ARMORED CORE 3 SILENT LINE

ARMORED CORE 3 SILENT LINE(アーマード・コア3 サイレントライン)
part17-452~456


 

452アーマードコアSLsage2005/08/16(火)21:35:37ID:2MxvXw2V
賛否両論あるけど、書いちゃったんで投下します。

かつて、大災害から逃れるため、人類は地下世界レイヤードを作り移住した。
レイヤードは「管理者」と呼ばれるコンピュータによって完全に管理された世界。
数世紀の間に人類はすっかり管理者に頼りっきりになってしまった。
旧文明の記憶もかなり薄れたレイヤードでは、日々、クレスト、ミラージュ、キサラギといった大企業同士の軍事闘争が巻き起こっていた。
そして、人型機動兵器「AC」を駆る傭兵「レイヴン」が大きな役割を果たしていたのである。
しかし、あるときを境に管理者はレイヤードを滅ぼすような行動を取り始め、結果、管理者は一人のレイヴンによって破壊される。
管理者は人類再生のための最終プログラムを発動、禁じられた地上への扉が開かれた。
(ここまでが3の話)

それから数年後、地上進出を果たした人類は急速に新天地の開発を進めていた。
相変わらず企業同士は利権をめぐって紛争を繰り返し、レイヴンもまた数多の戦場に駆り出されていた。
地上開発も残すは未踏査地区「サイレントライン」を残すのみ。
誰も立ち入れないが、それゆえにまだ見ぬ技術と資源が期待されるサイレントラインを巡る争いに、レイヴンである主人公も巻き込まれて行く。


453アーマードコアSLsage2005/08/16(火)21:38:10ID:2MxvXw2V
企業の小競り合いの手伝いをするなど任務を請け負っていると、そのうち電力施設の崩壊阻止の依頼が来る。
早速出動し、大火事になった施設の消火装置を起動させていると、研究員から助けてくれとの通信が入る。
施設内はものすごい温度なのによく無事だったなと思いながら消火していくと、コンデンサルームに未確認機が侵入してくる。
そいつは、未知の武装と桁外れの性能を持った謎のACだった。
任務成功後、AI研究所のセレ・クロワールという人物からメールが届く。
彼女はあの施設で助けた研究員で、救助の礼と謎のACは未踏査地区からくるとの情報をくれた。
一方、レイブン専属のオペレータのエマから、AI研究所は兵器用の人工知能を開発する機関であること、また不審な噂もあることを教えてもらう。

高速で高火力な武装輸送列車を必死こいて追いかけて破壊したり、基地を防衛したりと依頼をこなしていると、
セレから、あなたはなかなか優秀なレイヴンのようですね、とのメールがくる。
メールによると、サイレントライン付近で各企業の被害が増大しているらしく、各企業とも真相の解明と対処方法の究明に手を焼いているとのこと。

再び傭兵稼業。
さっき頑張って守った基地を別企業からの依頼で襲撃して微妙に気分になったりしていると、サイレントライン付近に建造中の工場から救援依頼が。
衛星軌道上からレーザーが撃ち降ろされはじめ、この機に乗じて敵対企業が侵攻してくるというのである。
そんな所に工場作るなと思いながら出撃して敵を倒していると、高威力の衛星レーザーが雨のように降り注ぎ始める。
しかも例の謎のAC、I-Cシリーズまで現れて工場はボロボロ。何とか生き残ったレイヴンは、ますます株を上げた。
思ったより広かったサイレントライン。その正体は衛星砲によって形成された砲撃領域だった。
どうやら人類が地下に逃げる前の文明によって作られたものであるらしい。
しかし、その存在理由は今もって不明である。

454アーマードコアSLsage2005/08/16(火)21:40:32ID:2MxvXw2V
その後も未踏査地区から飛来するミサイルから空港を守るなど、サイレントライン絡みの依頼が増えて行く。
セレは、サイレントラインは踏み越えていいものなのかどうか、と口にする。
それでも企業はあきらめない。クレスト社、ミラージュ社とも、サイレントラインに関する情報を得るため、レイヤードの管理者があった中枢への侵入を試みる。
主人公はミラージュ側からの依頼を受け、クレストの雇った3人のレイヴンを打ち倒してデータを持ち帰った。
ミラージュはそのデータで衛星砲の位置、制御方法を解明するつもりらしい。果たして吉とでるか凶と出るか…。

サイレントラインの奥に眠るものを巡る戦いは激しさを増していく。
クレストが未踏査地区からの攻撃で混乱する一方で、ミラージュはキサラギと組んで、AI研究所の人工知能を使った無人ACなどを開発。
さらに、ついに発見された衛星兵器の内部をレイヴンに探索させるなど、ミラージュの優勢が続く。
またセレからのメール。ミラージュが衛星砲とのデータリンクをまもなく完了するとの知らせだった。
セレは、人類はかつて力の使い方を誤りレイヤードへ潜ることになった。その力がまた無分別な企業の手に渡ろうとしている。人類はまた過ちを犯すのかあなたは人類の判断を信じるのか、と問うてきた。
焦るクレストはミラージュ本社への襲撃を敢行するが、主人公の妨害で失敗。
ミラージュ社の勝利で終わるかに思われた……。


455アーマードコアSLsage2005/08/16(火)21:42:56ID:2MxvXw2V
そして人類に試練の時が訪れた。
ミラージュがデータリンクを完了すると同時に異常事態が発生する。
ミラージュの無人兵器、クレストの無人要塞、そして衛星砲のコントロールが突如失われたのだ。
被害はネットワークを介し加速度的に広がっていく。
セレからは、「選択はなされました。もしその選択が過ちならば、正されなければなりません」というメールが届いた。

主人公は複数のレイヴンと協力して衛星砲を機能停止させにいく。
ジェネレーターを破壊すれば止められるのだが、そこに立ちはだかるI-Cシリーズ。
無人ACの猛攻を乗り越えて衛星砲の破壊に成功する。
ミラージュは衛星砲に使われている技術、そしてレイヤードの管理者に使用されていた技術は、AI研究所が企業に提供していた技術に酷似していると指摘した。
また、暴走兵器群は未踏査地区から発信される信号で動いていることが判明する。
そして、それら無人兵器の開発にはすべてAI研究所が関与していた。
研究所は暴走事件以来沈黙し、セレ・クロワールもまた消息不明となっている。
これまで企業は端末を通してしかAI研究所と接触しておらず、その実態は不明であった。
AI研究所への疑惑が高まる。いったセレは何者なのか。

衛星砲の無力化により、サイレントラインへの侵入が可能になった。
各企業は共同して無人兵器への信号の発信源を捜索する。
そこには巨大な空洞と、いまだ稼動中の旧文明の軍事要塞があった。
無人兵器の暴走を止めるにはこの要塞「OLDCOURT」を制圧するしかない。
無数の無人兵器がひしめく要塞にレイヴンたちが突入する。
一人、また一人とレイヴンが倒れる中、主人公は最深部で待ちうけるI-Cシリーズを倒し動力炉を破壊する。

456アーマードコアSLsage2005/08/16(火)21:44:14ID:2MxvXw2V
特定された信号の発信源。それは滅びてしまったもう一つのレイヤードだった。
事態を収拾するには、滅びたレイヤードの中枢からの信号を止めるしか道はない。
そこにセレ・クロワールもいるはずだ。主人公は単身レイヤードの中枢へと向かう。
「待っていました」
内部に入った途端、外部との通信が途切れ、代わりにセレの声が。
「端末セキュリティ、解除」「接続開始」
セレの声は、画面にはIBISと表示される何者かの声に変化していく。
そして、もう一つのレイヤードの「管理者」の間へたどりつく主人公。
管理者の前に黒い悪魔のような機動兵器が佇んでいた。
「モード変更、……最終確認へ移行します」
最後のI-Cシリーズ、その名も「I-CFFF-SERRE(セレ)」のシステムが起動する。
「最終チェック中」「各レベル、フェイズ確認。適応レベルクリアー」
多彩な兵器を駆使する機動兵器との死闘の最中、IBISは何かを確認しているようだ。
「確認完了」
I-CFFF-SERREの撃退と同時に、IBISはメインシステムを停止する。
「ココマデガ、ワタシノ役割…。レイヴン、後ハアナタノ役割…」

こうして、人類の進出を阻む壁、サイレントラインは完全に消滅したのである。

蛇足:
結局セレ=IBISの目的ははっきりとは分からずじまい。
いろいろ解釈はあると思うけど、
人類が旧文明の残る地上でやっていけるか試してたって考えるのが素直かと。
最終更新:2019年09月24日 01:35