ファイアーエムブレム 聖魔の光石

ファイアーエムブレム  聖魔の光石
>>10-61・66~67・77~80

61 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/18 05:01:04 ID:IWQhnz+V
マギ・ヴァル大陸には古より魔物が存在し、人々は五つの聖石に魔物を封印して平和を手に入れたという。
五つの聖石はそれぞれ五つの国に納められて平和の象徴とされた。

ある時大陸最大のグラド帝国が突如他国への侵略を始め、隣国ルネスの王女エイリークは
父王に命じられて隣国であるフレリア王国へと落ち延びていった。
フレリアに辿り着いたエイリークはグラドとの戦争で行方不明になっていた
双子の兄エフラムを救出すべくグラドヘ攻め込むことを決意。グラド領のレンバール城に
進軍し、これを落とす。
そこへエフラムと共に行軍していたはずの騎士オルソンが現れ、エイリークを城内へ招き入れる。
しかしオルソンは妻のためにルネスを裏切っており、エイリークは城内で包囲されるが
援軍として加わったエフラムと合流し、フレリアへと脱出する。
エフラムの連れていたミルラという竜族の少女は、グラドの侵攻の影には禍々しい何かがあると告げる。
彼女はそれを感じ取り、住んでいたところから旅立ったのだという。しかし今は力を失っており
偶然出会ったエフラムに保護されたのである。
その頃フレリアの聖石はグラド帝国によって破壊されていた。
しかし、すでに滅びたはずのルネスの聖石は未だ破壊されておらず、それはエイリークとエフラムの持っている
一対の腕輪によって聖石を封印してあるからだということを知る。
多くのことを知り、この戦争にただならぬものを感じるエイリークだった。
その後、エイリークはロストン聖教国に援助を仰ぐため、エフラムはグラドに正面から戦いを挑むため
兄妹はしばし別行軍をする。


66 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/18 22:58:22 ID:5mFTu3r4
【ここではエフラム編で進めていきます】

エフラムは、グラドの人間の中にも戦う意志の無い者がいるだろうと思い、
親友であり、心優しいグラドの皇子リオンと話をしようと思い当たる。
グラドへの道中、槍の師であるグラドの将軍のデュッセルを説得し、幽霊船との
戦闘中にロストン聖教国王女ラーチェルと合流する。
そのころグラドの将軍の一人セライナは、リオンの命で竜石と呼ばれる石を手に入れていた。
グラドに上陸して間もなく、エフラムの元からミルラが行方をくらます。
彼女がセライナと供にいると知ったエフラムは、ミルラを取り戻すべく進軍する。
竜石を手にしたセライナの元にミルラが現れ、その石を返すよう哀願する。
この石ははミルラが竜の姿に戻るために必要なもので、
彼女が無くしてしまった石が巡り巡ってセライナのもとへ来たという。
ミルラと話すうちに、絶対の忠誠を誓った優しく賢明な皇帝はすでに正気ではなかったこと、
そしてもう元の皇帝には戻れないことを知ったセライナの心は揺れる。だが、皇帝の命は絶対だった。
竜石を返して欲しければ自分を倒せと言い、ミルラをエフラムの元へ帰す。
ミルラはエフラムに、セライナは悪い人間ではないと訴える。エフラムも彼女を説得しようと
するが、セライナがそれを聞き入れることはなかった。


67 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/18 23:02:00 ID:5mFTu3r4
セライナを倒し、グラド城にエフラムは進軍する。
その頃玉座の間には皇帝ヴィガルドと皇子リオンがいた。
リオンは、父上の死を受け入れられなかったから、と意味深な独り言と共に姿を消す。
皇帝を倒しグラドを制圧したエフラムは、地下牢から一人の闇魔導士を救出した。
ノールと名乗った魔導士の口からは信じられない事実が語られる。
リオンは父の死を受け入れることができず、闇魔道で父を甦らせてしまったというのだ。
その際に、魔を封じたとされ最も強い力を持つグラドの聖石の力を使い、より強い力を持つ
魔石を生み出すことに成功、結果グラドの聖石は破壊されてしまった。
その後、挙動のおかしくなったリオンは甦った皇帝を操って各国への侵略を始めたのだという。
王宮制圧後エフラムの前に現れたリオンも、確かに昔とは別人のようであった。

かつて魔を倒したといわれ、各国に二つずつ伝えられている武器、双聖器を手に入れ、
各国の聖石の破壊を防ぐべく、エフラムは再び進軍する。
隣国ジャハナでグラドの将軍ヴァルターとケセルダを撃破。彼らに追われていたエイリーク達と合流するが、
すでにリオン達によってジャハナの女王は殺害され聖石も破壊されたことを知る。
フレリアのように、双聖器だけは無事であったという。
ここはルネスに帰還し、聖石を死守することを決意する二人であった。


77 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/22 23:24:36 ID:2043VynC
ルネス王国は荒れ果てていた。現在この国を治めているのは、裏切り者のオルソンであったが
どうも様子がおかしい。妻と部屋にこもりっきりで、国政などそっちのけになっているという。
オルソンは戦いに興味を示さなかったが、妻との生活が脅かされるとリオンに告げられ
エフラム達を迎え撃つ。彼を撃破したエフラムとエイリークは、オルソンの暮らしていた
部屋で彼の妻のなれの果てを目にする。オルソンの妻は死んでいて、リオンの手によって
復活させられたのだ。すでに人ではなくなってしまった妻と暮らすうちに、オルソンは
狂ってしまっていたのだった。
持っていた一対の腕輪で聖石の封印を解き、双聖器とルネスの聖石を無事手に入れる二人。


78 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/22 23:26:00 ID:2043VynC
しかしロストン聖教国へ行く途中、現れたリオンによってルネスの聖石は破壊されてしまう。
リオンはグラドの聖石を破壊してしまったときに、聖石に封じられていた魔王に身を乗っ取られてしまった
とエフラムに告げる。
しかし完全に意識を奪われているわけではなく、逆に魔王の力を得ようとしていることや、
かつて魔王の封印された闇の樹海で儀式を行うのだと言い残し去っていく。
魔王を封じるために必要な、今残されたただひとつの聖石はロストンにある。
エフラムがロストンに到着してすぐに帝国の残党が襲撃をかけてくるが、辛くもこれを撃退、
聖石と双聖器を手に、エフラムたちは闇の樹海へと向かう。

闇の樹海は、魔王の封印を見張るべくミルラと彼女の父が暮らしている地であった。
封印に近づこうとするリオンの前にミルラの父が立ちふさがるが、逆にリオンによって
生きた屍に作り替えられ、儀式の見張りとされてしまう。
魔王の封じられた建物“魔殿”の入り口に立ちふさがった屍竜が父だと知り、悲しむミルラ
だったがエフラムに心配をかけまいとし、父と戦うことになる。
もう父が元に戻れないことを知った上での決意であった。
魔殿に乗り込もうとしたエフラムは、倒したばかりの屍竜に寄り添うミルラを見つけ、
彼女に父がいると知っていた彼はそれが彼女の父の遺体という事を知り、なぜ言わなかったと問いかける。
最初は否定するが、自分の決意を悟ったエフラムに対し、エフラムはもっと悲しいのだからと強がるミルラ。
そんな彼女に辛いときは泣いてもいいのだとエフラムは諭す。


79 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/22 23:27:47 ID:2043VynC
父を思い、泣き崩れるミルラ。
一方魔殿の中ではリオンが回想に沈んでいた。
あと数年もすれば、グラドは大地震で壊滅的な打撃を受けるだろうという予言と
父が病で死に瀕しているという事実にさらされたリオンは、父の死後に国を継ぐということを
恐れていた。隣国のエフラム達に助けを求めようとも思ったが、父皇帝はそれを許さなかった。
父が死んだ後頼る者を求めたリオンは父を甦らせることに成功。同時に魔王に乗っ取られていった。
そもそもリオンは予言された大地震をくい止めるべく、聖石の力を手に入れようとしていた。
彼の中の魔王は世界を滅ぼそうとしていたが、それはグラドを救おうとするリオンとは全く
相容れない考えであった。
聖石を破壊したのは魔王の力を増すためではあったが、自分が魔王を支配すれば
その力を皆のために使えると思ったのだった。あくまでも彼が望むのは皆の幸せであった。

魔殿に乗り込んだエフラムとエイリークは、リオンを倒すことに成功するが
魔王の復活は止められなかった。
聖石で魔王の魂を封じ双聖器で立ち向かい、魔王の肉体を滅ぼすことに成功する。

その後、再び平和になったルネスで暮らすエフラムとエイリークのもとに
グラドが大地震により、大打撃を受けたという知らせがもたらされる。
エフラムはリオンの意志を継ぐべく、グラドのために尽力することを誓い、
エイリークもまた、エフラムに代わってルネスを守ると約束するのだった。

スタッフロール。
エフラム、エイリークとリオンの出会いのシーン(回想)。
その後、それぞれのキャラクターの後日談。


80 ファイアーエムブレム聖魔の光石 ◆l1l6Ur354A sage 04/10/22 23:32:45 ID:2043VynC
だいたいこんな感じです。
かなりキャラを端折って説明していますが、実際はもっと大勢の重要人物がいます。
エイリーク編では舞台となる国、。また、リオンの性格が微妙に違っているようです。
最終更新:2006年12月23日 00:52