シャイニング・フォース 黒き竜の復活

シャイニング・フォース 黒き竜の復活

part71-352~357


352 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2018/01/03(水) 11:08:43.28 ID:Ip2+kwAK0 [2/8]
人物紹介
【マックス】…………主人公。光の軍勢『シャイニングフォース』の頭。
【カイン】……………ルーンファウストに仕えるドクロ仮面の騎士。
【ダークソル】………ルーンファウストの軍師。皇帝ラムラドゥを操りガーディアナに侵攻した。



およそ1000年ほど昔……
清き心を光と呼び 悪しき心を闇と呼んだ頃……
闇の化身ダークドラゴンが現れ 町を襲い 山を焼き 海を汚した
すべての命が奪われようとした……
神々との壮絶な戦いの末 ダークドラゴンは遂に捕えられた
そして神々の手により 地の底に封印された
『我ハ必ズ甦ラン……1000年ノ後ニ……』
そして時は流れ 伝説は忘れ去られようとしていた
人々は永遠に続くと思われた平和な時代を生きていた
しかしその平和と安定を乱し……東の大国ルーンファウストが突如 進軍を開始した
人々は恐れおののき この力に対抗する救いの手を待ち望んだ


『お聞きなさい あれから1000年が経ちました。なんとしても 悪しき力は復活させてはなりません
我々はそれを阻止するため 封印を守る力をひそかに残してきたのです……それがあなたたちなのです』
「あー、いらっしゃい。おじいちゃんならお出かけよ。でももうすぐ帰ってくると思うけど……え?このご本?
これはね、ルーン大陸に伝わる昔々のお話なの。そうだ!もしよかったらおじいちゃんが帰ってくるまでご本を読んで聞かせて!」
(ここまでOP。このように、物語は少女の読んでいる本ということになっています)


ルーン大陸の西にあるガーディアナ王国の海岸に、ある日ひとりの若者が打ち上げられた。
深い傷を負っていた彼は修行僧侶ロウの手で一命を取り留める。
だが彼の記憶は失われ、覚えていたのは自分の名前だけだった……


騎士隊長バリオスに見込まれた若者が日夜修行に汗を流している頃、東の果てにあるルーンファウスト国では邪悪な陰謀が進行していた。
その黒い渦の中心にいたのは軍師・ダークソル。彼は賢王ラムラドゥをそそのかし、ガーディアナへの侵攻を決意させた……
(この部分は説明書より抜粋。以下から本編)


353 名前:シャイニング・フォース 黒き竜の復活[sage] 投稿日:2018/01/03(水) 11:10:11.49 ID:Ip2+kwAK0 [3/8]
【第一章 ルーンファウスト軍の侵略】
ある日マックスは、急使の報せを受けた国王から相談を受けました。
「この城の東に古の門がある。そこになにか邪悪な気配が渦巻いているらしいのだ。軍師ノーバがその気配を察知してくれた。
古の門は神々の遺産が封じられている神聖な場所だ。このまま見過ごしにはできぬ。古の門の探索をそなたに頼む」
「古の門……それは神々の時代よりこのルーン大陸にあるという。そしてその閉ざされた扉の奥には神々の遺産が眠るという……
その遺産を守ることが我がガーディアナに託された究極の指命なのです」
マックスはこれを引き受け、仲間を連れ軍師ノーバを伴い古の門へと向かいました。


古の門に着くと、そこには門を開けようと必死になるルーンファウストの軍隊がおりやってきたマックスらを排除にかかりました。
「い、今頃は……我がルーンファウストのカイン様がガーディアナに攻め込んだ頃……すでにおまえたちの国は……」
マックス達が足止めする敵を退けてガーディアナに戻ると、壊滅的な被害を受けた城で敵将カインとバリオスが対峙していました。
「古の門は決して開いてはならぬ門。鍵などどこにも存在しない」
「どうやらそれは本当のようだ。だが満足したよ……『ひかりのつるぎ』、珍しいものが手に入った。我が『あんこくのつるぎ』と
対をなす地上最強の業物。もうひとつ、ガーディアナ王の首も土産に頂いていくとするか」
王を庇ったバリオスは討死しましたが、マックスを見た敵将カインはなぜか怯んでしまいます。
「……マックス?その名どこかで……うっ……なんだこの頭の痛みは……もはやここに用はない!」
カインは消えルーンファウスト軍は退けましたが、すでに王は危篤でした。
「聞くのだ若者たちよ。神々の遺産……それがなにかはわしにもわからぬ……だが心悪しき者の手に渡ればこのルーン大陸は……滅ぶ!
遺産が眠る古の城には神の封印がなされている。しかしその封印を破る術がどこかに隠されているという……ルーンファウストよりも
先にそれを見つけだしそして始末してくれ。もはやそなただけが頼り……」
マックスは息絶えた王にルーンファウストと戦うことを約束し、ウォード大臣の話を聞きました。
「マックス……おまえに謝らねばならんことがある。カインの奪った『ひかりのつるぎ』はおまえのものなのだ……
一年前おまえが海に流れ着いたときその近くにおまえの荷物があった。その中から不思議な剣を見つけたのだ。
この世のものとは思えぬ代物だった。わしはこれぞ神々の武器と思い宝物庫に隠しておいたのだ。すまぬ!」
マックスは大臣に後を託すと、ルーンファウスト軍が向かったという燐国アルタローンへと旅立ちました。


アルタローンに着いたマックスは国王に謁見しましたが、そこにはすでにカインらルーンファウスト軍がいたのです。
「この国王は頭がいいぞ。勝ち目はないと知って我々に協力したのだ。こいつは捕えておけ!」
牢に入れられてしまったマックスは抜け穴から城の外に脱出すると、仲間と合流し町のルーンファウスト軍を撃退しました。
そして神々の遺産の謎とルーンファウスト軍を追い、次はリンドリンド地方へと向かったのです。
【第一章・完】


354 名前:シャイニング・フォース 黒き竜の復活[sage] 投稿日:2018/01/03(水) 11:11:02.64 ID:Ip2+kwAK0 [4/8]
【第二章 精霊が導くもの】
リンドリンド地方に着いたマックス達は、魔法王国マナリナへと向かいその長オトラントに会いました。
オトラントが言うには、地下にある『かがやきのたま』と『記憶の泉』に神々の遺産についての手がかりがあるというのです。
「あなたは……マックス。よくぞここまで……いいですかマックス。はるか古代のこと、このルーンを支配していた者達……
それが最後に残したもの……それが神々の遺産……それはとても恐ろしいものです。それ故、封印されたのです。その封印を破ろうと
する者がいればなんとしてもそれを阻止する。それがあなたの使命です。今はまだ、ここまでしか話せません。二人が揃わなくては話
すことはできないのです。彼とともに神々の国メタファーに来るのです。その時こそあなたたち二人の使命、その全てを伝えましょう」
『かがやきのたま』を手にして精霊に話を聞いたことを知ると、オトラントはその資格ある者としてマックス達を認めました。
「そなたたちの軍に名を贈ろう……光の力を司る軍勢、シャイニング・フォース!」
オトラントはさらに、マックス達に東の大陸にある神々の子孫の国プロンプトを目指すよう言い渡しました。


港町に行ったマックス達は船を調達しようとしましたが、ルーンファウストの魔女ミシャエラの襲撃によって船は沈んでしまいました。
そこで北の山地を越えるためシェードの教会へと赴きましたが、教会はすでにルーンファウスト軍によって奪われていたのです。
「久しぶりだなマックスよ。君は覚えていないだろうが私は君をよく知っているのだよ。私の名前はダークソル。ルーンファウストの
軍師だ。神父は神々の遺産についてガーディアナ王家よりも詳しい。それで会いに来たが喋ってくれなくてな。殺したよ」
シャイニング・フォースはけしかけられたグールらを倒し、山を越えて森の国バストークを目指しました。
【第二章・完】


(第三章はほぼ通過点にすぎないので省きます。でもこの章が一番キツかった……)


【第四章 バルバザークの大要塞】
森と山の国バストークを越えて平原の国パオへと着いたシャイニング・フォースに、竜人の老兵が接触してきました。
「君がマックスか……まずは私の話を聞いてくれ。ルーンファウストはそもそも平和を愛する小さな国だった。それがあの男……
ダークソルが来てからラムラドゥ様もおかしくなられた。もうひとつだけ話をさせてくれ。黒き竜の言い伝えを知っているな?
神々の遺産と並び黒き竜はこの大陸に残されたもっとも古い言い伝えだ。黒き竜は地下深くに眠るという伝説の竜なのだ。
全てを喰らうためにこの世に生まれてきたという……多くは話せないがその黒き竜がもうすぐ目を覚ますかもしれん……
黒き竜を目覚めさせてはならぬ。一度目覚めれば人の力ではどうすることもできんのだ。申し遅れたが……私の名前はエリオット」
ルーンファウストにその名貴き良将エリオットは、武人の誇りを賭けてシャイニング・フォースの前に立ち塞がりました。


エリオット将軍を倒してパオを進むシャイニング・フォースを阻んだのは、敵将バルバザークが指揮するウランバートルの大要塞でした。
シャイニング・フォースがその大要塞に突入し港にバルバザークを追い詰めると、降伏したバルバザークは言いました。
「命だけは助けてくれ!ダークソルの秘密を知っている。それをおまえたちに……」
「バルバザークよ。おまえの身体を造りかえ地位を与えたこの私を裏切ったのだな……」
突如現れたダークソルに襲われたバルバザークは、死ぬ間際にさらに言い残しました。
「おまえもあのカインも……そしてこのダークソルも……遠い……」
ダークソルは去りましたが、シャイニング・フォースはその秘密を知ることのできぬまま東の大陸へ船出しました。
【第四章・完】


355 名前:シャイニング・フォース 黒き竜の復活[sage] 投稿日:2018/01/03(水) 11:11:41.37 ID:Ip2+kwAK0 [5/8]
【第五章 海底神殿の謎】
東の大陸への船出の途中で怪物に襲われたシャイニング・フォースは、その戦いで壊れた船を修復するためワーラルの国に立ち寄りました。
そして『光の道』という伝説のあるその国で休んでいるうちに、マックスはつい渦潮に飲まれて孤島へと流されてしまいました。
その孤島で偶然発見した『光の道』に入ると、そこはワーラルの地下にあるという巨大な海底神殿に繋がっていたのです
しかもそこではルーンファウスト軍が扉を開こうとしており、マックスは間一髪で合流した仲間と共にそれを阻止しました。
「マックス、待っていましたよ。もう一度伝えたいことがあってあなたをここまで導いたのです。ルーンファウスト軍はあなたが記憶を
取り戻す前に私を消し去ろうとしました……今、扉を開けます。すぐにメタファーに行くのです。そしてもう一人の目覚めを待つのです」
声の主はかつての泉の精霊でした。しかしそこまで言ったところで、最後の力を振り絞った敵によって扉は埋められてしまいました。
「仕方ありません。ルーンファウストの野望……それは封印を解き神々の遺産を蘇らせること。彼らはそれを果たすために二つのものを
求めています。一つはメタファーへ行くための『封印の鍵』。もう一つはドラゴニアの国にある『秘伝の書』と呼ばれるものです。
あなたはこの二つのものを……封印を守るためにこの世に送られたのです。プロンプトへ行きなさい」
シャイニング・フォースは、ふたたび東の大陸へと旅立っていきました。
【第五章・完】


【第六章 竜の国の戦い】
海上でまたも怪物に襲われて船を破壊されながらも、シャイニング・フォースはドラゴニアの西にあるルドル村へと辿り着きました。
そこで調べたことによると、かつて秘伝の書は神竜のいた東のドラゴニアに預けられたというのです。
しかし、向かった先のドラゴニアではあのカインが待ち構えていました。
「久しぶりだなマックス。お前達の活躍は聞いているぞ。よくぞそこまで腕を上げた。力と力……正面から戦ってやる!」
シャイニング・フォースが熾烈な決戦を制すると、カインは苦しみやがてその仮面が割れ素顔を晒け出しました。
「……こ、ここはどこだ?俺は今まで何を……思い出したぞ!ダークソルに仮面をつけられずっと操られていたのか……
マックス……弟であるおまえとまで戦うとは俺はなんということを……」
その時、ドラゴニアの神殿からも二人の英雄が目覚めたという声が響きました。
「すべてはダークソルの仕業だ。呪いの仮面をつけられ俺はヤツに操られていた。すまない……だがその話は後だ。秘伝の書があいつ
の手に渡れば俺たちがこの世界に送られた意味がなくなってしまう……さあ、扉の前に立つのだ」
しかしマックスとカインが神殿の奥に来たところで、そこに突然ダークソルが現れ秘伝の書を奪っていってしまったのです。
「カインよ。封じられていた記憶を取り戻したのだな。今までの働きご苦労。この秘伝の書さえあればおまえたちに用はない。
ルーンファウスト近くの東の古の門も間もなく開く……さすればあれが目を覚ます。おまえたちは地獄に落ちろ!」
カインはすかさずマックスを庇うと、爆発とともにダークソルを道連れにするかのように消えてしまいました。
そしてルドル村に戻ったシャイニング・フォースは、そこで神々の遺産と黒き竜が同一のものという驚愕の事実を知るのです。


ルドル村から南のプロンプトへと向かったシャイニング・フォースの前に立ちはだかったのは、あの魔女ミシャエラでした。
「さあ我が城に来るのです!あなたの欲しいものも用意してあげました……ガーディアナの宝『ひかりのつるぎ』です!」
シャイニング・フォースはミシャエラの城へと突入してこれを倒し、ついにひかりのつるぎを取り戻しました。
「教えてあげる。ダークソルには気をつけなさい。ルーンファウストがこうなったのもすべてはあの男が仕組んだこと……黒き竜が
目覚めすべてを闇に飲み込めば……地獄でもういちど会えるわね」
【第六章・完】


356 名前:シャイニング・フォース 黒き竜の復活[sage] 投稿日:2018/01/03(水) 11:13:04.90 ID:Ip2+kwAK0 [6/8]
【第七章 失われた王国】
シャイニング・フォースはついに古代の神々の子孫が暮らすという伝説の国プロンプトへと辿り着きました。
そこでプロンプト王から伝説について聞くことができたのです。
「神々は自分たちが生み出した生物(エルフ、ケンタウロス等亜人)を恐れ、対抗して黒き竜を生み出しました。しかしその力を知り
さらに恐れたのです。黒き竜はすぐに封印されました。しかし、滅んだわけではないのです。いつの日かふたたび目覚める……
その時に備え古代人は、二人の戦士を選び永い眠りに就かせたのです。それがあなたとカイン様です」
城の奥に運び込まれていた重傷のカインにも後押しされ、シャイニング・フォースはダークソルがいるという古の塔へと向かいました。


並み居る敵を倒して塔の頂上に辿りつくと、そこにある装置でダークソルは儀式のようなものを行っていました。
「来たかマックス!古の塔はすでに動き始めた。この大地のはるか高くには人工の星が浮かびそこから常に目に見えぬ力が送られている。
このルーン大陸に起こるすべての魔法の源の力。それが今、古の城奥深くに眠る黒き竜へと送られているのだ。黒き竜の目覚めは近い」
突如そこに現れた瀕死のカインが装置を破壊しましたが、ダークソルはカインに止めを刺して去って行ってしまいました。
「マックス、俺はもう……だめだ。このスーツの力を使ってここまで瞬間転移してきたが……これだけは話しておかねばならない」
自分達兄弟が、いずれ目覚める黒き竜を封印するために古代から永い眠りによって送られた戦士であること。
それをカインが話すと、ついにマックスの記憶は戻ったのです。
「おまえにこの剣を託す。その剣とおまえの剣を合わせれば……ダークドラゴンを倒すための……メタファーに行け。全ての謎が解ける」
シャイニング・フォースはプロンプトへと戻り、『かがやきのたま』を使ってメタファーへの光の道を開きました。
「あなたとカイン様は深い眠りにつき、遥かなる時を越えこのメタファーで目覚めた。ところがそこに現れたのがあのダークソルだった……
カイン様のおかげでマックス様だけは逃げ延びることができました。しかし……永い眠りの間に失われた記憶を取り戻す処置は間に合わず、
あなたは海に投げ出され……カイン様はダークソルに捕まり悪の心を植えつけられたのです」
シャイニング・フォースは、そのほとんどがダークソルに操られていた古代の機械兵達を倒しました。
そこで『ひかりのつるぎ』と『やみのつるぎ』を用いて黒き竜に唯一対抗できる剣『カオスブレイカー』を手に入れたのです。
そしてプロンプトに戻ったシャイニング・フォースはさらに南下して最後の守りを突破し、ついにルーンファウストへと足を踏み入れました。
【第七章・完】


357 名前:シャイニング・フォース 黒き竜の復活[sage] 投稿日:2018/01/03(水) 11:40:39.68 ID:Ip2+kwAK0 [7/8]
【第八章 古の城、浮上】
マックスはルーンファウストに着くと、すでに古の城を守る新城に移っていたダークソルと対峙しました。
「過去から来た人間は三人いた。この私がその一人だ。もっとも私が未来へ生き延びようとしたのは別の理由があってのことだがね。
私はおまえに同情する。黒き竜を封印したところでおまえに何が与えられる?戦いが終わってしまえばこの世界におまえの居場所はない。
誰もおまえを必要としない。それよりは私と共にこの世界の王とならないか?黒き竜を目覚めさせても私は世界の破滅など望まない。
私だけは黒き竜を完全に操ることができる。黒き竜の力を持ってこの世界を支配する。それが私の望みだ。おまえも私の仲間となれ。
この世界の全ては私とおまえのものだ。我々の苦しみも知らずこの世界でぬくぬくと生きる者に絶望と苦しみを与えるのだ」
するとどこからか声が響き、マックスを操ろうとしていたダークソルに一撃を与えました。
「心を奪われるのは俺だけでたくさんだ。マックスよ!惑わされるな!」
カインの最後の一撃を受けたダークソルを追ったシャイニング・フォースは、操られていた皇帝ラムラドゥを倒して新城を制圧しました。
そして岬に立ったマックスがカオスブレイカーを使うと、古の城が海からその姿を現すとともに東の古の門から光の道が開けたのです。
そこでシャイニング・フォースはダークドラゴンを復活させんとするダークソルをついに倒したのですが……
「この私がどうして時を越え未来に行こうとしたか……それを今こそ教えてやる。神々……古代人は自分たちが作った種族を滅ぼすた
め黒き竜を生み出した。そして同時にダークドラゴンを操るため一人の男を選んだ。その男の身体を造りかえダークドラゴンの頭脳とした。
それがこの私だ!ダークソル……黒き魂……この忌わしい名前はその時に与えられたものだ。私はそれまでの記憶を全て消去され……
ただダークドラゴンの頭脳として利用されることになっていた。ふざけた話だ……だから私は考えた。そう望まれていたように黒き竜
を我がものとし全ての者たちに復讐してやる!」
ダークソルを生贄としてついに復活したダークドラゴンを、シャイニング・フォースは激闘の末になんとか倒しました。
しかしこれを完全に滅ぼすにはカオスブレイカーによる封印が必要で、マックスはそのために古の城とともに海へと沈んでしまったのです。
【第八章・完】


(ここからED。冒頭の少女が本を読んでいる場面へ)
『……こうして神々の遺産、恐るべき黒き竜は無事に封印されたのだ。
世界を破滅から救ったシャイニング・フォースの英雄たちはそれぞれの暮らしに戻っていった。
やがて時が流れ……シャイニング・フォースと呼ばれた強く正しい心を持つ者たちの物語は人々の間でひとつの伝説となった。
しかしその後のマックスの消息を知る者はいない。封印された黒き竜そして古の城とともに海に消えたと伝えられている』
「……お話、最後まで読んでくれてどうもありがとう。おじいちゃんまだ帰ってこないねえ……あれ?今日はもう帰るの?
そうなんだ……それじゃあさようなら。また遊びに来てくれたら嬉しいな」


(スタッフロールの後、場面が変わって農村の一角で)
「これは……旅のお方かね?どこに行きなさるね?どうじゃろ?この村は男手が足りなくて困っとるんじゃ。手伝ってもらえないかね?」
「……いいかもしれないな。ここでしばらくお世話になるか」
「そりゃよかった!で、あんたの名前はなんというんだ?」
「僕ですか?僕の名前は……」


Fin

 

最終更新:2018年10月19日 01:07