少年忍者サスケ

少年忍者サスケ
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468 :名無しさん:2013/06/24(月) 18:32:26 ID:??? 少年忍者サスケを投下
未解決一覧にあったスーパーファミコンのゲーム。時代劇だよくにおくんを思わせる横スクロールアクション。難易度高い。
ゲームは全編ひらがなですが、読み辛いので漢字にした。
 

469 :少年忍者サスケ:2013/06/24(月) 18:33:17 ID:???
 昔々、ある所にとてつもなくでっかい城があったとさ。
 その城には、ごくごく平凡な、殿様と姫様が住んでおったそうな。
 頭は悪いが、心の優しい二人だったそうな。
 二人はこの城で、仲良く暮らしていたとさ。
 そんなある日…。
 

「うっしゃっしゃっしゃっしゃ! 姫は頂いて行くぜ!」
「だ、だっ、誰かおらぬかーっ、だれかーっ! うきゃーっ!」
(のヮのという顔だったお姫様が、TヮTという顔になる)
 …城はもぬけの殻だった。
「ひ、姫が…がっくし」
(ドクロ仮面の忍者に姫が攫われていく。一人残った殿様が、遠くの山に何か光るのを見た。)
「ん? なんじゃ、ありゃ」
(誰かがカッコよく飛んできて、城の床に突き刺さった。)
「………」
(何事もなかったように突き刺さった男は立ち上がり、殿様の前に出る。)
「誰だ、お前」
「まあ、そう心配するな。俺は正義の忍者だからよ。 事情は全部知ってるぜ!! 俺に任せろ」
「知ってるなら、もっとはやくこぬか」
「………ま、まぁとにかく、助けに行ってくるぜ! なんたって”正義の忍者”だからな」
「いってらっしゃーい。期待しないで待っておるぞー!!」


(城下町を雑魚忍者を蹴散らしながら進む、すると一体の緑色の忍者が行く手を塞ぐ。)
「姫は頂いたぜ!」
「なんだ、てめえは!?」
「人は俺をこう呼ぶ。”かたいざこ”と…」
(本当に体力だけは高い雑魚忍者を時間をかけて倒す)
「畜生”いろがえ”だと思って馬鹿にしやがって、覚えてろよ!」


(雑魚を蹴散らし先に進む、サスケ。またも緑色の忍者が行く手を塞ぐ)
「またあったな! こんどこそ、俺の”ぱわふる”で”ぐれーと”なすらいでいんぐをお見舞いするぜ!!」
(依然と動きが変わっている、だが倒す)
「がはははは、またやられちまったぜ。へっ…」


(敵を蹴散らしお屋敷の中に入ってくる)
「俺はそんじょそこらの”いろがえぼす”とは違うぜ! 切り刻んでくれるわ!!」
(黒い侍。ジャンプ攻撃を多用してくる)
「う、ううう。しょせん、俺はただの”いろがえぼす”。しくしくしく……」


(屋敷を抜け、道を進み、城へと入るサウケ)
「わしの可愛い人形たち。あの、くそ忍者を八つ裂きにしてちょーっ!」
(リモコンを持った敵。たくさんのからくり人形が降ってきて、こちらに向かって移動してくる。無視して本人を倒す)
「自爆装置稼働」
(爆発する敵とからくり、触れるとダメージ)


470 :少年忍者サスケ:2013/06/24(月) 18:34:01 ID:???
(カラクリ屋敷の中を進むサスケ。二刀流の男が立ちはだかる)
「拙者”やぎう”と申す。そなたの腕前、噂に聞いております。いざ、勝負!!」
(連続で切ったり、刀をなげたり、波動を打ったりする強敵を何とか倒す)
「うおーっ!! なっとくいかーん!!」


(やぎうを倒し奥に進む。部屋の中央におたふく顔の男と、隅に顔を伏せ倒れた姫様がいた)
「わちが悪の”おおぼす”だしー。”やみのそしき”を操る真の親玉ってわけよー」
(高笑いする男を一撃で倒す、美人なお姫様が立ち上がる)
「あんたが姫か、助けに来たぜ!」(くうーっ! らっきーだぜっ。俺にも春が来たか?)
「あ、ありがとうございます。…と、言いたいところだが。うっそっぴょーん! ぐぁっはっはっはっ、ばーか!!」
(お姫様の頭から大きな手が生える、どうやら妖怪のようだ。驚くサスケ)
「お前にこんないい女は、もったいないぜ!」
「かぁーっ! なめんじゃねーぞ! たたっころしてくれるわぁ!!」
「その威勢もいつまで続くかな? 殺されるのはお前の方だぁっ! ゆくぞっ!!」
(空を飛び、こちらを岩に変える術で攻撃してくる妖怪。なんとか倒す)
「ふ、ふふ……、ここには姫なんかいないぜ。今頃はもう、墓の下に…ごふっ!!」


(城を飛びだし、敵を蹴散らし、墓のある所の廃寺に入るサスケ)
「たすけちくりー、たすけちくりー」
(あほ顔のお姫様が天井にロープで縛られて吊り下げられ、ぶらぶら揺れている。)
「まぢ? …あのーお姫さまでしょうか? ひょっとして…」
「ひょっとしなくてもそうらろらー。たすけちくりー」
「人生って、世の中って、そんなものなのね…」
(仏像を破壊し、大柄な僧が飛びおりてくる)
「ぐぁっはっはっは! 姫は渡さんぞ!!」
「だれや? あんた」
「姫を返してほしくば、このわしを倒すことだなっ!」
「いらねーよ、そんなもん!」
「そうはいかんだろう。頼まれているんだから」
「知ったことかよ!」
「お前それでも”せいぎのみかた”かーっ!!」
「てめーがいうな」
「わしだっていらんぞ、こんな”ちんちくりん”!」
「じゃあ、さらうなよっ!」
「さらったのはわしじゃねーっ!」
「話してないで、とっととたすけちくりー!」
「へーへー」


471 :少年忍者サスケ:2013/06/24(月) 18:34:42 ID:???
(棒を振りまわす僧を倒し、お姫様の縄を解いて床に下ろす)
「たすかったろー。ありがろー」
「へーへー」
「ずずず。ごしごし」
(自分の垂れた鼻水を袖で拭く、お姫様)
「しくしく」
(サスケは気落ちして、床に伏せた)
「あっ! そうらー。たいへんらー、たいへんなのらーっ」
「なにっ?」
「ばかとのが、うちのしろにむかっているらしいろらー。ばかとのがー」
(走り回るお姫様)
「馬鹿はお前だ。いつまでも暴れてんじゃねーっ! よしっ! いそぐぞ!」


(お城の中でおたふく顔のバカ殿が、縄で縛られたお殿様を鞭で叩いていた。)
「うらうら、お前はわちにとってじゃまなのだー」
「ひー、たすけてくれー」
(黒い影が降り立つ)
「はっはっはっはっはっ」
「だれだ!?」
「山が海が呼んでいる、悪があるぞと呼んでいる。日本という名のこの国に闇を切り裂く影一つ。嵐の少年忍者!! さすけ!! またの名を”みちのくばすたー”見参」
(ポーズを決めるサスケ)
「な、なに―――っ!?」
「貴様の悪事、全て見届けた! 観念しろいっ!!」
「けっ、しゃらくせいっ。わちの正体をみせてやるー! じゃーん!」
(バカ殿が大柄な鎧武者に変身した)
「げろげろっ! しょっくでけー!!」
(高い体力にレーザー光線、誘導ミサイル、範囲の広いパンチなどほか多彩な攻撃を持つ最強の敵。さすけは倒し、カッコつける)
「ふっ、おわったか」
(そこに姫様が『やばそう→』と付けられた巨大な爆弾を持って来て、投げつけた)
「やっつけるら―――――」
(大爆発)


スタッフロール。


 楽しい音楽に崩れたお城。
 真っ黒こげの殿さまとサスケとお姫様。
 殿さまは泣き、サスケは呆れ顔、お姫様だけが鼻水をたらしながら元気に走り回っている。
 

最終更新:2013年07月02日 20:00