ゼルダの伝説 神々のトライフォース

ゼルダの伝説 神々のトライフォース
>>9-547~549・552~557
547 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/15 16:34:58 ID:x+rT26M4
雨が降る夜、リンクは不思議な声を聞きました。
「私の名はゼルダ…6人の生贄がささげられ、私が最後の一人…
 城の司祭アグニムが生贄を使って7賢者の封印を解こうとしています。
 私はお城の地下牢の中…助けて…」

ベッドから起き上がると、同居しているおじさんが
「ちょっと出かけてくる。心配するな」と言って家を出て行きました。
なぜか、その手に剣と盾を持って。

なにか不安を感じたリンクは、激しい雨の中、おじさんの後を追います。
さっきの声はなんなんだろう?もしかしておじさんにも聞こえたのかな?
足は自然と城へと向かいます。

城の門は閉ざされていました。途方に暮れたリンクは
城の周りをうろうろしているうち、城の中庭へ通じる隠し通路を見つけます。

意を決して踏み込むと、そこにおじさんが倒れていました。
「…これを持って行け…。」剣と盾を受け取ります。

「わしの代わりに、姫を頼む…おまえは、姫の…」
そう言い残して、おじさんは力尽きるのでした。

城の地下牢でゼルダ姫を無事救出したリンク。
姫が知っていた隠し通路を通って、教会へと脱出します。

神父さま曰く、司祭アグニムは魔物に取り付かれている、
奴を倒すには伝説の「マスターソード」が必要だろう、との事。
村の長老サハスラーラならば何か知っているかもしれない。
リンクは長老に会いに行くことにしました。

教会を出ると、すでに夜は明け、雨はすっかり上がっていました。

548 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/15 17:02:06 ID:x+rT26M4
サハスラーラが言うには、マスターソードを手にするには「3つの紋章」が必要らしい。
東の神殿で「勇気の紋章」、砂漠の神殿で「力の紋章」を手にしたリンクは
3つ目の「知恵の紋章」を手にするためにヘブラ山へと登ります。

その途中、一人の老人を助けます。老人は、生贄にされた娘の父親だと名乗りました。
老人は、娘を助けてくれる勇者の出現を心待ちにしているらしいです。

「もしも闇の世界に迷い込んだら、この鏡を使いなさい。」
マジカルミラーを受け取り、リンクは山頂にある「ヘラの塔」目指してさらに山を登ります。

突然、周りの様子が一変しました。
ふと自分の姿を見ると、まるで「ウサギ」のような姿に変わってしまっています。

その近くにいた、よくわからない生き物が話しかけてきました。
「この世界では、自分の心を反映した姿に変わってしまう。」と言います。
塔にある「ムーンパール」と言う宝玉があれば、この世界でも元の姿を保っていられるのに…。

リンクは、マジカルミラーを使ってこの世界から脱出しました。
気がつくと、ヘラの塔の目の前にたたずんでいました。

ヘラの塔にて「ムーンパール」と「知恵の紋章」を入手したリンク。
いよいよマスターソードを手にするときです。
リンクは、剣が眠っていると言う迷いの森へ向かいました。

マスターソードを目前にすると、3つの紋章が輝き始めました。
剣の柄に手を添え、力を込めると…!

リンクの左手(彼は左利きです)で輝くマスターソード。
サハスラーラの声が聞こえてきました。
「その輝きがお前の力だ。その剣なら司祭の魔力を打ち破れるはずじゃ!」

リンクが森を出ようとしたその時!
「リンク!助けて!城の兵が教会へ……キャーーー!!」
ゼルダの声です!ゼルダの身に何が…!
リンクは急ぎ教会へと向かいました。

549 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/15 17:20:10 ID:x+rT26M4
教会では、重傷を負った神父さまが倒れていました。
「姫は城の兵にさらわれてしまいました…。姫を頼みます…」

城の上層へ向かう扉は、アグニムによって封印されていました。
しかし、マスターソードはその封印を打ち破ります。
城の最上階へ急ぐリンク。

最上階。祭壇に寝かされているゼルダ姫、その前に立つ司祭アグニム。
司祭は、リンクの目前でゼルダ姫を生贄に捧げてしまいます。
なんと、姫の姿は、忽然と消えてしまいました。

「これで7賢者の封印は解かれたわけですね。
 『黄金の力』を手にする時がまた一歩近づきました。」

リンクは司祭に戦いを挑みます。
しかし、いくら剣で斬りつけても、効いている様子がありません。
その時、サハスラーラの声が聞こえました。
「いくらマスターソードといえど、司祭の体を斬ることはできない。
 やつの力を逆に利用するんじゃ!」

アグニムが放つ魔力の弾。リンクは、それを剣で打ち返しました。
自分の魔力を浴びたアグニムはついに倒れます。
「おのれ…おまえも闇の世界へ引きずり込んでやる!」
アグニムの最後の力で、リンクは闇の世界へ引きずり込まれてしまいました。

552 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/16 01:58:53 ID:ZGg0dCEa
気がつくと、リンクは闇世界にそびえたつピラミッドのてっぺんにいました。
サハスラーラの声が聞こえてきます。
「その世界は、かつては『黄金の力』を祀った聖地だったが
 今は魔物のはびこる闇の世界と化してしまった。
 司祭アグニムは、7人の生贄によって
 こちらの世界と闇の世界を結ぶ道を開いてしまった。
 再びこちらの世界を救うには、『黄金の力』を手に入れるしか術は残されていない。
 7人の娘たちを助けてやってくれ。7賢者の血を引くその力、役に立つだろう。」

生贄にされた娘たちは、この闇世界へと送り込まれ、
7つの迷宮の魔物たちに囚われているとのこと。
リンクは、7人の娘たちを救う旅に出ます。

紆余曲折あって7人の娘を助け出したリンク。
その中には、リンクの目前で生贄とされたゼルダ姫もいました。
彼女たちの話により、この闇世界の謎が明かされていきます。

553 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/16 01:59:56 ID:ZGg0dCEa
それに触れた者の心にある願いを実現する力を持つという
「黄金の力」=「トライフォース」を祀った聖域に
一人の男が迷い込んだのがすべての始まりでした。
男の名は「魔盗賊ガノンドロフ」。
彼は黄金の力を手にし、「世界を手中にすること」を望み、
彼の悪しき心が聖域を闇の世界へと変貌させたのです。

闇の世界を支配したガノンドロフ改め邪悪の王ガノン。
やがて元の世界をも支配しようと企み、
野心持つ司祭アグニムを利用して7人の生贄を捧げさせ、
二つの世界を結ぶ道を開かせたのでした。

554 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/16 02:00:52 ID:ZGg0dCEa
ガノンはデスマウンテン山頂にある塔の中で
ゲートが完全に開くのを待っています。
ガノンを闇世界から出すわけにはいかない!
7人の娘の力で、塔に張られた結界を破り、リンクは塔を登っていきます。

塔の最上階にいたのは、かつて城の最上階で激戦を繰り広げた司祭アグニムでした。
「再び相まみえるとは思いませんでした。しかし、3度目はないと思い知りなさい!」
アグニムは分身してリンクに襲い掛かります。
かつてと同じように相手の魔力をを打ち返してアグニムをついに倒します。

倒れたアグニムの体から青い豚のような魔物が現れた、かと思うと
コウモリに変身、飛び去ってしまいます。リンクはその後を追いました。

そしてたどり着いたのは、闇世界の中央にそびえるピラミッド。
そこに開いた大穴に飛び込むリンク。
そして、ついに邪悪の王ガノンが現れます。

555 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/16 02:02:16 ID:ZGg0dCEa
「貴様のような小僧にここまで追い詰められるとは思わなかったぞ!
 しかし、トライフォースは渡せん!」
最終決戦です。ガノンの激しい攻撃をかわしつつ、幾度となく斬りつけるリンク。
やがて、ガノンの動きが止まります。
「今だっ!!」 リンクが、ガノンを仕留める唯一の武器「銀の矢」を放つと
ついに邪悪の王は倒れるのでした。

リンクの目前に、トライフォースが姿を現しました。
どこからともなく、声が聞こえてきます。
「ガノンが倒れた今、闇の世界はなくなり、元の聖域へと戻っていくでしょう。
 トライフォースは、新たな持ち主を待っています。
 黄金の力はあなたの手にあるのです。
 さあ、触れてごらんなさい。あなたの心にある願いのままに…」
リンクがそっとトライフォースに触れると……

556 ゼルダの伝説 神々のトライフォース sage 04/09/16 02:03:35 ID:ZGg0dCEa

ここは元の世界。そこに暮らす人々には笑顔があふれています。
そして、その中には、リンクのおじさん、教会の神父さま、
司祭によって殺されたはずの王様などの姿も見えます。

多くの人たちが犠牲となったこの戦い。
その人たちを救うこと。それがリンクの願いでした。


リンクは迷いの森へと足を運びました。
マスターソードを再び眠りにつかせるために。
そして、台座に納められたマスターソードは静かにその役目を終えます。

その眠りが永遠のものでありますように…。

                                    fin.

557 神々のトライフォースの人 sage 04/09/16 02:07:34 ID:ZGg0dCEa
っとまあ、こんな感じです。
後半、かなり端折っていますが、
7人の娘を探すあたりはストーリーがあまり濃くないんで
本当にこのくらいしか書くことがなかったりします。
最終更新:2006年12月13日 01:39