ボーダーランズ2

ボーダ-ランズ2
part68-209~236


209 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 22:15:49.62 ID:82kuSv4y0
    パソコン・PS3・XBOX360で発売された、
    FPSにRPG要素を取り入れたゲーム『ボーダーランズ』の続編、
    『ボーダーランズ2』行きます。
    今回も細かい内容は飛ばしていく上に内容が不確かですがご容赦を。
    今回は長いので、一日で投稿しきれず数日にわたると思いますが、
    よろしければお付き合いください。
    連続投稿の制限で途中で止まると思われますが、ご了承ください。


    『6人のプレイヤーキャラ』
    今回の6人も、ゲーム内ではどのキャラでプレイしていてもいいように
    6人まとめてvaultハンターと呼ばれているので
    このストーリー解説の中でも主人公達の事をvaultハンターと表記します。

    (アクストン)
    宇宙に股をかける巨大企業ダール社が所有する民間軍事会社の元兵士。
    真面目で礼儀正しい兵士ではあったが必ずしも任務に忠実とは言えず、
    『護衛対象を囮にして敵のアジトを突き止め護衛対象がまだ中にいるのにアジトを爆破』
    といった手柄優先の身勝手な行動を繰り返した結果、
    軍を除隊させられると同時に処刑されそうになったが、
    軍の上官でもあり妻でもあるサラの手引きによって軍を脱走する。
    その後は賞金稼ぎ生活をしていたようだが、
    ハイペリオン社のvaultハンター募集のラジオ広告を聞き、
    パンドラに降り立ちvaultハンターになる事を決意した。
    脱走時にサラに返された結婚指輪とサラのドッグタグを今でも持っている。

    固有スキルは、空中に漂う銃座『サーベルタレット』を設置するというもの。
    前作のローランドのようなキャラだが、ローランドほどタレットは強くないらしい。

    (マヤ)
    vaultの神秘的な力によって超常的な力を得て刺青が体に入った、
    全宇宙に6人しかいない女性『セイレーン』の一人。
    惑星アテナを支配する教団で女神として育てられていたが、
    二十歳を過ぎて初めて民衆の前に姿を現した時、民衆が
    「お願いします、税を払いますからどうかお許しを」
    と命乞いをしたのを聞き、教団は自分の神秘性を使って民衆を弾圧していると知り、
    その場で教団幹部の一人をブチ殺し、
    残りの幹部を脅す事で惑星アテナを教団の圧制から開放した。
    その後、前作のリリス同様、セイレーンの力が何なのかを知り、
    他の5人のセイレーンに会うためにパンドラへ向かった。
    二十歳過ぎまでお姫様どころか女神様の扱いをされていたが
    今ではパンドラの荒っぽい生活にも慣れたようだ。

    余談だが、公式設定では25歳となっているが、
    マヤの過去の会話を録音したデータによると27歳のようにも思えるため、
    そろそろ年齢が気になるお年頃な事もあって年齢の事がネタにされている。
    固有スキルは、異空間のような場所を作り敵を閉じ込める『フェイズロック』。
    前作のリリスに相当するキャラだが固有スキルも所有スキルもリリスとは相当違うようだ。

210 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 22:16:32.04 ID:82kuSv4y0
    (サルバドール)
    パンドラ生まれパンドラ育ちの、パンドラの荒っぽさに順応した男。
    筋肉質で横幅が広い上に、体を鍛えるために幼い頃からステロイドを常用したために
    身長の成長が子供並の高さで止まっているため、まさに逆三角形というか正方形な肉体。
    暮らしている町で、大好きなおばあちゃんを助けるべく悪党四人を殺した罪で
    死刑にされそうになった所、偶然ハイペリオンの軍隊が襲ってきて結果的に助かり、
    襲ってきた兵士を捕まえて尋問する事で、vaultの存在を知った。
    パンドラに暮らしていたのにそれまでvaultの存在を知らなかったアホの子だが、
    自分を死刑にしようとした裁判長に対して「そりゃあ完璧な人間なんていないしよ」
    と理解を示したり、逆に結果的にサルバドールを助けたとはいえ
    身勝手な理由で町を襲ったハイペリオン兵には冷徹な怒りを持ったりと、
    意外にも理知的な部分もある。

    その後、他の5人のvaultハンターと合流する前に
    ハイペリオン社への敵対行為を随分と行ったようで、
    賞金首としての懸賞額が他の5人よりケタ違いに高い。
    その際、賞金首としての罪状の中には強姦や食人等の本当だったらドン引くものもあるが、
    それらはハイペリオン社が面白がって故意に付け加えた嘘の罪状なので安心してほしい。

    固有スキルは、どんな銃でも両方の手に一丁ずつ持って二丁同時に撃てるようになる、
    『ガンザーキング』。ロケットランチャーだろうがスナイパーライフルだろうがお構いなし。
    バーサークするマッチョマンという事で、前作のブリックに相当する。
    ちなみに、このストーリー解説を今こうやって書いている作者は
    このサルバドールでプレイしていたので、キャラ毎に異なる台詞を話すシーンでは
    サルバドールのものを紹介させてもらいます。

    (ゼロ)
    黒い仮面をかぶった黒ずくめのSFニンジャ的なキャラ。
    その正体は不明で、宇宙人だとかサイボーグだとか噂されている。
    5・7・5の俳句調で話す事が多い。
    ある日、襲ってきたバンディットを返り討ちにした際にvaultの話を聞き、
    自分を試すためにvaultハンターとなったようだ。

    固有スキルは、ホログラムの分身を複数出し、それに気を取られている相手に
    強力な攻撃を繰り出す隙を作る、『デセプション』。
    刀での近接攻撃とスナイパーライフルの遠距離攻撃が得意なため、
    キャラ性能的には前作のモーデカイ担当と言えるだろう。

211 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 22:17:05.99 ID:82kuSv4y0
    (ゲイジ)
    高校生のメカニックな女の子。
    片腕が義手だが、これはロボット作成中の事故で片腕を切断した際に、
    普通に治さずに、ロボット召喚装置を付け加えるための義手にしたため。

    ロボット大会に、いじめっこ撃退ロボ『デストラップ』を出展した際に、
    金持ちの女の子がゲイジのロボットを盗作して出来損ないのロボットを作り
    賄賂で審査員を買収して優勝をかっさらった上に
    ゲイジをからかって殴ろうとしてきた所、
    ゲイジを守るという命令に忠実なデストラップの反撃にあった金持ちの女の子は
    文字通り爆発四散してしまった。そして金持ちの女の子の父親は警察を買収し、
    問答無用でゲイジを逮捕しデストラップを廃棄処分にしようとしたので、
    ゲイジの父親が機転を利かせてゲイジをパンドラに逃がした。
    こうして彼女はパンドラへ来てvaultハンターになった。

    固有スキルは、デストラップを呼び出す『サモンデストラップ』。
    初心者向けで扱いやすいキャラだが、最大の弱点として、
    本ゲームソフトを予約購入してダウンロードコードを手に入れるか
    発売から一年以上後に発売されたゲームオブザイヤーエディンションの方を買わないと
    ゲイジを使うためにリアルマネー約1000円を払う必要があるという点がある。

    (クリーグ)
    バンディットの中でも特に頭のおかしい『サイコ』と呼ばれるタイプの男。
    研究所で改造されたために頭がおかしくなってしまったらしい。
    研究所から脱出した後に出会ったマヤに一目ぼれし、vaultハンターになったようだ。
    二重人格なようで、普段は頭のイカレたサイコ野郎だが、
    彼の中にはまともな男性の人格があるようで時々頭の中に話しかけてくる。
    固有スキルはピザカッターのような丸ノコ付き斧を振り回す『バズアックス・ランペイジ』。
    固有スキルも他のスキルもクセがある上に
    ゲームオブザイヤーエディションの方を買わなければ使うために約1000円かかるという
    色々難しいキャラだが、サイコ野郎好きにはたまらないキャラ。

212 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 22:17:32.12 ID:82kuSv4y0
    『前作の4人のプレイヤーキャラ達』

    (ローランド)
    元vaultハンターにして、元クリムゾンランス兵士。
    今作では、パンドラを制圧してvaultの中身を奪い取ろうとするハイペリオン社に対抗するため、
    クリムゾンランス兵等を勧誘してレジスタンス組織『クリムゾンレイダース』を立ち上げ、
    その本拠地を『サンクチュアリ』という町に作り、リーダーとして日々奮闘している。

    (リリス)
    元vaultハンターにして、全宇宙に6人しかいない女性『サイレン』の一人。
    ローランドと共にハイペリオン社と戦っている。
    ゲーム中でローランドに対し「この戦いが終わったらあんたを裸にひん剥くからね!」
    と言ってる事から、ローランドとは恋仲なようだ。

    (モーデカイ)
    元vaultハンターにして、飲んだくれ。
    普段は飲んだくれているが、ハイペリオン社との戦いではちゃんと活躍する。
    相棒の鳥ブラッドウィングにかけられた賞金額は60億ドルだというのに
    モーデカイ本人の賞金額は20ドルという一昔前のギャグマンガの三枚目ライバルのような扱い。
    また、前作のDLCシナリオ2のモクシーの闘技場で優勝した事になっており
    見事モクシーの四人目の夫となったが、以前の三人の夫と同様に離婚している。

    (ブリック)
    元vaultハンター。他の三人と行動を別にしており、後に意外な形で再会する事となる。


    『今作の敵、ハンサムジャック』
    (ハンサムジャック)
    ハイペリオン社社長。「バンディットどもを倒してパンドラを平和にする」と言ってるが、
    実際には所有する軍隊を使ってパンドラ中を制圧して周り、一般市民たちを虐殺し、
    新たなvaultの中身を手に入れようとする独裁支配者。
    何の罪も無い人を平気で殺してあざ笑うような鬼畜外道であると同時に、
    敵対しているvaultハンターに対し
    「馬を買おうと思うんだ、チープ・インパクトという名前はどうだろう?
    それともチープ・スタリオンの方がいいかな?」と相談してきたり、
    「お前が自殺してくれれば楽なんだがな。お前が自殺したらクリアというクエストを作ったから、
    受けて達成してくれないか?」と言って本当にクエストを依頼してきたり、
    虹が二重に見える場所にいった際に
    「虹が二重に見えるぅ~、どうゆう意味なの~?あ~っひょっひょっひょ~」と興奮したりと、
    憎めない面白さも持つ希有な悪党。
    (ちなみに二重に見える虹の元ネタは、リアル世界でネット上に上げられた動画)
    名前どおりにそれなりのイケメンではあるが、実はその顔は仮面。
    素顔を見るのは、こいつを倒した後になるだろう。

213 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 22:18:21.29 ID:82kuSv4y0
    『お世話になるキャラたち』
    (ドクター・ゼッド)
    相変わらず医師免許は持っていないが確かな腕で人々を治療する闇医者。

    (マーカス)
    相変わらずパンドラ中に弾薬を供給しプレイヤーを助けてくれる上に
    ストーリーのナレーターもこなしてくれる武器商人。
    今回は武器商人としての悪どさが目立ち、

    ・不良品だから返品させてくれと客に言われて、銃をその場で治した後に客の足を撃ち抜く
    ・英雄願望を持つ意志薄弱な人に銃を高値で売りつけるためにバンディットと戦うように仕向け、、
    その後そいつが何者かと戦った挙句に死んでいるのを見て「馬鹿な奴だ」と笑う
    ・クリムゾンレイダースと、敵対するバンディット軍団の両方に銃を売りつける

    と、なかなかに非道な事をしている。だが、ハンサムジャックに対しては
    「あいつは商売の邪魔だが、それ以前に万死に値する」
    と怒りを燃やすなど、人間として最低限の良心はあるようだ。

    (スクーター)
    相変わらずキャッチ・ア・ライドによって間接的に助けてくれる。
    今作では女性に対して奥手な童貞という設定が加わり、
    時折女性を射止めるための手助けをvaultハンターに依頼してくる。

    (エリー)
    スクーターの妹。ふくよかとかぽっちゃりといった
    当たり障りの無い表現の許容量を余裕で超過する程の超絶デブだが、
    車を自由自在にするスクーターが「俺の妹の体型をバカにする奴はタダじゃおかねえ」
    と公言しているせいか面と向かってデブ呼ばわりする命知らずはいないようだ。
    その体系に似合わず声は可愛いが、邪魔な相手をすぐに殺そうとするなど凶暴な面もある。

    (モクシー)
    スクーターやエリーの実の母親。
    パンドラ各地にいくつもの酒場を所有しており、
    普段はサンクチュアリの酒場のママさんをしている。

    (タニス)
    相変わらずvaultの研究をしている。
    前作の最後に渡されたvaultの鍵をハンサムジャックに奪われてしまったらしい。
    今ではサンクチュアリに移住しクリムゾンレイダースに参加している。

    (エンジェル)
    vaultハンター達を導く謎の美女。その正体は今作で明らかになる。

    (久ラップトラップ)
    一輪車の足と箱のような胴体を持つ、口うるさいが愛嬌のあるロボット。
    前作では量産品なのでパンドラのいたる所にいたが、
    今作ではパンドラ中のクラップトラップはたった一体の残して破壊しつくされており、
    物語冒頭で出会うクラップトラップが世界で唯一の物となっている。

214 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:02:16.64 ID:82kuSv4y0
    (サー・ハマーロック)
    紳士を自称する動物学者。以前動物に襲われたために片腕と片脚が義手・義足になっている。
    飄々とした性格で、危機に対してもマイペースな態度で対処する。
    (タイニー・ティナ)
    13歳の少女。子供っぽい性格という範囲を超越する程に変な言動をする困った子。
    幼い頃に両親と生き別れたという悲惨な過去が彼女をそうさせたようだ。
    13歳にして爆発物取り扱いの天才で、ローランドもティナに何度も命を救われたらしい。
    タイニーというのは『取るに足らない』という意味だが、
    多分年齢の幼さからそういわれているだけだろう。
    (マイケル)
    実在するボーダーランズの大ファン。22歳にして癌のために死去した。
    その事を彼の友人がゲーム制作会社に伝えた結果、
    サンクチュアリに在住するvaultハンターとして登場し、
    時々レアな武器をくれるお助けキャラとなった。ええ話や。


    『本編』
    前作の4人のvaultハンター達はとうとうvaultの中身にたどり着いたが、
    その中身はデストロイヤーというモンスターだった。
    それが知れ渡るとvaultの中身はロクなもんじゃなかったと、
    惑星パンドラへの興味は失われ、多くの企業や個人が去っていった。
    だが、デストロイヤーが倒された後、イリジウムという物質が各地で発見され、
    さらに新たなvaultが発見されると、再びパンドラに企業や個人が集まった。
    その中には、ハイペリオン社と、彼らに雇われた6人のvaultハンターの姿もあった。

    vaultハンター達はハイペリオン社に雇われ、パンドラを走る列車に乗っていた。
    社内には「ようこそいらっしゃいました」と書かれた、笑顔のハンサムジャックの看板が。
    だがいきなり看板が落ち、その裏には
    「(ようこそいらっしゃいました)…この世の地獄へ。悪く思わないでくださいね」
    と書かれた、邪悪な笑顔のハンサムジャックの看板があった。
    それと同時に、周囲のハイペリオンの兵士達が襲い掛かってくる。
    最初からハンサムジャックはvaultハンター達を殺すつもりだったようだ。
    vaultハンター達は協力して撃退し、ハンサムジャックが乗っているはずの車両へ向かった。
    だが、そこにあるのはハンサムジャックの人形と、大量の爆弾だった。
    録音されたメッセージが再生される。
    「お前らは所詮バンディット、主役はこの私だ。諸君、パンドラへようこそ」
    メッセージの再生が終わると同時に、爆弾が爆発し列車が吹き飛んだ。

    爆発した雪原地帯で気絶から目覚め、必死に動こうとするvaultハンター。
    その近くで、クラップトラップが
    「またvaultハンターの死体ですか、ハンサムジャックは忙しいようですね!」
    と言いながら死体を埋める穴を掘っていたが、動いているvaultハンターを見ると、
    「あなた、生きてますね!これで私もこの雪原地帯からオサラバです!
    さあ、あなたは私のシモベとなって私をサンクチュアリへと連れて行くのです!」
    そういってvaultハンターを住処へと案内するクラップトラップ
    随分と調子こいているようだが、命を助けられたのは事実だ。
    それにvaultを見つけ、パンドラを救い、ハンサムジャックに借りを返すためにも、
    クラップトラップと共にサンクチュアリを目指したほうが良さそうだ。

215 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:02:43.68 ID:82kuSv4y0
    クラップトラップの家には、既に壊れたクラップトラップがいくつも置いてあった。
    「私が明るく見えるのは、底抜けの楽観主義にプログラムされてるからです。
    本当は激しく鬱なのです」クラップトラップも辛い生活をしているようだ。
    「ここらへんには生き物の目を奪うのが趣味のモンスターがいますが、
    この家にいる限りは安全…」
    そう言い終わらないうちに、フラグ回収とばかりに家に襲撃してきた、そのモンスター。
    モンスターは無常にも、クラップトラップの目をちぎり取って持っていってしまった。
    「目が、目がぁ!」と、ムスカ大佐のような台詞を吐くクラップトラップ。
    目を無くしたまま先へ進もうとして障害物に何度もぶつかるクラップトラップと共に
    vaultハンターはモンスターを追いかけて倒し、目の部品を取り戻した。
    目の部品は、近くにいるハマーロックという人物に治してもらえると聞き、
    彼に会って周囲に住むバンディットを倒すと、クラップトラップを修理してくれた。

    その後、周囲を探すと、前作に出てきた町『アウターヘイブン』の長のヘレナが
    ハンサムジャックと話している録音データを見つけた。残りも探してみる。
    録音データによると、ハンサムジャックは最初はヘレナに
    「失礼ですが、そのお顔の怪我は?…そんな事があったんですか、失礼しました」
    「旦那さんはどちらに?…そうですか、数年前に…それはお辛いでしょう」
    と紳士的に話していたが、そのうち「お前を旦那の元へ送ってやろう!」と叫ぶと、
    ヘレナの頭部を銃で撃ち抜いた。頭部が飛び散った様子を見て
    「あはははは!見ろ!潰れたヒキガエルのようだあ!」とあざ笑うハンサムジャック。
    それと同時に、録音場所の周囲で多数の銃声と悲鳴があがる。
    どうやら周囲でハイペイオン兵がニューヘイブンの住人を虐殺したようだ。
    その録音データを聞いたハマーロックは「やはり既に町は全滅していたか」と嘆く。
    普段は飄々とした態度の彼も、このときばかりは沈んだ声だった。

    その後、道中の敵を倒しながら先へ進み、とうとうサンクチュアリへとたどり着いた。
    サンクチュアリで情報を集めると、ハンサムジャックに対抗するレジスタンスである
    クリムゾンレイダースのリーダー、ローランドが行方不明だと聞かされる。
    ローランドの仲間のリリスやモーデカイと合流し情報を集めると、
    ローランドはハンサムジャックに懐柔されたバンディットに捕らえられたらしい。
    捕らわれている場所に出向き、ローランドを助け出す事ができた。

    ローランドは。ヴィルヘルムという
    ハンサムジャックの腹心の部下のサイボーグが装備しているパワーコアを手に入れ、
    それをサンクチュアリのシールド発生装置に使うという計画を立てる。
    サンクチュアリの町全体を保護するシールドを発生させるための
    古いパワーコアが限界に近づいており、シールドが消えてしまったら
    パンドラの月と言える衛星に備え付けた砲台、『ムーンショット砲』によって
    サンクチュアリは壊滅してしまうらしい。
    ヴィルヘルムのパワーコアを手に入れるために、そいつの乗る列車を止める必要があるので、
    ローランドに、タイニーティナという少女を紹介され、彼女の元へ向かう。

216 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:03:32.00 ID:82kuSv4y0
    タイニーティナはそれを快諾してくれたが、、
    そのついでに、とあるバンディットをつれて来る事を依頼してくる。
    言われた通りに指名されたバンディットをつれてくると、彼女はそいつを電気椅子に縛り、
    彼女とそいつと、2つの人形でティーパーティーを始める。
    最初はそいつは「ふざけるな、今すぐ離せ!」と強気だが、
    電気椅子で電流を送り込まれ続けた挙句に
    「お前の両親を売り殺した俺が悪かった、頼む、許してくれ!」
    と命乞いをしながら灰になった。その様子を見て
    「最高のパーティー」と、心の闇を吐き出すかのような口調で言うタイニーティナ。
    2つの人形は、彼女の両親を意味したのだろう。両親と共に敵討ちをしたかったのだ。
    こうして協力を約束してくれたタイニーティナは、
    ロケットに爆弾入りのウサギのぬいぐるみが抱きついたものを渡してくる。
    これで線路を破壊し、列車からvaultの鍵を強奪しようという事らしい。
    その通りにロケットを発射し列車を止め、列車に乗り込むvaultハンター。
    すると彼らの前にロボットが立ちふさがった。彼こそがヴィルヘルム。
    彼は自らをサイボーグにするのが好きなようで次々とサイボーグ化を進めた結果、
    僅かに人間の部分があるだけのほとんどロボット同然の存在になったようだ。
    ハンサムジャックの腹心の部下なだけあって強力な敵だったが、何とか倒した。

    手に入れたパワーコアを早速サンクチュアリのシールド発生装置に組み込むが、
    シールド発生装置が安定するどころか、いきなりシールドが消え去ってしまった。
    そこへハンサムジャックの通信が入ってくる。
    どうやらヴィルヘルムのパワーコアをシールド発生装置に組み込まれる事を予測し、
    あらかじめヴィルヘルムのパワーコアを欠陥品と入れ替えていたらしい。
    ハンサムジャックは、この計画のために腹心の部下を使い捨てにしたのだ。
    こうしてシールドが消えてしまったサンクチュアリに対し
    『ムーンショット砲』を連射し、サンクチュアリを破壊しようとする。
    そこでリリスは、サンクチュアリに隠された装置を起動し、
    サンクチュアリ全体を浮遊都市として空に浮かび上がらせ、
    さらにテレポートさせる事でムーンショット砲から逃れさせようとした。
    だがそのテレポートの時、vaultハンター達は置いていかれてしまった。
    vaultハンター達はサンクチュアリにたどり着くために新たな旅を始める。
    とはいえ、サンクチュアリに戻るためにはどうしたらいいか見当もつかなかったが、
    その時、エンジェルの姿が目の前に現れる。
    実はエンジェルはこれまでにvaultハンターの前に何度も現れ行動を指示し、
    ヴィルヘルムのコアをシールド発生装置に組み込むように誘導していた。
    つまり、エンジェルはハンサムジャックのために働き、
    クリムゾンレーダーズを壊滅させようとした裏切り者だったのだ。
    だが、エンジェルは「私を信じて」と言ってvaultハンターを誘う。
    情報の無い状況では、エンジェルを信じるしかないだろう。
    旅を続けるうち、vaultハンターは小さな村にたどり着いた。
    そこにテレポート装置を設置すれば、サンクチュアリへたどり着けるらしい。
    テレポート装置はハイペリオン社のコンピューターに投下してもらう必要があるので、
    エンジェルがコンピューターをハッキングし、テレポート装置を投下させようとする。
    そこにハンサムジャックが「おいエンジェル、もうこいつらを助ける必要は無いぞ。
    …おい、どうしたエンジェル、今すぐ彼らへの援護を止めろ!」
    と言ってくるが、エンジェルはそれを無視しテレポート装置を投下してくれた。
    敵の猛攻を退けながらテレポート装置を設置し、サンクチュアリへ生還した。

217 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:03:57.57 ID:82kuSv4y0
    サンクチュアリに行くと、ローランドとリリスとモーデカイが作戦会議をしていた。
    ハンサムジャックに対し「サンクチュアリのテレポートは無制限でいくらでもできるから、
    いくらムーンショット砲で撃っても無駄」とハッタリをかます事で、
    とりあえずムーンショット砲からの脅威からは逃れられたが、
    今のままではこちらからハイペリオン社を攻撃する方法も無い。
    そう悩んでいると、ローランド達の目の前にエンジェルの姿が現れた。
    エンジェルは、ハンサムジャックがvaultの中身のウォーリアというモンスターを手に入れ、
    それを使ってパンドラを支配しようとするのを止める方法を話し始めた。
    リリスは、裏切り者の話など信じられないと言うが、
    ローランドは、そんな嘘を吐く意味が無いだろうと、
    それなりにエンジェルの話を信じ、聞いてみる事にした。
    エンジェルいわく、そのためにはクリムゾンレイダーズの面々に、
    エンジェルの所へ来てもらう必要があるらしく、
    そのためには三つの問題をクリアする必要があるようだ。

    まず第一に、セキュリティを解除するため、
    クラップトラップのプログラムをアップデートする必要があると言う。
    そのためのデータは既に手に入れていたが、
    そのデータはモーデカイの相棒の鳥ブラッドウィングの首輪の中にあり、
    ブラッドウィングはハイペリオンの手の者にさらわれていた。
    ブラッドウィングの元へ行くと、ブラッドウィングは、
    改造を受けて巨大化しており、しかもvaultハンターを襲ってきた。
    仕方なく応戦すると、その様子を遠くから眺めていたハンサムジャックは、
    「世界中の武器に付随されているという5つの属性、あれって何だったかなあ?
    ファイアー(炎)に、ショック(電撃)に、コロッシブ(酸)に、、
    スラグ(イリジウムによる汚染)に、後はコロッシブ?ああ、それは言ったな」
    と、なぜか唐突に5つの属性を思い出そうとしている。
    殺さないように注意しつつ無力化した後、
    まずは首輪からアップデータのデータを手に入れる。
    その後、なんとかブラッドウィングの体を持ち帰り元に戻す方法を探そうとしたが、
    その時ハンサムジャックが嬉しそうに、こう言った。
    「思い出した、5つの属性の最後の一つは、エクスプローシブ(爆発)だ」
    そう言うと同時に、ブラッドウィングの首輪からピピピと不穏な音が鳴る。
    ハンサムジャックの台詞と首輪の音から、何が起こるのか察したモーデカイは、
    「頼む、やめろ、やめてくれー!」と絶叫するが、その願いもむなしく、
    ブラッドウィングの首輪は爆発し、ブラッドウィングは頭部を失った死体と化した。
    巨大化したままのブラッドウィングの死体は持ち帰る事ができず、
    仕方なく、首輪から手に入れたデータだけを持ち帰るvaultハンター達、
    ハンサムジャックは「そいつの死体を飾り物にしてやろう!」とあざ笑った。

218 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:23:49.99 ID:82kuSv4y0
    第二に、敵の防衛施設を突破するため、クリムゾンレイダース以外の戦力が必要だ。
    ローランドに、スラブというバンディットチームのボス、スラブキングを紹介される。
    会いに行ってみると、「スラブに入団したかったらこいつらと戦え!」と、
    スラブのメンバー達をけしかけてくるので、そいつらを全員倒す。
    すると「お前、マジに…気に入ったぜ!」と叫びながら被り物を外す。
    その顔は、ローランド達の以前の仲間、ブリックだった。
    その後、スラブを守るためにハイペリオンの攻撃を阻止する手伝いをした後、
    ブリックは協力を約束してくれた。
    ちなみにブリックが他の三人と別の道を歩んだのは、
    ハンサムジャックの恋人を自称する、シェリフという名の保安官風の女に、
    大事にしていた小犬を惨たらしく殺され、
    その後、ローランドが止めたにも関わらず子犬の敵をとるべく出て行ったかららしい。
    ブリックが前作から首にかけていた子犬の手は、その子犬なのだろう。
    シェリフとはその後通信で話す機会があるのだがその時に
    「目の前で犬を殺してやったら、子供のように泣き喚いたわねえ!」
    と嬉しそうに言ってくる。そいつを倒し、敵を取ったvaultハンター達だった。

    第三に、ハンサムジャック本人にしか突破できないセキュリティを突破するため、
    ハンサムジャックの影武者から生体データを入手する必要がある。
    影武者は高級住宅街にいるらしい。そこへ行くと、ハンサムジャックの銅像や、
    彼の捏造された輝かしい経歴を紹介するパネル、
    そしてブラッドウィングの死体が飾られていた。
    彼は、ハイペリオン社やハンサムジャックの本性を知らない富裕層を移住させるために
    この町を作っているようだ。その企みを阻止するべく、
    銅像を破壊したり、この町を紹介するプロモーションビデオの映像を差し替えて
    銃弾が飛び交う恐ろしい町に仕立て上げたりしながら影武者を見つけ、倒した。
    影武者の持っていた時計にはハンサムジャックの生体データが入っていた。

    三つの問題をクリアしたvaultハンター達と前作の主人公四人は、
    エンジェルがいるという施設の最深部に到達する。
    すると、巨大な装置の中に一人の女性、
    それもリリスやマヤと同様に体に刺青が入った、サイレンの女性がいた。
    そう、エンジェルの正体は、サイレンの一人であり、ハンサムジャックの娘だった。
    ハイペリオン社のしがないプログラマーに過ぎなかったハンサムジャックが
    ハイペリオン社の社長にのし上がったのも、彼女の力を利用したからだ。
    「ハンサムジャックは200年待たずともvaultの鍵が再び使えるようにするために、
    大量のイリジウムと私の力を使ってvaultの鍵のエネルギーを強制的に集めているの。
    それを止めるには、私が死ぬしかない。お願い、私を殺して!」
    悲痛にそう叫ぶエンジェルの願いを叶えるため、vaultハンターは達は戦い、
    とうとう装置は破壊されエンジェルは欲望のために利用される生き地獄から開放される。
    「ハンサムジャック、あなたは最低のクソ野郎よ」
    最期に呪うようにそう言い捨て、エンジェルは死んだ。

219 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:24:29.45 ID:82kuSv4y0
    そして、目的を達成して油断していたローランドの背後に
    いきなりハンサムジャックが出現するとローランドを背後から撃った。
    防具を身に着けていなかったローランドは致命傷を負い、あまりにあっさりと死んだ。
    そしてvaultの鍵を奪い返し、リリスをさらって消え去ってしまった。
    vaultの鍵をチャージするのはエンジェル以外のサイレンでも出来るらしい。
    サンクチュアリに戻ってローランドが死んだという知らせを周囲に伝えようとすると、
    ハンサムジャックの放送が聞こえてきた。
    「vaultハンターめ、よくも私の娘を殺したな!必ず私が敵をとってやる!
    vaultハンターの報奨金は取り消した。もし誰かが勝手にvaultハンターを殺したなら、
    そいつには死より辛い思いをさせてやる!」
    エンジェルに死にたいと思わせたのは彼本人なのに、どこまでも身勝手な奴だ。

    ハンサムジャックがvaultを開けてウォーリアの力を手に入れるのを防ぐには、
    vaultへ向かってそこで倒すしかないと考えたvaultハンター達は、
    vaultの位置データを入手し、vaultへ向かう。
    その途中、前作の最初の村、ファイアストーンを通る。
    前作冒頭で四人がバスを降りた停留所を見てみると、録音データを発見したので再生。
    「ジャック、vaultハンター四人組がバスでファイアストーンに向かうようです」
    「よしエンジェル、彼らに話しかけ、そこで降りるように言うのだ」
    どうやら前作がスタートした時点で、既にハンサムジャックの術中だったようだ。
    (まあ、後付け設定だが)

    そしてとうとうvaultの前にたどり着いたvaultハンター達。
    既に操られたリリスの力によってvaultの鍵は充填され、vaultが開く寸前のようだ。
    ハンサムジャックを倒して止めようとするが間に合わず、vaultが開き、
    人型の巨大なモンスター、ウォーリアが襲い掛かってくる。
    だが、vaultハンター達は死力を尽くして戦い、ウォーリアを倒した。

    ウォーリアが倒れた後、そこに残る者は、vaultハンター達と、
    vaultの鍵から開放されて元に戻ったリリスと、瀕死のハンサムジャックだった。
    「そんな…ウォーリアの力でバンディットどもを倒し、
    パンドラを平和にして、エンジェルの敵を取ろうとしたのに…!」
    などとほざくハンサムジャック。どうやらこいつは本気で、
    自分は正しい事のために戦ったのに悪者に邪魔をされたのだと思っているようだ。
    救いようのない人間のクズとは、まさにこのような奴の事だろう。
    それに、彼は依然ハイペリオン社社長であり、
    放っておいたらまた多くの人々を不幸にする。…今殺すしかない。
    自分達で殺すのもいいが、リリスにローランドの敵をとらせるのもいいだろう。
    どちらにしろ、パンチの一発でも当てればハンサムジャックは吹き飛び、死ぬ。
    死ぬと同時にハンサムジャックの仮面が落ち、素顔が見える。
    素顔は仮面と同じような顔だったが、なぜかvaultマーク
    (丸の中にアルファベットのAの横棒が無いようなのがあるというもの)
    が焼きついていた。どうしてそんな顔になったのか、それは不明だ。

220 :ボーダーランズ2:2015/02/10(火) 23:25:37.70 ID:82kuSv4y0
    全てが終わり安堵している所に、援護してくれたモーデカイとブリックも到着する。
    リリスは落ちているvaultの鍵を手に取り、
    「こんなもの、もう破壊してしまいましょう」と言う。
    だがその時、いきなりvaultの鍵が浮かび上がると、
    宇宙の地図のようなものを映し出す。
    そしてそれらに表示されたいくつかの星に、vaultマークが描かれていた。
    「これはもしかしてvaultの地図?…vaultハンターに休みなし、か!」
    こうして彼らは新しい冒険に胸を膨らませるのであった。

    その後、vaultハンター達はサンクチュアリに戻り、勝利を祝った。
    ハンサムジャックの死体は、
    砂漠でタイニーティナが乗り回す車にロープで結ばれ引きずられ、
    バラバラになって砂漠に打ち捨てられた。
    死んだら仏、などというヌルい事は言わない。これがパンドラ流の復讐だ。
    一方で、ローランドの墓を作り、そこに死体を埋葬した。
    そして、悲しい別れがあれば、新たな出会いもある。
    ブラッドウィングが攫われる前に産んでおいた卵から、子供が生まれたのだ。
    モーデカイはその子にタロンと名づけ、
    ブラッドウィングと同様に狩りの仲間に育て上げるつもりだ。

    (これにて本編シナリオは終了、明日からDLCシナリオを投下します)

221 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:21:55.13 ID:AuruIHmj0
    『DLCシナリオ1・キャプテン・スカーレットと海賊の秘宝』

    パイレート・ベイという地には、海賊の秘法が隠されているらしい。
    vault以外の宝も狙うvaultハンター達は早速向かう。
    オアシスという町に着くと、名に反して町の周囲は砂漠だった。
    どうやら昔は海だったのが、すっかり干上がってしまったようだ。
    そこの住人シェードによると、
    宝を探すにはスカーレットという女海賊に会う必要があり、
    彼女に会うには砂漠を走れるサンドボートがいるらしい。
    そのためには町の住人から部品をもらえると聞き会いに行くと、
    町の住人は全て等身大の人形で、声はシェードが声色を変えているもの。
    どうやら本当は町の住人はシェード一人で、彼は頭がおかしいらしい。
    仕方ないので、シェードのごっこ遊びに付き合い、サンドボートを完成させた。

    スカーレットは、典型的な女海賊といった性格・外見だった。
    「途中までは宝探しのために協力しあおうじゃないか、最後は私が頂くがな。
    そして海賊女王に私はなる!」
    お宝を手に入れるためには羅針盤の4つの破片が必要なので、それを集める。
    最後の一つは、ハーバートという、スカーレットを愛しすぎてキモいという理由で
    スカーレットの海賊団を追放された男が持っているらしいので、
    スカーレットから彼に渡すように言われたプレゼントを持って行ってみる。
    彼に協力して羅針盤を完成させた後、プレゼントを渡すと
    「やはりスカーレットは俺の事が好きだったんだ!」
    と大喜びでプレゼントを開け、プレゼントは爆破し、ハーバートは死んだ。
    「ああ、プレゼントの中身は爆弾だ。言ってなかったか?」
    しれっと言うスカーレットだった。

    こうして羅針盤が完成したので、スカーレットとも協力関係も終わり、
    ライバル同士としてお宝発見を競うようになる。
    急いでお宝の場所へ行くと、リバイアサンという怪物に飲み込まれてしまう。
    そしてその胃袋の中で、キャプテンスカーレットと再開した。
    「お前に感謝するぞvaultハンター!お前のおかげで、
    以前リバイアサンに丸呑みにされた私のペットにこうして再び会えた!」
    そう言いながら、グロテスクなモンスターに乗り勝負を挑んでくる。
    モンスターを倒すとスカーレットは吹き飛び、いなくなってしまった。
    (その後彼女は二度と登場しないので生死不明となるが、
    後のシナリオで生存が確認されるので安心してほしい)

    そしてリバイアサンの体内から脱出したvaultハンター達は
    リバイアサンを倒し、海賊のお宝を手に入れましたとさ。

222 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:22:35.11 ID:AuruIHmj0
    『DLCシナリオ2・ミスタートーグのキラートーナメント』

    銃器メーカーの社長トーグ(マッチョマンで爆発大好きな脳筋)は、
    トーグ社が発見したvaultを開ける権利を最もバッドアスな奴に与えるために、
    それが誰かを決定するトーナメントを開催し、
    そのためのアリーナをvaultの入り口の上に建てた。
    (バッドアスとは「たちが悪い」「激ヤバ」的な意味。
    ゲーム中に登場するザコ敵にも時々名前にバッドアスとついている奴がいるが、
    そいつは普通のザコの十倍以上の体力を持つ、ちょっとしたボス的な強さを持つ)
    ちなみにそのvaultは、
    「最強の勇敢な者が、最低の臆病者の血を流す事で開く」らしい。

    早速大会に参加しようとするvaultハンターだったが、
    参加するには誰かにスポンサーになってもらう必要がある。
    そこで、現在ランク一位のピストンという男がスポンサーになってくれるらしい。
    しかも、武器をやるといって宝箱をプレゼントしてくれるではないか。
    後のライバルに塩を送るという気概に感心しながら箱を開けるが、
    中に入っていたのは武器ではなく毒ガスだった。
    慌てて逃げるvaultハンター達。それを見届けたピストンは
    「見ろ、vaultハンターが俺に恐れをなして逃げたぞ!」と喧伝し、
    トーグも「なんてこった!vaultハンターを、最低の臆病者と認定するぜ!」
    と騙されてしまった…と思いきや、後でトーグから通信が入る。
    「事情は分かってるって、だが盛り上げたほうがいいと思ってな」
    トーグは後にvaultハンターが復讐する事による盛り上がりに期待しているようだ。

    トーグは、酒場で新しいスポンサーを探してみないかと提案してくるので、
    ランク四位のパイロ・ピートという男が経営する酒場へ行くと、
    パイロ・ピートが邪魔をしてきたので倒し、ランク四位にランクアップ。
    そしてモクシーが新しいスポンサーになってくれた。
    モクシーは、スポンサーへのインタビューに対し
    「vaultハンターは、ハンサムジャックすら倒した最強の人間よ。
    他の対戦相手に告ぐわ。死にたくなかったら逃げなさい」
    と、嬉しい事を言ってくれる。
    また、酒場に行ったついでにトーグの
    「トーナメント参加者に振舞ったビールが毒入りだと判明した!
    飲んだら死んじまうから、飲む前に彼らをぶっ殺してビールを回収してくれ!」
    という百人中百人が同様のツッコミを入れそうな依頼もこなしておいた。

223 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:23:24.65 ID:AuruIHmj0
    ランク三位と戦う前に、特訓をして強くなるべきだとモクシーは言う。
    そしてコーチとして、あのタイニーティナが特訓方法を考えたらしい。
    「ごめんなさいね、本当は特訓なんて必要ないと分かってるの。
    でも、その方が盛り上がるでしょう?」
    卑劣なライバルに汚い手で名誉を傷つけられた者が、
    特訓して強くなり見返す、というのは確かにストーリーとして王道だろう。
    で、その特訓というのはなぜか、チョコチップクッキーを食べるというもの。
    「強くなるためにはプロテインなんてウソ!
    本当に強くなれる最強の食べ物は、チョコチップクッキーなのよ~」
    という事で、アリーナの従業員区域を警備ロボを倒しながら進み、
    設置された自販機からチョコチップクッキーを買うという謎の特訓が始まった。
    トーグも「アリーナ従業員区域が何者かに襲われた!何が起こっているんだ!?
    木曜夜九時放送!」とノリノリであわせてくれる。
    そして全ての自販機からチョコチップクッキーを買い、
    いざ食べようとしたときに、ティナはある事に気づいてしまった。
    「まさか…そのクッキーの黒い粒は、チョコじゃない?
    まさか…レーズン!?そんな!嫌ああああああ!
    お願い、そいつを破壊して!この世から消してえええええ!」
    と、大げさに絶叫するティナ。
    という事で、今度は自販機を破壊して回る事になった。
    こうして、結局は警備ロボと自販機を壊して回っただけの特訓は終了した。
    まあ、戦闘とクエストクリアの経験値は手に入ったし、結果オーライだ。
    クエストクリアのメッセージすらも
    「レーズンクッキーは七つの大罪の一つに加えるべきだ」と悪ノリしてくる。

    そしてランク三位のモーターママというおばさんと戦う事になる。
    一見、車好きでふくよかなおばさんに見えるが、モクシーいわく
    「彼女は食人鬼で、自分の子供すら食べたというわ。
    私も目の前でガールフレンドが生きたまま食べられるのを見たの」
    との事。こりゃあ確かに、たちのわるい激ヤバなおばさんだ。
    モーターママと対峙すると、「あなたが生きたまま食べられたくないというなら、
    その意思は尊重するわ。…尊重した上で無視するけど!」
    と言って襲い掛かってくる。vaultハンターは彼女を倒し、ランク三位となった。

    ランク第二位は、フライボーイという中二病な少年だ。
    勝負を挑もうとするが、彼はランク一位のピストンしか相手にしないつもりだ。
    そこで、彼が大事にしている乗り物を破壊する事で怒らせてやる。
    隠れ家に招待されたvaultハンター達は彼を倒し、ランク二位となった。

    そしてとうとう、ピストンと勝負をつける時が来た。
    アリーナのメイン闘技場へ行くと、なんとピストンは巨大ロボに乗って襲ってくる。
    そのロボを破壊してピストンを引き摺り下ろしてやると、
    あまりにあからさまなズルに観客もピストンの卑劣さに気づき、
    「インチキ、インチキ!」と大ブーイング。そんな観客相手にピストンは
    「ふざけるな、お前らみんなぶっ殺してやる!」と叫ぶ。
    vaultの中身を手に入れるため、観客を守るため、
    それになによりクソ野郎をぶっ殺すためにvaultハンターは奮闘する。

224 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:24:30.26 ID:AuruIHmj0
    そしてピストンがトドメをさされて倒れると、vaultが開いた。
    どうやらvaultがこの戦いを、
    『最強の勇敢な者が、最低の臆病者の血を流す儀式』だと認めたようだ。
    中身は多くのレア武器で、他の方法では手に入らないような物ではなかったが、
    今までのvaultの中身がモンスターな事を考えると、今までで一番の当たりだ。
    (という展開になるらしいのですが、筆者を含めて結構な数のプレイヤーが、
    何故かピストンを倒した後もvaultは開かず中身が手に入らなかったようです。)

    こうしてvaultハンターはパンドラで一番のバッドアスだと認められましたとさ。

    最後に、スタッフロールが流れる中、トーグとモクシーの会話が始まる。
    「ねえトーグ、今回の不法なトーナメントの事を宇宙警察に知られたらまずくない?
    だからその証拠を消すべく、私にアリーナを譲ってくれないかしら?
    以前のアンダードーム闘技場はハンサムジャックに壊されちゃったのよね」
    「何言ってるんだ、不法なトーナメントを開催しても捕まるとは限らないだろ!」
    (罪を隠蔽できるとか、バレても懐柔して捕まらないとかいうのではなく、
    法を破る事と警察に捕まる事の因果関係を理解してないようだ)
    そんなトーグのわけのわからない反論を聞いたモクシーは
    「うふふ、私達、良い友達にされそうね」と微笑んだのであった。


    『DLCシナリオ3・サー・ハマーロックと行くハンティング紀行』

    ハマーロックに、ハンティングに行かないかと誘われ、
    文明から遠く離れた自然溢れる場所へ向かったvaultハンター達。
    そこに住む、他では見られないモンスターを狩っていると、ナカヤマという教授が
    「きさまら、私が保存しているハンサムジャックの遺伝子を壊して、
    ハンサムジャックのクローンを作るのを阻止しようとしてるんだろう!」
    と、何も聞いてないのにペラペラと自らの計画をしゃべる。
    ハンサムジャック復活の危機となっては止める必要があると考え、
    vaultハンター達はハンサムジャックの遺伝子を全て壊し、
    ナカヤマ教授が作ったモンスターを倒し、とうとうナカヤマ教授の所へたどり着く。

    ナカヤマ教授は高いところで滞空している宇宙船の上で待っていた。
    「貴様らは自然災害の如き力を持っている、それは認めよう。
    だが私には、この船と、この頭脳と、この銃がある!
    貴様らには負け…あ、ああ~!?」
    なんと、ナカヤマ教授は船から地上へ降りるための階段から足を滑らせて転落し、
    池田屋の階段落ちの如く何度もバウンドしながら落ちてくる。
    そして、バウンドする度にどんどん減っていくナカヤマ教授のライフ。
    まさか…とvaultハンターが想像したとおり、
    地上に落ちると同時にライフはゼロになり、ナカヤマ教授は死んだ。
    vaultハンター達は船に乗り込み、保管された武器をたくさん手に入れましたとさ。

    (どうやらこのシナリオは、ナカヤマ教授を倒すメインシナリオよりも、
    この地方で多彩なモンスターを狩るサブシナリオに力が入っているようです)

225 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:26:32.03 ID:AuruIHmj0
    『DLCシナリオ4・タイニーティナとドラゴンの城塞』

    みなさんは、テーブルトークRPG(略してTRPG)という物をご存知だろうか?
    TRPGとは、コンピューターRPGならばゲームシステムがやってくれるような
    シナリオの進行や、戦闘での攻撃などの行動が成功したかどうかの判断を、
    ゲームマスターという役割の、シナリオの内容を知り尽くした人が行い、
    ゲームマスターの作ったシナリオをプレイヤー達が遊ぶというゲーム。
    コンピューターRPGよりも歴史が古いにも関わらず、
    現代でもそれなりに人気があるジャンルのゲームである。

    現代より遥かに未来の、ボーダーランズの世界でもTRPGは遊ばれているようで、
    タイニーティナがゲームマスター、
    リリス・ブリック・モーデカイの三人がプレイヤーとなり、
    『バンカーズ&バッドアス』というTRPGをプレイする事になった。
    リリスは実はこのゲームに詳しいが、ブリックとモーデカイは始めてのプレイ。
    プレイヤーの三人が集まった所でティナは
    「ローランドはまだ来てないけど、どうしたの?」
    と言う。どうやらローランドが死んだという現実を受け入れてないようだ。
    リリスは「ティナ、分かってるでしょう?ローランドはもう来ないわ」と諭すが、
    ティナは「あー、遅れてくるんだね、じゃあ先に始めちゃおう!」
    と言うと、ゲームを開始した。

    ゲームをプレイするにあたって、各プレイヤーは操作するキャラを作るのだが、
    ティナがゲームのシナリオの中に
    マーカスなどの知り合いをファンタジー世界の住人として登場させるのに合わせ、
    プレイヤー三人はvaultハンター達をモチーフにプレイヤーキャラとして作る事にした。
    というわけで、このシナリオの中ではvaultハンターそっくりなキャラが冒険するという形で、
    ゲームシステム上では現実世界からゲーム世界へテレポートすることで、
    一時的にゲームの世界の登場人物として扱われる事になる。
    そのため、現実世界と同じ能力や装備で同じ様に戦える。
    もちろんゲーム世界から現実世界へ戻ることもできるので、
    ゲーム世界で得た装備を現実世界へ持ち帰ることも出来るが、
    そこを突っ込むのは野暮ってものだろう。
    ちなみにゲーム世界でゲームのキャラとしてvaultハンターが暴れている間は、
    現実世界のvaultハンター達はハイペリオン社のスパイを六人がかりで尋問してるらしい。

    ゲームを開始すると、そこはのどかなファンタジー世界、綺麗な青空、美しい自然。
    だがリリスが「この世界は今暗闇に包まれ酷い有様じゃなかったっけ?」
    と疑問を口にすると、ティナは慌てて、世界は暗闇に包まれた酷い有様と言いなおす。
    それと同時にゲーム内のvaultハンター達の目の前の風景は、陰鬱な風景に切り替わった。
    プレイヤーキャラはこれから、ハンサムジャックそっくりな悪の魔法使い
    ハンサムソーサラーを倒し、世界を救う旅に出るのだ。

226 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:51:48.16 ID:AuruIHmj0
    スケルトン達を倒しながら最初の町にたどり着いた頃、
    DLCシナリオ2に登場したトーグが遊びに来て、TRPGに混ぜて欲しいと言ってくる。
    するとリリスは「あなたみたいなにわかオタクに私達の世界に入ってきて欲しくないの!」
    と、偏狭なオタクのような事を言う。実際には、トーグはDLCシナリオ2で、
    好きなFPSゲームをバカにした奴を殺してくれという依頼をしてきたり、
    後に分かる事だが、銃弾が爆発する銃を自ら発明するほどの銃の技術者だったりと
    かなりのオタクなのだ。リリスは、トーグのオタク度を確かめるべく、オタクイズを出す。
    アニメやゲームのオタクイズに2問目まで正解したものの3問目を答えられなかったが、
    ティナが、可愛そうだからTRPGに参加させてあげようよと言ってきたので、
    町でクエストの依頼をするキャラという形で参加する事になった。
    ゲームマスターの補佐をするだけではあるが、、
    TRPGはプレイ内容を文章にまとめたリプレイというのを読むだけでも楽しいので、
    直接隣でプレイの様子を見ているだけでも十分に楽しめるだろう。

    先へ進んでいき、『聖騎士が剣を掲げないと先へ進めない』という障害にぶつかる。
    だが、プレイヤーキャラは本編のvaultハンターそのままで、聖騎士などいない。
    そこでティナは、お助けキャラとして、ファンタジー聖騎士風ローランドを登場させる。
    プレイヤー達はティナがローランドの死を受け入れてないのを不安に思いながら先へ進む。

    そのうち地下洞窟に入り、ドワーフの領域へと来た。
    ティナいわく、ドワーフの王と仲良くなれば、ドワーフの軍勢が味方してくれるらしい。
    だが、交渉したブリックのキャラは、ドワーフの王をその場のノリで殴り殺してしまう。
    こういったわけでドワーフとハンサムソーサラーの軍勢の両方を敵に回してしまった。
    なんとか地下洞窟の出口にたどりついたが、そこはパスワードで封印されていた。
    そのためには『い・ん・ベ・だ』の四文字を並び替えて意味ある言葉にする必要がある。
    まずは「いんべだ…インベーダーか?」と思って、い・ん・べ・だ、と入力するがハズレ。
    ならば正解は何だろうと悩むうち、モーデカイが正解に気づいてしまった。
    「正解は、だ・い・べ・ん(大便)、だな」と言うと
    「大便だって~、アハハハハ!」と大の大人がお下品な言葉を口にしたからと、
    笑い転げるティナ。お下品な言葉で笑うとか、子供らしいくて微笑ましい。

    そしてハンサムソーサラーの本拠地へ進むvaultハンター達だったが、
    罠にかかり地下迷宮へと落とされてしまった。
    そこでエンジェルを見つけたので、現実同様に味方だと思って助けるが、
    いきなり蜘蛛のようなモンスターになって襲い掛かってきたので倒した。
    「ティナ、エンジェルはそんな人じゃなかったでしょう?なんでこんな扱いにしたの?」
    とリリスが嗜めると、「あいつのせいでローランドが…」と呟くティナ。

    そしてとうとうハンサムソーサラーの塔へたどり着き、ソーサラーとの最終決戦。
    さまざまな攻撃方法を繰り出すソーサラーを、なんとか打ち倒した。
    そしてボスキャラを倒してもまだローランドの死を受け入れないティナに対して、
    三人のプレイヤー達がティナに、ローランドはもう死んだと諭す。
    するとティナは、「分かってるわよ、ローランドはもういないんだって!
    でも、ゲームの中ぐらい、ローランドが生きていたっていいじゃない!」と叫ぶ。
    プレイヤー達は、ティナが死を受け入れていた事に安堵するとゲームの続きを促す。

227 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:53:09.44 ID:AuruIHmj0
    ハンサムソーサラーはまだ死んでおらず、ローランドに破壊の呪いを飛ばす。
    ローランドは油断していてそれに気づいておらず、
    このままでは現実同様に。背後からの不意打ちで死んでしまう。
    だが、いきなり何者かが空を飛んできて、破壊の呪いを弾き飛ばす。
    その正体は、ローランド同様に現実で死んでしまった、ブラッドウィングだった。
    ゲーム内ではローランドの相棒となっており、彼を救ったのだ。
    そしてハンサムソーサラーは塔から落ちて死に、後はお姫様を助けるだけ。
    「世界を闇から救う美しいお姫様、それは…!」
    とティナに紹介されて檻から出てきたのは…チープインパクトという馬。
    そう、本編でハンサムジャックが飼っていた馬が、ここでいきなり登場。
    その馬にイリジウムを与えると、頭にある角から放たれた光が空に突き刺さり、
    世界から暗雲が払われ、光が取り戻されたとさ。

    こうしてゲームはハッピーエンドで、めでたしめでたし。
    「面白かった?」と聞くティナに対し、プレイヤー達は面白かったと言う。
    そう話していると、ハイペリオン社のスパイの尋問をしていたマヤが、
    「スパイがパンドラの月へのアクセスコードを吐いたわ。
    この中で、宇宙で大暴れしたい人はいる?」と言ってくる。
    「はーい、私、私~!」と、大はしゃぎするティナだった。

    そして、パンドラの月へ出発する前に、
    ローランドとブラッドウィングの墓参りをする、前作と今作のvaultハンター達。
    ティナはローランドの銅像に抱きつき「バイバイ」と別れの言葉を言う。
    その様子をみんなが、しんみりと眺めていた。
    そこへ、マーカスのナレーションが入る。
    「こうして彼らのつかの間の休息は終わり、新たな戦いが始まります。
    彼らの行く先には過酷な運命が待っている。しかし彼らには仲間がいるのです」
    そんな時、いきなりクラップトラップが「お前ら、愛してるぜ!」と叫ぶ。
    せっかくの雰囲気を台無しにされた面々は口々にクラップトラップを罵倒し、
    ナレーションのマーカスも追い討ちをかけるかのように
    「そしてクラップトラップが台無しにしましたとさ」と、締めくくる。

    こうして、ボーダーランズ2最後のシナリオは幕を閉じた。
    …と思いきや、ボーダーランズ2にはまだ別のシナリオがある。

228 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:54:54.72 ID:AuruIHmj0
    『ヘッドハンターシリーズ1・TK Baha の血まみれ収穫祭』
    テーマはハロウィン。
    ストーリー案内役は、前作で死んでしまったおじさん、TKバハ。
    ハロウィンらしく、ゾンビとなって登場。
    彼は前作のDLCシナリオ1でもゾンビとして登場したものの
    その時は会話できないほどに知能が劣化していたが、今回は普通に会話できる、

    (メインシナリオ)
    TKバハに呼ばれたvaultハンター達は、パンプキンキングを倒し、
    平和を取り戻してくれと頼まれる。ブチ殺して、平和を取り戻しましたとさ。

    (サブシナリオ)
    TKバハに、本物の人間の脳みその変わりに食べられる、
    脳みそキャンディの収集を頼まれ、言われたとおりに集めて渡した。
    「食べる前に、脳みその形に作り直して、嫌な奴の脳みそ思ってたべようかな?
    あ、でも俺に嫌な奴なんていなかった!」と言って食べるTKバハだった。


    『ヘッドハンターシリーズ2・腹ペコ Wattle Gobbler』
    テーマは謝肉祭、案内役はトーグ。

    (メインシナリオ)
    vaultハンターは、トーグ社が主催するテレビ番組に出演する事になった。
    トーグ自らがアナウンサーをしている番組で、七面鳥モンスターを倒すという内容。
    番組が始まると、トーグはこっそりと通信してきた。
    「実は七面鳥モンスターはあらゆる銃器が通用しない、文字通りの無敵モンスターだ。
    絶対勝てない相手に何人もの人間を挑ませて死なせ、この番組は箔をつけてきた。
    だが俺はお前達が好きだ、死なせたくない、だからお前達が勝てるように、
    七面鳥モンスターに毒の料理を食べさせて無敵でなくさせる手伝いをするぜ!
    そしてお前達が倒した七面鳥モンスターを食べてやる!」

    それを聞いたvaultハンター達はトーグの助けに感謝しつつも、ある疑問を持った。
    トーグはトーグ社の社長だ。そんな回りくどい事をしなくとも、
    社長権限でやめさせればいいはずだ。
    それに、箔付けのために勝てない戦いに人を送り込んで死なせるのもトーグらしくない。
    そう思っていると、いかにも企業のお偉いさんといった風な人間が通信してくる。
    「私はトーグ社の社長だ。トーグはな、たった十数ドルで爆発銃の特許を売り、
    会社を手放す事になったのだ。その後、広告役としてトーグ社に雇われたのだ!」
    脳筋社長だとは思っていたが、とうとう会社をのっとられてしまったようだ。

    事態を把握したvaultハンター達は毒料理の製作を始める。
    トーグも小型ロボットを遠隔操作し「キーピックシステム作動!」と言いながら
    鍵のかかった扉を爆発させて壊してサポートしてくれる。
    そして毒料理をモンスターに食べさてから勝負に挑む。
    その直前に現社長が、「トーグ、もう少し後でおまえ自身に七面鳥モンスターを倒させ、
    お前をトーグ社の英雄にするつもりだったんだ」と言うが、トーグは
    「俺は英雄になるより英雄を食べる方が好きだぜ~!」と言い返す。
    そして、無敵ではなくなった七面鳥モンスターを倒したvaultハンターだった。

229 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 09:55:28.08 ID:AuruIHmj0
    (サブシナリオ1・おばあちゃんの長話)
    七面鳥モンスターを倒した後でトーグの元へ行くと、
    「俺のおばあちゃんが話したがっている、話を聞いてやってくれ!」と頼まれる。
    こうして、おばあちゃんの長話を聞くはめになったvaultハンター達。
    おばあちゃんはトーグ並に筋骨隆々なマッチョおばあちゃんだった。
    おばあちゃんは、トーグについての事など、色々話をしてくれた。

    「トーグは子供の頃からヒゲが生えてたからいじめられてたんだよ」
    「トーグが、銃弾が爆発する銃を作り始めた頃、家が爆発した事があってね」
    「トーグは爆発銃を完成させた後、隣の家の嫌な一家を家ごと爆発してやったよ」
    「トーグは爆発銃が話題になると、爆発銃の研究という本質を忘れて浮かれてしまい、
    爆発銃を使った有名人にインタビューするとか宣伝とかばっかりしてたよ。
    だが、トーグが両腕にスーパーモデルを抱えて家に帰った時に
    その事を叱ると反省して、再び銃の開発を頑張るようになったんだよ」
    「好きな人を射止めたいなら、自分の好きな事に全力で打ち込むのが一番だよ。
    最近ネット配信しているドラマでは好きな人を追いかけるのが一番とか言ってるが、
    そんなのストーカーじゃないか。あんなドラマ見てると変になっちゃうよ」
    「この前、キャプテン・スカーレットが強盗に来たんだよ。
    その時、彼女は私に「おばあさま、ごきげんよう」って礼儀正しく挨拶をしてね。
    vaultハンターさんたちの話もしてたけど、彼女はあなた達を恨んでないそうだよ」

    といった風に色々話した後、おばあちゃんは話を聞いてくれた礼をくれた。
    その礼は…1ドル。まあ、おばあちゃんの話を聞いた事へのお駄賃だ、
    1ドルというのは妥当だろう。
    だが、敵を倒すたびに数十、数百ドルを得られるvaultハンター達が、
    たった1ドルを貰っても、ねえ。まあ、クエストクリア経験値はありがたいが。

    (サブシナリオ2・おばあちゃんの長話レイド編)
    おばあちゃんは、再び長話を始めた。
    レイドとは、オンラインRPGなどでよくある、
    多数のプレイヤー達が一致団結して、強大な敵を倒すとイベントの事。
    つまり、多人数で交代しながら聞かなければならないほどの長話という事だろう。
    実際、今度のおばあちゃんの長話は、
    おばあちゃんが創作した舞台劇のシナリオの話とか、
    パンドラで配信されてる変なオンラインゲームの話で、つまらなさがパワーアップ!
    そのため「キャンディが切れたから、あなた、見つけてきてくれないかい?」
    という、店で買える物を手に入れるために敵と戦うくだらないお使いを頼まれて、
    喜んでやれてしまう位だ。それらの長話が終わった後、
    「vaultと宇宙の崩壊の関係について話そうと思ったけど、
    話ばっかりしてると嫌われそうだから、やめておくかねえ」
    と、聞きたい話に限って遠慮して話してくれないというお約束な事をした後、
    おばあちゃんはお礼として…今度は、強力な銃器をくれた。

230 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 10:30:15.47 ID:AuruIHmj0
    『ヘッドハンターシリーズ3・傭兵記念日の奇跡』
    テーマはクリスマス。案内役は武器商人マーカス。

    (メインシナリオ)
    vaultハンター達はマーカスに呼ばれ、とある雪原の村へ来た。
    ちなみに今日は12月25日。
    この世界では、12月25日は『傭兵記念日』という、
    傭兵達が無料で依頼をこなしてくれる日だ。
    「この村の連中は、善良で幸せという、パンドラにおいて都市伝説みたいな奴らです。
    彼らは銃器を私から買って、村のみんなで互いにプレゼントしあってましたが、
    どうやら凍り付いて意識が無いようです。
    そこで、凍り付いているうちに武器を盗んでから、凍り付いている状態から助けて、
    恩を売った上に、盗んだ武器を再び売りつけてやりましょう!」
    という悪巧みに加担する事になったvaultハンター達。
    その仕事の途中マーカスは
    「モクシーに、『あなたの残酷さを隠すために太ったほうが良い』
    って言われた事があります。
    彼女は聡明な女でした。今でも時々懐かしく思うんですよ」と語る。

    村が凍りついた原因は、生きている悪の雪だるまらしい。
    とりあえずマーカスの言うとおりにしていたvaultハンター達だったが、
    武器を盗むのと村人を救うのを同時に進行させていたせいで、
    武器を盗み終える前に村人が目覚めてしまった。マーカスは仕方なく盗むのを諦める。
    そして、村の人々を凍らせた悪の雪だるまを倒したvaultハンター達だった。
    マーカスは「今回の事で、大切な事を知った気がします。報酬を受け取ってください」
    と言うと、大量の武器をくれた。
    あの悪どいマーカスが、結果的にとはいえ自腹で報酬を払ってまで善良な村人を救った。
    それこそが、傭兵記念日に起きた奇跡なのかも知れない…

    後にマーカスと話すと、「あの村の連中はぶっ殺すつもりだったんですからね。
    ただ、直前になってやめただけなんですよ。
    私に銃をタダで貰ったなんて言いふらさないでくださいよ」
    と言うのであった。

    (サブシナリオ)
    善良で幸せな村人から、ハイペリオン社が寄付したランドセルを、
    必要としている家に届けるという依頼を受けたvaultハンター達。
    どうやらハンサムジャック亡き後のハイペリオン社は、
    以前行っていた悪事を後悔し、善行を重ねて罪滅ぼしをしようとしているようだ。
    …と思いたかったが、運んでいるランドセルから
    「ニンムジッコウ、タイキチュウ」と、ロボットの声がする。
    そしランドセルを運び終えると、いきなりそれらが戦闘ロボットに変形した!
    どうやらハイペリオン社は今でも反省せず人々に危害を加えようとしているようだ。
    vaultハンター達は、やってしまった事のケツを拭くべく、ロボットを全滅させた。

231 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 10:30:54.79 ID:AuruIHmj0
    『ヘッドハンターシリーズ4・モクシーと結婚闘争行進曲』
    テーマはバレンタインデー。案内役はモクシー。

    (メインシナリオ)
    モクシーから、仲の悪い新郎新婦を仲良くさせて欲しいと頼まれた。
    実は新郎新婦の片方はフォードというギャング団、
    もう片方はホドンクというギャング団の一員なのだ。それらは互いに対立している。
    この二人に仲良くなってもらい、フォードとホドンクに仲良くなってほしいらしい。
    そう話しているモクシーに対し、娘のエリーが、
    「二つのギャングが仲良くなったら厄介な敵になっちゃうじゃない、両方殺そうよ」
    と言うので、モクシーは
    「エリー、戦い以外の方法を模索する必要もあるのよ」と、たしなめる。

    とりあえず新郎新婦の所へ行くと、
    「何よこの家!壁が半分無いじゃない!」「中古の住宅なんて、そんなもんだよ!」
    と、喧嘩をしている。現在、夫婦仲は良くないようだ。
    そしてどうやら、新郎新婦は二人ともゴリアテという種族のミュータントなようだ。
    ゴリアテとは、首より下は人間と変わらないが頭部は丸い球状になっており、
    それを隠しているヘルメットを銃撃で外されると凶暴化する特性を持つ。
    そんな新郎新婦を仲良くするべく、モクシーは惚れ薬の調合を提案する。
    惚れ薬の材料は『新しい物』『古い物』『黄金で出来た物』『借り物』の4つ。

    そこでまずは、新郎新婦の愛の結晶である赤ちゃんを手に入れる事にした。
    赤ちゃんは生まれたばかりだから『新しい物』だし、
    夫婦のものでありギャング団のものである赤ちゃんを
    惚れ薬作りのために一時的に借りるから『借り物』でもあるという解釈だ。
    早速、ギャング団で大事にされてる赤ちゃんを持っていくと、
    「坊ちゃんを攫おうとしているぞ、殺せ!」
    というわけで、ギャングたちに攻撃されたので、反撃して皆殺しにする。
    カップルを仲良くするためだけに何十人も殺したわけだが、
    そんな事を気にしていてはパンドラではやっていけない。

    『古い物』『黄金で出来た物』を手に入れ、惚れ薬の調合施設を使うためには、
    ギャングが所有する施設へ行く必要があるらしい。
    だが、そこへ行く途中に障害物があり、そのままでは進めない。
    そこに、ギャングの施設へ行きたいと願うロボットを発見する、
    そのロボットは、恋人のロボットに会いたいが、突入する勇気が無いようだ。
    モクシーに、そのロボットを炊きつけて突入させる事を提案された。
    vaultハンターの一員サルバドールは、
    「えーと、愛の奇跡が、うんぬんで、どうたらこうたら」
    という、あまりにもいい加減な応援をする。
    だがどうやらロボットはその言葉で勇気が出て、建物に突入する。
    vaultハンター達はロボットが作ってくれた道を使い中に入った。
    そしてロボットは恋人と再会し、結ばれた。めでたい。

232 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 10:31:40.81 ID:AuruIHmj0
    その建物は酒の蒸留所でもあるようなので、古いウィスキーを手に入れて
    惚れ薬のための『古い物』にしようという事で、
    サルバドールは多くの樽の中身を試し飲みし、良さそうな一杯を手に入れた。
    『黄金で出来た物』は、建物を警備するロボットのうちの一体が、
    材料が黄金で出来ているので、そいつを倒して黄金で出来たパーツを手に入れた。

    こうして全ての材料を手に入れ、調合施設にたどりついた。
    まずは調合施設に、古い物のウィスキーと、黄金の物であるロボットパーツを入れる。
    そして、新しい物&借り物である赤ちゃんをどうしようかと思っていると、
    エリーが「同じように、赤ちゃんを調合施設に放り込んじゃって!」と言う。
    それをモクシーに怒られると、「おこなの~?」と言った。
    結局、赤ちゃんそのものでなく、赤ちゃんを泣かせて涙を入れようと提案されると、
    サルバドールは「おなかが減ったので食べ物をお店で買う必要がありますが、
    ここらへんにはお店はありませ~ん!」と、しょうもない事を言う。
    だが赤ちゃんには十分有効なようで、赤ちゃんは涙を流した。
    こうして、全ての材料を混ぜ合わせて作った惚れ薬は完成した。
    (余談ですが、このシナリオが配信された頃はまだ、
    『激おこぷんぷん丸』『おこなの?』などのネットネタが広まってから
    それほど時間が経ってなかったのに、ゲームのネタとして使われた事が話題になりました)

    惚れ薬を新郎新婦の元へ持っていき、それを渡したvaultハンター達。
    それを見た新婦は「そんなもの飲まないわよ!」と一旦は拒否するが
    「お前らのギャング団はビビリだからな!」と新郎にからかわれると、
    「なんですって!」と叫び、 結局は新郎新婦揃って惚れ薬を飲む。
    惚れ薬の効果はてきめんで、「なんかあなたいい男ね」「ドギマギしてきたぜ」と言う。
    そして「キスしましょう」「そうだな、二人の間にこんなヘルメットは不要だ!」
    と言ってヘルメットを外し、丸い頭部をさらけ出して互いにキスをすると…
    なんと、新郎新婦は揃ってvaultハンターに襲い掛かってきた!
    どうやらヘルメットを脱ぐとその過程にかかわらずゴリアテは凶暴化するようだ。
    vaultハンターは正当防衛で新郎新婦をぶっ殺した。

    その後モクシーに事の顛末を伝えると、
    「今回の事で得られた教訓は『暴力最高!』以外には無いわね…」
    と、くたびれた様子で言うのであった。
    だが、今回の行動がまったくの徒労だったわけではない。
    二つのギャング、フォードとホドンクを仲良くさせるという目的は見事に達せられたのだ。
    「vaultハンター達め!よくも俺達の新郎新婦を!許さねえ!」
    「そうだ!フォードとホドンクの力を合わせ、いつの日かvaultハンターを殺してやる!」

233 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 10:32:08.00 ID:AuruIHmj0
    (サブシナリオ)
    本編でも登場した、人間になりたいという願望を持ったロボットが、
    愛の告白をするために必要なアイテムを集めて欲しいと依頼してくる。
    だがそのためのアイテムは、機械整備のグリースとか金髪のカツラとかの変なもの。
    モクシーいわく、ロボットは、ネットの恋愛ドラマにある難解な言い回しを見て、
    愛の告白のためのそんな変なものが必要だと思ってしまったらしい。
    とりあえずそれらを手に入れようとする。グリースを見つけて
    「これ、サンドイッチに塗ると美味しいよな!」と言いながら手にするサルバドール。
    金髪のカツラは、メインシナリオで結ばれたロボットカップルのうちの
    女性のロボットがかぶっているのを見つける。女性ロボットいわく、
    「これを取られると思考が暴走してしまうのです、お願いです、取らないで!」
    と懇願される。だが、クエスト達成のためにやむをえないと思ったサルバドールは、
    「ほんと、ごっめーん!」と、子供がいたずらをするようなことを言いながら奪い取る。
    女性ロボットは周りの全てを殺そうとし、男性ロボットも怒り狂う。
    そんなロボットカップルを両方壊すvaultハンター達。

    こうして手に入れたそれらのアイテムを、
    人間になりたいロボットの案内に従い、近所に住む人々に渡すことにした。
    ロボットの「あなたの心はドロドロです!」という声にあわせてグリースを渡したり、
    「あなたは金髪にしなさい!」という声にあわせて金髪カツラを渡すが、
    人々は、しょうもない愛の告白に呆れて「いらない」と言ってアイテムを捨てる。

    そしてロボットがモクシーに対して愛の告白をするとモクシーは
    「もういいわ。あのロボットを破壊して」と依頼してくる。
    するとロボットは「迷惑をかけて申し訳ありませんでした、私を破壊してください」
    と言ってくるのでモクシーは「可愛そうだから許してあげて」と言うが、
    ロボットの「嘘泣き作戦成功デス」という声を聞き「やっぱ壊して」と言う。
    結局ロボットはvaultハンターの手によって壊された。
    「修理したら、今後は変なドラマを見せないようにしましょう」と言うモクシー。
    このロボットを治せるなら、あのロボットカップルも治して欲しいものだ…

234 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 10:33:25.96 ID:AuruIHmj0
    『ヘッドハンターシリーズ5・激闘!サー・ハマーロック 対 巨大蟹』
    テーマは不明。案内役はサー・ハマーロック

    (メインシナリオ)
    ハマーロックに南国リゾート地へ案内されたvaultハンター達。
    その事を知ったリリスが
    「ネット配信されてるアニメとかで、中盤に温泉に行く話がよくあるけど、それみたいね!」
    と、相変わらずのオタク発言をする。
    vaultハンター達は休暇を満喫するつもりだったが、
    いきなりハマーロックが、巨大な蟹に攫われてしまった。
    その巨大蟹は、前作ボーダーランズ1で倒されたボスの子供らしい。
    「あー、あいつか。高い所から一方的に撃って倒したっけ」
    と当時の事を思い出す前作のプレイヤーキャラのリリス・ブリック・モーデカイ。
    (前作でそいつと戦った際、製作者が意図していなかった安全地帯があり、
    そこから攻撃すれば無傷で倒せたらしいです)

    vaultハンターが巨大蟹を追っている間、前作キャラはモーデカイの近況について話す。
    「モーデカイ、いつも飲んでる酒はどうした?」
    「酒なら捨てたよ。タロンを狩りの相棒として育てるのに、飲んだくれてられないからな」
    「へえー、自分の事よりタロンの事を優先してるんだね!」
    「そんなわけで、お前達の匂いをタロンに覚えさえて、いつでも探せるようにしている。
    そのために、お前らの必要なさそうな服を貰っておいたぜ。
    ブリックのタキシードTシャツとかをな」
    「お前、俺の一張羅を!」

    そんな会話を聞きながら、とうとう巨大蟹を見つけたvaultハンター達。
    前作のように安全地帯はなかったが、なんとか倒してハマーロックを救った。
    助けた後でハマーロックは
    「今回の事で、新しい動物研究の本が完成しそうだ。その本の巻末には、
    vaultハンター君達がいなかったらこの本は完成しなかっただろうという事と、
    vaultハンター君達が本の印税の権利を放棄してくれた事のお礼を書いておくよ!」
    と、ふざけた事を抜かしてくれやがった。

235 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 11:08:14.97 ID:AuruIHmj0
    (サブシナリオ)
    とあるバンディットから通信が入った。
    「俺は、お前に倒されたバンディットのボスの息子だ!お前らに復讐してやる!
    俺だけじゃないぞ、お前達六人のそれぞれに恨みを持つ六人の仲間もいる!
    というわけで、六人の中の最初の一人の所へ行ってください!」

    その六人の仲間とやらの内訳は、
    『アクストンは覚えてないだろうが、アクストンを強く憎む男』
    『マヤが惑星アテナの圧制を終わらせるために殺した教団幹部の親族』
    『サルバドールがほぼ全滅させたバンディット集団の最後の生き残り』
    『ゼロの死を望む、わけのわからない男』
    『ゲイジのデストラップに殺された金持ちの女の子の親族』
    『クリーグが研究所から脱出した際に殺した警備兵の仲間』で計六人。

    早速最初の一人の所へ行くと、なぜか既に死んでいた。
    二人目の所へ行くと、二人目も、別のやり口で殺されていた。
    ボスの息子もだんだん先が読めてきたようで
    「多分死んでると思うけど、次の相手に会ってきて」
    と、投げやりに言う。
    サルバドールを狙うバンディットの最後の生き残りもやはり死んでいた。
    「会う前に死んじゃったのかよ!最悪!」
    と叫ぶサルバドール。自分の手で殺したかったのだろう。

    結局、六人とも既に死んでいたので、ボスの息子が直接相手をすると言ってくる。
    指定された場所に行くと、
    「確かに父ちゃんは最低の父親だったが、お前らに殺されるいわれはねえぞ!」
    と言って襲い掛かってくる。そんな彼を、容赦なく殺すのであった。

    ボスの息子を倒すと、ハマーロックから通信が入る。
    「君達を狙う六人を殺したのは、君達を大事に思っている人たちだったようだね。
    彼らから手紙を受け取っている。取りに来てくれ」
    戻ったサルバドールは、おばあちゃんからの手紙を受け取った。
    『サルバドール、あなたを狙う人がいると聞いたので、
    リゾート地のスタッフを買収し、そいつを殺させましたよ』
    大好きなおばあちゃんが助けてくれたと知ったサルバドールは
    「おばあちゃん、愛してるぜー!」と叫ぶのだった。
    (ちなみにゲイジの場合は、お父さんからの手紙を受け取る。
    金持ちから娘を守るために行動したとなると、
    この世界の常識から考えてとっくに殺されていたと思われていたが、
    この手紙でゲイジは父の無事を知る)

    そして、クエストクリアのメッセージの
    『vaultハンター達は、決して聖人ではない。
    だが、パンドラの悪党達よりはよっぽどマシだ』
    という一文と共に、ボーダーランズ2の本当に最後のクエストは幕を閉じる。

236 :ボーダーランズ2:2015/02/11(水) 11:08:40.39 ID:AuruIHmj0
    以上です。FPSっぽく銃で撃ち合うアクション性と、
    強い武器を手に入れさらに強い敵と戦うハックアンドスラッシュRPG要素、
    過激でオバカでパロディまみれな世界観を合わせたこのゲームは、
    非常に高い評価を受けました。そして、実際に面白いです。
    今ならゲームオブザイヤーエディションの方を買えば
    本編とDLCシナリオ1~4をたっぷりと楽しめるので、
    興味がある方は手に取ってみてはいかがでしょうか?

    これにて、ボーダーランズ2のストーリー紹介を終えます、
    長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

最終更新:2019年10月04日 20:40