忍道2 散華

忍道2 散華

Part65-291~298,301~303


291 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22:38:42.99 ID:+P2Xbuyd0
室町時代末期。
大名、一条家によって治められていた小国、宇高多(ウタカタ)は
隣国、赤目家の侵攻と、阿無璃他(アムリタ)教の武装蜂起による戦乱を終え、
平穏な日々を取り戻したかに見えた。

しかし、一条家に宇高多を任せてはおけぬと
家臣、風天寅三郎久秀(かざまとらさぶろうひさひで)が東の大国、芳穣(ホウジョウ)家の後ろ盾を得て謀反に及ぶ。
また時を同じくして、阿無璃他教の教祖であった貞女(さだめ)が行方不明になり、
一条によって暗殺されたに違いないと、阿無璃他教は新たな教祖、季判(きはん)を立て再び武装蜂起を始める。
宇高多の地に、再び戦の風が吹き荒れようとしていた。

その頃、芳穣の地では芳穣家お抱えの忍び集団、風華忍者の里が一夜にして消え去ってしまう
裏切り者、柏樹のシュウが自らの生まれ育った里を焼き払い、一枚の銅鏡を持ち去っていったのだ。
業火に包まれた里から生き残った主人公、火祭のゼンと相棒のくノ一、爪紅のサン。二人はシュウを追うが
シュウに付き従うくノ一、銀蓮花のナギによってサンは斬られ、ゼンの目の前で焼き殺されてしまう。
ゼンもまた、シュウの妖術により焼かれ、吊り橋から落ちてしまう。

ゼンは、見知らぬ家で目を覚ます。顔の火傷に触れ、そしてサンの死を思い出す。
「おのれ、ナギ……おのれ、シュウ!!」
すると、川に流され倒れていたゼンをこの家まで運んだという男が現れる。

男は飛鳥忍者頭領、黒鷹のザジ。ゼンが寝かされていたのは宇高多の地にある飛鳥の里。
世話になったと礼を言い残し、里を去ろうとするゼンだが「次は顔の火傷だけではすまぬぞ」と警告される。
ザジはゼンの素性を調べ上げていたらしい。「それに、やみくもに探しても、復讐の相手は見つかるまい」
ザジはゼンに対し、一つの提案をする。この里を拠点として使ってみる気はないかと。

聞けば、先の戦乱によりこの飛鳥の里も焼き討ちされ、生き残りはザジの他には出稼ぎに出ている僅かな忍びだけ。
今再び戦が起きようとしてるこの宇高多の地では、大名達が腕の立つ忍びを探している。
飛鳥忍者の健在を世に示すため、ゼンの力を貸してほしいとの事。
協力するならば、寝床と飯の保証はする。もちろん、シュウの情報が入り次第提供すると言うザジ。
ゼンはザジの申し出を受け、飛鳥忍者として活動する事にする。
 
292 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/23(火) 22:39:23.98 ID:+P2Xbuyd0
飛鳥の里に新たな忍びが現れたという報は、すぐに宇高多の国中に伝わった。
大名達からの依頼をこなし続けるゼン。幾日が経過した頃、ザジがある情報を持ってくる。

暫く前に、業福寺という寺が焼き討ちにあい、寺の坊主が皆殺しにされたらしい。
この寺の本尊は仏像ではなく、阿修羅鏡という銅鏡であったが、その際に持ち去られている。

銅鏡……サンが殺された時、シュウも銅鏡を持っていた事を思い出す。
あれは確か、権現鏡という名だったはずだ。
業福寺を襲ったのは二人連れの男女であったらしい。シュウとナギに違いない。
しかし、何のために銅鏡を奪っているのか?

ザジは、業福寺の住職にはとある言い伝えがあったらしいと話す。
「天下乱れし時、八枚の天魔鏡揃いて、八翼の天魔降臨す。断じて一所に集めるベからず」
シュウが、八枚の天魔鏡を集めようとしているならば、残りの天魔境を探せば、シュウの首にも手が届くはずだ。

ザジの情報によると、最近、各地で暴れまわっている山賊たちが何やらお宝を手に入れたらしい。
山賊のいついている谷では不思議な光が目撃されており、天魔鏡かもしれない。

山賊を倒すと、宝はやはり天魔境の一つ、羅刹鏡であった。
羅刹鏡を奪い、その場を去ろうとするゼンだが、ナギの襲撃にあう。
「ナギ……!何故だ、何故サンを殺した!?」
「知れた事、シュウ様の邪魔をするならば、何人であろうと斬るのみ」
「奴一人のために故郷を……里の仲間を裏切ったのか!
それでシズクが……死んだお前の姉が喜ぶとでも思っているのか!?」
「っ……!!言うな、ゼン!!」
強敵、ナギに苦戦するゼン。その時、どこからかクナイが投げこまれる。
「邪魔が入ったか……。ゼン、必ずその鏡は貰い受けに行くぞ!」
その場から退くナギ。結局、クナイを投げた者はその姿を現さなかった。

飛鳥の里に帰り、ザジに報告するゼン。シュウの目的が天魔鏡なのははっきりした。
投げ込まれたクナイについてもザジに訪ねるが、ザジにもクナイを投げたのは何者かわからないという。
 
293 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22:39:55.23 ID:+P2Xbuyd0
天魔鏡の手がかりを求め、大名達からの依頼をこなすゼンは、
とある悪徳商人の屋敷に不気味な鏡が運ばれたという情報を聞く。

悪徳商人成敗の依頼を受けるゼンであったが、ゼンが屋敷へと向かった時、
既に悪徳商人は何者かによって斬られていた。
「遅かったか……!」
その時、ふすま越しに何者かの声がする
「摩羅鏡はまだシュウの手には渡っていない。噂を聞きつけた喪巣(モス)忍者が奪っていった」
ゼンはその声を知っていた。ふすまを開くゼンだが、すでに声の主はいなくなっていた。
あの声はサンの声……しかし、あの時サンはたしかにシュウによって焼かれ、灰にされたはず……。

ゼンはザジから、鏡を奪った喪巣忍者は六道の谷にいると聞かされる。
それはサンからの情報か?と尋ねるゼンに対し、俺の手の者の情報だと答えるザジ。
ではあのくノ一は誰だ?あれは間違いなくサンの声だった。
ザジを問い詰めるゼンだが、今はやらなければならない事があるはずと諭され、六道の谷へと向かう。

六道の谷で、ゼンは、喪巣忍者の首領、薄羽(うすば)と対峙する。
彼女はどこかの大名に摩羅鏡を売りつけるつもりだったらしい。
力づくで奪おうとするゼンだか、薄羽との戦闘中、毛伸(ケノビ)衆の首領である渦虫(うずむし)が乱入。
「この鏡はもらっていくぞ、薄羽!」「渦虫、なんでアンタが!」
摩羅鏡を奪い、その場を去る渦虫。ゼンは急いで後を追うが、見失ってしまう。

喪巣忍者、毛伸衆、多羅場(タラバ)忍軍……、戦乱に乗じ、宇高多の地に忍びの勢力が揃う。
毛伸衆が千軒町に潜んでいる事を突き止め、渦虫を倒すが、摩羅鏡はダンダラ峠に置いていたという。
渦虫を問いつめるゼンの背後から、ナギの投げたクナイが迫るが、突如現れたサンがゼンをかばいクナイを受ける
「サン!やはり生きていたのか!?」
「ずっと私の邪魔をしていたのはお前というわけか……。ゼン、よく見ろ!そいつはお前の愛したサンではない!」
ナギに指し示され、倒れているサンの左足にあるアザを見る。
「サンならばそのアザ、右足にあるはず。そいつはサンの鏡像、現せ身というわけだ」
現せ身だと……?ならばサンは……?
「お前の目の前で焼き殺されたではないか。権現鏡、やはりあの時サンの姿を捉えていたか」
馬鹿な……。その場にくずおれるゼン。
「心配せずともそのクナイに仕込まれた毒で、すぐにその女もサンの後を追うだろうさ。
二度も愛した女の死を見るのは辛かろう。もう邪魔はせぬ事だ」
その場を去り、摩羅鏡の元へ向かうナギ。ゼンは毒に苦しむ女を飛鳥の里まで運ぶ。
 
294 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22:40:33.68 ID:+P2Xbuyd0
飛鳥の里で女を寝かせると、ゼンはザジから、女が楓(かえで)という名である事を聞かされる。
自分の名も知らぬという女のために、ザジが名づけたのだという。
やはり知っていたんだな、と詰め寄るゼンに対し、ザジは静かに語り始める。
シュウに負け、谷底に落ちたゼンをここまで運んだのは楓である事。
自分の名も記憶も無い楓だが、倒れているゼンのそばだけは離れようとしなかった事。
姿形が真逆である事を除けば、楓はサンと同じだと言うザジ。
だが、サンではない……。ゼンは、ザジの言葉を否定する。
ザジもまた、ゼンがそう言うと思っていたから、引き合わせる機会を伺っていたという。
楓に忍びの技を教えながら……

ナギを追い、ダンダラ峠へと向かおうとするゼン。楓は見捨てるのか?とザジ。
楓は毒によって非常に危険な状態であり、至急、道反茸というきのこを調達する必要があると言う。
「俺はシュウへの復讐のためにここにいるんだ!」
「何をなすべきか、どう生きるか……。よく考えろ、ゼン」

※ここでプレイヤー(ゼン)は、道反茸を取りに行くか、ナギを追うかの選択を迫られます
・道反茸入手を選択
暗鬼の森で道反茸を入手するゼン。楓は一命を取り留める。楓に礼を言われるゼンだが、
自分は雇われ忍、この里の頭であるザジの命に従っただけだと言いその場を去る

・ナギ追跡を選択
ダンダラ峠へと急ぐゼンだが、一足遅く、ナギに摩羅鏡を奪われ逃げられてしまう。
苛立つゼンが里に戻ると、回復した楓の姿があった。ザジが道反茸を入手してきたのだ。
お前はサンではない、目障りだと楓を突き放し、その場を去るゼン。

※どちらを選んでも楓は助かりますが、この選択はエンディングに影響します。

「意固地な奴だ……。支えてやれ、楓。あれでは長く生きられん」
「ゼン……」
以後、楓もゼンと同じく、飛鳥忍者として活動する事になる
 
295 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22:41:25.53 ID:+P2Xbuyd0
その後、ゼンは大名の下に運ばれたという5枚目の天魔鏡を入手。
さらに、千軒町にある古い社にある銅鏡が怪しい光を放っているとの情報を得る。
6枚目の鏡、夜叉鏡に違いないとザジ。すでに噂を聞きつけた喪巣忍者が向かっているという

急ぎ、千軒町へ向かおうとするゼンだが、ザジはもうひとつ、伝える事があるという。
芳穣家から風天へ人質に出されていた咲夜という姫が、毛伸衆にさらわれたという。
かつて、シュウとゼンはお庭番として芳穣家に仕えており、咲夜姫とも旧知の仲であった。
今、芳穣では咲夜姫がいないと騒ぎになっている。どうやらシュウが姫をかどわかし、風天へと連れていったらしい。
そして毛伸衆が姫をさらい、芳穣へと連れ帰れば、芳穣は宇高多の地を攻める大義名分を得るだろう。
すべては戦火を絶やさぬためのシュウの策略。「天下乱れし時、八枚の天魔鏡揃いて、八翼の天魔降臨す」
シュウは八枚の天魔鏡を手中に収めるため、天下を乱そうと暗躍していたのだ。

毛伸衆から姫を救出すれば、穏便に連れ帰る方法はいくらでもあるとザジ。
しかし、それでは夜叉鏡は諦めなければならない……

※ここで咲夜姫救出に向かうか、夜叉鏡の入手へと向かうかの選択肢。
この選択もエンディングに影響します

・咲夜姫救出を選択
渦虫を倒し、咲夜姫を救出するゼン。
事情を知らない姫は、竹馬の友であったシュウとゼンが宇高多にいる事に安堵する
シュウの事は姫には伏せ、一旦飛鳥の里へと連れて行く。
鏡の方は楓が取りに向かったが、既にナギが持ち去ってしまったという。
謝る楓に対し「やめろ、お前には関係の無い事だ」と返す。

・夜叉鏡入手を選択
千軒町へと向かうと、今まさに薄羽が夜叉鏡を手に入れようとしていた。
薄羽を倒すが、その隙に現れたナギによって夜叉鏡は持ち去られていた。
「ご苦労だった、ゼン。お前のおかげで仕事が楽だ」「おのれ……!」
飛鳥の里へと戻るゼン。咲夜姫を救出してきた楓が心配そうにしているが、消えろと冷たく突き放す。
ザジはゼンに警告する。まるで夜叉のような顔だぞ、夜叉は人を食らうというが、お前は大丈夫か?と。

※どちらの場合でも、咲夜姫は宇高多の戦が落ち着くまで飛鳥の里で保護する事に。
 
296 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22:42:13.90 ID:+P2Xbuyd0
※ここまでで一条、風天、阿無璃他のうち、どれか一勢力は滅んでます。
さらに残った勢力のうちどちらかが7枚目の鏡、荼枳尼鏡を所持している事が判明。
どの勢力を倒すことになるのかはここまでの任務の受け方によって変動しますのでここでは割愛。

荼枳尼鏡を入手するゼンに向け、ナギがクナイを投げるが、はじき返したクナイはナギの肩に突き刺さる。
既に飛鳥忍者の名に恥じぬほど腕を上げていたゼンは、ついにナギを斬り、決着をつける。
「シズクとサンに涅槃で詫びろ、ナギ」「私は冥府魔道に堕ちる……。詫びたくても、詫びれぬわ」
ナギは語る、シュウの寵愛を一身に受けた姉のシズクが憎かった事。
ある任務に姉妹で挑んだ時、シズクの手を離し、死なせてしまった事。
シズクが死んで以来、シュウが変わってしまった事。
「あの方が変わってしまったのは私のせいだ……。私を恨め、ゼン……」
そう言い残すと、ナギは静かに息を引き取った。
「情念、風に舞い散る華葉の如し。せめて、清らかに散り候へ」

飛鳥の里に戻ると、楓から一枚の文を渡される
「お前たちの頭は喪巣忍軍があずかった。頭の命が惜しくば、子の刻までに
火祭一人でダンダラ峠に天魔鏡を持って来い。他の者を寄こしたり、刻に遅れれば、
頭の首と対面することになる」

「薄羽か……!」
楓はザジの命を受け八枚目の天魔鏡の在り処を探っており、留守の隙をつかれてしまったらしい。
最後の鏡、羅喉鏡は八天満宮にある。すでに多羅場忍軍を雇ったシュウが向かっているそうだ。
ザジへの恩義か、シュウへの復讐か……。ゼンは最後の選択を迫られる。

※千軒町で薄羽を倒していた場合、ザジを誘拐するのは毛伸衆になります。展開は喪巣忍者と一緒。
また、ここでの選択によってエンディングが確定します。以後、グッドエンドである「華二輪」ルートを書きます。

※ザジ救出を選択
ダンダラ峠、人質となったザジに薄羽が語りかける
「アンタ、やけにすんなり付いてきたやんか」
「なに 賭けてみたいことがあってな」
駆けつけたゼンが薄羽を倒す。礼を言うザジに対し、借りを返しに来ただけだと返す。
「ゼン、シュウを赦せとは言わぬ。だが何のために戦うのか、もう一度己の胸に問いかけよ」
まさか、そんな事を言うためにわざと敵の手に落ちたのか、と問うゼン。
ザジは、風に吹かれて転寝していたら不覚を取っただけだと返す。

飛鳥の里へと戻ると、楓がどこにもいない。代わりに一枚の文が残されていた
「短き間なれど、厚いご温情賜り、心から御礼申し上げ候。 楓」
楓はシュウを追ったのだ。ゼンは急ぎ、八天満宮へと駆ける。
「ゼン、もはや何も言わぬ。生きろ」
 
297 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22:44:04.87 ID:+P2Xbuyd0
「数は充分に揃った。シズクよ……我らの悲願、いよいよ叶う時がきたぞ」
天魔鏡を使い、八天満宮で何かを始めようとするシュウ。そこに楓が現れる。

「サンの現せ身か……。ゼンをそれほどまでに愛しておるか」
「愛……?よくわからない。でも、ゼンに笑ってほしい」
「それを愛と呼ぶのよ……。だが、貴様ではサンにはなれぬ。
ゼンも辛かろう、わしが代わりに引導を渡してくれる」

楓を倒し、トドメを刺そうとするシュウ。そこへゼンが駆けつけ、楓を救う。
「ここまでだ、シュウ……。里の皆の仇……、サンの仇!討たせてもらう!!」
ゼンによって斬られるシュウだが、それは天魔鏡によって作られた現せ身であった。
「鏡を渡せ、ゼン!」
「シュウ……、なぜだ!お前は乱世に絶望し忍を捨てたはず」
「だからこそだゼン!名ばかりの帝や将軍、大名どもでは乱世を治める事はできん!
誰かがより大きな力で支配しなければならないのだ!」
「だから大名どもを焚き付け戦を引き起こし、天魔鏡を集めたのか……!
シズクが笑って赦すと思っているのか!!」
ゼンはシュウへと言い放つ。結局は忍の技で世を乱す事しかできない、地を這う影なのだと。
「ならば、その影が天魔となる様、その身に焼き付け果てるがいい……!
貴様の血肉を贄とし、わしは……八翼の天魔となる!!」

死闘の末、ゼンはシュウを打ち破る。楓の名を呼び、彼女の身を案じるゼンを見て、倒れ伏すシュウが呟く。
「わしは、ただ、一人の女を愛しただけ。どこで道を誤ったのであろうな」
シュウはシズクを失い、変わった。姿形の似たナギが傍にいても、胸の隙間は埋められなかった。
「楓、か……。ゼンよ、お前は……」
その言葉の続きを述べぬまま、シュウは妖術によって自らの身を燃やす。
「恋情、風に舞い散る華葉の如し。友よ……。せめて、安らかに散り候へ」

その後、ゼンと楓は二人、飛鳥の里を旅立つ。寂しくなるな、とザジに語る咲夜姫。
「なに、いずれ二輪仲睦まじく咲き誇る様を見せてくれるでしょう。
黒鷹は、そう信じておりまする」

グッドエンド「華二輪」終わり
 
298 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/23(火) 22:45:46.55 ID:+P2Xbuyd0
今日はここまで。>>292で名前欄が抜けてました。
後日、他のエンディングについても軽く書きます。

 

301 :忍道2 散華:2013/04/25(木) 12:57:30.49 ID:3WzetHg80
>>291-297の続きです
他のエンディングについて書いていきます

※ノーマルエンドについて
ゲーム途中の選択肢で、ところどころ復讐(天魔鏡入手)を優先する選択をしていた場合、
グッドエンドではなくノーマルエンド「華一輪」ルートになります。

途中の展開まではグッドエンドと同様ですが、シュウの現せ身によって斬られた楓が死亡。
シュウの現せ身を斬ったゼンに対しシュウが言い放つ。
「無駄だ、その「シュウ」も現せ身よ。そこの「サン」と同じくな……」
「サンだと……貴様はそれをサンと呼ぶのか!サンは死んだ!貴様が殺した!!」
「哀れだな……。どんなに愛していても、やはりサンの代わりにはなれぬか」
その後、ゼンに斬られ倒れたシュウは、
「わしとお前は同じだ。姿形が似た女がそばにいても、胸の隙間、埋められなんだ」と言い残し、自らの身を燃やす。
復讐を終えたゼンは一人、飛鳥の里を旅立つ
ゼンが哀れだと呟く咲夜姫に対し、ザジが答える
「荒れてひび割れた大地にも、恵みの雨は降りまする。
あやつもいずれ、己が一輪咲きの徒花ではない事に気づくでしょう」

ノーマルエンド「華一輪」終わり

※ゲーム途中の選択肢で、全て復讐(天魔鏡入手)を優先し、
誘拐されたザジを見捨てるとバッドエンド「現せ身」ルートになります

ついにザジへの恩義をも捨て、シュウのいる八天満宮へと向かうゼン。
復讐鬼と化したゼンはシュウの現せ身を一体、二体と斬り捨て、ついにシュウを倒す。
ただ一人の女を愛し、失い、そして変わってしまったゼンを見て自分を重ねるシュウ。
俺たちはどこで道を誤ったのか、と問うシュウだが、ゼンは貴様の戯言など聞きたくもないと一蹴。
「ゼンよ、お前は……俺のようには……」そこまで言い残し、シュウは自らの身を燃やす。
何もかもが終わった……。ゼンは残された天魔鏡を力なく見つめる。
「天魔の力か……ははは、ばかばかしい」
怪しく輝く天魔境。
「……サン、俺はお前に……会いたい」
ゆっくりと天魔鏡に近づいていく。

場面は飛鳥の里へと移る。ザジと楓が斬られ、倒れていた。
天魔鏡は紅く輝き続け、その前に立つ女にゼンが語りかける
「サン…!会いたかった……!俺は力を手に入れたんだ、もう死なせはしない。ずっといっしょだ……」
天魔鏡によって生み出された「サン」――楓の現せ身が、表情も変えずゼンを見つめ続けていた。

バッドエンド「現せ身」終わり
 
302 :忍道2 散華:2013/04/25(木) 12:59:02.12 ID:3WzetHg80
大名エンドについて
ゼンのエンディングの後、生き残った大名によって最後の場面が変わります

一条の太平
戦は収まり、再び平穏な日々を取り戻した宇高多。
これでようやくのんびりできると思った一条だが、家臣があわただしく何かの報せを運んでくる。
「まったく、今度はなんなのだ。……な、なんじゃとー!」
一条が落ちつける日々はまだまだ遠そうだ……

季判の新たな旅
宇高多を巡る争いは、阿無璃他教の勝利に終わった。喜ぶ信徒達だが、どうも季判の様子がおかしい。
なんと、季判はゼンに惚れてしまったらしく、突然ゼンを探す旅に出てしまう。
「き、季判様ー?我々はこれからどうすればーーーー!?」
慌てふためく信徒だけが残された……

風天の野望は続く
一条、阿無璃他を倒し、ついに宇高多の地を制した風天。
どんちゃん騒ぎで祝う部下達をよそに、一人、虚空をにらむ。
「国は獲った……。次は、天下だ!!」

補足 
一部、前作キャラが絡むサブイベントがありましたのでここで紹介。

赤目
今作では落ちぶれて山賊になっています。羅刹鏡をゼンに奪われた山賊がこの人。
終盤、ゼンに復讐しようとやってきた12人の赤目(兄弟)と戦うサブイベントもあり。

貞女
今作での阿無璃他教蜂起のきっかけとなった貞女の失踪ですが、実はシュウが絡んだわけでもなんでもなく、
ただ単にふらりと旅に出たくなっただけとの事。自分が暗殺された事になってて帰るに帰れなくなった。
「おなかが空いて熊鍋が食べたいから熊倒して」などの無茶な依頼をゼンに頼んだりしながら、
最後には阿無璃他教に自分の場所は無くなったと再び旅立つ。

ゴウ、キヌ
前作主人公コンビ。出稼ぎしながらあちこちで人助けをしているらしく、
探し出してお礼を渡してほしいという名も無き民の依頼でゼンが会いに行くことになる。
ゼンの事はザジから聞いていたらしく、「飛鳥を頼む」とだけ言うと再び出稼ぎの旅へ
 
303 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/25(木) 13:03:41.82 ID:3WzetHg80
忍道2これで終わりですー。
最終更新:2022年10月13日 14:37