉄人28号

part57-153,156~159


153 :ゲーム好き名無しさん:2011/05/21(土) 23:35:42.06 ID:Csevjzjk0
鉄人28号(PS2)

本作は今川泰宏監督が製作した2004年アニメ版鉄人28号の設定を下敷きにしていますが、
アニメ版とも原作とも異なる点が多く、基本的にゲームオリジナルのストーリーとなっています。

登場人物:

金田正太郎:鉄人を操る少年探偵。本作ではロボ操作がメインなので拳銃やスポーツカーは使わないし、推理力も見せない。
敷島博士:敷島重工の社長で、戦中は鉄人開発に携わっていた。正太郎の父親的存在だが、多少マッドサイエンティスト気味。
大塚署長:正太郎の父親的な存在。警察を現場で指揮するが、ゲーム的には何の役にも立たない。
村雨健二:元諜報部員のギャング。戦争で家族を失った為、戦争やその産物である鉄人を憎んでいるが……
高見沢:大塚署長の秘書。アニメオリジナルキャラだが本作では空気。

X団首領:悪の秘密結社の首領。冷酷無比な性格だが新型ロボットが登場するたびに無邪気にはしゃぐのが可愛いと評判。
不乱拳博士:ブラックオックスとバッカスを作った科学者。本来は重要キャラだが、本作では登場直後に射殺されたので空気。
ドラグネット博士:ギルバートを制作したが、顔すら見せぬうちに首領に殺害されてしまった。
十字結社:モンスターを操るカリー国の犯罪結社。
ロビー:世界初の人工知能搭載ロボット。ロボット帝国を作り上げて人間を支配しようという欲望を抱いてしまう。
ビッグファイア博士:プライドの高い天才科学者。X団に協力して自分のロボットの性能を世に知らしめようとする。


プロローグ:
戦後から約十年、日本の復興を担う大企業”敷島重工”に不気味なマスクの集団が潜入していた。
彼らは国際的犯罪組織”X団”。その目的は秘匿された戦時中の秘密兵器”鉄人28号”だった。
しかし、彼らの襲撃は28号の製造者である金田博士の実子、少年探偵”金田正太郎”によって妨害された。
X団は仕方なく、28号の試作型である鉄人27号を奪取し、逃走する。

156 :鉄人28号(PS2):2011/05/21(土) 23:38:10.02 ID:Csevjzjk0
第一話:鉄人28号登場
正太郎たちはX団のアジトを発見するが、武装したX団員達に包囲されてしまう。
しかし、正太郎は鉄人28号を連れてきていた。鉄人はX団員をちぎっては投げ、X団のアジトのビルを掴んで投げ飛ばす。
圧倒的な28号のパワーを見たX団首領は鉄人28号奪取に執念を燃やし始める。

第二話:28号vs27号
鉄人28号を奪取すべくX団は27号を投入し、一対一のロボット戦に挑む。
初の対ロボット戦ながら、敷島の操縦アドバイスと性能差もあって正太郎は27号撃退に成功する。

第三話:27号の逆襲
まず邪魔な正太郎を倒す事を画策したX団は、徒歩で移動中の敷島博士と正太郎を27号で奇襲する。
しかし、鉄人28号にはリモコンの近くまで自動操縦で移動する機能があった。
27号を叩きつぶす28号を見た敷島博士は狂喜し、

「そう、どんな攻撃にも耐えうる鉄の鎧に身を固め!
計り知れぬ力で居並ぶ敵を叩いて、砕く!決して倒れる事もなく!死ぬ事もなく!
ただ只管に操縦者の意のままに闘い続ける不死身の兵士!海であろうが、空であろうが、闘う場所を選ばない!
それが……!それが勝利する事のみを目的とした完全なる兵器!鉄人!!鉄人28号!」

などとマッドサイエンティスト全開な迷セリフを叫ぶのだった。

第四話:強敵! ブラックオックス!前編
孤高の天才科学者、不乱拳博士は独力で巨大ロボット”ブラックオックス”を制作していた。
そこにやってきたX団首領は不乱拳博士を射殺、まだ未完成のオックスを奪取してしまう。
数日後、夜闇と霧に包まれた敷島重工にオックスが出現する。迎撃に出動したM24軽戦車は次々と撃破される。
もちろん鉄人も出動するが、オックスに近づくと鉄人は何故か操縦不能になってしまう。
(イベント上、どんなにダメージを与えても倒すことは不可能なので)敷島博士の指示でやむなく撤退する正太郎。

第五話:強敵! ブラックオックス!後編
鉄人が動けなくなる理由は、オックスが全身から妨害電波を発しているためだった。
「ならば遠距離から攻撃すればいいのさ」と言う敷島博士は平和な町に鉄人で繰り出し、突然ビルを放り投げ、建造物投擲による遠距離攻撃を実演して見せるのだった。
数日後、X団とオックスが市街地を襲撃した為、再戦を挑む正太郎たち。
鉄人は遠距離からビルを放り投げる戦法でオックスにダメージを与え、撃破に成功する。
(余談だが、原作漫画ではこの戦法は通用せず、鉄人はオックスを倒せずに終わっている)

第六話:鉄人軍団来襲
破壊されたブラックオックスを回収、修理する敷島博士。
敵が使っていたロボットを使用する事に複雑な心境の正太郎だが、敷島は「ロボットは使うもの次第で善にも悪にもなる」と諭す。
そんなおり、国会議事堂を量産された五機の27号が襲来。
元来、鉄人は大日本帝国によって兵器として量産され、鉄人軍団として敵国を無差別攻撃する為に開発されていたのだ。その事実に動揺する正太郎。
また、戦争嫌いのギャング、”村雨健二”はその光景を見て、戦闘用ロボットである鉄人の存在に怒りを燃やす。
正太郎は苦戦するが、修理が完了したオックスが出撃する。操縦者は敷島博士。
強力なタッグを組んだ二機の力で27号を全滅させることに成功する。
しかし、正太郎は鉄人28号が悪魔の手先になることへの恐れを抱くのだった。

157 :ゲーム好き名無しさん:2011/05/21(土) 23:45:58.79 ID:Csevjzjk0
第七話:不乱拳博士の遺産
不乱拳博士のアジトを物色していたX団はもう一台のロボット、バッカスを発見する。
熱線砲、飛行能力も持ったバッカスの性能と、不乱拳の才能に歓喜する首領……(なら殺すなよ)。
X団は早速バッカスを町で暴れさせる。鉄人が出動、勝利するが、バッカスの真の恐怖はこれからであった……

第八話:バッカスの悪夢
X団はバッカスの量産に成功。三機のバッカス軍団が山中を市街地に向けて進行していた。
身軽かつ強力な必殺技を多数搭載したバッカスだが、量産の為に装甲強度が落ちていた。
正太郎は鉄人の頑健さと運用の柔軟性、そして自身の操縦能力の差を活かしてバッカス軍団を殲滅する。

第九話:飛べ!正太郎
X団の卑劣な罠によって正太郎は足を負傷してしまった。更に三機の27号が出現して工場地帯を襲撃する。
現地に駆けつけようにも走れない正太郎。27号に襲わ大塚署長は窮地に陥る。
敷島は鉄人の手のひらに乗って空中を移動する事を提案、鉄人とともに空を飛んだ正太郎は27号軍団を撃破する。

第十話:無敵のロボット ギルバート
天才科学者ドラグネット博士によって製造された高性能ロボット”ギルバート”が何故か東京で暴れていた。
犯人は例の如くX団。ドラグネッド博士を殺害して奪取したらしい。
多くの面で鉄人を上回る性能を持ったギルバートを倒すべく、ブラックオックスが出動。再びタッグでギルバートを倒す。
しかし闘いが終わった後の廃墟に現れた村雨は、「これでは戦争と変わらない」と毒づくのだった

第十一話:モンスターあらわる
カリー国からやってきた犯罪結社、十字結社はX団に協力を約束。「鉄人を倒す」と豪語して見せる。
さっそく彼らは密輸したロボット”モンスター”で銀行を襲撃する。
しかし、その銀行付近には正太郎と高見沢が買い物に来ていた。
正太郎は高見沢を市電で避難させ、鉄人を呼ぶ。予想外の鉄人の登場に動揺する十字結社。
”ある装置”が完成していない現状では、モンスターは鉄人には勝てず、敗走する。

第十二話:モンスターの秘密
鉄人の弱点は操縦機を持つ正太郎だと語る十字結社。
モンスターには敵操縦者を追尾、自爆して攻撃する小型モンスターが内臓されていたのだ。
海岸でリベンチマッチに挑むモンスターと鉄人。
小型モンスターによる卑劣な攻撃に苦戦しながらも、正太郎はモンスターを破壊する。

第十三話:恐怖のモンスター軍団
総力戦を誓う十字結社はモンスターを三機量産して闘いを挑んできた。
「このままでは俺の町が奴らに破壊されてしまう」と動揺する村雨だが、鉄人は例の如くモンスターどもを叩きつぶす。
町を守った鉄人と正太郎の姿に「借りが出来てしまったな」と漏らす村雨。
一方、十字結社は大塚署長率いる警官隊によって全員逮捕される。
十字結社経由で情報が漏れたX団も、アジトから地底基地への撤退と雌伏を余儀なくされる。

158 :ゲーム好き名無しさん:2011/05/21(土) 23:48:06.30 ID:Csevjzjk0
第十四話:ロビーの反乱(前編)
世界初の人工知性搭載ロボット”ロビー”が発明されるが、開発者の牧村博士は殺害され、ロビーも行方不明となる。
同時に正体不明のロボット軍団が町を強襲し始める。しかも、どうやらX団の仕業ではないらしい。
性能は今までのロボットに劣るものの、圧倒的な物量を持ったロボット軍団。彼らはどこから現れたのか?

第十五話:ロビーの反乱(中編)
前回とは異なるロボットで構成された謎のロボット軍団が山中を侵攻していた。
相変わらず圧倒的な数に苦戦する鉄人だが、敷島がブラックオックスで援護に駆けつけ、なんとか勝利する。
しかし署長の口から衝撃の真実が明らかとなる。
今回の事件の犯人はロビーであり、ロビーはロボット王国を作り上げて人間を支配しようとしていたのだ。

第十六話:ロビーの反乱(後編)
機械生命と化したロビーは人類とロボットの共存が不可能と言う結論に達し、人間への総力戦を開始する。
真相を知った正太郎たちはロボット軍団の統率者であるロビーを破壊すべく、包囲網を形成し追い込みを仕掛けた。
戦闘能力を一切持たないロビーは鉄人に対抗する事は出来ず、破壊される。(正太郎が殴り壊す事も可能)
ロビーの破壊によって事件は解決したが、正太郎の心中には後味の悪さが残った。
ロビーはロボットを兵器としてしか使えない人類を信用できなかったのか?
もし鉄人が言葉を話せたらはたして自分に何というのだろうか?
(もし鉄人が言葉を話せたら・・・というモノローグは、太陽の使者鉄人28号のオマージュ)

第十七話:危うし正太郎!
あらゆるロボットや組織を撃退し続けた鉄人28号への執着を更に深めたX団首領。
例の如くバッカスで町を襲撃するも、このままでは負けた前回と同じ事を繰り返すだけである。
首領は団員に正太郎自身を包囲させ、集中攻撃を仕掛ける作戦を実行する。
バッカスは撃破されるも、首領は隙を突いて正太郎から操縦機を奪取する事に成功。
為す術のない正太郎はやむなくその場を逃走する。

第十八話:鉄人は悪魔の手先
遂に鉄人を手に入れたX団は、大はしゃぎで町を破壊しながらアジトへ逃げ込もうとしていた。
正太郎も取り返そうとするが、団員にすら苦戦を強いられる始末。このままでは鉄人も量産され、悪魔の手先とされてしまう。
そこに先日の借りを返すべく村雨健二が現れる。彼は投げナイフで団員達を倒していき、鉄人にも恐れずに首領に迫る。
「奴は不死身か!」と動揺する首領から操縦機を奪った彼は、「これがなきゃサマにならないだろ」と正太郎に操縦機を返す。
(ちなみに”不死身の村雨”は今川版ジャイアントロボのパロディ、
「これがなきゃサマにならないだろ」はリモートコントロールダンディのセルフパロディ)

第十九話:ビッグファイア博士の挑戦
X団地底基地を世界最高の頭脳と呼ばれる科学者、ビッグファイア博士が訪れる。
ビッグファイアは自ら鉄人を倒すと豪語してX団に資金援助を要請。X団はそれに応じる。
彼は自身の名を冠した”ファイアII世”で鉄人に一対一の決闘を挑む。バードロボットの攻撃に苦しみながらも鉄人は勝利する。

第二十話:大塚署長の大活躍
またも町にバッカスが出現し、高見沢を追いまわしていた。
正太郎は署長がパトカーで高見沢を救出している間、バッカスの注意を惹き、撃破した。

第二十一話:ヘリ部隊出動
度重なる敗北で壊滅状態に陥ったX団は再生ギルバートを出撃させる。
ヘリで偵察に出た署長だが、ギルバートに狙われて窮地に陥ってしまう。正太郎はヘリを防衛しながらもギルバートを破壊する。
無邪気に喜ぶ署長に正太郎は「さっさと避難すればよかったのに」と陰口を叩くのだった。


159 :ゲーム好き名無しさん:2011/05/21(土) 23:50:32.07 ID:Csevjzjk0
第二十二話:魔王サターン
X団は最後の切り札として全身に熱線砲を搭載した殺戮ロボット”サターン”を用意していた。
破壊と殺戮のみをプログラミングされたサターンは都市部を無差別に破壊して回る。
鉄人が迎撃に出撃するが、熱線の威力の前に苦戦を強いられてしまう。
しかし、ラジオのアナウンサーによって鉄人の奮戦が報道され、それを聞いた人々は鉄人と正太郎に声援を送った。
苦しい闘いの末、サターンに勝利した鉄人と正太郎。町には彼らを称える声が響いた。
(なお、ここで登場するアナウンサーの声優はギガンティックドライブで番原美香を演じた平松晶子)

第二十三話:X団 最後の挑戦
切り札であるサターンを破壊されたX団は、遂に最後の作戦を実行する。
ビッグファイア博士が全身全霊を込めて開発したロボット、”ファイア三世”で敷島重工を襲撃したのだ。
(地球防衛軍シリーズのジェノサイド砲を思わせる)大型光弾など凄まじい武装を持つファイア三世だが、
鉄人は辛くも勝利する。敗北し、逮捕されたビッグファイア博士は「鉄人、奴は怪物だ・・・」と漏らす。
しかし、ファイア三世と博士は捨て駒に過ぎなかった。X団は別働隊を送ってブラックオックスを奪取していたのだ。
(なお、「鉄人、奴は怪物だ・・・」は原作漫画で鉄人に敗北した際と同じ台詞である)

第二十四話:鉄人最後の戦い
X団の地下基地が存在する山間部には巨大なミサイル基地が出現していた。
彼らはミサイルを使って日本を焦土と化し、世界をも自らの手で操ろうと企んでいたのだ。
ミサイル発射は秒読みに入っていたが、鉄人はミサイルの破壊に成功。
更にX団が奪取していたブラックオックスと交戦し、撃破する。
しかし、X団は最後の超大型ミサイルを温存しており、地下基地からの発射を試みる。
正太郎はやむなく発射直前のミサイルサイロに鉄人を特攻させる。爆発に包まれる鉄人と首領……
翌日の朝刊には「さよなら鉄人、身を挺して日本を守る」の文字が躍った。

第二十五話:ロボット軍団の逆襲(二十四話をハード以上でクリアで登場)
前話から数カ月後、死んだはずの首領が東京に姿を現した。彼は再びロボット軍団を作り上げ、東京を襲撃したのだ。
しかし、我らが鉄人28号も健在だった。遂に正太郎とX団の真の最終決戦が始まる。
最初の敵はギルバート、バッカス、サターンの三機(後に制作された劇場版鉄人28号 白昼の残月でも同様の編成で登場)
次はモンスターと鉄人27号、そして最後はファイアII世とIII世のコンビ。
圧倒的に不利な状況なはずだが、鉄人はロボット軍団を次々に血祭りに上げていく。
天文学的な予算を投じたロボット軍団を全滅され、更に大塚署長に逮捕された首領は遂に心折れてしまう。

長い戦いを終えた正太郎だったが、その心中は複雑だった。
X団に利用されてきた数々のロボットたち、彼らの力は平和的に利用できるはずなのに、悪魔の手先にされてしまった。
鉄人もまた兵器として開発されたのだから、いつ鉄人が悪魔の手先になるか分からない。と不安になる正太郎。……
だが大塚署長は「正太郎君が扱う限り、鉄人は正義の味方だと信じている」と励ます。
それを聞いた正太郎も「ロボットは神にも悪魔にもなる。鉄人、僕たちは兄弟だ。君を悪魔になんかしない」と誓うのだった。




最終更新:2012年04月14日 03:37