巨人のドシン

巨人のドシン

part69-126~127


126 :ゲーム好き名無しさん 2016/04/03(日) 22:47:50.41 ID:x3p3YJpZ0
●巨人のドシン
N64版とGC版で少し違うらしい。ジャンルは「アゲ・サ・ゲーム 南国風」。


常に笑顔で黄色い全裸の巨人、腕が長い。名前はドシン。3Dの島を歩き、物や人を運んだり、地面を上げ下げできる。
赤い体のヘイト巨人のジャシンに変身できる。ジャシンは移動が速く、また破壊の衝撃波を出せる。
巨人は朝日とともに現れ、夕暮れとともに動けなくなり、死に絶える。
次の朝にカンザシと呼ばれる長い棒のような石から、また新しく生まれる。何代目という形で呼ばれる。
ちなみに夜になると島民たちが今回の巨人はどうだったと、評価のような噂話をする。


場所はバルド島。バルド島には四種類の島民が棲んでいる。
島民は巨人に木を運んでほしいとか、地面を平らにしてほしいとか要求してくる。要求に応じるとラブをくれる。
逆に踏み殺したり、建造物を破壊したり、ジャシン姿を見せるとヘイトを渡してくる。
ラブかヘイトが一定値になると巨人の体が大きくなる。大きくなると前は持てなかった巨大な物も持てるようになる。
ただ間違って人や物を踏み壊す可能性も高くなる。
島民はそれぞれの集落を徐々に繁栄し、数を増やす。集落が最大まで大きくなると建造物であるモニュメントを作る。
モニュメントを作る際に花を持って行かないと、平坦なモニュメントしかできない。
花は木を持ち運んで集めて楽園を作ることで生まれる。花はこの世界に一つしか咲かない。
ヘイトが高いとかなり刺々しいモニュメントができる(GC版の設定)。
モニュメントは島民たちを持ち運ぶなどして交流させることで、組み合わせで違うモニュメントを作る。全15種類。


このゲームはソドルという老人の語りで説明される。
「わしは歴史の傍観者。肉体はとうの昔に失った。今では生きているのか死んでいるのかすら、わからない。
わしにできる事はこの島の出来事を、見つめ続ける事だけじゃ。
この熱帯の島に暮らす人々達は、いつの頃からかある噂を語りだした。
日の出とともに、大きな人が、現れると言う噂じゃ。大きな人は、水平線のかなたから現れると言う。
わしは待ち続けている。大きな人が現れると言う、夜明けを。
太陽が目覚める、いつもと変わらない朝。果たして大きな人は現れるのじゃろうか?


現れた! 大きな人じゃ、巨人じゃあ。ゆっくりゆっくりとこちらに向かってきておる。
そのふるまいは、穏やかで、優しい優しい、黄色い巨人じゃあ」
この後はソドルが、島民の様子や災害などの島の状況などを説明していく。


15種類のモニュメントを完成させると、島民たちは最後にバベルの塔の建設する。
そしてバベルの塔ができるとイベントとムービー発生。カタストロフが起き、島が崩壊していく。
「島が沈んでいく。わしは柔らかな深ーい闇に包まれていく。ああ、暗い、そして眠い。意識は次第に薄れてゆく。
時期にわしは、言葉を紡ぐ事も出来なくなってしまうだろう。ああ、これが、死なのだろうか?
あるいは、再生の始まりか? 島の名はバルド、わしの名はソドル。バルドソドル。島とわしは、一対の生命」
闇と嵐に巻き込まれたバルド島。地割れが起き、島が海に沈んでいく。逃げ回る島民たち。バベルの塔が島民に崩れかかる。
巨人はその塔を支え防ぐ。だが島自体が沈んでいき。何もかもが海の底へと消えて行った。


青く広い海に、朝日に照らされぽつんとただよう、うつ向け巨人。巨人はそのまま新たな島に生まれ変わった。
そしてその島で新たに巨人が生まれ、ゲームが始まる。ここからソドルの語りなし。
島民は一種類のみで、銀色で頭にボンボンが付いている。モニュメントを作っているので、花を渡して完成させる。
作り出したモニュメントはロケットだった。島民たちは皆、それに乗り込むと宇宙へと飛んで行った。巨人を残して。


スタッフロール。
なにかよくわからないけど、終わり。

127 :ゲーム好き名無しさん 2016/04/03(日) 22:52:24.05 ID:x3p3YJpZ0
やっててよくわからんが、ソドルは島そのもの? 輪廻転生の話だったのか?
制作者いわく、クリアするのが目的ではなく、島をいじくって遊ぶゲームらしい
 

追記:バルドソドルは仏教用語で、輪廻転生の死んでから転生するまでの期間の事らしいです

最終更新:2016年04月26日 02:32