レナス 古代機械の記憶

レナス 古代機械の記憶
>>3-222~226

222 レナス 古代機械の記憶 sage 04/01/10 20:58ID:UWFVcGx2
大掃除のときに攻略本が出てきたので書いてみた。
プレイしたのがかなり昔なんで、いろいろ間違っているかもしれない。

●世界観
惑星「ライガ」の衛星の一つ「レナス」が舞台。
レナスの地表は「陸半球」と「海半球」という部分に分かれており、陸半球には「ナスクオト」と「サスクオト」という大陸には分かれている。
世界には10種類の種族が存在し、適度に共存したり敵対したりしている。

●伝説
コームはレナスに勇気をもたらした
ソフィはレナスに愛をもたらした
ガブニードスはレナスに知恵をもたらした
我らレナスの民はとこしえにたたえん

過去にレナスに降り立った3人の勇者をたたえる歌。
その中の「ガブニードス」はレナスの世界に「魔法」をもたらしたとして有名。

●システム
固定パーティキャラであるチェズニとミディア以外の仲間は街やダンジョンにいる傭兵を雇って仲間にする。最大4人。
シナリオごとに仲間を代える事も出来るし、最初に仲間にした傭兵でクリアすることも可能。その辺はプレイヤーの自由。


223 レナス 古代機械の記憶 sage 04/01/10 21:01ID:UWFVcGx2
●本編
ナスクオトにある「魔法学校」で精霊の御技(=魔法)を学ぶ少年・チェズニは、最近急に態度が冷たくなった親友「デューカス」のいじめに悩んでいた。
もともとチェズニは何故かレナスに住むどの種族とも違う風貌をしていた為に、昔から仲間外れにされる事が多かった。
しかし以前まではそんなことなど気にせずに仲良く接してくれたデューカスの変化に疑問を感じながらも何も出来なかった。
今日もデューカスは仲間を引き連れてあることないことを並べチェズニにつっかかってくる。なんでも魔法学校の敷地に建つ「ガブニードスの塔」に肝試しとしてデューカスとともに登ってこいという。
封印された塔の鍵を使って扉を開き、デューカスと共に塔を登ると不思議なパネルがあった。デューカスは何故かチェズニにそれに触れてみろと促す。
言われるがままに触れてみると、突然塔の中にあった不思議な古代機械が動きだす。驚いたデューカスは逃げていく。
チェズニの目に前に封印が解かれた古代の兵器が現れる。魔法学校の生徒に過ぎないチェズニの魔法にものともせず、兵器は塔を飛び出していった。

気絶してしまったチェズニが目を覚ますと、魔法学校のあった場所にはガブニードスの塔を除いて何もなくなっていた。数多くの生徒も、教師も、建物も全て燃えていた。
唯一生き残った魔法学校のダイカント校長が怒りの形相でチェズニに迫る。
話によると塔に封印されていた古代の兵器「ダル・グレン」は、それを目覚めさせたものにしか封印できないというのだ。
全ての責任を負わされて、チェズニはダル・グレンを止めるべく否応なく旅立った。

ダル・グレン復活の影響で野生動物は凶暴化し、ある村では村長の娘が混乱に乗じて魔物にさらわれたという。
責任をとるため魔物から娘を助け出したその夜、娘「ミディア」は枕もとに現れて「あなたとともに行くのが私の運命だと思うの」といって仲間になってくれた。
ミディアは村長の実の娘ではなく、ある嵐の夜に家の前に「ソフィの冠」とともに捨てられていた少女で、その風貌はレナスに住むどの種族とも違う風貌をしていた。
全く同じ生い立ちを持つ二人は何か互いに引かれあうものがあったらしい。村長も娘の旅立ちを悲しみながらも歓迎し見送ってくれた。

行く先々でミディアの村と同じような出来事に出会い、チェズニは責任を感じてそれらを解決していく。
その時々に「ダフネ」という魔女ならダル・グレンを止める方法を知っているという噂を耳にする。
ナスクオトの南端は「赤道河」という巨大な大河に面しており、その対岸にはもう一つの大陸「サスクオト」があった。そんな大河のほとりにダフネは住んでいた。
ダフネは、かつて古代機械を封印した勇者「コーム」の持っていた3つの武具を集めろと助言し、3つの武具のありかを教えてくれた。

ダフネの力によって3つの武具の1つ「コームの剣」が封印されている場所にやってきた。そこには不思議な形の山があり、その山の頂上に剣が突き刺さっているという。
洞窟を発見し奥に進むと、突然あふれ出た鉄砲水に流されて山の地表に出る。その途端、どこからか声が聞こえた。
山だと思っていたのは1万年前に封印された古代竜「ストラボ」の体そのものであり、コームの剣はストラボの身体に突き刺さっているのだ。
苦しむストラボに促されコームの剣を引き抜いた。その途端ストラボの封印は解け、古代竜は再び大空に舞い上がる。
封印を解いてくれたお礼にどこへなりとも連れて行ってくれるという。ダフネからの情報を元にもう一つの大陸・サスクオトに向かうよう指示した。


224 レナス 古代機械の記憶 sage 04/01/10 21:04ID:UWFVcGx2
サスクオトに着くと、ストラボは1万年の寿命と全ての力を使いきり砂となって消えた。
その後、サスクオトの「東の聖域」に眠る2つ目の武具「コームの兜」を手に入れる。
最後に残った「コームの鎧」は赤道河の中央に位置する「神々の御座」という島に眠るという。
サスクオトとナスクオトはレナスの歴史上何度も対立を繰り返し、未だに互いに憎みあっている。当然チェズニたちがナスクオトの人間だとわかるとサスクオトの人々は邪険に扱う。
また神々の御座はレナスの人々全体から聖域として扱われており、その支配権は過去に何度もナスクオトとサスクオトの間で往復していた。
現在はサスクオトの支配下にあり、当然ナスクオトの人間であるチェズニたちではおいそれと近寄れない。
困っていると、「ルボッツ」というレナスの10ある種族たちの混血種族たちで構成されているサーカス団が現れる。
ルボッツはレナスの全ての人々に疎まれてる種族であり、サスクオトでもナスクオトでも鼻つまみものだったが、同じナスクオトの出身だという事から彼らはチェズニたちに協力してくれた。
サスクオトではサーカス団は珍しく、ナスクオトの人間とはいえ特別に神々の御座まで入れるという。
サーカス団にまぎれて神々の御座に入り込み、ようやくコームの鎧を手に入れた。

全ての武具を手に入れ、再びダフネの元に戻ると新たな脅威の存在を知らされた。
それは、サスクオト全土を制圧した帝王・ゼイゴスによって生み出されたダル・グレンの模倣品「ノイ・グレン」。
ゼイゴスはその力を使ってナスクオトに攻め入り、レナスを暴力と恐怖政治で制圧するという。
ダル・グレンと同じ性質をもつノイ・グレンを止めるにはコームの武具を使うしかない、とダフネは言う。
ノイ・グレンに関してはなんの責任はないものの、コームの武具を手にしたものとして、打倒ゼイゴスを掲げ再びチェズニはサスクオトに向かった。

恐怖政治を行うゼイゴスに敵対するレジスタンスたちと協力し、一度はノイ・グレンに立ち向かうが返り討ちにされてしまう。
武具を取り上げられ牢に捕らえられるが、ここでもレジスタンスたちの協力によって逃げ出す事に成功する。
コームの武具も取り返し、再びノイ・グレンの化身「ロキアーナス」と対峙しようやく打ち倒した。
ノイ・グレンを破壊した後役目を終えたコームの武具は砕け散ってしまった。満身創痍のチェズニに怒れるゼイゴスが襲い掛かる。
ゼイゴスには破れたが、しかしそこでもレジスタンスたちの身をていした協力によりチェズニはなんとかその場から逃げ出した。

用意されていた脱出口の先は不思議な空間だった。どこか古代機械ダル・グレンに似たような雰囲気をもっている機械に取り囲まれる部屋だった。
奥に進むと「地底弾道特急」とよばれる古代の移動機械があった。それに乗り込み、再びどこかへ移動する。
下りた先にはやはり似たような空間が広がっていた。たまたまその遺跡の調査をしていた探検家「リヒター」の話によると、ここは神々の御座の地下に当たるという。
再び奥に進み、現れた地底弾道特急に乗り込む。終着点には不思議なカプセルと機械が陳列されていた。
そこにいた壊れかけた機械人形の話には、ここはかつてライガの生命をレナスの風土に合わせて改造していた生命研究所であるという。
別の人形は、伝説の勇者の一人ガブニードスがダル・グレンをつくり、それによってレナスを完全にコントロールしようとしたためにコームやソフィと対立していたという。
さらに別の人形は、ミディアの顔を見てソフィだと勘違いし、チェズニの顔を見てコームだと勘違いしていた。
ボイスレコーダーには、激しく口論するガブニードスとソフィの声が録音されていた。
いつまでも戻ってこない主を待つ機械を見て、最後の地底弾道特急に乗り込んだ。


225 レナス 古代機械の記憶 sage 04/01/10 21:06ID:UWFVcGx2
最後の地底弾道特急の終着点はなんと魔法学校の地下だった。チェズニを迎えたのは廃墟に留まりつづけるダイカント校長。
校長はサスクオトの帝王・ゼイゴスが今度はダル・グレンを使って世界征服を始めたと教えてくれた。そして、お前の出生に何か秘密があるかもしれないと言う。
その言葉に従って、チェズニは故郷の港町「レイヨルド」に向かった。

久しぶりに会った母はやさしくチェズニを迎えてくれた。
コームの武器を無くし強力な武器を探しているというと、母は近くの洞窟に強力な武器が封印されているという噂を教えてくれた。
洞窟に向かい噂どおりの武器を手に入れてレイヨルドに戻ってくると、チェズニを追ってきたサスクオトの兵士に村が襲われていた。
家では逃げもせずにチェズニを待つ母がいた。母は最期までこの村に留まるという。そして様々な真実を言ってくれた。
チェズニとは血の繋がりはないこと、チェズニは嵐の夜に不思議な船に乗って流れ着いてきたということ、そしてその船はいまだに隠しておいてあるということ。
その船に乗って逃げろと言われ、最後まで決意を曲げない母を置いてチェズニは船に乗り込んだ。

船の上には地図があった。それには陸半球と海半球の克明な地形が記されていた。
長い歴史を持つレナスだったが、海半球はいまだに未知の世界だ。しかしその地図には誰も言った事のないはずの海半球の中央に島があると記されている。
その謎の島に向かって船は発進する。

謎の島はまるで廃墟のようで、その中で老人たちがひっそりと静かに暮らしていた。
その島の長「ピアズ」と老人たちはチェズニとミディアの顔を見て歓迎する。ここはかつてライガからレナスに降り立ったものたちが住む島で、2人はそのライガ人の末裔だという。
ピアズにダル・グレンの停止法を尋ねると、1万年前の世界に行きそこでライガ人の使者コーム・ソフィ・ガブニードスらの話を聞いてこいという。
ライガの機械を使ってチェズニは1万年前のレナスに向かった。

タイムワープで向かった世界では3人の勇者はまだ生きていた。しかしそのうちのコームは病に倒れ、ガブニードスはダル・グレンを完成させようとしていた。
彼らは故郷・ライガからあまりにも長い間離れて過ごしたためにコームは病に倒れ、ガブニードスは狂ってしまったのだという。
床にふすコームとそれを看病するソフィは、同じライガ人であるチェズニとミディアにガブニードスを止めてくれるように頼む。
コームから直接3つの伝説の武具を受け取り、チェズニはガブニードスのもとに向かった。

ついにダル・グレンを完成させたガブニードス。
ダル・グレンは起動者の化身を生み出す機械だった。ガブニードスの化身である竜「ストラボ」は、ガブニードスとチェズニたちを乗せて大空に飛び上がる。
そこでガブニードスを打ち倒し、ストラボの背中にコームの剣をつきたてる。
ストラボは地表に落ちるがまだ息があった。ガブニードスの執念が消えるまで、再び誰かが剣を抜くその日まで、竜は苦しみながら生きつづけなければならないという。
コームたちの元に戻りコームの武具を返す。それは1万年後にチェズニの手に渡る運命の武具だ。
そこでチェズニたちはコームとソフィに事情を話した。ソフィは現代のダル・グレンの化身を倒すために究極の魔法「ゾンド」を習得するように言う。
ソフィが用意した試練を乗り越えチェズニはゾンドを習得し、1万年後の世界に戻っていった。

現代の世界に戻るとライガ人たちは空を飛ぶ機械「時めぐる船」を与えてくれた。
それにのって魔法学校にあるガブニードスの塔に向かったがそこに塔はなかった。校長の話を聞くと、ナスクオトに乗り込んできたゼイゴスが塔を神々の御座に移したという。
地底弾道特急から神々の御座に向かい、地下から塔を登る。塔の頂上、かつでデューカスとともにやってきた最上階には、あの時逃げ出したはずのデューカスが待っていた。
デューカスはやさしい顔で、ライガ人にしか動かせないダル・グレンを起動させるためにここに誘った事、そうするためにデューカスはとっくの昔に殺されていた事を告げる。
そこでデューカスの姿を借りたゼイゴスが現れて襲い掛かる。彼を打ち倒すと今度はダル・グレンの化身であり、チェズニの化身でもある竜「カイマート」と一体化し襲い掛かってきた。


226 レナス 古代機械の記憶 エンディング sage 04/01/10 21:07ID:UWFVcGx2
ゾンドの力でカイマートを倒すと、ダル・グレンは停止し塔は崩れ去る。
塔を脱出し、時めぐる船にのってナスクオトの都市「ジュレーン」に向かう。そこにはチェズニの母やダフネを始めとした関係者等が待っていてくれた。
それまで分かれた傭兵たちとも再会し、最後にピアズとともに時めぐる船に乗って海半球の島に向かう。
役目を終えたライガ人たちは時めぐる船に乗り込み、光と共にどこかへと去っていった。
END
最終更新:2008年01月15日 14:30