チームイノセント
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764 :チームイノセント:2014/01/03(金) 00:33:32 ID:???
■チームイノセント(TEAM INNOCENT)
PC-FXの3Dアドベンチャーゲーム。1994年発売。
人類が太陽系外に出て数世紀、科学者クロノス=エンハンサーが禁忌である、人類の遺伝子操作を秘密裏に研究していた。
クロノスは銀河中央警察機構GCPOによって逮捕される。研究所ではたくさんの赤子の死体と共に三人の少女を発見。
遺伝子操作によってつくられたバイオチャイルドだった。GCPOは彼女らの存在を世間から隠し、育てる。
そうして育てられた三人の少女は特殊な能力を持っていた。そして十五年後。
彼女たち三人のGCPOの特殊機関「チームイノセント」を創設し、シグルス=グラント司令官の元、任務を行っていく。
●登場人物
沙姫:チームイノセントで現場担当。生物の思念を感じられる。
リリス:頭に第三の目を持つ、指示担当。コンピューターに関して高い知能を持っているが、それ以外は不得手。
エリアル:背中に二つの触手を持つメカニック担当。チームイノセントの機械は全て彼女が作った。
シグルス=グラント:チームイノセント司令官。過去に三人を保護した捜査官。
クロノス=エンハンサー:かつて農作物の遺伝子改良で人類に貢献したが、ヒトの遺伝子操作という禁忌に手を出す。
●MISSION1
リレー衛星ITSが機能停止、通信が途絶える。様子を見に行った連絡艇は後日、漂流されている所を保護される。
チームイノセントに指令。調査、駐在員の保護、故障の修復をシグルスから命令された。
1、リレー衛星内の状況調査
2、駐在員の確認とその保護
3、故障箇所の究明とその修復
三人が母艦ホワイトウィング号で近くまで行き、そして沙姫が一人小型宇宙船ホワイトパンサーにそこから発進。
沙姫が宇宙船ホワイトパンサーに乗って衛星内へと入る。酸素などの生命維持装置は機能している。
リリスがクレーネという小型衛星を飛ばし、内部のマップを送る。駐在員ゴールド=ライスフィールドの居場所は不明。
エリアルから最上階のメインコンピューター室を目指して、そこからデータを送れば故障箇所を調べられると言った。
リリスから内部に多数の生体反応があると報告、ネズミか何かでしょうとエリアルが言う。
内部を探すと、ガラスの向こうに赤い生物が動いていた。それは人間の子供サイズの大きな赤いネズミだった。
出会うと襲ってくるので、これを倒す。
ゴールドの私室でVTRを見つけて、動画を見る。ゴールドは自分の罪を報告した。
四ヶ月間、孤独は耐えられないとペットのHEEPを飼っていたが、それが死んでしまった。
新しくラッド=モールという商船からHEEPを売って貰った。しかしラッドは実はクロノス=エンハンサーだった。
HEEPはすごい速さで成長し翌日には1メートルになり、すぐに基地内に逃げ出した。
そして毎日増え続け、今では50匹を越える。今から戦いに出るが、もし失敗した時のためにこのVTRを残す。
これを見た方は、代わりに事態の収拾をお願いしたいと言い、VTRは切れた。
クロノスの名に驚く三人。理由は分からないが、この始末は自分達がつけねばならない。
メインコンピューター室に行き調べる。破損個所が分かったので、エリアルが交換ユニットをラビットに乗せて送る。
回収し交換している間、リリスはHEEPの駆除の方法を考えておく。
HEEPによって壊されたユニットを修復する。その間にリリスは駆除方法を見つけた。
沙姫はメインコンピューター室へ行き、この部屋以外の酸素を減圧させ窒息死させることにした。
操作するが、生体反応を感知してできない。エリアルが火災に対して発動することを発見。火災システムのないホールへ。
倉庫などで見つけた自動発火装置とオイルをセットし、タイマーをセット。そしてメインコンピューター室へ。
操作しメインコンピューター室以外の減圧を実行した。衛星内を確認後、帰還する沙姫。
765 :チームイノセント:2014/01/03(金) 00:43:48 ID:???
●MISSION2
GCPOの小型輸送船バルハラが、誰も乗船していない状態で数日前に突然発進。
そしてチームイノセントのいる秘密基地ホワイトロッジのあるデルタ星系に現れた。
指令。バルハラに潜入し調査、拿捕。また核弾頭が積荷としてあるので、それの凍結回収。
1、輸送船「バルハラ」の捕獲・拿捕
2、積み荷の核ミサイルの凍結
3、「バルハラ」の逃亡の原因の究明
ホワイトウィングまで近くまで飛び、沙姫がホワイトパンサーで内部へ。クレーネを飛ばして、マップを表示。
リリスがコンピューターで調べる。現在、高速輸送船バルハラはホワイトロッジへ向けた航行中。生体反応なし。
積荷は核弾頭が6基、ミサイルが3基、雑貨類、そして死体が10体。死体の輸送もやっていたそうだ。
とりあえず船を停止させにブリッジへ向かう。途中で生命反応のない人間と出くわし倒す。
MOを見つけ、MOプレイヤーで中身をみる。淡々と任務を時間ごとに報告する職員。
ところが最後の映像にクロノスが登場。自分の研究成果をついに見つけた、世界中に真実を知らしめてやると笑う。
博士は私達に会いたがっているのとエリアル。しかし人で無いものとして作った博士が何をと沙姫が激怒する。
リリスがお仕事を優先しなさいと、冷静にさせた。
ブリッジに行き、速度をゼロにする。リリスがデータを解析。
3基のミサイルにはすでに核弾頭を搭載、準備、標準は沙姫たちの家ホワイトロッジ。
なぜ座標を隠しているホワイトロッジが狙われているかは不明。とにかく、解除と凍結をしにいく。
行く途中で緊急連絡が艦内に入る、核ミサイルの発射態勢に入り五分後に撃たれるという。
船尾のミサイル管制室に時間までに到達、時間を停止させ凍結させる。
突然、3号コンテナが爆発。同時にメインエンジンが稼働、ホワイトロッジへと発進。15分後に直撃爆発する。
時間内にブリッジに戻りエンジンを逆に発進させて止める。すると大画面にクロノス博士が映し出される。
研究の成果として帰って来いと言うクロノス。人として生まれなかった事を恨みこそすれ感謝などしないと沙姫。
逮捕するという沙姫に、ならば我が研究所に来るがいいと言うクロノス。最後の仕掛けを突破できればなと画像が消える。
通信を捉え、クロノス博士のいる小型艇を発見。追跡するために沙姫を呼び戻すリリス。
すると緊急連絡が入る。50分後にバルハラは自爆するという。
脱出しようとする沙姫だったが扉はロックされて開かない。開けるには機関室で直接操作しないといけない。
ブリッジから出られないから機関室に行けないと沙姫に、じゃあ私が行くしかないとホワイトスワン号に乗ってエリアル。
バルハラに入ったエリアル。ブリッジの沙姫からキーを通気口から受け取る。
キーを使って機関室で操作、パスワードをリリスがハックする。
ブリッジの扉を開けて、沙姫とエリアルはそれぞれホワイトパンサーへと向かった。
ちなみにエリアルが乗ったホワイトスワンはすでに回収されている。
●MISSION3
トーン研究所へ、クロノス博士を逮捕しに向かった三人。これはシグルスの与えた命令ではない。
シグルスはこれを喜ばしい事だと、記録した。
クロノス=エンハンサーの逮捕
トーン研究所へ単独、乗り込んだ沙姫。研究所に電磁バリアが張られており、音声通信以外のサポートが出来ない。
そこにクロノス博士のアナウンスが聞こえる、ゲームの始まりだと言う。博士を4時間内に捕まえたら沙姫たちの勝ち。
だがもし逃げたり、時間内に捕まえなければ、宇宙から抹殺すると宣言。
誰がお前たちを望み、誰が拒否してるかを、その真実を知れと言った。電磁バリアの解除のため、制御室を目指す沙姫。
ちなみに逃げたり時間を過ぎたら基地からの砲撃でホワイト・ウィング号が破壊される。
中には防衛ロボットと戦ったりする。監視カメラがそこらにあり、こちらをクロノスが常にうかがっていた。
766 :チームイノセント:2014/01/03(金) 00:47:42 ID:???
基地内を進むと立体映像が流れる。
裁判所で裁判官がクロノスの処罰について話している。
遺伝子改造は犯罪だが、有罪にするとなると沙姫たち三人を公表しなければならない。
沙姫達の事を知れば、宇宙全体に動揺が走る。いっそ死んでくれればよかったのにと言う者までいた。
話し合いの結果、クロノスは精神異常者として病院に隔離。沙姫たちの事は隠す事となった。
それから12年後、シグルスがGCPOの会議で沙姫達の優れた能力を生かすべきだと進言していた。
まだ生きていたのかと嫌味を言う上官。今更、化け物を人として認めろと言うのかと言うもの。
しかし能力が優れている事は事実。話し合いの結果、シグルス配下の者達として認める。
だが公表はせず存在を伏せる、死んだとしても一切の保障はしない。また一般社会と接触は禁じられた。
トーン研究所での子供の頃の三人、仲良くボール遊びをしている。そこに現れたクロノスをパパと呼んだ。
三人の私室、沙姫の部屋で子供の頃の沙姫がそこにいた。その子に話を聞くと、外にはいじめる人がいるから出られない。
だからパパをずっと待っていると言う、一緒に丸い大きな鶏のような鳥がいる。鳥を殺すと子供が消えた。
鳥はドリームフライと呼ばれる、人の心を読み幻影を見せる能力を持つ。先に進む鍵を手に入れる。
途中、研究中の人間の遺伝子を見つける、こうやって生まれた者の苦しみが分かっていないと沙姫は激昂。
怒りにまかせて銃を乱射し、残ったガラス瓶を地面にたたきつけ割った。リリスが落ち着くように諭す。
途中でクロノス博士に会う、帰って来いと言う博士に困惑する沙姫。それをドリームフライとリリスが看破した。
何でわかったのか訪ねると、カンだと答えた。制御装置のスイッチを押す。
小型衛星クレーネを飛ばす。しかし研究所から現れた砲台によって破壊される、しかし砲台の位置を特定、反撃し破壊。
砲台を破壊したため、逃げることは可能になった。しかし逃げ出さずもう一度クレーネを飛ばす。
クレーネが研究所内をスキャンし、調査。隠し通路を発見し、沙姫はそこに向かった。
その道に行くが巨大ロボットのゴーレムがいて通れない。通常兵器は効かないが、暴走したとき様に自爆システムがある。
それを起動させるための音波銃をラビットに乗せって送って貰い、使用して破壊した。
ついにクロノスの元へと辿り着いた沙姫、そうして銃を向ける。
クロノスは褒め称える。元々の能力だけでなく、後天的な教育によって素晴らしい実力を得たと。
沙姫は泣きそうな声で非難する。人間として生まれたかったと、普通の女の子みたいに恋をして結婚して子供を生んで。
そうすればいいと言うクロノス。それが出来ないのが、人間のあなたにはわからないと沙姫。
生きるのが苦しいと言うのかとクロノスは訪ねる、ならばやめさせてやろうと銃を向ける。撃ちあう沙姫とクロノス。
抵抗するのか面白いという博士、面白い?そう言って命をもてあそぶのと怒る沙姫。
なぜ抵抗する、生きるのが辛いのだろう、なぜ戦うのか考えろとクロノス。
そして銃で撃たれ傷だらけになったクロノスは言う、お前たちは人間だと、それを認めぬ者など気にするなと。
人間として生きる事をお前たちが認める事だけが大切なのだと。
研究所の自爆装置のスイッチを入れる。これでお前たちの過去はなくなる、私を含めて。
人間として、人として生きろ、そう言って倒れるクロノス。さあ、行け、我が娘たちよ!
後5分で研究所が爆発する、走る沙姫。
脱出した沙姫達はGCPOに強く進言。15年前の事件の真実と自分達の存在を公表した。
後にGCPOの正式な機関として認められることになる。
スタッフロール
終わり。