299 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 19:54:03.51ID:GTA48MHpQ[1/9]
フリーゲームの「赤ずきんの狼」を投稿します。
自分がストーリーを上手くまとめられなくて、無駄に長いですが…


「赤ずきんは、森に住むおばあちゃんの家へ一人でお見舞いに行きました」
「行く途中、花畑で小さな花輪を作りました」
「狼には会うことなく、おばあちゃんの家に辿り着きました」
「狼には会わなかったのです それなら道草をしたのが悪かったのでしょうか?」
「赤ずきんには分かりません」
「どうして、おばぁちゃんは殺されてしまったのでしょう?」


1週間前に赤ずきんの少女・ロゼッタの祖母、マリーは屋敷で絞殺された。警察は行方不明の使用人を容疑者として捜索しているが…
ロゼッタは(お母さんに黙って)殺されたおばあちゃんの家へ向かう。
マリーの屋敷の前には1人の青年が立っていた。
彼、カミーユは森の奥に住んでいてある「持病」のことでマリーの世話になっていたらしい。
ロゼッタが屋敷に入ろうとすると、カミーユは「失礼なのは分かってるけど、薬を探せて欲しい」と言ってきた。
断る理由もないのでカミーユと一緒に屋敷に入る。

ロゼッタ
9歳の少女。物静かだが、大胆な一面もある。
後に分かることだが、昔頭を怪我していて、赤ずきんはその傷跡を隠す為にマリーがプレゼントしたもの。
彼女が死ぬとゲームオーバーになる。
300 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 19:56:21.22ID:GTA48MHpQ[2/9]
屋敷の中は殆どの部屋の鍵が閉じられていた。
ロゼッタとカミーユは次々に鍵を探していき、ずっと前から閉じられた西の客間に入ろうとするが、何故かカミーユは止めようとしていた。
構わずに入ると、そこは、まるで狼に襲われたかのような荒れようだった。

薬品保管庫の鍵を見つけたところで、カミーユが持病の発作で動けなくなったのでロゼッタは薬品保管庫に行って、カミーユの薬と思われる「月の薬」を持ってくる。
だが「月の薬」を飲んだカミーユはさらに苦しみだす。
フードが取り払われ露になったのは、狼の耳だった。
そして本物の狼の様にロゼッタに襲いかかろうとする。
ロゼッタが中二階まで逃げた所で三択の選択肢が出てくる。

・「逃げる」を選択 ED1に分岐

屋敷の外まで逃げ出し、扉に鍵をかけてカミーユを閉じ込める。
そのまま逃げようとしたところで、取ってきたマッチに目を向ける。
(その時、ロゼッタの目がいつもの青色から紫色になっている)
ロゼッタは屋敷を振り返り…

『赤ずきんはおばあちゃんの家に行きました。
もう誰もいないおばあちゃんの家に、そこで怖い狼に合い命からがら逃げ出しました。
おばあちゃんの家は何故か燃えてしまいました。
おばあちゃんが誰に殺されたのか、知る術は無くなりました。
でも、もういいのです。
赤ずきんが森に行くことはこれから二度と無いでしょう。』

ED1「森の狼」あなたはまだ、真実に辿り着いてない
301 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 19:57:33.68ID:GTA48MHpQ[3/9]
・「避ける」を選択
カミーユが飛びかかったところを避けて、一階に落とす。
落ちたカミーユに話しかけると、「逃げて…」と言う。
無視するとゲーム続行、言葉の通り屋敷から出るとED2に分岐。

赤ずきんはおばあちゃんの家に行きました。
そこで赤ずきんは狼に会いました。
狼なのに、まるで人間のようでした。
帰ってきた赤ずきんは、もう森に行ってはいけないと言われました。
町から沢山の人達がやって来て、今日も狼を探します。
赤ずきんはひとりきり、狼が見つからないよう祈っています。
あの狼の悲しそうな顔が忘れられないのです。

ED2「悲しい狼」 真実に辿り着くには、近づく勇気が必要だ

・「飛び降りる」を選択 
9歳の少女が着地できるはずなくゲームオーバー。
しかし「火かき棒」というアイテムを入手しているとED3に分岐する。

ロゼッタが落ちたショックによって、カミーユが正気に戻りうろたえる。
しかしロゼッタは何事もなかったかのように上がってきた。
だがロゼッタの瞳は赤く染まっていて、カミーユ目掛けて火かき棒を…

ED3 「影の狼」 あなたは秘密に近づきすぎた

・「避ける」→「屋敷に残る」からの続き ロゼッタは屋敷に残って探索を続ける。
マリーの部屋の鏡を調べると、「襲ってきたあいつ(カミーユ)を助けるのか?」と『ロゼッタ自身以外は』、誰も居ないのに声が聞こえてくる。
ロゼッタが「ヤキモチ焼いてるの?」と返答すると「助けるなら薬部屋に行ってみたらどうだ?」と言ってその声は聞こえなくなった。

薬部屋で「月の薬」に他の薬を調合して「三日月の薬」を調合する。
(調合を間違えると、爆死or酸欠死でゲームオーバー)
すると絵本が本棚から落ちた。
その内容は「狩人が森の奥に住む人狼の娘と結ばれる」というものだった。

「三日月の薬」を飲んだカミーユは回復した。
彼は自分の事情を語る。
カミーユの持病とは、先ほどの様に凶暴化する体質のことだった。
彼の母親は満月の夜に狼になる人だったが、カミーユは満月で無くても時々そうなってしまう。
マリーがその発作を抑える薬を与える様になったのが、今から7年前のことだった。
302 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 19:58:58.99ID:GTA48MHpQ[4/9]
しかし、今度は疲れからかロゼッタの体調が良くない。
彼女を部屋のベッドに寝かしつけて、今度はカミーユが事件の手がかりを捜すことにする。
(操作キャラ変更)

カミーユ 
森で暮らしている18歳の男。
人狼であり、普段は帽子で犬耳を隠している。
満月でなくても「負傷」を切っ掛けに凶暴化してしまい、その発作を抑える薬をマリーから提供してもらっていた。
(あの荒れた部屋はカミーユがやったものだった)
実は結構天然である。
薬物部屋の絵本は、彼の両親の馴れ初めを描いたものである。
なお、彼が死んだ場合はエンディングになる。

カミーユは耳と鼻を活かしてロゼッタが見つけられなかったものを見つけ出していく。
それは肖像画で隠されていた血痕。
浴槽の中の血で満たされた桶。
井戸の底に落とされていた血染めの包丁。
そして倉庫に隠されていた、誰かの手首…。
しかも、途中からロゼッタもベッドから居なくなってた。

また、お手伝いさんの日記によると、「ロゼッタの父は事故で亡くなっており、それからロゼッタの様子が少し変わった気がする、時々鏡に向けて話しているまるで別の人の様に見える」と書かれていた。


倉庫で「誰かの手首」を見つけた段階で「包丁」を見つけていないとED4に分岐。

カミーユは倉庫から出ようとしたが、扉にロゼッタが待っていた。
ただし、ED3と同じように彼女の瞳は赤く染まっていて、彼が見つけられなかった包丁でカミーユを刺し殺した。
ロゼッタ?「手前は知りすぎた…」

ED4 「闇の狼」 あなたは手がかりを見落とした
303 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 20:00:45.76ID:GTA48MHpQ[5/9]
・全ての手がかりを見つけた続き
エントランスに行くと、ロゼッタがいた。
しかしED3、ED4のように瞳が赤く染まっていて、乱暴な男口調で喋りだした。
そして剣を構えてカミーユに襲いかかってきた。

カミーユはマリーの部屋に逃げ込み、ロゼッタが「多重人格」ではないかと考えるが、ロゼッタ?は扉を破って入ろうとする。

時間内に部屋の仲の「ハートの薬」を見つけられないとED5に分岐。

カミーユは部屋の扉を破ってきたロゼッタ?に殺される。
ED5 「本当の狼」 あなたは間に合わなかった


カミーユは「ハートの薬」を見つけて、ロゼッタ?の口に放り込む。
しかしロゼッタ?には何も起こらずカミーユに迫るが、急に止まる。
ロゼッタ?が言うには、薬によってロゼッタの本来の人格が眠ってしまったとのこと。

「ハートの薬」を見つけた宝箱にあった説明書きには、今放り込んだ「ハートの薬」は、今出ている人格の方を安定させ、もう一つの人格を眠らせる効能の試作2号で、試作1号はもう一つの人格を完全に消してしまう効能だったと書かれていた。

ロゼッタ?…「ステル」と名乗った人格はカミーユを半ば脅して、薬を捜すのに協力させる。


ステル この時点では明言されてないが、ロゼッタのもう一つの人格である。
当然実年齢はロゼッタと同じく9歳だが、精神年齢は16歳頃らしい。
名前は「ロゼッタ」のアナグラムから、ロゼッタ自身がつけたもの(Rosetta→Ster)
多重人格の影響なのか、年上の男で狼の血が混じっているカミーユを殺せる辺りかなり身体能力が強化されている。
カミーユを殺そうとする(もしくは殺した)のは事が大きくなってロゼッタが巻き込まれるのを防ぐ為だったが、一緒に行動してる内にカミーユの鈍さを見て「殺さなくても良かったかもしれない」と思っている。
304 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 20:04:24.91ID:GTA48MHpQ[6/9]
2人は屋敷のあちこちにあった鍵の欠片から赤銅の鍵を完成させて、物置の宝箱から「ハートの薬」試作1号を手に入れる。
これは表に出ている人格を完全に消してしまう薬で、効能の強さから鍵を壊して使えないようにしていたらしい。

薬を手に入れたステルはカミーユを裏庭から外へ連れ出す。
その間にカミーユはステルに色々と聞いてみた。
(聞かなくても、ゲームの進行には関係ない)

・マリーの死について
殺された理由は知らないがどうやって殺されたかは知っていた。
何せ、ステル、いやロゼッタはその場に居合わせていたから。

あの日、ロゼッタはマリーをびっくりさせようとマリーの部屋のクローゼットに隠れていた。
しかし部屋にはマリーと知らない誰かも入ってきた。

その人はマリーを探していたとのことだが、とても友好的な用事で来たと思えない。マリーは何故来たのか察していて、警戒していた。
しかしその男はマリーに「文通相手の右手」を見せ、ロープでマリーを締め付けてきた。
ロゼッタが飛び出そうとするもステルが止める。
しかしそうしているうちにマリーは死んでしまい、決心したステルは包丁で「犯人」を始末した。
そしてロゼッタから今起こったことの記憶を奪った…。
それから、血痕や文通相手の手首を隠したのもステルだった。
死体はクローゼットに押し込んできたらしいが…。

・ロゼッタの過去
ここで明かされることだが、ロゼッタ達が暮らしている国は隣国との戦争に負けて占領下となっており、その煽りでロゼッタの父親が失業。
その八つ当たりにロゼッタを虐待しだした。
その暴力で頭を強く打った衝撃と恐怖から、「ステル」の人格は生まれた。
そしてある日、ロゼッタが父親の暴力に抵抗した拍子に階段から落としてしまい、父親は死んでしまった。
その辛い記憶をステルが預かっているのだ…。

・お手伝いさんの行方
目の前で人が死んだショックで錯乱してしまい、ステルが余計な事を喋らせない為にこの先の物置小屋に放り込んだ。
305 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 20:06:05.78ID:GTA48MHpQ[7/9]
物置小屋にお手伝いさんはいたが、何も反応しない。
彼女の部屋の引き出しの鍵を取っての屋敷への帰り道、ステルはカミーユにハートの薬を渡すように言う。

薬を使うと、ステルの人格は完全に消える。
預かった記憶がロゼッタに戻ることもない、ロゼッタはステルの存在自体を忘れるので悲しむこともない…


・「渡す」を選択

薬を受け取ったステルは、カミーユにロゼッタとお手伝いを送り届けること、そして全ての痕跡を消す為に屋敷を燃やすことを頼む。

カミーユが躊躇いながらも了承したのを見たステルは、ハートの薬を飲み干した。

そしてロゼッタの人格が戻ってきた。
しかし涙を流していた、理由はロゼッタ自身も分からないままに…

『赤ずきんはおばあちゃんの家にひとりで行きました
そして、森に住む心優しい青年に家に送り届けられました
青年はまた、行方不明のお手伝いさんも見つけ出しました
事件解決への一歩かと思われましたがお手伝いさんは何も覚えていませんでした。
その上、おばあちゃんの家は何故か燃えてしまいました
犯人はもう、見つからないのかもしれません
一方の赤ずきんは、抜け殻のようでした。
涙が出るのに、それが何故なのか分からないのです
大切なことを忘れてしまった、そんな気がするのに
…まるで心の半分を失してしまったかのように』

ED6 「星の狼」 真実まであと少し

・「壊す」を選択
カミーユはハートの薬を壊した。
問い詰めるステルにカミーユが言った。
カミーユ「ステル君がロゼッタちゃんを大事に思うように、ロゼッタちゃんもステル君を大事に思っている。だからステル君を消したりしたらロゼッタちゃんが悲しむ」
「だって君たち、元は一人なんだから」
ステルもその言葉とカミーユの思いを認め、別の方法を捜すことにした。
306 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 20:07:26.80ID:GTA48MHpQ[8/9]
屋敷に戻ったカミーユとステル。
だがステルがマリーを殺した男の死体を押し込んだマリーの部屋のクローゼットが開くようになっていた。
そう、あの男が生きていて、クローゼットから出てきたのだ。

またその部屋の哲学の本には、その男に殺された文通相手、「J」からの手紙があった。
その手紙には、ある「学園」の(訳ありで、いなくなっても大した問題にはならないような)子供達が行方不明になる事件が多発しており、人身売買、あるいはそれ以上の大掛かりな犯罪が行われているとあった。


その後、玄関から赤髪の少年が入ってきた。
彼こそ、マリーと文通相手を殺し、ステルが刺し殺した筈の犯人だった。
呟きを聞いたカミーユによると「先生の目」なるものを探している様だが…

ステルは「1人で」倉庫から持ち出したラジオを使って、犯人をお手伝いの部屋に閉じ込める。その隙に犯人が元いたクローゼットを探し、「小さなビーズ」を見つける。
だが、そこでドアを静かに壊し脱出してきた犯人が来た。

ステルは小さなビーズを遠くに放り投げ、犯人が拾った隙に部屋から逃げだすが、追いかけてくる犯人に中二階に追い詰められる。

…デジャブを浮かばせる光景、だが今のステルは1人ではない。
待機させていたカミーユが犯人の背後から体当たりし、犯人を一階に突き落とした。

犯人の近くには片目の取れたぬいぐるみが落ちていた。
…これこそが犯人の「先生」であった。
彼は何らかの精神障害を抱えており、自分の心の声を「先生」の声としていたのだ。
そして、それを何者か(恐らく「学園」の連中)に利用され、言われるがままに多くの人を殺してきた。

ステルは犯人に銃を向け、最初は殺意を向けていたがやがて別人の様な柔らかい口調で話し出す。
そう、ロゼッタの人格が戻ってきたのだ。

己の罪を認め、ロゼッタに殺してもらおうとする犯人。
ロゼッタが撃ったのは…「先生」、いや片目の取れたぬいぐるみだった。
ロゼッタ「わたしはあなたを殺さない」
「あなたが、誰かの手や、自分で死ぬことも許さない」
「あなたが殺した人のことを…あなたや先生を利用していた人のことを…」
「真実を語って。生きて、罪を償って」
「…わたしもそうするから」
307 :赤ずきんの狼:2015/05/05(火) 20:12:05.61ID:GTA48MHpQ[9/9]
その後、犯人がどうなったのか、「学園」がどうなったのか語られることは無かった。
(クリア後に出てくるおまけ部屋での作者のメッセージによると
「このゲームの目的はマリーの死の真相を知ることで、それ以降は寄り道にあたるから」
「学園のことについては、機会があったら別作品でやろうと思ってる」とのこと」


それからしばらくたったある日、父の墓に花を備えたカミーユは、父とマリーの墓に供える為に花を摘んでいたロゼッタを見つける。
…あれから、ステルの声は聞こえない。
しかしロゼッタは、ステルは自分の心の中にいると信じていた。

ステル(…ロゼッタ、俺の声がもうお前に聞こえなくたって。)
(いつだって近くに居る。)
(お前がどんな生き方を選んでも。)
(…俺はここに居るぞ。)

ED7赤ずきんの狼 あなたは真実に辿り着いた


これで終わりです。

個人の感想としては、「学園」の件が未解決なのが難点だけど、大筋のストーリーやBGMやイラストの雰囲気はとても素晴らしかったです。





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