サクラ大戦

part64-335~355,357~366


335 :ゲーム好き名無しさん:2013/01/14(月) 02:02:57.78 ID:BJ/lTFaJ0
サクラ大戦投下します。
因みにこのゲーム、かなりの頻度で選択肢が出てきて中にはその後の展開に影響する物もあります。
投下するのは私が通ったルートになるので実際プレイする場合は多少違った展開になりうることをご了承下さい。
あとまともに書くととんでもない長さになるので、時限イベントの類は省いています。

336 :サクラ大戦:2013/01/14(月) 02:07:13.22 ID:BJ/lTFaJ0
◆用語解説◆
・帝国華撃団
霊力を武器に、帝都を脅かす者達と戦う秘密部隊。
表向きは帝国歌劇団として東京・銀座の大帝国劇場で公演をしている。
・花組
霊能力者で構成された帝国華撃団の戦闘部隊。主人公はここの所属。隊員は大神を除き全員が若い女性。
・霊子甲冑
蒸気と搭乗者の霊力を動力とする兵器。花組隊員は有事の際、霊子甲冑「光武」に乗って戦う。
・黒之巣会
人型蒸気「魔操機兵」を主戦力とし、政府転覆を狙う悪の組織。
・降魔
古の怪物。霊力による攻撃でないと倒せない。外見はエイ○アンそっくり。
・蒸気
サクラ大戦の世界の主要エネルギー。大体の物はこれが動力。

337 :サクラ大戦:2013/01/14(月) 02:08:52.07 ID:BJ/lTFaJ0
◆主要登場人物◆()内は年齢
・大神一郎(20)
主人公。海軍の士官学校を首席で卒業したエリート。熱血漢で真面目な好青年なのだが
時折「い、いかん…体が勝手に…」と女性のシャワーや風呂を覗いたりする。
二天一流の剣術の使い手で、光武搭乗時も二刀流で戦う。
・真宮寺さくら(17)
メインヒロイン。魔を祓う「破邪の血」を受け継ぐ真宮寺家の娘。
明るく真面目な性格だが、恋愛になるとヤキモチ焼きな一面も。
大神が他の女性にデレデレすると鬼嫁モードに突入する。剣の達人で、光武搭乗時も刀を武器に戦う。
・神崎すみれ(16)
財閥の一人娘で自他共に認める帝劇のトップスタァ。プライドの高いお嬢様だが、
根は優しく努力家。光武搭乗時は長刀を武器に戦う。
・マリア・タチバナ(19)
ロシア人と日本人のハーフで射撃の名手。劇では男役をこなし女性人気が高い。クールな性格。花組の副隊長的存在。
光武搭乗時は銃による後方射撃を担当。
・アイリス(9)
本名はイリス・シャトーブリアン。フランスの大富豪シャトーブリアン家の一人娘。
最年少ながら花組一の霊力の持ち主。年相応に無邪気で天真爛漫だが子ども扱いを嫌う。
光武搭乗時はテレポートなどの超能力を活かして戦う。
・李紅蘭(17)
三つ編みとメガネがトレードマークのメカニック。中国出身だが関西弁で話す。
妙な機械を発明してはよく爆発を起こして黒コゲになるお笑い担当。
光武搭乗時はミサイルによる範囲攻撃を担当する。
・桐島カンナ(19)
琉球空手の達人で肉体も性格も女とは思えないほど豪快。そして大食い。
すみれとは喧嘩するほど仲がいい間柄。光武搭乗時は武器を使用せず、蹴りや拳といった体術で戦う。

・米田一基(62)
帝国華撃団の創設者で劇場の支配人兼帝国華撃団司令。一見飲んだくれのジジイにしか見えないがかつては軍人として多大な戦果を挙げていた。
・藤枝あやめ(23)
帝国華撃団副司令。花組の面々を時に厳しく、そして優しくサポートする皆のお姉さん的存在。

・天海
黒之巣会の首領。かつて徳川幕府を陰で操っていた人物。
現代に蘇り、西洋の文化に染まった日本を幕藩体制に戻すべく暗躍する。
・葵叉丹
黒之巣会幹部の一人。魔操機兵の設計は彼が担当している。
表向きは天海に従っているように見えるが…?

338 :サクラ大戦 第一話:2013/01/14(月) 02:20:52.34 ID:BJ/lTFaJ0
第一話「帝都・花の華撃団」

時は太正12年の日本。
帝国海軍の士官学校を首席で卒業した大神一郎は、
秘密部隊「帝国華撃団」花組隊長への就任を命じられる。
そこで大神を待ち受けていたものは、平和を守る秘密部隊の任務ではなく、
東京・銀座にある大帝国劇場でのモギリの仕事だった。
しかもメンバーは皆女性で、戦闘訓練をするどころか女優として舞台に立っている。
支配人の米田一基に話が違うと問いただす大神。
「お前何か勘違いしてねぇか?ここは帝国『歌劇団』だぜ」
そう返され、大神は落胆の色を隠せない。
「平和を守るという俺の仕事は…どこに行ってしまったんだ?」
悩みながらもモギリの仕事をこなしつつ、メンバーの真宮寺さくら、神崎すみれ、
マリア・タチバナ、アイリスと交流を深めていく大神。
そんなある日、劇場内に突如鳴り響く警報。
さくらに案内され地下へ降りると、歌劇団メンバーと米田の姿が。いつもと服装が違う。
「大神、歌劇団はお休みだ。帝国華撃団は本来の任務に戻ったのだ!」
帝国歌劇団とはあくまで表向きの姿、その実態は帝都を守るため霊力を用いて戦う秘密部隊「帝国華撃団」だったのだ。
大神たちは霊子甲冑「光武」に乗り込み、謎の組織「黒之巣会」が出現した
上野公園へ向かう(光武のないアイリスのみお留守番)。
大神は初陣ながら隊長としての指揮能力を十二分に発揮し、
黒之巣会の魔操機兵を撃破。幹部の一人、葵叉丹を撤退させることに成功した。
その後祝勝記念に花組隊員+米田支配人と上野公園でお花見。
大神と花組隊員との距離も縮まったようだ。中でもアイリスは特に大神の事を気に入った模様。
「アイリスねえ…お兄ちゃんの事気に入ったわ。
アイリスの恋人にしてあげるから…浮気しちゃ、ダメよ?」

339 :サクラ大戦 第二話(1/2):2013/01/14(月) 02:24:07.64 ID:BJ/lTFaJ0
第二話「敵の名は黒之巣会」

平常運転に戻った帝劇に、花やしき支部での任務を終えた李紅蘭が戻ってきた。
「ウチが来たからにはもう安心やで。大船に乗ったつもりでいてや」と紅蘭。
そのセリフとは裏腹に到着早々乗ってきた蒸気バイクを爆発させ真っ黒コゲになっていたが。
アイリスの話によればそれはいつもの事らしい。
紅蘭も到着早々花組公演「愛ゆえに」に参加することになった。
しかしその公演でさくらがドジをこき、舞台を滅茶苦茶にしてしまう。

その日の夜、壊れたセットを舞台で一人直すさくらを見かねて大神は手伝いに入る。
途中さくらが用事で舞台を去っている間も黙々と作業を続けるが、うっかりトンカチで自分の指を打ってしまう。
そこに、舞台袖の方から謎の女性が登場。
「頑張るのもいいけど、ほどほどにね」
女性は大神の怪我を手当てし、去って行った。
「きれいな人だ…。だ、誰なんだろう…あの人は…」
思わず顔を赤らめる大神。その直後、背中に激痛が走る!
振り向くと、そこにはさくらが。目を吊り上げ、明らかに怒っている。
「いいっ!!さくらくん!い、いつからいたんだ!?」
「なんだか、随分楽しそうでしたね?いいな、恋人みたいで」
彼女は怒ってその場を去ってしまった。どうやら先ほどの一部始終を見られていたらしい。
さくらが去った後、大神は床に置かれた弁当を発見する。
ひょっとして俺のために?大神はさくらを追いかけて謝罪と弁当の礼を伝える。
その後自室に戻った大神は先ほどの女性の事を思い出していた。思わず顔がにやける。
「…今夜はいい夢が見れそうだ」

340 :サクラ大戦 第二話(2/2):2013/01/14(月) 02:25:56.96 ID:BJ/lTFaJ0
次の日、花組のみんなでセットの修理の続きをしていると、
芝公園に黒之巣会が出現したとの情報が入る。
武装飛行船「翔鯨丸」で芝公園に向かう(アイリスはまたお留守番)と黒之巣会の魔操機兵が帝都タワーを襲撃していた。
このままでは帝都の通信網がパーになってしまう。
マリア、紅蘭機が後方射撃で道を切り開き、その隙に大神、さくら、すみれ機が攻め込む。
大神たちは複雑な地形をものともせず敵を全滅させる。
すると黒之巣会の首領、天海が新たな魔操機兵・影をけしかけてくる。
立ち向かう大神たちだが、影は一向に倒れる様子がない。
まるで亡霊と戦っているかのようだ。その時謎の声が聞こえてくる。
「敵の本体を探知したわ!これから翔鯨丸で砲撃します!」
地面に向かって翔鯨丸の砲撃が炸裂する。着弾点から現れたのは…別の魔操機兵。
「あれが本体のようね…あれを倒せば亡霊も消えるはず。あとは頼んだわよ、大神隊長」
現れた本体を集中攻撃で撃破すると、影も同時に消滅した。

翔鯨丸に帰還した大神は紅蘭から帝国華撃団の副司令を紹介される。
副司令…藤枝あやめは、昨晩大神を手当てした女性だった。
「あなたには期待しています。しっかりね、大神くん」
またもやあやめさんにデレデレする大神を見て、さくらはあ~あ、と呆れるのだった。

341 :サクラ大戦 第三話(1/3):2013/01/14(月) 02:30:32.57 ID:BJ/lTFaJ0
第三話「俺は隊長失格!?」

黒之巣会のアジトでは天海が計画を妨害されたことに腹を立てていた。
そこに黒之巣会幹部の一人、蒼き刹那が現れ天海に進言する。
「華撃団の強さは隊長である大神一郎とタチバナ・マリアの統率力にあります。
つまりその二人さえいなくなれば…」
どうやら刹那はマリアに関する情報を掴んだらしい。
「ほう…よし、刹那よ。この度はお前に任せよう…見事華撃団を打破してみせい!」
お任せあれ、と不気味な笑みを浮かべる刹那。
「くくく…人には誰しも触れられたくない忌まわしき過去がある…
さてタチバナ・マリアよ…どう出るかな?」

場面は変わって帝劇。花組の皆は公演で使ったセットの修理のために舞台に集結していた。
だが、マリアの様子がどこかおかしい。ぼーっとしている様子で声をかけても反応が鈍い。
どうやら最近ずっとこの調子らしく他の皆も心配しているようだ。
その時、セットの巨大な柱が倒れてくる。何とか支えようとする大神。
その頑張りも虚しく力尽きあわや下敷き、という所で柱が止まる。
「まったく、だらしがないねぇ。この程度の事で」
振り返ってみると柱を片手で軽々と支える大きな女性がいた。
「カンナぁ!おみやげは?」
「カンナさん!…無事でしたの!?」 喜ぶアイリスとすみれ。
その女性…桐島カンナは琉球空手の達人で、修行のため花組を一時的に離れていたのだという。
何でも沖縄からの帰りの船が沈没したため泳いできたらしい。…凄い女だ。
何はともあれ、これで花組全員集合である。
その日の夜、大神は部屋に戻る途中床にロケットが落ちているのを見つける。
そこにマリアがやってきて、自分のものだと言うので返却。ロケットを受け取ると礼を言って去って行ってしまった。その表情はどこか暗い。
(あのロケット…最近マリアが元気がないことに関係しているのだろうか?)

巻き起こる爆発、鳴り止まぬ銃声、戦士たちの叫び、そして悲鳴…
雪の降りしきる戦場に少女は立たされていた。
激しい銃撃戦の中、黒いサングラスをかけた男性の胸を一発の銃弾が貫く。
少女の前で呻き声を上げ倒れる男性。それを目の当たりにした少女は悲痛な叫びを上げる。
「隊長ぉーーーー!!」
…その叫び声と共に、マリアは目を覚ました。
「…夢か。また、あの時の…」
直後、帝劇に響き渡る警報。
「…嫌なことは重なるものね…」

342 :サクラ大戦 第三話(2/3):2013/01/14(月) 02:33:35.78 ID:BJ/lTFaJ0
黒之巣会の魔操機兵が築地に現れた。
大神たちは出撃し、魔操機兵を次々と撃破していく(アイリスはまた(ry )。
中でもカンナの活躍は素晴らしく、蹴りと拳でどんどん道を切り開いていく。
そしてついに大神たちは黒之巣会幹部、蒼き刹那と対峙。
が、そこに逃げ遅れた子供が転がり込んでくる。
(ここで選択肢が出てきて、大神の取った行動でその後の展開が変化します)
子供を助ける⇒大神が刹那の攻撃から子供を庇い負傷
タイムオーバー⇒さくらが刹那の攻撃から子供を庇い負傷
どちらにせよ、子供は助かるが刹那を取り逃がしてしまう。

その後何とか一命を取り留めた大神(さくら)。
回復後、大神はマリアに戦場での行動を非難されてしまう。
「あなたは…隊長失格です!」
大神にそう告げ、マリアは去っていく。
俺の判断は間違っていたのか?自問自答する大神。
(確かにマリアの言うことにも一理ある。だが、あの時もし子供を見捨てていたら…俺は一生後悔し続けただろう)
もう一度マリアと話し合うために彼女の下へ。
「もう私に構わないで下さい!お話することは何もありません!」
大神を振り切って帝劇の外へ飛び出すマリア。その時、突然刹那の声が聞こえてきた。
「帝国華撃団、タチバナ・マリア!ロシア革命の闘士…
あるいは…クワッサリーとでも呼んだ方がよろしいかな!?」
素性を仲間に知られたくなければ今すぐ姿を見せよ、とマリアを挑発し声は途切れた。
「私があのような挑発に乗るとでもお思いですか?」
心配する大神にそう告げて去るマリアだが、この後彼女は一人光武に乗って出撃してしまう。

作戦室で、大神たちはあやめさんからマリアの過去を告げられる。
マリアはロシア革命の際、革命軍の中心におり、その戦いで兄のように慕っていた隊長を失った。クワッサリーとはその時のマリアのコードネームだそうだ。
自分たちの援軍が遅れたために隊長が命を落としたと悔やんだ彼女は、
以後戦場での判断ミスに厳しくなったのだという。
築地へ向かう花組だが、到着時にマリアの姿はなく、彼女のロケットが地面に落ちているだけだった。
大神は一人ボートに乗り込み、マリアの救出へ向かう。

343 :サクラ大戦 第三話(3/3):2013/01/14(月) 02:38:40.15 ID:BJ/lTFaJ0
ボートで向かった先の小さな廃屋に刹那とマリアはいた。
マリアは十字架に貼り付けにされているが無事なようだ。
「これは罠です!逃げて!」 叫ぶマリア。
「…罠かもしれない。俺の判断ミスかもしれない。でも、ここで君を見捨てることは…俺にはできない!」
「私なんかのために…本当に…」
大神とマリアのやり取りを遮るかのように刹那が動く。
「くさい芝居もここまでだ!続きは冥土でしてもらおう!!」
刹那の長く鋭い爪が大神の体を傷つけていく。
「少尉ぃーっ!!」
マリアの叫びも虚しく、とどめの一撃が振り下ろされようとしたその時、
大きな揺れが廃屋を襲い刹那は気を取られた。
翔鯨丸の砲撃による援護だ。直後、光武に乗った花組が現れる。
「こないな時のために、各隊員の制服の襟に発信器がつけてあるのんよ」と紅蘭。
それでこちらの場所が分かったというわけだ。
追い詰められた刹那は魔操機兵・蒼角に乗って襲い掛かってくる。
大神はマリアの縄をほどき、それぞれ光武に搭乗。
機動力を活かして逃げ回る刹那機の動きを集団で囲って封じる花組。
「貴様らよってたかって攻撃しおって!」と刹那が訴えてくるが勿論無視。
「スネグーラチカ!」「狼虎滅却…快刀乱麻!」
マリアと大神の必殺攻撃が蒼角を貫き、刹那は機体と共に爆死。
戦闘後、自分の行動を反省するマリアに、大神は気にしなくていいよと落ちていたロケットを返す。
受け取ったロケットを大事に握りしめ、礼を言うマリア。二人のやり取りを見て、
「何ですの!?このラブラブチックな雰囲気!?」とすみれ。
「お兄ちゃんはアイリスの恋人だよ!」とアイリス。
「大神さんって結構浮気者なんですね…」とさくら。
「へえ~。大神はんも隅に置けんお人やな」と紅蘭。
彼女たちの反応に大神は思わず苦笑いするのだった。

344 :サクラ大戦 第四話(1/3):2013/01/14(月) 11:47:22.89 ID:rNbNg3H50
第四話「暴走!暴走!大暴走!」

事務所で伝票整理の仕事を終え、部屋に戻ろうとした大神の所にさくらがやってくる。
何でも台詞合わせの最中にアイリスがいなくなり探しているらしい。直後アイリス登場。なんだか嬉しそうだ。
「ねえ、お兄ちゃん。明日アイリスとデートしようね!」
これには大神もビックリである。デートと聞いて表情が険しくなるさくら。
何でも明日はアイリスの10歳の誕生日だという。誕生日といえば1年に1度の特別な日。
アイリスの勢いに押され、大神はデートの約束をする。
そして翌日。大神とアイリスは浅草を回ってデート。
その途中活動写真館に立ち寄ることになったのだが、上映されていた作品(ホラー)を見たアイリスは恐怖心から霊力を暴走させてしまう。
結果、活動写真館が崩壊することになってしまった。
「ああ…活動写真館が…何てことだ… アイリスのこの力…これはいったい…」

帝劇に戻った大神は米田とマリアにこっぴどく叱られる。
活動写真館を1つ潰したのだから無理もない。
アイリスにも何らかの処罰が必要、と言うマリアに対し、アイリスは
「アイリス悪くないもん!」と機嫌を損ねて自室に閉じこもってしまう。
途方に暮れる大神に、カンナ、紅蘭、すみれが協力を申し出る。
(3人の中から1人を選んでアイリスを説得してもらう。選ばれたキャラは好感度↑)
が、アイリスの部屋から戻ってきたのはボロボロになったカンナor紅蘭orすみれだった。
彼女たちによればどうやらアイリスは人の心を読めるらしい。これではお手上げである。
アイリスは自室でぽつりとつぶやく。
「お兄ちゃん…はやく…はやく大人になりたいよ…」

345 :サクラ大戦 第四話(2/3):2013/01/14(月) 12:03:46.66 ID:rNbNg3H50
次の日、大神もアイリスの説得を試みる。
また今度デートのやり直しをしようと持ちかける大神だが、アイリスは機嫌を損ねたまま。
「だって…アイリス、お兄ちゃんと出かけても手も組めないし、
アイリスが子供だから楽しくなさそうなんだもん」
そんなことはないと返す大神。
「だったら…キスして!」
まさかの発言に戸惑う大神。その心を読まれたのか、アイリスに拒絶されてしまう。
「お兄ちゃん…ウソついてる!愛してなんかいない!キスしたいとも思ってない…
アイリスのこと…お兄ちゃんは、やっぱり…子供だと思ってるよ!」
泣きながら彼女は飛び出し、届いたばかりの光武に乗って帝劇を出て行ってしまった。
そんな時、黒之巣会が浅草に出現したとの情報が入る。
運がいいのか悪いのか、アイリスの向かった先も浅草。彼女の救出と黒之巣会撃破のため大神たちは出撃する。

浅草に着いた大神達はまずアイリスの救出にあたる。
大神とさくらが説得に向かうものの、アイリスは聞く耳を持たない。
皆に子ども扱いされ、ウソをつかれた事で人間不信になっているようだ。
(ここで選択肢登場)
パターンA:アイリスを説得
「聞いてくれアイリス。確かに俺はウソをついた。俺は今の君を一人の女性として考える事はできない。
でも俺は…君と出かけることが楽しかった。一緒にいて本当に楽しかった。
将来の事なんか誰にも分からない。…今はこれじゃダメかな?」
大神はアイリスに自分の素直な気持ちを伝える。
偽りのない言葉にアイリスは心を開き、光武のハッチを開けて満面の笑みで大神の胸に飛び込む。
そんな彼女に大神はそっと口づけをするのだった。

パターンB:アイリスを叱る
駄々をこねるアイリスを、いい加減にするんだと叱る大神。
「まわりをよく見てみるんだ!皆帝都を守るために必死になって戦っているんだぞ!」
子ども扱いして皆本気で心配してくれないと嘆くアイリスに大神は素直な気持ちを伝える。
「子供でいいじゃないか。俺は今のアイリスが好きだよ」
「アイリス。誰にでも子供だったときはあるのよ。
それに大人になってしまうとどんなに戻りたくても子供に戻ることはできないわ」
とさくらも優しくアイリスを諭す。
「それに君は俺たちの大切な仲間じゃないか」
偽りのない言葉にアイリスは心を開き(ry

346 :サクラ大戦 第四話(3/3):2013/01/14(月) 12:06:31.32 ID:rNbNg3H50
アイリスを戦力に加えた花組は黒之巣会の魔操機兵を次々と撃破していく。
彼女のテレポート能力を駆使して閉じられていた雷門の扉を開くと、
黒之巣会の幹部、白銀の羅刹が魔操機兵・銀閣に乗って登場。
兄・刹那の敵討ちだと戦いを挑んでくる。
そのパワーに苦しめられる花組だが、
アイリスの癒しの霊力のおかげでピンチを脱却。
見事勝利することができた。羅刹は機体と共に爆死。
数日後、大神は宣言通りアイリスとデートのやり直しをさせられるのであった。

347 :サクラ大戦 第五話(1/2):2013/01/14(月) 13:18:37.98 ID:rNbNg3H50
第五話「花と咲かせよ!乙女の意地で!」

その日、帝劇は大荒れになっていた。すみれとカンナが喧嘩していたのだ。
原因は公演「西遊記」の最中、カンナが誤ってすみれの衣装を踏んづけ、転ばせてしまった事にある。
二人とも怒り心頭で説得が通じる様子もない。その後、大神は偵察任務を命じられる。
現在は廃屋となっている深川の旧華族の屋敷で黒之巣会の目撃情報が入ったためだ。
偵察のメンバーは大神、すみれ、カンナの3名。
険悪な雰囲気のすみれとカンナに頭を痛めつつ、目標地点へ向かう。

屋敷を探索することになったものの、すみれとカンナの喧嘩が再度勃発。
仲たがいした2人は別行動を開始してしまう。
とりあえずカンナの後を追い、2人で行動することに。その途中、広間ですみれを発見。
怪しい影を見つけたのでこっそり後をつけていたのだという。
その影が入って行った扉に3人で入ると、黒之巣会の魔装騎兵が壁にお札を貼っている所に出くわす。
気付かれないように近づこうとしたその時、カンナの腕にヘビが落ちてくる。
彼女はパニックに陥り、それに気付いた魔装騎兵に逃げられてしまう。
「あなたのような役立たず女、知りませんわ!」 
怒ったすみれは魔装騎兵を追って部屋から出て行ってしまった。
ひとまずヘビに噛まれたカンナを応急手当てする大神。
カンナのヘビに対する怯え方は尋常ではなかった。訳を聞くと、
子供の頃ヘビに噛まれて以来トラウマになっているのだという。
直後、カンナが痛みを訴える。
(まさか、ヘビの毒が…!?)
弱気になるカンナを励まし、大神は屋敷で見つけた解毒剤で手当てを施す。

348 :サクラ大戦 第五話(2/2):2013/01/14(月) 13:19:42.01 ID:rNbNg3H50
屋敷の探索を続行した大神とカンナは再びすみれ、そして魔操機兵を発見する。
が、今度はすみれの手に蜘蛛が落ちてきて彼女がパニックに。
「チクショウ、なんてこった!こんなヒステリー女のために!」
怒ったカンナは魔装機兵を追って部屋から出て行ってしまった。
蜘蛛に噛まれたすみれを応急手当てし、わけを聞く大神。
子供の頃一人ぼっちの時に蜘蛛の巣に絡まって以来、蜘蛛がトラウマになってしまったというすみれ。
彼女もカンナ同様痛みを訴え、大神は解毒剤で手当てをする。
再度屋敷の探索を再開し、カンナと合流。なんだかんだでお互い心配していたようである。
魔操機兵の後を追って屋敷の外に出ると、
黒之巣会幹部の紅一点、紅のミロクが地面に機械のようなものを埋め込んでいる所に出くわす。
様子をうかがう大神たちだが、ミロクに気付かれてしまう。
さくら達が到着するまでの時間稼ぎにと、黒之巣会の目的を聞き出す大神。
ミロクが言うには、屋敷が放っている霊力が計画に邪魔だったためお札を貼って封じていたのだという。
「お前たち、何を企んでいる!」と叫ぶ大神。
「それ以上を知る必要はない…なぜなら、お前たちはここで死ぬのだからな!
羅刹、刹那の仇…取らせてもらうぞ!」
あわや大ピンチ、という所でさくら達が翔鯨丸で駆けつけてくれた。
大神、カンナ、すみれも光武に乗り込み、魔操機兵を倒していく。
ミロクは紅蜂隊と呼ばれる特別な魔操機兵をけしかけてくるが、それも全滅。
「これで終わったと思うなよ」 捨て台詞を吐いてミロクは姿を消した。
戦闘後、今回の一件を経て仲直りした…と思いきや再び喧嘩を始めたすみれとカンナを見て、大神は苦笑いするのだった。

349 :サクラ大戦 第六話(1/2):2013/01/14(月) 13:56:50.75 ID:rNbNg3H50
第六話「帝都大崩壊!?」

夏公演が終わり、花組の皆で打ち上げをすることになった。
準備が終わり、打ち上げが始まるのだが、買い出しに行ったさくらが戻っていないことに気付く。
そのさくらを、紅蘭の提案でお化けの格好をして驚かすことに。
暫くすると、さくらが戻ってきた。彼女が部屋に入ろうとしたその時、雷が鳴り響く。
直後、響き渡るさくらの悲鳴。
「さくらくん!どうした?大丈夫か!?」 すぐさま駆けつける大神たち。
そこには、まるで子供のように怯えうずくまっているさくらの姿があった。
「か、雷様に…お、おヘソとられちゃう!」
ポカーンとする一同だが、さくらの怯え方は尋常ではない。
そこに館内放送で大神に呼び出しがかかる。
仕方なく皆にさくらを任せ、大神は米田のいる指令室に向かう。

指令室に着くと、米田とあやめさんが待っていた。
何でも黒之巣会の目的がついに判明したらしい。その目的とは、帝都に魔術をかける事。
魔術が完成したとき、帝都に壊滅的な被害が及ぶことは想像に難くない。
「それだけは何としてでも阻止しなければならん!」と米田。
彼はこれまでのデータから黒之巣会の次の襲撃地点が日比谷公園と予想。
大神以下、花組に第一級戦闘配備のまま待機するよう命じる。
指令室を出た大神の前に、さくらが現れ声をかけてくる。
「ちょっと…いいですか?」

350 :サクラ大戦 第六話(2/2):2013/01/14(月) 13:58:19.66 ID:rNbNg3H50
さくらに連れられて、更衣室に。そこで彼女の過去話を打ち明けられる。
幼い頃、ある日祖母の言いつけを破って友達と外で遊んでいた時の事。
突然空が真っ暗になったかと思うと雷が落ち、友達が雷に打たれてしまった。
それ以来雷が怖いのだという。
「おかしいでしょ?光武に乗って戦うパイロットが…雷様を怖がるなんて」
落ち込むさくらにそんなことはないと声をかける大神。
その時、再び雷のような音が鳴り響き、悲鳴を上げるさくら。
(この音は雷の音ではない…爆発音だ。まさか…黒之巣会が!?)
大神の予想は当たっていた。帝国華撃団の本拠地、大帝国劇場を、
式神を放って見つけ出した紅のミロクが攻めてきたのだ。
しかも、攻撃によって崩れた瓦礫で大神たちは更衣室に閉じ込められてしまう。
さくらは爆発音が雷だと思い込み、怯えている。
(さくらくんを何とか落ち着かせなければ…) 意を決した大神はさくらを力強く抱きしめる。
「え!?お、大神さん…」 戸惑うさくらに大神は優しく声をかける。
「さくらくん…もう雷様は心配いらないよ。俺がずっとこうやって抱いていてあげる。
こうやっていれば、雷様にはさくらくんのおへそは見えないからね」
「クスッ…大神さんたら…」 さくらも落ち着きを取り戻したようだ。
この後大神とさくらは更衣室に落ちていたマリアの練習用の銃を使って壁を爆破し脱出に成功する。

その頃、大神、さくら不在の花組はミロクに苦戦していた。
そこに二人が合流。形勢逆転しミロクの魔操機兵・孔雀を撃破。
が、直後天海の魔術「六破星降魔陣」が完成し帝都は壊滅的な被害を受けてしまう。
ミロクの攻撃は搖動に過ぎなかったのだ。
更に、突然さくらが意識を失ってしまう。

351 :ゲーム好き名無しさん:2013/01/14(月) 17:38:23.35 ID:4+kL6gNI0
サクラ大戦乙です
明らかに団のメンバーに外国人混じってるみたいだが
軍の秘密組織なのにいいのかそれは
それとも国どうしの戦争なんてありえない平和な世界なのかな

352 :ゲーム好き名無しさん:2013/01/14(月) 17:51:56.72 ID:hsQwKSipQ
人類VS降魔(魔族)の構図が出来てるから
外国(人間同士)の戦争は基本的なはないって世界観。
というかやってる暇がない。

353 :サクラ大戦 第七話(1/3):2013/01/14(月) 18:10:00.20 ID:+sJs7P3X0
第七話「決戦 命の限り!」

大神はあやめさんと医務室に向かう。
医療ポッドの中には一糸まとわぬ姿で意識を失っているさくらがいた。
大神がいくら呼びかけても反応はない。
あやめさんいわく、さくらは六破星降魔陣の余波で、
トランス状態(一種の催眠状態)になっているのではとのこと。
花組の皆も心配する中、作戦会議室へ向かう。
会議の末、敵の本拠地を一気にたたく事に決定。
天海を倒せば魔法陣も止められる、という算段だ。
蒸気演算器で妖力の最も大きいポイントを割り出し、その地点へ出撃する大神。
だが、待っていたのは天海ではなく、葵叉丹と大量の魔操機兵だった。絶体絶命。
そのピンチを、トランス状態から回復したさくらが救う。
「敵の本拠地が分かりました!あたしについてきてください!」
彼女の援護で見事その場を脱出することに成功。
花組が去った後、葵叉丹は不敵な笑みを浮かべる。
「天海か華撃団か…どちらが勝つもよし…フフフ」

354 :サクラ大戦 第七話(2/3):2013/01/14(月) 18:11:46.31 ID:+sJs7P3X0
翔鯨丸に戻った皆に、さくらは意識を失っている間夢のようなものを見た事を告げる。
夢の中で幼少期の自分が出てきて、敵は魔を封じた門の上にいると教えてくれたらしい。
その言葉に驚く米田とあやめさん。
二人は、五年前起きた「降魔戦争」について語り始める。
当時米田とあやめさんは、さくらの父・真宮寺一馬と、
光武の設計者で天才科学者の山崎真之介共に帝国陸軍・対降魔部隊に所属。
4人は古の怪物・降魔と戦い、太古の呪法をもって降魔を帝都の地下深くに封じたという。
その呪法を使った代償に、真宮寺一馬は命を落としたそうだ。
米田とあやめさんの推測では、さくらに流れる破邪の血が夢という形で敵の本拠地を知らせてくれたのではないかとの事だ。
その本拠地とは日本橋。大神たちは出撃し、隊を2つに分けて打倒天海を目指す。
大神率いる突撃班は黒之巣会の本拠地に潜入。
魔装騎兵の製造工場を全て破壊し、天海のもとへたどり着く。
「100年早いわ!」と魔操機兵・天照に乗って襲い掛かってくる天海を何とか撃破。
が、再生力能力持ちの天海はすぐさま復活してしまう。
もう片方の部隊も合流し再度天海を追い詰める。それでもなお、奴は倒れない。
「うおぉぉぉ!くそぉ!もう復活させてなるか!ヤツを…天海をこの世から消し去るんだぁっ!」
大神が叫んだその時、異変が起きる。花組の霊力が大神のもとに集まっているのだ。
「くらえ、天海!これが正義の力だぁぁぁ!」
皆の思いを胸に、大神はありったけの霊力を天海にぶつける。
そしてついに、大神たちの攻撃が天海の再生能力を打ち破った。

355 :サクラ大戦 第七話(3/3):2013/01/14(月) 18:13:35.73 ID:+sJs7P3X0
崩壊する黒之巣会の本拠地から脱出した花組を待っていたのは、米田とあやめさんだった。
「それにしても…地下で俺たちを救った光はあの何だったんだろう?」 疑問に思う大神。
米田は大神に告げる。
「あれが彼女たちが帝劇に配属になった理由さ」
「あれが彼女たちの霊能力なんですか?だとすれば…」
「それだけじゃねえ。おめえの力でもあるんだ。大神、おまえ何で花組の隊長になれたと思う?」
米田に聞かれ、それは自分が光武を動かせるからでは、と返す大神。
「それだけか?…触媒なんだよ、お前は」と米田。彼は話を続ける。
花組の霊力は確かに他の者に比べて抜群に秀でているものの、バラバラに存在していては意味がない。
時に背反さえする彼女たちの霊力を統べ、一つの大きな力にまとめ上げる事。それが大神の力だという。
何はともあれ、帝都に平和が戻ったのだ。大神たちはその喜びを分かち合うのだった。

357 :サクラ大戦 第八話(1/2):2013/01/15(火) 19:02:29.36 ID:LpfQCOvL0
第八話「平和な日々はデートだよ!」

黒之巣会との戦いから三か月。大神たちは帝劇で正月を迎えていた。
皆が新年の抱負を語ったりして喜ぶ中、
「治にいて乱を忘れず。…平和な時でも油断しねえこった」 と米田。
この後大神は花組隊員のうち一人を誘って初詣に出かける事となる。
(6人のうち好感度が上位3位以内の隊員が対象。誘ったキャラが最終的なヒロインとなる)
ヒロインと一緒に初詣を満喫する大神。
途中、人気のないところでヒロインといい雰囲気になるものの、
他の花組隊員と出くわしてしまう。
自分たちも初詣に来たとのことだが、どうやらこっそり後をつけられていたようだ。
直後、マリアが不穏な気配を察する。その気配の先にいたのは、葵叉丹。
「黒之巣会め!まだ生き残っていたのか!?」 叫ぶ大神に対し、
「そんなものはどうでもいい。天海など所詮徳川に飼われていた坊主」と葵叉丹。
どうやら表向きは天海に従っていただけのようだ。
彼は自分の目的が人間を滅ぼすことであると語る。
「いでよ!!降魔!!」
葵叉丹が叫ぶと、見た目がまんまエイ○アンな古の怪物、降魔が出現。
大神たちはすぐさま光武に乗って戦う。だが、降魔の強さは魔操機兵の比ではなかった。
翔鯨丸の援護射撃のおかげで弱った降魔をかろうじて撃退することに成功。
だがその直後、光武に異変が起きる。
「みんな、脱出するんや!もう…もう光武は限界なんや!」

光武が壊れてしまった。悲しみと、もしまた降魔が現れたらという不安の中、
花組は帝劇に帰還。
新たな敵、降魔の出現によって帝都の人々は脅えて家に閉じこもってしまい、
帝都の経済はガタガタになっていた。
大神は米田に呼び出され、さっさと対策でも考えやがれ!と一喝される。
大神が部屋を去った後あやめさんと米田はつぶやく。
「先の黒之巣会との戦い…詰めが甘すぎましたね」
「葵叉丹…天海のヤツより厄介かもしれねえな…」

358 :サクラ大戦 第八話(2/2):2013/01/15(火) 19:04:47.98 ID:LpfQCOvL0
対策を考える大神のもとに、紅蘭から悪い知らせが舞い込んでくる。
「結論から言うと…光武を直せる見込みがかなり低そうなんや」
例え直した所で、降魔に勝てるとは考えにくい。
光武に代わる新たな兵器を作ろうにも莫大な資金が必要となる。
経済がガタガタの現在、その余裕はないというわけだ。
こればかりは大神一人でどうにかできるわけでもなく、米田に相談。
「悪いようにはしねえ。ただ、ちょいと時間がかかるからな」
彼は協力を約束してくれた。
新兵器の問題は米田に任せる事にし、大神は花組のメンバーに、
訓練の提案を持ちかける。霊子甲冑は搭乗者の霊力が高いほど力を発揮する。
搭乗者自身が強くなれば戦闘力も強化される…そういうことだ。
だが、特訓に賛成派のさくら、マリア、カンナと
反対派のすみれ、紅蘭、アイリスと意見が真っ二つに分かれてしまう。
最終的には各自の判断に任せるという結論に達した。

3週間後、修行賛成派のメンバーは修行を終え帝劇に戻ってきた。
久々の再開ということで大神が皆の話を聞いて回っていると、警報が鳴り響く。
降魔が銀座に出現したのだ。ここでよい知らせが届く。
それは新たな霊子甲冑の完成だった。新型霊子甲冑「神武(じんぶ)」に乗り込み出撃する花組。
神武の性能は凄まじく、光武では大苦戦した降魔を次々と撃破していく。
そして花組は魔操機兵・火輪不動に乗り襲い掛かってきた降魔・猪と対峙。
自分の力に酔いしれる猪をおだてて隙を作り、撃破に成功した。
戦闘終了後、花組は打倒葵叉丹を誓うのだった。

359 :サクラ大戦 第九話(1/4):2013/01/15(火) 19:13:15.19 ID:LpfQCOvL0
第9話「現れた最終兵器」

藤枝あやめは悪夢にうなされていた。
遠くに立つ謎の人物。その姿はぼんやりとしてよく見えない。
「あなたは…誰…?」 あやめが呼びかけてもその人物は不敵に笑うだけ。
その姿が徐々にこちらへ近づいてくる。
「誰?誰なの?…え?きゃあー!」
悲鳴と共にあやめは飛び起きる。…得体のしれない不安を胸に抱きながら。

ある日大神が降魔について調べていると、米田に地下倉庫に来るよう命じられる。
地下倉庫へ向かうと、米田だけでなくあやめさんもいた。
そこで大神は、帝劇の最重要機密「魔神器」の存在を知らされる。
魔神器とは剣、鏡、珠からなる古の祭器。
善なる心の持ち主が持てば魔の力を抑える事ができ、
逆に邪悪な心の持ち主が持てば魔の力が強まるいわば増幅器。
天海の魔術によって降魔封じの封印が解けた今、
この魔神器が地下深くに封じられた降魔たちを抑えている最後の砦なのだという。
米田は葵叉丹の目的がこの魔神器にあるのだと推測する。
魔神器は数百年前、殺戮のために作られた城、聖魔城の封印を解く鍵になっており、
葵叉丹は封印を解くために必ず魔神器を奪いにやってくるというわけだ。
魔神器が隠されている場所の鍵は米田とあやめさんの二人にしか開けられないという。
この事を誰にも口外しない事、そして魔神器周辺の警護をあやめさんと一緒に固めるよう米田に命令され、大神は地下倉庫を後にした。

360 :サクラ大戦 第九話(2/4):2013/01/15(火) 19:16:19.73 ID:LpfQCOvL0
あやめさんと今後の対策を練っていると、珍しく彼女が弱音を吐く。
死と隣り合わせの魔物との戦いを続けているうちに、人間らしさを失ってしまったみたい、
女なのに無理して偉ぶって副司令なんてやってきたせいかしらと。
「そんなことないです!俺、そういうあやめさん…いいと思います!人間としてとても尊敬しています」
大神は反論する。
あやめさんは礼を言うと、大神の顔に油がついているのを見つけてハンカチでふき取る。
思わず顔がにやける大神に、あやめさんは言う。
「いいわね。大神くんは素直で。自分を偽らないでいるのは大切なことよ」
謙遜する大神にあやめさんは話を続ける。最近自分が自分じゃないような気がして、と。
「これからも自分に正直な大神くんでいてね」

その夜、大神が今日一日の出来事について振り返っていると、ヒロインが部屋を訪ねてくる。
あやめさんとどこに行って何をしていたのか、と。
どうやらあやめさんとのやり取り(デレデレしていた所)を見られてしまったらしい。
誤解を解こうにも魔神器の事は話せない。
仕方なく、敵の撃退方法について相談していたということで納得してもらう。

361 :サクラ大戦 第九話(3/4):2013/01/15(火) 19:20:56.26 ID:LpfQCOvL0
その後、劇場内を見回る大神。
「赤い月…か… 不気味な夜だな…あとは地下を見回って、と」
地下へ降りた大神はあやめさんを見つける。すると突然彼女が苦しみだした。
あわてて駆け寄る大神。だが直後、あやめさんに物凄い力で首を絞められてしまう。
その顔は普段の優しい物ではなく、殺気に満ちている。
(ここで選択肢)
パターンA:抵抗する
抵抗しようとする大神だが、力が入らない。
この後大神を探して地下へ降りてきたヒロインが間一髪のところで止めに入り、
あやめさんは正気を取り戻す。
直後、帝劇に鳴り響く警報。大神は心配するヒロインをひとまず先に行かせる。
苦しむあやめさんは大神に一丁の拳銃を手渡す。
「もしも…もしも私に何かあったら、その時は迷わず私を撃って!…これは命令よ」
戸惑いながらも銃を受け取り、大神は出撃する。

パターンB:呼びかける
苦しむ大神の必死の呼びかけであやめさんは正気を取り戻す。
彼女は大神に懇願する。私を強く抱きしめていて、と。
戸惑いながらもあやめさんを抱きしめる大神。
(この瞬間を、大神を探して地下に降りてきたヒロインに目撃されてしまう)。
直後、帝劇に鳴り響く警報。苦しむあやめさんは大神に一丁の拳銃を手渡す。
「もしも…もしも私に何かあったら、その時は迷わず私を撃って!…これは命令よ」
戸惑いながらも銃を受け取り、大神は出撃する。

大神たちが出撃したのち、嫌な胸騒ぎを覚えた米田は地下倉庫へ。
そこにいたのはあやめさん。だが様子がおかしい。
「う…く…叉丹…様…」
「あ、あやめっ!…しまった、魔神器が!」

362 :サクラ大戦 第九話(4/4):2013/01/15(火) 19:26:31.03 ID:LpfQCOvL0
ついに降魔たちが帝劇を襲撃してきた。花組は降魔を全滅させたのち、
魔操機兵・氷刃不動に乗って襲い掛かってきた降魔・鹿と対峙。
自分が最強と信じて疑わない鹿をこの程度かと挑発し、取り乱した隙をついて撃破する。
戦いを終えた花組の前に、葵叉丹が姿を現す。その腕には、魔神器を抱いたあやめさん。
葵叉丹の手によって、あやめさんが降魔・殺女に変えられてしまう。
大神たちの叫びも虚しく殺女は葵叉丹に魔神器を手渡し、彼と共に姿を消してしまう。
「お前たちの知っているあやめはもう死んだのだ」 そう言い残して。

あやめさんを失い悲しみに暮れる花組。
こんな時だからこそ、と大神は花組の皆を元気づけて回る(この時ヒロインと特別な会話があり)。
この後米田が花組隊員にも魔神器の事を打ち明けていると、
殺女が降魔を率いて襲い掛かってくる。
正気に戻ってくれという花組の訴えも届かず、
殺女は大神を痛めつけた後、葵叉丹の命令で去って行く。
大神たちは失意の中、殺女と一緒に魔操機兵・紫電不動で襲撃してきた降魔・蝶を撃破。
その直後封印を解かれた聖魔城が東京湾に出現してしまう。

363 :サクラ大戦 最終話(1/2):2013/01/15(火) 19:35:37.90 ID:LpfQCOvL0
最終話「最後の審判」

葵叉丹の野望を打ち砕くため、花組は翔鯨丸に乗り込み、
密かに建造されていた空中戦艦ミカサの援護のもと聖魔城へ向かう。
ミカサの主砲で城門に穴をあけ侵入する花組。
城内では葵叉丹の反魂の術によって蘇った猪・鹿・蝶が待ち構えていた。
しかも、前よりも格段に強くなっている。
敵を止めるため、一人、また一人と倒れていく花組。
聖魔城中心部に辿り着いた時に残っていたのは、大神とヒロインの二人だけだった。
中心部で大神とヒロインは殺女と対峙。
手を出すなとヒロインに告げ、大神は一人殺女を説得。
だが殺女への声は届かずいたぶられ、とどめの一撃が振り下ろされたその時、
ヒロインが大神を庇う。傷つき倒れたヒロインを見て、大神は覚悟を決めた。
「俺はね…あやめさん…たとえ邪悪の化身となっても…俺はあなたに惹かれていた…
世界が滅んでも全てを失っても、あなたのいた日々に帰りたい…心のどこかでそう思っていた…
でも…みんなが…そして、あなたが教えてくれた!
負けてはならない時がある!全てを捨てても進まねばならない時がある!」
壮絶な一騎打ちの末、立っていたのは大神だった。
せめてあなた自身の手で、私にとどめを刺しなさい、と殺女。(ここで選択肢)
とどめを刺す⇒大神がとどめを刺して殺女死亡
タイムオーバー⇒現れた葵叉丹の攻撃から大神を庇い殺女死亡

364 :サクラ大戦 最終話(2/2):2013/01/15(火) 19:38:46.79 ID:LpfQCOvL0
続いて葵叉丹の魔操機兵・神威と戦闘。ヒロインと共にこれを打ち破る。
追い詰められた葵叉丹は殺戮兵器「霊子砲」を発動。
もはやこれまでかと思われたその時、砲身にミカサで米田が特攻をかける。
終わった…大神がそう思った時、葵叉丹が悪魔王サタンとして覚醒。
人類を根絶やしにするため、圧倒的な力をもって世界各国を攻撃しはじめた。
それでも屈するわけにはいかないと大神とヒロインがサタンに挑もうとした時、
死んだはずの殺女の肉体が光に包まれ、天使ミカエルとして覚醒。
サタンといいミカエルといい、超展開である。
ミカエルの力で、倒れた花組隊員も全員復活。サタンとの最終決戦に臨む。
戦いの末、大神たちはついにサタンの弱点、天使体を破壊。
「あなたを許します、共に天へ帰りましょう」 とミカエル。
サタンはその誘いを拒否し、消滅。ミカエルは天へ帰ろうとする。
悲しむ大神を諭すように、その額にミカエルはそっと指をあてる。
「コラ!なんて顔してるの!男の子でしょ…しゃんとしなさい!」
表情、声、しぐさ…その全てが間違いなく大神の知るあやめさんそのものだった。
「じゃ…またね…大神くん…あなたと出会えて、嬉しかった…」
天へ昇っていくミカエルを大神は敬礼して見送る。
「あの…いいんですか?大神さん…」 とさくら。
大神は笑顔で答える。
「ああ、いいさ。俺には皆がいる…大切な皆がね」

365 :サクラ大戦 ED:2013/01/15(火) 19:44:12.27 ID:LpfQCOvL0
・さくらED
戦いが終わった後、一人修行の旅に出るさくら。
彼女はそのことを大神への手紙として残していた。私のわがままを許してほしいと添えて。
それを知った大神はいてもたってもいられず蒸気バイクでさくらを追いかける。
汽車に乗っていたさくらは窓の外に蒸気バイクで追いかけてくる大神を見つけ、
窓を開けて彼の胸に飛び込む。二人はそっと口づけを交わすのだった。

・すみれED
ダンスパーティーの会場ですみれに手を差し伸べ共に踊る大神。
楽しい時間は過ぎ去り、12時の鐘が鳴り響く。
「12時の鐘が鳴ったよ」
「…わたくしにかけられた魔法はそんなことではとけませんわ」
二人はそっと口づけを交わす。

・アイリスED
特別休暇を取った大神はアイリスと一緒にフランスへ。
アイリスの実家シャトーブリアン家に招かれ、彼女の両親と会食をする大神。
「ねえお兄ちゃん、お父様もお兄ちゃんを気に入ったみたいよ」 とアイリス。
「そ、そうかい?」 苦笑いする大神。
「アイリスぜーったい綺麗になるんだから、浮気しちゃダメよ?」
釘を刺されてしまい、大神ははいはい、と返すのだった。


私が確認したEDはこれだけになります。
マリア、紅蘭、カンナEDご存じの方がいましたら投下していただけると助かります。

366 :ゲーム好き名無しさん:2013/01/15(火) 19:51:59.59 ID:LpfQCOvL0
以上でサクラ大戦投下完了となります。
このゲーム、文章だけでは伝えきれない(私の文章力不足もありますが)良さが沢山あるので、
ギャルゲーだろ?と偏見を持たずに是非プレイしてみてください。
戦闘パートがありますが比較的簡単なので難しくて詰む、ということはないはず。
今からやるなら1と2がセットになったPSP版か、ある程度のスペックが要求されるもののPC版がお勧め。
時間があれば2や3のストーリーも投下するかもしれません。






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