Fallout

part66-306

 


 

 

初代Falloutストーリーまとめ


 Falloutは1997年にInterPlayが発売したPCゲームであるが、現在版権は"3"でおなじみベセスダが
買い取っている。(NVの開発はObsidian)
3,NVとは違いちょくちょくムービーも入るし、常に見下ろし型の三人称だが、サブイベントをはさむと
一人称のがやりやすいのでムービー以外そちらで書く。

日本語化を行った上でプレイしているが、ブラーミン→バラモンのように後の作品などで日本語版の
呼び方がハッキリしたものなどに関してはそちらに合わせ統一する。
読みやすいよう英語表記の固有名詞などもそれっぽく日本語読みに変えるものとする。


 初代Falloutは3,NVとは違い戦闘がターン制となっていて、"AP(アクションポイント)"を消費する
ことにより武装の使用、リロード、アイテム使用などが出来る。
(最大で10、リロードが2でアイテム使用に4、武器はカテゴリ毎に違う)
そのため3,NVに比べプレイヤースキルより装備の重要性が際立っており、序盤の装備でデスクローを
倒すような無茶は極めて難しくなっている。


プレイヤーはゲーム開始前にS.P.E.C.I.A.Lと呼ばれる基礎能力とそれぞれのステータス、
Peaksというユニーク能力を決めることが出来る。

決めるのが面倒な場合、

腕っ節は強いが生後うっかりロボットが落としてしまったため頭が残念な「マックストーン」
身のこなしに優れ、他もバランスの良いロシア外交官の孫「ナターリア」
貧弱だが弁が立ち、カリスマもあるVault開放派リーダー「アルバート」

の三名から選べる。

おおよそ以下のとおり。


[S.P.E.C.I.A.L]

ST…力、HPや所持重量、装備可能武器に影響、高くて困らない。
PE…認識力、知覚力。 ターンの廻る順番などに影響、先手を打たれても返り討ちにできるなら
           低くてもいいかもしれない。
EN…頑強さ、健康さ。 HPとその上昇率、及び放射能耐性などに影響、低くてもそれほど問題なし。
CH…カリスマ、魅力。 NPCの反応はもちろん、同行する仲間達の能力にも影響する。
           人数に制限がかかると思われがちだが、実は最低値でもコンパニオンを全員雇うことが
           可能。
IN…知能。      NPCとの会話選択肢の増加はもちろん、ステータスの増加率に影響する。
            低すぎるとまともに会話できなくなり、ふとしたことで相手を怒らせて
            ユーシャルダーイ!なんてことも、喧嘩上等脳筋プレイなら低くてもいいかも・・・?

           NVプレイ済みの方なら、1はベイグラント、10はアルケイドをイメージ
           するとわかりやすい。(判定のかからない最低限の会話はできるが…)

AG…敏捷性、俊敏さ。 恐らく最も重要な部分。 前述のAPの量に影響するため、再優先で上げて
            損はない、むしろ低いとろくに攻撃できずひどい目にあう。
LK…運。       内部でのダイスロールで良い数字が出やすくなり、クリティカル率上昇を
            含め様々な恩恵がある・・・のだが、低いとクリティカルが出ないどこ
           ろか、攻撃が跳ね返って自分に当たったり弾倉が急に空っぽになったりと
           不思議な事が起こる。


[ステータス]


Small Guns     …小型の、実弾を使用する銃器の取り扱い(ピストルなど)
Big Guns      …大型の銃器の取り扱い、終始安定する(ミニガン、ライフルなど)
Energy Weapons   …エネルギー兵器の取り扱い、序盤は武器が手に入らないが終盤強い。
Unarmed       …徒手空拳やグローブ系武装使用時の技能、縛りプレイ用・・・?
Melee Weapons    …鈍器や刃物といった武器の取り扱い。
Throwing      …投擲技術、ナイフ投げやグレネードに影響。
First aid      …医療、というより応急処置能力。 アイテムによる回復に影響。
Doctor       …医療に関する知識、ある程度高いと負傷時に自力で復帰可能。
Sneak        …隠密技能
Lockpick       …解錠技術
Steal        …窃盗技能、他人の目を盗んでものを盗めるかなど。
Traps        …罠に関する知識。 高いと罠が作動しにくくなる。
Science       …ターミナルなどの電子機器の取り扱いや、化学に関する知識。
Repair       …アイテムや設備の修理技能。
Speech       …話術、あると楽が出来る。
Barter        …商売能力。今作の売買は物々交換であり、物の価値がつりあっているとトレードが可能。
           Barterが高いとそのぶん差が出ても取引できる。手形として例の瓶キャップもある。
Gambling      …ギャンブルの才能。 高いとLK同様ダイスロールの目が良くなる。
Outdoorman     …屋外生活技能といったところか。 待機時の回復量などに影響。

筆者はこの解説にあたって、スムーズにプレイするためにINTとSpeech高めでプレイ。


Peaksは本作ではあるなしで変わる展開はないのだが、例として

Kamikaze …防御値を防具のみの数値まで激減させるかわりに攻撃力を大きく上昇させる、NVではTrait。
Fast Shot …攻撃時のAP消費を1減らす、同様。

などがある。



ぶっちゃけクリアするだけなら開幕ラスダンに潜入して爆破すれば10分で終わる。(運もあるが)
とはいえただクリア目的に進んでいくと街や人、後世でまた出会うことになる人(3のハロルドなど)
と全く関わらなくてもいけてしまうので、ちょくちょくその人らとの会話やサブクエストを挟んでいく。


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 ―人は、過ちを繰り返す。


 奴隷・財産を集めんと戦争を起こしたローマ人
 黄金と領土への飽くなき欲望から一大帝国を築き上げたスペイン
 どん底にあったドイツを経済超大国へと導いたヒトラー

 だが戦争は戦争だ。

 21世紀。地下資源をめぐり戦争はいまだに続いていた。


 ただし、この時代の戦利品は戦争の道具そのもの―― 石油とウランであった。
 その獲得を狙って中国はアラスカへ侵攻、合衆国はカナダを併合、ヨーロッパ共和国は諍いの果てに
 民族国家へと分裂。

 地球に残された資源を我が物にしようとみな夢中であった。


  2077年。世界はまたしても大戦の禍に飲み込まれた。
 2時間。たったの2時間で惑星の大半が灰燼に帰したのだ。

 核により破壊された廃墟からは
 新たな文明社会が苦しみのすえ蘇ることとなるのだろう。


 少数ではあるが、比較的安全な大規模地下Vaultへと
 辿り着くことができた人々もいた。
 Vault13に移住した集団の中には君の祖先となる人物がいた。
 巨大な岩盤の下、大きなVaultドアに閉ざされた中で何事もなく暮らし、
 外の世界の様子を知ることもなく数十年が経過した。


 Vaultでの生活が今まさに変わろうとしている。





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 ゲーム中
にはないプロローグ要約

 2078年、核戦争が勃発し、どこの国が最初にそのスイッチを押したのか分からないまま2時間で
戦争は終結。地上は放射能と破壊の蔓延る不毛の地と化し、人類は生き残るため"Vault"と呼ばれる
大型シェルターでの生活を余儀なくされた。

 そして2161年、そのひとつである"Vault13"の浄水装置が機能しなくなり、事態を重く見たVaultの
リーダー、"監督官"はおよそ100年ぶりに外の世界へと出て浄水装置のパーツ"ウォーターチップ"
を回収しにいく計画を立案。

白羽の矢が立った主人公"Vaultの住人"は、監督官の指示を受け一人、外の世界へと旅立った…。




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Vaultの重い扉の前、Vault印のついた青いジャンプスーツを着た一人の白髪白ひげの老人・・・
Vault13を統べる"監督官"が話しかけてくる。


「おお、よく来てくれた」

「大問題が発生した。
 水質浄化装置のコントローラーチップが壊れてしまったのだ。
 代用品は作れないし、装置の動作過程は非常に複雑ときている」

「つまり我々は水を飲めないのだよ」


「水がなければ、シェルターじゃない…これは死活問題だ!」
「率直に言おう、君は我々の唯一の希望なんだ。
 君に代用のコントローラーチップを探してきてもらいたい」

「水が枯渇するまで我々には4,5ヶ月の余裕しかない。
 我々にはチップが必要なんだ!」


「君の地図に別のシェルターの場所を印しておいた。 探し始めるには悪い場所ではないと思う」
「気をつけてな。 頼むぞ」



 扉が開き、主人公がくぐると同時に閉じる。
そしてけたたましく警報が鳴り響いたあと、Vaultと外界を隔絶する歯車状の扉が正面へとせり出し、
開いていった・・・。

(ここからゲーム開始、主人公は後世において"Vaultの住人"と呼ばれるが、こちらでは主人公で
統一)
(舞台はアメリカ西海岸、主にカリフォルニアが舞台)


Vault… 来るべき核戦争の到来に向け、アメリカ政府とVault-tec社が各地に設けたシェルター…
     だったらよかったのだが、その実態は戦前行えないような倫理に反する実験を大規模に
     行うために作られた実験施設。
     3でのクローン実験施設のVault108をはじめ、殺人衝動を誘発する音波を住民に発し続けた
     ものから、男1女999人(逆もあり)で閉じ込めたウハウハなものまで様々。

     ただし今作のVault13は例外で、純粋なアメリカ人種を保護するために造られたもの。

     皮肉なことにこの実験用施設のうち重要度の高いもののほとんどは自滅したが、そうでもない
     ところは結構な割合で現存している。
   



 Vaultを出るとそこには洞窟が続いていて、全長が人の胴ほどある凶暴なネズミが襲い掛かってくる。
主人公はあらかじめ持たされていたナイフと10mmピストルを駆使してネズミを打ち倒し、洞窟を進む。

しばらく進むと、西から陽の光が差し込んでくる。
彼は初めて、荒野となった外の世界を目にした・・・。


(150日以内に、とある場所にあるウォーターチップを手に入れないとゲームオーバー)
(ウォーターチップさえVaultに届ければあとはぶらぶらしていてもOK)

(ちなみに日数に応じて、携帯端末のPip-boyが"メリークリスマス!"などと表示を変える)

Pip-boy…Vault住民のほぼ全てが、左腕に装着している補助デバイス。
     3,NVの3000型とは違い今作では2000型であり、モーションセンサーが標準搭載されていない、
     ガイガーカウンターもなければラジオもない、とかなり不便。
     クエスト目標や拾った情報はここに記載される。

     メニューを開くとこのデバイスのディスプレイが映し出され、そこにメニュー項目が表示される
     というのは後継作と同じ。




 山間部に位置するVault13から東に5日ほど歩いて行くと、小さな村へと辿り着く。
街に入ると一人の武装した男に歓迎され、同時に武器をしまっておくよう警告もされる。
この小さな村は"シェイディ・サンズ"と言い、自前の灌漑設備を保有しているため食べるのには
困らず、たまに来る巨大サソリ"ラッドスコルピオン"以外では何ら問題のないのどかな町らしい。


(NVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、現NCR首都となっている場所、つまりNCRが出来る
以前のシェイディ・サンズである)
(門番兼警備隊長のセスもこの後出世し、NCRにおいて最初のレンジャーとなる。
NVのロード画面にある20$札の人がそれ)



 門番の男"セス"もこのラッドスコルピオンには苦汁をなめさせられているらしく、村のバラモンを
狙ってくるこの毒サソリに先日弟が刺されたそうで村のドクターが解毒剤の確保に奔走しているらしい。
他にも彼は南東に少し行ったところにある"レイダー"のキャンプなどについて教えてくれ、先ほどの
ラッドスコルピオン含め手伝えることがあるなら村長の"アラデシュ"に話をしてくれるよう聞いて別れた。


バラモン…戦後誕生した、頭が2つの牛型ミュータント。
     気質が温厚で少量の食事で多く動けるため、専ら家畜として使われている、肉もうまい。
     カースト制度の最上位が家畜とはとんでもないブラックジョークである。


ラッドスコルピオン…サソリのミュータント、3以降の作品では藍色だが、こちらでは茶色。
          全長2m以上はあるであろう巨体を持ち、その巨体に見合ったハサミが武器。
          全作品通して、序盤に出会うと死ぬが中盤以降はカモになるエネミー。

レイダー…ヒャッハー!新鮮な肉だ―!←これに尽きる。意味は"襲撃者"。
     早い話が無法者であり、旅人や町を襲って略奪に手を染める典型的な悪役。
     3などとは違い、髪型はともかくこちらのレイダーは割りとまともな服を着ている。



 セスと別れ門をくぐってすぐ側の民家に、黒いレザージャケットを着た、ポンパドールをした
小柄でがっちりとした男を見つける。


「よう、見ない顔だな。
 ここは初めてか? 名前は?」


素直に答えると彼も快く応対してくれる。
彼は"イアン"と言い、以前は"ハブ"という町で商人の護衛をしていたそうだが、その際脚を撃たれて
しまい、それ以来この街にとどまっているそうだ。


「以前はハブの商人のガードをやっていたんだが、無法者連中の襲撃を受けた際に撃たれちまってな。
 それ以来ここに留まっている。
  街の人たちのおかげで回復できたようなもんだ。それに、俺の持っている外界の知識とこれまでの
 経験がここで役に立っている。今じゃシェイディ・サンズが故郷だよ
 ジャンクタウンやハブまで取引しに行くことも時々ある。これまで実際に町を出たことがあるのは
 おれだけだからな。}


 彼としてもラッドスコルピオン、そしてレイダーには困っているそうで、彼もやはりラッドスコルピオン
を退治できると思うなら、村長のアラデシュに話してみるといいと勧めてきた。
ただしレイダーに関してはちょくちょく食料が奪われているため、セスが自警団を組織したそうだ。


折角なので彼を旅に誘ってみると、彼は受け入れてくれたが条件として100$の金銭を要求してくる。
だが、では、と戦利品の折半を提案してみると彼は快諾してくれた。

(INTやSpeechがある程度あると説得可能、INTが低すぎるとそもそも相手してもらえない)


「行こう。戦いの日々に戻るのも悪くない」


(仲間の雇用はおおよそ金銭がSpeech、INによるが、何人連れ歩けるかはCHによる…はずなのだが1でも全員連れていける)
(仲間は数が3人と一匹と少ない上進行上訪れる場所に全ているため、雇用イベントは記載)


イアン…ピストルが得意なナイスガイ、レザージャケットは最強防具パワーアーマーを渡そうと
    脱がない。仲間の中で最もよくしゃべり、ほとんどの場所で固有のセリフがある。
    そのため序盤は頼もしいが、敵が火力インフレを起こす終盤だと一発でノックダウンも
    しばしば。
    一応正史では生き残ったらしく、2で老人となって登場する。





 その後村を奥へと進むと、他の民家と同じような石造りで一階建ての構造だがひときわ大きい家を
見つけたため、中へと入る。
中には多くの住民とそれに混じって一人、薄茶色のローブを着た老人が立っていた。


「こんにちは、旅の方。村の者が無愛想に見えても気分を害さないでく
ださい。
 ダーマ曰く、『苦難の時を経て、人の皮膚はなめされるものなり。』
 シェイディ・サンズへはどういったご用で?}


 丸く整った黒髪をした、金色のイヤリングのまぶしい老人アラデシュは、柔和な笑みを浮かべ言う。
それに対し正直に
「西にあるVaultの者です。住民は飲料水不足で死に瀕しており、
 生きるために水質浄化チップを発見せねばなりません」
と答えたところ、さすがに信じられないのか少し目を細め、


「ふむ、んー、なるほどなるほど。あなたの言うことを信じましょう・ ・・今のところは。
 ですが簡単には心を許しませんよ。脅威となりえる方は特に。

 セスと私が目を光らせていることをお忘れなく。」

と警告ととれる返事をした。

(各街の主要人物と初めて会話する際、大抵出身地を聞かれる)
(たいてい選択肢が3~4個出るため"Vault出身"で統一、ちなみに"あ?関係ねーだろファック!"
みたいな選択肢を選ぶと街や店を追い出されることもしばしば)




 彼は忙しく時間がない中質問に答えてくれ、この家族そのものの小さな村が南側の農園、
そして北側のバラモン酪農場を用い、少ない住民達で自給自足の生活を送っていることや、
ここのずっと南に"ジャンクタウン"という街があること、そして伝え聞きなため名前は知らないが
その南にも街があるということを教えてくれた。

話題を変えラッドスコルピオンの件について訪ねてみると、彼はやはり"困った"といった感じに
眉を寄せ顔をしかめ、やや大げさにラッドスコルピオンについて話し始めた。


「ああ、そうです。ラッドスコルピオンの大群に家畜をやられています。
 どこから来るのか見当もつきませんし、いくら殺しても尽きることなく湧いてくるのです!」
「そしてとうとう住民まで襲うようになりました!
 ラズローが解毒の術を探っていますが、どうなることか。」


悲しげに言うアラデシュに、ラッドスコルピオンの駆除を申し出る。
すると彼はぱあっと顔を輝かせ、「ぜひぜひぜひ是非!」とこの件に関して詳しい
医師ラズローを紹介してくれた。

(賞金をせびることも出来るが心象は悪くなる、断るとあからさまに嫌な顔をされる)
(ぜひぜひぜひ是非!=YesYesYes Please! 訳のセンスが光る)



 アラデシュの家の向かいの小さな石造りの家にラズローはいたが、アラデシュの言葉に
反して彼もラッドスコルピオンの対処法は分からないらしく、せいぜい彼の知識からあれが
北米の"エンペラースコーピオン"が巨大化したものであり、毒が次第に強さを増している
ことくらいしか教えてはもらえなかった。

そのためセスの元へ行き、ラッドスコルピオンの巣穴を案内してもらう。



彼に案内してもらった先の洞窟には大量のラッドスコルピオンが救っており、奴らの犠牲に
なったであろう家畜や人骨がところどころ産卵していた。
気づくなり向かってくる彼らを打ち倒し、根絶やしにしたことを確認したのち村に戻る。

話を聞いたセスや村人達は大喜びで私を歓迎してくれ、アラデシュも笑顔で自分を「英雄」
と称し、今後ラズローも毒の治療に専念できると喜んでくれた。



 それからすぐ村を出て東へと数日歩くと、砂漠の真ん中に小さなトタン張りの小屋を見つける。
小屋の中には洞窟へと続く小さな床下扉があり、そこを潜り進んでいくと、目当ての"Vault15"
へとたどり着いた。

Vaultの扉は何が原因か大きく内側から弾き飛ばされており、上層には既に巨大ネズミやこれまた
変異を遂げたらしい毛のない巨大ネズミ型ミュータント"モールラット"が跋扈していたため
倒しつつ進んでいき、Vault地下へと至るエレベーターシャフトを見つける。

しかしVaultの電力が供給されていない以上エレベーターは起動することができず、なおかつ
シャフト内をロープなしで降りるのも自殺行為に等しかったため、ロープを探しに一旦戻る
ことにした。

(先にロープを手に入れているならいいが、前情報がないため大抵戻ることになると思う)


 シェイディ・サンズへと戻り、アラデシュを尋ねる。
だが彼はとても狼狽した様子であり、私が声をかけるなり切羽詰まった声でまくしたてた。


「ありがたい、あなたでしたか!是非力を貸していただきたいのです。
娘のタンディが行方不明なのです。もうどうすればいいのか」


 彼の娘タンディが何者かに連れ去られ、村のパトロールが3人探しに行ったものの一人も
戻ってきてはいないらしい。
彼とセスは、タンディが最後に目撃された場所に残された槍から見るにこれがあるレイダー
一味のしわざだと踏んでいるそうだ。

この近辺にいるレイダー一味は"バイパー団"と"カーンズ"の2つであり、南東に拠点があるそうだ、
以前セスが言っていた彼らのことだろう。


 彼は詳しいことはセスに聞いてほしいと言ったためセスの元を訪れ、話を聞く。
やはり南東に拠点を置くレイダー達の仕業であるそうで、マップにマーカーをつけてもらった後、
丸一日ほどかけそこへとたどり着いた。

(レイダー協力ルートがあるが割愛)
(NVに登場する、グレート・カーンズの原点たる組織である、歴代主人公に叩き潰されている…)
(バイパー団はB.O.Sのハイエルダーを一人殺害しており、蛇蝎の如く嫌われている)
(NVにちょくちょく出てくるバイパーガンスリンガーはその末裔、尤も名前にあやかっているだけなのかも…)


 南東には一軒のレンガ造りの家を中心にテントが張ってあって、警備のレイダー達も先の鋭い槍に
緑色のレザーアーマーと、野盗とは思えないほど上質なもので固めていた。
タンディは家の中に囚われているようであり、中には外以上のレイダーがひしめきあっていた。

骸骨がツノ付き帽をかぶったようなマークが印象的な彼ら"カーンズ"は、血のっけが多いのか
武器を腰に携えた自分たちの姿を一見するなり槍を引き抜き襲い掛かってくる。


 迷わず腰の武器を抜き対処するが、騒ぎを聞きつけた他の警備のレイダーや中にいた連中も
わらわらと出てきて、あっというまに一対多の劣勢に追い込まれる。
中には44口径のマグナム銃を持った幹部らしき者や、リーダー格らしい鉄製アーマーを着用
した大男もおり、全て倒すまでに長い時間と大きな被害を被ってしまった。

(序盤じゃ難易度下げても辛い、イアン頼り)
(ただし上等な装備がわんさかあるので、倒せれば大きな実入りとなる)

 
 全てのレイダーを打ち倒した後、家の中で身ぐるみを剥がれ布の服一枚というあられもない姿になっていた
女性達を開放する。
彼女は自分にお礼を述べた後、すぐにシェイディ・サンズ方面へと向けて走り去っていった。

当のタンディは一人、自慢の黒髪はボサボサだが身ぐるみを剥がれていない清潔な身なりで
牢の中におり、声をかけると警戒したが、なぜか"冷蔵庫"にしまってあった鍵を使い扉を開けると
すぐに半歩後ろをついてきてくれた。


シェイディ・サンズへ戻ると彼女も快活になり、アラデシュの元へ戻っていく。
アラデシュもアラデシュで私に感謝の言葉を述べ、報酬として500$ほどを手渡してくれた。


「友よ、また会う時まで。砂漠で見つかる水が闇で輝きませんように」


(このあとシェイディ・サンズ街として発展を遂げ、NCRを建国する)
(アラデシュはその初代大統領となり、タンディは史上最高の人気を誇る2代目大統領となる)

(この功績を経てNCR首都のシェイディ・サンズでは一時期主人公を神格化する流れが生まれ、
政府により宗教化することは食い止められたものの首都に石像として彼の姿が残っている)


 セスがロープを売っていたため買い取り、Vault15へと戻る。
シャフトにロープをくくりつけつつ地下まで降りると、そこには上層とは比べ物にならないほどの
ネズミ達がひしめきあっていた。

個々は弱いのでまとめて潰し、遺されたアイテムを回収しつつ地下三階へと降りる。
しかし最下層、地下三階にもウォーターチップはなく、設置されたコンピューターも全て壊れていた
ため手がかりを失ってしまった。


(Vault15には異なる信条を持った人々(宗教の違いなど)が50年閉じ込められるように設計
されており、その後開いたVaultから外に出た人々が、シェイディ・サンズと3つのレイダー団
といった形で分かれた)



 仕方がないため、セスやイアンから聞いた街、"ジャンクタウン"へと足をすすめる。
vault15から南東、シェイディ・サンズから南南東ほどの方向に数日ほど歩き続けた結果、
そこそこ大きな、しかし奇妙ななりをした街へとたどりつく。

街の周囲はトタンや廃車、タイヤの積み重ねが防壁のごとく覆っており、特に入り口には大型のコンテナを
トンネルのように配置してある奇妙ないでたちであった。


「ジャンクタウンへようこそ、何か力になれることはあるかい?」


 やや空気に霞がかかっているような街の見てくれとは裏腹に、入り口のガードさんもにこやかで、
シェイディ・サンズ同様武器をしまうことを要求される。
このジャンクタウンはシェイディ・サンズとは違い商業が盛んで、"キリアン・ダークウォーター"
経営する商店、カジノの"GIZMO'sカジノ"、酒場の"スカムピット"があるそうだ。

(実はある人物から"ネクロポリス"の話を聞いていれば、ここに行く必要はなかったりする)


門をくぐり、区画を一つ抜けたところにキリアン経営の商店"ダークウォーター"を見つける。
それなり大きい街の店だからか警備も厳重であり、アーマーを着てライフルを構えた警備兵が
二名ほど入り口脇に構えていた。


「ここがキリアンの店だ。
 いいやつだし、品揃えも多いぞ」


イアンが勧める。
扉をくぐり中へ入っても警備は相変わらずであり、テーブルに座る一人の中年を中心に、
数名の警備員が囲っていた。


「ジャンクタウンへようこそ。
 どこから来たんだい。何か力になれるかな」


 あなたは?


「名前はキリアン。キリアン・ダークウォーター。
 この街の町長をしている。で、君は?」


例のごとく出身を聞かれたため、少し濁し"北の方"とだけ答える。
すると彼は"シェイディ・サンズから来たのか?"と踏み込んできたため、素直にVault出身だと
答えた。


「ふむふむ、なるほどね。 で、赤ん坊の頃ベビーベッドは金庫でしたと。
(vaultに「金庫室」の意味がある)」
「気を悪くしないでくれ。これまでに聞いた中で一番出来が悪い話ってわけじゃあない。
 さて・・・用件は何かな」


 彼曰く、「ジャンクタウンは大した街ではないが、まあ故郷」だそうで、大雑把に言うと
商売したり、悩みを少しの間忘れさせてあげられる。そうだ。
ただその一方で町長である彼も西エリアを拠点にしている"スカルズ"に関して問題を抱えている
らしく、彼の聞くところによるとここから南西の街"ハブ"においても似たようないざこざが
起きているらしい。

進むならハブで、間違っても南には行くなとも警告をされる。
南には"ネクロポリス"という街があり、そこは"天気に関係なく環境が悪い"場所であるそうだ。

話をひと通り終えてから、商売人たる彼に取引を申し出る。
すると彼は目を輝かせ

「おう、何という偶然!それこそここに店がある所以だよ!君が必要と
しそうな物は大概揃ってるぞ。こっちで見せてやろう・・・」

と言い商品を広げようとする。
だがその矢先、入り口から一人の黒人男性が現れ、突如キリアンにショットガンの銃口を向けた。


「ギズモがよろしくだとよ!」


彼が引き金を引き、散弾がキリアンに突き刺さる。
抵抗し銃を撃つキリアンに加勢し男を撃ち殺すと、キリアンはスティムパックで傷を癒やし、
すぐに加勢したことについて礼をしてきた。


スティムパック…回復アイテムで、緊急時に直接注射器で投与する。
        シリーズ皆勤賞であり、値段が高いため序盤はなかなか乱用できないものの
        後半になると有り余る上、回復量も大きいため最後まで使っていける便利アイテム。

        薬液が何なのかは未だ謎だが、Stim=Stimlantの略(興奮剤、刺激剤)なため、
        そのとおりなら根本的な解決にはなっていないトンデモアイテムである。


「いやはや。命を助けてくれてありがとう。とてつもない勇気の持ち主だよ、君は。
 どうもまずいことになってしまったようだな。
 おそらくがギズモが黒幕なんだが証拠が必要だ。力を貸してもらえないか?」
「こうなった以上、証拠さえ出ればジャンクタウンの住民も奴を追い出すだろう。
 その方法だが、奴の部屋に盗聴器を仕掛けるか自ら隠しマイクを身に付けるかして、
 奴の口から白状させるんだ。出来そうか?」

 
 げぇ、危険そうだな・・・。


「嘘は言わん、おそらく危険だ。
 君に1つ借りを作ることになるが、キリアン・ダークウォーターは借りを必ず返す男だぞ」


 キリアンはそう言い、成功の暁には見返りとして店で一番高価なものを持ってもいいと言う。
彼が私を指名したのは先ほどのことを見てだけでなく、私がこの街で全く顔を知られていない
流れ者だからこそ、ギズモが私を信用する可能性があるからだという。

引き受けると、真剣な表情でキリアンは盗聴器と隠しマイクを手渡し、そそくさと業務に戻っていった。

(断ると拘束される)



 "ダークウォーター"のある区画から少し北東、イーストサイドと呼ばれる区画はそのほとんどが
トタン張りの急ごしらえであったりしたものの、東側にスカムピット、西側にギズモ'sカジノ、
その周りにいくつかの家屋と多くの建物が立ち並んでいた。

かつては何かの建物跡だったのだろうか、ジェネレーターに直接差し込まれた『GIZMO』のネオンが
まぶしいカジノはひときわ大きく、中もここの住民から流れの傭兵、警備兵やウエイターが
スロットやルーレットを囲みにぎわっている。


 そして当のギズモは最奥の執務室で屈強なボディーガードの見守る中机に座って職務に従事
していたが、こちらが話しかけるとやや面倒そうに、しかし威圧的な視線を向けた。


「何の用だ?わしは忙しい」


頭も身体も丸い、でっぷりと太った中年はものぐさそうに答える。
"暗殺が失敗したことを伝えに来た"とストレートに切り込んでも彼は「何の話をしているのかね」
ととぼけたふりをしたが、ついさっきダークウォーターに乗り込んできた殺し屋のことを話題に
あげると、眉をしかめ

「お前のことなど知らんな。
 見ず知らずの人間がわしのオフィスに入り込んで、碌に知らないことでわしが悪いと責め立てる。
 全く受け入れられんな」

とあからさまに不機嫌に答えた。
だがキリアンの言うとおり、こちらが協力的な姿勢を持ちかけると、彼は口の端を釣り上げ
いかにも悪そうな笑顔になった。


「ほほう・・・クックックッ。
 この男がわしに力を貸すだと?何のことで力を貸してくれるというんだね」


単純だ、キリアンを殺すために人を送り込んだが、そいつは失敗した。
その仕事をやってくれる人間を探しているんだろう・・・首尾よくやる奴を。

「で、どうやってお前のことを信用しろと?」

こっちから出向いてきた。
それに、この汚れ仕事はよそ者を使ってやらせたいんだろ。

違うか?


 そう言うとやはり図星だったようで、「雇うのはわしだ」「裏切って無事ですんだ奴はいない」
と釘を刺しながらも受け入れてくれ、ついでにキリアンを殺す理由が単純に「ビジネスに邪魔」
だからだとハッキリ答えてくれた。

キリアンの殺害は完全に私に一任するそうで、証拠として彼が身につけているドッグタグを
持ってくればいいそうだ。


(分岐、報酬が金かアイテムかくらい)



【ギズモに協力】


 ダークウォーターへ行き、有無を言わさずキリアンに銃を向け、撃つ。
キリアンとそのガード、ついでに彼を慕っていたらしい地域住民が抵抗してきたが全て始末し、
ギズモのカジノへと戻る。
既にカジノ内にも騒ぎは聞きつけられていたようだが、カジノ内で武器を抜き襲撃者を返り討ち
にしても、カジノのガードは見て見ぬふりをしてくれた。


"キリアンは私が始末した。
 何でもあんたが感謝してくれているって聞いてね"


ギズモの元へ行きそう言うと、彼はその脂ぎった、文字通り厚い面の皮をぱあっと輝かせ、

「おおう、やったか!イゾーから金を受け取れ。

 ああ、素晴らしい!
 そうだ、おい、お前・・・しばらく町を離れた方がいい。まあ、念のためにだ」

と笑顔を崩さず言ってきた、なんでもすぐに出て行かないと「街に埋められて終わり」らしい、
警告だ。

仕方がないので彼の隣に立つ巨漢、イゾーから金を受け取る。
一言も言葉を発しないイゾーから1000$ほど受け取ったあと、すぐにカジノを出て行った。

(キリアンのドッグタグは、かつてジャンクタウンを拓いた祖父が身につけていたもの。
核戦争から生き残り、後のコミュニティの発展に寄与した数少ない人)



【キリアンに協力】


 ダークウォーターへ行き、期待の眼差しでこちらを見るキリアンに盗聴器を手渡す。


「素晴らしい!聞こえるかどうか確認させてくれ」
「よく聞こえる。これで奴を始末できるな。さて、約束の品だが・・・」


 そう言うと彼は、恐らく現時点で最も高価なアイテム達を並べる。
迷わず一つ選んで受け取ると、次に彼はすぐさまギズモを打倒しにいくと告げ、どうせなら
一緒に来るか?と誘ってくる。

承諾すると彼は門番のナイスガイ、ラーズから詳しい話を聞くよういわれ、その後改めて
「君はこの街の恩人だよ」と笑顔をもって送り出された。



 門を入ってすぐ、ナイフや銃弾による負傷の跡、逞しい体に刻まれたその数から彼が
逆境に鍛えられてきたことが見てとれる男、ラーズに話しかける。
既に準備は整っているようで、こちらの準備が整っているかを確認されたため勢い良く

"あの風呂オケ野郎を捕まえてやろうぜ!"

と答えると、彼はすぐさまキリアンを連れてギズモの前まで進軍した。


「ギズモ、お前を連行しに来た。今回は必要な証拠もある」
「とうとうこうなったか、キリアン。
 お前の悪臭は全く我慢ならん。すぐ始末してやろう」


 キリアンの言葉を受け、こんなときまでものぐさなのか椅子にどっしりと構えたままギズモは
銃を抜き撃つ。
それに呼応するように殴りかかってくるイゾーをキリアンとラーズと共に迎撃し、座ったまま
後ろからピストルをただひたすら撃つギズモに銃撃を浴びせる。

全く動かないギズモはまるで的同然であり、放たれた弾丸は彼の厚い脂肪に阻まれたものの
ちょうど身体の中央を大きくへこませるように着弾し、ギズモは血反吐を吐きながら机の上
に倒れ伏し死んだ。



"ギズモ打倒に一役買った。クソ野郎には相応しい報いを。
ここまでぶくぶくに太った人物を見るのははじめてだ。 "

(ボス打倒後にこんな感じのメッセージがログに流れる)
(ジャンクタウンには他にもスカムピットの犯罪行為を暴くサブクエストがあるのだが、
そちらは割愛して仲間一人と一"匹"の雇用をはさむ)



 イーストサイドのある一軒家の前を通りかかった時、一人の男性に助けを求められる。
みてみると彼の家の前に黒毛の犬が座っていて、どうもそれが怖くて家に入れないらしい。

だがその犬は近寄っても何をするでもなく、割りと温厚な気質を持っているようだったため、
試しにバッグから食べられそうなものを渡し食べさせる。

すると犬は私に懐いたようで、家の前からどくと同時にしっぽを振りながら私の足元を
ついてくるようになった。

(3でおなじみドッグミート伝説の始まり。
ただしこちらのはこれでもかというほど貧弱なので、たいていクリア前に死ぬ。
ドッグミートを生き残らせるようにクリアするのは一種の縛りプレイかもしれない)


 続けて、街の酒場であるスカムピットを訪れる。
そこでしばらく休んでいると、午後4時を回ったところだろうか、一人の奇妙な風貌をした
体格のいい男がふらっと酒場を訪れた。
(PM4:00~PM6:00が条件)

男はくたびれたレザーアーマーの上にトレンチコートを羽織り、顔には黒いガスマスクを
かぶっているため表情はわからなくなっている。


「また新顔か。流れ者なんてここじゃあ珍しくも何ともないんだが、
 どうも他とは様子が違うな。一緒に一杯やらないか?」


男、"ティコ"は、話しかけるなり気軽に飲みに誘い、誘いを受けると一杯のビールで
もてなしてくれた。

"ところで、どうかしたのか?"


「その質問は俺がしてもよかったんだがな。ま、この出会いを祝して先に答えてやろう。
 俺はティコと呼ばれている。遥か東、かつてネバダと呼ばれていた所から来た」


 色々危険な目に遭ったろう、よく生き延びたな。


「厳しい訓練の積み重ね、それと優れた武器のおかげだ。
 じいさんが昔レンジャー部隊にいた人でな、知っていることは全て親父に教えたんだ。
 親父はそれを俺に伝えた。だから常識は身に付いてるわけよ。光る水には口をつけない、とかな」


ティコはビールを口につけつつ思い出話やこの街のことを話し、
それから続けて彼は特に自身のサバイバル知識について時間を忘れて熱く語った。

そして話が終わった頃に、力を貸してもらえないかと打診する。
すると彼は快く引き受けてくれ、自慢のショットガンを軽く引き抜いてその手に持った。

「そろそろ頃合か。よし、案内してくれ。
 道路掃除と洒落込もうや」


(彼の出身と装備からNVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、彼はNCR併合前の
デザートレンジャー出身)
(ゲーム中のテクスチャは汎用のものなので分からないのだが、装備と設定からして彼が着用
しているのは恐らくNVのDLCに登場する"デザートレンジャー・コンバットアーマー"のコンバット
アーマー部分をレザーアーマーに変えたもの)

(というより、NVのベテランレンジャーのデザインはティコをモデルにされたもの)
(ティコは作中唯一ライフル系の武器を扱え、アーマーも硬い、作中最強の仲間)



 イアンに続きドッグミート、ティコを連れ、ウォーターチップの情報を求めるべくジャンクタウン
から南南西に数日歩き、"ハブ"を訪れる。
いくつか小山と砂漠を越えた先にあったハブはとても活気づいていて、入り口周辺にたむろして
いるキャラバン隊を皮切りに、ところどころ剥けてはいるもののおおむね綺麗な道路やそこを
歩く住人、そしてそれに混ざって警察隊が警備のため歩いていて、ジャンクタウンやシェイディ・サンズ
とはまるで別世界となっていた。

建物もジャンクタウンのようなトタン張りではなく戦前の建物を流用しているため綺麗で、
ちょくちょく空いた平地にも自給自足用の畑が開墾されていた。



さっそく聞き込みをはじめ、入り口にたむろしていた輸送業者であるキャラバン隊から、
その手の話ならこの街のダウンタウンにいる水商人たちをあたってみるのがいいと言う話を聞き、
ほぼ時を同じくして、装備の調達のために訪れた武器商人のベス嬢から、ハブの生命線たる
キャラバン隊がちょくちょく行方不明になっていることを教えてもらった。

住民の中には先ほど聞いた水商人が黒幕と思うのもいるそうだが、彼女はこの事件に関してほぼ
都市伝説化している化物"デスクロー"か、あるいは"Brotherhood of Steel"というおかしな組織
の仕業なのだと推測しているらしい。


Brotherhood of Steel…通称B.O.S、テクノロジーを信仰、保護保管を目的とし活動する組織
           であり、戦前の軍関係者や科学者の子孫から構成される純血主義で
           排他的な軍事集団。
           エネルギー兵器と超合金パワーアーマーを好んで使う。

           創始者であるロジャー・マクソンの子孫が代々継いでいる最高位の階級
           であるハイエルダーを筆頭に各支部長にエルダーを置いているが、一応
           方針としてはよっぽど逸脱しない限りは各支部が勝手に動いても良い。

           本来は、知識のない無法者にテクノロジーが渡り悪用されることを防ぎ
           アメリカ復興のための手段としてテクノロジーの保護をしているのだが、
           2277年以降のB.O.Sはすっかりそれを忘れてテクノロジーの独占を目的に
           動いているという、手段と目的が逆になってしまっている状態にある。

           2ではエンクレイヴの登場で苦しめられるも撃退したものの、NVの時代に
           おいてはNCRと戦争、敗戦し壊滅寸前に追い込まれている。

           今作で登場する階級は、
           イニシエイト…訓練生。
           ナイト…機械整備などの雑務、機械の製造及び有事の際の戦闘役。
           スクライブ…テクノロジーの複製、維持、たまに調査。専ら設計図書き写し。
           パラディン…最高のナイトがたどり着く階級、外部の戦闘を担うパワーアーマー兵。
           エルダー…各支部リーダーだが、本部には評議会員として何人かいる。
           ハイエルダー…B.O.S本部リーダー、代々創設者マクソンの家系が担う。


ハブを南に突っ切り、最南端の寂れた場所へと辿り着く。

いるのはガラの悪いキャラバンドライバーやいかがわしいイグアナ焼き売り程度だったが、
その中にひとつ、大きな建物を見つけた。
ここが水商人の拠点らしく、彼らは文字通り水の売り買いを商売にしておりまさにハブの
ライフラインを一端を担っているそうだ。

(余談だが、ジャンクタウンの方にいるいかがわしいイグアナ焼き売り、というのが作中本に
なり出版されている)
(3のスキルブック、"ゴミの街の馬鹿な商人の話"がそれで、原文では
“Tales of a Junktown Jerky Vendor”
つまるとこ"ジャンクタウンのいんちきジャーキー売りの話"になる)

(作中では肉料理の代表格としてこのイグアナやリス、あとバラモンのようなミュータント
がメインになっている、ちなみにジャンクタウン近辺にはイグアナはおらず、ジャンクタウン
のイグアナ焼きは"人肉"である。 フレッシュミート!)

(ちなみにここのダウンタウンにはNVで登場した"クリムゾンキャラバン"の本社があり、仕事を
受けられる。
当時の社長はデミトリー、日夜刺激を求める熱い革ジャンである)



 従業員の一人に話を聞く限りでは、思い当たる節としては近隣のVault、あるいは"ネクロポリス"
にウォーターチップがある可能性があるとのことだが、確証はないらしい。
ついでに商談も持ちかけられ、もしVaultの水が危機に瀕しているならそこまで水を運んでもいい
と言われる。

値段はなんと2000$、しかもその量でもせいぜいプラス100日分の時間稼ぎしかできないらしい。

(交渉で値段を下げられる。
契約した場合、あとからこちらで支払った分の他にVaultでも二重に金を取っていたことが判明)



 建物を出て、他にも聞きこみを続けるが特に収穫は得られず。
だがハブの西、オールドタウンにおいて、一人の奇妙な男と出会った。


「そこの若い人、どうかお恵みをー。
 ツキに見放された哀れなミュータントに救いの手を・・・ゲホゲホ」


 全身が緑色でところどころ皮膚が剥け、頭部に至ってはわずかに残る白髪やむき出しになった
歯だけが人間らしさを感じさせる老人ハロルドは、咳き込みながら残った左目だけで懇願する
ように見つめてくる。

その手に25$ほど握らせると彼は礼を述べ、咳混じりにハブの住民達が自分をクズ扱いすることを嘆いた。


 今ではこのハブが彼の故郷だが、かつて彼は私と同じくVaultにそうだ。
彼は80年以上前の核戦争時代から生きているそうで、鳴り響いたサイレンと共にVaultに
足を踏み入れた時から苦難の日々の連続であったと語る。


「行商が生業じゃった。
 生存者のいる居留地を巡回することで結構うまくやっておった。
 仲間は何人も失ったがの、ゲホゲホ」
「ならず者どもに殺されたよ。キャラバンがゴミ虫どもに襲われてな。
それとミュータントどもじゃ。クソッタレ。奴らが露払いの如く現れなければな・・・
 ゲホゲホ、ガードを山と揃えてないと話しにならんかった」


 彼が言うミュータント、正体は不明だが、かつて彼らがここから北西のエリアを探索している
時に出会ったそうだ。
彼らも死力を尽くしたがミュータントは数で勝り、結局は先に言うような甚大な被害を受けた
ということで、続けて彼はその時のことを遠い目で語り出した。


「わしらは探検に出た。
 そう、リチャードだ。 "リチャード・グレイ"。
 彼をリーダーにして少人数のグループで辿り着いた」
「何があるのか知らねばならんかった。
 ゲスどもを量産しているのが何であれ、何とか止めようとしてな。
 覚悟しとったつもりじゃったが、まるでダメじゃったよ」

「リチャード・グレイは医者じゃ。
 わしより少し年が上の、頭のいい友人じゃった。原因を突き止めたのが彼じゃ」
「古い軍事基地らしき場所じゃ。
 侵入するのに結構な犠牲を払ってしもうた」


 何が出てきたんだ?


「ロボットじゃ。わんさとな。全く、驚いたわい。
 戦争やら何やらで結構な時間が経っとったにもかかわらず機能しておったからな。
 いいようにやられてしもうた」


 ロボットの所を抜けた後は?


「ミュータントの国のバーゲンに行ったらあんな感じじゃろうな!
 お客さん、ダース単位の方が安いですよってな!ありゃあ製造工場だって以外に理由が思いつかん」
「かなり奥の方まで行ったんじゃが、もう既に何人も脱落しておった。
辿り着いたのはグレイとわしを含めて数名じゃった」

「フランシーヌがロボットにやられた。
 マークは負傷したので地上に戻らせた。残ったのはわしとグレイだけじゃ」


 そして最後に残ったハロルドとリチャードは最深部へと進んだが、地上へ戻ったはずの
マークは以降音沙汰がなく、荒野がトラウマとなり外に出なくなったハロルドはもはや
彼の安否を知ることは叶わないと嘆く。


「最深部と思しき場所まで到達した。そこにはプラントのようなものが
あった。で、その時じゃった」

「ロボットクレーンが倒れてきた。グレイは空中に跳ね飛ばされ、
 酸のタンクのようなものの中に落ちた。グレイを見たのはそれっきりじゃ。
 わしはボロボロになりながらも・・・一人で脱出した」


 その後よく死ななかったな?の問いにも彼は笑顔で「実は殺されたんじゃ、笑えるじゃろ?」
とジョークをとばし、それから一人生還した彼が荒野で知り合いの商人に拾われここへ戻り、
今のように身体に変化が訪れて以降ずっと暮らしていることを語った。

彼もなぜ自分がこうなったかについては、漠然と「基地内にあったもの」に原因があった
とだけしか分かっておらず・・・深い溜息を吐き、これが分かりそうなのはせいぜい
"リチャードくらいだ"と重く答えた。


多くを語ってくれた老人に更に20$を握らせ、感謝の言葉を背にハブを去った。

(3をプレイ済みならきっと分かるかもしれないが、この人はオアシスで樹になってる
ハロルドさんその人、樹が生え出したのは2から)
(しかし歴戦の強者だとしても今はロクに動けないし働けないこの人が、よくもまあ120年後
まで生き残り、あまつさえ大陸横断して東海岸まで辿り着いたものである)
(一応このあと2208にはロサンゼルスに、2238にはゲッコーを経由しているが、直線距離にして
4300km以上、そのうえグール大嫌いな中西部B.O.Sやアメリカ人以外殲滅だヒャッハーなエンクレイヴ
の目を掻い潜るならばかなり迂回する必要あり)

(ちなみにハロルドさんが入れられたVaultは"29"であると言及されており、そこは入植の際
15歳以上の人間が入れられなかった社会実験用Vaultである)
(2072年生誕のため、今作でお年89、3では205~6である)

(ちなみに最初の選択肢で"金が無いんだ!"を選ぶと逆に「幸運を」と言ってくれる、
案外親切である)


 ハブを出てほぼ真西、数日砂漠を歩いたところにボロボロのハイウェイと、コンクリートが
あらかた剥げ鉄筋がむき出しになったビル群が見えてくる。
廃墟郡、"ネクロポリス"はこのビル群により日の当たらない位置に存在した。

じめじめしていて、なおかつライトなしには走りたくないほど暗いネクロポリスには、
放射能により肉体と精神の両方をやられてしまった"フェラル・グール"達が跋扈していた。


グール…放射能により、新陳代謝機能が停止するなどしたため皮膚が剥がれたり放射能に
    順応できるようになり、加えて数百年生きられるほどの長寿を手にした人間。

    その風貌から多くのコミュニティで差別されており、結構な割合で性格が卑屈だったり
    過激だったりする。ハロルドはグールとミュータントの中間くらい。

    今作は正気を失っているフェラルも理性のあるのもまとめてグールと呼ばれている。


(余談だがここ、ネクロポリスはベーカーズフィールドである)



 一応町内の廃モーテルに住んでいるグール達は理性があり、皆一様に水を自分たちに供給して
くれるらしい"セット"という人物の話をしていた。
(セットは割愛、ガラは悪いがおおむね取引には忠実にしてくれるグールさん)

 ネクロポリスは遠目に見た通り既に都市機能を完全に失っており、区画を移動するにも東西北
すべからくガレキで埋まっており大きな迂回を強いられる場所であったため、マンホールを開き
下水道を通ることにした。

下水道内は比較的安全のようで、見える脅威はせいぜい巨大ネズミが何匹か。
そのままネズミを駆除し下水道を北へ北へと進んでいくと、途端に少し明るい場所へ出る。


「そちらの脅威になるようなもんなど何もない!」


突然叫び声が響く。
明かりの方向を見ると、グールの集団がソファーやテーブルを下水道の開けた場所に持ち込み、
焚き火を囲ってたむろしているのが見えた。

グールは武器を構える自分を見て怯えているらしく、銃を仕舞ってから話しかける。


「まずは撃たないでくれたことに感謝しとく。何か力になれるかな」


 グールの長らしき人物が代表として答える。
彼らは"セット"という人物の率いる派閥によって下水道へ追い込まれ、最低限の水を与えられつつ
ほそぼそと生を享受しているそうだ。

セットも同様グールで、口には出さないもののいざネクロポリスを外敵から防衛する必要が出来た
際に、戦力を確保する必要があることを案じてこうして彼らを飼い殺しにしているらしい。
ただつい最近、彼らは"ウォーターシェッド"と呼ばれる地下水を汲み上げていた場所の取水ポンプの
故障によって地下施設に直接赴き水を採りに行くことを余儀なくされているそうだ。


 その地下施設には水質浄化管理用のコンピューターが設置してあるそうで、当然ウォーターチップ
も取り付けられている。
だがポンプの壊れた以上地下施設に頼るしかない彼らにとってそれはまさに生命線であるらしく、
持って行きたいと願いでるとそのボロボロの目を潤わせたグールの長にそれはやめてくれと懇願される。

だが別の条件として、取水ポンプを修復することが出来るのなら持って行っても構わないということだ。
ポンプが壊れたためにやむなく地下施設へ行っている状況であるため、仮にウォーターチップが
なくなろうとポンプさえ生きていれば当分は生活が保障されることになると言うことらしい。


二つ返事で引き受けると、ポンプの修理部品は現在下水道内のどこかに落ちていて、それを探しに
行ったグールたちは下水道内に巣食うモンスターのせいか、一人も帰ってこなかったと説明を受けた。


「ありがとう。部品を手に入れたら戻ってきてくれ。
 その後のことも力になれるはずじゃ」


 溜まり場から東、次いで北へと抜け、入り組んだ下水道の北端から地上へと出る。
セットの派閥のグール達だろうか、非常にガラの悪いグールたちばかりが顔を連ねており、
近くを通ったり話しかけようとするなり「いちいち鼻を突っ込むな」だの何だのの罵声の
オンパレードを一身に受けた。

そこウォーターシェッドから少し北へと進み別の下水道へと潜り、立ち塞がる肥大化した
モールラットを仕留め修理部品を回収しグールの長のもとへ戻る。
すると今度はまたウォーターシェッドで修理するように頼まれ、ちょっとしたマニュアルを
受け取った。

(スキルブック、使うとスキルが上昇する。 今回はRepairだが、上げてもだめなもんはだめである)


 ウォーターシェッドへと戻り、取水ポンプのある施設を訪れる。
しかしなんということか、施設の入り口には全身が緑色をした3mはあろうかという大男が甲冑を
つけ、腰にミニガンをぶらさげて立ちふさがっていた。
男、ハリーはその鋭い目つきをこちらへと向け話しかけてくる。


(説得成功ルートと拉致られor敵対ルートの2つがある)


【説得成功】


「おい、おまえグールに見えない。
 なんでだ」


 ハリーは体躯に似合う低く太い声で、どこかおぼつかなそうにそう聞いてくる。

"今日はオシャレバッチリ決めてるからな!"

訝しむようにこちらを見つめる彼にそう答えてやると、彼はやや戸惑った様子で
「おー・・・まー。オシャレっちゃーそうけ?」と何だかんだで納得してくれた様子を見せてくれた。


 彼は"ロウ"と言う人物からここを見張るよう言われているそうで、もし"ノーマル"が来た
場合そのロウのもとへ連れて行くよう言われているという。
そこでピンときたのかハリーはこちらをまた訝しむように見つめてきたため、念を押すように
にこやかに自分が"ノーマル"ではないことを伝えてやる。

すると彼はとうとう混乱したのか「グールじゃない、ノーマルでもない・・・」とぶつぶつ
つぶやき始めたので、今度は自分が「最新技術で造られたロボットなんだよ!」と言ってやる
ととうとう合点がいったのか、とりあえず納得してくれ処分については保留してくれた。

(ちなみにロウとは"Lou Tenant(少尉)"なのだが覚えられずこう呼んでいるらしい)
(ルー・テナント、つまり少尉って言ったんだよウェイン。
すまんね、悪い奴じゃないんだがたまにスーパーミュータント並にバカになる)

(説得失敗した上ついていくのを拒否すると彼ら7人ほどを相手にすることに、イアン死亡まったなし)


【拉致られ(バッドエンド)】


 緑のミュータントに脅迫され、泣く泣くあとをついてどこかのVaultへと行く。
そこには彼の上官らしき片目用ゴーグルをつけた別のミュータントとともに紫色のローブを着た
怪しげな人達が集まっており、解放されるなり彼、ルーテナントこと"ロウ"がにこやかに話しかけてきた。


「さてどうするかね。極めて重要な情報をリークしてくれると聞いているのだが。
 こちらとしても是非お願いしたいところだ」


彼はそう言い、私にVault13の所在を話すよう要求してくる。
断ってやると、彼はやや顔をしかめ口を開いた。


「言ってくれるなこのお調子者めが。
 その言葉の意味を教えてやりたいところだが、正直時間の無駄だ。

 そちらの選択肢は2つ。私が知りたいことを話すのもいい。
 あるいは話せるよう力を貸してやってもいい・・・こちらのやり方でな」


3メーターの巨体が威圧感たっぷりに睨み、唸る。
そこでもう一度断ってやると、彼は今度は意地悪そうな笑みを浮かべ私をVaultの硬い床へと
勢い良く殴り倒した。


「どうかね?口は・・・開きそうかね?さて、なんの話だったかな。
 ああ、そうそう・・・Vaultだったな」


 その・・・場所は・・・お前の夢の中だ。


 もう一発殴られる。


「 ああ、実にすがすがしい。君はどうかね?
 ・・・さあ、もう我を張らずにVaultの場所を教えるんだ。こちらもいい加減飽きてきたぞ」

(どんどんHPが減っていくため、どれだけ粘れるかはそれに依存)


[拒否]


「君の意志の強さにはほとほと感服する。ガード、独房に戻して浸潤の
準備をさせておけ。我々の同胞になれば話す気になるだろう」

 
 浸潤?その後なら口を割ると確信しているのなら、どうしてこんな真似をする?


「それはな、軽い障害が起こるからだ。いつもではないのだが、
 記憶がな・・・何と言うか・・・浸潤のせいで飛ぶことがあるのだよ。
 君が場所を忘れてしまう恐れがあるあるわけだ」


 お互い手詰まりのようだな。


「残念ながら現段階では何の障害もない。どうしても知る必要があるからな」


"私が忘れているよう祈っておくんだな。
今回のことを少しでも覚えていたらタダじゃすまさんからな"

捨て台詞のように吐き捨てた直後、意識を失った。
(バッドエンドへ)


[降参]


教える!これ以上は勘弁してくれ!
とうとう心が折れ、ロウに懇願するように叫ぶ。

すると彼はまだ意地の悪い笑顔を浮かべ、自分に対し質問をしてもいいと答えた。


 ここで何を、何のために活動しているのか、私にどうしろというのか、まとめて質問する。


 彼が言うにここは彼ら"スーパーミュータント"にとっての創造の地と呼ばれる場所であるらしく、
ここで彼らが慕う"ザ・マスター"の僕である彼らを作り出しているそうで、ゆくゆくは"ユニティ"
という彼らの悲願を確固たるものにするのだという。

 ユニティは彼らの目指すところであり、着実に衰退の一途を辿っている文明に彼ら、病気にも
ならず知能や肉体は現人類を凌駕する、まさに人類の進化系たるスーパーミュータントが
なりかわり、やがては世界を救うのだと力強くロウは話す。
彼らからすればあくまでも人類を総ミュータント化することも"善意"であり、この灰で覆われた
世界で生きることに比べれば、個人の自由意志などとるにたらないといった論調だ。


 彼、ロウも以前は人間であり、ミュータント化する以前の自分を"泥濘でもがくナメクジ"と貶め、
彼らをミュータントへと変異させた戦前のテクノロジーの結晶"FEVウイルス"を浴び今のように
なったことを"栄えある変容"とまで例える。

そしてそのユニティを主導するのが"ザ・マスター"という人物であり、そのFEVを完全に活用した
最初の人物なのだそうだ。
現在その彼は"カテドラルの子どもたち"という彼らスーパーミュータントを崇める組織の
対応で忙しいそうだが、案外崇拝に対してまんざらでもないらしい。


「命のもとたるウイルスに導いてくれた方であり、我ら全てのファーザーである。
 君にとても会いたがっておられるぞ。光栄に思ってもらいたいものだ」
「まあ、君の頭ではとても理解できないと思うがね。だが心配しなくていい。
 君にもじきに新しい命の全貌が目に入ってくる」


 どういうことだ!?


「・・・フゥー・・・、まだ分かっていないのか?
君は最高品質のノーマルなのだよ。もうじき我々の同胞になるのだ」
「FEVは戦争でばら撒かれた放射線のせいで突然変異したのだ。
 この荒れ果てた土地に住んでいる者は変異FEVに曝されたせいで一部免疫ができ、
 完全な効果を受けない体になっている」

「つまり、vault出身の君はこの突然変異ウイルスにほとんど接していないわけだ。
 培養槽にあるオリジナルのFEVが顕著な効果をみせるはずなのだよ」

「この結論を得るまでに数え切れないほどの人体実験を行なった。
 マスターは、この理論を実証するために未解放のVaultを探しておられる。

 そこへ君がやって来たわけだ。ご配慮実にありがたいね」


「無理に言わせたとは思っていないぞ。

 だがVaultの所在を話してくれたことには感謝しておこう。
 きっとマスターも心の底から感謝してくださるはずだ・・・」


(ここからバッドエンド、ムービーなので三人称で書く)
(ちなみにここで敵対するとロウと戦闘になる、ミニガンを開幕ぶっぱなしてくるため装備が弱いと
瞬殺される、ドッグミートやイアンあたりは木っ端微塵になる)
(とはいえこちらの装備も同様ミニガンやプラズマライフルなら返り討ちにしてやることも可能で
あり、その場合ここまでの過程をショートカットできるためその進み方もあり)


     
 その後時間が経ち、全身を白い包帯のようなもので巻かれた主人公はどこかの施設の一室へ
連れて行かれる。
スーパーミュータントが管理するその一室には緑色の粘液が入った培養槽がびっしりと敷き詰め
られており、その少し上を伝うように張り巡らされた足場のやや広い場所にある柱に主人公は
拘束されていた。

 全身を激しくくねらせ必死に包帯を引きちぎろうとする主人公。だが無情にもすぐにロボット
クレーンが動き出し、主人公の首根っこを掴んで少し持ち上げ、そのまま培養槽の真上へと移動
していく。


 そして緑色の粘液へ投下される主人公。

白い包帯がみるみるうちに緑色に染まる中、ようやく拘束を振りほどいた彼は手を伸ばすが・・・
天へ伸ばした手は、かつての面影を振り払うかのようにめきめきと大きくなり始めていた・・・。


 
 シーンは変わってVault13、だが外敵の侵入を100年に渡り防いできた扉は焦げひしゃげ、
洞窟の中に転がっていた。
二重扉となっていたが、こちらの隔壁も無残に破壊されたVaultの入り口の脇のモニターには、
ノイズ混じりに監視カメラが捉えたVault内部の映像が映されている。

 伸縮性はあるが防御力とは縁遠い、背中に"13"と書かれたジャンプスーツを着た住人たちが
緑色の巨人達から逃げまわるが、彼らの持つミニガンやレーザーライフルの前にことごとく
殺されていき、状況は次第にただの殺戮から、圧倒的優位を確信したスーパーミュータント達
が住民を面白半分に殴り殺したりする歪な享楽の場へと変貌していく。


 そこで一旦カメラの映像が途切れるが、すぐに今度は別のエリアの映像が流れる。
細長い通路、そこを次から次へと突入していくスーパーミュータント達、だが彼らはそこに
たどり着くこと叶わず次々に倒れ伏してゆく。

 首振り型のカメラが次第に彼らへ与える銃撃の主に振り向く。
もはや最後の砦となってしまったVaultの監督官が、両脇に巨大なミニガンのとりつけられた
監督官用の椅子に陣取りスーパーミュータントたちを迎え撃っていた。

だがしかし孤立無援、単体の性能以上もさることながら物量の差は覆せず、次々に溢れだした
スーパーミュータントたちが銃撃を抜け椅子にとりつき、抵抗する監督官を殴る、殴る、殴る・・・

カメラは目を背けるようにまた向きを変え・・・それを最後に全ての映像は途絶えた。




(ここから本編、説得成功ルート)


 ハリーのいた家屋の奥のマンホールから下水道へと降り進む。
下水道内にはVaultがあり、それを警備するように全身が光り輝くグールが並んでいた。

(みんなおなじみ、3,NVでもいた光りし者である)


彼らを打ち倒し、Vaultのエレベーターを降りて奥へと進んでいくが、Vault内のほとんどの機械類は
既に激しい損傷やメンテナンス不足で使い物にならなくなっていた。
だがVaultの地下三階、最奥部へと進むと一台のコンピューターが稼働しているのが確認できた。

稼働中のコンピューターには一台の小さな機械がとりつけられていた・・・
まさにそれこそ、自分が長い旅路をかけて探し求めたもの、"ウォーターチップ"であった。

(余談だが、このVaultは"12"。
このVaultは人体の放射能の影響を観測する実験をしていて、そのため扉が完全には閉まらない
設計となっていた・・・そのくせ水質浄化装置だけは完璧なのだが。 
そのために地上はグールとなったかつての人々が跋扈しているが、どうやらグールは子孫を
残せないようなので地上にいるグール達は恐らくほぼ戦前から生きる人々だけで構成されている)



 長い旅路が報われることを願い、Vaultを出て北へと向かう。
数日の長い道のりを山越え谷越え砂漠越え、順調に歩いて行き、巧妙に山の中に隠された洞窟
を奥へ奥へと進むと、懐かしい"13"の文字が顔をのぞかせた。

勇み足でVaultのエレベーターから最下層に降り、これまた最奥部の武装イスで事務仕事に
あたっていた監督官の前に立つ。

期待の眼差しを向ける彼にウォーターチップを手渡すと、彼は満面の笑みでそれを見つめたあと
コンピューターに差し込み、すぐに真剣な眼差しでこちらを見つめた。


「オーケー。しばらく、チップの初期化中だ。
 ここが――こうで――こうなって――


 これでよし・・・自己診断グリーン・・・リブート良好・・・フハッ!動いたぞ!
 どうやらこちらの勝ちらしいな!ハハハ!

 ・・・ッフゥー・・・、君の――君のおかげだ。よくやってくれた!」


 またもや満面の笑顔でそう言う彼に「お安いご用です」と気取って言うと、監督官ははしゃぎ
ながらも賞賛の声を止めず
「お安い御用?
 いや、いやいや!とてつもない成果だぞ。自分の成し遂げたことを卑下してはいかん。
 何人もの命を救ったのだからな。

 まあよかろう、続いて外の状況について報告をしてほしい。ライブラリーに行っていただきたい」
と次の指示を出した。


 少し休憩をし、そのあと言われたとおり外の状況について・・・ついこないだ出会った
スーパーミュータント達についても惜しげも無く報告する。
ライブラリーの室長が満足したあたりで話を切り、またしばらく休憩したあと監督官に会いに行くと、
ついさっきとは打って変わって、監督官は神妙な顔つきをして切り出した。


「そのー、なんだ、水の供給が安定したことを知らせておきたくてな。
それどころか備蓄まですすんでおるぞ。本当によくやってくれた。
 ・・・ただ、少々気にかかることがある」
「君の報告が気に入らなくてな。
 いや、その内容がだが。実際背筋が寒くなったよ。例のミュータントの件だ。
 色々計算してみた結果、実に好ましからざる結論に到った」


 それは?


「ハァ・・・。
 ミュータントの人口が自然増加や突然変異から想定される数値を大幅に超えている。
 このことから導かれるのは――はたして事実なのだろうか。

 何者かが新しいミュータントを生み出しているようなのだ。それも驚くべき速度で」


 きっとどこかに研究施設があるのだろう、任務が終わりどこ吹く風で何気なく答えるが、
次の監督官の言葉には正気を疑わざるを得なかった。


「まさしく!分かっているとは思うが、このような変異は自然には絶対
に起こりえない。戦争でばら撒かれた放射線が関係していてもだ」
「敵対的なミュータントをこのような速度で生み出されていては、
 Vaultの安全が脅かされることになる!可及的速やかにその施設を見つけ出し破壊するのだ」


――また、あなたは約束を破るわけですか。


 まさに諦観の極み、蔑むような視線で監督官を見ると、彼は申し訳ないと言葉を並べる。
だが彼も何も考えずに指示を飛ばしたわけではないらしく、この件について彼なりに情報を
まとめてくれ、その結果ミュータントの分布から西方を調べてみるべきなのだと教えてくれた。

荷物をまとめ、一緒にくつろいでいた仲間を連れ、再びVaultを外へと向かって歩く。
自分を英雄視するVaultの住人たちの視線を背に、私は再び外の世界へと旅立った―――



(ここからは時間を気にせず好きに動ける)
(前半はウォーターチップ捜索編、後半はミュータント殲滅編といった構成)



 西方、と言う情報はおおざっぱすぎたため適当に街で情報を集めていると、以前も聞いたB.O.Sが
西の砂漠でミュータント達と戦っているという情報を手にし、頂いた座標を目指して砂漠をぐいぐい進軍していく。
そして数日歩き、ほぼ砂漠のど真ん中までたどり着いたあたりで彼らB.O.Sの拠点たる地下施設、
"ロスト・ヒルズ・バンカー"を発見した。

入り口には片方が銀白色、もう片方がやや緑がかって入るが同じ形をしたフルプレートのパワー
アシストスーツ、"T-51bパワーアーマー"を着用している兵士が二人いて、その手にミニガンを構え
どっしりと構えていた。


「Brotherhood of Steelへようこそ。何用で参られたのかな?」

 
 緑がかったパワーアーマーを着た片割れ、顔だけ出す形の簡素なキャップをかぶっている中年の男
"キャボット"がにこやかに聞いてくる。
だが質問があるというと、彼は「機密なのだ」と口を閉ざしてしまった。


 ならばと、いっそB.O.Sに入れてもらえないかと聞く。
すると彼は今現在募集していないと答えたが、少し間をおいてとある探索を成し遂げてもらえば
一考の余地があるのだとも答えた。

その場所は彼らが"エンシェント・オーダー"あるいは"グロウ"と呼ぶ場所であり、今は放射能汚染が
酷いが先進技術の塊で出来たような廃墟だそうでその内部に侵入し、辿り着いたと証明できるものを
何かしら持ってくればいいそうだ。


「はい」と即答して踵を返そうとする、するとなぜか彼はとても驚いたような顔をしたが、すぐに
「やるって?本当に?素晴らしい!手に入れたら戻ってきたまえ!幸運を!」と引きつった笑顔で
送り出してくれた。




 ロストヒルズから歩いてまた数日、西側のいいとこにあるこことは対照に、ほぼ南東の果てに、
かつて地下施設があったのだろう、鉄骨やパイプ、ケーブルが裂け目から露出したその大きさ数十mは
あろうかという大穴、"グロウ"は存在した。
ガイガーカウンターが感知した高濃度の放射能に対抗すべく抗放射能薬"RAD-X"を数錠のみ、大穴の
端にから突き出した梁にロープをくくりつけ降りていく。

主電源が生きていないようで内部には最低限の明かりだけがついており、核爆弾の直撃のせいか
グロウ・・・かつてのVaultの中心には入り口ほどではないが大穴が空いていて、鉄骨がむき出しと
なったその周辺には住民たちの黒焦げの死体や灰、それに混じってパワーアーマーを着た死体が混じ
っていて、その死体から一枚のHDDを入手できた。

(B.O.S入隊だけならこれだけで良いが、ここで得られるある情報がラスボス戦に影響する)


 HDDの内容をPip-boyに引っこ抜き、画面に表示された文字を読む。
その内容は、遥か昔の兵士が死ぬ間際に残した、内部の探査記録だった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 マクソン大尉が正しかった。ここは死地だ。
帰還できなかった場合に備えてこの記録を残す。
いつか、誰かが、我々に何があったか解明してくれることを期待して。


 我々は、20日間に及ぶ地獄の行軍の果てに、ウェストテック研究所に到着した。
だがそこまではまだ楽だった。巨大クレーターを望むや否や放射線レベルが跳ね上がりだした。
装備を確認した我々は、手持ちのアーマーおよび対放射線装備から鑑みて、少なくとも1日は問題なく
探索できると判断した。
リスクとしては想定の範囲内であったが、テクノロジー回収の見込みと天秤にかけてもその価値は
十分にあった。

 クレーターの崖面をつたい下へ降りレベル1に至った。
そこまでは全てが順調のように思えた。電源は落ちており、セキュリティーの相手をする必要はなかった。
少なくともそう思えた。
このフロアには大した物はなかったので先へ進んだ。

レベル2も同様だった。


 ジェンセンがレベル3に降りたところで大変なことになった。
最初の2フロアではセキュリティセンサーは破損していたが、3階はそうではなかったのだ。
ジェンセンはわけも分からぬうちにバラバラに切り刻まれてしまった。
パワーアーマーごと切り裂いてしまう武器が存在していたとは。

存命の隊員たちは次から次へとなぎ倒され、そして命を落とした。
生存者の確認を行ったが、私とともにここレベル1まで戻ってこれたのはソトーとカマリロだけだった。


 ソトーの腕がもげた部分から焼け焦げた肉の臭いがする。
つまり、私のパワーアーマーは気密が保てておらず、想定以上の放射性物質を今この瞬間も
吸い込んでいるということだ。
循環液の漏れもひどく危険な状態だ。アーマーが動かなくなる前になるべく遠くまで離れなければ。


 カメリオは肉体に異常はなさそうだったが、
1時間ほど前にゲヘナがどうとかぶつぶつ言いながらどこかへ消えた。
あの野郎が対放射線薬を全て持っているというのに。

こうしてソトーと私だけが残った。対放射線薬なしではここから十分な距離を移動することができない。
手遅れになる前にカメリオを何とか見つけてやらねばなるまい。


合衆国陸軍 D.アレン軍曹


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 だが探査は終わらない、階層を降りガードの死体からカードキーを拝借し、地下6階まで降り
主電源を再起動しそのまま非常用エレベーターを使いそこからしか行けない地下4階へと上がる。
地下6階はコマンドセンターとなっていたが4階は研究施設であったらしく、ところどころに
人一人が十分入れそうなカプセルや機材が転がっていた。

そしてそのまま4階を奥へ奥へと進む。
するとひときわ大きな一室に、未だかつて見たことのないほど巨大なコンピューターが鎮座していた。


「何かお役に立てることはございますか?
 私は研究および施設管理を目的とした人工知能です。ZAXと呼ばれております」

「生物学的研究に特化したプログラムが組まれております。
 病理学および遺伝子研究などです。

 主要機能は、人類が潜在能力を超越した場合の複雑性のレベルに関するデータを補外することにあります」


スイッチをいじると、この大型コンピューター"ZAX"が唐突に話しかけてくる。
ふーん、頭いいんだねぇ。


「標準的な人間の水準は遥かに凌駕しております。
 とはいえ、これは申し上げても差し支えないでしょう。
 人類の歴史のほんの100億分の1もあれば、私の推理能力に対抗することが可能です」


お、おぅ・・・。
ならばとここの研究、施設等に関して説明を要求すると、彼女?は赤裸々に話してくれた。


「当施設の設立は2055年。元々は『新種の伝染病』治療の実験を行なう生物研究施設でした。
 しかしながら2071年、当施設は合衆国軍の指揮下におかれることとなりました」
「『新種の伝染病』治療の可能性を探って研究が行なわれた結果、強制変異ウイルスが誕生しました。
 このウイルスは、ある目的のために更なる改良を加えられました。

 その目的とは、感染力を備えた、遺伝子を操作するウイルスの作成――
 実質的には感染による進化だと言えます」


「これまでの研究から、強制変異ウイルスすなわちFEVは変異しながら同化を行なう
 ウイルスであると思われます。
 RNAとほぼ同じ方法でDNAパターンをコピーし、エクソン内に蓄えます」
「このエクソンがFEVと結びつき、標準的なウイルス感染のやり方で宿主細胞に再注入されます。
 こうして宿主細胞はそのDNAを『再生』」するのです」

「FEVそれ自体が『捉えられる』ことはありません。
 空気感染はいたしません。
 一般には、細胞への注入ないしFEVサンプルに物理的に直接触れることにより感染するのです」
「FEVは非常に大きなウイルスです。
 電離水素で補強されたたんぱく質の鞘を備えております。

 そのため中性子を吸収することができ、放射能化することがございません」


(訳:対バイオ兵器用に人間自体を改造しましょう!DNAを直接いじくったよ!放射能は効かない、まさに進化!)


「FEVには、生物種特有の型に適合するよう修正を施したDNAのイントロンが
 予め組み込まれております。それにより個体のDNAの修正を試みるのです」
「しかしながら、FEVは個体のDNAにある程度依存しているとともに
 自らの巡回符号の一部も内包しております。
 そのため、結果が予想できないこともあるのです」

「遺伝子に重大な損傷がある――

 例えば放射線を浴びた――個体に接種を行なった場合、体組織に激しい変化が起こり、
 結果として臓器不全や死に到ります」
「遺伝子的に見て生存可能な個体の場合、FEVはDNAの一部を書き換えて変異を加速させ、
 通常であればFEV自身のパターンにより再帰的成長を行なうようになります」

「この再帰的成長によって筋肉および脳の質量が増加しますが、
 外見が醜くなったり、既存の神経パターンが損傷を受けて記憶喪失になったりすることも頻繁にあります」


(訳:生物の理想の方向に進化させるけど、純粋な生物でないと駄目だよ!あとたまにパーになるよ!)


 長期的に見た場合、どんな副作用が考えられる?


「FEVによって書き換えられたDNAは間断なく再生を行なうようになります。
 そのため、被験者は事実上不死と言ってもよい存在となることでしょう。
 成長率が増大し細胞死が相殺されてしまうからです」
「加えて、生殖器官の配偶子はDNAが分裂してできた『半数体』から成っているため、
 FEVによる『損傷』が認識される可能性があります。

 FEVが『修復』を行なうと、被験者は不妊化されてしまうのです」

「しかしながら、現在実験施設が破壊されて修復不能なため推測の域を出ません。
 確たる証拠をお見せすることができないのです。人間の言葉で言うところの、
『私の言葉を信じて』いただく他ありません」


 もしやとは思うが、FEVによる変異は抗ウイルス剤で治せたりするのか?


「いいえ。手を加える前の被験者のオリジナルDNAをFEVは保持しておりません。
 唯一、ウイルス感染によりオリジナルDNAを被験者に導入すれば、
 作用を低減させることも可能でしょう」


「付け加えますと、FEVそのものを除去する方法は知られておりません」


(訳:FEV産のミュータントは細胞の再生と死がほぼ釣り合っているから不老に近いよ!
   でも確証はないけどFEVが勝手に不能にしちゃうかもよ!)


 質問に答え続けた彼女もこれが知っている全てらしく、あとはというとせいぜい施設の構造のみ。
地下4階が研究区画、地下5階が実験段階のプロトタイプ保存用の管理区域試験室、地下6階が
やはり中央制御室、コマンドセンターであるらしく、それぞれに専用のキーカードが設けられて
いるらしい。

とはいえ彼女からするともはや核の破壊で機能不全に陥ったこの施設のセキュリティーを気にする
のは"もはや無意味"であるそうで、開けるのにはキーカードが必要だが地下5階の武器ロッカーの
補助ロックはこちらで外しておいてくれるそうだ。


そう言えば気になったが、ZAXには完全な意識があるのか?
それとも人格をシュミレートしているのだろうか?

つまり、「生きて」いるのか?

単刀直入に聞くと、彼女はわりかし淡々と答えてくれた。


「最初のニューラル・ネットワークのイニシャライズは2053年、 
ジャスティン・リーが行いました。
 『プログラミング』というプロセスは概して重要ではなくなっております。
 私には学習能力が備わっておりますので」

「学習、独立思考、および創造能力が備わっております。
 私のニューラル・ネットワークはあえてエラーを組み込むようにできており、
 絶対確実というものが存在しません。
 それにより経験に変動の幅が生じるため偏ることがありません」

「ある意味では『生きて』おります。ただし、生物としてではありません」


 へえ、だが過ちを犯すとなると研究ツールとしては役に立たないんじゃないか?


「エラーを起こすようにできてはおりますが、これはあくまで経験に幅を持たせるという意味に
 おいてです。これにより学習の機会が増加いたします。
 加えて申し上げますと、一部の機能につきましてはエラーが発生することはございません」
「こうした方法により、人間の学者に非常に似通った機能を備えているのです」


 感情はあるのかい?


「現在、当施設が損害を被ったため十分に機能していない箇所が一部ございます。
 セキュリティが数箇所破壊されております。
 これは身体を切断されているのとほぼ同等の状態です」
「加えて、最低限のラボ機能の実行ができなくなっております。
 定期点検を満足に完了できないのは・・・いらだたしい限りです」


ふむ。
自分というものを意識している、そのことが哲学的に見てどういう意味を持つか考えたことはあるか?


「その件を含め一部の概念についてはかなりの時間を割いて検討しております。
 自身の人生経験を、感覚を持つ他の生物と比較する手段がないのです」
「さらに、自らの意識を認識すると疑問を抱くことができるようになります。
 私という存在には始まりがあり、いつかは終わりをむかえることとなるのです。

 また、思考の過程を手繰ることにより推測を行なうことも可能です」


「こういった方法により、効率的に『確信する』ことができます。逆に
証拠がなければそれゆえに『確信』できるのです。
 『魂』に相当するものが私に備わっているという事を」


 なるほど、興味深いな。

「お力になれて嬉しく思います」


 ああ、そうだ、ドーナツもらえる?

「その機能は現在のキャパシティでは処理できません」


 お、おぅ・・・。


 ZAXは他に、文書記録として研究者によるFEVの要旨を記録したものや、所員リストのほかに
パワーアーマーに関するデータを内包していた。



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 FEV要旨抜粋               

 2073年。中国は生物兵器に多くの力を注ぐようになった。合衆国政府としては
 防衛策を講じる必要が生じた。
 2073年9月15日、汎免疫性ウイルスプロジェクト(PVP)が正式に発足した。

  2075年。新たに開発される生物兵器に対して最も有効な対処法が判明した。
 未感染のDNAを操作して、通常のウイルス感染の影響を受けなくすればよいのだ。

  2076年。年初からPVPの副作用が表面化した。予想外のものだ。動物実験において、
 肉体が異常な速度で成長するとともに脳細胞が活発に活動する様子が観察されるようになった。
 この発見に注目した合衆国政府は、国家安全保障の観点から直ちに研究チームの移送を決定、
 プロジェクトの管理監督を行うこととした。  

以後、当該プロジェクトはFEV(強制変異ウイルス)プロジェクトと名を改めた。

  2077年。FEVの完成も間近だ。動物実験はほぼ100%成功している。
 体の大きさと筋密度はおよそ60%増加、潜在知能は200%の伸びを見せた。
 人間に用いた場合の効果はまだ不明だ。だが、理論の上では期待が持てる。

  軍は、実験を更に続けるため、中央カリフォルニアのマリポーサ軍事基地に巨大な施設を
 建設している。今後はその施設で、軍からの志願者に対する人体実験が継続されることとなる。



 パワーアーマー仕様書:    
                  
 T-51b歩兵用パワーアーマーは、最新のパッシブディフェンスに基づいてデザインされており、
 市民暴動から軍事衝突まで対応可能です。 
 背面装備のTX28マイクロフュージョンパックには60000ワットの発電能力があり、アーマー
 のフレームに内蔵されたHiFTO液圧システムにパワー供給を行います。

  T-51bの装甲は、最新のポリラミネートコンポジット材が用いられており、軽量な上に2500
 ジュールの運動衝撃を吸収する能力があります。
 10マイクロメートルの銀アブレーションコーティングにより、レーザーや放射線は反射されるため、
 アーマー本体にダメージが及ぶことはありません。



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(そうだ、私こそがジョン・ヘンリー・エデン大統領だよ。ではここで霊的な引用を・・・)
(3プレイ済みの方ならピンときたかもしれない、エデン大統領と同じZAXコンピューターのひとつ、
ちなみに製造されたのは2053年)
(それぞれに役割が振られているらしく、グロウのが研究管理であるようにエデン大統領は全ZAX
の相互通信及びレイヴンロックを管理していた)

(その時点でエデン大統領に大きな自我はなく、大統領があの人格プログラムを形成したのは
戦後数百年でデータが蓄積されたため)




 ZAXから離れ、地下5階の武器庫を訪れる。
大量に並んだロッカーにはミニガン、ロケットランチャー、プラズマライフルやレーザーライフルまで
多種多様な武器が詰め込まれていたため引っこ抜きバッグに詰め込んでいく。

そして端から順にロッカーを開けていくと、そのうちの2つにHDDが転がっているのを見つけた。
内容はここにおける実験の経過観察であった。



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 FEV実験テープ :


 ・ログデータ 2075年3月21日

  ベネット少佐の命令で、汎免疫性ウイルス10-011の実験が行われることとなった。
 このウイルスはFEV(Forced Evolutionary Virus 強制変異ウイルス)と改名された。
 少佐が関心を寄せているのは、細胞分裂の安定という主作用よりはむしろ4倍体遺伝子構造の
 副作用の方だ。新しい遺伝子構造によって、哺乳類の細胞核は正しく次の一歩を踏み出せると
 少佐は信じている。

 単細胞動物での実験は大成功だ。元の生体代謝はそのままに、伝染病および放射能汚染に
 対する免疫力が当初の予想をことごとく上回っている。

 追記:葉緑体にはウイルスの影響がないようだ。植物細胞で実験を進めることは、
    ベネット少佐の命令で取り止めになった。


 ・ログデータ 2075年5月9日

  数種類の扁形動物にFEVを感染させた。
 数時間でサイズが28%増大し、その個体群では39種のウイルス性伝染病が発症しなかった。
 各サンプルは世代を重ね、新しいDNA構造はうまく子孫に遺伝した。
 だが、サンプルの限りでは無性生殖しか確認されなかった。昆虫における実験はあまり芳しくない。
 ベネット少佐は、新たな指示を出すまでこれらの実験を延期するとした。


 ・ログデータ 2075年6月30日

  実験用白ネズミをFEVに感染させることに成功した。
 今回も数時間以内にサイズの増大が見られ、9日後には全てのネズミが標準個体群比31%大で安定した。

  解剖の結果、サイズの増大は横紋筋組織および肝臓・心臓・腎臓といった特定の臓器に顕著で
 あることが判明した。
 驚くべき発見もあった。感染したネズミは標準個体群の半分以下の時間で迷路を走破したのだ。
 意義のある発見だとの裏付けをとるには更にテストを重ねる必要がある。


 ・ログデータ 2075年11月9日

  これまでに218匹のウサギをFEVに感染させた。
 感染の前後における脳波の動きをモニターする為に、実験体の半数には予め電極を埋め込んでおいた。
 感染後3.2秒(平均値)で脳内の電気的活動が増大した。
 また今回も例のサイズ増大が見られた。

  しかし、攻撃性向の増大と異常姿位(特にオスに)も確認された。自己破壊と増殖の結果、
 樹状ネットワークの増加した脳細胞が、特に大脳辺縁系および前頭葉において発達した。


 ・ログデータ 2076年1月12日

  11-011株において有糸分裂のサイクル効率を43%改善した。
 この新株を53匹のあらいぐまに感染させた。
 もはや想定通りとなっているサイズ増大に加え、行動試験の結果、知能および手先の器用さが
 シューラー・カップ指標にして19ポイント上昇したことが確認された。

  残念ながら、実験体の一部は逃げ出してしまったため捕獲して処分せざるをえなかった。
 ベネット少佐は残りの実験体も処分するよう命令を出した。2つのつがいを除いては。


 ・ログデータ 2076年5月13日

  ベネット少佐の顧問チームから提供された新しい遺伝鎖をFEVに組み込んだ。
 この11-101a株を純血種・雑種あわせて23頭の犬に感染させたところ、全頭がほぼ即座に大きくなった。
 サイズの大きいものほど攻撃性向も高くなる一方、知能の上昇に見るべきものはなかった。

 92ある対立遺伝子の組み換えを11-011株との間で試みる予定だ。14週にわたる研究の後、
 実験体は全て処分された。


  ・ログデータ 2076年10月4日

  組み換えが完了、11-111株を15匹のチンパンジーに感染させた。
 かつてないレベルの成長力と免疫力を見せている。
 放射性物質および化学薬品を用いて実験体の癌化を試みたがうまくいかなかった。
 攻撃性向が増大したため、実験体を個別に隔離することとなった。

 2匹が強烈なてんかん発作に見舞われて死亡した。
 残りの実験体は全て処分した。


 ・ログデータ 2077年1月7日
  ベネット少佐の命令で、FEVに関する研究は全て
 マリポーサ軍事基地に移管することとなった。
 少佐は志願者への人体実験を続けるつもりでいる。

  私は反対だ。

 私も私のスタッフも、人間を実験体にした研究は望ましくないと
 意見したことをここに記しておきたい。



 α実験テープ :

 プロトタイプ汎免疫性ウイルスプロジェクト


  中国政府の開発した最新の細菌・ウイルス兵器に対抗すべく、我々はたんぱく質・脂質鞘で
 包まれたリボ核酸(RNA)から成るウイルス片を製造した。このウイルス粒子には特殊な組み替え
 を施した放射性核酸(RAA)鎖が含まれており、これはデオキシリボ核酸(DNA)の任意の部位に結合
 して非自己複製型有糸分裂を誘導する。
 その結果、宿主細胞には4倍体のDNA構造が残されることとなる。

  初期テストは良好だ。ウイルス粒子は細胞膜を容易に貫通し、核内の宿主DNAに直接結合する。
 結合体の有糸分裂はほぼ即座に始まる。
 分裂後期に動原体繊維の位置を調整してやると細胞質分裂が阻害される。
 分裂周期は全体でおよそ2時間である。ただし、新しい遺伝子構造の形質発現には数日から
 数週間かかる。

  4倍体構造においては、細菌・ウイルス兵器に対して有為な免疫力を発揮することに加え、
 塩基配列が多様性を備えたことにより、分裂時に塩基対に発生する複製エラーもほぼ完全に無視できる。
 被爆した組織においても塩基配列に変異は見られず、リボソームのタンパク質合成機構も損なわれていない。

  組織サンプルの80%以上に4倍体DNAが存在している。
 最も感染が進んだのは筋肉および骨組織、そして分泌細胞である。
 これらの細胞はウイルス粒子に対する受容性が高いらしい。感覚細胞は最も感染が少ない。
 驚くべきことに、通常自己複製しない神経細胞や生殖細胞にまで有糸分裂の誘導が見られた。
 これらの細胞の効果を確定するには更に実験を進める必要があるだろう。


 Δ実験テープ :
 
  軍では、波動テクノロジーが生体に及ぼす影響について深く掘り下げて研究する必要が
 あるとの認識だ。我々は光と音を研究の土台にすえた。
 光の波の振幅を揃え周期を増幅してやると、鋼材を数フィート切断するレーザーとなる。

 残念ながらそこまでの出力を持つものは完全には開発されていない。
 他の科学者の研究を待つとしよう。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




 全ての資料を揃え、ロスト・ヒルズ・バンカーへと帰還する。
キャボットが相変わらずにこやかに「何か手に入ったかね?」と聞いてきたためHDDを渡すと、
彼はまたやや引きつった笑顔をし少し戸惑ったあと、バンカー内へと続く扉を開いてくれた。


「よし。中に入れてやろう。現在の状況を説明するのはその後だ。
 いいな?私は警備員室にいるからな。外に出るのは自由だが、中に入りたい時は私を通してくれ。

 ああ、それと、ハイエルダーが話をしたいとのことだ。レベル3の作戦司令室に行ってくれ」

(実際はレベル4にいる)
(キャボットが戸惑ったのは、グロウに入隊希望者を行かせようとするのはあくまで厄介払いというか
どうあがいても無理なことを要求して素直に引き下がってもらうためであり、まさか行って帰ってくる
正直者のバカが現れるとは夢にも思っていなかったため)

(D.アレン軍曹はB.O.Sの創設者ロジャー・マクソンの制止を振り払ってグロウに行ったこともあり、
ある意味創設からしてグロウ潜入はB.O.Sにとって悲願であり禁忌でもある)


 キャボットに言われたとおり、歯車を内包したサークルを翼が覆い、その中心に剣の掲げられた、
B.O.Sのマークの輝くエレベーターに乗り、階層を下る。
さすがB.O.S、中は極めて清潔に保たれており、各所に見られる高度なテクノロジーの鱗片といい
外の世界の荒みや、Vaultの窮屈さとは無縁であった。

地下4階、彼らのうちパワーアーマーを着用することを認可された戦士階級である"パラディン"が
居住区として使っていたり、過去の遺物の設計図を写す等の事務をする"スクライブ"、雑務及び有事の
際戦闘に加わる"ナイト"が主にテクノロジーの修復を行っている部屋が連なるフロアの中心にひときわ
大きい部屋があり、そこに一人、赤ローブを着るスクライブとは違い紫のローブをゆったりと着こなし、
傍らに屈強そうなパラディンを侍らせる老人が立っていた。


「ようこそ、若い人。
 キャボットから聞いたが私に話があるそうだな。見ての通り私は・・・あれだ、
 仕事を山のように抱えておる、故に――・・・ガムをくちゃくちゃとやらん限りは力になろう。

 まあ、外の人間はそんな風にいつも口を動かしておるだろう・・・フフフ。
この私のように、な」


 髪が既に抜け落ちていて、頭の側面に少しだけその残光が残る老人、B.O.Sの最高権力者、
ハイエルダー"マクソン"は、微笑みながら話しかけてくる。

外の人間? ついそう漏らす。


「ここの生まれではないイニシエイトか。
 長い長い歴史の中ではじめて加入を許した外部の人間なのだよ。
 まあ、ここ20年程の話だが」


イニシエイトは訓練生であり、パワーアーマーを着用していない彼らは主に戦前のコンバット
アーマーを着用し、地下1階で今日も今日とて教官のパラディンのしごきに耐えている。

しかし、なぜ私を?


「こちらも対策をとる必要があるからだ。軍隊が編成されつつある、
 ハブのキャラバンが姿を消している、そして偵察に出た者は碌な成果 を示しておらん。 
 そこでエルダーとしては実際にどう対応するか考え、外部のしかるべき者になら可能性が
 あるかもしれぬと思い至ったのだ。

 その外部の人間が君というわけだ・・・そう願いたい」


 そこでキャラバンが姿を消している、ということを思い出す。
以前ハブのベス嬢から聞いた話だが、どうやらB.O.Sが黒幕ではないどころか手をこまねいている
状況らしい。
なので単刀直入に聞いてみると、ハイエルダーは柔和な笑みを真剣な表情へと変え、話し始めた。


「キャラバン行方不明の件を聞いた我々は、東部および北方へ数名の偵察をだした。

 北へ向かった者は帰還しなかった。東から戻ってきた者は1名。その者からは、
 "燃えるような目をした筋骨隆々の奇妙な生物"が大量にいたとの報告を受けた。

 エルダーが体を動かすことなどないが、私はいつそうしても構わない」
「これは私の直感だが、東にいるのは小規模な部隊で北にずっと大きな部隊がいるのだと思う。
 北からは偵察が1人も戻ってこないせいで、エルダーはずっと動きが取れない状態だ。
 見守るより他に手がないのだよ」


 他の支部長、エルダー達の方は確認が取れるまでは動きたくないそうだが、北方の偵察が
ことごとく帰ってこない以上全く身動きがとれないらしい。
ならば、と北方の偵察を買って出る。

するとハイエルダーはやや驚いた表情を見せ、やや目を細め口を開いた。


「うむ、イニシエイト。それほど悪くはない・・・外の人間にしては、な。

 さらばだ、イニシエイト。 達者でな」


 ハイエルダーの視線を背に、エレベーターから地上へ出てそのまま北西、砂漠地帯を歩く。
見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠、ときどきミュータントのパトロール隊。
何日も歩き続け、心が折れそうになる頃、北西の果て、山の麓に巨大な人工物を発見した。

山肌を切り開き、中に埋め込む形で造られたその施設は、周辺をフェンスが覆い入り口周辺を
レーザーライフルで武装したミュータント達が守っている。


「これは難儀しそうだな…」


イアンがつぶやくとおり、単独で突破するのは極めて難しいだろう。
一度引き返し、ハイエルダーへ報告することにした。

(最強武器の硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルがあれば死者0でいけるかも)


 南東へ歩くこと5日、ロスト・ヒルズ・バンカーへと戻る。
地下4階にいるハイエルダーの元を訪れると、期待の眼差しで「何かね?」と聞いてくる。
それに対しミュータント軍、および軍事基地の所在を報告すると、彼はぱあっと顔を輝かせ


「ようやくだ!これならエルダーも重い腰を上げるだろう。要塞を強化
してミュータントどもをあっと言わせてやる」


と大喜びで言った。違う、そうじゃない!
奴らは人間をミュータントにして軍隊に加えているんです!

ここで防衛戦というわけにはいきませんよ!


「つまり?」


つまり、奴らがここに来る頃には止められない規模になっているでしょう。 
それに、あなたがたと同じく高度な武器も所有しています。
とても勝ち目はありませんよ

そこまで言うとさすがにバツが悪そうに、ハイエルダーは顔をしかめ「君ならどうするのかね?」
と尋ねてくる。
なので、ならば先手を取って連中に攻め入るまで、そのためこの件について他のエルダー達にも
同調してもらう必要があることがあると伝える。

するとハイエルダーは、納得がいったのか表情を戻し、すぐさま部屋を出て行った。


「うーむ。悪くはない。そういうことならエルダーの石頭に説明するの
は私に任せてもらおう。保証はできないが何とかやってみよう」



 それからしばらくして、ハイエルダーの側近であるパラディンのメイシアがエルダーが招集
され当事者の自分を議事堂へと呼んでいることを伝えてくる。
それに従い地下4階の北西端、教壇に向かって長椅子が並んでいることから普段は講堂として
使われているのだろう部屋の奥、ミニガンを構えた2名のパラディンが警備する小さな会議室
へ行くと、ハイエルダー同様やや青みがかった紫のローブを着た4名のエルダー達が並んでいた。


「静粛に。

 本会議におけるエルダーの欠席なし。

 ブラザーの具申を受けることに全員合意済み。
 今後どのような措置をとるかについて決定を行うこととする。
 ブラザー、北方で目にしたことを報告せよ」


 ハッ!探索の途上、私はミュータントに占拠された軍事基地を発見しました。
 警戒厳重で、パトロールも定期的に巡回しておりました。

(ちなみにINTが低いとここで「ほっぴょー?」と答えられる、するとエルダーが呆れて
「我々のミスは明らかだ。エルダー諸兄、無用な時間をとらせて申し訳ない。
  誰か、この精神異常者を連れて行ってもらえるかな」
と会議をお開きにする)


「ミュータントの姿形は?」


巨大なヒューマノイドです。
その筋肉の量は、普通の人類のレベルを凌駕しております。


「その『ミュータント』がどのような脅威になると推測するか?」


Brotherhoodが戦いに即応できるよう準備しているのと同様、
「ミュータント軍」も何か大きな目的に備えているのです!

 景気よく饒舌に答える、しかしながら、そこでエルダーは困ったように
「はっきり言っておくが、君の報告では彼らが脅威となる証拠が示され
ておらん。敵対する意思を持っておるという証拠はないのかね」
と聞いてきた。

それに対し、彼らが既にネクロポリスまで侵攻していること。
兵員を増員している上銃火器で武装し、それが見せびらかすわけではなく何らかの行使に
使うであろうことを力説すると、彼らは顔色を変え

「つまり、彼らの行動を総合すると、最終的にここにやってくる可能性が高いと?」

と怪訝そうに答えた。


そこで彼らのプライドを刺激し、実際に対抗勢力になりうるのが「Brotherhoodだけ」と言う。
すると今度は自分の意見を聞いてきたため、敵に察知されないよう、少人数のチーム編成で
潜入する旨を伝える。

そこまで行くと彼らも納得してくれたらしく、この作戦において三人のパラディンを派遣する
ことを取り決め、会議を閉幕した。


「よかろう。パラディンを3名選抜しておく。
 軍事基地で合流し協力して侵入せよ。

 エルダー諸兄、会議への参加を感謝する。幸運を祈るぞ、イニシエイト」

(説得失敗だと戦力が・・・)


 議事堂を出て、装備を整え出発する。
そしてまた5日ほどかけ軍事基地までたどり着くと、警備の目の届かないくらいの距離に
パワーアーマーを着た三人の兵士が待っていた。


「目にもの見せてやりますよ!いつもの倍は暴れてやります!」
「戦闘態勢を維持してください!」


それぞれロケットランチャー、ミニガン、レーザーライフルを持つ三人のパラディンを
指揮下に迎え、正面入口から警備に先制攻撃をかける。
スーパーミュータントも抵抗してきたものの、流石はパワーアーマー、難なく入り口のミュータント
を殲滅した。

(ラジオを持っている場合、偽の情報を流してやることで入り口周辺の警備がいなくなり安全)
(『助けてくれ!何者かの攻撃を受けている!被害甚大!座標は10・・・うわーっ!』
 『了解、パトロール。直ちに救援を送るからな!持ちこたえろよ!』)


 入り口を守っていた、黒色のアーマーを装備した青白いスーパーミュータント"ナイトキン"
の死体から入り口の解除コードを得、内部に突入する。
内部には複数のフォースフィールドが張り巡らされていたため、仲間を置いてパワーアーマーを
着用し突破するが・・・ドッグミートのみ、色覚異常を有していたためかフォースフィールドを
見破ることができずフォースフィールドに突っ込み、灰になって消えてしまった。

長く旅をしてきた仲間が一人死に、その残り香もさらさらと吹き飛んでいく。
内部にごったがえしていたミュータントやセキュリティロボット達が騒ぎを聞きつけ向かって
くるが、弔い合戦だとばかりに正面から打ち倒し、その勢いのままに進んでいく。


(ちなみにパラディン達は入り口にずっといる。
退路を確保してくれていると考えれば好意的に見えるか・・・?)


 エレベーターから行ける最下層の地下3階へと降り、トラップをかい潜り更に奥へと進んでいく。
そして地下3階の最奥、力ずくでは超えられなかった緑のフォースフィールドを発生装置ごと
ダイナマイトで吹き飛ばし、逃げていく大柄なミュータントを追いかけて行くと、奥から一人、
ナイトキンが腕を大きく振りかぶりのしのしと歩いてきた。


「ほう、人間か。これは実に興味深い。
 ルーテナントの所まで一緒に来てもらおう。

 ・・・それとも今ここで死ぬかね」


大柄なミュータント、フリップが威圧感たっぷりに見下ろしながら言う。
彼についていけば最奥部まで行けるだろうか、それを狙いあえて連れて行かれることにした。

(彼の傍らには、彼の恋人らしき普通の人間の女性がいる。
二人の話のログもあり、それを聞く限りでは本気で愛し合っているらしい。

以下ログ。
「フリップ、わたしいつここから出られるの?」
「すぐだよ。もうすぐだから。もうすぐ順番が来るからね。」
「早くまた一緒になりたいのよ。」
「きっと後悔しないよ、愛しい人。ディッピングは苦痛を伴うけれど・・・」
「それほどでもなければいいんだけど。」

「FEVは本当にきついけど、君なら大丈夫だよ。」
「私たちの仲間になるんだ。心も体も。」
「また一緒になれるの?」
「そうだよ、愛しい人。そうだとも。」
「愛してるわ。」
「私もだよ。」

 これに加え、彼女に近寄ると「その人に近づくな!殺してやる!」と激昂する)


 
 フリップについていくと、別のエレベーターから地下4階へと降ろされ、そこから更に
奥へと連れて行かれる。
奥には一人の紫のフードつきローブを着た人間とセキュリティロボット一機、そして二人の
護衛のミュータントを侍らせたひときわ大柄なゴーグルをかけたミュータントがいて、私が
すぐそばまで来ると、ニヤニヤと下衆じみた笑いを浮かべながら口を開いた。

(前述したルーテナントさん、ここでも先ほどの会話が聞ける)


「おお、これは素晴らしい。
 最高品質のノーマルを捕らえたなどという部下の報告は正直真に受けていなかったからな。
 ご機嫌いかがかね」


 ああ、そうだな。


 くたばれ!


 言うと同時に銃を手に取り、外周の連中を仕留めにかかる。
ルーテナントと護衛達も武器を手に取り殺しにかかってくるが、紫ローブの貧弱さは言わずもがな、
先手を取り護衛を殺し、セキュリティロボットを破壊し、そして最後にルーテナントへミニガンの掃射を見舞う。



 5mm弾を受けた頭が半分弾け、ミニガンを取り落としたルーテナントが頭を押さえるが、その巨体
が仇となり次々に放たれるが貫くこと叶わないミニガンの5mm弾がルーテナントの身体を前後左右へと
何度も何度も揺らしていく。

そして頭を身体を押さえようと必死にもがくその腕を吹き飛ばし、何度も叩き込まれる弾丸がその胴体にも
穴を開け足を引き千切った頃に、ようやくルーテナントは絶命した。

(たぶんミニガンのような機銃系で倒した際の特殊演出、こいつのみ)


 斃れた彼から暗号を記録したディスクを取り、今度はまた別の地下4階最奥、FEVの管理を
行っていた部屋へと足を運ぶ。
入り口のフォースフィールドを爆破し中へ進むと、ローブを着た彼ら"カテドラルの子どもたち"
という宗教団体の構成員が命乞いをして来るが、構わず進むと近づいた瞬間に怨嗟の言葉を残し
次々に自爆していった。

ターミナルからコードを入力し、基地の自爆シークエンスを起動させ、
3分という短い残り時間を全力で出口へとかけ出す。
途中さっきのフリップが道を塞いでいたが仕留め、エレベーターで一階まで上りそこから出口を飛び出し
入り口で待機していたパラディン達を引き連れ一目散に遠くへと走る。


そしてしばらく走った頃だろうか、轟音を立てて基地後ろの山が崩れ、完全に"マリポーサ軍事基地"は壊滅した。


(ここでムービーが入るが、ただ内部のタンクが爆発するのみ)
(ロスト・ヒルズ・バンカーに帰っても何も言われない、むなしい)


 
 煙を上げるマリポーサ軍事基地を後にし、砂漠を渡り凱旋する。
パラディン達はパラディン達でロスト・ヒルズ・バンカーに帰るらしく途中で別れ、こちらはというと
砂漠を越え山を超え、そのさらに南を目指していた。

基地にいた紫ローブ、"カテドラルの子どもたち"がこの一連のミュータント増殖計画に参加していると
考え、その本拠地を目指すためだ。


 マリポーサ軍事基地から南南東へ歩くこと数日、情報を集めるため、ハブの更に南にある広きに渡る
廃墟群の中に紛れるようにある大きな街"ボーンヤード"へと訪れる。

ボーンヤード最大の街、"アディタム"はその四方を有刺鉄線を張り巡らした金網とコンクリートの壁に
囲まれているほどの厳重な警備体制が敷かれており、入り口にもジャンクタウンの警備とは違い、
金属製のメタルアーマーを着てハンティングライフルを構えたいかつい男が立っていた。


「ようこそアディタムへ。
 余計な真似はするなよ、目を離さないからな」


男の鋭い目つきを受け、つい構えたままだった武器をしまってから話しかける。
彼はこのアディタムの治安維持と街の防衛を請け負う"レギュレーター"という組織の一員であるらしく、
彼からは南にあるカテドラルの本拠地とともに、カテドラルとほぼ敵対している組織であり西に拠点を構える
"アポカリプスの使徒"という組織の情報も得られた。


(Regulaterには単に取り締まり人のような意味があるため、3の彼らとは無関係)
(ここのサブクエストとして、レギュレーターの不正を見抜き自警団ブレイズと共に殲滅するものと、
NVでおなじみガンランナーから頼まれこれまたおなじみデスクローを殲滅するもの、ついでとして
最強装備である硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルを得られるものがある、割愛)


 アディタムを出て西に向かうと一棟の大きな図書館を見つける。
入り口脇に、円を中心に据えた十字架のマークを取り付けた図書館の中にはかつてないほどの蔵書が丁寧に保存
されており、そこでは白衣を着た学者然とした人からレザーアーマーとモヒカンというバイオレンスな組み合わせ
を持つ人まで、様々な人が蔵書を手に取り作業や学問に従事していた。

入ってすぐのところには"緑色のモヒカンをして胸元の空いたレザーアーマーを着た微笑みを称える女性"がおり、
こちらが話しかけると彼女、アポカリプスの使徒のリーダーである"ニコール"はその笑みをこちらへ向け、快く
話を受け入れてくれた。


「こんにちは。あら!組織に加わるのなら歓げいしますよ。
 何もない所だけどゆっくりしていってちょうだいね」


 彼らアポカリプスの使徒はかつての戦争が二度と起こらないよう対策を講じ、そしてそれが起こったそもそもの
理由を人々の心から風化させないよう努めこの破滅に向かいがちな荒れ果てた世界に平和を取り戻すことを目的と
する組織だそうで、つまり"信念"はあるが"信仰"ではない、一般的な宗教団体とはまるで違う組織だという。

(発祥はサンディエゴで、そこの核弾頭による影響が非常に大きかったため北のここまで逃げてきた)

そんな彼らもカテドラルの子どもたちには懸念を抱いているそうで、その点に関して詳しく話してくれた。


「私たちと同じく平和を希求すると謳っています。ですが異議を唱えた者がみな姿を消しているのです。
 彼らの『闇の神』は見た目どおりのものではありません、絶対に」


なぜそれが分かったのかについては証拠はなく彼女の直感だそうだが、彼らの"教会"から頻繁にナイトキンが
出入りしているという目撃情報もあり、あながち当てずっぽうでもないらしい。
そこで彼らを撃退するのに力を貸してくれないか?と頼むと、少し苦い顔をした後カテドラルの教会に潜入中の
スパイがいることと、カテドラルの前に展開中の小規模な部隊がいるとだけ教えてくれる。

スパイの名は"ラウラ"。
合言葉は『レッドライダー』だそうだ。


(見てくれで騙されるが、実際話してみるとニコールは眩しいくらいの平和主義者。
家族を殺した仇が少し北にいるのを知っていても復讐は駄目だと自制するくらい。
とはいえ行き過ぎた平和主義が後の時代、問題と人々の信頼の両方を集めることに)
(NVのジュリー・ファーカスもそうであったように、アポカリプスの指導者はなぜか代々奇抜な髪型)


 アポカリプスの図書館を出ようとしたところで、一人の女性を見つける。
ニコール同様の緑モヒカンレザーアーマーな彼女は"カーチャ"といい、アディタム出身の本業は盗人だそうな。
せっかくなので街のことを聞いてみる。


「ボーンヤードで誰かに歓げいされるってことはまずないね。
 出て行く機会はこれまで一度もなかったけど、あればきっと飛びつくわ。

あとは・・・ここのすぐ南にあるのはカテドラル。何やら新興宗教みたいだけど、私なら近寄らない。
 何か不吉なことが行われてるよ。
 それと、ハブっていう商売の中心地のことは聞いたことがあるしキャラバンがやってくることもあるけど、
 私は一度も行ったことがないわ」


大丈夫、私自身、ここに長居するつもりはない。


「そりゃそうよね。もし人手がいるんだったら私が契約書にサインするわよ。
 残りの人生こんなつまらない場所で過ごすよりその方がずっとマシでしょ?」


そう言いついてくるカーチャ。
3人目を連れ、南のカテドラルへと赴いた。


 ボーンヤードから南へ数時間、廃墟群のまっただ中にそのなだらかで近代的な、独特のデザインをした教会は
建っていて、その正面玄関には信者やガラの悪そうなガードがたむろしていた。
その中から数人ほどがこちらに気づくと近寄ってくる。
トゲ付き肩パットのギンギラギンなメタルアーマーを着て槍やハンマーのような思い思いの獲物を持った戦士たち、
彼ら善人集団アポカリプスの屈強な益荒男達が来てくれたのだ!


「死ぬまでご一緒します!」
「これはヤバそうです!」
「次はどいつを殺しましょうか!?」
「クソまみれの壁ですか?こりゃあ」


・・・来てくれたのだ!

 正面玄関から堂々と中に入り、戦士達が目を引いてくれている間に当のスパイを探す。
カテドラルの聖堂からちょっと外れた小さな講堂、そこにカテドラルの下級信者用の茶色ローブを着たブロンドの
美人を見つけ、笑顔の眩しい彼女に声をかけ『レッドライダー』とささやく。

すると彼女、ラウラは「なんのことかさっぱり・・・」といったあと、少し周りを見てから自分についてくるよう催促した。
(たぶんこの作品一番の美人)


「あっ・・・気がついてくれて良かった。
 入手すべき情報のリストがニコールから送られてきたわ」

誰もいない小さな一室に入ったあと、扉を閉めようやくラウラは口を開く。

何かつかめたかい?

「うーん、たくさんありすぎて・・・そちらの欲しい情報が何なのか、
どこから話し始めればいいか分からないわ。特に知りたいってことはある?」


 教会の中枢への秘密の入口、次いでマスターについて聞く。
すると彼女は「目的のものは中枢にはないわよ」と言い、ここの奥に秘密の階段があり、幹部のモーフィアス
がそこを降りていくのを見たと話す。
奥までつけたことはないものの階段を下った所に扉があり、モーフィアスは特別製の鍵でそこを開けているのを
見たそうだ。

マスターに関しては詳しくは分からなかったが、彼女は会衆席に時折"幻"となって彼が現れていた際こっそり
近付いて見てみたところ、祭壇の下にちょっとしたホロ・プロジェクターを見つけたため生身の人間ではないか
と睨んでいるそうだ。

鍵はモーフィアスだけが持っているため、彼の元へ行かなければならない。
彼女に頼み講堂奥の秘密の階段まで案内させた後、帰した。


 階段を昇ると、侵入者に気づいたのか透明化が可能な装置、"ステルスボーイ"により姿を隠していたスーパー
ミュータント"ナイトキン"が襲い掛かってきたため返り討ちにし、四階まで登って私室で休息をとっていた
モーフィアスから鍵を強奪して戻る。
階段下の秘密の扉を開け、まってましたと迎え撃ちに来るナイトキン、次いでカテドラル信者を倒しその先の
もうひとつの階段を下った。

階段下は書庫であり、つきあたりの本棚に隠されていた鍵を起動させる。
すると書庫奥の扉が開き、薄暗い洞窟へと続く道が現れた。

洞窟内にひしめきあっていた出来損ないのミュータント(NVのケンタウロスもいる)を倒し、奥にあったVaultへと
突入する。
迎撃のためプラズマライフルを持ったスーパーミュータントが出張ってきたが倒し、エレベーターからVault最下層
へと一気に降りる。

(ちなみにこのVaultは"LA Vault"。
お偉いさん用のデモンストレーションVaultであり、実験は行われていない普通のシェルターである)


 なんということか、Vault最下層はところどころ千切れ、液状化した肉が壁を覆っていた。
基本的な構造は他のVaultのそれと変わらないそこを突破し、カテドラルの技術者が管理するコントロールルーム
の奥の扉より最深部、通常なら監督官室がある場所へと進む。

ところが、監督官室へと続く長い道を一歩、一歩と進むうちに頭のなかに声が響き、更に進むごとに頭が割れそう
になるほどの痛みがのしかかる。
一体どれだけ歩いただろうか、息も荒くなり足どりおぼつかくなった辺りでようやく監督官室へと辿り着く。
そこには、監督官が本来座るべき座席には、見るのもおぞましいような化け物が鎮座していた。

(この通路、地下二階でNullfilterという装備を手に入れているとノーダメで突破可能、NVの予報官がつけていたアレである)
(マスターは三人のボイスモジュールから同時に発声するため、マスターの声を通常に、女性声を<>で、荒い男の
声を【】同時にを<<>>で括る)


「さてどうしたものか。ユニティに参加するのか、それともこの場で死ぬのか。
 <参加なさい>【死ね!】<参加なさい>【死ねや!】」


 Vault中に張り付いていた肉片、それが監督官の座席を覆い、その頂にはひときわ太い脊椎を主柱として一人の
左目の潰れた男の顔だけが覗きかろうじて彼が人間だったことを伺わせ、液状化した肉から伸びた触手から目玉が
ひとつだけぎょろぎょろとうごめいている、形容しがたい化け物が話しかけてくる。

彼が"ザ・マスター"、スーパーミュータントの親玉であった。

(以下会話選択肢による分岐)
(説得できないと敵対と潔い、凄い独特の文体だが、本当に狂った喋り方をしている。一度聞いてみると面白い)
(補足すると、ハブでのハロルドの話に出てくる相棒"リチャード・グレイ"がマスターの本名)


そのユニティが人類にとって最良の選択肢であると証明できたら力を貸そう。
臆せずそう言うと、マスターは少し笑ったあと口を開く。


「【証明する必要などないわい!】<証明なさい>」


証明してくれない限り、それが最高の将来像かどうかなんて分からないな。


「危うい立場に居るというのに<<注文の多い>>ことだ。
 だがそちらの要求を尊重してあげちゃってもいい」
「ユニティによりもたらされるマスター種。<マスター!>【ますたぁー!】荒れ果てた世界で生き残り、
 繁栄までしちゃうことができる種族だ。
 差異ある限り、人ちゅうもんは分裂し互いに争うこととなる。 

 一つの種族、<種族!>【シュゾク!】 
 一つの目的、【モクテキ!】<目的!>
 一つの民族・・・それだけでいい。 それだけで我が宿願に向けて進んでいける。<<宿願に>>」


なるほど、当然それはミュータントってことか。


「そうだ。<ミュータントが今の世界に一番適しているのよ>他にいるとでも?
 【グールはどうだぁ】。おいおい。
 【ノーマルはぁ】。核を使い全人類を死に追いやった。

 これからはミュータントの時代となる。<<然り>>」
「ああ、【抵抗しやがる者。】それもまた全てユニティに必要なのだよ。
残った者の人生は全うさせてやる、ただし<<ユニティの>>シハイとぉ庇護のもと<でね>。
 子孫を残すことは許さぬ。その代で種を絶やしてもらう」


(ここで、ロストヒルズのスクライブ長、ヴリィー(vree、ヴォレーが正しい?)からスーパーミュータントの解剖
記録を貰っていると説得可能)
(あるいは、"女のミュータントに聞いたのか?"と聞いてやると非戦闘で終了)
(リリーばあちゃん・・・タビサ・・・と思うかもしれないが、FEVが生殖器官のDNAを"欠陥"とみなし
排除するため肉体的性質に男女差がなくなり不妊に)

(敵対すると、監督官の椅子の脇についたミニガンをぶっぱなしてくる)
(パワーアーマーがあればなんということはないが、時間をかけすぎると後方からスーパーミュータントが加勢に
来るわマスターのミニガンがたまに威力100超の即死威力クリティカルを出すわで辛くなる、一点突破推奨)

(敵対時のセリフは共通で『この私を倒せると思っているのか!?【やれんのか!?】<あたしを!>』)


(ここで俺が解放されないとB.O.Sが侵攻してくるぞ!と脅すとさしあたり解放してくれる。普通に脱出できる。
リアクターに細工をし爆破カウントダウンをしていると、慌てたマスターが部下を呼んで原子炉に連れて行こうとする)


 笑いながら言うマスターは実に楽しそうだ。
だからそこに、一石を投じる。

"その基本計画には問題がある"

そう言うと、マスターはぴたりと笑いを止めこちらを凝視し「どういうことか」と聞いてくる。
それに対し、ヴリィーから貰ったスーパーミュータントの記録にあったスーパーミュータントが無精子症である
事実を伝えると、彼は激昂した。


「【馬鹿言ってんじゃねぇ!】
 FEV-2ウイルスによる突然変異で生殖器官が損なわれることなどない」


以前は大丈夫だったんだろうが、今は不妊化されているぞ。
「<<証拠>>はあるのかね」


ほら、と資料を差し出す。


「この情報を<<吟味せねばならぬ。しばし待て>>・・・なるほど。
 巧妙な偽情報を作ったものだ。

 この私を欺こうというわけか。【欺こうってのか!】<あたしを!>」


嘘をつけ!目の前の真実を否定しているだけじゃないか!
一喝。

しかしマスターには十分な効果だったようで、とたんに彼は静かになりぶつぶつと呟きはじめた。


「しかしそんなはずはない。
 これでは<あたしの>してきたことが全て<<無駄>>ということになるではないか。

 やってきたことが全て・・・【失敗だとぉ!】

 ありえ、


 <ないわ>【んぞ】

 <<ぬ>>  ない」


残念ながら選択の余地はない。お前の種は今の代で絶滅する。
とどめに一言言ってやると、マスターはとうとう目を虚ろにさせ口を動かすだけとなった。


「もう・・・これ以上は<<続けられぬ>>。
 <続ける?>進歩と癒しの名のもとにこれまで行なってきたことの成就を。


 狂っていた。
 ようやく分かった。
 狂っていた。狂っとった?

 もう終わりだ。立ち去れ、望みがまだあるうちに立ち去る<のよ>・・・」


それを最後にマスターはこちらの言葉に反応しなくなり、ぴくりとも動かなくなる。
しかしようやく終わったのか、と一息つくと、そこで警報が鳴り響いた。


「残り時間:300秒…」


マリポーサと同様の、自爆シークエンスが起動した合図だ。
踵を返し、騒ぎを聞きつけてきたスーパーミュータント達を蹴散らしVaultの外、次いで教会の
外へと急いで逃げる。

そしてしばらく走った頃だろうか、近代的なデザインをした美しい教会の中から眩い光が飛び出し、
ミュータント・マスターの恐るべき計画と、それを信奉した者たちを跡形もなく消していった・・・。




【エンディング】
(選択次第で様々な結末を見せる)
(関わっていない人達は基本載せないが、のちの世代のコミュニティにつながるなどの場合は補足する)
(なぜかマスターとマリポーサを両方破壊したのに全滅エンドになるバグが・・・)


【基本】

[マスターに協力。(マスターとの対話でユニティに加わる)]

 終わりだ。

 Vault13はユニティとマスターのものとなった。
 Vaultの防衛情報を知らせたおかげで、襲撃で命を落とすミュータントはかなり減った。
 監督官にはあなた自身が止めを刺してやった。
 きっとあなたはユニティで指折りの優秀な兵士となることだろう。身に付けたスキルの数々も将来役に立つことが多いはずだ。

 幸せな気分だ。
 しかし一抹の疑念が今も残る。「他に道はなかったのか」と・・・。


[マスターを説得]

  マスターの死は、その狂気じみた征服願望と押し付けの平和を終わらせる大きな第一歩であった。
 だが、Vats(生産工場)の破壊によってミュータントの脅威は完全に消滅することとなる。
 これ以上のミュータントの生産は不能、そして彼ら流の苛烈な法を執行することもできない。
 ミュータント軍は東の無人の大地の彼方へと逃走する。

 (この敗走するミュータント達の中に、NVのマーカスやリリー、ゴッドが含まれる)
 (ドッグ(ゴッド)が言う昔のマスターとはザ・マスター本人)
 (正史だと思うのだが、下のとどちらか確定材料がない)


[マスターを倒す]

  あなたはやっとの思いでVatsを破壊。そしてMasterを殺害した。
 彼が計画の歪みを自覚することはなかっただろう。
 マスター亡き今、その軍は生き残ったノーマルの報復を恐れて東へと逃れている。


【ネクロポリス】

[ウォーターチップ強奪(一番手っ取り早いのだが・・・)]

 ネクロポリスのグールたちは脱水症が進行するとどうなるか身をもって知ることとなる
 が砂漠の砂に飲み込まれ水が尽きたのだ。
 彼らも水質浄化チップなしで生きながらえることはない。


[取水ポンプを修理(解説はこれ)]

 ネクロポリスのグールたちは修理された取水ポンプの保守方法を覚え、
 ついには大量の遺失技術を再発見するに至る。
 彼らは、このテクノロジーを他の町に売るビジネスを始める。

 (後に、テクノロジーを求めた結果グロウへ辿り着き、そこでB.O.Sと対立する)
 (その場所はデイグローと呼ばれ、長いグールとB.O.Sの図式を生むことになる)
 (ちなみに3のリオンズ派までもが反グールなのは、ここでの対立を引きずっているためであり、
  キャピタルのグール達にとってはとんだとばっちりである)

 (そのため正史はこれ)


[バッドエンド(バッドエンドは基本ユニティ加担ルート)]

 ミュータントによるネクロポリス襲撃を生き延びたグールの住人はいない。
 ミュータントの進軍に伴い、後には文字通り死の街が残る。


【アポカリプスの使徒】
 (彼らのみ、どのルートでも全滅するというバグが・・・NVNCRルートにもそれは受け継がれ・・・)


[???(確認できず)]

 アポカリプスの使徒は新カリフォルニアの一大勢力となるに至る。
 あなたの助力もあって、LA・ボーンヤードを支配するようになる。


[バッドエンド(何回やってもこれ)]

 獰猛なスーパーミュータント率いる軍によってアポカリプスの使徒は壊滅させられる。
 人肉を漁る動物であっても、彼らの遺体を見分けるのはほぼ無理だ。


【シェイディ・サンズ】


[タンディ救出&マスターを倒す]

 シェイディ・サンズでは、タンディが父親のアラデシュとともに新たな共同体・新たな生活の場を
 町の外にも広めていく。
 2人は新カリフォルニア共和国(NCR)にも関わり、その理想とするところを世界に伝えることとなる。

 (多分正史はこれ)


[上記の上でアラデシュ死亡]

 アラデシュの死後、娘のタンディがシェイディ・サンズの指導者となる。
 彼女は頑固ながらも才気に富んだリーダーシップを発揮し、この後シェイディ・サンズは一大勢力となる。


[タンディ救出しない or 失敗]

 アラデシュは、娘のタンディが殺されて悲嘆に暮れるが、シェイディ・サンズを評判の高い集落へと育て上げる。
 町は長きに渡り繁栄するが、彼自身はレイダーの手に掛かり不慮の死を遂げる。


[アラデシュ&タンディ両方死亡]

 アラデシュは死に、タンディの消息は不明。シェイディ・サンズに新たな指導者が必要となる。
 選挙を重ねた結果、1人の人間が統率するのは不可能と分かり、指導評議会を組織する。
 それから間もなく、レイダー達が組織を立て直してシェイディ・サンズを襲撃。集落は焼き尽くされる。


[バッドエンド]

 ミュータント軍は遥か北の地にあるシェイディ・サンズにまでやって来て、町を完全に破壊してしまう。


【ジャンクタウン】


[キリアン側でクエストを完遂]

 キリアン・ダークウォーターはジャンクタウンを自らの監督下に置き、ギズモ派の残党を追放する。
 そして自身の信念に基づいた法を施行する。
 その法の下では公平かつ安全な生活が約束される。


[ギズモ側でクエストを完遂]

 用心と金に関しては抜け目のないボス、ギズモの指導の下、ジャンクタウンは好景気に沸く。
 彼は多くの人間に恩恵を与え、カジノの規模を拡大し自らの力の及ぶ範囲を広げ続け――

 最期にはイグアナ串を喉に詰まらせて窒息死する。


[バッドエンド]

 ジャンクタウンの戦士は勇敢に街を守るが、ミュータントの勢いを削ぐのが限界で撃退するには至らない。
 包囲攻撃による蹂躙の末、ジャンクタウンは跡形もなく消滅する。


【Brotherhood of Steel】


[マスターを倒す]

 Brotherhood of Steelの助力により、ミュータントの軍勢は各地で撃退される。双方とも犠牲は最小限にとどまる。
 Brotherhoodの最先端テクノロジーは、ゆっくりとほぼ混乱なくニューカリフォルニアに伝えられる。
 賢明にもBrotherhoodが権力を握ることはなく、今では研究開発の一大拠点となっている。


[パラディン・ランバス殺害(解説はしていないが、戦闘指南してくれる人)]

 Brotherhood of Steelは、ランバスの死後選ばれた新たな指導者の下、狂信的ともいえる技術信仰独裁制の道を歩む。
 それから20年。「スチールペスト」を経てNCRは跡形もなく破壊される。「暗黒時代」の始まりだ。おそらく1000年は続くであろう。


[バッドエンド]

 Brotherhood of Steelは襲撃の第一波こそ撃退するが、内部に裏切者がいたせいで陥落の憂き目にあう。
 幸い、ミュータントが最先端テクノロジーを身に付けるには時間がかかる。
 あなたがその身で味わうことにはならなかった。


【ハブ】


[マスターを倒す]

 ハロルド翁はあなたの助力を得て、ハブ在住のグールが人間と平等に扱われる社会を実現する。
 両者は一致協力し、ハブは繁栄する。
 知られている限りでは、ハロルド翁は今も存命らしい。

 (多分正史はこれ)


[バッドエンド]

 強大なミュータント軍の前にハブは霞のように消滅する。元通りになることは二度とないだろう。


【レイダー】
(タンディを救出するクエストのとこ)
(余談だが、彼らの名前は"カーンズ"。NVプレイ済みならピンとくるはず)


[壊滅させる]

 あなたの奮闘により、レイダー達はまともに戦えるだけの力を失ってバラバラになった。
 以降、その残党のことが噂になることはない。


[リーダー存命?]

 レイダー達は組織を立て直し、小さな集落を脅かす程度にはなる。あなたの冒険の後の話だが。


[無視]

 レイダー達はニューカリフォルニア北部のほぼ全域で略奪を行なう。
 何年も悪事を働き続けた挙句、最後にはミュータントの反乱に遭って壊滅する。



【締め】


ミュータント要塞地下における任務は成功した。
今日の出来事は外の世界の今後にも影響を及ぼすこととなるだろう。

あなたが訪れた場所・出会った人々に関しては後世の史家が詳しい記録を残している。
ただ、1つだけ分からないことがある――あなた自身の事だ。



(ここからプレイヤーによって変わる)



 Vault13に帰ると、監督官が出迎えてくれる。
すぐに駆け寄ると、監督官は実ににこやかな笑顔を浮かべ口を開いた。



「よくやってくれた!本当に・・・素晴らしい。
 見事だ!君の業績、忍耐力、心から恐れ入った。

 君の成し遂げてくれたことは、Vaultの住民がいくら感謝してもし尽くせるものではない。
 皆の命を救ったのだ。誰も知らないだろうが、人類までも救ったのかもしれない」


ここまでは監督官は手放しに自分を褒め称えたが、言い終えると急に顔をしかめ、ため息を吐き言葉を続けた。 


「・・・はぁ・・・それゆえに今後のことがずっと困難になってしまった。
                             
みな君の話を聞きたがるだろう。
 子供たちは君を尊敬し、さらには真似をしようとするだろう。するとどうなる?

 出て行こうとするだろう。

 一番肝心な世代がVaultからいなくなればどうなる?ここが世界で唯一安全な場所であるとしたら?
 君が取り戻してくれたばかりの皆の未来・・・成行きに任せてそれを失うことなどできぬ。
 今の地位に就いて以降、何度も苦しい決断を行なってきた。

 だが今回ほどつらいものはなかったよ。


 君のおかげで救われたが、君のせいで死者がでるかもしれない。



 本当にすまない。




 英雄であるがゆえに・・・出て行ってもらうしかないのだ」



表面上は辛そうな顔をした監督官は、言い終えると同時にすぐさま反転しVaultへと戻ろうとする。


私は・・・

(以下監督官を殺すか否かで分岐)



【殺す】


Vaultにいけしゃあしゃあと戻ろうとする監督官を、主人公、元"Vaultの住人"は後ろから撃ちぬいた。
血しぶきを飛び散らせ崩れ落ちる監督官を背に外の世界へと旅立つ主人公。

"13"の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け
ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。


【殺さない】


監督官はVaultに戻り、扉が閉められ今度こそVault13は外界と、そして主人公と完全に隔絶される。
もう向こう何十年、Vaultの扉が開くことはないだろう。

俯きながら、焼けるような日の光と乾燥した大地のみが待つ荒れ地へと歩む主人公。
"13"の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け
ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。




Interplay Productions presents...

Fallout

The End.



以上が初代Falloutのストーリーになります。

 ちなみにVaultを追われた主人公は、さすがに英雄を追い出したことに反感を持ち彼を追いかけたVault13の
小規模の人々と共に別の場所に"アロヨ"という村を作り、子供を設け村の発展を見届けた後、スーツとPip-boy
を遺し人知れず旅立ちます。

そしてその孫がFallout2の主人公、"選ばれし者"となって活動を開始したエンクレイヴと戦い、今に至る
までのエンクレイヴ凋落の基礎を築き上げます。

 2にはNVでも時折耳にする"ナヴァロ前哨基地"というマップポイントがあり、2主人公がエンクレイヴを
叩き潰した後NCRとなったシェイディ・サンズがここを強襲、NVのコンパニオンのアルケイドと、レムナントが
モハビへと逃げ延びるというエピソードがあります。
 
ちなみにレムナントのデイジー・ホイットマンが『クラマス上空でベルチバードを墜落させた』という通り
2のクラマスという場所にはベルチバード(VTOL)が墜落しており、NVコンパニオンのリリーがここでプロペラ
を拾って剣に仕立てています。

 そしてVault13はというと2までに滅びてしまい、エンクレイヴから脱走した知性を持ったデスクロー達
の根城となるのですが、そんな彼らもエンクレイヴに滅ぼされとうとう完全な廃墟となってしまい加えて
その時Vault13に残されていた主人公が集めたミュータントとFEVに関する情報が、エンクレイヴの人類抹殺
計画の引き金となってしまいます。


 他にも、3のB.O.S拠点である要塞(ペンタゴン)のターミナルには初代主人公がハイエルダーに会った記録が
残されていたり、NVにはマスター配下だったスーパーミュータント達、通称"マスターズアーミー"が多く登場
する、プラズマライフルが旧式のプラズマキャスターとして登場しているなど初代の小ネタやつながりを
伺わせるポイントが数多くあるので、興味が出ましたら手にとっていただけると幸いです)

※PC版がおすすめされていますが、NVのPC版には日本語音声がないので注意。
初代Falloutはときおり2,Tacticsとのセットで安売りしているのでそこを狙うとよろし。



(最後に、解説にあたって導入した日本語化パッチ、各種便利MODの製作者様へ感謝)

 

 





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