AKIBA'S TRIP

part69-209~227、229~233、235~246、262~272、313~321


209 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:55:19.87 ID:nnztsy+k0
リストにあったPSPのAkiba'S Tripいきます。
追加要素を加えたアキトリPLUSもでてるけど基本ストーリーは同一だよ。


210 :AKIBA'S TRIP 2016/05/23(月) 04:56:17.06 ID:nnztsy+k0
秋葉原。
戦後の高度経済成長時代から現代に至るまで
常に時代の最先端で、人々の欲望を満たし、また生み出してきた特異な地域。
そんな秋葉原に、いくつもの噂が…。


「美男美女によるオタク狩りが行われている」
「あの老舗のメイド喫茶には裏メニューが存在し、注文すると…何か凄いサービスがある」
「どこかに非公式なバイトを斡旋する男がいる」
「どんな情報でも入手する凄腕のハッカー集団がいるが金以外の特殊なものが依頼に必要」
「夜になると人を襲い血を吸う奴らがいる」


どれも総じて嘘っぽく、しかしどこか嘘だと言い切れない…そんな噂の数々。
人々は冗談半分にその話をささやいていた。


主人公は大学受験の失敗をきっかけに予備校の友人と共に秋葉原に繰り出す日々、
そんなある夜、友人から一本の電話が入った。


「聞こえるか?今おれはアキバで…あの噂は…いや、それより俺のPCを…」
「PCのDドライブを消し…!!」
それだけを言い残して電話は切れた。そして友人は失踪した。


主人公は安否確認という理由を付けて友人のPCを物色し、内部に
黒髪で白い肌がまぶしい "人とは思えない" 美しさの少女の写真を発見する。
友人の消息を探るため、写真の背景である秋葉原の裏路地へ向かった。


211 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:56:45.59 ID:nnztsy+k0
路地裏での捜索中、主人公は優という名の謎のパンクロッカーにボコボコにされる。
優「悪いな。人間にちょうどいい手加減なんてできなくてな。お前友人を探してたんだっけ?
そうだな。最近ここで吸血したといえば一人だけだな」
そういって優が「吸い殻」として指し示した路地裏のゴミ置き場にパンツ一丁の友人がいた。
ずいぶん衰弱しているようだがまだ生きているようだ。
今はそれよりも人間とは思えない力でボコられた主人公の方がやばい。
優は主人公も手にかけようとしたところで、止めに入る者が現れた。
瑠衣と名乗るその人物はあの写真の美少女であり、優と顔見知り(妹?)らしい。
主人公を吸血しようとする優、もう吸血は十分なので無意味な暴力を止めようとする瑠衣。
だが主人公が立ち上がってしまったので逃げられるよりはとトドメの一撃を見舞う優。
優「こりゃ血を吸っても意味ねえな。人間はな、俺達と違ってこのぐらいでも死ぬんだよ」
「俺は帰るわ。瑠衣、そいつの死体をもう一人の体に重ねておいておけ、両者のケンカの相打ちに見えるだろう」
「なんせ最近の秋葉原はやたらと物騒だからな。俺たちのおかげで。ハハハっ」
パンツ一丁で倒れている友人と主人公の体を重ねて放置されたら発見時に違う誤解も受けそうだが
かまわず非道な命令をして去る優。泣き伏せる瑠衣。
しかし主人公にまだ息があることに瑠衣は気付いた。このまま死なせてしまうよりはと彼女はある決意をする。
瑠衣「人間なら…死ぬ。けど…私達なら…」


212 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:57:07.23 ID:nnztsy+k0
そして主人公達の仲間である「秋葉原自警団」の面々が現れた。
主人公を手伝うために探し歩いていた自警団たちは、倒れている主人公と瑠衣を発見するが彼女は逃げ去ってしまった。
自警団は衰弱しているパンツ一丁の友人と、周りに血が飛び散っているが「外傷一つない」主人公を発見する。
自警団たちは二人を病院へ運ぼうとするが、その後ろからまた違う女性が現れた。
???「その人物の身柄はこちらで預からせていただきます」


次に目が覚めた主人公は、自分が牢獄のような部屋にパンツ一丁で縛り付けられていることに気付いた。
そこへ二人の人間が現れる。一人は瀬嶋隆二という中年の男性、もう一人は主人公を回収した御堂聡子という美女。
二人は主人公にさまざまな内容を説明する。
主人公が優に負わされた怪我は致命傷であったが、あれからたった一日で何もせず全快していること。
主人公の肉体は「カゲヤシ」という人間とは異なる存在に変質させられたこと。
秋葉原に流れてる人を襲う吸血鬼の噂は真実でありそれこそがカゲヤシと呼ばれる人とは異なる生物であること。
陰妖子(カゲヤシ)は昔から日本に存在するれっきとした生物種であり、ずっと歴史の陰に生きてきたという。
カゲヤシはある弱点を除けば人を超越した身体能力を持っており、
そしてカゲヤシの血を飲んだ人間はカゲヤシとほぼ同等の性質を持つ存在にしばらくの間になること。
カゲヤシは人の血を吸わねば生きていけないが、血を吸われた人間はあらゆる意欲を無くして強い倦怠感に襲われ
太陽光を嫌う引きこもりになってしまうのである。
カゲヤシは最近は秋葉原で必要以上に吸血にはげみ、ニートを増やす「引きこもり化計画」を実施していた。
将来の重要な働き手となる若者を引きこもりにして社会に打撃を与え、代わりに同胞を送り込むことで日本の支配を狙っているらしい。
二人が所属しているNIRO(ナイロ)という組織はカゲヤシに対抗するためにあることなどなど。
NIROは特殊な技術を使ってカゲヤシ狩りをしているが、主人公に手を貸して欲しいと尋ねた。
経緯はわからないが主人公はカゲヤシの血を飲み、非常に強いカゲヤシの肉体を持つことになってしまった。
その力でNIROに手を貸して欲しい、働き次第で報酬も出すという。
君の体はもうカゲヤシ化してるんだけど、断ったら判ってるよね…?という脅しを隠さない瀬嶋と、
あなたの友人のようなカゲヤシの被害者をもう増やしたくない協力してと下手にでる御堂のダブル説得。
選択肢次第では実際に処刑されたりもするが主人公は取引に応じることにした。
ひとまず家に帰って明朝に話を聞くことにする。
瀬嶋「太陽光の下では気をつけたまえ。もう君はカゲヤシなのだ。
顔や手足の先端くらいなら問題ないがもしも全裸になれば君は灰となって消えてしまうだろう」


213 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:57:28.87 ID:nnztsy+k0
翌朝、秋葉原駅前に立つ主人公。日差しが妙に体に痛い。御堂聡子からメールが届いた。
聡子は秋葉原自警団の秘密基地にお邪魔させてもらっているという。
主人公は自分のスマホを見直した。カメラで周囲を撮影したり、ぽつり。(作中世界でメジャーなSNS)を確認したりした後に秘密基地に向かった。


秘密基地内で聡子と話す主人公。基本的に聡子が主人公にNIROとしての業務を伝える役割をするらしい。
そして聡子に自警団の四人を紹介する。


・ヤタベ
秋葉原老舗のジャンク屋で昔の電気街時代からずっと続けているため秋葉原では顔が広い。
面倒見のいい初老の男性で皆を見守る存在。機械やジャンク機器についての造詣も深い。
・ゴン
デブのカメラヲタと聞いて想像するイメージそのままの外見の男。
アキバ系アイドルを撮影する事に命をかけるが、法律や反社会的行為(盗撮やマナー違反など)は決してしない。
よく創作作品でいる「差別されがちなオタクだけど根は善人ですキャラ」
・ノブ
恋愛対象はモニターの向こうの存在だけ、と言い切る二次オタ。ただし外見は良いいわゆる残念なイケメン。
主人公やその友人ともよくオタ談義をする男。
・サラ
正統派メイドカフェ「エディンバラ」メイド長。年齢も正体も不肖な謎の美少女メイド。
秋葉原のメイド界ではカリスマらしくお客様の要望に合わせたメイドをご紹介したり後進の育成もしたりする。
なぜこんなべっぴんさんが自警団に加わっているのかがよくわからない。
メイドとしての能力も信念も一級品でありいかなるご主人様の要望にも完璧に答えるが
その要望次第では後で莫大な額の請求書が届く事になる。


この四人に主人公たちを加えたのが「秋葉原自警団」である。
といっても秋葉原が好きだから自警団しているよというわけであり、やっている活動も、
観光客に秋葉原を案内したりヤバいお店への注意喚起したり、ボランティアで街のゴミ拾いをしたりとか、
独自のツテやコネを活用して秋葉原で困った人の問題解決を手伝ったりする程度である。
アキバ周辺の住民やぽつり。などで細々と噂になってるくらいの知名度でしかない。
自警団アジトもヤタベの店の一部をメンバーが好き勝手にいじっているだけである。


214 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:57:54.88 ID:nnztsy+k0
そして秋葉原駅前に戻った主人公と聡子をカゲヤシの集団が襲う…が聡子が返り討ちにする。
これが今の秋葉原の日常だという。単なるケンカやオタク狩りに見せて(NIROがそう情報操作してるのもあるが)
ひたすら街中でNIROとカゲヤシたちが戦い続けているのだ。
そして聡子は主人公にもカゲヤシを倒す技術を身につけさせるためにある場所へと連れて行く。


秋葉原のとある場所、フリータイム3800円とか書いてある妙にきらびやかなビルの屋上にその人はいる。
「師匠」と呼ばれているその女性はカゲヤシ打倒に有効なある特殊な技術を極めており、
その技術を求めて訪れるNIROのエージェントたちに伝授していた。
といっても師匠にとってはその技術は戦闘ではなくあくまで自分の欲望を満たすためだけの技なのだが。
師匠は自分の技(テク)で人々を老若男女問わず好き放題にむさぼり、伝授を受けたNIROエージェントも何人かは彼女の奴隷となるほどであった。
聡子は主人公にもその技を教えるよう頼むが、師匠はその代わりに聡子を「いつものように」自分の慰みものにすることを求める。
聡子の尊い犠牲のもとに主人公は「脱衣」の技を習得するのであった。


・脱衣
例えるならば武術や格闘技が一番近い…ような…気がする…拳や武器で敵を攻撃する技である。
攻撃を受けた相手の肉体はほとんどダメージを受けないが、着ている服にダメージが蓄積されていくのである。
といっても服の布地が傷むのではなく「着こなし」が崩れていくのである。(未熟な者の脱衣攻撃を受けると服が破れることもある)
つまりどう見てもパンチなどで殴っているように見えるのだが受けた相手はまったく怪我をせずに
徐々にボタンが外れズボンがずり下がりスカートがゆるく…となっていき、
さらに攻撃を受けると服がそのまま剥ぎ取られてしまうという妙技である。
これは本来は師匠がいかなる相手でも脱がせてその次のステップへ進むために編み出した技に過ぎないのだが…。


カゲヤシは強靭な肉体と尋常ではない治癒能力を持ち、銃で蜂の巣にしてもその場で再生してしまう。
しかし日光を受けると全身が焼け落ちてしまうのが弱点であった。
とはいえ再生力が高いので首から上だけ、手足の先だけというように
日光を浴びている部分が少なければ焼けるよりも再生能力が勝るため普通に行動できる。
しかし脱衣を使って日光の下で全裸にしてしまえば焼け死ぬしかない。
脱衣による戦いを身につけるまでのNIROは一人のカゲヤシに重火器や手榴弾を活用してようやく倒していたそうだが
現代日本の市街地では到底できない戦い方であるため、実質的に脱衣のみがカゲヤシに唯一有効な対処法である。


師匠「そんなことはどうでもいいのよ。役に立つ、相手を倒す、NIROとか、カゲヤシとか。
ぜーんぶどうでもいいの。私はただ脱がしたい相手を脱がすだけ。いい?重要なのは、相手を脱がしたいという衝動。
相手を剥いて、その秘めし柔肌をあらわにしてやろうっていう欲情。それが一番重要よ。あなたにはそれがある?
見ず知らずの人の服を無理やりに、力ずくで、ひん剥きたいという衝動が」


主人公は師匠の教えを受け、師匠の奴隷を一人実験台にして見事に脱衣の技を習得した!


師匠「いい?華麗に、すばやく、何が何でも。それを心がけなさい。そして何より相手を脱がしたいという衝動を常に胸に宿し続けなさい」
頬を染めてよろよろと戻ってきた聡子と共に主人公は秋葉原に帰る。


215 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:58:12.84 ID:nnztsy+k0
秋葉原自警団のアジトに戻った主人公に聡子は「カゲヤシ判別機ミラースナップ」を渡す。
厳密にはカメラ部分に特殊な機構を仕込んだスマホで主人公のスマホのデータをそのまま移植して使うことになる。
スマホで写真を撮ると、その対象がカゲヤシであればそいつだけ写真に写らないという機能がある。
そしてアジトのすぐそばの通りにカゲヤシが何人も侵入していることが判明しており
ミラースナップのテストと主人公の能力の試験をかねて討伐命令が主人公に下った。
ためしに撮影すると確かに写真に映らない者が何人かいてそのまま戦闘に入る。
ちなみに戦闘中に周囲にいる部外者については、戦闘中の敵の仲間だった場合はそのまま敵に加勢し、
中立や無関係な人間の場合はケンカを見て逃げるか、はやし立てるか写メ撮るかなどの行動を取る。
そのまま部外者を殴った場合も敵に回ったり色々な行動を取るので龍がナントカとかオープンワールドゲーのように乱戦になることもある。
ともあれ主人公は裏通りのカゲヤシを殲滅し、自警団のメンバーに危険が及ぶのを防いだ。


ここからはメインのミッションと平行してサブミッションを受けられる。
秋葉原の裏路地にいる仲介屋を通して依頼者の目的を叶えて金やアイテムを貰う。
秋葉原自警団としてトラブルの解決に尽力したり怪しい人物の頼みを果たしたりする。
暗躍するカゲヤシたちを殲滅したり、限定イベントグッズの行列で暴れるオタクどもを脱がしたりする主人公。
脱衣を普通の人間に使っても服を脱がせるだけなのだが、
「メイドをしつこくナンパしていたら秋葉原自警団の兄ちゃんが現れ、そいつに殴られたと思ったら全裸になっていたでござる」
「『物売るってレベルじゃねーぞ』などと行列で大騒ぎする暴徒たちを片っ端から脱がせたら騒ぐ気力がなくなって帰ったでござる」
というように怪我を負わせずに服を脱がせるという能力はむしろトラブル解決に役立てることもできるのだった。
あまり詳細に書ききれないのだが、今後の伏線になるような意味深な話があったり、
秋葉原の住民のアホな欲望をかなえるために付き合ったり、
裏で活動するカゲヤシと戦うこともあるのだが、そのカゲヤシが任務そっちのけでアキバ文化にハマっていて手伝うことになったりと
さまざまな経験をしていく。これを繰り返すことでプレイヤーに秋葉原の街や人々に感情移入を促して街を守りたいと思わせる構成である。


216 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 04:58:35.97 ID:nnztsy+k0
いよいよ主人公に本格的な指令が下る。ターゲットは阿倍野優。かつて主人公や友人を苦しめた因縁の強敵である。
どうやらカゲヤシたちの幹部的な存在らしく、すぐに居所はつかめないのだがまずは彼の直接の手下を潰していき
優をおびき出してしとめる作戦らしい。
優は秋葉原ではロックバンドのボーカルとして活動しており、手下もみなバンドマンであった。
手下を一掃したところでいよいよ優本人の所在を掴む。
UDX…ではなくUD+に優がいるというNIROの情報により向かってみたがさっぱり優が見つからない。
警戒して潜伏していると判断して手下のバンドマンの服で変装すると引っかかって優が現れる。
優「アネキどもは俺ばかり使いやがる…瑠衣は働かねえし…おうお前はどうだ?」
最初はマジで主人公に気づかなかったが結局戦闘になる。
かつて主人公をボコボコにした優も同じカゲヤシの肉体という条件で一対一での戦闘では主人公に軍配が上がった。
しかしさすが幹部だけあって優は全裸にされてもすぐには灰にならない。
そこへ瀬嶋と聡子があらわれてとどめを刺そうとする。
優「今まで数で押して来たのにいきなりコイツ(主人公)一人で挑んできたのはおかしいと思ったぜ。コイツは捨て駒だったのか」
ここで優は主人公に声をかける。かつては敵対しても今の主人公はれっきとしたカゲヤシ。
既にNIROに捨て駒として扱われているのにこのまま奴らに使われていいのか?


優は主人公に見逃してくれるように頼む。 はい →いいえ


主人公に拒絶された優は結局自力で逃げ切ってしまった。


現れた瀬嶋を主人公は問い詰める。しかし瀬嶋は主人公を捨て駒として使ったと臆面もなく答える。
たとえ強い力を持っているとはいえ、いや強いからこそカゲヤシである主人公を信頼するつもりは瀬嶋にはないようだ。
聡子は主人公の気持ちを理解してフォローをするも瀬嶋に逆らうことはしない。
このまま主人公はNIROで活動してもよいのだろうか?


217 :AKIBA'S TRIPつづき 2016/05/23(月) 15:18:33.70 ID:3PIZ2FYN0
ぽつり。で人々がさまざまな話題を語っている。
最近ますます秋葉原の治安が悪化していること。オタク狩りが頻繁になっていることだけでなく最近はオヤジ狩りも増えている。
なんでも女子高生がオヤジを誘ってそのまま狩られる事案が増えていること、
カフェエディンバラのサラさんは芸能界から誘いが来まくっているが全部拒否してメイドとして活動を続けていること、
最近の秋葉原は電気街でもオタク文化の街でもなくオフィス街になっていること。
(交通の便が発達してオフィスとして活用しやすくなり、その影響でテナント料が上がってサブカルのお店が生きていけなくなったらしい)


それらを見ていると主人公にサラからのメールが来た。中央通りでオタクたちが暴徒になって暴れているらしい。


「ITうぃっちまりあ 抱き枕&おっぱいマウスパッド限定セット」を予約特典としていた店が
発注数を間違えてしまい予約した人々への数がいきわたらないと炎上していた。
そしてその数日後に「実は店が隠していてプレミアを付けて販売する」という噂が流れる。
聞きつけた予約したオタクたちが暴徒となって店の前で大騒ぎしていた。
店長の知り合いであるヤタベが確認したがそんな事実はなく店には限定セットはない。
今にも店を破壊しかねないほどの大騒ぎ、すでにネットのニュースサイトで話題になり
このままでは警察やメジャーマスコミが介入してますます秋葉原やオタクのイメージダウンになるのは必至と苦悩するゴン。なぜかこの場にいないノブ。
秋葉原自警団としてはそれは避けたいところだが、サラがあることに気づいた。オタクたちは特定の人々に煽られて暴徒化していることに。
しかもヤタベがコピーして作ったカゲヤシ判別機ではそいつらは全てカゲヤシであった。
カゲヤシが故意に煽動して騒動を起こしていると判断した自警団はNIROに連絡しつつも
主人公がカゲヤシを掃討、他のメンバーは混乱の収拾にあたった。
どうにか暴動を収めるとノブが現れる。なんとノブは予約して手に入らず暴動に加わっていた側だったらしい。
そして暴動を煽動していた人々の中にあの少女を見たとノブが告げた。
かつて路地裏で主人公を介抱していた瑠衣がカゲヤシに指示をしていたらしい。
それを聞いて主人公が探すと、たしかに瑠衣と仲間の少女、鈴を発見する。
暴動で騒ぎを起こしている間に吸血対象を確保する計画を瑠衣の姉達が立てて、実行役として瑠衣と鈴が手下に煽動をさせていた。
しかし瑠衣たちはそれで人間が犠牲になるのは忍びなく、失敗してほしかったらしい。
主人公達の活躍で沈静化したことに安堵しつつも二人の少女は主人公に気づいて逃げさった。


218 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 15:19:19.31 ID:3PIZ2FYN0
芳林公園まで瑠衣と鈴を追跡した主人公、問答無用で戦闘に入るが、軽く太刀合わせをした後に
主人公と瑠衣は話しあう。瑠衣はただ主人公に死んで欲しくなくて自分の血を飲ませただけだった。
強力なカゲヤシである瑠衣の血を飲んだ者は同じく強靭なカゲヤシとなるが、それでも時間経過でいつかは血が抜けて普通の人間に戻る。
助けたのに主人公はNIROに与して自分達を襲うのか、そこまで友人を引きこもりにされた恨みがあるのかと瑠衣は問い詰める。
主人公はそれに返答しようとするが、自警団や聡子が乱入してきたため瑠衣と鈴は逃走する。
聡子によれば二人は文月瑠衣と森泉鈴、阿倍野優に次ぐ危険なカゲヤシらしい。
「普通の」カゲヤシの血を飲んだ人間は、多少力は付くがカゲヤシそのものには強さは及ばない、
それををフォローする脱衣の技術も主人公はまだ覚えたばかり。深追いはするなと主人公に釘を刺す聡子。
自警団の連中は主人公を気遣いながらも美少女二人といっしょにいたことを冷やかす。
ヤタベ「なかなか美人だったからねえ。主人公くんも気になってたのかな?」
ゴン「ちょっとコスプレしたらファン付きそうだったねえ。でも今のアキバはダブプリの天下だからなあ」
ノブ「そういえばあの黒髪の子、路地裏でお前にキスしてた子だろ?俺も中学の時初めて攻略したエロゲのキャラは忘れられないもんなあ」
サラ「その頃のノブさんは未成年だったのでは?」
ひとまず帰る主人公たち。


そしてまた依頼を受ける主人公。秋葉原で今人気No1のアキバ系アイドル「ダブプリ」が今オフでUD+にいるという情報を掴んだ依頼者が
代わりに一枚でいいから写真を撮ってきてほしいという。さっそく現場に赴いたのだが
たしかに愛らしい外見で大勢のカメラ小僧に写真を取られるダブプリの二人がいた。主人公も写真を撮るが、なんと姿が映らない。
サブミッションでカゲヤシに出くわしても能動的に討伐するかどうかは主人公次第なので戦闘はしかけなかったが
今の主人公のカメラでは写真が撮れないのでは依頼が達成できない。
しかし周囲のカメラ小僧を見るとなんとゴンがいた。夢にまで見ていたダブプリを間近で撮れるチャンスに燃えているゴン。
主人公のかける声に反応することすらわずらわしいらしく「写真が欲しいなら僕の撮ったの一枚あげるから邪魔しないで」とのこと。
どうにか依頼を達成した主人公。それにしても双子のアキバ系アイドル「ダブプリ」がカゲヤシとは…。


219 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 15:19:59.50 ID:3PIZ2FYN0
続いて聡子から任務のメールが来る。阿倍野優の活動が落ち着いた代わりに違うカゲヤシが吸血行為を働いているそうだ。
「JKV」という女子高生の格好をしたカゲヤシがおじさん達を騙して金品を奪い取った後に吸血しているらしい。
さらに言えばカゲヤシは生まれてから成長は早いが、若い姿のまま長い時間を行き続ける生態ということで
女子高生のような外見でも実年齢はもっと高い可能性があるという。カゲヤシに対する憎悪と軽い嫉妬を感じる聡子からのメールである。
そして女子高生の制服というのは実は脱衣をするのがすごく難しい服らしい。
主人公は師匠に相談するのだが、師匠が言うには女子高生の魅力を理解しなければ制服を脱がす事はできない。
そのためには実際に制服を入手して年齢が近い若い女性に着てもらい、それを鑑賞しなければ魅力を理解することができないという。
師匠の情報で裏ルートから制服を調達する主人公。後はこれを着てくれる十代の少女を探さなければ…。


主人公の妹からメールが届いた。そもそも主人公は予備校生でありながら勉強もせず秋葉原で遊び歩いており
両親にばらされたくなければお小遣いをよこせという。妹はオタクの主人公を毛嫌いしているが
主人公が各種依頼で稼いだ万札を積み上げるとコロっと態度が変わる。
なにせ自分のオタクの兄がどこからか用意した女子高生の制服を着て見せろという頼みすら聞く。金の力恐るべし。


ぽつり。を見ると総武線でおっさんがJKに痴漢したと思ったら、そのJKがおっさんを掴んで片手で投げ飛ばし
電車の窓を破ってミルクスタンドに激突した現場を見たという話題がある。
また、空手の達人が女子高生にオヤジ狩りで襲われ、反撃したものの両腕を折られて入院したともいう。一笑に付されたが…。


女子高生の制服の魅力を知った主人公は師匠の奴隷が身にまとう制服を見事に脱がしてみせる。
これで主人公はどんな制服でも脱がせるそうな。そしてゴンからのメールでJKVの居場所を掴む。
金を持ってそうなオヤジを騙して襲うJKVを引っ掛けるために立派に見えるスーツを着て歩く主人公。
結局偽物のスーツであることはバレるのだが、どうせJKVを殲滅するつもりだからどうでもいいのだ
JKV「全裸にして駅前に放置してやる!猥褻物陳列罪で捕まって社会的信用を失うといいわ!」
主人公は女子高生のカゲヤシ五人と秋葉原駅前で脱ぎ脱がされの大乱闘をこなし全員を脱がしてみせる。


220 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 15:20:33.21 ID:3PIZ2FYN0
ひとまずまた色々な依頼を受けて問題解決を試みる主人公だったが、気になる依頼が主人公の元に入ってきた。


「デート希望 依頼者:文月瑠衣 報酬:愛」
主人公とデートしたいらしいがあからさまに怪しい依頼に情報屋も警告する。実際に現場に言っていると本当に瑠衣がいた。


主人公「瑠衣!捕まえた!もう離さないぞ♪」
優「聞いたか?やっぱりこいつ瑠衣を狙っているらしいぞ」
なんと優が瑠衣の姿に女装して罠を張っていた。しかもマスターと名乗る中年男性と共に主人公に襲いかかる。
マスターはどうやら瑠衣を大切に思っているらしく瑠衣の命を狙う主人公を殺すつもりらしい
マスターと優と2対1の戦闘だが主人公は返り討ちにする。優は逃走するがマスターは瑠衣を守れないなら自分に生きる価値はないと介錯を頼む。
そこへヤタベが現れた。なんでもマスターはヤタベが行きつけの喫茶店のマスターで昔なじみらしい。
マスターは誰にも自分の正体を知らせなかったが、自分の姪に当たる瑠衣を守りたいこと、
妖主というカゲヤシのトップで人間に害する作戦を進める派閥とは別に、
マスターや瑠衣のように人間に危害を加えるつもりのないカゲヤシが一定の数だけおり、
自分は瑠衣を守りたいからこそ優の口車に乗りつつも主人公を始末しようとしたことなどを語る。
ヤタベは主人公や秋葉原自警団についての説明をマスターにしつつ、主人公にマスターを殺さないように頼み、主人公は了承した。


マスターから主人公にメールが届く、状況を理解したマスターは主人公に賭けたいという。
Mr Xという謎の人物は今後の鍵を握っており、もし主人公とMrXが会えば道が開ける可能性があるので会って欲しいという。
しかしMr XはITウィッチまりあのコスプレ衣装を着込んでまりあの作品についての深い知識を得た者にしか会ってくれないとのことだった。
馬鹿にしてるとしか思えないが、主人公はITウィッチまりあの知識を得るためノブに尋ねた。
真面目に読んだら10分はかかる長い文章でノブは語り続けた。次にコスプレ衣装を手に入れるために師匠からコスプレイヤーを脱がす技術を教わる。
後はコスプレ衣装を手に入れるだけだが、有名アニメのコスプレ衣装などどうやったら手に入るのだろうか?


ぽつり。で会話をしている女性達を見つけた。
なんでもオタクだがイケメンの彼氏と付き合いだした女性だが、その彼氏はコスプレ女装して街を歩き写真を撮らせたりしているらしい。
「むかつく…誰かあの衣装剥ぎ取ってくれないかな」
「最近流れてる噂で、誰彼かまわず襲って服を剥ぎ取るやつがいるらしいよ」


己の趣味に生きる男性からコスプレ衣装を剥ぎ取る。許せ、君には彼女がいるじゃないか。
後は女性の服を着る方法についてだが都合よくオトコの娘の道を究めた依頼者から女装の技術を教わる。
いよいよMr Xと対面する時が来た。


221 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 15:21:10.27 ID:3PIZ2FYN0
Mr Xは実はサラでした。話を聞くと人間と争うつもりが無いカゲヤシがある程度いるらしく、
彼らは任務のために訪れた秋葉原に、あらゆるものを許し受け入れる秋葉原に希望を抱き、どうかここで平和に暮らす事を願った。
たまたまその中の女性と会ったサラはカゲヤシでもメイドとしての心がわかる者がいることを知り、彼らを救うために匿ったり助ける運動をしていた。
以前の限定グッズをめぐる暴動騒ぎもそのカゲヤシ達からのリークを元にサラが自警団や主人公を誘導して沈静化を図っていたのである。
NIROがカゲヤシ殲滅のために動く以上はサラはNIROにも自警団にもこのことを話す訳にも行かずこうした形で主人公に話したのである。
サラは主人公にそういう穏健派のカゲヤシはNIROににらまれない程度に見逃してほしいと懇願した。


そしてサラの仲介で穏健派のカゲヤシ達に会う。前に公園で会った森泉鈴と文月瑠衣である。色々と重要な話を聞く。
・カゲヤシの支配者は妖主と呼ばれており、瑠衣の母である
・妖主が最高権力者で、妖主の血族が幹部として強い力を持つ。それ以外の者は末端で妖主や幹部の命令に絶対服従
・妖主の下の幹部は長女と次女の双子の姉妹、その下の弟の阿倍野優、末妹の文月瑠衣(全部父が違う)、妖主の兄弟の姉小路瞬(マスター)
・瑠衣の年齢は十代だが姉や兄は百歳越えたりしてるらしい
・鈴はもともと末端だが瑠衣に気に入られて下位扱いだが幹部になり、瑠衣の従者として活動中
・妖主の考えでは秋葉原には将来日本を背負う才能ある若者が最も多く、そのため秋葉原で引きこもり化計画を実行した。
・妖主はNIROの戦力を分散させるために故意に単独で日本各地を移動中であり、事実上秋葉原で計画の指揮を取っているのは双子の娘達
・妖主が囮として動いているのはNIROも承知だが、なぜNIROトップのあの男は妖主の追撃ではなくずっと秋葉原にいるのかは不可解
・カゲヤシは人の血を吸わないと生きられないというのは昔の話で、今の世代のカゲヤシは普通の食事だけで何の負担もなく生きられる
・瑠衣や鈴、マスターと一部の末端は「穏健派」という人と争わずにひっそり生きていきたい人々
・実は次の妖主として指名されているのは末妹の瑠衣、なので母の妖主を愛している姉たちや優にはその点では煙たがられている
・瑠衣はこのままNIROとの争いを抑えながら穏健派の勢力を拡大していけば、自分が次の妖主になった時には人間と和解して平和に生きられると信じている
・もしこのまま争いが激化して一般社会にまでカゲヤシの存在が広まればそれも絶望的なので今まで姉達の指示に従うフリして失敗するように裏工作してた
・優に吸血された友人のように吸血で引きこもりになった人々を治す方法は瑠衣もわからない。ごめんなさい
ということで瑠衣たちは主人公にお願いをする。
瑠衣の意志のように争いが激化しないようにしてほしい、穏健派のカゲヤシを殺さないでほしいこと、他にも何かあれば助けてほしいこと。
自分なりに色々と考えている瑠衣と色々お話して「よいお友達」になった主人公はそれを了承した。


222 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 15:22:33.83 ID:3PIZ2FYN0
瑠衣と分かれた後に聡子からメールが届く、阿倍野優を発見して交戦中で主人公に救援を求めてきた。


街中で聡子と優が激突していた。
聡子はカゲヤシを人間の平和を害する化け物と断定し、根絶したい意思を隠さない。
優は人間こそカゲヤシを脅かす敵だと言い切り、自分達の生存のために人間と戦うと言い返す。
主人公が到着すると優は2対1では不利といい逃げ去り、聡子も主人公に礼をいい帰る。


その後は師匠の暇つぶしの相手をしていたら「アイドルの脱がし方」を教わる。もうアイドルに使えといわんばかりに。


そしてマスターから色々長文のメールが届いた。
・瑠衣が姉達を追って姿を消したので探してほしい
・たしかに姉達と瑠衣はソリが合わなかったが今までは合わせていた。しかし主人公と話して自信がついたか姉を止めようとしたのかも
・瑠衣の姉は北田瀬那と北田舞那という。秋葉原で名前を売るために地元アイドル「Dirty Bloody Princesses」通称ダブプリとして活動して
今は秋葉原を席巻してメジャーデビューも近いというレベル
・ダブプリはシークレットライブとしてファンをこっそり密室に集めてそこでまとめて吸血する計画を何度か行っており
たぶん今回のイベントを瑠衣は止めようと行ったと思うので主人公は瑠衣を助けてほしい。


UD+のシークレットライブ会場に入るためにチケットを入手するためにゴンを尋ねる。
ダブプリに熱を上げてるゴンはチケットを入手していたが、ずっと昔からダブプリに熱を上げていたゴンが
初めて手に入れたシークレットライブのチケットを譲るわけがなかった。
ダブプリがカゲヤシでライブが吸血のための罠という話も信じない始末。
しかし大金を積めばそんなライブチケットも売るダフ屋の情報を教えてくれた。
本当に値段が高いが、女性客である条件を飲めば安く売ってくれるらしい。
主人公はダフ屋に大金を払うか、女装してサービス(脱衣)かのどちらかをやってチケットを入手。


ライブ会場に入った主人公は異様な光景を見る。
たしかに素晴らしいステージだが、激しい曲を繰り返し客をどんどん煽っていく
まるで客全員を疲れさせることが目的かのように。ゴンもすっかり熱狂している。
主人公は瑠衣を見つけ、マスターが心配していたことを告げた。
瑠衣は主人公に詫びた後に観客たちを救う計画を打ち明ける。
ダブプリはライブで観客を目一杯疲れさせた後に、別の密室でファン交流会として連れ出しそこで吸血するという。
そしてライブ会場から交流会の会場までは手下のカゲヤシが誘導員となってに案内させるため、
二人でそいつらを始末して誘導員に成りすまし観客を違う場所に連れ出して後はでまかせを吹き込んで解散させれば観客たちは助かる。
みごとその作戦は成功した。後は本来のファン交流会会場にいるであろうダブプリたちだ。


223 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/23(月) 15:23:14.90 ID:3PIZ2FYN0
ひとまずここまで


224 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/25(水) 01:15:19.56 ID:O6jlumw50
乙です
このゲームルート分岐あるらしいけどいわゆる正規ルートを書くのかな


225 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/25(水) 02:26:13.99 ID:6uAYmDQi0
NIRO、カゲヤシ、共存ルートの三つは書くよ


226 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/26(木) 01:50:37.80 ID:7Yl3/JfQ0
サラさんが何かサービスをすると請求書を送ってくるなんて設定あったっけ?


227 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/27(金) 00:29:49.16 ID:APLlgH3H0
>>226
CDドラマ

 


229 :Akiba's Trip つづき 2016/05/28(土) 04:25:35.33 ID:wPg7K9aq0
本来の吸血する予定の場所である公園でダブプリの二人が不審がっている。


舞那「一体全体何がどうなってるの?スタッフもあのバカたちもみんないなくなるなんて」
瀬那「やっぱり変ね。UD+にも交流会会場にも誰もいない、連絡もつかないなんて」
舞那「きっとスタッフの部下たちがバカ達の誘導場所を間違えたのよ!」
瀬那「舞那、2つあなたに忠告する。一つ、この状況はおかしい。部下が誘導場所を間違えたにしても
その部下とも連絡がつかない理由にならない。もしかしたらNIROが介入を…」
舞那「まさか、連中はあたし達にはまだ感づいていないはず…それに…そうだとしても
NIROの連中が人間を助けたりするはずないじゃん。あいつらアタシたちを殺すことしか考えてないもの」
瀬那「何にでも例外はある。あたしたちにおける瑠衣のように、異端児がいる可能性もある」
舞那「あいつは異端児っていうか単にママに甘えてるだけよ…いくら次の…」
瀬那「ストップ。聞かれるとまずい。そして忠告2つ目、例え人間であっても私達の歌を楽しんで聞いてくれた相手をバカと呼んではいけない。
彼らのおかげで私達は秋葉原に限っては無類の人気を得ることができた。私達も彼らと一緒に歌うのは楽しい」
舞那「ば…バカって言うのは…その…愛情表現よ!」


何でも彼女達もアイドルとして歌や踊りを楽しんだり、ファンと心を通わせることは好きらしい。
だがそれらよりも妖主たる母の意志が彼女達にとって優先すべきことだった。
ファン達は好きだが、人間として生まれた以上しかたないし死んでもらうつもりだという。
そこへ現れた主人公に二人は声をかけた。主人公はいろいろごまかそうとするも結局バレて戦闘になる。
瀬那の方は自分たちの同胞のカゲヤシは全て顔を覚えているらしい。


瀬那「みたところただの人間じゃないわ。NIROお得意の簡易カゲヤシ化をした強化エージェント。あれなら脱がして灰にする方が早い」
舞那「あたしたちの同胞の血を…最低の人間共め」


幹部としては最高位である姉妹と激闘の末どうにか追い込んだ主人公だが、二人はまだ戦意を捨てていなかった。
舞那「こいつはただカゲヤシ化されただけのエージェントじゃない。何かもっと…」
瀬那「まさか…優がいっていたあのエージェントなのか…?瑠衣の血を得たという…」
舞那「アイツの!?それで?ただのエージェントだと思って油断しちゃったなぁ…くそぉ」


だが姉妹はあくまでママの…妖主のために生きることにしか執着はなかった。
主人公の返答に関わらず自分の死もいとわずに挑みつづけようとするダブプリたち。


230 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/28(土) 04:25:59.11 ID:wPg7K9aq0
そこへ一人のカメオタが現れる。たまたまライブ会場からふらふらと公園に来たゴンであった。
そこでゴンは発見する、主人公の前であられもない姿で呼吸も荒いダブプリの二人を。


ゴン「これが本当のファン交流会?中止になったって聞かされてたけど、こ、ここまでシークレットだったなんて!?
たしかに表のイベントじゃできない本気の出血大サービスだ!!」
舞那「ちょっ、な、え?やめて、撮らないで!!」
ゴン「シャッターを押す手が止まらない!」
瀬那「コ、コラッ、やめろ、撮るんじゃない!き、君はなんなんだ!?」


ダブプリは撮られながらもゴンを引き倒して人質に取った。


瀬那「どうやらエージェント、この男と知り合いのようだな」
ゴン「ま、まさか、本当にダブプリってカゲヤシなの?」
舞那「エージェント、この子にひどいことはあたしもしたくない」
ゴン「そ、そうなんだ…カゲヤシなんだ」


ダブプリの二人に踏みつけられて少し嬉しそうに、しかし大きなショックを受けるゴン。
だがゴンは、ダブプリがカゲヤシでしかも自分を人質にとっていても役にたてて嬉しいと言う。
主人公のことや事情を知っているがそれでもなおダブプリが好きだと言った。腹に二人の踵がめり込んだ状態で。


それを聞いて何か考え込んだダブプリはゴンを開放し、主人公と再戦しようとするが、なんとゴンがダブプリの側に立った。


ゴン「ご、ごめん…ごめんよ主人公くん…で、でも…」


主人公もこれ以上の戦闘をしたいわけではなかった。
瀬那「情けをかけるつもりか、人間のエージェントの分際で」
舞那はゴンからカメラを奪いとって
「カメラは明日の朝、データを消した上でこの公園に置いておく」
ゴン「そ、そんなあ!」
舞那「当たり前でしょ!撮影許可出してないんだから!このバカっ!今のはノー愛情表現よ!」


逃走する二人をそのまま見逃す主人公。ゴンはそのことを謝ったが、もともと主人公にそこまでダブプリたちを追い詰める理由があるのだろうか。


瑠衣からメールが届く、瑠衣も首尾よく作戦が完了したこととダブプリを撃退したことを賞賛していた。
一度痛い目にあった以上ダブプリも少しは活動を控えるだろうということだった。
ただしダブプリは母親に電話で連絡をしているらしい。単に失敗報告や説教を受けるだけではないと思うが…。


続けて聡子からもメールが来る。瀬島からの情報で、カゲヤシのトップである妖主が関東に移動をしたらしい。
おそらく妖主が向かっているのはここ秋葉原だと推定されていた。


231 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/28(土) 04:26:15.52 ID:wPg7K9aq0
自警団の秘密基地で待つ聡子に会いに行った。聡子はサラの入れるお茶がお気に入りらしい。
そしてサラはどうやら聡子をメイドカフェやその文化の素養があると考えているらしい。
メイドとして働いてみる気はありませんかお嬢様?と勧誘するサラ。
サラに師匠と同じ雰囲気を感じて警戒する聡子。そこへ主人公がやってきた。


いくつかの情報を再確認した。妖主が最精鋭の護衛を伴って秋葉原に向かっている。
妖主は強敵だがNIROも今まで彼女の追跡に主力のエージェントを向かわせていたので
それらを含めたNIROの全力を秋葉原に集中させて決戦になるらしい。
穏健派のカゲヤシと通じているサラがNIROやカゲヤシについての疑問をぶつける。
いくら国家機関とはいえカゲヤシの生態や情報をどうやって掴んだのかと。
現れた瀬島が答えた。もともとカゲヤシは妖怪の一種として扱われていた以上各地の伝承にいくらでも残っているが、
実用に足る資料は戦前ごろ、あるルートから手に入れたものだという。しかし研究機関とも交流のあるNIROは設立から数十年も経っている。
その間ただカゲヤシと討伐ばかりしていたわけではなく、何匹もカゲヤシを捕獲して「吐かせた」情報を活用していると答えた。


主人公はかつて自分がパンツ一丁で拘束された牢獄のような部屋を思い出した。
カゲヤシを魔物か実験対象としか扱っていない瀬島にサラは嫌悪を示すが、瀬島は逆にサラをいぶかしむ。
どうやら肌を触ると人間かカゲヤシかを見分けられるらしく、サラが人間と確信した上で話を進める。
今までNIROが捕獲していた「サンプル」が数体いたが、不慮の「事故」で全て死んだらしく新しいサンプルの捕獲が必要らしい。


理由は君だよ。と瀬嶋は主人公を見て言った。NIROは捕獲したカゲヤシから血を抜き取りエージェントに飲ませていた。
そうしてカゲヤシ化させて強化したエージェントに脱衣の技を与えてカゲヤシ討伐に使っていたという。
カゲヤシの血を飲んでカゲヤシ化すれば老いは止まり、身体能力は飛躍的に上昇する。
しかし一般のカゲヤシの血では本来のカゲヤシよりも劣るレベルでしか上昇せず、効果もすぐに切れるのに
妖主に近い眷族の血を飲んだ主人公は今までのどのカゲヤシよりも強くなり、普通ならとっくに効果が切れるはずの今もまだ力を保っていた。
瀬嶋は妖主を追撃するために最強のエージェントたちを向かわせていたが、そいつらの分の血を確保するために
捕獲したサンプルから血を抜き取っていたものの、やりすぎて殺したらしい。


※秋葉原に従来いるエージェントには血を与えていない。現状はで秋葉原にいる幹部達以外のカゲヤシの個々の力は弱く、
数の力で攻めれば普通の肉体のエージェントでも戦えるため、限られた血は妖主追撃する者に優先させる作戦だそうだ。
また聡子はカゲヤシを本気で嫌っているらしく、戦闘に有利であっても血を飲んでカゲヤシ化するのは拒否していた。


ドン引きする自警団一行にもまったく気を止めず瀬島は話を続ける。
主人公のケースを見てどうせ血を確保するなら妖主に近い者が良いが、いちばん与しやすそうな相手として森泉鈴に目を付けた。
幹部の中では一番下ではあるが捕獲すればまともな情報は得られるだろうし、
妖主と決戦を控えている時だからこそ血を確保しておきたいとのことだった。


もちろん全員は気乗りしていなかったが、瀬嶋は金や他の手段での報酬は惜しまないといい、特に主人公については拒否させるつもりはないようだ。


232 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/28(土) 04:26:37.40 ID:wPg7K9aq0
さらに瀬嶋は気になることを主人公に言う。部下にカゲヤシの血の摂取は強制していないことや、
カゲヤシの血を飲んだ人間はたしかに優れた肉体を得るが、血は麻薬のような中毒性もあるという。
血を飲む事で老化停止や心身向上が著しいが、それゆえに効果が切れたときの不快感がすさまじいそうだ。
体が一気によぼよぼの老人となったかのような不自由さと不愉快さが走るという。


瀬嶋「それまでのただの人間に戻るだけなのにな…。君も気をつけたまえ。いくら妖主の眷属の血とはいえそろそろ効果が切れてくるはずだ」


なお、ある程度の濃度の血を継続して飲み続けていれば、人間であってもカゲヤシの血が定着してしまう可能性があるという。


一度解散して鈴捕獲作戦に乗り出すNIRO一行。実行をためらう主人公たちに聡子は語る。
自分も昔は悩んだそうである。人と同じ姿で同じ言葉を話す人々を灰に返すことは心が痛んだと。
しかし瀬嶋に相談した上で自分でも考え込み、今のようにカゲヤシと戦い続ける道を選んだそうだ。
そして聡子は主人公に述べた。主人公にとってきっかけとなった友人が阿倍野優に吸血された時のことを思い出してほしいと。
明るい未来が約束された若者たちが、カゲヤシの吸血のために太陽の下に出ることすら恐ろしくなるほどに
肉体と精神を脆弱にされてしまっており、その被害者は増え続けていること。
故意にこんなことを行う者たちを悪と呼ばずに何と呼ぶのかと。少なくともこんな悲劇が起こらなくなるまでは聡子は戦うと答えた。
彼女は主人公にとつとつと語り、そうやって話すことで自分の意識も再確認したらしい。


主人公の思惑がどうあれNIROは森泉鈴の捕獲作戦に動く。
なお彼女は非常に大食いであり、かつてサンボの牛丼大盛りとラーメンとゴーゴーカレーのメジャーカレーを平らげた後に
シメとしてごはん処あだちに向かうところを目撃されて騒ぎになったことがあり、今回も別にNIROが動く前から
ぽつり。に大食いのゆるふわ少女が目撃されているレスが踊っていた。


NIROの包囲網に引っかかり、公園へ逃げ込んできた鈴の前に立ちはだかる主人公。


233 :ゲーム好き名無しさん 2016/05/28(土) 04:27:05.25 ID:wPg7K9aq0
だいたいこの辺でストーリーが分岐してくる。これまでも選択肢でキャラの好感度変更があったりするが
この鈴捕獲作戦あたりでルートを確定する選択肢が出る。
とりあえずは次回はNIROルートを書いていく。

 

235 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:25:49.79 ID:BwNa+ofg0
公園へ逃げ込んできた鈴の前に立ちはだかる主人公。


鈴「ウソ…嘘ですよね?サラさんの紹介にもあったし、瑠衣ちゃんもこの人は信頼していいって…それなのに…」
しかし主人公は鈴を見逃さなかった。


鈴「…うっ、じゃあ、なんですか、サラさんやあたし…いえ瑠衣ちゃんまで騙してたってことなんですか…。そんな…ひどい…うぅっ」
主人公は嘆く鈴を行動不能にして瀬嶋に引き渡す。


鈴「この人でなし!そうやってみんなを裏切って…人間はみんなそうだ!妖主様が言っていた通りだ!
みんな!みんなみんな人間は、あたし達を!うあぁぁああぁぁああぁあぁあ!!」


泣き喚く鈴に蹴りをくらわせて黙らせる瀬島。止める聡子に対し血さえ得られれば他はどうでもいいと返す。
手早く鈴とその側近を拘束して運び出される。彼女たちはこれから死ぬまで血を抜かれ続ける運命なのだ。
瀬嶋は主人公の働きぶりを褒めつつ金を握らせて立ち去った。


236 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:26:11.88 ID:BwNa+ofg0
しばらく後に聡子からメールが届く。いよいよ妖主が秋葉原に到着するため瀬嶋やNIROの総力で迎撃を行うとのこと。
主人公も聡子とともに秋葉原駅に向かうと、妖主たちは娘二人を従えて堂々と駅から出現した。


妖主「出迎えご苦労、NIROの犬ども」
瀬嶋「久しぶりだな」
妖主「そうね…お互い変わらないわね」
妖主は同胞の血を吸って老化を防いでいる瀬嶋に皮肉を返し、そして横にいる主人公を見つつ瀬嶋に言った。
妖主「あなたみたいな恥知らずでも友達は作れるのね」
瀬嶋「年の離れた友人というのも悪くはないさ」


瀬島は鈴をさくっと捕獲した主人公を買っていると言うが、妖主は瀬嶋が他人を褒めることに驚いた。
二人はずいぶん昔から知り合いらしい。色々と含みがある会話をするが、
所詮我々はバケモノと、それを狩る人間でしかないという。


妖主の脇に控えていた舞那が激昂するが、瀬那がたしなめる。
しかし瀬島はダブプリのことを知らなかった。妖主に新しい娘なのか?と尋ねる。
聡子「あの二人は…たしか秋葉原で有名なアイドルです」
瀬島「ほう…すると君は毎日のようにあの二人の顔を見ていながらカゲヤシとは気づかなかったわけか」


ダブプリは主人公と戦った時点で、自分達の正体がNIROにバレていたものと覚悟しており
この瀬島たちの反応を不審に思うが、
妖主たちの会話によってそのことを考える余裕はなかった。


237 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:26:54.75 ID:BwNa+ofg0
妖主はそれでこのまま秋葉原駅前の雑踏の中で数十人単位で乱闘を起こすつもりなのかと聞くが、
瀬島はそのつもりはないがそちらの態度次第だと返す。しかし続けて妖主に尋ねる。
なぜ秋葉原で引きこもり計画などという遠大すぎる計画を考えたのか?何か裏があるのか?と
そして次の妖主はそこの姉妹のどちらかなのかとも聞く。
妖主は回答に答えずに立ち去ろうとしたが、そこで優が現れて不意打ちで瀬嶋たちに攻撃をしかける。


優は妖主や娘たちには知らせず独断で瀬嶋を仕留めようと考えた。
不意打ちで聡子は倒せたものの、瀬島には軽くあしらわれる優。


この一撃がきっかけて全面対決かと思われたが。そこで瑠衣とマスターも現れた。
どうか戦闘をやめてほしいと懇願する瑠衣をみて瀬嶋はいぶかしむ。
余計な事を言うなと妖主は瑠衣に叫ぶが、瑠衣とマスターは応じない。


瀬島はその会話から瑠衣こそが次期妖主と見破り、しかも優も勝ち誇ってそれを肯定する。


瀬嶋「指揮系統からも外れた末妹が次の妖主か。我々の眼を欺くためとはいえよくやる」
優「どうせテメエはここで死ぬんだ!誰が次期妖主かなんて知っても意味ねえよ!」


瀬島は優を軽く一蹴した。
「無能な敵は時として有能な味方よりも役に立つものだな」
妖主「馬鹿が…」


さすがにこんな往来で戦闘すればカゲヤシもNIROも無事では済まないと瑠衣は瀬嶋を説得する。
あくまで平和的に解決しよう。ここでの対決は避けた上で
その後のNIROとカゲヤシの抗争も少数の代表者同士の話し合いで解決を図りたいと告げた。
瀬嶋は思うところがあったが了承し、ひとまずの戦闘を避けることにした。


妖主やマスターは交渉をまとめた瑠衣を感心しつつ、優のアホぶりをなじる。


あくまで一対一の話し合いとして、瀬嶋と瑠衣だけの交渉の席を持つということで二人は去っていった。
しかし瀬嶋は裏で聡子に「瑠衣の捕獲」の指示を出す。主人公もその任務に加わることになった。


238 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:27:22.44 ID:BwNa+ofg0
瑠衣はトップ同士が交渉する場所とは思えない陰気な場所に案内されていた。
かつて主人公が初めて瀬嶋たちに尋問された牢獄である。


不審に感じた瑠衣に聡子が「NIROはバケモノと交渉などしません」と告げる。
驚愕する瑠衣に聡子はあなたの考えはあまりにも幼いわ、と続ける。
交渉に乗るふりをしておけば次期妖主の瑠衣を抑えつつ民間人を巻き込まずに妖主を潰せる。
今頃は瀬嶋や本隊が妖主の攻撃準備を整えているわ、と。


瑠衣は本気で人間とカゲヤシが平和的に共存の道を歩めば誰も争う必要は無くなる、
瀬島も妖主も話せばそれをわかってくれると信じていた。
最初から瀬嶋は話し合いなどする気がないことをようやく悟り絶望する瑠衣。
瑠衣「主人公…あなたもそう思うの?」
主人公は今まで瑠衣や穏健派のカゲヤシのことを大事に思っていた。
しかしそれよりも守りたいものは秋葉原の平和と、今も廃人同然になってしまった主人公の友だった。
主人公の返答に衝撃を受ける瑠衣。


そこへ優が乱入して聡子を蹴散らし、不意打ちでそのまま主人公も昏倒させる。


妖主は最初から瀬嶋のことを信用などしておらず、瑠衣が瀬嶋に交渉を持ちかけた時点でこうなると確信していた。
そこでひそかに優に命じて窮地に陥った瑠衣を助けるように命じていた。


かつて独断で優が瀬嶋を襲って返り討ちにあったのは妖主も想定していなかった間抜けな行為だが、
そんな醜態を瀬嶋やNIROたちの前で晒し、味方の妖主からも「この無能」と罵倒された優が
まさかその直後に単独で瑠衣救出の命令を受けて活動することは盲点であり、
妖主は故意に優をNIROたちの前で強調して無能と罵倒していたのだった。
それによりNIROの優へのマークが薄くなり、その結果として優は気付かれずに瑠衣を救出できたのである。
さらに妖主は瑠衣が人間との融和を考えていることも知っており、あえてこの状況に追い込んで
人間は信頼する価値がないということを次期妖主たる瑠衣に知らしめようとした。


239 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:27:53.55 ID:BwNa+ofg0
優「瑠衣、これが人間たちのやり方だ。もうわかったろう。空と海の色は同じでも、決して交わることはない」
瑠衣「……」


NIROは様々な人材がいるが、カゲヤシ化エージェントのふりをして潜入したカゲヤシのスパイもいれば
逆にもともと人間で正規のエージェントだがカゲヤシ側に寝返った者もいる。
そんなNIRO内のスパイと協力して優と瑠衣は逃走する。


かつてはれっきとした人間だったが、カゲヤシに加わり肉体もカゲヤシ化した者たちが迎撃に現れた。
だが主人公はかまわず皆殺して優と瑠衣に追いついた。


優「へへへっ、しかしお前悪くない犬だよな。何度蹴飛ばしても噛み付いてくる。だがこれで最後だぜ」
「カゲヤシと人間っつうよりは、男の戦いってか?」


優は瑠衣を逃がすために、一対一で"NIROの犬"と最後の戦いを始める。
主人公にとっては友人と自分を修羅の道に引き込んだ因縁の敵、
優にとっては瑠衣や仲間たちを根絶する最強の敵、その決着が付いた。
優「ちきしょう…負けちまった、しかし、悔いはねえ。も、もしお袋に会うことがあったら伝えてくれ」
「へ、へへへへ…デキのわりぃ息子ですまねえ…ってな…あ~結局、俺は…」


最後の最後まで家族や同族を守るために戦った優。
しかし主人公は瑠衣を見失ってしまったため聡子とNIRO本隊に合流する。


240 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:28:22.59 ID:BwNa+ofg0
駅前でNIROとカゲヤシの主力が大激戦を繰り広げており、瀬嶋が指揮をしながら聡子や主人公の報告を聞いていた。
まさかNIRO内にカゲヤシのスパイがいたということや、
優を陽動に利用した上で瑠衣を逃がすためだけの捨て駒にした妖主の策略に瀬嶋は舌を巻く。
しかし逃走した瑠衣はカゲヤシ側にも戻っておらず、カゲヤシたちも瑠衣を捜索しているらしい。


瀬嶋「どうやらあの夢想家のお嬢様はその夢が破れて行き場を失ったようだ」


なんとしても先に瑠衣を確保しろと瀬嶋は命ずる。探すあてはないのだが、
主人公ならなにかできるんじゃないか?と意味深に瀬嶋は言う。


主人公は自警団アジトへ一度帰って相談する。自警団メンバーも秋葉原中での大乱戦に動揺していた。
主人公の説明を聞いて自警団員も嘆息する。


相談した結果。なんとしてでも先に瑠衣を探し出そうとする自警団だった。
主人公はすっかり顔が知られているためにアジトで待機して普通の人間で目立ちにくい自警団たちが捜索することになった。
しかし逆に言えば普通の人間のままカゲヤシとNIROが殺しあってる街中を歩き回るという危険な行為をすることになる。


ヤタベ「いまやNIROとカゲヤシたちがあちこちで暗闘しあって大変な状態だ」
サラ「一刻も早く瑠衣さんを探さなければなりません」
ノブ「どう考えたってどちらかが滅ぶまで殺しあうよりは話し合って和平の方がいいのにな」
ゴン「怖いけど、瑠衣さんを探さなきゃ…ひとりぼっちでいることや人間不信の辛さと怖さはボクもよく知ってる」
瑠衣のために恐怖を推して探索をする自警団員たち。


241 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:29:01.59 ID:BwNa+ofg0
待機する主人公にヤタベからメールが届いた。
マスターが今回の件で本気で怒っており、ヤタベの説得も聞かずに主人公を狙っているらしい。
鉢合わせしないように逃げろというメールだったが、すでに遅かった。
アジトを出たところでマスターに見つかってしまった。
説得するヤタベを行動不能にしてから詫びるマスター。そして主人公に辛らつな言葉を吐く。
「君は瑠衣を守ってくれる、そう思ったんだが…私たちはどうやらうまく利用されていたようだな。
それとも、君自身も利用されていた……実際はそんなところなのかもしれないな」


主人公が利用されていた?誰に?しかし今更もうどうでもいいことだった。
マスターにとっても、命より大事な瑠衣を主人公が傷つけたことに変わりはない。
両者ともにほかの道もあったかもしれないが、もう引き返すことはできない。
主人公とマスターは戦い、そして主人公が勝った。


マスター「…瑠衣……逃げろ…」
ヤタベ「マスター…なんということだ。瑠衣さんを守ろうという気持ちは同じだったはずなのに」


主人公もマスターも自警団も瑠衣を守りたかったはずではなかったのだろうか。なぜこんなことになったのだろう。
動けるようになったヤタベは、サラが瑠衣を公園で見かけたという連絡を主人公にする。


ヤタベ「君は結果的に瑠衣ちゃんを傷つけたのかもしれない。しかし、君にも事情はあったはずだ。
私のことは大丈夫だ。行くんだ、君が決着を付けるんだ」


242 :Akiba's Trip NIROルート & by CDドラマ 2016/06/07(火) 09:29:47.36 ID:BwNa+ofg0
かつて二人が始めてちゃんと言葉をかわし合った芳林公園で主人公と瑠衣は再開する。
ここに主人公が現れたことで、すでにマスターも散ったことを瑠衣は察した。


瑠衣「人と共に、ひっそりと生きていたい。人間みたいに生きていたい。ただそれを夢見ただけだったのに……」
「それってそんなに難しいことなのかな…?私は…人間の自由に憧れた」


瑠衣が初めて秋葉原に来たころ、街中で一人の少女と出会った。
亜沙子というその少女はITウィッチまりあのコスプレでアキバを歩くのが趣味の、よく訓練されたオタ少女だったが
浮世離れした瑠衣にも偏見なしに接してくれて、秋葉原の街を案内してくれた。
初めて瑠衣は人間の友達を得て、秋葉原を知った。ずっと亜沙子のような友達と一緒に秋葉原で生きたかった。
今は自分たちの秘密を話せないがいつかはカゲヤシも人間も関係なく仲良くできると信じていた。
亜沙子は瑠衣が人間でないなどとは知る由もなかったが、きっとそれを知っても気にしなかっただろう。
来週の休みは瑠衣ちゃんもコスプレをしよう、瑠衣ちゃんなら相原ナミのコスが似合うよと言った亜沙子。
しかしそれは叶わなかった。待ち合わせの場所に行った瑠衣が見たのは救急車で、
搬送されたのはカゲヤシに吸血されて廃人となった亜沙子だった。
人間との絆などを深めさせないように妖主の命を受けた姉たちによって何の罪もない少女が犠牲になった。
その事実を知った瑠衣は長い間泣き続けた。
その時から瑠衣はカゲヤシたちの正義に無条件で同意はできなくなった。
そして本当に人間とカゲヤシは相容れぬものなのか疑問を持つようになった。


瑠衣「人間の多様性に、豊かな想像性に、自由な行動力に、」
「いつか自分たちもそうなれないかって、そう思うようになっていった」
「そしてあなたと出会い、秋葉原のみんなに会って、もしかしたらって…」
「でもやっぱり、無理な夢。できっこない夢だったんだ」


あの時、瑠衣は死にかけた主人公を発見する。もう二度と身内の手で人間が犠牲になるのを見たくはなかった。
そして自分の血を分け与えた主人公はとても優しい人物で、彼と一緒なら
人間とカゲヤシの共存はできるのではないのだろうか、と考えるようになった。


243 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:31:19.62 ID:BwNa+ofg0
瑠衣「結局私たちはカゲヤシで、どうしようもなく化け物で、キミ達は人間で…」
「母さん達はとっくにそれに気付いていたんだ。無理だって、できっこないって」


しかし瑠衣は思い出していた。あの時、主人公だけでなくその友人も優の手にかかっていたことを。
結局カゲヤシに噛まれて引きこもりになった人間を治す術は今もわからない。
瑠衣は亜沙子を廃人にされた悲しみは今も忘れることができない。
たった数日過ごしただけの亜沙子を失ってこれだけ悲しいのなら、
もっと長い付き合いの友人を同様にされた主人公の悲しみはどれだけ深いのだろうか。
たとえ主人公が自分を騙して復讐したとしても、瑠衣は憎むことはできなくなった。


瑠衣「…はぁ。もうどうしていいか、わからないや」
「ねぇ、終わりにしよう?もう全部、何もかも、私も、キミも、全てを灰にしちゃうぐらいにさ」
「この夢から目覚めたら…どんな気持ちになるのかな。」


主人公も決して瑠衣を憎かったわけではない。しかし瑠衣と主人公の両者には背負っているものが多すぎた。


瑠衣「…ねぇ、私のこと、少しでも可哀想だとか哀れだとか、」
「ほんの少しでもいいから、好きだと思ってくれてるなら…」
「全力で戦って…!せめて…キミの手で…!!」


明るく照らす太陽と青空の下で全身全霊をかけて服を脱がし合う主人公と瑠衣、悲しくもどこか美しい脱衣勝負が終わった。


瑠衣「どうせならもっと早く、こうしていれば良かったよ…そうすれば少しは早く生まれ変われたかもしれない…」
「でもそうしたら、キミに、会えなかったね…難しいなぁ…」
「…ねぇ、私、生まれ変われたら…みんなと…いっしょに…そうすればきっと…ずっと…いっしょに…」


最後の最後まで主人公たちへ恨み言の一つも言わず、人間への希望も捨てずに消え去った瑠衣。


244 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:32:03.66 ID:BwNa+ofg0
※カゲヤシの妖主は次期妖主と決めて生んだ自分の子供にのみ自分の母乳(妖主の血)を与えてずっと育てる習性があり
そうやって誕生からずっと妖主の血を飲んで育った子にのみ妖主の力が受け継がれる。
つまり妖主が最初から瑠衣のみをそうして次期妖主として育てていた以上、
瑠衣が死んでしまったからといって瀬那や舞那や優のような他の子が代わりの妖主になることはできず、
妖主があらためて新しい子供を生んで次期妖主として育てない限り(それが可能なのかも不明だが)
カゲヤシの妖主はこの代で途絶えることになる。


自警団のメンバーにすべて報告した主人公。


サラ「そうですか…瑠衣さんはそんな最期を…」
ヤタベ「カゲヤシたちがあんなことになった以上覚悟はできてたのかもしれないね」
ノブ「かくして秋葉原の平和は守られた。しかしそれは犠牲を持って贖われた…ってところか」
ゴン「ぐすっ…それに…ダブプリも…」
自警団の皆はは主人公を責めることはできず、ただ瑠衣の冥福を祈るだけだった。


話を聞いていた聡子が現れた。聡子は瑠衣の死に消沈する皆を慰めつつ
NIRO本隊がカゲヤシの本拠を制圧し、妖主を捕獲したことを報告した。もう秋葉原は安全だという。
妖主がNIROの手に落ちた今、他のカゲヤシたちも時間はかかるがいつかは滅ぶということ、
そして妖主の体を研究することで、主人公の友人のようにカゲヤシに引きこもりにされた者の治療の手がかりもきっと得られる。


腑に落ちない面もあるが、少なくとも友人が元に戻るのであればここまで戦い抜いてきたことにも意義がある。
ヤタベはマスター、サラは穏健派のカゲヤシたち、ゴンはダブプリ、そして主人公は瑠衣…
ほとんどの人間が大事な人を失ったが、それでも前に進んで行かなければならない。


245 :Akiba's Trip NIROルート 2016/06/07(火) 09:32:38.99 ID:BwNa+ofg0
そして…しばらくの年月が経った。
主人公はカゲヤシの血が抜けて普通の人間に戻り、完治した友人とまたアキバでオタクライフを過ごしている。
ノブも彼らと一緒に楽しくやっている。ゴンもダブプリを失った傷も徐々に癒えてまた新たなアイドルを撮るように。


そんな主人公たちはサラに呼び出されてメイドカフェにやってきたところ…。
聡子「メ、メイド喫茶、エディンバラです。よろしくお願いします」
なんとネコミミメイド服でチラシを配る聡子の姿であった。


あのお堅い聡子がメイドをやっていることに驚愕する一同。
なんでもカゲヤシを化け物として討伐することにのみ執念を燃やしていた聡子だったが
そのカゲヤシがほっといても滅びるレベルまで壊滅してしまい、
尊敬していた瀬嶋もなぜか姿を消してしまったという。
カゲヤシと瀬嶋のためだけに全てを燃やして戦ってきた聡子が、その両方が突然消えてしまい燃え尽き症候群のようになった。
そこで何か新しい生きる道を探していたところでサラに薦められてこの道に入ったという。
サラは聡子を見たときから磨けば光ると確信してメイドとして引き込んだそうだ。
弱みでも握ったのか…と怪訝に思う主人公たちであったが、まんざらでもない聡子だった。
結局みなでお店にいき、聡子の初のお店でのご奉仕を受けることになった。


自警団や聡子と歩いている主人公はふと視線を感じて横を見た。
そこは全ての始まりの路地裏だった。優に襲われ、倒れた友人を発見し、そして彼女と出会った。
その路地裏にいる一匹の黒猫が自分を見つめていた。


??「にゃお~ん」
主人公「……?この子猫…どこかで…」
??「にゃぁん?」
主人公「…ひょっとして……」
ノブ「お~い、早く来いよ~」
主人公「まさか、ね」


Akiba's Trip NIROルート END


246 :ゲーム好き名無しさん 2016/06/07(火) 09:33:00.87 ID:BwNa+ofg0
以上Akiba's Tripのストーリーは大きく分けて3ルートのうちのNIROルートはこれで終了。
NIROルートは瑠衣のようなヒロインや感情移入できるキャラを根こそぎ手にかけて
いかにも怪しい瀬嶋が一人勝ちするルートのためにバッドEND扱いされることが多いが、
主人公の友人が確実に迅速に治ったという描写があるのはこのルートのみであるため
何でもかんでも失ってばかりとは限らないのが面白いところである。
残りのルートは近いうちに。

 

262 :Akiba's Trip2016/06/15(水) 13:12:26.86 ID:S0aRN7EY0
Akiba`s Trip >>232の続きだよ。


263 :Akiba's Trip2016/06/15(水) 13:12:49.69 ID:S0aRN7EY0
公園へ逃げ込んできた鈴の前に立ちはだかる主人公。


鈴「ウソ…嘘ですよね?サラさんの紹介にもあったし、瑠衣ちゃんもこの人は信頼していいって…」
主人公は恐怖に怯える鈴をそっと逃がし、追ってきた瀬嶋や聡子をごまかし、鈴捕獲作戦は無事(?)失敗した。
聡子「秋葉原は一筋縄では行きませんね…どうやら私達が把握していないルートがあったようです」
主人公がNIROに怪しまれることはなかったのだが、鈴を護衛していた末端のカゲヤシたちを捕獲し、
そいつらの血でしばらくはまかなえるということだった。


瑠衣からメールが来た。内容は鈴を助けてくれたことへの感謝や
(捕まったカゲヤシは穏健派ではなく鈴を監視していた側だったらしい)
母である妖主が秋葉原へ来ることになり、カゲヤシたちはその出迎えやNIRO対応でてんてこまいだということ、
そのせいで瑠衣たちに常に付いていた監視が解かれて今なら自由に動けること、
引きこもり化計画が頓挫しかけており、計画の変更も検討されている。
場合によってはカゲヤシ達も秋葉原を離れるかもしれないこと、
だが瑠衣たち穏健派は秋葉原を気に入っており、その場合は妖主に逆らってでも残るつもりであること、そして


「また、会えないかな?色々話したいこともあるし、今回のお礼もあるし、
母さんが到着したら次に会えるのがいつになるかわからないし…君の顔もみたいし。どう…かな?」


まさかのデートのお誘いである。うきうきで応じる主人公。


264 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:13:23.83 ID:S0aRN7EY0
主人公は瑠衣の呼び出しに応じて屋上に会いに行った。
瑠衣は色々話したいことがあったそうだが主人公の顔を見ると全部飛んでしまったらしい。
とりあえず主人公が色々と尋ねる。
現在はダブプリが中心で妖主の出迎えや残存兵力の集中と再編成をしているらしい。
そしてカゲヤシ一族の生態について教えてもらった。
カゲヤシは妖主を中心とした蟻のような集団であり、女王蟻である妖主がどんどん子供を産み
その子たちは生まれた時から母親と引き離して組織の幹部として必要な教育を行う。
基準はわからないが次代の妖主として決めた子に限りずっと妖主が直接母乳を与えて育て続ける。
母乳は血を濾した成分であり、そうやって生まれた時から妖主の血を飲んで育った子にのみ
次の妖主になるための力が受け継がれる。母親を慕う子供たち(特にダブプリ)が瑠衣を妬むのはそれが一因。
(といっても姉弟たちは本心から嫌いあっているわけでもなく皆でアキバ見物したりしているが)
また妖主の夫になるのはカゲヤシでも人間でもどちらでもいいらしく、瑠衣の父親は人間だそうだ。
瑠衣の記憶では父親は暖かい人間で、主人公と少し似ているという。
だがその父親が原因で妖主は人間を憎むようになったという。
堅苦しい話が終わった後で、瑠衣は主人公を「『遊びに』いかない?」と誘う。


今まで人間を警戒する母や姉のために、瑠衣が秋葉原を単独で歩くことはほとんどなかった。
鈴やマスターの助けを得て何度か来たことはあったが、それでもカゲヤシの仲間以外を連れて遊び歩いたことはわずかしかない。
主人公と共に行ってみたいという誘いに応じた主人公。
そしてゲーセンで瑠衣と遊ぶことにした。格ゲーで戦ったりUFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってあげたり
めちゃくちゃいい雰囲気になる二人。


瑠衣「こんなに楽しいんだったら…もっと早く来てればよかった…」


そして今度は主人公のことを尋ねる瑠衣に色々話した。
兄を嫌っている妹がいることに親近感を抱いたり、いまだに引きこもっている主人公の友人に責任を感じる瑠衣。
そして自警団の話を聞いた瑠衣は団員に会ってみたいという。サラとヤタベは面識があるが、
こうして主人公と仲良くなれたのだから自警団のみんなともそうなりたいと瑠衣はおねだりする。


265 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:13:55.85 ID:S0aRN7EY0
自警団アジトをひっそりと尋ねる主人公。どうもNIROは鈴捕獲作戦失敗から自警団には何も連絡をしてないという。
妖主の対応のために忙しいんじゃないの?という団員たちの反応に安堵して瑠衣を招きいれる。
団員がみな驚愕するが、主人公はこれまでのいきさつを説明し、自警団メンバーも自分たちのことを瑠衣に話す。
サラは以前から穏健派のカゲヤシをかくまっていたが、巻き込みたくないという理由で自警団員にも話してなかった。
ヤタベもマスターのこと、ゴンもダブプリのことを他のメンバーに言えなかった。
なんで俺だけカゲヤシとフラグが立ってないんだ!?と嘆くノブを尻目に全員で情報を共有した。
ヤタベ「たしかに私たちはNIROに協力しているが、それは自警団が平和で安全な秋葉原を守りたいからだ。
穏健派のように人間を襲わないカゲヤシを守るのが間違っているわけがない」
なお妖主は戦前から生きているが30代くらいの外見で、ダブプリは戦後の…頃の生まれらしい。
カゲヤシの生態は二次元(三次は加齢で劣化するから)を専門とするノブの心を揺るがした。


話を戻して今後は秋葉原自警団はNIROとどういう関係でいるかを検討することした。
自警団は秋葉原を愛している者の味方であり、少なくとも穏健派と戦う理由はない。
しかしNIROは人類のためにカゲヤシを一匹残らず駆逐すると明言している。
もし正直にNIROに「穏健派だけは見逃してくれ」と頼んでも聞いてくれるだろうか?
ノブ「俺なら話に乗るフリをして会談を求めて誘い込んで一網打尽にしちゃうね」
ゴン「だよねえ」
サラ「そしてカゲヤシと協力しているとわかった時点でNIROは人間でも容赦しそうにありません」
ヤタベ「いくら穏健派だとか言ってみてもNIROから見れば私たちは手のひら返して寝返ったようにしか見えないしねえ。
彼らは公的組織を動かせるみたいだし、年金とか切られたら困るなあ…」


色々考えた結果、ヤタベは自警団を解散するという案を出した。
秋葉原自警団としてはかなり以前からNIROと協力関係を結んでいた。
それを継続したまま隠れて穏健派のカゲヤシを助けていたことがNIROに知られると窮地になるだろう。
現状のままでもヤタベがマスターとつながりがあることは調べればNIROにはどうせバレる。
そのために元々なんとなーく集まった秋葉原自警団をなんとなーく自然消滅したという形で解散させれば
NIROは口止めはすれども全メンバーの追跡調査を執拗にはしなくなるだろうし
後は各個人で穏健派やNIROに協力するのも自由であり、その結果NIROにばれてもその個人以外の者までにらまれない(と思う)
という理由だった。それしかないのかなあと考える一行に対して瑠衣は反対する。


266 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:14:27.46 ID:S0aRN7EY0
もともとカゲヤシとNIROとの戦いが発端であり、無関係である自警団にそこまで迷惑をかけられない。
主人公も自警団員もとてもやさしいから甘えすぎたと瑠衣は言う。カゲヤシたちは自分の血の一族だけのために生きる。
そうやって生きてきた瑠衣には友人のために命がけで探しにきた主人公や
血族でもないのに皆で助け合う自警団たちのような人間たちがとてもまぶしかった。
それが自分たちのせいで壊れることが耐えられないという。


瑠衣「私はカゲヤシで…次期妖主として一族の中だけで育てられてて…生まれた時から末端には忠誠を、
姉妹たちからは妬まれて…それだけの関係しかなかった。
それで…何て言うか…余計に人間の、そういう特性が…いいなぁって…ずっと…。
ごめん、わけわかんないよね、ただ私たちのせいで皆さんの関係が悪くなるのだけは…嫌だから。だから…!」


ヤタベ「さてはて、これを受けてノブくんゴンちゃんどうかな?」
ノブ「うん、解散しよう」
ゴン「そうだね」
瑠衣「え!?」
ヤタベ「サラさんや主人公くんもいいみたいだね。じゃあ本日をもって秋葉原自警団は発展的解散だ」


一人の女の子も救えない秋葉原自警団になど何の価値も未練もないメンバーたち。
驚愕する瑠衣にサラが諭す。


サラ「人間のつながりは場所や自警団というグループに依存はいたしません。
そんなくくりがなくとも、人の繋がりは途切れたりしないのです」
ゴン「大丈夫だよ。元々はフラッと秋葉原に来て何となく会う間柄だったんだ。それに戻るだけ。
特にサラさんやヤタベさんはお店があるんだからそこに行けば会えるさ」
ノブ「なんつーか。俺たちの集まる場所は秋葉原自体なんだよな。行けばきっと楽しい何かがあるはずだ。
知り合いが誰かいるだろう……そう思える。俺達にはそういう場所なんだ」


ヤタベ「もともと秋葉原自警団は損得勘定で作ったわけじゃないからね。
我々がどう在ろうとしているのか、自分自身どう在りたいのか、そしてどうしたいのか。
それを今一度見直すべきなのかもしれないね」


267 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:15:27.61 ID:S0aRN7EY0
さらにヤタベが続ける。なんとこんなこともあろうかと既に第二の自警団秘密基地の当てがあるという。
ヤタベは古株のジャンク屋だが副業で不動産業もしていてメイン収入はそっちらしい。年金切られないのだろうか。


瑠衣「ですが…自警団は解散するんじゃ…?」
ヤタベ「本当は一緒に言うつもりだったんだけど、瑠衣ちゃんが慌てだしたから言いそびれちゃってね」


自警団を自然消滅させて、すぐに違う拠点を作って新組織をすぐに立ち上げるというヤタベ。
まるで怪しい企業や団体のやり口だが、自分たちでやる分にはなぜか嫌悪感がないなあとうそぶくノブ。
瑠衣は人間の柔軟さとフットワークの軽さを甘く見ていたようだ。


瑠衣「こんなふうになるなんて…思ってなかった。ただ会って仲良くして欲しいなって思っただけ…。
私のワガママだったのに…ううん、この街で穏やかに暮らしたいってこと自体が私のワガママだったのに」


どんなワガママでも受け入れて大きくなってきた街、秋葉原の未来はどうなるだろうか。


そこで主人公と瑠衣に同時にメールが届く。
主人公は聡子からの連絡、瑠衣には姉たちから妖主がもうすぐ来るという内容だった。
事態が大きく動く予感がする。自警団員は引っ越しの準備をしつつ二人を応援する。


別れ際に瑠衣はあらためて主人公に礼を言う。
主人公に会いたいと言ったら会いに来てくれて、
主人公の仲間たちに会いたいと言ったら会わせてくれて、
自分のワガママを聞いてくれて、ありがとう。
もし主人公が危ない目にあったら必ず助けるという瑠衣。


268 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:15:58.57 ID:S0aRN7EY0
話が佳境に入ってきたがサブミッションも引き続き遂行できる。
なぜかダブプリが主人公の脱衣の腕を買って「ダブプリは俺の嫁」とかいい出すオタを脱がす依頼があったり。
秋葉原内でも主人公や自警団(解散したけど)の名前はかなり売れているらしい。
色々な方面から届く依頼をこなす主人公。


そして聡子のメールによればいよいよ妖主が秋葉原に到着するため瀬嶋やNIROの総力で迎撃を行うとのこと。
主人公が向かうと聡子がいた。まだ他のNIROのメンバーが到着していないがこれから総員で迎撃するらしい。
そんなところに唐突に瑠衣、森泉鈴、綾小路瞬(マスター)の三人がふらっと現れた。
妖主の迎えにしても三人で無防備に現れすぎである。
瑠衣「え…なんで?」
主人公はまだNIROに与している設定だったのをすっかり忘れてたらしく反応がふわっとしてる瑠衣と鈴。
マスターはこりゃ戦うしかないなと瑠衣や鈴に戦闘をうながす。聡子は主人公と二人で戦うつもりのようだ。
聡子はマスターのことを今まで知らなかったが、立ち振る舞いから幹部と見破る。
まだ他にNIROの味方は来ていないが、ここでこの三人を制しておかないと妖主が到着したときに危険と聡子は判断した。
「私とあなたの二人ならきっと勝てます」と言う聡子に主人公はどうすべきか迷った。


さあ戦いだというときに瀬嶋が現れた。聡子は助太刀をしてくれるものと思っていたが瀬嶋は雑魚に構わず妖主を狙う気らしく
聡子を引き連れて妖主の方に行ってしまった。その場に残される穏健派三人と主人公。
マスターは瀬嶋の肉体がカゲヤシ化していることを見抜くと同時に、どうにかごまかせたことを安堵する。
鈴「瑠衣ちゃんのことがバレてればこうはならなかったでしょうね」
マスター「鈴ちゃん…」
本当に口を滑らせがちな鈴ちゃんを気にしながらマスターは瑠衣を主人公に任せて鈴といっしょに別の目的のために動く。


そして遂に秋葉原駅前で待ち構えるNIROの主力の前に妖主が現れた。


269 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:16:31.01 ID:S0aRN7EY0
主人公を置いてきた瀬嶋や聡子たちが待つ秋葉原駅電気街口に、妖主たちは娘二人を従えて堂々と駅から出現した。


妖主「出迎えご苦労、NIROの忠犬」
聡子「バカにして…このバケモノどm」
瀬嶋「久しぶりだな」
妖主「そうね…お互い変わらないわね」


妖主は同胞の血を吸って老化を防いでいる瀬嶋に皮肉を言うが、瀬嶋は防ぎきってはいないと返す。
カゲヤシの血を摂取すると老化が止まり身体能力が向上するが、飲む頻度や量が一定のラインを越えると血が定着して
飲まなくても恒常的にカゲヤシの肉体となる。現状では末端のカゲヤシの血しか入手できない以上
末端の血で定着させるわけにはいかないらしく定着しない程度に控えてるらしい。
瀬嶋は老化を遅らせながら内調や防衛庁などのさまざまな公的機関の所属を乗り換えて
かなり長い年月の間妖主と戦っているらしい。


妖主の脇に控えていた瀬那と舞那は周囲に相当数の手練のエージェントが隠れていることを見抜く。
しかし瀬嶋はダブプリのことを知らなかった。妖主に新しい娘なのか?と尋ねる。
聡子「あの二人は…たしか秋葉原で有名なアイドルです。」
聡子「それじゃ私たちは毎日のようにあの二人の写真を見ていながら気付かずに…?」


ダブプリは主人公と戦った時点で、自分達の正体がNIROにバレていたものと覚悟しており
この聡子たちの反応を不審に思うが、 妖主たちの会話によって深く考える余裕はなかった。
NIROとカゲヤシ双方が戦闘に長けた精鋭を多数集めているが、日中の秋葉原駅前で大乱闘すれば
いくらNIROでもカゲヤシの存在を一般社会に隠すことはできない。
そうなれば双方が困るがそれでも戦うか?という妖主の言葉に、それを否定しつついくつか質問をする瀬嶋。
瀬嶋はずっと昔から妖主と戦っているがこれより前にはまともに話したこともないという。
妖主の性格ややり口は「聞いていた」通りの内容であったが、この機会に話をしてみたいという。


瀬嶋「なぜ危険を冒していま秋葉原に来た?しかも白昼堂々と」
妖主「娘たちの顔を見に来たのよ。親心ってやつかしら。人間にもそういうのはあるでしょ?」
聡子「バケモノの分際で…生意気に…」
瀬嶋「秋葉原の引きこもり化計画などという遠大すぎる計画をなぜ立てた?しかも自分を囮にしてまで」
妖主「計画の目的や理由は捕縛した私たちの部下から聞いてるんじゃないの?」
瀬嶋「何か裏があると考えるのが当然だろう?」
妖主「どちらにせよ答えてあげる義理はないわ。そろそろ良いかしら?」


270 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:17:04.42 ID:S0aRN7EY0
そして瀬嶋は妖主に最後の質問をする。次の妖主は今まで苦労して計画を遂行してきたそこの姉妹、
その二人のどちらかなのか?と聞く。そして妖主はその通りよと肯定した。
方便とわかっていても自分たちを認める言葉をかけてくれた母親に感激するダブプリ。
そして瀬嶋はその答えに納得してついに次期妖主を見つけたと怪しい笑みを浮かべる。


優「そんなわけねえだろうがーーー!」
突然優が乱入して攻撃する。不意打ちで聡子を昏倒させたものの瀬嶋は優を軽くあしらう。
そして瀬嶋は問い詰める。違うというのか。ならばこの姉妹ではなく誰が次期妖主なのか?
妖主や姉たちが止めろと叫んでも優は止まらない。
どうせ瀬嶋はここで倒す、なら教えてやろうとドヤ顔で優は宣言した。
一行から遠く離れた場所に、主人公とともに立っている少女こそが次期妖主だよ!と。


妖主「……馬鹿な子…」
瀬嶋「…お前、か。お前だったのか。確か…文月瑠衣といったかな?」


完全にノーマークだった末妹が次期妖主だったこと、末端にはそれを知らせず
捕縛されて情報を吐かされても大丈夫なように周到に手配していた妖主の手腕に関心する瀬嶋。
そして瀬嶋はそれをわざわざバラしたアホを一撃で黙らせたあとに、主人公に瑠衣を捕まえるように命じる。


瀬嶋「絶対に殺すなよ。殺せばお前も私に殺されると思え」


瀬嶋の本当の目的は妖主と次期妖主を確実に手に入れることであり、どちらかだけでも欠ければ意味がないらしい。
片方を捕らえてももう一方に潜伏されては面倒になるため今まで慎重にやってきたが、
妖主と瑠衣が両方捕獲できるのならここで大乱闘して一般市民にNIROやカゲヤシが知られようが構わないと。
主人公に瑠衣を、妖主を自分が捕縛しようとする瀬嶋。なぜかその命令に従わない主人公に声を荒げる瀬嶋。


271 :Akiba's Trip 2016/06/15(水) 13:17:36.65 ID:S0aRN7EY0
ここで唐突に妖主が主人公に声をかける。
「主人公、だったかしら。今まで瑠衣を助けてくれてありがとう」
主人公&瀬那&舞那「え?」
妖主「知っているわよ。あなた、瑠衣のためにいろいろとしてくれていたのよね。
危険を覚悟でいろいろな事から瑠衣を守り、彼女の相談相手にまでなってくれた。母親としてお礼をいうわ」


瀬嶋「なん…だと…貴様、どういうことだ!?」
瑠衣「…どうして、それを……」


妖主は瑠衣の動向を調べるため極力悟られないように優にだけに娘の調査と報告を命じていた。


優「秋葉原には盗聴器なんて物がすぐに手に入るからな。利用させてもらったよ」
瑠衣「…最ッ低…」
優「俺に覗きの趣味なんぞねぇよ。音声データはそのままお袋いきだ」


瑠衣が穏健派として活動していたことや主人公や秋葉原自警団とのことは
最初から妖主にだけは筒抜けだったようだ。


瀬嶋は裏切った主人公に対して、いま瑠衣を拘束すればすべて無かったことにしようという。
妖主は瀬嶋は人間でも容赦なく切り捨てる男だ、自分たちの仲間になれという。


瀬那&舞那&優&瑠衣「え!????」


妖主はかつてカゲヤシたちと敵対し、優やダブプリたちのような幹部まで退けた主人公だが
瑠衣との会話を聞いていただけあって味方になってくれると考えていたらしく
殺し合いをしたものの結果的に瀬那たちや優は死なずに痛み分けになっている。
仲互いを水に流して瑠衣と主人公はカゲヤシたちの仲間になれ、特に主人公は完全なカゲヤシとなるといいと妖主は誘う。


瑠衣は今まで通り秋葉原でみんなと一緒に暮らしたいと述べるが、妖主はその意見を一蹴する。
穏健派などというカゲヤシ本隊から外れた少数のグループではNIROが総力を挙げて攻撃すればたちまち全滅する。
すでに瑠衣が次期妖主と知られた以上は秋葉原でひっそり楽しく暮らすなどとはできないのだと言う。
どうするか迷う瑠衣。そして主人公。主導権は主人公にあると見た妖主と瀬嶋は声をかける。
主人公の選択はどうなるのか?


272 :ゲーム好き名無しさん 2016/06/15(水) 13:18:19.51 ID:S0aRN7EY0
ひとまずここまで。ここ以降でカゲヤシルートともう一方のルートに分岐する。

 


313 :ゲーム好き名無しさん 2016/06/23(木) 09:59:19.17 ID:sA6Ei+DH0
Akiba's Trip カゲヤシルート
>>271の続き


314 :Akiba's Trip カゲヤシルート 2016/06/23(木) 09:59:44.88 ID:sA6Ei+DH0
主人公「君のためだ。妖主の元へ行こう」
瑠衣「…そう、だよね、それしかないよね…」


主人公の返答に瑠衣は衝撃を受けるが、検討の結果ほかに道は無いと悟る。
妖主も二人を歓迎し、優や姉たちも複雑ではあるが主人公を受け入れる。
しかし瀬嶋はコケにしてくれた主人公を生かして返すつもりはないようだ。


瀬嶋「第五班は主人公の抹殺と次期妖主の捕獲、他はゴミ掃除だ。御堂、いつまで寝ている!」
妖主「あらあら…ふふ、瀬那、舞那と優は道を開いて、主人公君は瑠衣を守りなさい」


初めて主人公の前に現れたNIRO秘蔵のカゲヤシ化した強化エージェントたち。
格段に今までの敵よりも強いが瑠衣と共闘してなんとか打倒した。
NIROの第一波の包囲網を突破した主人公たちは第二波が来る前にカゲヤシのアジトへと逃亡した。


ちなみにこれ以降の秋葉原にはNIROは強化エージェント、
カゲヤシ側は妖主側近の精鋭カゲヤシが秋葉原に戻ってきたことになるため
街を普通に歩く敵が強化されている。そしてシナリオ上で主人公が敵対してる勢力の敵が
問答無用で襲ってくるようになる。


315 :Akiba's Trip カゲヤシルート 2016/06/23(木) 10:00:12.67 ID:sA6Ei+DH0
瑠衣「こんな場所があったなんて…」
妖主帰還に備えて瑠衣にも内緒で整備していたというアジトに皆が集合する。
といっても細かい設営は優がやったらしい。
※普段の優はライブハウスのオーナーとして活動しておりこの手の作業が得意


妖主「二人ともご苦労。私がいない間にずいぶん活躍していたみたいね」
舞那「そうなのママ!アタシたちアキバじゃ超人気のアイドルなんだよ!」
瀬那「……今までは」
舞那「そ、そうだった…お前たちが邪魔をしなければ」
妖主「瑠衣もよくやっているわ」
瑠衣「!??」
妖主「NIROに繋がっている人間を従えたのは悪くないアイディアよ。おかげで連中の不意を突けた」


瑠衣は打算や策略としてではなく、主人公はあくまで友人として自分を助けてくれたと反論するが
妖主はそれを認めず、瑠衣が与えた血の影響で主人公は瑠衣に従っているだけと返す。
カゲヤシは妖主の血を本能で察知して強く好意を抱く習性がある、主人公のように後天的に変異したものも同様らしい。
主人公が瑠衣を守ろうとしているのは果たして血の習性からか、それとも…?


どちらなのか?と妖主は主人公に尋ねる。妖主は主人公の答えに関わらず、
主人公を冷遇し続け容赦なく切り捨てようとしたNIROとは戦うべきと告げる。


それを聞いた瑠衣は、NIROと戦うことはやぶさかではないが
このまま秋葉原でNIROと全面戦争となれば秋葉原の街や人々が甚大な被害を受けると反対する。
だが妖主はそんな瑠衣の意見を一蹴する。瑠衣も狙われている以上いま戦わなければ勝てない。
そうなれば瑠衣を守るために人間の立場を捨てた主人公の意思も無駄になる。
それともやはり主人公は血の力で従えただけの存在であって別にどうでもいいのか?と。
瑠衣は答えに窮するが主人公が間に入り妖主を説得する。場合によっては拳で。
その結果、妖主は自分の考えを変えないものの瑠衣の人間との共存という希望をある程度は尊重することになった。


秋葉原を愛している瑠衣、カゲヤシの繁栄と勝利しか興味のない妖主、
ママである妖主の意に従うだけが本望の姉たち。
その中にいる主人公の心中はいかに?


316 :Akiba's Trip カゲヤシルート 2016/06/23(木) 10:00:50.97 ID:sA6Ei+DH0
一通り話が終わった後で優が現れる。
NIRO側が明日の早朝にこちらへ全面攻撃を仕掛けてくるという。
優「いよいよ全面戦争だ。腕が鳴るぜ」


妖主の読みによれば明日は瀬嶋が妖主である自分を直接狙ってくる。
誰も信用していない瀬嶋が妖主をとらえるチャンスを他人に任せるはずはない。
またNIROの性質上、雑魚をいくら潰しても無意味でトップである瀬嶋を仕留める必要がある。
よってあえてアジトに妖主が残って瀬嶋をおびき寄せるオトリとなり、
他の主力は街中へ散ってNIRO側の主力も分散させる。
そして期を見て優と主人公がアジトへ戻り瀬嶋の背後から急襲するという流れ。
優「俺一人でも十分だと思うが…お袋が言うなら従うさ」
お前は今日やらかした失態を忘れたのか。
瑠衣は安全のためにアジトとも他の主力とも違う場所で隠れている。
瑠衣「結局…わたしはまた…なにもできずに」


そして翌朝、作戦通りNIROの主力をかく乱させるために各所に散る主人公、優、瀬那と舞那。
優「途中でやられんなよ。お前との決着はまだついてないんだからな」
舞那「アンタ。裏切ったりしたらタダじゃおかないからね」
瀬那「舞那、ママが仲間だと言った以上、主人公のことは信用する。彼は、味方。わかるよね?」
舞那「わかってる。だけど…今まで敵対していた奴がいきなり仲間だって言われても…」
瀬那「それなら今回の行動を見て舞那が判断すればいい。信用できないようならママに相談」
舞那「そうだね、そうする。頑張るようなら味方と認めてあげてもいいか…も。ってわけだから!お前の行動は随時チェックしてるからな!」
瀬那「主人公、この戦いはあなたにかかっているかも知れない。何だかそんな気がする。だからといっておかしな真似はするな。
次に会うときは、笑って会えるといいなって思ってる。…それじゃ」


あれだけ敵対していたカゲヤシの幹部たちと、なんだか少年漫画チックな流れで共闘することになった。


317 :Akiba's Trip カゲヤシルート 2016/06/23(木) 10:01:24.81 ID:sA6Ei+DH0
秋葉原中で大規模な戦闘を繰り広げるNIROとカゲヤシ。
主人公も強化エージェントを一通り倒したところでアジトが襲われたと連絡を受ける。
だがこの状況も妖主の読み通りでありアジトに戻ろうとUD+を進む主人公の前に御堂聡子が現れた。
聡子「主人公さん…ここは通しませんよ。妖主を仕留めるまでは誰も入れさせない。
もしあなたが、人間の敵で無いというのなら、ここは引いてください」


しかし主人公はもはや人間ではなくカゲヤシのために戦うことを選んだ。


聡子「そうですか…あなたとは戦いたくなかった。どうなっても私を恨まないでください」


主人公と聡子は今までも色々話したこともあり、お互いに思うところもあった。
もしかしたら分かり合うこともあったかも知れないが、もはやそうはいかない。
聡子は瀬嶋を守るため、主人公は妖主やカゲヤシたちと瑠衣を守るため。


両者は激突し、そして主人公に軍配が上がった。


聡子「なぜ…ですか。それほどの力を持ちながら、なぜあなたは人類の敵に…。
血の力…カゲヤシの血とはそれほどまでに…」
主人公の返答はどうあれ、カゲヤシの血の呪縛によるものだと聡子は断定して失神する。全裸で。


主人公を動かしているのが自分の意思なのか血のせいなのかはもはやどうでもいい。残った敵は瀬嶋のみ。


318 :Akiba's Trip カゲヤシルート 2016/06/23(木) 10:02:00.67 ID:sA6Ei+DH0
カゲヤシのアジトに帰ってきた主人公を待っていたのは倒れ伏す妖主と、唯一残っている瀬嶋だった。
どうやらアジトでの戦闘の結果、手下は全滅したものの瀬嶋はきっちり妖主を倒したらしい。
現れた主人公に毒づく瀬嶋
「ここにいるということは御堂はやられたか。カゲヤシ化すればいいものを…あのバカが」
カゲヤシ化してもわずかに強くなるだけで主人公には勝てないだろうし、そうなったら脱がされて死んでたが…。
と思う主人公だったがかまわず瀬嶋が思案する。なぜ妖主が故意に少数の手下だけでオトリになったのか?
瀬嶋「文月瑠衣を逃がすためか?そんな母心だけで動くような人物には見えないが?」
そこへ主人公の後ろから瀬那と舞那も現れる。満身創痍の妖主を見て激昂する娘たちだったが
眷属である二人を一撃で戦闘不能にする瀬嶋。単なるカゲヤシ化したエージェントとは明らかに格が違う。


私は特別なのだ、と瀬嶋はうそぶいた。カゲヤシを追うようになって二十年以上の間、
なるべく妖主に近い眷属の血のみを摂取し続け、またカゲヤシやエージェントたちで人体実験した成果を活用し、
単純な戦闘能力ならば妖主をも凌ぐ力を付けていたのだった。
妖主の子らを黙らせて、いよいよ妖主を捕獲するばかりという段階で瀬嶋は主人公に声をかける。
最後のチャンスだもう一度私に従え。今治療を受けている主人公の友人がどうなってもいいのか?と。
しかし妖主がその後ろから声をかける。瀬嶋がそんな力を得るために繰り返してきた生体実験、
そんな実験に必要な「実験動物」はどこで確保していたのかしらね?と。


瀬嶋はこれまで捕獲したカゲヤシだけではなく、カゲヤシに血を吸われ引きこもりになった人間すらも実験材料にしていた。
そして主人公の友人や瑠衣の血を得た主人公自身も実験体にする気なのだ。
ここで瀬嶋を止めねばカゲヤシだけでなく友人すらも失ってしまう。
主人公はすべてを守るために瀬嶋と戦う決心を決めた。


瀬嶋「私の力をみせてやろう。妖主ほどに万能ではないが戦闘における能力はそれ以上だ」
「己の愚かさをあの世で悔いるがいい、主人公」


もはやどちらがヒトの命をむさぼる吸血鬼で化け物なのかわからない存在になった瀬嶋と最終決戦を迎える。
激闘の末に瀬嶋を制した主人公だった。話の展開や設定上は妖主以上でもゲーム的には秋葉原を歩いてる警官のが強いし。


瀬嶋「バカな…私の力が…体が…焼ける…ここまでだというのか…?」
「キタ、ダ…のすべてを私のものに…あと少しというところで…」
苦悶と後悔の叫び声とともに焼け尽きた瀬嶋。


舞那「なんであいつ…最後にアタシ達の名前を…?」
瀬那「……」


妖主「…瀬嶋……」


妖主もどうにか回復して主人公たちをねぎらう。戦いは終わった。


319 :Akiba's Trip カゲヤシルート 2016/06/23(木) 10:02:33.91 ID:sA6Ei+DH0
瀬嶋は消滅し、残ったNIROの戦力もほぼ壊滅し逃げ去った。
妖主はいちいち雑魚を追撃せずともNIROは当面はまともに活動できないと判断して残ったカゲヤシ戦力の立て直しを優先した。


妖主「それに…ちょっと懐かしい人を思い出したわ。もしかしたら全ての大元を抑えられるかも」
舞那「ママ?」
妖主「なんでもないわ」


そして妖主は主人公をほめると同時に妖主を超えた瀬嶋にすら勝った主人公の力の正体を尋ねてきた。
それはカゲヤシの妖主の血の力なのか、師匠から学んだ人間の脱衣の技術によるものか、あるいはただ「愛」のためなのか。
主人公がどんな回答をしても妖主は意味深にほほ笑む。


妖主は今後の方針を検討した結果、
妖主や優は秋葉原を離れてNIROの残党の根絶と今後の人間の侵略計画の進行を行い、
瑠衣は次の妖主として認められるための修行や試練を受けるために旅に出る。
ダブプリは引き続き秋葉原に残ってアイドル活動やこの地でのカゲヤシの勢力を強化することになった。


ぶっちゃけダブプリルートでも主人公は選択肢によって瑠衣ちゃんENDかダブプリENDになるのだが
瑠衣エンドの場合は瑠衣が妖主になるために、各地にいる昔から生きている古参のカゲヤシに認めてもらう旅に出る。
認めてもらうだけなら難しくはないが、瑠衣は「人間との共存を目指す」という信念を変えないため
母親である妖主より頭の固い古参に共存を認めさせるのは並大抵の苦労ではない。
主人公は自警団とともに秋葉原でカゲヤシとして活動しつつ大学合格を目指し受験勉強をしながら瑠衣を待つことになる。


ダブプリENDの場合は瑠衣よりもダブプリに傾倒した主人公が秋葉原でダブプリのアイドル活動を手伝いつつ
いっしょに観客を吸血しまくって第二引きこもり計画を遂行したりしつつ両手に花状態で暮らしていく。


320 :ゲーム好き名無しさん 2016/06/23(木) 10:39:28.60 ID:SV9GL3Ax0
どこかにある病室のような部屋で、生命維持装置に繋がれた老人と一人の女性がいた。
老人は女性に向けて弱弱しく語る。


「君は変わらんね。それともこれは私の夢、いや走馬燈なのかな?」
「いいえ、現実よ。北田清源。久しぶりね」


女性の名前は姉小路怜、カゲヤシを束ねる長である妖主。
そしてこの老人は怜の最初の夫であった。
太平洋戦争よりも昔のこと、北田清源は自分の持つ文献をきっかけに怜を知り一目で恋に落ちた。
金や権力も持っていた清源はそのすべてを使って怜を自分のものにしようとし、そして怜も彼の愛に答えた。
しかし人間がカゲヤシ、しかも妖主と夫婦になるというのは並大抵のことではなかったのだろうか
怜は数年間の夫婦生活の後に清源の前から姿を消した。
清源が怜をあきらめることができず自分の力をすべて使って怜を探し求めた。
日本軍や各種財閥もすべて意のままにできる権力でも、怜の消息をつかむのに60年以上かかった。
清源はあくまで怜を探すためだけに「組織」を作った。何度も名前や実態が変わり、後にNIROと呼ばれる組織だった。
ただ清源は怜と再会したいだけであったが、部下として瀬嶋が加入してから組織は変質しだした。
老いた清源が統率しきれなくなったのもあるが、瀬嶋はたくみに組織を私物化して妖主やカゲヤシの力を自分のものにするようになった。
それでも瀬嶋は清源の要望は叶えるつもりであり妖主である怜を捕まえたら清源に引き渡し、
自分は次の妖主の血を得られればそれでよかったらしい。
いずれにせよ怜が姿を消してから60年の時は長く、カゲヤシの血を使っても持ちこたえられないほどに清源の肉体は老いぼれていた。


清源の消息をつかんでその病室へ現れた怜は、いったいなぜここまでして自分を探そうとしたのかと問い詰める。
北田「愛した女に逃げられた男なら、誰だって追い続けるさ。その想いが変わらないのなら」
「…取り戻したかったんだよ、全てを。取り憑かれたようにそれだけを思っていた」
怜「バカな人、そのせいで大勢の同胞と人間が死んだわ」
純粋に怜に会いたいだけが理由だったとしてもそれがきっかけでとんでもない規模で損害が出ている。
その仕返しとして怜はここで清源を殺すつもりだった。瀬嶋に続いてここで清源も死ねばもはやNIROは壊滅して
二度とカゲヤシの脅威となるような組織は現れないだろう。しかしもはや清源は黙っていても死ぬ。
逆に清源は怜に尋ねた。なぜ自分の前から姿を消したのかと、自分を愛していなかったのかと。


妖主「…そんな昔のことは忘れたわ。でも私はカゲヤシだから、人間のマネは嫌だったのかもね」
怜の回答に清源は笑う。
「君は相変わらず優しいな。数十年分の片思いか…はは…はっ……はっはは…」


怜「……でも、娘は愛しているわ」
清源「……なに?…」
怜「有能で、ワガママで、私を愛してくれる…そんな双子の娘。…あなたにそっくりだわ」
怜は失踪してから清源との子を産んでいたことを告げる。自分にとって最初の子供を。
その子たちは今も秋葉原で楽しく幸せに暮らしていることも告げた。
怜「会いたい?未練を残して死ぬといい。これが私達を苦しめたあなたへの復讐。…どう、苦しいでしょ?」
清源「ハ…ハハ…やはり、君は本当に…優しい…女…だ…」


怜「…おやすみなさい。あなたを愛することはできなかったけれど…ひたむきで、一途で、バカなところ…嫌いじゃなかったわ」


Akiba's Trip カゲヤシルート END


321 :ゲーム好き名無しさん 2016/06/23(木) 10:40:21.93 ID:sA6Ei+DH0
カゲヤシルートはこれで終了。
NIROルートの時も書いたがカゲヤシルートに進むと
主人公が完全にカゲヤシよりの思考や肉体になるため
引きこもりにされた主人公の友人は見捨てる上に
ダブプリルートになると積極的に人間を侵略する側になる。


 






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