フリーダムウォーズ

フリーダムウォーズ
part68-271~278


271 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/18(水) 17:14:31.94 ID:UuHq+aw0O
    PSVita 「FREEDOM WARS/フリーダムウォーズ」いきます。
    設定ははじめに書きますがサブイベントやキャラ紹介などは省いてざっくり書くので
    気が向いた方は補足加筆等お願いします。

272 :フリーダムウォーズ:2015/03/18(水) 17:16:28.39 ID:UuHq+aw0O
    PT歴102014年。人類は資源の枯渇した地球で、生きていくための争いを繰り返していた。
    彼らが生き残るために作り上げたシステムはこうだ。
    まず、各地に「牢獄都市:パノプティコン(略称PT)」と呼ばれる都市を造る。
    そしてその中に住む人間を、頭脳労働により技術を向上させる「市民(シヴィリアン)」と、そういった能力を持たない「咎人(とがびと)」に分ける。
    穀潰しとして、咎人には生まれた瞬間に100万年の懲役を課す。
    その上で、暮らしていく以上避けては通れないあらゆる行為の権利(横になる、人と話す等)を剥奪するのだ。
    PT内に設置された監視カメラは天文学的な数であり、違反者にはすかさず罰が与えられる。
    わずかな自由は、PT外部にへばりつく「モザイク街」にある。監視はないが保護もないジャンク街である。
    咎人が権利を得、なおかつ刑期を短縮させるには「ボランティア」と呼ばれる他PTとの資源の奪い合いに参加しなければならない。
    多層構造となるPTは、刑期と権利数で判断されるランクごとに環境が異なるため
    咎人はよりよい住環境を求めるためにも戦わざるを得ない。
    戦争に身を投じる咎人と、資源のひとつとして奪い奪われる市民。減った分だけ、男女比もそのままに試験管から生まれる人間たち。

    そして、気紛れにやって来ては略奪を行う謎の勢力「天獄」。

    日々膨大な数の犠牲者を出しながらも、人間は生き続けていた。

    PTの「監視カメラ」は定点カメラばかりでない。構内を見回る多数のアンドロイドも配置されている。
    咎人一人につき一体配給される「共氾者:アクセサリ」と呼ばれる生体アンドロイドもまた、監視を担う存在である。
    違反行為の通報とボランティアの支援のために与えられる彼らは、狭い独房でも、死と隣り合わせの戦場でも側を離れない。
    PT内での自由恋愛を禁じられた咎人の中にはアクセサリを恋人代わりにする者もいるという。
    パートナーとなる機械には「アブダクター」も含まれるだろうか。共に戦場に立ち、市民の捕獲や兵器による攻撃を行ってくれる巨大ロボットである。
    アブダクターには「原初の三機」なる原型が存在していると言われ、PTではそれらや「天獄」の用いる動物に似たアブダクターを模したものが用いられている。
    なお「原初の三機」のうち「レッドレイジ」と呼ばれる機体は、ホウライPTを牛耳る最強の咎人「アーベル」が所持している。

    とあるボランティア中、一人の咎人が記憶とアクセサリを失った。咎人は、生と死の狭間で謎の少女「アリエス」に出会う。
    その後も度々顔を合わせることになるのだが、彼女は目的も正体も語らない。謎めいた言葉を残し消えるだけだ。

    やがて目覚めたその咎人は、記憶を無くした罰として減刑をリセットされ、最下層に戻された。彼(彼女)が主人公である。

273 :フリーダムウォーズ:2015/03/18(水) 17:19:07.58 ID:UuHq+aw0O
    新たなアクセサリが支給され、事故の現場に居合わせた「ウーヴェ」「カイ」「ニーナ」たちとの再会も果たした。
    新たに咎人となったモザイク街出身の「マティアス」とも知り合い、不自由を再確認しながら主人公はPTを這い上がっていく。
    あるボランティアの最中、主人公は市民「ユリアン」と知り合う。
    一度さらわれながらも主人公らに救出されたユリアンは、「愛する妻と引き離されずに済んだから」との理由で主人公らに友好的な態度を取る。
    主人公は、ユリアンの上司も巻き込むかたちで協力者を増やせた。

    モザイク街に広がる噂をマティアスが持ってきた。PT内に幽霊が出るという。
    探索に乗り出した主人公とマティアスは、一時的にアクセサリが監視を解くようになる改造をユリアンに施してもらいPTの深部に忍び込む。
    そこで見たのは囚われた少女。一度は撤退したものの、アリエスの「"彼女"を助けてあげて」という言葉を思い出した主人公は少女の救出に成功する。
    その時ちょうど「天罰」があり、その混乱に乗じたユリアンの尽力により少女は咎人として登録された。
    少女「ベアトリーチェ」は、父親「チェーザレ」を探しに天獄からやってきた、アブダクターマニアの女の子だった。
    以降は彼女も共にボランティアに勤しんでいくことになり、また、主人公たちはチェーザレ探しに協力することになった。
    他PTからやってきている咎人「カルロス」やウーヴェの娘「エルフリーデ」など、多数の仲間とも出会い、主人公は順調に権利を再獲得していく。

    ある時、マティアスがモザイク街に広がる噂を持ってきた。
    モザイク街に謎の美女がいると言うのだ。
    調査に乗り出した二人は、見慣れない少女が街のチンピラに絡まれるも返り討ちにする瞬間に遭遇する。
    彼女こそが噂の美女だった。
    二人のなじみの店に匿われ、貴重なスイーツであるソフトクリームを奢られ、ようやく少女は警戒を緩めた。
    と、そこへ偶然にもベアトリーチェがやってくる。少女の表情は一変した。
    二人は姉妹であり、少女「シルヴィア」はベアトリーチェを追ってきたのだ。
    天獄の人間にとって咎人達の暮らす地上は見下す対象であるため、すっかり咎人生活に馴染んだ様子の姉に妹は怒りを露わにする。
    分かりあえぬまま、シルヴィアは天獄へ帰って行った。

    PT間の抗争が激化する中、主人公の属するPTは勢いを削がれつつあった。
    咎人を統括する市民「ナタリア」は密かに起死回生の手を用意していた。
    主人公たちはボランティアとして、ナタリアの用意したあるものの運搬の護衛を命令される。
    順調にことが進むかと思われた。「原初の三機」のうちの一機、レッドレイジを従えた最強の咎人「アーベル」が現れるまでは。
    ナタリアたちを難なくねじ伏せ、アーベルは運搬物を奪っていった。
    内通者がいるのでは……ナタリアの中に、そんな懸念だけを残して。
    以前、作戦として放った陽動部隊が待ち伏せされたこともあったのだ。その時死んだ咎人は、主人公の友人でもあった。
    戦況が悪化していく中に芽生えるスパイ疑惑。PT内部に、いつにもまして剣呑な雰囲気が漂いはじめていた。
    その後見つかったスパイはユリアンの上司だった。アーベルに心酔する彼はホウライPTに通じていた。

274 :フリーダムウォーズ:2015/03/18(水) 17:21:04.41 ID:UuHq+aw0O
    そんな中でもチェーザレ探しはじりじりと進展を見せており、彼もまた、咎人としてPTに潜入していたことが判った。
    彼の残したアクセサリや当時の仲間も見つかり、何のために天獄を出たのか、今は何をしているのか、謎は尽きないながらも、ベアトリーチェは父の面影を集めていく。

    「レッドレイジ」。
    模造ではない特別な機体とは言え、一体のアブダクターに何故歯が立たないのか。
    それはレッドレイジがあらゆる攻撃を無効化してしまうからである。先の惨敗を受け、主人公たちはユリアンに相談に行く。
    しかしながら「原初の三機」は、三機とは言うものの三体いるとは限らないなど、正確な数すらわからない謎のアブダクターなのである。
    しかしユリアンとベアトリーチェは頑張った。ユリアンの技術とベアトリーチェの知識によりレッドレイジにも攻撃が通るようになった。
    希望の光が見えた矢先、アーベルがPTにまでやってきた。
    アーベルの狙いはベアトリーチェであり、彼女を捉えどこかに去って行った。
    仲間を取り戻すために、自分たちのPTを守るために、主人公たちはアーベルを追いかけることにした。

    かつて、とあるPTを丸ごと消滅させる「大消失」という現象があった。その原因である「柩」と呼ばれる物質が、アーベルが奪ったナタリアたち上層部の秘策であった。
    柩を開けるには鍵となる人間が要り、無理矢理開くと「大消失」が起きる。
    ベアトリーチェがその鍵であったためアーベルは彼女を迎えに来たのだ。
    アーベルは柩を開き、その中にある世界「煉獄」をこの世に溢れさせ、混沌を呼ぼうとしていた。
    駆けつけた主人公たちがアーベルとレッドレイジを退けても時既に遅し。
    柩は既に半ば開いており、中から煉獄の化け物・ペルタトゥルムが現れた。
    解放されたベアトリーチェも含め何とかペルタトゥルムを倒した主人公たち。
    みんなで力を合わせて押したところ、柩の扉も無事に閉めることができた。
    だがその時、主人公の胸は味方の刃により貫かれた。
    その犯人は他PTからやってきていた謎の咎人カルロス。そしてカルロスの隣にはいつの間にかシルヴィアが控えていた。
    カルロスは天獄の人間だったのだ。

    再び陥った生と死の狭間。主人公はアリエスに導かれ、謎の男「サイモン」と対面した。その傍らにはチェーザレもいる。
    その頃現実ではシルヴィアが姉妹喧嘩を再開させていた。
    サイモンは主人公に一本の槍を渡し、姉妹を止めてこいと言う。意識の戻った主人公は言われたとおりに喧嘩を仲裁した。

    今まで激しい戦いを繰り広げていたフロアは崩れ始めた。
    ドラゴンのようなアブダクターを従えてきていたシルヴィアは、皆を乗せ脱出する。ベアトリーチェとも仲直りできたようだ。
    空中散歩の最中、シルヴィアは主人公を振り返って呟いた。
    「ソフトクリームの借りは返したからね」

275 :フリーダムウォーズ:2015/03/18(水) 17:23:14.78 ID:UuHq+aw0O
    (以下、スタッフロール後)

    その後、アリエスは主人公に種をくれた。
    誰にも見つからず、かつウィルオー(エネルギーのようなもの)の濃い場所にそれを蒔けとのことで悩む主人公だったが、ユリアンが都合のよい廃棄区画を教えてくれた。
    やがて種は育ち、サイモン・アリエス・チェーザレのいる空間へ通じる扉となった。
    サイモンは少しだけ話をしてくれた。彼はどの勢力にも属さず、単独で天獄に挑もうとしているらしい。
    ついでに死んだ仲間も生き返らせてくれた。時間律に介入する力もあるようだ。

    父が生きている、しかも主人公が居場所を知っていると聞き喜ぶベアトリーチェだったが、アリエス曰わく扉を通れるのは主人公のみ。
    主人公に伝言を託し気持ちを伝えあうことはできたが、親子の再会は遠い。

    おわり

276 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/18(水) 17:38:53.56 ID:UuHq+aw0O
    フリーダムウォーズ終わりです。お粗末さまでした。

277 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/18(水) 17:49:26.52 ID:+GazoB0EO
    乙
    結局何一つ解決してない打ち切りエンド?

278 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/18(水) 20:23:36.04 ID:UuHq+aw0O
    フリーダムウォーズ、確認したらPT紀元102013年でした。失礼しました

    >>277
    俺たちの世界を守ろう!という視点で見れば
    一件落着したような気がしないでもないけど大体そんな感じ

最終更新:2015年04月10日 23:09