バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ

part62-55~74


55 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 05:39:40.46 ID:BQJJWlKT0
BIOHAZARD Operation:RaccoonCity

1998年9月末。
アメリカの大都市ラクーン・シティにて、未曾有のバイオハザードが発生。
【アンブレラ社】の生物兵器【t-ウィルス】が流出、街中に蔓延。市民は生ける屍と化し、互いをむさぼり食っていた。
アンブレラ社は、この不祥事をもみ消すため、生存者の殲滅を図って、私設部隊と生物兵器を投入。街はさらなる地獄と化す。
その後、米国政府は、ウィルスと生物兵器の脅威を防ぐため、核を投下しラクーンを地上から抹消するという強硬手段を取る。
この事件による死者は数十万人にも上る一方、無事生還できたものは百にも満たないと言われる。

この物語は、その事件に関わった二つの特殊部隊……

U.S.S.(Umbrella Security Service=アンブレラ私設保安部隊)デルタチーム、通称『Wolfpack』(狼の群れ)、
SPEC OPS(Special Operations=米軍特殊作戦部隊)特別選抜チーム『Echo 6』、

……そのメンバーたちの戦いの記録である。

56 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 05:40:32.52 ID:BQJJWlKT0
Wolfpack編

1st mission : CONTAINMENT(封鎖)

1998年9月中旬。アンブレラ生物化学研究部門の主任研究者【ウィリアム・バーキン】が、アンブレラを離反したとの情報が入る。
米国政府に独自に接触、自身の能力と生産物とを売り込み、さらにアンブレラの機密事項をも持ち出すつもりらしい。
ラクーン市の下水道施設に偽装された極秘研究所に、U.S.S.アルファチームおよびデルタチームが派遣される。
その任務は、『ウィリアム・バーキンの抹殺』『証拠隠滅』そして『新型ウィルス【G】の回収』である。

U.S.S.デルタチーム【Wolfpack】は、アルファチーム・リーダー【HUNK】と合流。
施設を警備するU.B.C.S.(Umbrella BioHazard Countermeasure Service=アンブレラ私設バイオハザード対策部隊)と交戦する。
同じアンブレラ社の私設軍隊同士とはいえ、U.B.C.S.は傭兵やら亡命者・犯罪者やらを寄せ集めた「使い捨て部隊」に過ぎない。
U.S.S.には彼らを排除する許可が下りている。HUNKとWolfpackは彼らを容赦なく殲滅、順調に侵入していく。

研究室の手前まで進んだところで、施設の警報システムが作動した。U.S.S.が引っかかるはずはないので、別の侵入者だろう。
おそらくはバーキンが呼んだ米国【SPEC OPS】。一行はアルファチームとも合流、急いで研究室に向かう。

HUNKとアルファ隊員1名が踏み込み、Wolfpackは入り口で警護に当たる。漏れ聞こえる研究所内の音。銃声、バーキンの叫び声。
……不意に爆音。SPEC OPSの急襲だ。交戦し、撃退するWolfpack。サンプルを回収したHUNKらも合流し、脱出を開始する。
SPEC OPSは追ってこない。脱出ルートを確保している別働隊へと無線連絡すると、問題なし、との返答。万事、順調だ。

しかしアルファチームのメンバーに、怪物が襲い掛かる。自らにG-ウィルスを投与し変貌を遂げた【G-バーキン】だ。
鉄パイプで打たれ、隊員は紙切れのように吹っ飛んで絶命した。ケースが落下し、ウィルスサンプルの入った容器が割れた。

銃弾は通じない。肩の目玉が弱点だが、いくら撃っても足止めにしかならない。HUNKとWolfpackはほうほうの体で逃げ延びる。
しかしHUNKは「サンプルを失った。回収に戻る。」と一言だけ言い残し、再び研究所へと消えていった……。

57 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 05:41:14.20 ID:BQJJWlKT0
2nd mission : CORRUPTION(堕落)

数日後、9月下旬。ラクーンシティは、地獄と化していた。
研究所襲撃の際に漏出したウィルスが、下水道を介してラクーンシティに蔓延してしまったのだ。

Wolfpackは再びラクーンシティへと投入される。今回の任務は、徹底的な「証拠隠滅」である。
ラクーンシティとアンブレラの関連を示す証拠をすべて消去し、今回の事件の証人となりえる生存者をすべて始末する。
上層部はこの惨劇を、バーキン襲撃任務の「失敗」が原因だと見ている。その責任を押し付け、尻拭いをさせるつもりらしい。
その理不尽な判断に、Wolfpackは憤慨し不信を抱くが、任務は任務である。命令どおり、市庁舎を目指す。

ゾンビと化した市民を蹴散らしつつ進むと、途中、U.B.C.S.の【ニコライ・ブレジネフ】と遭遇する。
アンブレラ本社は「市民の救出」の名目でU.B.C.S.も大量に投入している。が、前述通りU.B.C.S.はあくまで使い捨て部隊だ。
U.S.S.の精鋭であるWolfpackの任務は極秘。こちらの目的は教えず、一方的に情報だけを求めることにする。

市庁舎からやってきたというニコライに現地の状況を聞くが、予想通りの悲惨なもので、U.B.C.S.は壊滅状態だという。
しかも「謎の特殊部隊」も派遣され、市庁舎で「なにか」を探しているらしい。
「お前たちの目的も、同じものかな?」
不敵に笑うニコライ。Wolfpackメンバーは不快感を示し、ニコライの殺害まで提案するが、この場はとりあえず放置し、別れた。

市庁舎に辿り着く。そこにはSPEC OPSの影があった。ニコライの言っていた謎の特殊部隊とは彼らのことだった。
大災害発生を察知した米国政府は、大規模にSPEC OPSを投入している。
彼らの任務もまた「市民の救出」だが、それは言い換えれば「アンブレラを告発するための証人保護」である。
そしてそれと同時に、ラクーンシティ内の各所を探索し、アンブレラの犯罪行為の証拠を収集する任務も平行して行なっている。
アンブレラと米国政府は癒着関係にある。しかし決して蜜月関係ではない。政府はこれを機にアンブレラを潰すつもりであった。
SPEC OPSはアンブレラの人間を敵とみなし、排除してくる。もちろん、こちらも同様だ。遭遇は即交戦を意味する。

Wolfpack、SPEC OPS、ゾンビ。三つ巴の戦いになりながらも、Wolfpackは市庁舎のセキリュティルームへと侵入する。
サーバールームのロック解除のために入った部屋だったが、そこで偶然、とあるものを目撃する。
それは、数時間前の防犯カメラの映像。部隊の仲間の足を撃ち、閉じ込め、ゾンビに食わせて一人で逃げるニコライが映っていた。

サーバールームでサーバーを破壊、記録室で各種資料を焼却。市庁舎にある証拠はすべて消去が完了した。あとは脱出するのみ。
……しかしその行く手に、ニコライが立ちふさがった。
なぜ自分の部隊の仲間を殺したのか問い詰めるWolfpack。ニコライは高笑いで答える。
「ハハハ! ヤツらはすばらしい結果を残してくれたぜ! そしてお前たちもな!」
ニコライはWolfpackへと発砲、さらにこの街で突然変異で誕生した新たなクリーチャー「リッカー」を誘き寄せてけしかける。

ニコライの仕掛けた罠で、市庁舎は炎上するも、Wolfpackの面々は辛くも脱出に成功する。
しかし、報告に対するU.S.S.司令部の反応は冷たい。
「脱出したいなら、うまくやることだ。すべてを引き起こしたのは、お前らなのだからな……」

58 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 05:42:59.03 ID:BQJJWlKT0
3rd mission : LIGHT OUT(遮断)

次なる任務は、発電所の破壊。これで生存者の連絡や脱出は極めて困難になり、「殲滅」も容易になるはずだ。
発電機の破壊に使う電磁パルス発生装置【EMP】を送るとのことなので、ヘリとの合流地点となる病院の屋上まで移動を開始する。

病院内部に侵入。しかし、またしてもニコライの仕掛けた罠が行く手を阻んだ。
「私のクライアントは君たちに計画を邪魔されることを望んではいない。ちょっとしたオモチャを用意した、存分に楽しんでもらいたい」
どうやって用意したのか、大量のゾンビがわらわらと出現する。中には、頭部に爆弾を仕込まれたゾンビも混じっていた。
さらに進むと、リッカーも登場。またいたるところにレーザー感知式の地雷も仕掛けられていた。

なんだかんだで突破して、病院の屋上にようやく到達。U.S.S.のヘリコプターがまっすぐにこちらに飛んでくるのが見えた。
しかしヘリはパイロットを狙撃され、墜落。屋上ヘリポートも、爆弾によって崩落した。またしてもニコライの妨害だ。
病院は瞬く間に炎に包まれ、表玄関からは出られない。病院の「裏口」、霊安室の搬出口から脱出を試みるWolfpack。
その道中にはゾンビだけでなく、なんとB.O.W.MA-121、通称「ハンター」まで放たれていた。周到かつ豪華な罠に苦戦しつつ、脱出する。

外に出たが、一息つく間もなく、任務は続行である。Wolfpackはそのまま、ヘリが墜ちた公園に向かう。
道中でSPEC OPSがゾンビの群れと交戦しているので両方とも蹴散らし、公園内部へ侵入、調査を行なう。

散らばったEMPを回収してまわるが、公園内のゾンビは今までと違い、異常な強暴さと素早さで行動するものばかりだ。
これは、ゾンビが一定のダメージと時間とで活性化されて変化した状態で、特徴的な体色から「クリムゾンヘッド」と呼ばれている。
(余談だが、バイオ1リメイクでは「死体を高温に晒すことでクリムゾン化を防げる」という設定だったはずだが、
今作では燃えてダメージを受けたゾンビがクリムゾン化することが多々あり、設定厨としてはアンニュイな気分になる。)

3つあるはずのEMPのうち、2つを回収したところで、無線連絡が入った。その発信主は、なんと、ニコライ。
残り1つのEMPは彼が既に回収しているらしい。任務達成のためには、ニコライを追って罠の中に飛び込むしかない。
時計塔へと向かい、狙撃銃を構えて待ち構えていたニコライと直接戦闘を行なった。

59 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 05:43:55.39 ID:BQJJWlKT0
「愚かなお前たちは、まだ何も分かってないようだな!? 俺が一人でこれだけのことをシテいると思っていたのか!?」
「どうやって先回りしていたと思う? 俺のクライアントがお前たちの通信チャンネルを教えてくれたよ!」
「俺は『監視員』としてお前たちの戦闘データを収集していた。よく手伝ってくれた、最高のデータだ!」

(バイオ3では無口でシブい男だったはずだが)饒舌にまくしたてるニコライ。
Wolfpackの面々は知る由もないが、U.B.C.S.の中でもごく少数の者たちは、「監視員」という特殊な役割を与えられている。
彼らの任務は、この街での出来事を「大規模な生体実験」として観測し、記録することである。
その中でニコライは、部下のU.B.C.S.兵を積極的に生け贄とすることで、より特殊かつ貴重なデータを収集していたのだ。

相応に手ごわく苦戦を強いられたが、戦況不利と見てかニコライは撤退した。
それと同時に、司令部からも、任務はニコライ殺害ではない、と念を押されてしまった。
追跡は諦めることにして、ニコライが残していった罠の中からEMPを回収。道中SPEC OPSを蹴散らしつつ、発電所に向かう。

発電所で、発電機の出力をあえて上昇させたところでEMPを動作させて吹っ飛ばす作業を開始する。
ひとつずつ作業を進めていく最中、そのたびにSPEC OPSの増援が湧いたり、ニコライがちょっかいを出してきたり、
隙間からゾンビが這い出てきたりするが、なんとか振り切って設置を完了、作動させる。
街中にわずかに残っていた明かりが消えていく。暗闇に乗じて、Wolfpackは離脱した。

60 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 07:31:25.57 ID:BQJJWlKT0
4th mission : GONE ROGUE(凶化)

間をおかずに指令が下った。ラクーンシティに実験的に投下されたB.O.W.「ネメシス」が、損傷を受けて制御不能になったらしい。
ネメシスとは、B.O.W.「タイラント」に「Ne-αパラサイト」を寄生させることで、強化しつつ安定性を向上させた試作品である。
幸い、付近の研究所にネメシス失敗作が1体存在する。その個体からNe-αパラサイトを回収し、ネメシスを発見して投与すればよい。
非常に危険な任務だが、Wolfpackは誰も恐れを見せなかった。それどころか、狂気の生体実験に興奮を覚えた者さえもいた。

例のごとくSPEC OPSやゾンビと交戦しつつ、市街地から墓地へと抜け、アンブレラの倉庫を通り抜け、廃工場内へ潜入。
工場内で暴走したネメシスを発見。片腕にくくりつけたガトリングガンを振り回し、SPEC OPSを圧倒していた。
Wolfpack一行は今のところはそれを無視して、セキュリティコードを解除し、工場地下に隠されたアンブレラ研究施設へと進んでいく。

この施設は、完成したB.O.W.にパラサイトを注入、簡単な指令をプログラミングするための施設であるらしい。
そのためパラサイト関連のサンプルが大量に保管されていたようで、計画が破棄されたはずの「Ne-β」がワラワラと存在していた。
このパラサイトは単体での活動も可能で、またゾンビの後頭部にしがみつくような形で寄生して性能を全般に高める能力を持っている。
ゾンビだけを倒しても、虫だけで襲ってくるし、また他にゾンビがいればそちらへと移る。対処が非常に面倒な、危険なB.O.W.だ。

それらをかきわけて最下層へ。スタンバイ状態のタイラントが、レーザー檻の中に閉じ込められているのが見えた。
ブレーカーを落としてレーザーを解除し、タイラントに注射針を突き刺してパラサイトを回収。次はとりあえずこの施設からの脱出だ。
しかし案の定というか、脱出に手間取っているうちにタイラントが目覚め、追いかけてきた。
不意を衝かれたメンバーの一人が、頭を掴まれ持ち上げられる。握り潰されそうになるが、タイラントの顔を撃って何とか難を逃れた。
戦ってタイラントを排除すべきか、それともひたすら逃げの一手か? Wolfpackの面々は決断を迫られる。

何とか施設から脱出し、廃工場へ戻ったWolfpack。ネメシスが元気にガトリングガンをぶっぱなしているのが見える。
「S.T.A.R.S.メンバーの殺害」が唯一の命令であったはずだが、SPEC OPS相手に油を売っているのは、制御を失っているせいだろう。
Wolfpackにもかまわず発砲してくる。とりあえず多少ダメージを与えて弱らせて、それからパラサイトを注入する必要があるようだ。

ゾンビやらSPEC OPSやらが乱入してくる中、手強い相手であったが、なんとか弱らせて注入に成功。
倒れこんだネメシスはしばらくして起き上がり、傍にあったロケットランチャーを拾い上げ「すたぁぁぁず!!」と呻き、闇に消えた。

61 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 07:32:00.30 ID:BQJJWlKT0
5th mission : EXPENDABLE(消耗品)

Wolfpackの暗躍により、この地獄の街から、それを生み出した巨悪の証拠が、少しずつ確実に消えていく。
万事は順調に進んでいた。上層部は作戦完遂を認め、Wolfpackを脱出させるヘリの派遣を決定した。
U.S.S.司令部から最後のミッションが下される。「警察署に潜入し、証拠を抹消せよ」。

アンブレラがラクーンシティで違法な陰謀をやりたい放題できたのは、R.P.D.(ラクーン市警察)を抱き込んでいたからである。
ワンマン署長のブライアン・アイアンズは、アンブレラ関連の事件を握り潰すのと引き換えに、さまざまな特権を得ていた。
だが署長は腐ってはいるが賢い男だ。アンブレラの悪行に関して、いざと言うときのために情報を集めてあるらしい。
それで強請りをかけてくるかもしれないし、司法の裁きの場がくれば、罪を逃れるためにすべて吐き出す可能性もある。
署長の集めていた情報の抹消と、それに接触した可能性のある生き残り警官の殲滅。それで警察署の証拠隠滅は完了だ。

屋上から警察署に潜入、署長室にある書類を焼き捨て、ホールへと抜け、非常ハシゴで降りて、正面玄関から堂々と出て行く。
警察署内には、生存者の気配がまるでない。Wolfpackがやるまでもなく、署長や警官はゾンビらに皆殺しにされたのだろう。
すべての任務は終わった。ようやくこの地獄の街から出られる。迎えのヘリのライトがまぶしい……。

……しかし、静寂を破って一台のパトカーがやってきて、大事故を起こすことで、すべては暗転する。

運転手は、就任初日だというのに見事に遅刻した新人警官――レオン・S・ケネディ。
同乗者は、連絡がつかなくなった兄を探しに来た女子大生――クレア・レッドフィールド。

ヘリはWolfpackを乗せることなく、空へと去った。司令部から連絡が入る。「生存者の始末が最優先だ」。
新人警官を追いかけるWolfpack。しかし途中、リッカーの群れに邪魔され、見失ってしまった。

「警官を見失った!? ふざけるな!! ……上層部はもう我慢の限界だ。“プランB”に進む」
U.S.S.司令部は激昂して言い放ち、通信を無慈悲に切った。その言葉に悪い予感を覚えるWolfpackだが、任務を続行する。

先に進もうとすると、アンブレラのヘリコプター部隊が見えた。ぶらさげていた円筒形のものを、次々と投下する。
地面に突き立った金属カプセルがゆっくりと開くと、中から出てきたのは……B.O.W.「ハンター」。
ハンターは無差別殺戮兵器である。これを投下したということは、上層部はWolfpackごとすべてを殲滅するつもりか!

生き延びるため、アンブレラがラクーンシティに用意したセーフハウスを目指す一行。
SPEC OPS、ゾンビとクリムゾンヘッド、そしてハンター。まさに地獄の底のような様相だが、なんとか切り抜ける。
しかし、セーフハウス目前で、もっとも危険なB.O.W.に遭遇してしまう。……タイラントだ。
逃げ道はない。戦うしか、生き延びる道はない……。

62 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 07:32:48.78 ID:BQJJWlKT0
6th mission : REDEMPTION(償い)

……最後の通信が切れてから、10時間。Wolfpackの面々は、絶望的な状況をなんとか生き延びていた。
変わり果てた市民たちとアンブレラの投入したB.O.W.を次々と返り討ちにしてはいるが、疲労は溜まり、弾も乏しくなる一方。

Wolfpackリーダーの【ルポ】は、何度も繰り返し通信を試みる。時には脅迫めいたような言葉さえ使った。
「背に腹は代えられない我々は、御社のB.O.W.を何体も葬っている。我々を早急に避難させたほうが身のためだ。」
実際、彼らが撃破したクリーチャーの数は既に1000体を超え、増える一方であった。

……ついに、司令部から連絡が入った。
「お前たちの運命を決め付けたのは、早すぎたようだ……」
司令部は、脱出と引き換えに、ひとつ任務を提案した。「ウィリアム・バーキンの研究所に忍び込んだスパイを排除せよ」。
命令に従い研究所へ向かうWolfpack一同。しかし既に一度裏切られ、司令部への不信が広まっていた。

研究所内で、アジア系らしき女――エイダ・ウォンと遭遇。交戦するも逃走されたため、ひたすら追跡。
道中、侵入していたSPEC OPSとも遭遇し、ハンターとも出くわすが、すべて排除して進む。
以前のバーキン襲撃任務で殺害したU.B.C.S.兵がゾンビと化して待ち構えていたが、それも排除して進んでいく。

突然、警備システムから警告音声が流れ出す。
「……自爆シーケンスが作動しました。総員、速やかに退避してください。……繰り返します。自爆シーケンスが……」
なにが起こったのか、確認するためにセキュリティセンターへ向かい、監視モニターを操作した。

……警官がタイラントと戦い、溶鉱炉の下へと落下させる……
……警官が倒れた女を抱き寄せるが、女は力尽きたように崩れ落ちる……
……警官は女を残して――少しだけ立ち止まり、振り向いて――走り去っていく……
(どういう場面か気になる方は、バイオ2のレオン裏シナリオをプレイ推奨のこと)

「あの警官の身元が分かった。レオン・S・ケネディだ。ヤツは機密エリアに侵入、秘匿情報を手に入れた可能性が高い……」
「なんでこんな状況になる!? お前らがあの警官を逃がしたせいで、ヤツは我々の施設で暴れまわっている!」
「あいつらを殺せ! 殺せ!! ヤツらはパワールームにいる、行け!!」

司令部が激昂して叫ぶ。理不尽な怒りだが、命令には従うWolfpack。しかしパワールームには、レオンの姿もエイダの死体もない。
自爆の時間が迫っている。しかも、レオンが溶鉱炉に落としたタイラントが突然変異を遂げて復活し、よじ登ってきた。
どう考えても限界だ。撤退を提案するWolfpackに、司令部は許可を出した。整備用プラットフォーム(リフト)で脱出を開始する。

しかし、スーパータイラントは完全に暴走、破壊衝動の赴くままWolfpackを襲う。なんと斜面をよじ登り、リフトに追いついてきた。
弱点らしき右胸の心臓を狙い撃ち、落とすが、再びよじ登ってくる。2度リフトから落とし、なんとか逃げ切ることに成功する。

Wolfpackは、レオンの追跡続行を申し出る。そのための支援が欲しいと願い出た。
司令部はそれに許可を与えた。しかし、最後に冷たく一言付け足すことを忘れない。
「……お前たちにとっては、これが最後の望みだと知れ……」

63 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 07:33:28.84 ID:BQJJWlKT0
Final mission : END OF THE LINE(終着点)

最優先ターゲット、レオン・S・ケネディの居場所が分かった。
他の生存者2名(クレアとシェリー)と共に、貨物列車の集積所におり、政府関係者に救難信号を発信している。

機密情報に接触したレオンおよびクレアは、確実に抹殺する必要がある。
また、シェリー・バーキンはG-ウィルスに感染し、さらにワクチンを投与されたそうだ。
Gのサンプルは研究所と共に消失してしまった。シェリーは極めて重要な生体サンプルである。なんとしても確保したい。

指令を了解するWolfpack。しかし、彼らももうアンブレラを信じてはいない。指令に従いはするが、裏をかくプランが必要だ。

ゾンビを掻き分け、突破する。レオンとクレアを見つけた。しかし彼らは、準備万端整えて待ち構えていた。
いたるところに地雷。レオンはスナイパーライフル、クレアはグレネードランチャーで完全武装していた。
「お前らアンブレラの手の者か? それなら心おきなく戦えるな! これがアンブレラへのメッセージだ!」

しかし、ゾンビやSPEC OPSも入り乱れた戦闘を制したのは、Wolfpackだった。
レオンを殴り倒し、銃を突きつけ、シェリーを連れてくるように脅す。

「クレア! シェリーを連れて逃げろ!」
「ダメよレオン、できない! やめて! 従うから、危害を加えないで!」
「……なぜこんなことをする? アンブレラのため? 金? ……お前たちのためになるのか?」

レオンがもらした一言は、図らずも本質を言い当てていた。
自分たちのため、生き延びるためにはどうすればいいのか。

アンブレラの命令に従うべきなのか。
アンブレラに歯向かい、戦うべきなのか。

隊の意見は、二つに割れた。命を預けあった仲間同士での、最後の殺し合いが始まる。


64 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 07:34:07.10 ID:BQJJWlKT0
【レオンを処刑する】

アンブレラの命令に従うこと。それが生き延びるために最も必要なことだ。レオンを殺し、バーキンの娘を確保する。
何を血迷ったのか、レオンを守ると言い出したメンバーもいたが、裏切り者も同罪だ。同時に始末する。

レオンの死体を見下ろしながら、司令部に連絡を入れる。
「よろしい。ミッションを完了し、娘を連れて来い」
司令部が満足そうに言う。メンバーのひとりが、クレアに銃口を突きつけた。
「クレア、行きたくない!」
「おねがい、やめて!」
懇願の言葉。耳には入るが、心には通じない。一発、銃声が響いた。……任務、完了。




【レオンを守る】

アンブレラはもはや信用できない。レオンやシェリーは、裏を返せば切り札となりえる存在だ。始末するのは惜しい。
賛同を得られないメンバーと戦うことになってしまったが、生き延びるためには仕方ない。躊躇せず、殺す。

ターゲットを確保したことを司令部に告げる。しかし、簡単には命令に従わない。交渉だ。3倍の報酬、即刻かつ確実な救出。
案の定、司令部は交渉などありえないと突っぱねてきた。やはり、我々のことも消すつもりだったのだろう。
ならば、契約は解消だ。命令に従う義理はない。警官も女も殺さない。娘も、彼らに預けたままにする。せいぜい困るがいい。

司令部は最後に捨て台詞を残した。「ならば、ラクーンシティごと息絶えろ」と。
街ごと消すつもりなのだろう。ならば、我々がすべきことはひとつ。自らの力で、この街を脱出することだ。
そしてその後は…… アンブレラに、思い知らせてやる必要がある。狼を裏切った代償は、高くつくということを。


65 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 08:32:46.73 ID:BQJJWlKT0
Echo6編

1st mission : EYE OF THE STORM(厄災の始点)

1998年9月下旬。ラクーンシティにて大規模な伝染病が発生。隔離のため、政府直属の特別部隊【SPEC OPS】が大量に配備された。
しかし、街の惨状は悪化の一途。政府に入る報告も混乱するばかりで、現在の状況がまるで掴めず、対処も遅れる一方であった。
事態を重く見た政府は、SPEC OPS特別選抜チーム【Echo 6】の派遣を決定する。

なによりまずは状況を把握する必要がある。現地の責任者と合流するため、警察署を目指して行動を開始するEcho 6。
荒れ果てた街を抜けていく道中、民間人に出会った。……しかし、様子がおかしい。生気のない顔。おぼつかない足取り。
心配して近づくと、急に襲い掛かってきた。身を守るため、やむなく発砲するEcho 6。
気づくと、似たような状態と化した市民に包囲されている。ゾンビと化した彼らは、Echo 6へと次々襲い掛かってきた。

いくら非常事態とはいえ民間人を射殺するのは本来許されない行為ではあるが、今回の事件はそんな常識が通じる次元ではない。
本部からも、作戦行動上いかなる対象に対しても発砲・射殺を行なう許可が与えられている、と繰り返し確認された。
自衛のため、および先へ進むため、ゾンビの群れを蹴散らすEcho 6。

先へと進み、放送局とおぼしき建物に差し掛かる。すると、こちらめがけて銃弾が飛んできた。
黒づくめの装備で身を固めた部隊が発砲してきているようだ。何者かは分からないが、敵とみなし、交戦を開始、鎮圧する。

本部に連絡を取り、援軍を要請する。位置を知らせるために施設の電源を入れるが、既に壊れているらしく、ライトが点かない。
やむなく代案として、ちょうど見つけた閃光弾を屋上で発射し、援軍を待つことに。
それを見たからか、戦闘で流れた血のにおいにひきつけられてか、クリムゾンヘッドが大量に襲来するも、援軍と共に撃退。
この施設の確保は援軍に任せることにして、Echo 6は再び警察署への移動を開始する。

警察署前に到着……すると、そこに逃げる一人の女性、それを追う異形の怪物が登場した。
怪物は「すたぁぁぁず!」とうめく。女性はEcho 6に逃げるように促し、自らも軽やかに逃走を開始した。

Echo 6の任務には生存者の保護も含まれる。女性を援護し、共に走るが、怪物に追いつかれ、袋小路に追いやられた。
すると女性は、近くのビルに組まれていた工事用の足場へ発砲、うまく壊し、屋上への道を作った。かなり戦い慣れている様子だ。

66 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 08:33:18.48 ID:BQJJWlKT0
ひとまずビルに逃げ込むことに成功。少し落ち着いたところで女性に素性を尋ねると、【ジル・バレンタイン】と名乗った。
彼女はラクーン市警察の精鋭部隊【S.T.A.R.S.】の一員であるという。
S.T.A.R.S.は約2ヶ月前に起こった、俗に「洋館事件」と言われる惨劇で、メンバーのほとんどを失ってしまった。
しかし生き残った者たちは、その事件の際に知ったアンブレラの裏の顔を告発すべく、精力的に調査を行なっている。
始末しそこなった邪魔者S.T.A.R.S.を今度こそ確実に排除すべく、アンブレラはあの怪物を作成、派遣したのであろう。

ジルによれば、生存者の発見は絶望的であるらしい。彼女とて警官としての正義感はあるが、もはやそういう状況ではない。
彼女は無事脱出することだけに目的を絞っていた。実際のところ、彼女には他人を助ける余裕はないのであろう。
Echo 6に、市庁舎にアンブレラ関連の証拠が残っているかもしれない、と告げると、さっさと一人で逃走してしまった。

先へ進むと、SPEC OPS部隊を発見。ゾンビの群れ、例の黒尽くめ部隊、そして先ほどの怪物……【ネメシス】と交戦している。
非常に不利な状況のようだ。見過ごせないので、屋上から援護し、ゾンビと黒尽くめ部隊を殲滅、ネメシスも追い払う。

……と思いきや、先に進むと、ガソリンスタンド前でネメシス(と黒尽くめ部隊とゾンビ)が待ち構えていた。
しかも、さきほどまでは素手だったのに、どこから調達したのか、巨大なガトリングガンを装備している。
非常に生命力が高く、しかも火力まで備えた凶悪な相手だが、なんとか沈黙させることには成功した。

本部に連絡を取る。謎の黒尽くめ部隊が、アンブレラの派遣した私設軍隊【U.S.S.】であることが確認された。
疑惑は確信へと変わる。今回のこの街の惨状の裏には、間違いなく、アンブレラの黒い陰謀が関わっている。
その証拠を掴むため、Echo 6は市庁舎へと向かうことにする。

67 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 08:33:52.25 ID:BQJJWlKT0
2nd mission : BY THE TRAIL OF OUR DEAD(全ての爪跡)

SPEC OPS各部隊の報告で、アンブレラがラクーンシティ各所で生物兵器を製造していたことが確認された。
しかし情報は断片的なものばかりである。アンブレラを叩くには、それらすべてを繋ぐ、根源的で決定的な情報が必要だった。
製造施設建設には、都市開発計画との関連が不可欠である。とすれば、市庁舎に情報があるだろう。Echo 6に探索命令が下る。

とはいえとりあえず、行動の前にまずはセーフゾーンを建設する必要がある。他のSPEC OPS部隊と協力してバリケードを設置。
今後、ここがSPEC OPS各隊の活動拠点になると同時に、発見した生存者を誘導するキャンプにもなることだろう。

そのとき、近くで銃声が響いた。生存者がいるらしい。貴重な情報源だ。Echo 6はゾンビを蹴散らし、彼を保護する。
彼は【カルロス】と名乗った。市民の救助に来た部隊の一員だが、市庁舎で仲間とはぐれてしまったらしい。
彼が言うには、彼の部隊は、謎の武装集団が市庁舎に爆弾を仕掛けていたという情報をキャッチし、そこに向かったという。
おそらくその集団は、証拠隠滅を図るU.S.S.だろう。やらせるわけにはいかない。Echo 6は、市庁舎へと向かった。

市庁舎に到着。案の定、黒尽くめのU.S.S.が展開していた。防衛線を突破し、市庁舎へと侵入、記録室へ向かう。
既にいくつかの書類が燃やされた後だった。だが始末しきれていない証拠が残っているはず。市庁舎爆破は阻止せねば。
待ち伏せているU.S.S.兵と交戦しつつ、爆弾を解除して回る。
(にしても、爆弾にアンブレラのロゴがついており、証拠隠滅したのが誰かバレバレなのはどうなのか。)

すると、U.S.S.兵の中に、装備の色が違う兵士が登場した。おそらくは隊長クラスの特別な兵士なのだろう。
事実、一般兵より高い身体能力を持っている。交戦したが、トドメをさす前に撤退されてしまった。

3つ目の爆弾を発見したところで、新種のクリーチャー(リッカー)に襲われる。なんとか撃破し、爆弾を解除。

市庁舎の爆破は阻止した。次は記録室へ戻り、始末されそこなった証拠を見つける作業だ。
記録室にはU.S.S.兵がいた。証拠を処理される前にすばやく蹴散らすと、ひとつの図面を見つける。
どうやら未知のアンブレラ施設のようだ。……次に向かうべき場所が、決まった。


68 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 08:34:42.78 ID:BQJJWlKT0
3rd mission : I NOW KNOW WHY YOU CRY(追う者)

アンブレラの地下施設へ進入するには、下水道を通る必要があるらしい。
ラクーンシティの公共施設とアンブレラの違法な秘密施設とが繋がっているという事実が、この街の実体を物語っている。
より確かな証拠を掴むため、Echo 6は地下施設を目指す。

例のごとく、ゾンビを蹴散らしながら路地を進む。すると、ヘリコプターのローター音が聞こえてきた。
時計塔の近くにヘリコプターがホバリングしており、その近くに二人の男女……ジルとカルロスがいるのが見える。
……そこに、ロケットランチャーが打ち込まれ、ヘリは墜落、時計塔のまさに時計の部分へと突っ込み、塔ごと爆発炎上した。
ロケットランチャーの射手は、ネメシスだった。ジルとカルロスを始末すべく、塔から飛び降り、二人へと向かっていく。

現在のEcho 6の任務は、生存者の救出ではない。しかし、見知った顔を見捨てるのは仁義に反する。
Echo 6は迂回して救出に向かうことを要請。司令部も、一度は反対するが、再度要請すると許可をくれた。

到着すると、既にネメシスは倒れていた。だが、ジルもまた怪我を負い、意識を失っていた。
ネメシスが再び動き出す。ジルの介抱はカルロスに任せ、Echo 6はネメシスと交戦を開始した。
だがネメシスは不死身なのか、いくら撃っても弱るそぶりを見せない。こうなると、さすがのEcho 6も逃げるしか手がない。
ネメシスのロケットランチャーが、偶然障害物を破壊した。そこを通って、墓地を抜け、なんとか下水道へと逃げ込んだ。

だが、下水道も既にクリーチャーの温床。ゾンビやリッカーがうようよいる。さらにネメシスも追って入ってきた。
とにかく進んでいき、なんとか下水施設に偽装したアンブレラの施設らしきところに到着。
警備していたのか、証拠隠滅の最中か、U.S.S.が展開している。当然、即交戦である。

とにかく進んでいくと、とうとうネメシスに追いつかれた。どうやら今Echo 6がいるところは、鋳造所らしい。
銃弾では倒せない不死身の怪物とはいえ、ドロドロに溶けた鉄を浴びせればさすがにひとたまりもないだろう。
……しかし、溶鉄を浴びせても、ロケットランチャーこそ破壊できたが、ネメシスはまだ活動停止しない。恐ろしい生命力だ。
だが、繰り返すことで、なんとか倒した。殺せた気はしないが、少なくとも今はピクリとも動かない。

長い寄り道になってしまった。Echo 6は本来の任務である、地下施設への潜入を再開した。

69 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 09:12:21.42 ID:BQJJWlKT0
4th mission : NOTHING IS AS IT SEEMS(闇へ)

下水道へと侵入すると、U.S.S.部隊と遭遇。交戦しつつ進む。下水道内は非常に暗いので、U.S.S.から奪った照明弾が役立つ。
市民のゾンビだけでなく、黒尽くめのU.S.S.部隊のゾンビもうようよしている。この先の施設で、なにかがあったらしい。

恐ろしい鳴き声が響く。下水の奥に、なんとなく人型ではあるが、明らかに人間ではない異形の怪物がいるのが見えた。

警戒しつつ先に進むと、生存者と遭遇した。
彼女は【クレア・レッドフィールド】と名乗り、【シェリー・バーキン】という女の子を捜している、と言った。
Echo 6の目先の任務は生存者の救出ではないが、大きく見ればアンブレラの陰謀を暴く証拠を集めることが作戦目的である。
バーキンといえば、一週間前に政府に接触してきたきり音信不通となったアンブレラ社幹部の名が、【ウィリアム・バーキン】。
シェリーは彼の娘である。彼の居場所など、様々な貴重な情報を知っているかも。司令部は、彼女たちの保護も命令に加えた。

クレアと共に、研究施設へと向かうことになった。シェリー救出に焦るクレアがやたらと先行するので、護衛に苦労する。
下水道には、初見の生物兵器(Ne-βパラサイト)も出没している。やはりこの先に研究施設があるのは確実なようだ。

「シェリー!?」 なにかの気配に気づいて、クレアが呼んだ。
「しぃぃえぇぇ……りぃぃぃぃ!」 同じセリフを、低くうなる声が繰り返す。
「……誰の声?」 疑問に思い、声のほうへ向かったクレアは、下水の壁を破って飛び出してきた怪物に吹っ飛ばされた。
右腕が醜く肥大化し、右肩には巨大な眼球がついた怪物が、鉄パイプ(というより鉄柱か)を振り回し、暴れまわっている。
襲われているクレアを救出し、共に逃走。逃げ切って、なんとか研究施設へと辿り着いた。

研究所内で、クレアは出口の確保、Echo 6はシェリーの捜索と、二手に分かれて行動をとることにした。
リッカーの群れなどをかき分けて進むと、シェリーを発見。暗闇の中で立ち往生し、泣きべそをかいていた。
クレアの頼みで保護しにきたことを伝えるEcho 6。暗闇が怖いというシェリーのために、照明弾で道を作って誘導してやる。

あと少しで合流できそう、というところで、体表の色が独特な新種のハンター、「エリートハンター」が出現した。
シェリーは今のところ密室におり、安全だ。ハンターを一匹残らず殲滅し、安全を確保してから、合流する。


70 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 09:12:55.65 ID:BQJJWlKT0
ロックして先に進めないことを話すと、シェリーは「私、どうすればいいか知ってる」と言った。
彼女は研究所内を自由に歩き回れるカードキーを持っていた。どうやら、「お母さんからもらった」らしい。
(バイオ2クレア編で語られることだが、母親のアネットもアンブレラの研究員で、ウィリアムのパートナーである。
娘に対して、カードキーを渡すと同時に「街は危険だから、研究所に避難しろ」と伝えていた。)
父親の所在を知っているか尋ねると、「知らないよ。知りたくない。……もう、前のお父さんじゃないから……」と答える。

先に進むが、まだ幼いシェリーの安全のため、確実な護衛が必要だ。
Echo 6はフォーメーションを組み、ゾンビの群れが襲ってきたら一匹残らず確実に殲滅してから進むことにする。

時間はかかったが、下水道へと戻ってきた。そこへ、また例の怪物が、壁を破って登場した。
タイミングよく、近くのドアからクレアが登場する。「出口を見つけたわ、急いで!」
しかし、この怪物を放っておいたらまた追いつかれるだけだ。二人に逃げるよう促し、Echo 6は残って交戦することにする。

礼をいい、クレアはシェリーの手を引っ張る。シェリーはそれに従いつつも、Echo 6に向かって叫んだ。
「お父さんを、傷つけないで!」
そう、この怪物こそ、一週間前、瀕死となったバーキンが自身にG-ウィルスを投与して変異を遂げた【G-バーキン】である。
その事実を踏まえ、司令部は決断を下す。
「Echo 6、バーキンを殺せ! 彼は既に人間ではない!」

だが、銃弾が通じる相手ではない。例のごとく偶然にも焼却施設だったので、作動させ、火炎で焼き尽くすことにする。
焼かれたバーキンは、怒り狂ったのか、冷静に逃走を企てたのか、鉄柱を何度も足場に叩き付ける。足場が壊れ、落下した。

Echo 6は司令部に確認を取る。Gに関しては、現状は放置。クレアとシェリーの保護には、別の部隊を派遣するとのこと。
またも長い寄り道になってしまったが、Echo 6は再び研究施設へと向かい、証拠を集める任務を再開することになった。

71 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 09:13:27.54 ID:BQJJWlKT0
5th misson : ROOT OF ALL EVIL(悪の源)

さきほどバーキンと戦った焼却施設から研究施設までは意外と近かった。
突入し、コントロール・ルームへと向かう。例のごとく、暗闇を照明弾で照らして、ゾンビを蹴散らしていく。

メインルームでは、新入社員向けのガイダンスと思しき音声が再生されていた。
「アンブレラにようこそ! あなたがたの仕事は、我が社が誇る【T-ウィルス】を広範囲に渡って研究することです」
「この革命的なウィルスにより、クライアントが望むままの生物兵器の開発が可能となりました」
「さらには次世代ウイルス【G-ウィルス】も開発中です。抗生物質や原子爆弾を超える、科学的発展を社会にもたらすでしょう」
「G-ウィルスは人類を進化させるからです。私たちが人類をベストな形にカスタマイズすることも不可能ではありません!」

狂気的な音声を無視して、コンピューターを操作し、研究施設の全容を表示、司令部に送信する。

アンブレラと街との繋がりを示す証拠は入手した。任務は完了だが、ついでなのでこの施設でもう少し情報を探る。
今現在ラクーン・シティに流出しているのは、T-ウィルスであろう。より凶悪なG-ウィルスが蔓延すれば、今以上の地獄と化す。
最悪を超えた最悪が出現するのを防ぐためにも、G-ウィルスのサンプルを確保する必要がある。Echo 6は探索を開始した。

しかしアンブレラも黙ってはいない。U.S.S.部隊が登場、さらに施設防衛用銃撃システム【タレット】が作動した。
(タレットとは、中世の城などによくある、城壁に設置された小さい塔。戦争の際には、そこから援護射撃して城壁を防衛する。
転じて、現代の戦車や戦艦などの回転砲台などのこともタレットと表現する。まあ要するに、自動で撃ってくる砲台のこと。)
タレットの回りについている装置をすべて破壊するか、もしくは離れたところにある制御装置を探して停止させ、先へ進む。

先に進んでいくと、B.O.W.開発の中枢っぽいところに到着。コートを来た青白い肌の大男……タイラントが横たわっている。
そこのモニターには、今現在このタイラントにプログラミングされている命令の内容が映っていた。
なんと、その命令とは、「シェリー・バーキンを追跡・殺害し、G-ウィルスを回収せよ」。
シェリーが身に着けていたペンダントの中には、G-ウィルスのサンプルが隠されていたのである。
これで最優先事項は、シェリーの保護に決まった。他の部隊の援護を待たず、最も近くにいるEcho 6が急いで合流すべきだろう。

とはいえ、とりあえずこの研究施設とこのタイラントは放置しておくわけにはいかない。
まず、シェリーを追跡させるわけにはいかないので、タイラントへのプログラミングを強引に中断させる。
お約束通りというか、タイラントが起き上がる。が、攻撃目標は近くにいるEcho 6になっているようだ。まあ、成功と言っていい。

タイラントをあしらいつつ、基地のベースコンピューターをいじり、自爆装置を起動させる。研究所は炎に包まれていく。
湧き出るハンターやパラサイトを掻き分けて、Echo 6は脱出した。タイラントは始末しきれなかったが、爆発で消し飛ぶだろう。

……だが、その見込みは甘かった。炎に巻かれたパラサイトが、生き残るためタイラントへの寄生を試みたのだ。
タイラントの濃厚なT-ウィルスにより、パラサイトは瞬時に変異し、巨大化する。炎の中、新たな生命体が、産声を上げた……。

72 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 09:14:40.14 ID:BQJJWlKT0
6th mission : THE PLACES WE'RE MEANT TO DIE(死に場所)

SPEC OPSとU.S.S.の激闘は続いているが、地元の利と強力なB.O.W.の存在により、戦況はアンブレラ側有利へと傾いていた。
シェリーの保護に急ぎたいのはやまやまだが、この状況を打破し、ある程度の安全を確保せねばならない。
司令部は、アンブレラの前線基地となっている廃工場への突入作戦を立案。Echo 6をその中核と位置づけた。

病院から出発し、墓地を抜け、廃工場へと急ぐEcho 6。しかし道中、アンブレラのヘリが、B.O.W.「ハンター」を続々と投入する。
生存者の保護も主要任務である以上、ハンターを放置するわけにはいかない。遭遇ししだい、確実に始末する必要がある。

廃工場目前で、U.S.S.の構築した防衛線に遭遇。バリケードにタレットまで配備されていたが、SPEC OPS先発隊と協力して突破。

廃工場に侵入すると、U.S.S.の一員と思しき人物が録音した音声に出迎えられた。
ここは廃工場に偽装したアンブレラの施設であり、B.O.W.の再利用を行なう場所らしい。つまり、罠におびき寄せられた。
予想通り、待ち伏せていたタイラントに襲われる。それも1体や2体ではない。いくらEcho 6でも、この戦いは厳しい。

本部に応援を要請すると、開発段階の秘密兵器を空輸・投下してくれた。電磁誘導砲【パラケルススの魔剣】だ。
不死身の耐久力と再生力を持つB.O.W.であろうとも、粉々にできる威力を誇る。
自動でエネルギーをチャージし、タイラントめがけてどんどんぶっ放してくれる。心強い援護だ。

なんとか戦いを続けるEcho 6。だが、状況はさらに悪化した。どこから現れたのか、スーパータイラントも乱入してきたのだ。
さらには魔剣の砲撃で受けたダメージでリミッターが解除され、その場でスーパー化するタイラントまで現れる始末である。
しかし、Echo 6の奮戦と魔剣の威力のおかげで、なんとかすべてのタイラントを始末できた。

罠にハメられはしたものの、アンブレラ側にある程度以上の打撃を与えつつ、生還はできた。
前線基地を叩くという作戦そのものは失敗と言えるだろうが、怪我の功名でアンブレラの戦力をかなり削ることはできたであろう。

だが、休んでもいられない。現状、最優先で確保すべき人物……シェリーたちの居場所がつかめたのだ。


73 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 11:40:47.35 ID:BQJJWlKT0
Final mission : LONGEST YARD(残された希望)

レオン・ケネディと名乗る人物から救難信号を受信。クレアとシェリーと共に脱出を目指しているが、U.S.S.に包囲されたという。

U.S.S.部隊が、レオンらを包囲している。多勢に無勢、もはや絶体絶命か。
しかし、どこからか弾丸が飛来し、U.S.S.兵たちをなぎ倒していく。Echo 6の到着である。ギリギリ、間に合った。
遠距離から援護射撃し、U.S.S.を散らす。その隙に、レオンらは逃げることができた。

危機は脱出したが、合流できなければ安全とはいえない。レオンらのいる位置までは、U.S.S.の陣中を突破せねばならない。
一方、U.S.S.も必死だ。シェリーはアンブレラにとっても最優先目標である。続々と援軍が集まっており、総力戦の様相を呈してきた。

だが、ある地点を通過したところから、周囲が急激に静かになった。U.S.S.の気配がまるでしない。イヤな予感がする。

レオンの元に向かうが、合流目前の空き地にて、不穏な気配を感じる。地面から何かが這い出してきた。
それは、タイラントとパラサイトが融合して生まれた怪物だった。研究所から抜け出してここまで追いかけてきたらしい。

タイラントの上半身右半分がパラサイトに覆われるような形で融合し、さらに変異によって異常な巨大化を遂げていた。
パラサイト部分が巨大すぎて、タイラントの巨体が小さく思えるほどである。またタイラント左腕部分も異様な膨張をしている。
最初のうちこそタイラント部分が主導権を握っていたようで、足で歩いて行動し、パラサイトの節足は攻撃にのみ使っていたが、
攻撃を加えるうちに変異が進み、パラサイトがタイラントをどんどん侵食していき、節足動物のように行動しはじめる。
ついには、あの巨体ながら、地面を掘って瞬時に土中に潜り込むなどの離れ業まで披露しはじめた。
変異の最中であるせいか、B.O.W.にはたいてい存在する弱点のコア部分も、何度もさまざまな箇所に移動する。最大の強敵である。

長い戦いの末、ようやく変異体は沈黙した。救助のヘリが到着する。
しかし、そのヘリに乗ることになったのは、レオン、クレア、シェリーの3名だけであった。

ラクーンシティの地獄は、まだ終わってはいない。Echo 6の戦いは、まだ終わってはいないのだ……!

74 :BIOHAZARD ORC◆l1l6Ur354A:2012/07/22(日) 11:42:26.08 ID:BQJJWlKT0
ポイント
・当然ながら、パラレルワールドだと思っておくのが吉
(WolfpackシナリオとEcho6シナリオでも矛盾バリバリであり多重パラレルなので、深く考えないほうがいい)
・バイオ2とかバイオ3とかで見覚えのある光景がちらほら出てきて胸熱
・クリムゾンヘッド再登場で胸熱だが、大安売り感は否めない
・近年安売りされてたハンターが、速い・強い・硬いの三拍子そろった強敵になっていて胸熱
・ネメシスがガトリングガン装備(実写映画準拠)からロケットランチャー装備(バイオ3準拠)に変わるところが胸熱
・バーキン研究所(2終盤の舞台)のステージで、ハンターが出てきてイビーが出てこないのに少し泣く
・BOW投入方法がバイオ3当時の設定と矛盾アリ(ハンターは空輸でなく陸路)だけどカッコイイから許す

・署長の資料廃棄は命じたのに署長自身の暗殺を命じない司令部だけど、レオンを逃がしただけでブチ切れます(仕様です)

・バイオ3までの設定だと、アンブレラの最大の顧客は政府なので、政府軍も証拠隠滅を図ってた、という話だったはずだが、
Echo 6シナリオだとアンブレラの悪事を今回初めて知った純粋な正義の味方的口ぶりだったりして正直よくわからない
・核投下で街ごと37564にされる前にEcho 6はちゃんと脱出させてもらえたのかすごく心配



ネメシスの変遷

・投下、ジルを追跡(3序盤)(この時点で素手)
・道中でEcho 6とも遭遇(Echo1st)(ガトリングガン装備)
・やられて制御不能になり暴走するも修復される(Wolf4th)(ロケラン装備)
・ヘリを撃ち落として再びジルを襲撃(3中盤、Echo3rd)
・Echo 6へターゲット変更、襲撃も返り討ち(Echo3rd)
・ダメージにて暴走、変異開始(3終盤)





| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー