天誅弐
>>15-442~446、16-44~45・58


442 天誅弐 sage 2005/06/01(水) 23:09:17 ID:VDk8Mxt9
天誅弐、あんまし需要無いだろうけど書いておきます

立体忍者活劇 天誅弐

時は冥王の騒乱より7年ほど遡る
東忍流の里にて頭目の紫雲斎より皆伝を受け取る若き忍び二人、力丸と彩女である
そして彼らを見守る青年一人、次期頭目の龍丸である。
物語はこの三つの影により織り成されてゆく。

第一幕 紅蓮
龍丸が紫雲斎より頭目の証である忍者刀十六夜を受け取り、正式に頭目の座を継いだその夜
郷田の城は松之信の叔父基秀の軍の襲撃を受けていた。
知らせを聞いた紫雲斎は直ちに龍丸ら三人を派遣する

城に着いた龍丸は力丸に松之信の、彩女に奥方と菊姫の保護を命じ、自身は天守に潜む怪しい影の元を目指す。

基秀軍の目をかいくぐり最上階の殿の間に到着した力丸、そこでは松之信が基秀の短筒により深手を負わされていた。
殿を救わんと基秀の攻撃をかわし止めを刺そうとする力丸。
だが寸での所で松之信が基秀をかばってしまい、結局取り逃がしてしまう。
とりあえず松之信と駆けつけた剣術指南役の橘十兵衛とともにその場を逃れる力丸であった。

彩女が奥方の佳君の元にたどり着いたとき、佳君は基秀の凶刃に倒れ一人娘の菊姫は奪われようとしていた。
その場を目にし基秀に襲い掛かる彩女であったが、突如現れた巨漢の忍者玄武によって邪魔をされ基秀を逃がしてしまう。
そして佳は菊姫に姉妹の絆を示す双鈴を託し息絶えるのであった。

龍丸が到達した天守では能面を被った怪しい者が舞を舞っていた。
その者の正体は香我美、野心家で知られる隣国の戸田善貞に使える如月忍流の女頭目である。
共に忍の世を創らぬか?と言う誘いを龍丸に一蹴された彼女は如月流四天王の青竜にその場を任せ去ってしまう。


炎上する郷田城を見つめる松之信の元に戸田軍が侵攻を始めたとの報せが入る、騒動の裏に戸田義貞の影を確信した三人。
そして力丸と龍丸は基秀と戸田の首を、彩女は菊姫を求め戸田の陣に忍び込む。

戸田の本陣では基秀が戸田に裏切られ絶命していた、そこで菊姫が陣内の小屋に捕らわれていると聞いた彩女は
香我美の襲撃を受けながらも姫を探しだし、そこで彩女と菊は姉妹鈴を分け合う。
忍者である自分を娘のように扱ってくれていた佳を思い出し涙する彩女であった。

基秀が絶命してより間もなく本陣に龍丸が踊りこむ、あっさり戸田を切り捨てる龍丸だがそこに再び香我美が現れ
仇敵を始末してくれて感謝すると言い去って行く、今度は逃さんとそれを追う龍丸。

力丸も龍丸と同じ頃本陣に迫っていたが、本陣の手前で盲目ながらも鋭い体術を繰り出す忍者朱雀に阻まれ
本陣に入った時には基秀も戸田も既に息絶えていた。

崖上で対峙する龍丸と香我美。そこで香我美は陽炎座の誕生を宣言し、忍の世を創ってみせると豪語する。
その声に呼応するように崖下では幾つものかがり火がゆらめきだした。
軍門に下らない以上脅威は残せんと龍丸に刃を向ける香我美、それに十六夜で応える龍丸。

力丸と彩女が龍丸を追い崖に着いたとき龍丸と香我美はなお激しく切り結んでいた。
だがその内に崖が崩れだし二人は荒海に飲まれてしまう。

それから一夜明けどこかの砂浜に漂着した二人、共に一命はとりとめていたが
龍丸は記憶を失っていたのだった・・・



443 天誅弐 2005/06/01(水) 23:11:06 ID:VDk8Mxt9
続きはいずれ、主役三人の時系列はあまり整理して書いて無いのでご容赦を


444 名無しさん@お腹いっぱい。 2005/06/01(水) 23:20:23ID:46HUiEMe
確か天誅弐の攻略ネタバレサイトに詳細に書かれた、本編があったな。暇な奴は探してみるといい。

ちなみに、龍丸は途中で記憶を取り戻すも敵側に付き、
彩女に殺される。


445 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2005/06/02(木) 00:37:07ID:X4zE21A3
天誅弐の人乙

龍丸って敵になったり味方だったり死んだり生き返ったりと大変だな
天誅参でも出てきたけど龍丸の心中とか詳しい説明お願いできないかな?
過去ログにストーリーは載ってたがそのへんが良く分からなかったんで


446 天誅弐の人 sage 2005/06/02(木) 00:55:41 ID:yW6Ao6pg
>>445
弟分たちの手前クールな忍者を気取っていたけど香我美に出会って
迷いの多い内面が顕に・・・
つまり精神的には忍者として失格だったということです
結局は香我美への愛に殉じ忍者ではなく人として散りましたが


44 天誅弐の1 sage 2005/06/11(土) 03:35:11 ID:rarf1UJ1
>>1
遅ればせながら新スレ乙です、続き書きます

第二幕 流砂

龍丸が消息を絶って三ヶ月、郷田領内では領民の失踪事件が相次いでいた
松之進は力丸と彩女に調査を命じる。

誘拐された人々が捕われていると噂の九焔島に潜入した彩女。
そこに再び現れた玄武の口から、この誘拐事件の裏に明国人と陽炎座と呼ばれる
主を持たぬ忍者集団が暗躍していることが語られる。
玄武は彩女に一座に入れと誘いかけるが、仲間の仇と組めるかと拒絶され物別れとなる二人だった。

数刻後、記憶を無くした龍丸は香我美の推薦と彼自身の義理立てもあってか正式に陽炎座四天王が一人、
青龍の名を受ける。そして町人誘拐の任務へと赴くのだった。香我美の目的、焔口鬼完成のために・・・

そして力丸は人夫救出のため潜入した明国人の隠し港で警備の任に就いていた青龍と対峙する。
兄弟子が生きていたことを喜ぶ力丸、だが記憶の無い龍丸には何のことか分かるはずもない。
珍しく感情的になった力丸を見て子供の相手はできんと青龍はその場を去っていった。

それから数日、ことの次第を紫雲斎と療養中の松之進に報告する力丸。次の任務は陽炎座と思われる忍らに占拠された寺院の
調査。龍丸の影を求め力丸はかの地へと潜入する。
一方彩女は、やはり謎の忍者たちの襲撃を受けていると報告のあった重病人たちが隔離された村へと向かっていた。

その地で殺戮を行っていたのは今は青龍と名を変えた龍丸、殺戮を松之進の仕業に見せかけ名君の名を汚そうという香我美の指示である。
だが非道な行いの影に香我美の忍びではなく人として、光の照らす世界に生きたいというはかない望みと、
彼女自身が病魔に蝕まれている事実を見抜いてしまった龍丸は、香我美の悲愴な決意に心を動かされ彼女を抱きしめる。
初めて私情で己の道を決める龍丸、それは香我美と共に歩む修羅の道。そしてその時、記憶を無くす以前から龍丸の抱いていた迷いもまた消えていた。

香我美は動揺しながらも次は東忍流だと言い残し先に去っていった。



45 天誅弐の2 sage 2005/06/11(土) 03:35:41 ID:rarf1UJ1
その場を見てしまった彩女は力丸と同じように龍丸の元へ駆け寄るが、記憶は戻らずとも龍丸の決心は固い。
部下三人に彩女を任せ、その場を後にする龍丸改め陽炎座の青龍。目指すは東忍流の里、任務はこの地と同じく殺戮あるのみ。

案の定陽炎座に占拠されていた朱嶽寺で力丸は朱雀と二度目の邂逅を果たす。玄武が彩女にそうしたように陽炎座に入れと言う朱雀。
暴虐の徒には組みぜすと同じく拒否する力丸だったが、去り際に朱雀はこういい残した。
もうお前の返る場所など無い、と・・

力丸が里に着いたとき既に襲撃は始まっていた。
何とか紫雲斎と松之進の無事を確認した力丸は、里を襲う香我美と龍丸率いる陽炎座の忍者らを全て始末する。
だがその時、師であり育ての親でもある紫雲斎は龍丸との戦いのすえかつての弟子に止めを刺されようとしていた。
駆けつけた力丸は怒りにかられ龍丸を圧倒する。だが兄弟子への思いが一瞬の隙を生み、龍丸に十六夜で右目を斬られ香我美ともども逃がしてしまう。
戦うことしか教えてやれなかった自分を許せと言い、紫雲斎は力丸の腕の中で息絶えるのだった。

遅く里に着いた彩女が目にしたものは走り去る香我美と龍丸の姿であり、耳にしたものは力丸の悲しみの絶叫だった。
彩女は二人の後を追い、桜咲く丘にその姿を認める。
自ら相手をしようとする香我美を制し彩女の前に立ちはだかる龍丸は、彩女の必至の呼びかけにかすかながら記憶を取り戻す。
だがもう戻れぬ所まで分かたれた道を行く二人である、龍丸という名の男は死んだ、次に会う時は命を貰うと言い龍丸は彩女に背を向けて去ってゆく。

忍者犬の蝉丸に龍丸の匂いを追わせていた力丸は桜の木の下で彩女を見つける、師匠の死を伝える力丸に彩女は龍丸を殺すのは自分だと
力強く言う、その目には涙がにじんでいた。そして再び追跡を開始する二人と一匹。

陽炎座本拠地のある洞窟の中では巨大船、焔口鬼が出航の時を待っていた。郷田家を手始めに忍を虐げてきた武家たち皆殺しにし
自由の身になるのだと龍丸に言う香我美。そこに侵入者ありとの報告が入るが香我美はそれを気にとめず、龍丸と出航のため焔口鬼に乗り込む。
だが船の傍らには二人の忍の姿があった。洞窟の手前の竹林で虎を操る四天王の一人白虎を倒した力丸と彩女はそのまま洞窟に潜入し
今まさに焔口鬼の間近で機をうかがっていたのである。

二人が船に乗り込むのを確認すると、力丸は蝉丸と報告のため城に帰還し彩女はそのまま焔口鬼に忍び込む。
そして今、陽炎座の野望を乗せた船が郷田の沖に姿を現す・・


58 天誅弐最後 sage 2005/06/12(日) 00:34:09 ID:Lmb162c4
第三幕 幽玄

郷田城内では力丸の報告を受けた松之進、関谷らが家臣を集め会議を行っていた。
郷田の水軍は小船が数隻あるばかり、とても勝てる戦いではないと口々に述べる家臣たち。
だがその時既に焔口鬼は城下への砲撃を開始していた、選択の余地無しと松之進は自ら水軍を率いて出陣する。
そして力丸もまた敵船を伝い海より焔口鬼を目指すがその前に朱雀が立ちはだかる。

戦いが始まり焔口鬼の砲撃が郷田城にまで被害を及ぼしていたころ、船内に忍び込んでいた彩女は
龍丸のいる甲板へと続く階段で玄武と最後の対決をし辛くも勝利を得る。
玄武は最期に彩女に名を聞いた。
「あやめ」
良い名前だと笑って死んでいった玄武に、そして自分自身に
あやめとは殺女という意味もまた持つ、そう言い聞かせ彩女は階段を登ってゆく。

郷田の軍はついに龍丸と香我美のいる焔口鬼甲板にまで到達していた、弟弟子たちの相手は自分がすると香我美に言う龍丸。
既に記憶が戻っていたことを知り驚く香我美に対し、龍丸は恩人のお前を支えることが今の自分の望みだと告げ戦いに赴こうとする。
自分の思いに気付き涙ながらに愛しい男の背にすがる香我美、だが龍丸は振り返らずに去って行く。

甲板で橘十兵衛ら郷田の精鋭部隊を倒した龍丸は彩女と出会う、互いの思いを断ち切るため刃を交える二人。
そして戦いの末、彩女は龍丸の十六夜を跳ね上げ奪うとその刃を龍丸の胸に突き立ようとするがその手は寸前で止まってしまう。

最後の最後で逡巡する彩女の姿を見かねた龍丸は震える刀身を握り自らの胸に突き立てる、
兄弟子としての最後のやさしさであった・・・

朱雀を倒した力丸は甲板で龍丸のそばに立ち尽くす彩女から十六夜を受け取ると決着のため香我美の待つ焔口鬼頂上の能舞台を目指す。
そして力丸を見送った彩女は悲しみにくれ海に身を投げてしまう。

能舞台での死闘に打ち勝った力丸の背に、倒れゆく香我美はこう言いかける、
自分達の夢だけは、自由と言う光だけは決して奪えぬと。
その言葉に力丸はこう返した

「自由など知らぬ、知りたいとも思わぬ
あるのは誇りのみ、忍としての誇りのみ」

力丸の脱出を確認した郷田軍の放つ火矢で焔口鬼甲板は炎上を始め、内部では火薬の引火による爆発も起こりつつあった。
その時彩女は飛散した船の破片に受け止められ海上を漂っていた、いつのまにか手に握っていた菊姫との姉妹鈴を見つめ、
彩女はまだ自分には死ねない理由があることを思い出す。
そして炎に包まれた焔口鬼の甲板では香我美が龍丸に寄り添い最期の時を向かえようとしていた・・

一夜明け海岸で再開する彩女と力丸、辛いのならばこのまま抜けても追いはしないと言う力丸に対し
二度と大切なものを失わないためにも自分は影として生きてゆくと言う彩女。
そして二人の影は朝日の照らす海岸を後にするのだった。

若き忍たちの決意より数刻前の夜、焔口鬼の傍らで共に炎上する船から朱の衣を纏った人影が一つ立ち上がった
それは偽りの眼帯を捨て去ると闇に向けこう叫んだ

此度の戦ではまこと多くの血が流れた、だがまだ足りぬ!さらなる血を!我が主、冥王の復活の時は近い!!

鬼陰の笑い声が闇夜にこだまする・・・


59 天誅弐の人 sage 2005/06/12(日) 02:02:32 ID:Lmb162c4
遅れましたがこれで完です、参と紅は持ってないので
私の知っている天誅の物語はこれでおしまいです。






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