カノウセイ


人身事故の起きた電車内が舞台のRPGツクール製ホラーゲーム「カノウセイ」
電車が舞台とは言っても、鉄オタ度0%でも十分楽しめるという私に嬉しい仕様。
 
ゲームをスタートすると、何者かの独白が流れる。
「(要約)いつも苦労ばかりで、それに見合った幸せの来ない一生だった。
因果応報だなんて言葉は全くの嘘。もし本当なら、私はもっと幸せに満ちた人生を送れるのに。
こんな世界、間違っている…」
 
場面は変わって、男子高校生2人の下校シーン。
不真面目そうな隼人が図書館での勉強を切り上げ、優等生タイプの誠とともに帰路を急ぐ。
途中隼人が何度も赤信号を渡る等の一般的なルールに反する行為をし、それを誠が注意する(が、隼人は無視)。
余裕で間に合った電車を待つ間、誠は中学時代の同級生だった綾乃と久しぶりに出会う。
綾乃の後ろには、その同級生の加奈が居た。加奈はとても大人しく、活発な綾乃とは好対照。
少し話していると、そこへ電車が来たので4人は一緒に乗る事に。
 
後に、この事を思い出しながら、誠は1人つぶやく。
「(要約)僕が止めなかったから、隼人が乗った。僕達が乗ったから、綾乃さんと加奈さんも乗った。
僕がもっとしっかりしていれば、みんなをこんな事に巻き込まずに済んだ…こんな事には、ならなかったんだ…」
 
※生死フラグと対応するイベントとかの順番がややこしいので、全員生存ルート+補足で行きます
…が、攻略情報も見ずにいきなり全員生還は非常に難しいです。
 
学校での近況等色々と話していると、電車が突然停止。人身事故が起き、しばらくは動かないという。
すると隼人が野次馬モード突入、先頭車両へ。誠を操作し、仕方なく後を追う。
途中、ポイ捨てされたゴミや話が大声過ぎる女、出入口を塞ぐ場所に居座るヤンキー等に不満を漏らす誠。
…だが先頭車両は異様に人が少ない。隼人、誠、綾乃、加奈、先程まで一緒の車両に居た男性1名。以上。
とその時、一番前の窓を見ていた隼人と、遅れて入ってきた綾乃と加奈が同時に悲鳴を上げる!
隼人の見ていた窓には、先程までは何も無かったのに突然血文字が浮かび上がったという。
「カノウセイ
ニハシヲ」
窓ガラスの内側からはそう読めた。可能性には死を?可能性に橋を?それとも…?
綾乃と加奈の方は、2両目との扉が開かず戻れないという。要するに閉じ込められたっぽい。
先にこちらへ来ていると、綾乃が無理に扉を開けようとして勢い余ってガラスを割るところが見られる。
すると【壊】という怪物が現れ、これに負ける・先に隼人の方へ行っていると綾乃が連れ去られHP1に。
そこへ1人の男性がやって来た(綾乃が連れ去られた場合、彼が救出してくれる)。
現在の状況について6人で話し合ううち、隼人が調査に行く事に。
調べると2両目と3両目の間の扉が開かなくなっていた。向こうに人の気配も無い。報告に戻る。
ついでに皆で手持ちの食料等を整理(回復アイテム入手)。
 
【壊】の時に合流した男は非番の運転手で、常磐正志と名乗る。
曰く、学生時代にボクシングをやっていたとの事。乗客を脱出させる為に窓を割ります、と拳を振りかぶり…
だがその手がガラスに触れた瞬間、ものすごい音とともに彼は全身真っ黒焦げに!
「触るな!」もう1人居合わせた、先頭車両でも偶然一緒だった男性が、ここで初めて口を開く。
周囲の温度を上げずに一瞬で消し炭…という事は焼死ではなく感電死だ、触ると同じ目にあうだろう、と。
少し話すと車内アナウンスが、たった今警察が到着したが当分は外に出ないで下さいと告げる。
化け物が出るので武器になりそうなものを探そう、という事で再び荷物を整理、鉛筆や辞書等を取り出す。
だが男性、神林亜深(かんばやし あみ)は「俺には仲間がいないし運動神経もない」等、警戒している様子。
彼は運転席の扉が開くことに気づいた。そこのドア開閉ボタンを押せば、と早速乗り込む…反応しない。
電気は来ている筈。機器が作動するかどうか確かめる為に一瞬だけ車内灯を切ってみたい、と亜深の提案。
他の皆も賛成したので早速やってもらうと車内灯は消えた。しかし再びスイッチを入れても点灯しない。
と、そこへさらなる異変が。真っ暗な中、【操】という怪物が襲ってきたのだ。
暗闇に目が慣れれば一気に形勢は誠らに有利に。勝つと<赤のキオク>なるものを入手。
 
ふと、綾乃が携帯電話というものの存在を思い出す。
しかし誠は「必要無いと思うし」、隼人は成績が良くならないと買って貰えない、加奈も持っていないらしい。
誠は加奈に「どうして?」と聞いてみたが、綾乃に「余計な詮索しないの」と話を切り上げられた。
という訳で綾乃が電話を使うことに。でも人前で電話するのも何だか、と2両目へ。
電車内の張り紙には、携帯電話についての注意書きが書かれている。
綾乃は念のため優先席から離れて電源を入れ、電池の限りネットやメールを試みるが…通じない。
ついでに誰かの忘れ物らしい携帯灰皿を見つけたので拾っておいた。
誠達と合流すると、電池が切れた筈なのに電話が光っている。もう一度操作するがやはり通じなかった。
(なお、この時電話をかけると【張紙】との戦闘に。倒すと<橙のキオク>入手)
 
気がついたら窓の外は真っ暗…電灯や星の一つも見えない、不自然なほどの完全な闇。それが余計不安を煽る。
 
一行、特に加奈の心が折れそうになってきたが、誠は緊急時に扉を開けるハンドルの事を思い出す。
だがハンドルの操作も効かなかった。とうとう加奈がパニックを起こして泣き出し、誠にも当り散らす。
それを見ていた綾乃が加奈を叩いて叱り付けるが、完全に逆効果…泣きながら1人走り去る加奈。
嫌な予感がする。綾乃もこれじゃダメだよねと反省、しかしそこへ不気味な怪物が襲い掛かってきた!
今それどころじゃねえ!とばかりに【暴】を蹴散らすと、<黄のキオク>入手。
わき目も振らず一直線に加奈の元へ急ぐと、彼女の足元に白い手袋のような怪物がにじり寄っていた。
この【絶】を倒し危機を脱すると、加奈もようやく冷静さを取り戻したようだ。<白のキオク>入手。
ここに向かう途中で見かけた消火器を、後で取っておく。
 
隣の車両に昆虫が居た。虫好きの隼人にこの事を話すと「何の虫?」と聞かれてしまうが…。
適当にコガネムシかなと答えると捕まえに行こうと誘われる。だが、いざ捕まえてみるとそれはコオロギ。
隼人は甲虫以外に興味が無いらしい。ビニール袋に入れたコオロギは、誠が預かる事に。
しばらくすると、いきなり血まみれの生首が降って来た!「セッショウハ ツミデアル」
【殺】に勝つと<緑のキオク>入手。道具欄を見ると、ビニール袋の中でコオロギが死んでいた…
※どこかの隙間から車外へ逃がしてやると戦闘回避しつつも全員生還可能らしい
 
一休みすると、車内アナウンスが。怪我をした人は車掌に言ってくださいとの事。
一行の心に希望の光が灯ったのもつかの間、その車掌というのは…どう見てもゾンビです本当にありg
…この戦闘のみ、すぐさま戦意喪失(=逃げる)すると、何故か彼は攻撃して来ない。
試しに誠が「僕達怪我をしてるんですけど」と話すと、彼は一行に回復魔法っぽいのを使ってくれた。
なお戦うと結構長期戦になる(勝つと<青のキオク>入手)
 
5両目へ行けるようになった。早速行ってみると、何だか妙な違和感が。
と、加奈が疲れたので休みたいと言い、目の前の席に座ろうとする。
その先には赤い座席…違和感の原因、異 常 に 多 い 優 先 席。
言い知れぬ不安を感じた誠が割って入る。当然皆からの冷ややかな視線が突き刺さるが、誠はおずおずと答える。
「…座る前に安全を確かめたい。重い物を載せようよ」
加奈が座ろうとしていた場所に、車内で見つけた消火器を載せると…轟音と爆風が誠を襲った。
そこに地雷でも仕掛けてあったのか、席が焼け焦げていた。もしここに人が座ったら…
 
ひとまず安全が確認されている席へ移動。
亜深が煙草を吸っているのが気になるので誠は火を消すよう頼み、綾乃が見つけた携帯灰皿を渡す。
その横に目を向けると何かが落ちていた。拾ってみると「これは不幸の手紙です」
何でこんな所にそんな物が?気になった誠が手紙を何度か調べてみると、何かが脳裏にちらつく。
手紙について綾乃に聞いてみると「知らない!!」とあからさまに態度がおかしい。
さらに問いただすと、綾乃は2人だけで話がしたいと誠を隣の車両へ連れて行く。
 
…綾乃は、加奈がいじめられている事の話を始める。
誠は、綾乃が正義感の強い性格だから、加奈をいじめる子を懲らしめる為に不幸の手紙を書いたと推測。
だが綾乃の口からは、彼女が小学生の時いじめに加担する側だった、という衝撃の過去が。
みんなと仲良くしたくて、みんなから仲間はずれにされていた同級生を不登校に追いやった…
曲がったことが大嫌いな今の彼女があるのは、その後悔と自責の念によるもの。
中学からは逆にいじめを無くす努力をするものの、色々やっても、生徒会長になっても何の成果も出ず。
不幸の手紙は言わば苦し紛れ。だが、手紙を破り捨てた数名…もちろん加奈をいじめていた…が車に轢かれた。
「あたしのせいで…」
後悔、無力感、その他色々なものが渦巻いて、自己嫌悪が自殺願望レベルにまで高まった瞬間、異変が起こる。
それらが【影】となって綾乃から分離し、不気味な声を上げながら襲い掛かって来たのだ。
誠の応戦も虚しく綾乃が倒され…すると【影】は<黒のキオク>を落として消滅。
意識を取り戻した綾乃からは負の感情の渦は消え、生きる勇気と手紙騒動の事を謝る決意が芽生えていた。
 
場面は変わって、電車の外。警察が事故について調査と運転手への聞き込みを行っている。
(ここでのみ操作キャラが担当刑事の風浪に変わります)
風浪は電車や周囲を見て回り、運転手の加納に質問し、部下の物部と相談する。
それを繰り返して色々発見するうち、何か違和感を覚える。
電柱に巻きついた紐、向こうまで貫通した電柱の穴、草むらの足跡、やたら多い蚊、犠牲者の身元etc。
と、風浪は突然彼にしか聞こえない悲鳴を聞き、つい先程まで無かった筈の変なモノを発見する…
 
再び車内。
加奈が一心不乱に音楽を聴いていて、音漏れしているのでボリュームを下げてもらう。
一休みの後、誠は突然「僕達は帰れる事を前提に行動してるわけだけど」と話を始める。
でもいつ帰れるかわからない、食料は有るけど水は限られてる、と結論としてトイレの水を流さない事を提案。
そうは言ってもさすがに抵抗がある訳で、特に隼人が嫌悪感を露わにする。
そこへ「もうすぐ出発」と車内アナウンス。これ幸いとばかりに1人トイレへ走る隼人。他メンバーは不安がる。
追いかける誠。途中、水色の小部屋の扉が開いているのに気づく。中には多数のスイッチが有った。
トイレ灯のスイッチを切ると隼人の悲鳴が!しかし扉が開かない。何度も突き破ろうとするうち【操】に襲われる。
(部屋に向かう前に亜深を連れて来ていると、扉をブチ破って戦闘抜きで出られます)
倒すと<藍のキオク>入手、扉が開く。隼人のもとへ急ぐと…真っ暗になって怖かったんだぞ、と怒られる。
その直後、隼人はいつもの癖で水を流し…途端、真っ暗なトイレの中から怪物が。
自己強化技でどんどん強くなる【逆】には苦戦させられるが、どうにか倒す。<紫のキオク>入手。
 
最後尾、6両目の扉が開くようになった。だが調べてみても何も無く、やはり外へも出られない。
仕方ないのでまた1両目から調べ直そうと言う誠。だが隼人がもう嫌だと座り込む。
無視しても何度も何度も話しかけてくる誠に、隼人は自分の心情を吐露。
「いくら調べても、もう二度と出られないって事だけしかわからなかったら。それが怖いんだ」
誠は高校の合格発表の日を思い出しながら説得を続ける。
「あの時だって、不合格かもって不安で一杯だったけど、見に行ったから合格に気づいたんじゃないか」
やがて、説得は成功。隼人に笑顔が戻る。
 
※ここまでに書いた以外の行動を取るか戦闘で敗北・戦意喪失すると大抵誰かが死亡します。
・隼人
序盤2両目の窓に止まった蛾を2回調べる→嫌な事を思い出して八つ当たりした彼は後に謎の荷物の下敷きに
トイレのイベント前にスイッチ室へ入った、トイレ灯以外を操作等→扉の向こうに首を刎ねられた隼人が
説得が完了する前に他の人に話しかける・前の車両に戻る→1人でブツブツ言っている所を串刺しにされる
・綾乃
携帯電話を操作する時優先席に近すぎる、電話や音楽をかける→戻る前に張り紙が飛んできてミンチにされる
【暴】を倒さない→顔を引き裂かれ(?)、頭から大量の血を流して息絶える
何故加奈が携帯電話を持ってないか聞かない、不幸の手紙をスルー、【影】で戦意喪失→突然倒れ、やがて絶命
・加奈
1人になった時すぐに追いかけず時間をかけてしまう→追いついた時には【絶】に絞殺された後だった
優先席に座るのを阻止しない、消火器を乗せない→地雷でバラバラに
音量を下げるのが間に合わない→突然ものすごい大音量になり、操作も効かずイヤホンも外れず、やがて頭が破裂
・亜深
運転席で消すのをトイレ灯に変更させる→誠がトイレに変化が無いのを確かめて戻って来ると運転席が血の海に
虫を捕まえない、車内でそのまま放す→虫嫌いの亜深はコオロギを殺してしまい、その後突然失踪。
しばらく経って後でそこに戻ると天井から血が、次いで彼の無残な死体がドサリ!!
煙草の時に携帯灰皿が無い、放置→地面に落として踏んで消すなり全身が炎に包まれ、何故か戦闘に突入。
勝つと彼の遺体から<茶のキオク>入手。
アイテムから消火器を使用(ゲームのバージョンが古いと不可能)すると999のダメージ…
 
・各種キオクについて
使うと、登場人物をより詳しく知る為のフレーバーテキスト的な文章(台詞形式)が読める。
赤~紫は続き物になっている。一番最初に流れるモノローグの人の記憶。無論その正体は…
彼の父親は正義感が強く、彼の人生・人格形成において一番重要な人物だった。
皆やっている事を何故自分一人だけ怒られなきゃいけないのかと言うと「その皆を連れて来い。俺が叱ってやる」
彼は、悪者がどんなに犯罪を起こそうとも逃げれば天罰すら受けないで済む世の中に怒りを持っていた。
ある日突然、未成年の無免許飲酒運転の車に一方的に事故を起こされ、父だけ死んだ。犯人は懲役数年。
その悲しみと怒りを胸に、世の中を良くしようと努力するが、政治家や警察官等になれるまでの能力は無く。
でもそういう職業につかなければ影響を起こせないわけじゃない、と自分の出来る事を精一杯やる事にした。
そして彼は、昔から好きだった電車の運転手になったという。
白は加奈。仲の良かった筈の友人達から突然仲間外れにされ、綾乃以外全員からいじめを受ける日々…。
黒は綾乃。その加奈を自分が助けた時のように、誰か祥子を助けて…と締めくくられている。
茶は亜深。かつての不良仲間は、勝ち目が無い相手には亜深一人を餌に残して逃げ、誰も助けてくれなかった。
 
・最終決戦
全てのイベントを終え、今度こそ電車が運転再開するっぽい車内アナウンス。
(5人全員が生存していると、先頭車両の血文字が消え、代わりに外の風景が見えるシーン追加)
だが、誠の前に青いマントの人物(バージョンが古いと汎用素材のダークエルフの姿)が現れる。
彼は自分の不幸な身の上と、正義の裁きとか胡散臭い話をし、「助かりたいなら過ちの無い世界を作れ」と迫る。
いきなりそんな要求されても無理な話。怒りを露わに襲い来る彼…【裁】を倒せば外へ出られる筈だ。
※【裁】に対する誠達の反応は、常磐の他に犠牲者が何人出ているかで変化。
犠牲者が出た場合「ふざけるな!そっちこそ人を殺しておいて何が正義だ!」と逆ギレぎみに怒りを露わに。
交渉決裂、最後の戦闘に突入。「やはり、お前達は失格だ。ハンギャクハ…罪デアル!!」
全員生存だと一転、冷静に筋道立てて「絶対過ちを犯さない完璧な人間なんか居ない」と反論、説得にかかる。
さらに誠が【裁】の正体を、最初に死んだ筈の常磐だと見抜く。
仮にも運転手なら何故、スイッチや非常用ハンドル等に見向きもせずにいきなり窓を割ろうとしたのか。
また、実際の感電死はあんなに派手に全身炭化はしないと、誠がどこかの本で見たという。
怪物を作り出せるなら、偽の死体も出せる。一行が強行突破しないよう、それを見せしめにしたのだ。
常磐の言いたいことはわかるが、正義や悪というのはそんな単純なものじゃない…とか何とか。
だが誠が「あなたを殺した犯人ならきっと警察が捕まえてくれる」と言った所で何故か【裁】が発狂。
どっちみち戦闘は避けられない。
 
エンディング分岐
・隼人・綾乃・加奈のうち1人死亡
【裁】を倒し、死んだ友人の仇は取ったと呟く誠。
と、いつの間にか電車に乗っているのが誠だけで、自分の降りる駅(終点)までもうすぐなのに気付く。
そうかあれは夢だワーイと自分に言い聞かせながら、能天気なBGMをバックに帰宅した誠。
だがニュースを見ると、人身事故の犠牲者の名前が、車内で殺された筈の友人の名だったのだ。
隼人なら勉強が出来ずノイローゼになって、加奈ならいじめを苦に、綾乃なら皆への謝罪の言葉を遺して。
 →BAD END1「現実」
 
・亜深のみ死亡
(【裁】を倒した直後に高校生4人の会話が入る以外、あれはきっと夢だ、のくだりまで他BADと共通)
誠らは無事生還。電車内の悪夢のような体験、あれは何だったのだろうか?
だが誠には、常盤正志と神林亜深という2人の人物が死んだのが夢でも現実でもどうでも良かった。
どっちみち「誠の友人」は全員生きているのだから。
 →BAD END2「赤の他人」
 
・他ENDの条件を満たさないように2人以上死亡
あれはきっと夢だ、のくだりまで他BADと共通。
だが相当気が動転していたのだろう、誠は帰路を急ぐ途中、普段の彼なら絶対しないミスを犯す。
それは冒頭で隼人に注意した筈の信号無視。それも、ちょうどトラックが横切るタイミングで。
 →BAD END3「たった一度の過ち」
 
・全員生存、ただし捜査を途中で打ち切る
【裁】を倒したと思ったらすぐに復活。彼の無念がいつまでも晴れないせいか。
「無駄だ。一度死んだ体だ、私を倒せるとでも思ったか」
その頃、物部と風浪の会話。
「本当に自殺だったんでしょうか?遺書も死ぬ理由も無いし…」
「他殺だとでも言いたげだな。しかし、もしお前の言う通りだったとしても、それを皆が受け入れるか?」
警察は自殺と断定。裏にあるであろう真相が明かされる日は永遠に来なくなってしまった。
乗客全員が【裁】に虐殺され生存者の居ない車内に、電車の音が虚しく響く…。
このエンド回収目的でもない限り、プレイヤーの心情をものすごく的確に表したエンディング名かと。
 →DEATH END1「希望から絶望へ」
 
・亜深のみ生存
このルートのみ【裁】との戦闘が無い。
代わりに亜深が、自分以外では1人だけ無事でいる誠を犯人だと誤解。【狂人】となって襲い掛かって来る。
誠が勝つと、正当防衛とは言え人を殺したという事実に耐えられず、カッターナイフで己の首を掻き切る。
負けると、誠の亡骸を前に「これで生きて帰れる」と喜ぶ亜深を、姿こそ見えないが【裁】が殺害。
 →DEATH END2「疑心暗鬼」
 
・【裁】等一部の戦闘で全滅
画面が真っ赤に染まり、他の生き残り達の断末魔が響く中、冒頭の誠のモノローグ(僕が乗ったから~)が流れる。
その後に「全て…僕のせいだ…」という一文が付け足され、これが誠の最期の言葉となった。
 →DEATH END3「全ては僕のせい」
 
・全員生存+捜査完了
【裁】を撃退。今度は冷静さを取り戻してくれたようだ。
誠の言い分は納得してもらえたが、「許される罪も有るが、許すべきでない罪もある」と言い残し彼は姿を消す。
 
一方、風浪は「人身事故」の裏に隠された真相を推理。
犠牲者は事故の前に既に死亡しており、犯人は死体を処分する為、紐を使った大胆なトリックで電車に轢かせた。
その犯人、それも単なる死体遺棄でなく、犠牲者を殺したのも…
「こうしてお前は常磐さんの遺体を自殺に見せかけ処分した。そうでしょ、加納さん」
常磐は同僚の加納の悪事(金を横領しようとした)を止めようとし、口封じの為に殺された。
長すぎる紐を処分しやすくするよう、短く切る為の刃物も持ってる筈。
そこまで推理しておきながら、風浪は無策で物部をボディチェックに向かわせて思いっきり不意をつかれる。
加納は物部を人質に取り、その刃物を喉元につきつけながら狂ったように笑う。
負けじと風浪は「ところで、アレはお前が自分で書いたのか?」等と気をそらそうとするが、駄目っぽい。
アレというのは序盤でも隼人が驚いた血文字…風浪はそれを見て「もしかして犯人は」と思ったらしい…
カノウセイジ
ニハシヲ
(ジの部分だけガラスではない部分に書かれた為、中から見えなかった)
そこへ突然【裁】こと常磐が現れ、自分を殺し証拠隠滅した相手…加納清二へと襲い掛かる!
 
誠達は、再び動き出した電車の中で、常磐の気持ちや彼の言っていた「正義」について考える。
正義とか裁きは建前。本音は誠達にこの試練を乗り越え、自分の想いを皆に広めて欲しかったのかも知れない。
作中に無い表現で言うと、「自業自得」や「情けは人のためならず(善行が自分に戻ってくる)」とか、「天網恢恢粗にして漏らさず」「不幸になるのは日頃の行いが悪いから」なんてのは完全に間違いで、正しいのは「憎まれっ子世にはばかる」「水清ければ魚棲まず」そして「正直者は馬鹿を見る」…。
常磐親子が一生かけて成し遂げたのがそれの証明だけ、というのはあまりにも悲しすぎるから。
そんな事を話すうち「何故戦争が無くならないか」等どんどん話が飛躍したりするが、答えは出ない。
だが、大切なのは考える事。
誠のモノローグに「でも…亜深さんは僕と無関係に乗っていた。事故も僕達と無関係に起こっただろう」と続く。
そして、常磐の魂が自分達によって少しは救われたと信じたい…と締めくくられる。
 
警察は【裁】が加納を殺したなどという結末は伏せ、拳銃を奪って自殺したと公表する事にした。
ただ真実を公表すりゃいいってもんじゃない。警察は人々の平和な日常を守るのが役目だ、と。
綾乃は不幸の手紙の事を皆の前で謝罪。加奈はそんな綾乃を案じ、退学にされないよう頼み込むとまで言い出す。
隼人は相変わらずではあるが、赤信号を渡っても誠が青信号を渡ってくるまで待つなど心境の変化がある模様。
そんな感じで皆日常へ戻り、めでたしめでたし。
最後に出るエンディング名は、常磐がどんなに追い求めても、自分で作ろうとしても掴めなかった切なる願い…
 →GOOD END「正義」
 
以上です。
クリア(バッドエンドも可)後のおまけに解説とか有り。
それによると、一部の生死イベントは失敗シーンの為に作ったとの事(扉を開けると死体が!等)
怪物は基本的に「するべきでない事」に反応するが、【絶】【影】は負の感情が強すぎて誤動作したとか。
差分含む全エンドを回収すると、おまけがちょっと増えます。
 
ホラーの皮を被った社会風刺というかそんな感じ。

昔ACのラジオCMでやってた「あなたのマナーを見て下さい」シリーズなんかよりよっぽど好感が持てると思うがどうか。






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