ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー

ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー

part64-84~86,88


84 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18:18:12.32 ID:rsB7aeBw0
新作『ブレイブリーデフォルト Flying Fairy』を投下します。
後半、本筋の流れがわりと込み入ってくるため、
サブシナリオや各キャラの細かいドラマは削って芯の部分だけをまとめた内容になってます。
ご了承ください。
 
85 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18:21:48.88 ID:rsB7aeBw0
羊飼いの少年ティズの住むノルエンデ村は、突如出現した巨大な穴によってティズだけを残し壊滅。
大穴から溢れ出した闇と怪物たちが世界にさまざまな災厄をもたらし始める。

クリスタルを崇める“クリスタル正教”の巫女アニエスは、異変調査のためノルエンデ村跡地を訪れた所を、
アンチクリスタル主義を掲げ正教と敵対する“エタルニア公国”の追っ手に襲われ、ティズに助けられる。

クリスタルの精霊を名乗りアニエスに同行する妖精エアリーの話では、
世界に存在する4つのクリスタルに巫女が“解放の儀式”を行えば、世界から闇を浄化できるという。

エタルニア公国元帥の娘でありながら、公国の非道なやり方に反発し軍を抜けた少女イデアと、
未来の出来事が書かれた謎の日記を持つ記憶喪失の青年リングアベルを仲間に加え、
公国と戦いながら世界を巡ってクリスタルを次々に解放していく一行。

すべてのクリスタルを解放したことで出現した光の柱の中で、エアリーが最後の仕上げをする直前、
妨害に現れた公国の暗黒騎士アナゼルと戦うが、その割れた仮面の下から現れた顔はリングアベルと瓜二つだった。

驚く一行を光が包み、気が付くと、世界がゲーム序盤の状況に戻っていた(クリスタルは未解放、倒した敵幹部たちも生存)。
そのことを認識しているのは主人公一行だけで、なぜこうなったのかエアリーにも解らないらしい。
時間が過去に巻き戻ったにしては、以前とは微妙に違いがある(NPCの人格や状況に細かい差異があるなど)。
戸惑いつつも、再び4つのクリスタルを解放して回る主人公たちだが、
老師ユルヤナ(以前も助けてくれたアニエスの後援者)は彼らを「別の世界から来た者」だと看破した。
ここは元いた世界の平行世界だったのだ。
平行世界は無数に存在し、リングアベルもまた別の平行世界から飛ばされてきたアナゼルだった。
リングアベルの本来の世界では、ティズたち一行は謎の強大な魔物に殺されたらしい。

老師がティズとアニエスだけに語ったところによると、
遙か昔にアニエスそっくりな“天使”が現れ、“巫女を惑わして災厄をもたらす者”の存在を予言して死んだという。
また、クリスタルがなくても人は生きていけるし、壊してもいつか再生するという秘密を告げられる。
 
86 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18:26:01.65 ID:rsB7aeBw0
※以降、シナリオ分岐

前回と同じく4つのクリスタルをすべて解放すれば、
また別の平行世界に飛ばされ、同じことを繰り返すループになる(サブイベントの展開、NPCの生死など細かい変化あり)。
ループのどこかのタイミングで、クリスタルを解放する際にエアリーの制止を無視してボタンを連打し続ければ、
クリスタルが破壊され“終章”に突入。
破壊せずにクリスタル解放→次の平行世界に移動を4ループ繰り返せば“真終章”に突入する。

・終章
エアリーが醜悪な魔物(リングアベル本来の世界でティズたちを殺した魔物)の本性を現わし、真の目的を告げる。
それはすべてのクリスタルが解放=暴走した際のエネルギーを利用し、平行世界同士を繋ぐことだった。
これを繰り返して無数の平行世界を繋げば、エアリーの創造主である破壊神ウロボロスが降臨するという。
エアリーは11億年にも渡って、すでに幾万の世界を繋げてきた。ノルエンデ村の大穴は世界が繋がったことでできたもので、
エアリーはそこから今回の世界に現れてアニエスたちに嘘を吹き込み、利用したのだった。
(老師に巫女を惑わす者=エアリーの存在を告げた“天使”は、以前の世界で騙されたことを知ったアニエス自身)
計画を妨害されて怒り狂うエアリーを倒せばエンディング。主人公たちはそれぞれ元の世界に戻る。
※ゲームの副題「FLYING FAIRY」から頭文字のFを抜くと「LYING AIRY(=嘘つきエアリー、終章のタイトル)となる。

・真終章
十分な数の世界が繋がったことで破壊神ウロボロスが降臨する。
ウロボロスの目的は無数の世界を喰らって力に変え、神々の平和な世界“神界”へと攻め込むことだった。
(神界=プレイヤーのいる現実世界と思われる。操作キャラであるティズに「神界のものが介入している」発言、
 「あれが神界だ」のセリフと共に3DSのカメラを利用して現実の映像が映し出されるなど)
主人公たちはエアリーを撃破し、老師たちの助けを得てウロボロスに挑むが、
世界を破壊して無限に再生(フレンド登録した他プレイヤーの世界が破壊される演出が入る)するウロボロス。
諦めかけたその時、クリスタルの力で他の世界に呼びかけ、
平行世界の主人公(他プレイヤーのパーティ)たちがそれぞれの世界の破壊を阻止している間に、
ウロボロスをついに撃破することに成功する。

エンディング、元の世界に戻る主人公たち(リングアベルは本来の世界に戻ってエアリーに三人が殺されることを防ぐような描写あり)。
最後にティズは「借りていたものを返さなきゃ」と言って弟の墓前で眠りにつく。
(ティズも冒頭で死んでおりプレイヤーが介入を終えたことで息絶えたともとれる描写だが、はっきりとは語られない)
 
88 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 20:48:53.37 ID:rsB7aeBw0
補足すると、中盤からエアリーには怪しい部分が目立ってくるので(人命よりクリスタル解放を優先するとか)
多くのプレイヤーは「こいつなんか怪しくないか」と考えると思う。

個人的に秀逸だと思うのは、「ファイナルファンタジーを意識したゲーム」という印象自体がミスリードになっていること。
プレイヤーがまさかクリスタルを壊してもいいとはなかなか思い至らないとか、
「略称をFFっぽくするためでは」と言われていたサブタイトル自体に仕掛けがあったりとか(FFじゃないのでFとFを抜くと真の意味が分かるという説も)。
ジョブにスーパースターや商人、最初はお城の周りでスライムと戦うなどドラクエを意識させるネタも入ってるので、
妖精が黒幕はドラクエ9を踏まえたミスリードかもしれない。
 
最終更新:2022年10月14日 10:25