式神の城Ⅱ

式神の城Ⅱ
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607 :式神の城Ⅱ 1/3:2013/09/09(月) 10:00:41 ID:???
式神の城II


■登場人物紹介


□主人公


玖珂光太郎:前作で主人公として登場した少年探偵。探偵業に専念するため高校は中退した。
式神"ザサエさん"を侍らせ、異形の神々に立ち向かう。


結城小夜:敵を倒すためだけに育てられた巫女。前作で目的を果たし、あとは自害するのみだったが、
光太郎の出会いによって自我に目覚めた。今はふみこの家に居候し、社会勉強中。


日向玄乃丈:光太郎の相棒。元殺し屋のハードボイルド探偵。月神の血を引く人狼。


ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン:魔女。光太郎をいい男に育てあげ未来の夫にしようとする。ストーリーによっては魔法によって子供化する。


金大正:三本の仁王剣と重火器を携え、「マイト」という人物の指示で光太郎を守るために戦う。


ニーギ・ゴージャスブルー:ある人物を探すために異世界から現れた少女。


ロジャー・サスケ:光太郎の親友。世界忍者。本名はロイ・バウマンといい、前作では祖父が敵として登場している。


□敵


アララ・クラン:第1世界出身。かつてふみこと男の取り合いで殺された女戦士。男が相手だと挑発する。


アノレゴス・ダンデオン:第4世界出身。紫の帝国の戦士の霊。


エイジャ兄弟:第3世界出身。兄セイは氷の剣を持ち、弟ファイは炎の剣を持つ。


堀口ゆかり:現実世界である第7世界出身。カードの魔力を駆使して戦う。本体は入院中であり、魂を召喚されている状態である。


玖珂晋太郎:玖珂光太郎の実の兄であり、力を追い求めた結果、世界と融合した"世界の秩序"である。


608 :式神の城Ⅱ 2/3:2013/09/09(月) 10:01:18 ID:???
■本編ストーリー(ゲーム中の出来事だけ記載します。)


2006年 12月。この世界とは異なる第6世界の東京。


上空に突如として開いたゲートから巨大な浮遊城が出現した。
現代に生きる魔術師たちは"ねじれた城"と呼び人と神の決戦の時がきたのだと表現した。


主人公たちは上空で城を見上げるところからゲームは始まる。


STAGE1


ビル街に現れた異形を蹴散らしていくと、多脚戦車型の大型異形"ガルム"があらわれる。
戦闘の末撃破すると、城の基底部にある浮遊用精霊回路が見えてきた。
そこに立ちふさがったのは、第1の守護者、大鎌を手にした女戦士:アララ・クランだった。
「おねーさんの服の下がどうなってるか、知りたい?」
好みの男がいると挑発しようとする彼女を一蹴し、戦いの末に勝利した。


STAGE2


アララ・クランを倒し、城の中に潜入した主人公たちが見たのは巨大な岩場だった。
まるで城壁のようなその場所に現れたのは、三位一体の異形"ノルン"。
合体攻撃の猛攻を突破すると、景色がまた変わり、木々や川が見えてくる。そこは城内への道を阻む砦、神殿がある水没部分だった。
そこに現れたのは、第2の守護者、円盤使いの戦士:アノレゴス・ダンデオン。彼を倒すと、意味深なことを呟いた。
「……見事!さすがはこの城を呼ぶだけはある……」



STAGE3


城の内部に進入した主人公たちに迎えられたのは無数の敵と地形トラップだった。(式神の城シリーズ恒例の3面の地形トラップである)
迷路のようなトラップを抜けた途端に現れたのは、いくつもの精霊回路のキューブ。
赤なら式神、白ならショット、金色は横一列に揃えない限り消えることはない。
パズルのような仕掛けを使う異形"フレイ"に時間をとられ、急ぎ足で先に進む主人公たちの前に現れたのは第3の守護者、エイジャ兄弟だった。
兄弟の息の合った連携攻撃と攻撃を吸収する心臓を持つ二人に勝てる術はあるのか。次の瞬間、二人の剣が同時に主人公に向かう。
間一髪のところでかわしたことにより、二人は互いの心臓を貫いていた。
勝負には負けたが、互いに触れることができなかった二人は満足したように消えていった。


609 :式神の城Ⅱ 3/3:2013/09/09(月) 10:04:14 ID:???
STAGE4


城も中心部へと近づきつつある時に、主人公の前にまた新たな試練が立ちふさがる。
地形を操り狭い空間の中で戦わせる異形"ミーミル"。苦戦しながらもこれを退けると、目の前の扉が次々と開き始めた。
全ての扉が開かれた先に、最後の守護者、堀口ゆかりが現れる。
カードを用いて戦う彼女は、攻撃だけでなく、防御や回復も行うトリッキーな戦術の使い手である。
そのカードを使われる前に切り札を使わせ、彼女を撃破した。


STAGE5


戦いも大詰めを向かえ、最後の敵がいるその場所へと進んで行く。


世界の秩序(ワールドオーダー)…玖珂晋太郎の姿がそこにあった。
彼はこの城を呼び出した目的を語りだす。


全ては互いを競わせる蟲毒の術をかけられていたことからはじまっていた。かけたのは光太郎と晋太郎の祖父。
自分と弟(光太郎)が長男を意味する"太郎"と名づけられているのは、どちらか一方だけが生き残るため。
生き残ったほうが月子(城島月子。彼女については七夜月幻想曲のシナリオにて。)の許嫁になり、この世界の新たな神になる儀式は完成される。


晋太郎は全てを弟に譲り、弟を新たな神にさせることは元より、本気で兄弟喧嘩がしてみたかったという。優しすぎる光太郎ではこうでもしないと喧嘩をしないだろうと。


「それでは始めようか。世界を選ぶ戦いを!」


彼の使う"武器"は主人公たちの攻撃のコピーである。それもずっと高い攻撃力で。
それでも、戦いはやがて終わりを告げる。戦いを制したのは主人公たちの方だった。


だが、晋太郎の姿が消えた瞬間、何もない虚空に世界の秩序そのものが姿を現す。


世界の秩序は、晋太郎の声で問いかける。なぜ世界は変わろうとするのか。なぜ今の時代を壊すのか。世界そのものがそれを望んでいるのか。


主人公たちが答えることはない。世界の秩序を倒すことが答えにつながると考えているのであろう。


激闘の末、世界の秩序は断末魔を上げながら消滅した。



エンディング


全てが終わり、城は幻となって消えて行く。世界の秩序が消滅した今、この世界は他の世界と交わる新たな世界になる。
それが世界の秩序が言う辛く悲しいものなのかは分からないが、主人公たちは城を見上げながら(2Pプレイの場合は城を背に歩きながら)日常へと帰っていくのだった。


610 :名無しさん:2013/09/09(月) 10:08:31 ID:???
投下終了。ストーリーは七夜月幻想曲に続きます。

最終更新:2013年10月02日 18:41