Red Dead Redemption

Red Dead Redemption

part64-13~27


13 :ゲーム好き名無しさん:2012/11/06(火) 00:51:09.95 ID:fl7Y7Vej0
レッドデッドリデンプションを予約していた者です。
グランドゼフトオートシリーズで有名なロックスタースタジオが作った
西部劇版グランドゼフトオートと言えるゲーム、
レッドデッドリデンプション行きます。
プレイしたのが随分前なのであいまいな部分も多いですがご容赦を。
【アメリカ編】
『登場人物』
(ジョン=マーストン)
主人公の凄腕ガンマン。以前は義賊的ギャング団に所属していたが、
後に足を洗い、家族を持って牧場を経営していた。
アメリカ政府の連邦捜査官に妻と息子を人質に取られ、
所属していたギャング団の主要メンバー達を抹殺する事を命令される。

(ビル=ウィリアムソン)
元ギャング団の一員でジョンの仲間だった男、
今ではフォート=マーサー砦に部下の無法者と共に住んでいる。
アメリカ編でジョンが追う人物。

(ボニー=マクファーレン)
ジョンの牧場とは別の牧場を経営する女性。
傷つき倒れているジョンを助けてくれた優しい女性であると同時に、
牧場を守るために果敢に危機に立ち向かう男勝りな面もある。

(リー=ジョンソン)
ボニーの牧場のすぐ近くにある町『アルマジロ』を守る保安官。
腕も立ち市民からも尊敬される立派な人物。

(ナイジェル=ウェスト=ディケンス)
小奇麗なスーツと帽子を身につけた詐欺師の老人。
屋台を兼ねる馬車で各地を回り、何にでも効果があると謳って
インチキ薬『エリクサー』を売っている。
自分の商売を神話や偉人を例えに出して自画自賛したり、
詐欺だと真っ向から言うと拗ねたかのように怒ったりする。
興奮するとチョコマカと動きながら話したりする仕草が
可愛く見えない事もない愛すべき詐欺じいさん。

(セス=ブライアー)
気の触れた墓荒らしの男。
「生きた人間より死体の方が優しくてあったかい」
と言い、死体と話したりダンスをしたりしている。
また、生きた人間との関係を持たないせいか
身だしなみに気を使わず、半年も風呂に入ってないとか。

(アイリッシュ)
ロクデナシのアイルランド人。
アイリッシュという名前自体がアイルランド人という意味であり
本名は不明。いつもくだらないことをしたり人を騙したりしてるが、
仲間思いの一面もある。また、武器の調達に長けている。

14 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:52:05.10 ID:fl7Y7Vej0
『シナリオ』
(オープニング)
時は、既にアメリカの東西を横断する鉄道が走り、
自動車すらも実用化され始めた西部開拓時代の末期。
アメリカ政府に妻子を人質に取られ
かつての仲間を殺すのを命令されたジョンは、
案内役と共にビルのいるフォート=マーサー砦へやってきた。
ジョンが外から呼びかけると、城壁の上にビルが現れる。
「お前を殺しに来たんじゃない、助けに来たんだ!話を聞いてくれ!」
「そんなの嘘だ!俺を舐めるなよ!?ふざけやがって!」
ビルはジョンをライフルで撃つとジョンが倒れたのを確認して
嘲りながら砦の中へ消えて行った。

ジョンが目を覚ますと、ベッドの上だった。
ボニーというジョンと別の牧場を経営する女性が
通りがかりに助けてくれたらしい。
感謝したジョンは、しばらくボニーの牧場の手伝いをすることで、
助けてくれた恩返しと、治療費の支払いをした。
その後ジョンは牧場を離れ、ビルを倒すために砦を攻略するべく、
情報集めと仲間集めを始めるのであった。

(リー=ジョンソンと共に平和を守る)
とりあえず、近くの町『アルマジロ』へ来たジョンは、
アルマジロを守る保安官リー=ジョンソンに会う。
ビルを倒すという目的を話すと、
リーも無法者ビルを殺す事を望んでいるようだった。
リーはビルを倒す手伝いをする代わりに
無法者との戦いアルマジロを守る手助けをするように持ちかけ、
ジョンはそれに応じ数多くの無法者を倒した。
ジョンの活躍に感心したリーは、ビルを倒す手伝いを約束してくれた。

(ナイジェルの詐欺のお手伝い)
アルマジロ近郊で横倒しになった馬車の中から
ナイジェルという老紳士の助けを呼ぶ声が聞こえたので、
ジョンはナイジェルをアルマジロの医者の所まで運んだ。

数日後ナイジェルはすっかり元気になったようで、
再び怪しげな薬を売りに行くつもりらしい。
ジョンはそんなインチキはやめろと止めようとするが、
逆にナイジェルに丸め込まれ、
インチキと知りつつ薬を売る手伝いをする羽目になった。

15 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:52:36.80 ID:fl7Y7Vej0
薬を売る村の手前で一旦別れ、
ナイジェルが薬の宣伝を売っている所に通りすがりを装って近づき
ナイジェルに「この人に薬の効果を試してもらいましょう」と薬を飲まされ、
飲んだジョンが薬とは無関係の元々の銃や喧嘩の腕前を披露して
薬が素晴らしいものだと見物客に見せつけるという、
古典的な詐欺商法だ。
遠くにある家の飾り物や放り投げた帽子を銃で穴だらけにした上に
インチキに決まってると怒ってきた男を殴り倒すのに成功した結果、
薬はその村で飛ぶように売れた。

後日別の村で同じように薬を売ろうとした際には、
「こいつが例のインチキ薬売りとその仲間か、ぶっ殺せ!」
と、集団に追いかけられ散々な目にあったりもした。

他にも馬車レースに挑戦したりしてナイジェルのために働いた後、
ジョンの目的を知ったナイジェルはその手助けをすることを約束した上に、
打倒ビルに役立つ人間を紹介してくれた。


(墓荒らしセスのお宝探し)
ナイジェルに言われた教会裏の墓地へ行くと、
みすぼらしい男が墓から死体を掘り返していた。
彼はセス=ブライアー。死体が大好きな基地外墓荒らしだ。
死体から取った宝の地図が仲間に盗まれたから取り返すのを手伝ってほしいと
セスに頼まれたジョンは、ビルと戦う時の手助けを条件に了承した。

セスの仲間は留置所に捕まっているようなので、
ジョンが馬泥棒をして保安官を引き付けてる間に、
セスが仲間の所へ行って宝の地図を受け取った。

地図に書いてある宝の元へ行こうとすると
宝の噂を聞きつけたトレジャーハンターの一団が二人を襲ってきたが
なんとか撃退し、宝の入った箱を見付ける。
だが、その中身はガラスの目玉だけだった。
「そんな、ガラスの目玉だなんて!死体なんてもうこりごりだ!」
「結果はともかく手伝いはしたんだ。今度は俺を手伝う番だからな」

(アイリッシュのガトリングガン)
ナイジェルに紹介された、
アイリッシュという武器の調達が得意な男を探していると、
馬小屋の中から争う声が聞こえた。
入ってみると一人の男が二人組に、銃を盗んだ事を責めながら殴られている。
殴られているのがアイリッシュだと知り助けてやった後に
強力な武器の調達を頼むと、とある小屋へ案内され、
この中に武器があるが中にいる悪者を排除する必要があると言われた。
仕方なく突入して敵を全滅させたが、中には何もない。
そしてアイリッシュもいつの間にかいなくなっていた。
どうやら、アイリッシュが敵を殺したいからと嘘をついたようだ。

16 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:53:09.18 ID:fl7Y7Vej0
また、数日後に会いに行くと修道女に絡んでいたので、
今度はアイリッシュを投げ飛ばして懲らしめ、修道女を助けた。
その後、性懲りもなく再びジョンを騙そうとするアイリッシュだった。

このロクデナシに愛想を尽かしかけながらも
強力な武器を手に入れる為にもう一度会いに行くと
今までにない真剣な表情で、仲間を助けてほしいと頼まれる。
行ってみると、本当に誰かが捕まって殴られているようだ。
ジョンが助けるため敵に挑むと、アイリッシュも果敢に戦う。
どうやらこの男も仲間を大事にする気概はあるらしい。
仲間を助ける事に成功した後、
アイリッシュはビルと戦うためのガトリングガンを用意することを
約束してくれた。

(フォート=マーサー砦攻略)
共に戦ってくれる保安官たち、奇襲の手助けをしてくれる詐欺師、
砦の内部に入り込み援護をしてくれる墓荒らし、
ロクデナシの用意してくれたガトリングガン、
それらと共にジョンはフォート=マーサー砦へ戻ってきた。
ナイジェルの馬車は薬の屋台としても使えるようにするために
開閉できる屋根があるので、まずはその中にジョンとガトリングガンを隠す。
そしてナイジェルは馬車で砦の見張りに、薬を売りに来たと話し、
砦の中に入れてもらう。
無法者の集まりである砦の面々は、一般市民と交流を持たないために
ナイジェルの悪い噂をまだ知らないのだろう。
「フォート=マーサー砦のみなさん!
このナイジェルのエリクサーは、万病予防・健康増進・五感発達・若返り、
なんでもありの素晴らしい薬です!では、ご覧ください!」
そう高らかに叫んで屋根を開けると
ガトリングガンを構えたジョンが姿を現し、
のんびり見物していた悪党共はあっという間に掃射され全滅した。
ガトリングガンで倒せる敵を全員倒した後、
砦の内部に残る敵を倒すため先へ進むと、
リーやその部下たちが共に戦ってくれた。
セスも、自ら戦ってるようには見えないが、
内部偵察などの援護をしてくれているのだろう。

17 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:53:40.90 ID:fl7Y7Vej0
(そしてメキシコへ)
こうしてビルの部下たちはあえなく壊滅したがビルは見つからない。
残った数人の部下たちにビルの居所を聞くと、
ビルは数日前に砦を出て、メキシコに向かったとの事だ。
ジョンはビルを追う為にメキシコへ向かうことにした。
幸いここはアメリカ最南端の地域、川を渡ればすぐメキシコだ。

アイリッシュもメキシコへ行くというので一緒に川を船で渡ろうとすると
アイリッシュを恨む一団に川の向こうから狙い打たれるという
散々な目にあったが、なんとか全滅させメキシコに到着する。
アイリッシュと別れの挨拶をして、
メキシコでのビル探しを始めるジョンだった。
その後、アイリッシュと会うことは二度と無かった。

後の新聞に、身元不明のアイルランド人が武器の暴発で死亡という記事が
掲載されるが、それがアイリッシュかどうかは分からない。


【メキシコ編】

『登場人物』
(ランドン=リケッツ)
ジョンが子供の頃からアメリカで伝説となっていた老ガンマン。
今ではメキシコで人を守るために戦っている。
真面目なだけでなくポーカーを嗜んだりもするカッコいい老兵。

(アジェンデ大佐)
メキシコ軍の大佐で、多数の革命軍や市民を血祭りにあげており恐れられている。

(デ=サンタ大尉)
アジェンデ大佐の部下だが、大佐と違って気さくな性格。
だが同時にメキシコ軍の任務には忠実である。

(アブラハム=レイエス)
メキシコ革命軍リーダー。人望と智謀を合わせ持つリーダーにふさわしい男。
ただし女性にはだらしなく、何人もの女性に婚約した気にさせておきながら
レイエス本人はそのつもりは無いようだ。

18 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:54:45.62 ID:fl7Y7Vej0
『シナリオ』
(伝説の老ガンマンとの共闘)
ジョンがメキシコ上陸後に近くの町に入ると、いきなりゴロツキに絡まれた。
帽子を奪ったり土下座を強要するので怒って撃ち殺すと、
それを見ていた老ガンマンがその腕前を褒めると共に、
ゴロツキとはいえ容赦なく殺した事を責めてきたりもきた。
この老人こそ、ジョンが子供の頃にあこがれていた伝説のガンマン、
ランドン=リケッツだったのだ。
彼に銃の稽古をつけてもらった後、リケッツと共に治安の悪い街を守った。
その後、リケッツはアメリカへと帰って行ったので、
ジョンもビルを探す旅を再開する事にした。

(メキシコ軍との共闘)
ビルを探すためにメキシコ軍と接触した方がいいと考えたジョンが
メキシコ軍本部を訪れると、デ=サンタという男が相手をした。
「貴様、メキシコ軍に人探しのお願いだと?」
「ああ、そうだが」
「メキシコ軍大尉たる私にそんな事を頼むとは…覚悟はできているんだろうな!?」
「………」
「………ククッ、ハッハッハッハァー!悪い悪い、冗談冗談!
ちょっとからかっただけだよ、驚いた?」
「まあ、周りの兵士に銃を突きつけられながらそんな事を言われるとな」
「悪かったよ、とりあえずテキーラ飲むかい?」
こんな感じでデ=サンタに歓迎されたジョンは、
ビルを探してもらうという条件でメキシコ軍と共に革命軍と戦い、
そのうちにデ=サンタの上司アジェンデ大佐とも面会できるようになった。
だがメキシコ軍と行動を共にしてもビルの情報がなかなか入ってこないので、
もう一方の軍、革命軍とも接触を図る事にした。

(革命軍との共闘)
革命軍の指導者レイエスに会うと、メキシコ軍と同様に
ビルを探すのと引き換えに革命の協力を頼まれたのでジョンは承諾し、
今度はメキシコ軍と戦うことにした。
そんな中、レイエスと婚約しているという女性の話を聞いたが
レイエスに聞いてみると、そんな覚えはないと言う。
しかも女性の名前を間違って覚えていた。
そんなある日、レイエスがメキシコ軍につかまり処刑されそうになるが、
その女性の捨て身の攻撃で、女性の死と引き換えにレイエスは助かった。
その時はレイエスも彼女の死を悼んだが、名前は間違って覚えたままだった。

19 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:56:02.84 ID:fl7Y7Vej0
(裏切り)
メキシコ軍と革命軍の両方でビルの情報を探していたある日、
デ=サンタからビルを捕まえて教会に監禁してあると聞かされる。
早速デ=サンタと共に教会へ行くが、人がいる様子は無い。
不思議に思っているといきなり後頭部を殴られ、
目を覚ますとロープで縛られた上に、デ=サンタに見下ろされていた。
実はビルとメキシコ軍は繋がっており、最初からジョンを利用した後
ビルのために殺すつもりだったようだ。
だが、処刑される前にレイエスが革命軍を引き連れて助けに来てくれた。
ジョンは脱出して銃を取り返すとデ=サンタを射殺した。

(革命の日)
そしてとうとう革命軍がメキシコ軍本部を総攻撃する日が来た。
ジョンも参加してメキシコ軍を蹴散らしとうとう本陣に辿り着く。
アジェンデ大佐とビルは本陣を捨てて逃げようとしたがそれを阻止する。
アジェンデ大佐とビルはそれぞれ、レイエスとジョンがとどめを刺した。
こうして革命は成功し、ジョンもビルの殺害に成功した。
ジョンはこれからのメキシコが良くなっていくことを祈りつつ、
レイエスと別れアメリカへ帰るのであった。
ちなみに数年後、メキシコの新しい指導者となっていたレイエスが
従わない民族を虐殺している事が新聞に書かれる。
アジェンデ大佐同様、冷酷な独裁者となってしまったのだ。

【連邦捜査局編】
『登場人物』
(エドガー=ロス)
連邦捜査局の一員で、ジョンの妻子を人質に取って
ジョンに昔の仲間の殺害を命令している張本人。
詳しい役職は分からないが、かなりの高齢である事と
多数の部下を引き連れている事からかなり上の人間のようだ。

(ハロルド=マクドーガル)
人類についての研究をしている学者。
インディアンに対する差別心を持っており(当時の白人の中では多数派だが)
上記の研究も白人とインディアンの遺伝子上の優劣についてという差別的な内容。
さらには薬物中毒だったり、自然や動物に対する敬意を払わなかったりと、
全体的にダメダメな男。

(ナスタス)
ハロルドの研究に従事しているインディアン。
ハロルドの差別発言に嫌な顔をしつつも
インディアンの地位向上のためにも黙々と従っている苦労人。

(ダッチ=リンデ)
ジョンが所属していた義賊的ギャング団のボスだった男。
つまり、ジョンが最後に倒すべき敵。
ビルよりもカリスマも智謀も段違いで、
今でも多くの部下と共に悪事を働いている。

20 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:56:43.96 ID:fl7Y7Vej0
『シナリオ』
(ダッチを追え)
アメリカへ戻ったジョンは、連邦捜査局のあるブラックウォーターという町へ行き、
エドガーにビルを殺したから家族を返せと求めた。
だがエドガーは、ギャング団のボスのダッチがまだだと家族を返すのを拒否する。
そんな時、ダッチが近くの廃船に潜んでいるという情報屋からの情報が入り、
エドガーの部下が運転する車に乗って共に廃船へ向かう。
だが廃船には誰もおらず、不思議に思いながら廃船の中を進んでいくと、
一番奥に例の情報屋が縛られていた。
縄を解き、その情報屋が「これは罠だ!」と言うと、
それと同時に船の外から多数の襲撃者が雪崩れ込んできた。
必死の思いで情報屋を担いで逃げるジョンだった。
その後も、ブラックウォーターの銀行をダッチが自ら出向いて襲ったりと、
大胆不敵な犯行を繰り返すダッチ。
ダッチが間近に迫ってきているのに結局逃げられ殺せなかったジョンに、
エドガーは、元の仲間だから殺せないのかと嫌味を言ってくるのであった。

(学者様とインディアン)
ブラックウォーターの町で知り合ったハロルドとナスタスと共に
インディアンの住む山まで行くことになったジョン。
通り道の近くでおとなしくしている熊を大した意味もなく撃ち殺すハロルドに
多少の怒りを持ちながらインディアンと接触すると、
インディアンが発砲してきてナスタスは殺されてしまった。
実はインディアン達はダッチと組んでいたのだ。
ジョンとハロルドは慌てて逃げ出しブラックウォーターへ帰った。
その後ハロルドはダッチやインディアンに狙われているので故郷へ帰ると言うので、
駅まで護衛してやることにした。
住んでた部屋を囲まれて屋根伝いに逃げるという危険な方法で何とか町を出て
駅に到着したハロルドは、ジョンにお礼を言うと汽車で故郷へ帰って行った。

ハロルドのその後だが、数年後の新聞に、ハロルドが何かの建物の屋根に上って
「ワインを寄越せ!」と叫んで暴れたという記事が掲載されていた。
薬物の影響か、インディアンの襲撃のトラウマのせいか、
インディアンを野蛮人だと蔑んでいたハロルド自身が野蛮人となってしまったのだ。

21 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 00:58:34.16 ID:fl7Y7Vej0
(ダッチの最期)
ハロルドとナスタスの命がけの行動のおかげで
ダッチがインディアンと共に雪山の居住区に住んでいると知ったエドガーは、
居住区への大規模な攻撃をする事を決定した。もちろんジョンも参加する。
居住区ではダッチが遮蔽物に守られた機銃の台座に座り弾を乱射してくるが、
台座の近くのたいまつを打って機銃の台座に着火させて機銃を使えなくすると
ダッチは山の上へ逃げて行った。
ジョンはそれを追い、とうとう山の上の方の崖に追い詰める。
「俺は、俺たちは時代に負けたんだ。もう俺たちの居場所はどこにも無い…」
そう言い残すと、ダッチは崖から飛び降り自決した。
ダッチも当初は理想を掲げて義賊的ギャング団を結成したのだが、
時代が変わり世間に認められなくなった事で狂ってしまったのだろう。
(時代がどうとかの詳しい話は分かりません。
アメリカの歴史の知識が必要なのだと思います。)
ジョンは山を下りてダッチの死体の元へ行った。
そこへエドガーが来ると、拳銃を寄越せと言ってきた。
もしや、用済みになった俺を殺すつもりか?とジョンが思ったかは知らないが、
ジョンは少しだけ迷ってから拳銃を渡した。
するとエドガーは、ダッチの死体に一発発射してから銃を返す。
「この方が報告書のウケがいいんだ」
そう言ってから引き揚げていくエドガーだった。
そんな理由で元仲間の死体を撃たれた事に対し複雑な心境だったが、
自分や家族の為にも耐えるジョン。
ともかくこれで仲間は全員始末した。家族も返してもらえるはずだ…

(これ以上書くと2chのシステムに「やはりあなたは書き込みすぎたようです、バイバイさるさん」とか言われて
しばらく書き込みできなくなるので、ここまでにします。
明日あたりに本編のラストまでと、追加シナリオのアンデッドナイトメアを書きます)

22 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 19:21:38.90 ID:fl7Y7Vej0
【家族との日常編】

『登場人物』
(アビゲイル=マーストン)
ジョンの妻。以前のギャング団の仲間の一人だった。
ギャング団の一員なだけあって気が強くしっかりもの。
料理の腕はイマイチだが、食べられないほどではない。

(ジャック=マーストン)
ジョンとアビゲイルの間にできた一人息子。
牧場の仕事を手伝える位の体力はあるが、銃やナイフ、射撃や狩り等には不慣れ。
そのかわり勉学面に優れ、本を読むのが好きなようだ。

(おじさん)
マーストンの牧場に以前から住んでいる老人。
あまり真面目に牧場の仕事をしない怠け者。
ジョンやジャックの血縁上の叔父ではなく、
年代が上の男性という意味での「おじさん」なのだと思われる。
もちろんちゃんとした名前もあるはずだが、
日常の会話はもちろん墓にすら「おじさん」としか書かれず、本名は不明。


『シナリオ』
(家族の帰還)
エドガーに家族を牧場に送り届けたと聞き、牧場へ帰ることにしたジョン。
到着すると、既に妻アビゲイルはジョンへ振る舞うための料理を作っていた。
「いなかった間に料理学校に通ったのよ」なんて冗談を言いながら、
相変わらずの腕前で料理をするアビゲイル。傍らには息子ジャックもいる。
こうして、以前の家族生活に戻ることができた。

(牧場主としての仕事)
帰ってきて家族とともに一夜を過ごした次の日の朝、
一番最初にジョンがやった事は、おじさんに怒る事だった。
ジョンや家族がいない間の牧場の手入れを任せていたのに、
ロクに手入れがされていないのだ。
怒られてもあまり反省しないおじさんを尻目に、
牛の放牧や野生の馬の捕獲、穀物貯蔵庫の掃除などの牧場の仕事を、
ボニーの牧場を手伝った頃を懐かしみながらこなすジョンだった。
そんなある日、当のボニーから手紙が来たのをアビゲイルが見つけた。
「私は文字は読めないけど、女性から手紙が来たのは分かるわ。どういうこと?」
と冗談っぽく言うアビゲイルに対して
「お前の思ってるような間柄じゃないさ、牛を何頭か売ってくれという頼みの返事さ。
せっかくだから彼女の牧場まで一緒に来たらどうだ?きっと気に入るぞ」
と同じく冗談っぽく笑いながら言うジョン。
二人で牧場に行くとボニーが出迎えてくれて、
アビゲイルとボニーは打ち解けてすっかり仲良しになった。

23 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 19:22:16.06 ID:fl7Y7Vej0
(親子関係の難しさ)
息子のジャックは、牧場の仕事をしっかり手伝う働き者ではあるが、
それ以外ではあまり体を動かさず本を読むのが好きで内向的な様子を見て、
男らしさも持ってほしいと思ったジョンは
「本は面白いか?狩りも面白いぞ。一緒に出掛けようか」
と、親子で馬に乗って狩りへ出かける事にした。
近くの雪山へ行き凶暴ではない動物を見付けると、
まずジョンがお手本として一発で仕留め、その肉や皮を綺麗に死体から取る。
ジャックも慎重に狙ってから引き金を引いて見事に獲物を仕留め、
不慣れなうえに動物の解体を怖がってもいたが、それでもなんとかやり遂げる。
帰る途中に交易所に寄って肉と皮を売り払い、これで狩りの一連の流れは終了。
ジャックはとても喜び、また行きたいと言うので、
一人で勝手に行かず俺と二人で行くんだぞと注意するジョンだった。

だが数日後、ジャックは勝手に狩りに出かけてしまった。
しかも狙う相手はグリズリー。弾丸を数発直撃させても簡単には死なない強敵だ。
その事をおじさんから聞いたジョンは
「なぜそれを聞いて黙って行かせた!もしジャックに何かあってみろ、
グリズリーに襲われた方がマシな目にあわせてやるからな!」
と怒鳴ると、ジャックの馬の足跡を追っていった。

雪山の頂上へ行くと、ジャックはグリズリーに追い詰められている所だった。
ジョンは素早く銃をグリズリーに向け、急所へ向けて弾を連射して仕留めた。
「まったく、これからしばらくは牧場の外へ出してやらないからな!
…それにしても、なんでこんな危険な事をしたんだ?」
「僕が強くて役に立つって父さんに思ってもらえれば、
もうどこにも行かないと思ったんだ!」
ジャックは政府に捕えられてる間に、父親が元ギャングだと言われたり、
ジャックがまだ小さいころに普通に話していた元仲間を
お父さんが殺しに行ったと言われたりして、
お父さんが何を考えているのか分からなくなり、
また別の理由でどこかへ行ってしまうのを恐れていたのだ。

「お前がそんな事で悩む必要は無いんだよ、俺はずっとお前と一緒にいるよ」
こうして、危ない目にあったものの親子の溝は埋まっていった。

(日常の終わり)
ある日、ジョンが家から出て牧場の仕事をしようとしていると
おじさんが、呆然とした表情で双眼鏡を渡してきた。
望遠鏡を覗くと、見えたのは完全武装で近づいてくる多数のアメリカ兵。
アメリカ政府はジョンの改心を信じていないのか、
悪党を殺すため元悪党の手を借りたという汚点の証拠を消したいのだろう。
どちらにしろ、迫りくる兵士の任務がジョンを殺す事なのは明らかだ。
「アビゲイルとジャックを呼ぶんだ!」
そう叫ぶとジョンは銃を手に取った。

24 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 19:22:53.70 ID:fl7Y7Vej0
ジョン一家とおじさんはたった四人で、
地の利や連携を生かして果敢に兵士を倒していったが、あまりに多勢に無勢すぎた。
数に物を言わせた攻撃により、とうとうおじさんが致命傷を受けて死んでしまった。
この数を相手に勝つのは不可能だが
今なら兵士が一箇所に集中しているので脱出できそうだと考えた三人は、
馬に乗って脱出するために馬小屋へ入った。
「まずはアビゲイルとジャックが一頭の馬に乗って逃げるんだ。
俺はそれを見届けてから逃げる。俺は必ず逃げた後、お前たちを見つける。
だから俺のことは考えず、自分たちの安全だけを考えて逃げるんだ。
アビゲイル、ジャック…愛してるよ」

アビゲイルとジャックが馬に乗って馬小屋の裏口から脱出したのを見届けると、
ジョンは馬には乗らずに、馬小屋の表の出入り口へ向かった。
表の戸を少しだけ開けてみると、多数の兵士が銃を構えているのが見える。
今なら、さっきジョンが言ったように裏口から馬に乗って逃げて、
二人を追うことも出来るだろう。だがジョンはそうしなかった。
ここで逃げてもいつかは殺されると諦めたのか、
ここで殺されればアビゲイルとジャックは政府に追われないと思ったのだろう。
ジョンは表口の戸を大きく開けて外に出て、銃を構える兵士たちの前に立った。
そして自慢の抜き打ちで数人の兵士を倒したが、そこまでだった。
残りの兵士に銃を連射され体を穴だらけにされたジョンは、
あえなく崩れ落ち、死んだ。
ジョンが動かなくなった後、エドガーが兵士たちの後ろから出てくると、
葉巻に火をつけて、ニヤニヤしながら一服すると帰っていった。
兵士たちの指揮はもちろん、ジョンを殺すことを決定したのも彼だろう。

逃げていたアビゲイルとジャックは、牧場からの多数の銃声を聞き、
ジョンが心配になり牧場へ戻った。
そこには兵士は既におらず、ジョンの死体だけが残っていた。
二人は最愛の夫・父を失った事を悲しみ、
翌日、牧場の片隅にジョンとおじさんの墓を作った。

(そして3年後)
3年後、雨風にのために古ぼったくなっていたジョンの墓の隣に、
真新しいアビゲイルの墓が出来ていた。
ジョンを失ったショックもあるのだろう、流行病で亡くなったのだ。
その墓の前には、母をも失い天涯孤独となったジャックがいた。
成長したジャックは3年前とは違い、
ガンマンの風格を漂わせる一人前の男となっていた。
銃の腕前も今なら父にも引けを取らないだろう。
父の遺品のガンマンの服が良く似合っている。
父・母・おじさんの墓にお参りをしたジャックは、
とある目的のためにブラック・ウォーターへ向かった。

25 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 19:24:02.95 ID:fl7Y7Vej0
ブラックウォーターの連邦捜査局の近くで、
連邦捜査局の一員と思われるスーツ姿の男を見かけたジャックは声をかけた。
「すいません、エドガー=ロスという方をご存知ですか?お届け物があるのですが」
「ああ、あの人か。会ったことは無いが、凄い人だったらしいな!
聞いた話によると少し前に、沢山の勲章を貰って引退したそうだ。
今では川のほとりの家で静かに暮らしているそうだよ」
「そうですか、ありがとうございました」
一般市民の多くはジョンを使い捨てにしたことを知らず、
多くの悪党を相手に戦い市民を守った立派な人物だと思っているのだろう。
それどころかジョンの事を知っても、悪党はそんな扱いをしてもいいと思い、
悪党同士を殺しあわせる見事な方法だと手放しで称賛する人もいるかも知れない。
それにエドガー=ロスの無法者に対しての冷酷なやり方は
市民を守る思いの裏返しなのかも知れない。
だが、ジャックは今からやることを止めるつもりは無かった。

言われた通りの場所へ行くと、小さな家の外の庭の庭で老婆がくつろいでいた。
「すいません、エドガー=ロスさんのご家族の方ですか?
実はエドガーさん宛ての手紙を預かってまして」
「あらやだ!主人はもう引退したのに、政府は死ぬまで働かせる気!?」
でも、それをあなたに言っても仕方ないわね、ごめんなさいね。
主人なら、この川の向こう岸で狩りをしているわよ」
「ご丁寧にありがとうございます」
エドガーは妻にとって良き夫なのだろう。ジャックも家族の大切さ、愛しさは良く分かる。
それでも、行動を中止するつもりは無い。

川の向こうに行くと一人の男がいたが、エドガーでは無かった。
「すいません、エドガー=ロスさんがこのあたりにいると聞いたのですが」
「ああ、兄貴の事か。兄貴ならこのまま川を下って行った所にいるよ。
兄貴は気が短いから怒らせるなよ」
「はい、ありがとうございました」
ジャックはお礼を言うと、エドガーの元へと行った。

エドガーは、3年前の時のような高級そうなスーツではなく庶民的な服を着て、
のんきに鳥を撃っていた。
「すいません、エドガー=ロスさんですか?」「そうだが、誰だ?」
「…ジョン=マーストンを知っているな?」
「…あの時の子供か!?良く覚えているぞ。変な事を考えるんじゃない、とっとと帰れ!」
「嫌だ!逃げるものか!」
その時エドガーは鳥を撃つための散弾銃を手に持っていたため
とにかく殺そうとするだけならば簡単だったのかもしれないが、
男の流儀にならい、拳銃での決闘に応じた。

互いに腰の拳銃に手をかけ、合図とともに腰から抜いて数発撃つ。
銃声がやむと、エドガーの体は崩れ落ち、川の中へ沈んで行った。
それを確認したジャックは無表情のままその場を後にする。
心の中にあるのは喜びか、悲しみか、それとも虚無感か、
その表情から読み取ることはできない…
END

26 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 19:24:47.58 ID:fl7Y7Vej0
【アンデッド・ナイトメア編】
これはいわゆる追加シナリオです。
本編の説明ではまだ死なないはずの人物が死んでしまったりと
矛盾している所もありますが、パラレルワールド的なものと考えて
割り切っていただけると助かります。

『シナリオ』
これは、ジョンが牧場に帰ってからエドガーに殺されるまでの間に、
もしかしたらあったかもしれない物語。
ある日家で過ごしていると、おじさんの様子がおかしかった。
ウーとかアアーとか呻きながらよろよろと歩き、
いきなりアビゲイルに噛みついたのだ。
理性を失い家族を襲うおじさんをやむを得ず射殺すると、
今度はアビゲイルがさっきのおじさんみたいに理性を失い、
ジャックに噛みついた。するとジャックも同じく変になってしまった。
まだ西部開拓時代末期ゆえにゾンビというものを知らないジョンだったが、
家族がおかしくなり、それが伝染する事には気づいたジョンは、
二人を縛り上げて部屋に監禁して食料を置くと
「俺が治し方を探してくるまでおとなしくしてるんだぞ」
と言って旅に出た。

このゾンビ化現象はアメリカとメキシコの各地で起きており、
弾薬の需要が跳ね上がったり生産や運搬といった経済活動が崩壊したせいか
弾薬を購入できず困難な旅となったが、松明での火炎打撃攻撃や教会の聖水、
ディケンス謹製の、ゾンビの死体を弾丸とするラッパ銃やゾンビ寄せ薬、
リケッツが発案したゾンビ寄せ薬付きダイナマイト等を使って
各地のゾンビ騒ぎを解決しながら情報を集めていったジョンは、
最終的にレイエスのいる、メキシコ軍の本部だった建物に辿り着く。
そこではレイエスがゾンビとなって女性を襲っていたので
レイエスを撃ち殺すと、その女性が今回の騒ぎの原因を教えてくれた。
レイエスが地下遺跡から自らの威光のために仮面を持ち出したせいで
古代の封印が解かれてゾンビ現象が広まったという事らしい。
その女性に頼まれて地下遺跡へ行きゾンビの猛攻を退け、
最深部に仮面を元通りに安置する。
特に変わった事は起きないが、これでゾンビ騒ぎが納まるらしい。
女性はありがとうとお礼を言った後、いつの間にか姿を消していた。
彼女は古代遺跡を守る霊か何かだったのかも知れない。

27 :レッドデッドリデンプション:2012/11/06(火) 19:25:46.55 ID:fl7Y7Vej0
ジョンが家に帰ると、アビゲイルとジャックは元に戻っていた。
こうしてジョンは平和を取り戻すことができたのだ。
だがその平和も長くは続かなかった。
数日後、墓荒らしのセスが地下遺跡へ忍び込み、あの仮面を盗んでしまい、
そのせいで再びアメリカ・メキシコ全土にゾンビが溢れる事になった。
(ちなみにセスから仮面を取り戻す事はできません。
シナリオクリア後もゾンビが存在し続けたままゲームを続けられる事の
理由づけみたいなものです)

それからさらに数日後、ジョンは手作りの墓の下で眠っていた。
パラレルワールド的な様子を見せたこの世界でも、
エドガーによって殺されたことには変わりないのだろう。
当然ながら墓も、その下で眠るジョンも、微動だにせずに静寂を保っている…
と思いきや、いきなり墓の下からジョンが地面を突き破って地上に出てきた!
そう、彼もまたゾンビとなったのだ。
だが、ただのゾンビではない。教会でもらった聖水を一緒に埋葬されたせいか、
人の心を保ったままゾンビとなったのだ。
ジョンが時折発するうめき声やよろめいた動作はゾンビそのものだが、
銃を使いこなしたり馬に乗ったりする知性のある行動を取れるので
人間にゾンビだからと攻撃されることは無いはずだ。
ジョンは平和を取り戻して安心して眠るためにも、
戦いの中へ自ら身を投じるのであった…

END

以上です。例によってここでは紹介しなかったサブシナリオも沢山あり、
西部劇時代ならではの世界観をたっぷりと味わえます。

最終更新:2013年01月02日 02:32