シルバー事件25区

シルバー事件25区

part58-494,495、part59-86、part60-131~133,209~212


494 :シルバー事件 25区:2011/09/17(土) 09:54:40.49 ID:M1RoHznY0
correctness #01:new world order

ライフヲデス

前作「シルバー事件」から5年の月日が流れている。
舞台はカントウ25区。
約9万世帯が暮らす集合住宅地「ベイサイドタワーランド」(以下タワー)で奇妙な連続殺人事件が起きる。
最初の被害者はクルミザワ コウスケ 30歳。
死体には外傷はおろか、指紋などの犯人につながるような痕跡は一切認められなかった。
解剖したところ、胃から大量の毛髪が出てきた。

タワーでまた殺人事件が起こる。
シロヤブ モクタロウたち凶悪犯罪課の捜査官はタワーの75階の部屋へ急行した。
「おメェら何やってんだよ。遅いにも程がアンだろ?」
シロヤブは先輩捜査官のクロヤナギ シンコに叱られてしまった。
気を取り直して現場検証をする。女性が死んでいた。他の事件と同じく、死体には外傷は無い。
ふと天井を見上げると、大量の血痕が付着しているのが見えた。
「ヒロオカさん、飛沫って天井まで飛びます?」
シロヤブは検死官のヒロオカに聞いてみた。
「付着だけだったらね、考えられなくはないけれども、これだけの量は現実的じゃないね」
「でもさ、ぜんぜん目的見えなくない?自殺の線ってないのかな?」
捜査官のサカキ ヒナは首を傾げる。
「確かに、ここが入居開始してからの半年だけで10件以上の自殺って……ワケありだな」

「アレ?これ、穴開いてるでしょ?」
サカキが声を上げる。確かに、天井に付着した血痕の中に穴が開いているのが見える。
さらによく見ると、その穴から光が漏れ出しているようだ。
サカキはフラフラと天井の穴に近付き、その中を凝視した。
「おい……何固まってんだ?」
シロヤブはサカキに声をかけたが、サカキは答えない。動かない。
「ウソ……だろ?」
ヒロオカが決然と事実を口にする。
「死んでます」

25区の某所で、通産省所属・コウサカ ミチルが呟く。
「都市は腐り、都市は創られる。無窮の業が生活を殺す手段だとしても、
我々は気付かず無闇に罪を委ねるだけの人形だ。
さて諸君、そろそろ夢を終わりにする時間だ。任務は一つ。
――日常ヲ殺ス 」

 
495 :シルバー事件 25区:2011/09/17(土) 09:56:44.32 ID:M1RoHznY0
シロヤブとクロヤナギは素早くエレベーターに乗りこんだ。
と、白い防護服のようなものを着た男がひょっこり顔を出し、シロヤブたちに悪態をついた。
「仕事の邪魔なんだよ。悪環境で酷使されても、金銭面に反映しない、割の合わない仕事だ。無駄にイラつきたくない。
いいか?25区を保安するのは郵便事業連盟なんだよ。
警察は事後処理だけしていればいいものを、処分業務の実態を見てしまうとは哀れ」
防護服の男は銃を取り出して襲ってくる素振りを見せる。
「長いよ、語りが」
クロヤナギは男を射殺した。
エレベーターは上の階に着いた。扉が開くと、そこには数十名の防護服の男たちがいた。
シロヤブたちは拳銃を構えて、男たちへ挑みかかる。

コウサカは誰かと通信している。
『6番ベイサイドタワー制圧完了。連盟関係者39名を処分。
25区凶犯課捜査官3名の生存を確認。1名は即死』
「そうか……遺族への配慮を怠るなよ。奴は?」
『無事を確認しています』
「ご苦労。証拠隠滅後直ちに現場より退去」
『了解』
コウサカは通信を切り、側にいる新任捜査官の男に指示を出す。
「ウエハラ、このマンションの最上階だ」

ウエハラはナツメ サクラから認証カードを受け取り、エレベーターでタワーの最上階へ向かう。
そこにはナカネ キンシロウが待っていた。
彼は長々とウエハラに語った。
「お待ちしていましたよ、ウエハラさん。実はね、私がこの25区を立ち上げたのです。
私が望む理想郷を創るために……。
24区の失敗は、計画を長期化させてしまったことに原因があります。
企業の誘致や教育の徹底など生ぬるい。それでは行政が破綻してしまいます。
人は育てるものではなく、スカウトするものなのです。有能な人材は優秀な都市を創る。
そこで私は大量解雇された旧郵政の人員を集め、住民登録の徹底化を図りました。
私の描く未来は新たなるカントウの構築なのです。
25区は選ばれし人々が創る新社会なのです。しかし、選ばれし人々にも浄化は必要です。
選民とはいえ、劣性遺伝子は生まれる。その処分は不可欠ですよ。
アナタが所属する凶悪犯罪課そのための特別機関だ。
これらを踏まえて、ウエハラさんと交渉したい。
アナタに新しい名前を用意しました。断る理由はないでしょう。
アナタが、この都市に活気を与える。殺人鬼ウエハラ カムイとして……」

凶悪犯罪課課長・ハトバと、コウサカの密談。
「ハトバさん、どこまで踏み込んだのですか」
「オレは結構踏み込んでいるよ。ミチルくんの知らないこともたくさん、ね」
「それは良くない報告です。ハトバさん、一つだけ断っておきます。
通産省は25区の本格的な監察を開始します。それまでは静かにしてください」
「それは無理だ」
「それならアナタと戦います」
「それは楽しみだ」

to be continued
86 :シルバー事件 25区:2011/10/15(土) 11:52:54.43 ID:UzJBWlIC0
前スレ>>520
うーん
プレイヤー=管理人
プレイヤー=ウエハラ
なんだけど、管理人=ウエハラなの??
と疑問に思ったので管理人の存在自体を抹消しますた
あの場面では管理人は見てるだけで何もしないので・・・
 
131 :シルバー事件 25区:2012/02/18(土) 23:49:21.62 ID:8w16LRal0
Match maker ”01:underground theater

選ばれし人々が創る理想都市、カントウ25区。
そこでは郵政事業の権限が強く、警察の役割も担っている。
「配達屋」と呼ばれる職員は、「調整」と称して不適合な区民を始末することもやっていた。
配達屋を監視するのは「潜水夫」と呼ばれる班長だ。
そして配達屋と潜水夫を統括しているのは、
非公式な行政組織「地域調整課(略して地調課)」である。

25区の海浜公園に、地調課の職員二人がいる。
「だからオレはね、オマエの昼飯の食べ方を見て、一抹の不安を覚えたわけなんだよ」
後輩にそう言ったのは、いかつい顔の男・ツキ シンカイである。
「オマエ定食の味噌汁を最後に飲んだだろ?味噌汁っていうのはな、ご飯とおかずの合い間に飲むもんなんだよ」
「すいません、以後気をつけます」
ヘラヘラした感じの若い男・オオサト ヨウタロウがひとまず謝罪を口にしたが、反省する気はなさそうだった。

ツキとオオサトは、先日発生した事件の調査のため、タワーにやってきた。
タワーに住む、ごく普通の女性が、配達屋に殺され――調整された。
彼女はもちろん、調整の対象外だった。
さらに、サカキという凶犯課の刑事も、配達屋の手にかかって死亡した。
その後、配達屋と凶犯課との間で戦闘があり、シロヤブとクロヤナギという捜査員が生き残った。
何故配達屋は規定されていない行動に出たのだろうか。まるで暴走しているかのように。
そして、この事件がきっかけで凶犯課の連中に地調課の存在がバレてしまうかもしれない。
「その後の報道状況ですが
凶犯課が情報の封じ込めを行ったので大手メディアはこの事件を知りません。
ただ――」
「5スポ、だろ?」
ツキが言う「5スポ」とは、25スポーツというゴシップ誌のことだ。
25スポーツが、この事件のことを「高層マンションで謎の金属音 UFOとの交信か」
などと報じていた。

女性の殺害現場にやってきた。飛び散っていた血飛沫はきれいに拭きとられている。
「あそこに穴が見えるでしょう?」
オオサトが天井を指差す。
「そこから細長い金属が突出して、殺されたみたいです。
珍しい道具を使いますね、配達屋って」

 
132 :シルバー事件 25区:2012/02/18(土) 23:51:00.70 ID:8w16LRal0
今さら何も出てこないように見えるが、一応部屋の中を調べてみる。
ツキが何気なく手に取った占いの本の中に、携帯電話の番号が書かれたメモがあった。
凶犯課が散々調べた後にこんなものが残っているはずはない。
このメモは何者かがわざわざ置いて行ったのだ。罠かも知れないが、電話してみることにした。
“次に舞台へ出てきたのはあなた?“
応答したのは女性の声だった。
“新しいキャストが次々と登場して舞台を彩っていく。
開演のベルは鳴り、芝居は進んでいる。
全ては主役がリードしてくれるはず。
主役の名はカムイ。カムイが――日常ヲ殺ス“
女性は一方的に話して電話を切った。
ツキとオオサトは大いに困惑した。
「カムイって……やっぱり、24区の……?」
だが、悩んでいても仕方がない。次の予定をこなすことにして、部屋を後にする。
「あの電話、サクラちゃん?でも、まさかね……」
オオサトはツキに聞こえないように、こっそり呟いた。

二人はタワー内の、カモグチという潜水夫が居住する部屋を訪ねた。
カモグチに、先日の事件で配達屋たちが暴走した理由を問いただす。
たがカモグチは分からないと主張するばかり。
「潜水夫なんて仕事をやってると、空気の微妙な流れで気配を感じることができる。
このマンションには、ちょっと前から妙な圧迫感が漂っていた。
とてつもなく強烈な圧力を持った存在がやって来たんだ。
その圧迫感を察してから2、3日後、配達屋が暴走した。
おれには止められなかった……」
これでは埒が明かない。

「ねぇカモグチさん、ちょっとウチの課まで来て貰って、
リラックスしたうえで詳しく話してもらいたいのよ」
ツキはカモグチを連行しようとする。
そのとき、何を思ったのかオオサトは拳銃を取り出し、撃った。カモグチは即死した。
「調整完了、っと」
ツキは、手筈が違うと言ってオオサトを叱り飛ばした。
「あれ?そうでしたっけ」
またしても反省する気の無さそうなオオサト。
そう言えばこれから配達屋の二人が訪ねてくる予定だ。
怪しまれるのでとりあえず死体を隠した。

配達屋の二人がカモグチの部屋へやってきた。
ツキとオオサトは、配達屋たちを連行しようとしたが、
カモグチが死んだことがバレてしまい、配達屋たちの抵抗を受けた。
やむを得ず、ツキはナイフを取り出し、オオサトは拳銃で、調整完了。
と、配達屋が持っていた携帯が鳴りだした。
応答しなかったので留守番電話に切り替わり、男の声が録音される。
”もう二人とも死んだか。じゃあこの電話を聞いている奴に言っておく。
25区はもう終わりだ。そしてオマエらの命脈も尽きた。
追い込む側から追い込まれる側へ回ることになる。覚悟しとけよ”

 
133 :シルバー事件 25区:2012/02/18(土) 23:53:35.98 ID:8w16LRal0
清掃課のマエジマという男が駆けつけてきた。
清掃課は、調整後の死体の処理などを受け持つ部署だ。
「しかし、一度に3人とは参ったね。
一人だけでも結構な手がかかること、分かってるよね?」
マエジマは嫌味たっぷりにツキに言った。

地調課の課長室で、ツキは課長・キリュウから叱責を受けた。
この件は幸いにも凶犯課にはバレずに済んだが、明らかに失敗である。
「課長、引き続きこの件をオレに追わせて下さい。
カムイが絡んでいるかも知れないんです」
ツキはキリュウに頭を下げた。
「言うと思ったよ。オマエにとってカムイはどんな情報だろうと
無視できない存在だからな。この件、調査続行とする。真相を探れ」

課長室を退出したツキが呟く。
「カムイが『日常ヲ殺ス』か。そんなことやらせるかよ。
この日常は誰にも殺させない。オレたちの仕事はこれだ。
――日常ヲ生カス」

to be continued

 
209 :シルバー事件 25区:2012/03/04(日) 23:05:29.67 ID:D3SW8HAn0
Placebo *01:NAGARE

オレの意識は朦朧としていた。
「トキオ、ここがどこだかわかるか。ボートの中だよ」
誰か(たぶん男)がオレに語りかけてくる。
「オマエは25区で起こっていることを調べるんだ。
まずはタワーマンション。現在あそこでは死が繁殖を始めている。
原因を調べるんだ。ミッションをクリアしろ。
オマエがオマエを取り戻すにはそれしかないんだよ!
いいか、〈女神〉を探し出してコンタクトするんだ」
そのあとオレは眠ってしまったらしく、目を覚ましたら一人取り残されていた。
「オレ…誰だっけ?クソっ、カムイ…!」
よろよろとボートから降りて、オレは25区の大地を踏みしめた――。

性分ってのはやっかいだな。
たとえ、自分で自分のことがよくわからなくなくなったとしても
何かが勝手に自分を動かそうとする。
運命とかいう言葉じゃ大げさすぎる。
もっと些細で繊細で、
だけど囚人の足首に装着された鉄の鎖みたいにやけに冷たくて確固たるものだ。
そいつに繋がれているのが、このオレ・モリシマ トキオだ。

これはつまり、記憶喪失ってヤツなんだ。
最近の、たぶん数年間の記憶がない。
さっきカムイなんて口走ったが、そいつがどんなヤツかは覚えていない。
でも名前と、それからフリーのジャーナリストだったってことは覚えている。
とにかくあの男の言うとおり、〈女神〉を探すことにする。
あの男が用意したのと思われる部屋で、コンピュータに向かう。

 
210 :シルバー事件 25区:2012/03/04(日) 23:07:32.36 ID:D3SW8HAn0
“/さんからメッセージです“
「/」はオレはスラッシュと読んでいる。
スラッシュは、以前から協力してもらってるクラッカーだ。金次第で何でもやってくれる。
“例の〈女神〉がいるとこ、パスわかったよ。
非合法サイトの名称はクォーター。アンタがログインする相手は、実瑠"

最近はライブチャットというモノが流行っている。
昔、ネットアイドルというモノがあったが、あれを一対一にしたようなもんだ。
今はアイドルじゃなくてパフォーマー、略してパフォと呼ばれている。
〈女神〉は、クォーターの人気ナンバーワンパフォ、らしい。
クォーターとは25区の住民を対象とした非合法なライブチャットサイトだ。
ちなみにオレのIDは「亀男」。スラッシュから教わったパスを入力してログインする。
実瑠はわがままな女で、うまく会話を進めないとすぐに切られてしまう。
だがなんとか〈女神〉とチャットできるパスを聞き出すことに成功した。
スラッシュにこのことを報告すると、スラッシュは、
他のユーザーのIDを盗んで、それでログインしなければならないと言う。

"〈女神〉の上客のリアルアドレスを送るよ"
そいつはタワーに住んでいる、ヤギサワという若い男だった。電話をかける。
"もしもしヤギサワさん、アンタ、〈女神〉の上客だろ?
〈女神〉に関する情報をアンタにだけ教える。直接取引さ"
タワー近くの公園にヤギサワを呼び出し、ウソのIDとパスを教えた。

ヤギサワのIDでログイン。とうとう〈女神〉とご対面だ。
〈女神〉は通称で、名前は「未琉」らしい。ミル?
"そうよ。ミルは3人いるの。未琉と実瑠と美流。
そして、ワタシだけが本物、生身の人間。ほかの二人はプログラムよ"
"どうしてキミはナンバーワンになれたんだ?"
"ワタシは流れが読めるから。
微妙な言い回しとか、語尾とかで、話しているを相手のことがわかるの"
"じゃあオレは?"
"アナタは記憶の一部を失っているわ。そして私を助けられる人。
でも、遅かったみたい。もうすぐワタシは殺されちゃうから"
"未琉、キミの顔が見たい"
"ご要望とあらば喜んで"
ディスプレイに表示されたのは、普通の女性のように見えた。
"本当に会えなくて残念だったわ、亀男さん"
他人のIDを使っているのに何故オレのIDがわかる?と思ったが、
次の瞬間、そんな疑問も吹き飛ぶようなことが起きた。
何かキラキラしたものが未琉の上に落ちてきた。辺りに、天井にまでも、大量の血飛沫が飛んだ。

 
211 :シルバー事件 25区:2012/03/04(日) 23:09:22.95 ID:D3SW8HAn0
携帯電話に着信があった。ヤギサワだった。
"〈女神〉が死んだよ、たった今"
オレがそう言うと、ヤギサワは電話の向こうで狂ったように笑った。
"予言通りだ。サドンデスだよ。詳しくはメールを送るから"
送られてきたメールには、サドンデスのルールが詳しく書かれていた。
サドンデスとは、クォーターのユーザーの間で流行っているゲームだ。
タワーで次に誰が死ぬかを当てるらしい。
タワーでは4ヶ月で9人の死者が出ている。名前も職業も性別も年齢も法則性が無い。
死因には謎が多く、公式には自殺で処理されている。
そして、〈女神〉は10人目の犠牲者だ。
巫女だという美流は〈女神〉の死を予言していたという。
美流が予言したときのチャットのログが添付されていた。
"未琉が死ぬ。月の無い夜、日付が変わる少し前、亀男が現れて、突然息絶える"

スラッシュに段取りしてもらい、今度は美流とチャットする。
"こんばんは、亀男さん"
"キミは予言者なのか?そして、プログラムー―"
"そんなの、生きていくことに関係ないじゃない"
"じゃあ質問を変えよう。オレのことを何か予言してくれないか?"
"そうね…。女難の相が出ているわ。
あと、何重にも罠にかけられて、退路を断たれ先に進むしかなくなる。
そして、もうじき墓穴を掘って、最後はそこに落ちて死ぬの。そういう運命よ"
笑えない冗談だ。
"未琉が死ぬってどうしてわかったんだ?"
"9人には共通点がない。でも本当はある。ワタシがそれを見つけたの。
あのマンションに住んでいて、ルールを破った人たちが順番に殺されるの。
例えば、ゴミ出しの日を守らない、内緒でペットを飼っている、
夜9時以降に楽器を演奏する、とかね。
彼女、燃えるゴミと燃えないゴミを一緒に捨てちゃってたの。
ワタシ、それを知ってた"
"どうしてオレが現れると?"
"アナタに立ち会ってほしかったの。
これが始まりだから。今までと違う日常の、ね"

to be continued
 
212 :シルバー事件 25区:2012/03/04(日) 23:21:11.37 ID:D3SW8HAn0
今ここにきて伏線をことごとく書いてないことに気がついたorz
投下済みの分はいつか直す予定ですが
今のままでも分かるようには書いてあります
 
最終更新:2022年10月13日 14:42