白騎士物語 -episode.portable- ドグマ・ウォーズ

白騎士物語 -episode.portable- ドグマ・ウォーズ

part60-173~178


173 :ゲーム好き名無しさん:2012/02/28(火) 19:03:52.23 ID:W+YK+JeQ0
大陸を統治していた聖王が亡くなると、大陸の覇権をかけて多くの国が争う戦乱の世に突入した。
戦乱末期、ドグマ暦マドラス帝38年盛夏。
最も強大な武力を持つイシュレニア帝国軍は魔法国家アスヴァーンへの侵攻を本格化。
手始めに、アスヴァーンと同盟関係にある城塞都市ザームガンドに侵攻する。
ザームガンド軍は堅固な城壁がある為、数ヶ月は持ち堪えられると考えていた(どのくらい城壁が堅固なのかの説明は無い)が、
イシュレニア帝国は決戦兵器の騎士(シンナイト)を投入。
騎士によって城壁は紙屑のごとく破壊され、イシュレニア軍の侵入を許してしまう。
なだれ込んで来たイシュレニア軍の攻撃に主人公も巻き込まれ、更に運の悪い事に騎士と遭遇してしまう。
騎士の攻撃を受け、主人公の意識は暗転する。
それから数時間でザームガンドはイシュレニア帝国に制圧されてしまった。

主人公が目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドで寝ていた。
部屋にいた少女アンヴィエッタによると、ここは列車部隊という傭兵部隊のアジトらしい。
列車部隊とは、その名の通り、列車という移動可能な拠点で活動しているフリーの傭兵団との事。
アンヴィエッタは主人公から強力なレン・フォースの力を感じ取る。
直後、列車部隊の長であるカイシウスという男が部屋に入ってきた。
主人公からレン・フォースの力を感じ取った事をカイシウスに報告するアンヴィエッタ。
それを聞いたカイシウスは唐突に主人公に加勢して欲しいと頼みだす。
突然の行動に戸惑う主人公。
そんな主人公にカイシウスは自分達が今、敵襲を受けている事を話して錬結晶を手渡し、半ば強引に加勢させる。
襲ってきたのは、元アスヴァーンの魔導師であるダダデロス率いるデロス団という盗賊紛いの連中だった。
一緒に出撃したアンヴィエッタから錬結晶の使い方を教えてもらいながら戦い、見事、デロス団を撃退した。
その後、身寄りの無い主人公は列車部隊に入隊する事になった。


174 :白騎士物語ドグマウォーズ:2012/02/28(火) 19:05:35.75 ID:W+YK+JeQ0
主人公が列車部隊の一員としての活動に慣れてきた頃、魔法国家アスヴァーンから大きな仕事の依頼が舞い込んでくる。
依頼内容は、旧ザームガンドを徘徊する魔物の掃討。
魔物を倒していくと、一人のイシュレニア兵と遭遇。
イシュレニア兵はギガースという魔獣兵器になって襲い掛かって来た。

ギガースを倒して旧ザームガンドにいた魔物を全て掃討した主人公達は列車に帰還。
その後、ザーム平原を舞台にアスヴァーンとイシュレニアが激突する。
イシュレニアが騎士三体とギガース数十体を中心とした5万の大軍なのに対して、アスヴァーンの兵力は2千程度。
本来なら、勝ち目は無い。
現に途中まで戦はイシュレニアが圧倒的有利だった。
だが、アスヴァーンの魔導師達は旧ザームガンドで騎士やギガースを遥かに上回る大きさを持つ巨大な魔物の幻影を造りだす。
幻影に怖気づいたイシュレニアの兵士達は恐怖から逃げ出し、戦はアスヴァーンの勝利に終わる。
(この戦の被害はアスヴァーンの方が遥かに甚大である為、大敗北なのだが、何故か大勝利した事になっている)

アスヴァーンが勝利した事を喜ぶアンヴィエッタ。
彼女には自身の故郷をイシュレニアに滅ぼされた経験があるからだ。
その故郷はベルク王国といい、錬結晶が採れる場所だった。
だが、大陸統一の為に力を求めるイシュレニア帝国の侵略によって滅亡したらしい。

列車部隊はイシュレニア帝国の領土に入ろうとしていた。
その頃、自室で眠っていた主人公に夢の中で何者かが語りかけてくる。
お前は、やがて蘇る大きな災厄を封印する者を選ばなければならない。と・・・。

列車部隊に自分達の後援者がデロス団に拉致されたという情報が入る。
後援者ガマローネウスには列車を作る際に技術面・資金面で世話になった方だとの事。
今回はカイシウス自らが主人公達を連れてガマローネウスを救出する為にデロス団のアジトへ向かう。
アジトの奥には首領のダダデロスがいた。
ガマローネウス氏を人質にしてくるかと思いきや、正面から突っ込んでくるダダデロス。
氏を拉致したのは、アスヴァーンの駒である列車部隊をおびき出す為だけだったらしい。
そんな脳筋を一蹴する主人公達。
だが、追い詰められたダダデロスは錬結晶を取り出して変身する。
錬結晶によるレン・フォースの力は自分達が独占している筈、カイシウスは驚きを隠せない。
変身したダダデロスの姿は主人公やアンヴィエッタのそれとは違い、ギガースを彷彿とさせる巨大な魔獣だった。
主人公もレン・フォースの力で変身して対抗し、ダダデロスを打ち負かす。
その光景を見ていた仮面の男ユマンドは自分と同等のレン・フォースの力を持つ人間がいた事に興味を持ち、その場から去っていく。
その後、主人公達はガマローネウス氏を無事に救出して列車に帰還する。

175 :白騎士物語ドグマウォーズ:2012/02/28(火) 19:07:50.35 ID:W+YK+JeQ0
カイシウスは一同を集めて、重要な事実を打ち明ける。
列車部隊はダダデロスが言っていた通り、フリーの傭兵団を装ったアスヴァーンの部隊であり、
現在、打倒イシュレニア帝国の為の重要な任務を果たす為に行動している。
任務の内容は、旧ベルク王国に眠っていると伝えられる巨大な錬結晶の回収と、それを扱えるであろうベルク王家の血を引く者の捜索。
イシュレニア帝国には騎士やギガースという人外の圧倒的な力を持つ兵器を数多く保有しており、
それに対抗するには同じく人外の圧倒的な力を手に入れるしかないとアスヴァーンは考え、ベルク王国の伝承に目を付けたのだ。
ベルク王国の王家は13年前にイシュレニア帝国に滅ぼされ、王家の人間は一人残らず処刑されたと思われていた。
だが、ベルク王国滅亡の日、王妃によってベルク王家最後の血を引く子が錬結晶を持たされて密かに逃がされた。
イシュレニア帝国に見つからないよう、血を引く者と大量のダミーの記憶を封じて。
まず、列車部隊は王家の血を引いている可能性がある少女キルカが囚われているイシュレニアの監獄へと向かう。
主人公が監獄に潜入してキルカを助け出すが、逃げる途中で主人公の故郷を滅ぼした白騎士と、
クライブと名乗るイシュレニア帝国の高官が黒騎士に変身して立ち塞がる。
激闘の末に黒騎士と白騎士を退け、主人公達は監獄からの脱出に成功。
キルカを加えた列車部隊は、ベルク王国を目指す。

その頃、クライブは列車部隊が使うレン・フォースの力に興味を抱き、錬結晶に関する調査を始める。

自室で眠っていた主人公に、またしても夢の中で何者かが語りかけてくる。
使命を果たせ。災厄を封印する我の血族を選べ。と・・・・・・。

目を覚ました主人公はカイシウスに呼ばれる。
彼の話によると、ベルク王国に辿り着くにはバラン要塞と呼ばれるイシュレニア帝国の重要拠点を突破する必要がある。
無論、列車部隊だけで要塞を突破するのは不可能だ。
そこで現地の反イシュレニア勢力の協力を得ようとしていた。
それには反イシュレニア勢力の英雄的存在であるトロル族のマグスを味方にしなければならない。
早速、主人公達はマグスが拠点にしている森に向かう。
主人公達がマグスの元に辿り着くと、既に先客がいた。
ユマンドとダダデロス、そして彼らの主であるネスガルという少年の3人。
ネスガルは自分がベルク王家の血を引いており、王国の復活を目的としている。
その為に協力して欲しいとマグスに協力を依頼するが、これをマグスは拒否する。
主人公達が、その場に割って入り、ユマンド達と戦って彼らを森から追い出す。
その後、主人公達はマグスに列車部隊の科学技術統括者シャロンが作った騎士を狩る為の剣グランサーを渡して列車部隊の協力を申し出る。
剣をあげたのが功を奏したのか、マグスは快くそれを受け入れた。


176 :白騎士物語ドグマウォーズ:2012/02/28(火) 19:12:09.78 ID:W+YK+JeQ0
現地の反イシュレニア勢力の協力を取り付けた列車部隊はバラン要塞攻略を試みる。
まず、主人公達以外の列車部隊とマグス達が正面から攻め、
イシュレニア帝国軍の注意がそちらに向いている間に主人公達が要塞内部に潜入。
要塞の司令官らを討ち取る。という作戦を練り、実行する。
バラン要塞の司令官ダン・ズアーク将軍はこの作戦に引っ掛かるが、
自分の周りに残していたギガース巨兵団を主人公達にけしかける。
だが、ギガース巨兵団はレン・フォースの力で、あっさりと倒されてしまう。
追い詰められたダン・ズアークは自ら最新式のギガースになるが、主人公達に敗れる。
ダン・ズアークを倒した直後にクライブが姿を現し、黒騎士に変身して戦いを挑んで来た。
戦いは熾烈を極め、主人公とクライブは互いに一歩も譲らない。
そこでクライブは黒騎士から黒騎魔神に変身しようとするが、マグスが自分達のいる司令部に辿り着く。
マグスの姿を捉えたクライブは要塞の陥落は避けられないと判断。即座に撤退していった。

バラン要塞を陥落させた列車部隊の元にネスガル達が旧ベルク王国を占領した。という知らせが入る。
こうしてはいられない。列車部隊は旧ベルク王国に乗り込む。

ベルク王国の地下を進み、巨大な錬結晶がある場所に辿り着くが、そこではネスガル達が巨大錬結晶の封印を解除しようとしていた。
列車部隊の姿を捉えたネスガルは封印の解除をユマンドに任せてダダデロスと共に自ら列車部隊を迎撃する。
錬結晶で変身したネスガルの姿もまた、ギガースを彷彿させる化け物だった。
主人公達はネスガルを倒すが、ユマンドの手によって巨大錬結晶の封印が解除されてしまう。
巨大な錬結晶から出現したのは、錬の力を身に纏う巨大な魔物。
ユマンドは本性を現し、語り始める。
巨大錬結晶から現れた魔物レン・ドルバウゼこそが錬結晶の母体であり、生きた錬の炉。
そして、彼はこの魔物を使って愚かな争いを続ける世界を破壊すると宣言。
具体的にはレン・ドルバウゼを大陸の中央に移動させて、そこで殺し、
死んだ際に放出される凄まじい錬の力で大陸を吹き飛ばすつもりらしい。
同時にそれは、誰もレン・ドルバウゼを倒せない事を意味していた。
打つ手なしと思われた時、主人公とレン・ドルバウゼが謎の共鳴を起こす。
主人公の頭の中に何者かが語りかけてきた。
語り掛けてきた者の名前は、ベルク王国初代国王アウグスト。
災厄レン・ドルバウゼを封印した者だった。
彼は主人公に、またしても災厄を封印する我の血族を選べと命ずる。
主人公の判断で一度、退却した列車部隊は主人公とシャロンの話に耳を傾ける。
話によると、レン・ドルバウゼは完全には復活していないので、今居る場所から出られないそうだ。
しかし、ユマンドが魔力を注いでレン・ドルバウゼを完全復活させようとしている。
事態を収拾するにはユマンドを倒し、レン・ドルバウゼを再び封印するしかない。
そして、主人公はこれまで見てきた夢の事を皆に話す。
それを聞いたキルカは主人公がアウグストの意思を継ぐ者だと確信する。
それは主人公がレン・ドルバウゼを封印するよう指名した者が正当なベルク王家の血を引く者である事を示していた。
(アンヴィエッタとキルカを含めた5人の中から選ぶ事になる)

177 :白騎士物語ドグマウォーズ:2012/02/28(火) 19:15:21.59 ID:W+YK+JeQ0
主人公達はベルク王家の人間と共にレン・ドルバウゼがいる旧ベルク王国地下最深部を再び目指す。
そして、ユマンドを倒してレン・ドルバウゼを封印する。

イシュレニア帝国ではクライブが錬の調査を終えて、その結果を皇帝マドラスに報告していた。
錬の力は一体の魔物に依存するものであり、イシュレニア帝国の利益には成り得ない。と・・・。
それを聞いたマドラスは錬を過去の遺物と切り捨て、
アスヴァーンが多大な労量と時間を費やしても人智を超える力を手に入れられなかった今を好機と判断。
アスヴァーンとの決戦を決意する。
(ここで本編終了。以下、絵と字幕だけのエピローグ)

マドラス帝39年。
白騎士率いるイシュレニア帝国軍はアスヴァーンの天空神殿を強襲。
アスヴァーン女王を捕らえる。
そして、アスヴァーン女王処刑の日。
なんと、白騎士がイシュレニアを裏切ってアスヴァーン女王を連れて逃走し、アスヴァーンに寝返る。
この混沌の時代は白騎士を中心に大きく動く事になる。
列車部隊もその後の戦いに参戦したがレン・フォースの力を失った彼らは大きな戦果をあげられず、やがて解散した。
その後、イシュレニアとアスヴァーンの指導者が共倒れとなり、戦乱は終結した。
残されたのは傷ついた大地と疲れ切った人々のみであった・・・・・。


178 :白騎士物語ドグマウォーズ:2012/02/28(火) 19:21:36.13 ID:W+YK+JeQ0
以上です。
ドグマウォーズはPSPゲームです。
本音を言うと、この話ならば主人公と列車部隊は帝国側にした方が、まだ良かった気がします。
補足や訂正するべき点が有りましたら、訂正などをお願いします。

補足
レンフォースについて:心の色=モードを反映した姿に変身するのだが、何故か主人公達以外は皆、化け物の姿になってしまう。
理由は作中一切不明。
(プロローグの選択次第で主人公に邪悪な心を持たせられるので、心が邪悪だからでは無いのは確か)
ちなみに、この力は持ち主によって得られる力が大きく変動する。
この力で騎士と渡り合えるのは、作中、主公とユマンドの二人だけ。
(アンヴィエッタやキルカはギガース以上、騎士以下)


最終更新:2012年03月17日 15:23