AKIBA'S TRIP2

AKIBA'S TRIP2

part71-49~52


49AKIBA'S TRIP22017/03/26(日) 20:09:28.91ID:gIftAUaj0
■AKIBA'S TRIP2
2013年発売のアクションアドベンチャー。PS3とPSVitaで発売。PS4やPCも後に発売。
新しい設定で前作と直接的な繋がりはない。アニメとも直接的な繋がりはない。
途中に選択肢があり、その選択によりヒロインルートが決まる。

 


夏休み、舞台は秋葉原。主人公のナナシ(変更可能)は高校生男子で生粋のオタク。
限定フィギュアが貰えると聞き、ナナシはアルバイトに応募。面接会場へと行く。
ナナシが気が付けばどこぞの地下室で、寝台に四肢を拘束されていた。
側にはガスマスクの男達と、そのリーダーと思われる男の天羽禅夜(あもう ぜんや)が立っていた。
禅夜が説明するにはフィギュアの話は嘘で、ナナシは捕まえられ魔骸物(マガイモノ)と呼ばれる怪物に作り変えられた。

 

魔骸物とは人工吸血鬼のような物。
優れた身体能力を持ち、他人の生命エネルギーを奪う事ができる。奪われた方はその前後の記憶を失う。
代わりに太陽の光を浴び過ぎると大ヤケドを負い、ただの人間に戻る。
かつては欲望にまみれた人間が変化する妖怪のような存在だが、禅夜は人工的に作り出せる。
禅夜はそうやって作り出した魔骸物を作って操り、生命エネルギーを集めていた。

 

ナナシに命令を聞くように言う禅夜だが、断るナナシ。(最後まで選択肢でフィギュアを求め続けると助けがこず、処分。)
そのまま処分されそうになった所、白いワンピースの少女が飛び込んできて、助けてくれる。
禅夜達と格闘するナナシと少女。途中、禅夜が少女に一撃を加えようとするのをナナシは背中で庇った。
少女が禅夜を撃退し二人は逃げだす。

 

逃げ切り、夜の秋森神社にたどり着いた二人。しかしナナシは禅夜の一撃で瀕死の重傷を負っており、倒れる。
このままでは死んでしまうナナシ。これしかないと少女は唇を切り、口移しで血を飲ませた。すると回復するナナシ。
少女の名前は刻風雫(ときかぜ しずく)。魔骸物を退治しに秋葉原にやってきたと自己紹介する。

 

とりあえず朝まで待ってから、ナナシは自分が所属する秋葉原自警団のモグラへと向かった。
途中の駅前で魔骸物の男性二人に襲われる、ナナシと雫は禅夜のいる組織によって賞金がかけられていた。
雫に言われるまま殴り倒し服を脱がせた、すると魔骸物を倒せる。自身の力量に驚くナナシ。

 

地下にあるゲームバー「モグラ」。ここには主人公と同じオタク達が集まり秋葉原の自警団をやっていた。
三日も行方不明だったナナシは雫の事を含め事情を説明、メンバーも雫に自己紹介した。
バー「モグラ」のマスターで、ナナシにミッション等を伝える初老の男性、杉山喜八(すぎやま きはち)。
ナナシの二歳年上の幼なじみのスポーツ少女、鷺坂登子(さぎさか とおこ)。周りからトーコと呼ばれている。
いつもメイド服を着てバーで働いているフィンランド人の少女カティ・ライコネン。(攻略ヒロインではない)。
ナナシの妹でナナシをにぃにと呼び、コスプレ裁縫が趣味でナナシの武具を強化してくれる、引きこもりのナナ。
双子の兄の浪人生でオタクの立花戒斗(たちばな かいと)。双子の弟で大学生の立花悠斗(たちばな ゆうと)。

 

ナナシは心配され叱られて、そしてこれからについて皆で考える。
秋葉原でオタクが魔骸物に改造され、他のオタクを襲う事件。実際、原因不明の昏睡事件が多発していた。
警察に言っても魔骸物に襲われた人は記憶を失うため、誰も覚えていない。しかも魔骸物の見た目は一般人と変わらない。
何より当事者のナナシが解剖でもされるかもしれない。また後で調べたがナナシが捕らえられた場所はもぬけの空だった。
ただナナシは他の魔骸者と違い、人を襲ったりはしないと雫が答える。
とりあえず魔骸物の被害を減らし、禅夜のいた組織の情報を集める事にした。
今までネットカフェを寝泊まりしていた雫を、バーの空いている部屋に止める事になる。
格闘技を知らないナナシ。マスターから格闘技場を教えてもらい、そこに行って戦い方を教わる。

 

50AKIBA'S TRIP22017/03/26(日) 20:12:08.71ID:gIftAUaj0
魔骸物を見つけては雫と共に倒すナナシ。
途中、スーツ姿のエージェントの男女に囲まれて襲われる。雫と共に撃退。
魔骸物ではないので服を脱がされても、そのまま逃げていくだけのいエージェント達。
全て倒すと拍手をしながら、胸元の開いたスーツを着た女性、霞会志遠(かすがい しおん)が姿を見せた。
彼女は若くして大師本製薬会社という大手の美人社長。研究家でもあり秋葉原の騒動を聞きつけ、自ら見に来た。
そして秋葉原中で格闘している怪しげな男女、ナナシと雫を知り、エージェント達をけしかけたのである。
志遠の問いにうっかり口を滑らせ魔骸物の情報を口にするナナシ、それ以上は黙る。
すると志遠は無理に聞き出そうとせず、また後でと言って去って行った。

 

モグラに戻ると志遠がいた。そしてナナシの写真を撮りスマホを見せる。
志遠が開発したアプリで、特殊な電磁波を察知し魔骸物を見つける事ができるカメラだと言う。
今までは雫の勘で見つけていたが、これでメンバーも探す事ができる。
話し合ったうえで、協力者として志遠を迎える事となった。志遠は立ち去る。

 

Rinというアイドルがゲリラライブをやるとネットで告知される。Rinは秋葉原の路上ライブから始まったアイドル。
Rinの大ファンであるトーコが一緒に見に行こうと誘う。しかし雫はなぜか拒否する。
街角に行くとすでにたくさんのファンがRinの周りに集まっていた。
まだ歌は始まっていないので、試しに魔骸物を見つけるアプリを客に試してみようとトーコに言われ使う。
すると結構な人数の魔骸物がいた。トーコはさっそく攻撃を開始。
Rinが歌う中、路上で魔骸物達の集団を倒す。騒ぎとなり、Rinの歌はすぐに終わってしまった。
立ち去る時に、Rinはナナシに視線を送った。

 

トーコと別れ、ナナシは買い物途中のカティと合流する。
帰る途中にコスプレであろうでかい剣を背負った渋めの男性が立っており、気になって話しかける。
男はこの街の他にはない活気が気になっていた。自分でいられる街、世界も注目ですとカティ。
男性はこの街に好印象を持っていた。そのまま立ち去り、ナナシ達もモグラに戻る。

 

その後も魔骸物退治を続けるナナシ達。しかしニュースでは魔骸物によると思われる被害が増える一方。
モグラで皆に伝える方法はないかと考えた時に、Rinに頼んでみようかとトーコが言う。
するとそれを雫が拒否し、立ち去る。ナナシは追いかける。
裏通りで雫を見つけたナナシ。そこに禅夜が登場。
他者を見下すような発言を繰り返す禅夜に、ナナシと雫は立ち向かうが返り討ちに会う。
止めを刺されようとした時に、禅夜を後ろから誰かがギターで攻撃した。
攻撃したのはRinであった。Rinのファンであった禅夜は驚いて逃げ出した。
そのまま立ち去ろうとしたRinに話しかける雫、しかしRinは冷たく雫に帰るように言い立ち去る。
関係をナナシは尋ねるが、Rinは答えなかった。

 

禅夜に敗北したナナシ。モグラに戻り次に戦う時はどうすればいいのかと皆で考える。
雫の案では、ナナシはまだ力を完全に出し切れていないので、その特訓をする。
トーコの案はとにかく体を鍛える。志遠の案はナナシの体を調べてみる。
どれを選んでも案を出した人と闘技場で戦い、その後ユニゾンストリップというコンビ技を覚える。

 

51AKIBA'S TRIP22017/03/26(日) 20:13:54.38ID:gIftAUaj0
モグラのメンバーで秋葉原をバラバラに巡回する事になる。
志遠も混ざろうとするが、会社専務の坂口興馬(さかぐち こうま)が迎えに来て、別れる事になる。
別れる際に、Rinが大師本製薬のマスコットキャラクターとして働いていることを志遠から聞ける。
秋葉原を回り、魔骸者達と何度か戦う。最後に電気街口広場の敵を倒うが、それはナナシ達をおびき出すための囮だった。
禅夜が現れ、雫とナナシが戦闘になる。追いつめるが反撃の一撃でナナシは殴り倒され、雫も倒される。
勝利を確信した禅夜だが、ナナシは立ち上がる。驚く禅夜にナナシは夜咬(ヤガミ)の眷属だと雫は答えた。
夜咬との言葉に「あの方と同じ」と驚く禅夜は、ダメージもありそのまま逃げ去って行った。

 

モグラに戻り撃退を報告。しばらくは被害が減るだろうと安心するメンバー。
雫がナナシに二人きりで話したいと言い、秋森神社へと行く。
二人きりになると雫は話し始める。
雫は夜咬の一族。人間ではない妖怪のような存在であり、太陽の光に隠れ山奥で暮らしていた。
人間が成る魔骸物と夜咬は性質が似ており、魔骸物が事件を起こせば夜咬が疑われた。
そのため、疑いを晴らす為に夜咬は魔骸物が暴れればそれを退治しに行った。それは一族の掟のようなもの。
ナナシは魔骸物ではなく、雫に口移しで血を飲まされる事によって夜咬の眷属にされた。
もう夜咬と化したナナシは人間には戻れない、太陽に裸体をさらせば灰になり、年を取る事もない。
だがそれ以外にナナシを生かす手段もあの時は無かった。
他にもRinの事や敵にいるだろう夜咬の事、それらもいつか話すと雫は告げた。

 

モグラに戻り、ナナシが完全に人間でなくなった事をナナシと雫がメンバーに伝える。
ナナがにぃにが人でなしになったと悲しむが、その後メールでにぃにはにぃにと伝えるナナ。
他のメンバーもナナシの様子が変わらないので、特に気にはしない。
するとトーコがナナシを秋葉原公園へと連れていく。

 

二人きりになったナナシとトーコ。トーコは幼馴染である事には変わらないとナナシを元気付けた。
そうして歩いているトーコにRinがぶつかってくる。どうやらRinは逃げ回っているようだ。
大師本製薬のエージェントの集団が現れる。ナナシとトーコもRinの仲間だと決めつけて攻撃してくる。
訳が分からないトーコだが、巻き込まれる形で戦闘、大量のエージェント達を三人で撃退した。
とりあえず助かった三人。冷たい態度をとるRinだが、小声でお礼を言うツンデレをする。
そしてRinはこれ以上は魔骸物に関わるなと言い、そして志遠を信用するなと告げて立ち去った。

 

モグラに戻ったナナシとトーコはメンバーに事情を話す。
そこに志遠が現れたので、カティが組織と関係があるかと直球で聞く。志遠はそんな人に見えないとカティが言う。
すると志遠が言うには会社の一部が裏で関係を持っていたらしく、さらにその集団は志遠を失脚させようとしていた。
魔骸物の調査もその集団を調べるためでもあり、会社の使途不明金からの資金援助もしていたようだと答える。
会社を辞める事には未練がないが、調査をしておくと志遠は立ち去った。

 

その後、もうすぐコスプレフェスタという事で、カティが雫とトーコをコスプレに誘う。
コスチューム内容はアニメの秋葉魔法少女ストリプリズム。それの主人公である少女三人。
見た事ないからと断る雫とトーコだが、ナナがアニメ全巻を持ってくる。
そして長時間に及ぶ全話ぶっとおし視聴をナナシ、ナナ、カティ、トーコ、雫で行う。
ずっとアニメを見ていたのでふらふらになるトーコ。ストーリーに感動し涙を流す雫。
三人のコスプレ衣装の作成にかかるナナとカティ。その間、主人公は喜八にお使いを頼まれる。

 

52AKIBA'S TRIP22017/03/26(日) 20:15:13.03ID:gIftAUaj0
途中で絡まれた魔骸者達を倒し、お使いを終えてモグラに戻る。喜八とナナ以外はコスプレ会場に向かったようだ。
ナナシが向かうと、路上のコスプレ会場ではたくさんのコスプレ衣装をした人々がいた。
その中に雫、トーコ、カティが三人の魔法少女のわりと露出度の高いコスプレをしていた。
黒歴史確定と恥ずかしがるトーコ、堂々とするカティ、役になりきる雫。
その会場で魔骸者の集団を発見し、秋葉の平和を乱すものは許さないと雫が立ち向かう。
ナナシと三人の魔法少女で魔骸者を撃退。それがパフォーマンスだと周囲に思われ、コスプレ大賞に選ばれる。

 

とりあえずバーに集まったモグラメンバー。いまだに敵組織に関する進展は見られない。
いつも通り巡回に行く。ナナシが戒斗と一緒に見回りすると、大師本製薬のエージェントに囲まれる。
Rinの居場所を吐けと攻撃してくるエージェント達を返り討ちにし、とりあえずモグラに戻る。
ナナシがモグラに戻るとメールで呼び出し、一人で秋森神社に行くとそこにRinがいた。
Rinは大師本製薬が組織と繋がりがある事、組織はナナシを明確なターゲットにしている事を伝える。
そして雫と手を切り、自分と手を組むように言った。
戻ってこの事をメンバーに伝える。手を切りたいならそれでいいと言う雫を、皆で止めた。

 

雫と共に見回りに行くナナシ。魔骸者を発見し倒すと、またもそれは囮で禅夜が姿を見せる。
戦闘前に、何か薬を服用する禅夜。するとハイパー禅夜にパワーアップする。
二人で攻撃するもダメージがない、追い込まれるナナシと雫。そこにまたもRinが現れ雫をかばう。
驚くも今度はRinを攻撃する禅夜。ふっ飛ばされて気絶するRin。
その後、薬の副作用だと苦しむ禅夜は、ナナシ達に指定された場所での決闘を申し込む。
もし断れば秋葉原の町の人間を無差別に襲うと宣言し、禅夜は撤退した。

 

気絶したRinを背負い、モグラへと戻ったナナシと雫。そこで雫はRinについて話し始める。
本当の名前は刻風霖(ときかぜ りん)。雫の妹だと言う。
ずいぶん前に行方不明になった、二人の兄のような存在である里の長を探しに、霖は里を出た。
霖が意識を取り戻す。以前のような冷たさは一切なく、むしろ姉の雫にデレデレだった。
元々、霖は姉の事が大好きであったが、危険な目に会わさない為に冷たくしていた。
里を出る時も原稿用紙50枚にわたる罵詈雑言の手紙をおいていった。そのせいで雫は霖にトラウマを感じている。
またナナシに対しては辛辣だった。眷属は一生に一度しかつくれない大切な物、それをこんな男にと嫉妬の目を向ける霖。
ナナシ以外には丁寧で、またナナの事はかわいがり、ナナは人見知りなので逃げ出す。

 

呼び出し通り、闘技場に着いたナナシと雫。そこで待ち受けていた禅夜。
禅夜は選民思想が強く、思い通りに動く魔骸者達を使い、優れたオタクと搾取されるオタクの上下関係を創ろうとしていた。
オタクに優劣なんてあるかと戦闘。ナナシ達は禅夜とドレス姿の三人の魔骸者を倒す。
太陽に裸を晒し、私は間違っていたのかと苦しむ禅夜。
ただの人間に戻ったあなたと、またこの街で会いましょう。そう告げる雫、禅夜をついに倒した。

 

ナナシと雫だけになった闘技場。そこに以前ナナシが街で出会った大剣を背負った渋い男性が現れた。
その男こそかつて夜咬の里の長であり雫の兄のような男性、輝月宗牙(かぐつき そうが)。魔骸者事件の黒幕であった。
宗牙の目的は滅びゆく夜咬一族の存続。そのためにこの街と魔骸者達を利用していた。
雫に里に戻るように告げて、立ち去る宗牙。ナナシと雫はモグラに戻る。
雫は宗牙について語る。100年以上前に霖が生まれてから夜咬の一族は子供が生まれなくなった。
里の皆は諦めていたが、宗牙だけは存続するために一人で何かをやろうとしていた。
(ちなみにEDで聞けるが、夜咬は土地神に近い一族で、人間の信仰心が無いと子供が生まれないらしい。)
ここからルート分岐。雫、トーコ、霖、志遠の中で一番好感度が高いキャラクターのルートに行く。

 

続く

 

最終更新:2017年10月11日 21:16