ドラえもん ギガゾンビの逆襲

ドラえもん ギガゾンビの逆襲
>>6-160~171・209~214・351~360、>>7-220~226、まとめ内差し替え・追加スレッド-48


160 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:41ID:aHJufXdF
このRPGはドラえもんの映画に出てきた様々な世界を渡り歩く話で、
基本的には映画の後日談という位置づけになっています。
設定に関しての知識がなくてもとりあえずプレイはできますが、
映画を見ていないと分からない設定も多いかと思います。
ベースになる映画は「のび太の魔界大冒険」「のび太の海底鬼岩城」
「のび太と竜の騎士」「のび太の日本誕生」の4本です。
(鉄人兵団とパラレル西遊記からもキャラクターが出ていますが、
こちらは知らなくても大丈夫です)


プロローグ

かつて人類の歴史を支配しようとした精霊王ギガゾンビ。
彼が今再び世界を征服するための計画を進めていた。
様々な世界の支配者たちを蘇らせ彼らを操りだしたのだ。

それを知ったドラえもんたちはその野望を阻むために立ち上がった。
タイムマシンでギガゾンビがいる原始時代へと向かったのだ。
ところが・・・

その動きを知ったギガゾンビが亜空間を捻じ曲げてしまったのだった。
ドラえもんたちは時空乱流の中に放り出されてしまった。
ドラえもんだけが彼の住む町に戻ることができたのだが・・・。


161 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:42ID:aHJufXdF
#以上、オープニングよりコピペ。
#ちなみにひみつどうぐも全て時空乱流に巻き込まれており、
#ドラえもんは四次元ポケット以外に何も持っていない。


ドラえもんが戻った場所は、ドラえもんと同じ町に住む主人公の家。
ドラえもんは世界に散らばった仲間を助け、ギガゾンビの野望を打ち砕くため、
主人公に力を貸して欲しいと頼みます。
もちろん快く引き受ける主人公。
(断ることも可能。一部で有名なバッドエンドへ。)

「じくうしんカウンター」で、魔界に誰かが飛ばされていることを知った一行は、
魔界にいく方法について調べ始めました。

出木杉君の家を訪ね、何か変わったことはないか尋ねると、
変な電話ボックスがいつの間にかできていた、とのこと。
もしかするとなくしてしまった「もしもボックス」かもしれない、と、
2人はそれを探すことに。

程なくしてもしもボックスを発見。2人は魔界へと飛ぶのでした。


162 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:42ID:aHJufXdF
#魔界編(のび太の魔界大冒険)

魔界の「星の街」に飛んできた一行。
街で様々な情報を集めるうちに、倒したはずのデマオンが
復活していたということを知ります。
また、そのデマオンの弱点を知る満月先生と、その娘の美夜子が
行方不明になっているとのこと。
ただならぬ事態に驚きつつも、まずは飛ばされた仲間を探すため
街の探索を続けることにしました。

街を歩くうちに、古い洋館の中で石化したのび太を発見。
何か手がかりはないだろうか、そう考えた一行は、
その洋館のさらなる探索を開始します。

探索を続けるうちに、洋館の奥で1匹の猫がいること気づきました。
何かを訴えかけたそうなその猫に、街の外れの茂みに落ちていた
ほんやくこんにゃくを食べさせてみることにしました。

猫の正体は、なんとデマオンの魔法により再び猫の姿に変えられた美夜子でした。
のび太の石化もデマオンの仕業で、その魔法を解くためには
デマオンを倒さなければならないと聞かされます。
美夜子を仲間に加え、まずはデマオンを倒すために必要な
銀の矢を求めて、一行は町の外へ。
街の住人の「隣の村に銀があるらしい」との噂を聞き、
最初の目的地を「港の村」に定めました。


163 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:43ID:aHJufXdF
「手持ちの武器、マジカルソードやナイフはともかくとして
ピコタンハンマーってのはどうなんだろう」など、
旅に出るにはあんまりな武装に対して少々不満を感じつつ
何とか港の村へとたどり着いた一行。

名産品の銀に関して情報を集めるが、
何と銀は全てデマオンに取られてしまったとのこと。
途方にくれる一行だったが、町の子供から
「大人たちが銀をどこかに埋めていた」という話を聞くことができました。
銀がない今、頼りはその埋めた銀だけですが、残念ながら場所までは覚えていないという。
村中をしらみつぶしに探しても見つからず、
街の一角に住み着いた凶暴な犬のいる辺りが怪しいとは思うもののどうにもできず、
仕方なく一行はさらに次の村「職人の村」を目指すことに。

コウモリや人食い草など、凶悪な魔物たちをピコタンハンマーでなぎ倒しつつ、
住人それぞれが何らかのエキスパートという、職人の村にたどり着いた一行。
銀の矢を作れるのは銀細工職人のマサだけだと聞き、
まずは話だけでもとマサの元へと向かいました。

マサに話を聞くと、マサの愛犬が港の村へと行ってしまい、
心配で心配で仕事が手につかないという。
様子を見てきてくれないか、というマサからの依頼を受け、
愛犬の大好物の骨を受け取りました。
職人の村の宝箱からひみつどうぐを回収するも、
よりにもよって「チャンピオングローブ」と「ひかりごけ」と
微妙にマイナーな道具でションボリしつつ、港の村へと戻る一行。

先ほどの犬に骨をやってみると、ようやく犬は警戒を解く。
茂みに囲まれた草むらを掘り起こし、デマオンの手を逃れた貴重な銀を手に入れました。

マサに犬が無事だったことを伝えると、ようやくマサは元気を取り戻し、
上機嫌のマサは無料で銀を銀の矢に加工してくれました。


164 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:43ID:aHJufXdF
「銀の矢を手に入れたのはいいけど、よく考えたら
そもそもデマオンがどこにいるのか知らないじゃん」という
根本的な問題にようやく気づいた一行。
今までの街では手に入らなかった情報を求め、
職人の村の東にあるという「谷間の村」へ。

谷間の村はデマオンの城のすぐそばにある村でした。
しかし残念ながら城の周りには川があり、徒歩では向かえない事を知りました。
住人から「魔術博士」という人物ならデマオンの城への
行き方を知っているかもしれない、と聞き、その人物を探すことに。

探すうちに、村の北東にある家で腹を空かせた男に出会いました。
ドラミが毎回100個単位でドサドサ持ってくるドラ焼きを分けてあげると、
男は「ダンジョンキー」という特殊な鍵をくれました。
この人が魔術博士ではないのかとガッカリしながらも、
貰えるものはありがたく頂いて次の目的地を探す。

「まやかしの平原」を抜けた先に「ちんからむら」という村があると聞き、
魔術博士を探してちんからむらへ。

#「ダンジョンキー」は、世界各地にある意思を持ったドアを開けるための道具。
#星の街の洋館の裏手にある物置(?)の口の悪いドアを開け、
#ひみつどうぐ「ネムケスイトール」を回収できる。
#このひみつどうぐの効果は(ry


165 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/04/0621:44ID:aHJufXdF
突然やたらと攻撃力の上がった敵に驚きつつ、まやかしの平原を抜けてちんからむらに到着した一行。
村の外れの家に住む魔術博士に会うも、偏屈じじいなのでまともに取り合ってはくれない。
何とか話をするため、誰かに紹介状を書いてもらうことにする。
ここ最近の悪魔の被害に悩むちんからむらの村長の愚痴を聞いてあげると、村長は紹介状を書いてくれるという。紹介状を持って再び魔術博士のもとへ。

紹介状を見せると、魔術博士はようやく取り合ってくれるようになりました。
魔術博士はデマオンを倒せる素質のある人間を探しているとのこと。
デマオンを倒す意思があることを告げると、魔術博士は「水晶の眼」を一行に託します。
これは「導きの水晶」と対になる道具で、その2つが揃えばデマオンの城へと向かう鍵になるはずだという。
が、その肝心の「導きの水晶」がどこにあるのかが分からないらしい。悪魔が持っているという話もあるが、その悪魔がどこにいるのかも分からない。

村長が悪魔の被害に悩まされていた事を思い出し、その悪魔に関しての情報を集める。
その甲斐あって、悪魔はちんからむらの北の洞窟にいるらしい、という噂を聞くことができました。
まずは悪魔を手当たり次第に倒していこうという大雑把な考えで、一行は一路北の洞窟へ。


166 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/04/0621:44ID:aHJufXdF
洞窟に入ると、そこは一切光が入らない真っ暗な空間でした。
四次元ポケットから「ひかりごけ」を取り出すドラえもん。
ひかりごけの効果で洞窟の探索がまともにできるようになりました。

洞窟の奥に進むも、出てくるのは骨になったネズミとほこりむしという訳の分からない生物ばかり。
悪魔はどこに行ったのか・・・そう考えつつ探索を進めると、洞窟の最深部で1つの宝箱を発見。
それに近づいた瞬間、隠れていた悪魔「一つ星の悪魔」が襲い掛かってきた!

辛くも悪魔を撃退する一行。
しかしこの悪魔は導きの水晶を持っておらず、また宝箱の中身も目的のものではありませんでした。
回収したひみつどうぐ「コンクフード」で腹を満たしながら、一行は外へと出ます。

洞窟の近くに立つ一軒の家。そこには年老いた夫婦が暮らしていました。
老夫婦に悪魔のことを告げると、ここからさらに北にあるもう1つの洞窟にも悪魔がいるという話。
老夫婦から悪魔を弱らせる効果があるという「銀の玉」を受け取り、もう1つの洞窟へと向かった。

こちらの洞窟も先ほどの洞窟に負けず劣らず真っ暗。
というわけで再びひかりごけの出番。マイナーな道具なのに大活躍です。

ダンジョンを探索中、「ドアに話しかけないでよ!」などと小粋なセリフをはくドアを発見。
ドアを開けるとそこには宝箱が。ひみつどうぐ「おいしゃさんカバン」を入手です。
タケコプターやどこでもドアのような派手さこそないものの、今回のような旅では頼りになりそうな予感。


167 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:45ID:aHJufXdF
粗方探索は終わったかな、と気を抜いたその時、隙をついて襲い掛かってきたのは「二つ星の悪魔」。
一つ星の悪魔とは比べ物にならないほどの力で一行をねじ伏せようとしてきます。

しかしこちらには銀の玉があります。
銀の玉をかざすと、途端に力を失う悪魔。
それでもなお一つ星の悪魔以上の力を見せ、襲い掛かって来ます。

眠りの魔法を交えた猛攻に耐え抜き、何とか悪魔を倒した一行。
悪魔の消えた後に何かが落ちていることに気づきます。
それこそがまさに捜し求めていた「導きの水晶」でした。

更なる洞窟探索で「水晶のナイフ」を手に入れた一行。
この辺りは水晶が名産品なのかもしれません。
それはともかく、これでようやくピコタンハンマーとはおさらばです。
こんにちは水晶のナイフ、さようならピコタンハンマー。

外に出て、早速導きの水晶を使ってみることに。
水晶を覗き込むと、そこに移っていたのは「星の街」の洋館にあった魔法陣。
これは何だろう、と思う暇もなく一行の体が中に浮かび上がる。

辿り着いたのは星の街の入り口。さっきの魔法陣は何を意味しているのだろう、と、洋館の庭に描かれた魔法陣へ。
魔法陣の前に立った瞬間、襲い掛かってきたのは「三つ星の悪魔」。
銀の玉を使いながら何とか退けると、力を失ってしまったのか銀の玉は砕け散ってしまいました。

魔法陣に足を踏み入れると、今までは何の効果もなかった魔法陣が水晶の力で移動の魔法陣として使えるようになりました。
もちろん目的地はデマオンの城です。


168 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:46ID:aHJufXdF
デマオンの城は魔王が住むに相応しく、重く暗い雰囲気の漂う城でした。
現れるモンスターも今までのものとは一味違う、より凶悪なモンスターです。

1階の大広間に落ちていたのはひみつどうぐ「みちびき」。
次のレベルに上がるために必要な経験値を教えてくれる、どこぞの世界の神父さんみたいな道具です。

襲い掛かってくるメデューサを退け、更なる前進を続ける一行。
ネズミが現れるたびにいちいちドラえもんが目を回してしまうのが厄介です。

進んでいくうちに、またもや現れる意思を持つ扉。が、話しかけても残念ながら何も答えてくれません。
「こんなところで働いてるなんて、ドアの中の人も大変だな」と思いつつダンジョンキーであけると、またもや宝箱を発見。
ひみつどうぐ「アタールガン」です。

迷路のように入り組んだ城を昇り、何とか第3階層へ到着。見ると、何かの石像が。

近づいてよく見てみると、それは石像ではなく石化した満月博士でした。
美夜子がテレパシーで話しかけると、まだ意識が残っていたのか何とか反応を返します。
話を聞くと、石化を解くためにはデマオンを倒さなければならないこと、
銀の矢はデマオンの心臓に刺さなければならないこと、
戦って弱らせなければ銀の矢はデマオンの心臓に届かないことが分かります。
そして最後に、残ったわずかな魔力を振り絞って美夜子にかけられた魔法を解き、満月博士は意識を失います。

のび太を助けるため、そして満月博士を助けるため、一行は最上階を目指すのでした。


169 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:46ID:aHJufXdF
道なりに歩くうちにひみつどうぐ「やくよけシール」を発見。
文字通り、厄を避ける・・・つまり、敵が襲ってこなくなるアイテムです。
ただでさえ敵の強いダンジョン、このひみつどうぐは貴重です。

そして、最上階の中心部。デマオンはそこで一行を待ち構えていました。
圧倒的な迫力で目の前に立つデマオン、その姿は3人の心に恐怖を与えます。
しかし、こちらとて負けるわけにはいきません。恐怖に屈することなく、勇気を振り絞り、デマオンに立ち向かうのでした。

流石は魔王、その攻撃の一撃一撃が今まで戦ってきた敵とは桁違いです。
おそらく、2発耐えられるかどうか、といったところでしょう。
しかしこちらとて全くの非力というわけではありません。
人間に戻った美夜子の魔法の力とひみつどうぐが、少しずつデマオンの身体に傷をつけます。

そしてデマオンがよろめいたその時。
主人公の放った銀の矢が、デマオンの心臓を打ち抜きました。
断末魔の叫びを上げながら消えるデマオン。
3人は再びデマオンを倒すことに成功したのでした。


170 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/04/0621:46ID:aHJufXdF
魔法が解けた満月博士の力で星の街へと飛ぶ一行。
洋館の前で待っていたのは石化の解けたのび太でした。泣きながらドラえもんにしがみつくのび太。
しかし、のび太も目的を忘れていたわけではありません。
そう、最終目的はギガゾンビをとめること。
気合を入れなおしたのび太は、これから一緒に戦っていくことを誓うのでした。

満月博士がデマオンの城で見つけたというひみつどうぐ「こがたせんすいかん」と
「テキオーとう」を受け取り、3人はもとの世界へと戻ったのでした。


魔界編 終


171 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0621:47ID:aHJufXdF
話はまだまだ続きますが一旦ここで切ります。
ちなみに実際のところ、ボスたちはそれほど強いものでもありません。
よっぽど逃げまくったりしない限りは、回復アイテムを使うことすらなく通常攻撃のみで蹴散らせます。

このゲームの中では、ドラえもんのいろいろな設定をRPGのシステムとしてうまく取り込んでいて
(四次元ポケットがDQのふくろシステムと同等の機能だったり、
ネズミ型モンスターが出現するとドラえもんが麻痺状態になったり)
エポックの努力の後が垣間見えます。

209 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0904:44ID:8R0Tczm7
ギガゾンビの逆襲、海底編です。
ここまでのストーリーは>>160-170。

#海底編(のび太の海底鬼岩城)

もとの町に帰ってきた一行は、再びじくうしんカウンターを使い、仲間を探します。
すると、海底世界に誰かが飛ばされていることが分かりました。
海底へ行く方法を探し、再び町中を探索。
こんなときは知識が欲しいときの頼みの綱、出木杉君の出番です。
出木杉君の話では、この町にある池は海とつながっていて、もし潜水艦があれば海まで行けるだろう、とのこと。

潜水艦は確かにありました。先ほど満月博士から受け取った「こがたせんすいかん」です。
都合のいいことに、苛酷な環境での活動を可能にするテキオーとうまであります。

一行は池にこがたせんすいかんを浮かべ、それに乗り込みました。

辿り着いたのは海底の国・ムー連邦の首都。
街を歩くうちに、どうやら海底世界でも不穏な動きがあることに気づきます。
倒したはずのポセイドンが復活したという話です。
まずはもっと詳しい情報を得るべく、首都の中心部にある「ナバラの神殿」へと向かい、ムー連邦の首相に謁見することにしました。


210 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0904:44ID:8R0Tczm7
首相はこちらの顔を見るなりいきなり助けを求めてきました。
ポセイドンが復活しアトランチスの鉄騎兵軍団が首都を包囲しているというのです。
さらに悪いことに、調査に向かったエルからの連絡も途絶えてしまい、ムー連邦は全く身動きが取れない状態にあるとの事。
仲間も大事ですがムー連邦も大事。ということで、首相の依頼を受け、ポセイドン討伐に乗り出すことになりました。

とはいえ、鉄騎兵の能力は桁外れ。デマオンを倒した一行でも、生身で戦えば大被害は免れないでしょう。
そこで、神殿の奥にある抜け道を使い、鉄騎兵軍団の包囲網を抜けることになりました。
首相に別れを告げ、首都の北にある「ウーの街」を目指します。

神殿の奥にあった宝箱からひみつどうぐ「ころばし屋」を入手。名前の通り、誰かを転ばせるひみつどうぐです。
戦闘に際してなかなか役に立ちそうに思えます。問題といえば、襲ってくる敵のほとんどが足のない深海魚ばかりということくらいでしょうか。

さて、抜け道に出た一行。敵の攻撃に耐えながら北を目指します。が、ここで大きく足を引っ張る問題が。

のび太が弱すぎるということです。

確かにデマオンとの戦いを通じて戦闘のコツをつかんだ主人公やドラえもんに比べ、技術的に圧倒的に劣るのは頷けます。
でもこれはあんまりです。
「お前荷物まとめて帰れよ」という言葉をぐっとこらえ、装備品を集中させて何とか補強を図ります。


211 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0904:44ID:8R0Tczm7
「どう考えたってホオジロザメに勝てるわけないって!」などと騒いでいるうちに、何とかウーの街に到着しました。
町を散策していると、一人の少女に出会いました。
綾取りで勝てば何かいいものをプレゼントしてくれるとのこと。
早速のび太が挑戦。テストダメ、運動ダメ、ついでに冒険のほうもダメと相変わらずのダメっぷりを晒していましたが、綾取りとなれば話は別です。
しかし少女も綾取りの名人。のび太を窮地に追いつめます。
のび太は仲間にすがるものの、綾取りの分からない主人公に、そもそも綾取りができるわけがないドラえもん。頼れるものは自分の腕のみです。

激戦の末、「ウルトラスーパーのび太スペシャル」で少女を破るのび太。
少女がプレゼントしたのは「たつまきストロー」。深刻な攻撃力不足に悩む一行には最高の一品です。

ポセイドンとこの世界に飛ばされた仲間に関しての情報を集めだした一行、住人たちから有力な情報を聞くことができたました。
何でも、地上人の男の子がこの街に来ていたというのです。
特徴はキツネ顔。間違いなくスネ夫です。
さらに情報を集めると、スネ夫はオーターの街に向かったということ。エルと同行しているならまだ何とかなりそうなものですが、悪いことに1人で向かったとの話。
急いでオーターの街へと向かいます。


212 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0904:44ID:8R0Tczm7
たつまきストローで攻撃力倍増、ホオジロザメもシュモクザメも蹴り飛ばしつつ、オーターの街へと到着。
ここは昔一緒にポセイドンと戦ったバギーちゃんの墓があることで有名なところです。

まずはスネ夫に関しての情報を集めます。が、誰もスネ夫の事を見ていないとの事。
まさか鉄器兵にさらわれてしまったのでは・・・そんな悪い考えがよぎります。
一方、エルの事について聞いてみると、エルたち一行は溶岩地帯を越えたところで消息を絶ったようです。
スネ夫にせよエルにせよ、溶岩地帯を超える手段を見つけないことには会える見込みはないみたいです。

しかしながら、手持ちの手段では溶岩地帯を渡ることができません。
いつもならひみつどうぐで一発解決なのですが、現在はいろいろ回収しながら何とかやっている状況。困りました。

何とかできないかと街を歩いていると、1人の男性に出会います。
今年88歳になる彼の母親が、どこかから拾ってきたスカーフを身につけたとたん、子供になってしまったということ。
どうもひみつどうぐの香りがします。幼女ハァハァなどと言っている暇はありません。早速そのおばあちゃんを探し出しましょう。

程なくして、街外れで遊んでいる赤いスカーフを身に着けた女の子を見つけました。
スカーフの持ち主が自分だということを告げると、女の子はスカーフを返してくれます。

スカーフだと思っていたものは「タイムふろしき」でした。
これはスカーフではなくふろしきだということを教えてあげると、おばあちゃんは照れたように笑います。
なかなかかわいらしいおばあちゃんです。


213 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0904:44ID:8R0Tczm7
タイムふろしきを持ってバギーちゃんの墓へ。
ポセイドン神殿の瓦礫の中から見つかったパーツを拾い集め、祠に祀っているのだそうです。

バギーちゃんの石像にタイムふろしきをかけると、パーツが昔の姿へと組みあがっていき、1台のバギーの姿になりました。バギーちゃん復活です。
眠っていたところを起こしたのは少々申し訳ない気もしますが、もう一頑張りしていただきましょう。

祠の中には、誰が置いていったのか、「ファイトこづち」が落ちていました。
確かに今までの「疲れたらコンクフードとドラ焼きで腹を満たす」という方法では間に合わなくなってきていましたが、
しかしだからといって精神論に逃げるのはどうなんでしょうか。ひとまずありがたく頂いておきます。

溶岩地帯を抜けると、ポセイドンの神殿へと辿り着きます。入り口近くの扉をダンジョンキーで解除すると、そこにいたのはスネ夫とエルでした。
それぞれ行動は別にしていたものの、どちらも鉄騎兵に捕らえられてしまった模様。
共に戦おうとするエルに対し、ドラえもんは直ちに首都に戻るように言いました。
首都は既に鉄騎兵に包囲されており、陥落の瞬間が確実に近づいていたからです。
お互いに頑張ろう、と言い残し、エルはその場を去りました。

そして、スネ夫。もちろん3人と一緒に戦うに決まっています。ムー連邦を鉄騎兵から守るため、一刻も早くポセイドンを倒さなくてはなりません。
スネ夫からこの神殿の扉を開けるために必要な「ポセイドンの鍵」をうけとり、4人は神殿の中枢部を目指し、攻撃を開始します。


214 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/0904:44ID:8R0Tczm7
鉄騎兵や他のモンスターたちによる猛攻で傷つきながらも、一行はポセイドンのもとへと辿り着きました。
復讐の神を名乗るポセイドンは、一行を見ると憎悪に燃えて闘志を漲らせます。
アトランチスを護れ、と命ぜられたポセイドンはアトランチスが滅んだことを知らず、その強大な力をギガゾンビに利用されていたのでした。
必死の説得にも応じることはなく、ポセイドンは一行に襲い掛かってきました。

激しい激闘の末、ついに動きを止めたポセイドン。鉄騎兵も動きを止めました。一行は急いでナバラの神殿へと向かいます。

ナバラの神殿はエルの活躍もあり損害も軽微でした。ほっと一息ついたところで、首相が2つの道具を持ってきます。
それは「ぎじゅつてぶくろ」と「どこでもホール」でした。首相はこの奇妙な道具がドラえもんのものではないかと考え、捨てたりせずにとっておいてくれたのです。

そして、復活したバギーちゃん。バギーちゃんはこの海底世界がひどく気に入った様子で、ここに残ると言いました。
静香によろしく伝えてほしい、と言伝を頼まれます。

短かった海底の旅を終えて、一行は潜水艦に乗り込み帰っていきました。


海底編 終

351 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1418:56ID:2wNFbqbC
ここまでのストーリーは>>160-170 >>209-214。


#地底編(のび太と竜の騎士)

もとの町に帰ってきた一行は、三度じくうしんカウンターを使い、仲間を探します。
すると、地底世界に誰かが飛ばされていることが分かりました。

地底に向かう方法を探そうとしたその時、スネ夫がある提案をします。
先ほど首相から受け取った「ぎじゅつてぶくろ」を使ってラジコンを改造し、
武器にしようというのです。当然賛成する一行。
スネ夫はパーティを離れ、家でラジコンの改造を始めました。

さて、改めて地底への行き方を探ります。
困ったときの出木杉君頼み、早速ご意見番の元へと向かいます。
出木杉君の話によると、昔空き地の地下にトンネルがあったとのこと。
そういえば空き地の地面には1ヵ所土の色が変な部分がありました。

空き地にどこでもホールを仕掛け、地下世界へと向かった一行。
辿り着いたのは恐竜人の国のエンリル。
この世界では誰が復活したのだろうか・・・と思い情報を集めてみるも、これといった話はないようです。

街を探索していると、ついに「どこでもドア」を発見できます。
これこそまさに旅の必需品。一度訪れた場所にしか行くことはできませんが、
これさえあればぐっと移動が楽になります。
あまりのビッグネームの登場に、先ほど恐竜人のおじさんから貰った「ナカミスイトール」の姿が悲しく霞んで見えます。


352 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1418:57ID:2wNFbqbC
話を聞くうちに、悪人の復活とは別の件で問題が発生している事が分かりました。
同じ地底世界に住むナンジャ族と戦争状態にあるらしいのです。
その件について法王に話を聞こうと法王庁に向かいますが、なぜか門前払い。
まずはとにかく情報を集めるために、次の街へと向かうことにしました。
幸いなことに、ここから東へ向かったところに村があるそうです。
村の名前はノドン。何だか某国のミサイルみたいで嫌な感じです。

「いくら襲ってくるからとはいえ、ムカシトンボなんていう貴重そうな種を
バタバタと落としていいものだろうか?」などと考えている間にノドンの村に到着します。
ここは隣の大陸への移動手段となる「次元転換船」があることでも知られる街です。

話を聞くうち、地上人の男の子についての話を聞くことができました。
恐らくジャイアンでしょう。何でも次元転換船に乗って隣の大陸へと向かったということ。急いで追いかけます。
しかし残念なことに現在は戦争中、次元転換船を一般人が利用することはできないということです。
どうしても乗りたいのであれば軍団長に許可を貰ってこいと言われてしまいます。
軍団長に会うべく、隣のウルスの村へ向かいます。村の名前がテポドンでなくてよかった。

地底竜、ナンモナイト、デロデロバー、ツチダマチーフ、
火食い鳥とあまりにも統一性のないモンスターたちをなぎ倒し、何とかウルスの村に辿り着きました。

街を歩くうちに、一人の若者に声をかけられます。
「この道具はドラえもんさんのものじゃないですか?」そう言いながら渡してくれたのは「タケコプター」と「くうきほう」。
ようやくドラえもんのひみつどうぐが揃ってきました。

1件1件訪ね歩くうちに、ようやく軍団長と会うことができました。
許可を求めようと話しかけると、昔の武勇伝を語り始める軍団長。
この軍団長、どうもどの世界にもいる語りたがりの様子。じっくりと話を聞かされます。
ひとしきり話し終えると、満足したのか上機嫌で乗船許可証を出してくれました。
激励の言葉までかけてもらい、ちょっとだけ気合いが入る一行。ジャイアンを追うため、ノドンの村へと戻ります。


353 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1418:57ID:2wNFbqbC
どこでもドアでひとっ飛び、ノドンの村に到着します。
兵士に乗船許可証を見せると、晴れて次元転換船を利用できるようになりました。
早速次元転換船に乗り、ジャイアンがいるであろう隣の大陸へと向かいます。

辿り着いたのはピスの砂漠の中央に建てられた第1ベースキャンプ。
情報を集めるものの、要人が少ないためかあまり良質な情報はありません。
第1ベースキャンプの東のトプスの森に建てられた第2ベースキャンプの位置を聞くことができたので、とりあえずそこに向かってみましょう。

こちらの大陸は先ほどまでの奇妙な生物ではなく、恐竜たちの支配する世界でした。
その猛攻に何度も大怪我をしながら、何とか第2ベースキャンプに辿り着きました。
キャンプを1つ1つ廻っていると、バンホーの妹、ローさんに会うことができます。
他の兵士たちもですが、ローさんはこの戦争に関して何か不自然なものを感じているようです。
ナンジャ族の言い分も聞く必要があると考えたローさんは、一行に大使としてナンジャ族の村へと向かうように頼みます。
もちろん断るはずがありません。白旗を受け取り、南に流れる川沿いにあるというナンジャ族の村へと向かうことになりました。

まだ廻っていないテントがあったため、そちらにも顔を出してみると、その中の1つでようやくジャイアンに再開できました。
「おう! 心の友よ!」と、いつものセリフと共に抱きつくジャイアン。
仲間にできるか、と思いきや、バンホーがパトロールから戻るまでキャンプを守るという約束をしたそうで、離れることができないと告げます。
「パトロール隊が帰ってきたらエンリルに向かう。そこで落ち合おうぜ!」
ジャイアンと約束を交わす一行。
ああ、今回も大長編用の性格の刷り込みをされているのだなぁ、と野暮なことを考えつつ、ナンジャ族の村を目指すのでした。


354 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1418:58ID:2wNFbqbC
川を遡っていくとナンジャ族の村に辿り着きます。
村の入り口に立つ番人に白旗を見せると、大使と認めてくれ村の中に入ることが許されます。早速ナンジャ族の村で情報の収集を始めます。
話を聞くうち、この戦争は竜の騎士側から仕掛けてきた戦争だということが分かりました。
しかし竜の騎士に以前聞いた話では、この戦争を起こしたのはナンジャ族側の攻撃だったはず。
何だか少しずつきな臭い香りが漂ってきました。

族長にこの戦争の不審な点を伝え、戦争をやめるように要求すると、族長は重い口を開きました。
そして「以前ナンジャ族の先祖を助けた神というのはお前たちのことか」と問いかけてきます。
確かに以前、ナンジャ族の先祖を助けたことがありました。ナンジャ族はそれを後世まで語り継いでいたのでしょう。

(・助けたのはナンジャ族の先祖ではなく、恐竜全般。
 その内一部の恐竜が進化したのが、ナンジャ族。)

族長は一行のことを信じ、停戦に同意しました。そして一行に法王へ1通の手紙を届けるように頼んだのでした。

法王庁入口の兵士に手紙を見せると、ようやく法王庁の中に入ることを許可されます。
法王庁の中の人に話しかけてみると、どうも最近地下から変な物音がしたり、
変なものが法王庁の中を歩き回っているものを見たり、といったことが相次いでいるらしい、という話が聞けます。
突然の法王の性格の変化を含め、怪しさを感じ取った一行は法王庁の地下へと向かいました。

(・法王に手紙を渡すと破られます。
 その後でないと、本物の法王には会えなかったと思われます。)

地下にある牢獄に閉じ込められていたのは法王と最近行方不明になっていたバンホーの2人。
2人は一行に上にいる法王が偽者であることを告げます。

法王庁へと戻り、偽者の法王の前へ。偽者であることを指摘すると、偽者はその正体を現します。
偽者の招待はツチダマでした。
ツチダマを破壊し、法王庁の内部にいた真の敵を追い払うことに成功します。

ツチダマたちの目的は2つの大陸を支配すること。
そのために障害となる竜の騎士とナンジャ族の間に戦争を起こさせ、互いに潰し合わせようと目論んだのでした。
今回の戦争の発端が明るみに出たことで、両軍共にツチダマを倒すために動き始めます。
そして法王は一行に、クロマニヨンの塔にいるツチダマのボスを倒すように依頼しました。


355 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/04/1418:58ID:2wNFbqbC
「しょうげきはピストル」「デンコーセッカ」「バリヤーポイント」「タイムマシン」といったひみつどうぐ、
そして何より心強い味方ジャイアンを得た一行はクロマニヨンの塔へと向かいます。

クロマニヨンの塔に向かう途中の小島で、一行は1つのマイクを拾います。
「まじんのマイク」という名前のそれは、声を強力にブーストして辺り一帯に大声を振りまくというものでした。

眼をぎらつかせながら、まじんのマイクを握るジャイアン。
地底世界を揺るがすリサイタルの時間です。。
襲い掛かるティラノザウルスもゴルゴザウルスも、この一撃には敵いません。

クロマニヨンの塔は、16階層にも及ぶとてつもない建物でした。
強烈な炎を吐く竜や、ティラノザウルスを超える強烈な一撃を持ったゴルゴザウルスなど、
凶悪な敵と対峙しながら少しずつ塔を昇っていきます。

そして、最終フロア。
一行を待ち構えていたのは、金と銀の2体のツチダマ・・・ツチダママスターでした。
様々な策略をめぐらして地底世界に混乱をもたらした2体との対決です。

敵を痺れさせる特殊な武器を用いて攻撃してくるツチダママスター。
耳がないためかジャイアンの歌声も通じず、何度も窮地に追いつめられます。

何とか勝利を収めることができた一行。意気揚々としてエンリルに凱旋です。
法王は一行の功績を褒め称えます。
これからの地底世界について聞いてみると、ナンジャ族との和平を結び、平和に暮らしていくとの事。

一行は安心して地底世界を後にするのでした。


地底編 終


356 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1418:59ID:2wNFbqbC
#古代編(のび太の日本誕生)

元の世界に戻った一行。
最後の仲間、しずかちゃんを探すため、「じくうしんカウンター」を使います。
反応があったのは古代。大昔の日本でした。

古代世界に向かおうとしたその時、ジャイアンが一旦抜けると言い出しました。
店をサボっているので、かぁちゃんが怖いのだそうです。
また後で合流することを誓い、ジャイアンは自分の家へと帰っていきました。

このときは気づかなかったのでしょうが、ジャイアンの手にはまだあの魔神のマイクが握られたままです。
次回のリサイタルはきっと大惨事になることでしょう。

古代に向かうとなれば、使う道具も使う方法も分かっています。のび太の机からタイムマシンに乗り込みましょう。
が、ここでドラえもんがタケコプターの電池が切れてしまっていることに気づきます。少々億劫ながら、これからは徒歩で移動するしかなさそうです。

たどり着いたのはトロの村。ギガゾンビの復活に怯えている人々が暮らしていました。
早速しずかちゃんについての情報を集めます。が、しずかちゃんを知る人物は全くいません。
いろいろ話を聞いてみると、ナンボの村というところがクラヤミ族に襲われた、ということが聞けました。
ギガゾンビがクラヤミ族を従えて人々をさらい、その生命力を何かに利用しようとしているようです。
もしもナンボの村にしずかちゃんがいたら・・・そう考えた一行は、ナンボの村に向かうことにしました。

更に話を聞くうち、テラという人物がいることを知りました。
テラは神の使いとも呼ばれる人物で、不思議な術を使いギガゾンビと戦っているということ。
もしかしたら、しずかちゃんの捜索に協力が得られるかもしれません。


357 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1419:00ID:2wNFbqbC
東へ東へと進むと、高い山に囲まれた小さな村、ナンボの村に到着しました。
地面に残された大きな跡の数々がクラヤミ族の襲撃の凄まじさを語っています。
前回の襲撃の際に村長がさらわれたそうで、復興を果たしていないのはそのせいもあるのかもしれません。
その村長は何とか無事に戻ってこられたそうなので、少々話を聞いてみることにしました。

しかしながら村長はさらわれた以降の記憶を持っていませんでした。
おぼろげながらに覚えているのは、テラという人物について何かを知ってしまったような気がする、ということだけ。
村人たちの間では、村長はテラの秘密を知ってしまったがために記憶を消されたのではないか、という噂が流れていました。
真相は不明ながら、テラという人物、どうやらただの正義の味方ではない様子。
向かうのは山の向こうにあるヒカリの村、テラがいると言われている村です。

ヒカリの村は、テラを長とする大きな村でした。
村の人々はテラに絶対的な信頼を置いているようです。

村の中央にある大きな建物、そこがテラの住む社でした。
中に入ると、そこに立っていたのは儀術用の服と装飾品を身につけた1人の少女。その少女こそがテラでした。

しずかちゃんのことを尋ねると、テラは既にしずかちゃんと会っていたということ。
それどころか、全てを察したテラはしずかちゃんを元の世界に戻したというのです。

「あなたたちも危ないことをやめて帰ったほうがいいわ」
一行にそう告げるテラ。しかしこちらも、ギガゾンビの悪行を前にして黙ってみているわけにはいきません。
「でも僕たちはギガゾンビの悪巧みをやめさせなければならないんだ」
ドラえもんがそういうと、テラはうつむくのでした。


358 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1419:00ID:2wNFbqbC
社を後にする一行。村の人々と話すうち、とんでもない話を聞いてしまいます。
テラが眼には見えない誰かと話していたこと。
「村人の力を全て奪わないで欲しい」と言っていたこと。
テラの行動が何を意味するのか、疑問に思えてきました。

ギガゾンビのいる城の周りの火は芭蕉扇でしか消すことができない、という情報を聞き、芭蕉扇を持っているというクラヤミ族の村へ。

何かにつけてやたらと殴ってくるクラヤミ族の住むのがクラヤミ村です。

いちいち殴られるのに何とか耐え、村長の家に入ると、村長が有無を言わさず襲い掛かってきました。
流石はクラヤミ族の村長。

しかしながら、本気を出した一行に勝てるはずはありません。
何とか倒すと、村長は「自分より強い奴には逆らわない」と言い、ようやく話を聞いてくれるようになります。

芭蕉扇について尋ねると、村長は芭蕉扇を持っていないといいます。
芭蕉扇のありかについて尋ねると、村長は言いづらそうにおどおどします。
誰にも言わないことを条件にして何とか聞き出せた持ち主、それはテラでした。

テラに不信感を抱きながらヒカリの村へ戻る一行。
しかし、ヒカリの村では何やら変な騒ぎが起こっていました。
テラに真意を問うのは後回しにしてその騒動について尋ねると、村の子供ククルの母親が重い病気になったのだそうです。
ドラえもんの道具でも治せない病気に戸惑う一行。

(村の子供ククルの母親が重い病気になったのだそうです。
・病気になったのは、魔物に毒を吹き込まれた為です。)

359 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1419:01ID:2wNFbqbC
テラに病気について尋ねると、その病気を治すにはクラヤミ族の村の近くの洞窟に生える赤い薬草が必要なのだそうです。

「でもあの洞窟は危険な場所。あなたたちをそんなところに行かせる訳にはいかないわ」
「ククルは僕たちの大切な友達なんだ。放っておけないよ!」
弱気なテラの言葉に返すのび太。

ギガゾンビよりも何よりもまずはククルの母親の命を救うため、一行は薬草の生える洞窟へと向かいました。

薬草の生えている洞窟は、氷に閉ざされた洞窟でした。辛うじて残っている足場同士を結ぶロープを渡りながら、洞窟の最奥部を目指します。
そしてついに光も届かない洞窟の奥深くで、こじ開けられた宝箱に寄り添うように生えている赤い薬草を発見したのでした。

テラに赤い薬草を渡すと、薬草から薬を作ってくれます。即効性はないものの、確実に効果はあるはずです。
ククルに薬を渡し、何とか一安心。

さて、ククルの母親の病気の問題も解決したところで、再びテラの社へ。
テラが何と言おうとも芭蕉扇を受け取り、ギガゾンビの元へと向かわなくてはいけません。
テラに芭蕉扇の事を尋ねると、テラは一行に芭蕉扇を渡します。
社から出ようとテラに背を向けたその時、テラが一行を心配し、一緒についていくことを提案しました。
引っかかるところはありますが、快くテラを迎え、4人でギガゾンビの城を目指します。

ギガゾンビの城を囲む炎の壁。今まで行く手を阻んでいたその炎を、芭蕉扇の風で吹き飛ばします。
蛇のようにくねる谷間の道を進み、襲い掛かるマンモスやツチダマ、ロボット、果てはキマイラを打ち倒し、城へと突撃する一行。

城の最奥部。そこにはこれまでの事件の黒幕、ギガゾンビが待ち構えていました。


360 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/1419:01ID:2wNFbqbC
激闘の末、主人公の手にした炎の剣がギガゾンビを貫きました。
断末魔の叫び声を上げながら、ホログラムのように姿のかき消えるギガゾンビ。
そう、ついに一行はギガゾンビを倒すことができたのです。


古代世界とも別れを告げるときがやってきました。
テラの真意はとうとう分からないままでしたが、しかしいつまでも古代世界にいるわけには行きません。
何より、すれ違いになってしまったしずかちゃんのことも気にかかります。

テラの時間を越える術により、元の世界へと送られる主人公、ドラえもん、のび太の3人。
手を振る3人に応えて笑うテラの顔は、やはりまだどことなく曇ったままでした。

元の世界に戻った3人。早速しずかちゃんの家へと走ります。

「しずかちゃん!」
「のび太さん。みんな無事だったのね!」
再開を喜ぶ4人。
「うん! それからテラがしずかちゃんによろしくってさ!」
「えっ! テラと会ったの?」
「そうさ! 一緒にギガゾンビを倒したんだ!」
そう言うと、しずかは心底驚いた顔をします。
「そんなはずはないわ。だってテラはギガゾンビの娘なのよ!」
「ええっ! 何だって!」

「私、偶然知ってしまったの。テラは村人を騙して命のエネルギーを集めていたのよ。」
しずかの口から語られたのは驚愕の事実でした。
「ど、どうして?」
「それが魔物たちを復活させるのに必要だったからなの。」
「テラがそんなことをするなんて・・・。」
「ええ、テラも本当はそんなことしたくはなかったみたい。」
三人の脳裏に様々な光景が浮かび上がります。
記憶を消されたナンボの村の村長。
テラと何者かとの会話を聞いてしまったヒカリの村の女性。
ギガゾンビの城へと続く道を切り開く芭蕉扇を、聞かれるまで敢えて隠し続けていたこと。
そして、終始曇りがちだったあの表情。
「それに、時空乱流に放り出された私たちを救ってくれたのは、実はテラだったみたいなの。」
「えっ!」
「テラはきっと心の優しい子なのよ。ただ、お父さんのために仕方なく・・・。」

戸惑う一行。そこに、ドラえもんが提案します。
「妖魔城に行けば何か分かるかもしれない。とにかく戻ろう。またタイムマシンに乗って!」

スネ夫から、ようやく完成した「改造プラモ軍団」を受け取り、主人公、ドラえもん、のび太、しずかの4人は再び古代世界へと向かったのでした。


#古代編 終

220 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:48ID:dQzNpIl+
最終編


ジャイアンとスネ夫を連れて行こうとしたものの、ジャイアンは家の手伝いで隣の街まで行かされているそうです。
そのことをスネ夫に話すと、ジャイアンが戻って来次第すぐに後を追う、と快く了承してくれました。
ジャイアンもスネ夫もいないのは心細いですが、一刻も早く妖魔城に向かいましょう。

タイムマシンで再び古代へと飛び、妖魔城へ。
ほんの少し前にギガゾンビと戦ったあの祭壇の前まで来たとき、一行は異変に気づきます。
ギガゾンビが立っていた場所の後、ちょうど柱の影となる場所に隠し階段があったのでした。

階段の先には隠し部屋がありました。
この先に何があるのか?
足を進めたその時、侵入者に反応して見覚えのあるロボットと怪物が襲い掛かってきます。
ジュド、そして金角と銀角でした。

辛くもこれらを撃退する一行。
いつ次の敵が現れるか分かりません。慎重に探索を進めていきます。

そして第4フロア。
階段を下りた先で待ち構えていたのは、かつて戦った牛魔王でした。
まさかギガゾンビは牛魔王まで復活させたのか・・・!?
身を硬くしたその時、
「貴様らにやられる儂ではないわ!」
そう言い残し、笑いながら去る牛魔王。
牛魔王はギガゾンビの手下ではないのか?
ともかく、牛魔王を追い次のフロアへと向かいます。


221 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:49ID:dQzNpIl+
最後のフロア。
そこにあったのは大きな祭壇と巨大な何かの装置。
そして、先ほど倒したはずのギガゾンビでした。

「これはこれはお揃いで。」
不敵に笑うギガゾンビ。
「ギガゾンビ! あなたのやっていることがテラをどんなに苦しめていると思うの?」
「うるさい! この再生装置があればこの再生装置があれば儂は世界の王だ。
いずれ、テラも分かってくれるはずだ。」
「再生装置だって?」
「そうだ。これによって手下の魔物たちを蘇らせるのだ。」
今までの世界で復活した敵たち・・・デマオンや、ポセイドンや、ツチダママスターは、
全てギガゾンビがこの装置によって蘇らせたのでしょう。

「お父様!」
そこに少女の声が聞こえてきました。
「テラ! 何故お前がこんなところに?」
「私・・・再生装置を破壊してきました。」
うろたえるギガゾンビ。
「何! ではライフストーンも?」
「そ、それは・・・まだ・・・。」
それを聞き、ギガゾンビは大声で笑い出します。
「ライフストーンさえあれば再生装置はいつでも作れるのだ!」
「・・・もうやめて、お父様!」
テラの心からの叫びがフロアに響きます。
「テラ・・・。」
ギガゾンビの声に迷いが混じりました。


222 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:49ID:dQzNpIl+
その時。
「おい、ギガゾンビ!」
牛魔王でした。
「俺様がお前のような人間の手下になると思ったのか、馬鹿め。この世界は・・・俺様のものだ!」
そう言って、ギガゾンビ達へと歩み寄ります。
「よせ! 何の真似だ、牛魔王!」
「お前たちを殺してやる。」
牛魔王が腰の剣を抜きます。
「まずはお前の可愛い娘からだ!」
「よせ、牛魔王!」
「やめろー!」
ギガゾンビや一行の言葉を聴くはずもなく、牛魔王は何のためらいもなしにその剣を振るいました。

鮮血が祭壇を赤く染め上げ、崩れ落ちたテラの体からはなおも止め処なく血が流れていきます。

「テ、テラ!」
娘のもとへと駆け寄るギガゾンビ。
「ああ、テラが!」
もはやテラの顔に血の色はありません。
「・・・死んでしまった・・・」
ギガゾンビは泣き崩れました。
「そ、そんな!」
駆け寄ろうとしたのび太を見て、牛魔王が舌なめずりします。
「お前たちも殺して食ってやる!」
その顔には残虐な笑みが浮かんでいました。

「待てー!」
その時聞こえてくる、懐かしい声。
牛魔王の前に立ちはだかるように現れた2つの人影・・・ジャイアンとスネ夫でした。


223 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:50ID:dQzNpIl+
「あっ、ジャイアン! スネ夫!」
「ごめん、遅くなっちゃって。ジャイアンがなかなか捕まらなくってさ。」
「おう、みんな無事か? どうやら間に合ったようだな。」
ジャイアンが牛魔王に向き直ります。
「やい! 俺様が来たからには勝手な真似はさせないぞ!」
「抜かしたな、小僧!」
最後の戦いが始まりました。


長い戦いの末に牛魔王を倒す一行。
急いでテラの元へと駆け寄ります。

「ギガゾンビ! 再生装置を直してテラを生き返らせて!」
ドラえもんが言いました。
「あの装置で人間は再生できないのだ・・・ある方法を除いて。」
「ある方法?」
「ライフストーンの全てのエネルギーを使えば。だが・・・それをすると二度と再生装置を作れん。世界征服も終わりだ。」
「まだそんなことを言っているの!?」
「・・・。」
「ギガゾンビ!」
「・・・分かっている。儂にはテラが一番大切だ・・・。」
ギガゾンビはその仮面をそっと外しました。


224 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:51ID:dQzNpIl+
「儂が愚かなことを考えなければ、テラもこんなことには・・・。」
うなだれるギガゾンビ。
「分かってくれたんだね! さあ、早くテラを!」
「よし。」
ギガゾンビは再生装置へと向かい、配線を操作し始めます。
「これをこうして・・・うむ。これでよいはずだ。」
損傷は軽微だったのか、予想外に早く修繕が終わりました。
「頼む・・・テラよ、生き返ってくれ!」
祈りを込めてスイッチを押します。

眩い光がテラを照らすと、傷がみるみるうちに塞がっていきました。
そして、眼を開けるテラ。

「テ、テラ!」
「お父様!」
ギガゾンビはテラを抱きしめます。
「テラ! すまなかった。もうお前に辛い思いはさせない・・・。」
「分かってくれたのね!」

「みなさん、本当にありがとう。」
「何とお詫びを言ったらいいのか・・・。」
ドラえもんが応えます。
「いいんだ。それよりもこれからはテラを大事にしてあげてね。」
「私、あなた達に会えて本当によかったわ。」
テラが笑いました。
「僕たちもだよ。」


225 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:51ID:dQzNpIl+
「さあ、僕たちも帰ろう。じゃあ、テラ。元気でね!」
「みなさんも。さようなら、またいつか会いましょう!」
タイムマシンが空間に穴をひらきます。元の世界に帰る準備ができました。
「さようなら! さようならー!」

テラとギガゾンビに向かい、その姿が見えなくなるまで手を振り続けたのでした。

帰りのタイムマシンで、ドラえもんは主人公に告げます。

「ありがとう、君のおかげで地球は救われたんだ。またいつの日か、僕たちと冒険の旅に出られるといいね!」


ドラえもん ギガゾンビの逆襲  終


226 ドラえもん ギガゾンビの逆襲 sage 04/04/2500:52ID:dQzNpIl+
ギガゾンビの逆襲は以上です。

最後のスタッフロールを見ると分かるのですが、実はこのゲームのシナリオを作ったのは
レッドカンパニーだったりします。
サクラ大戦や天外魔境を手がけたスタッフが関係しているゲームだというのは
知らない人が多いんじゃないでしょうか。
文才が乏しいので伝え切れませんでしたが、確かに納得できるところです。

拙い文にお付き合いいただき、ありがとうございました。



48 名前:誤植発見&補足 投稿日: 2004/09/08(水) 17:33 [ vs/Ovgp. ]
先ほど、誤植を発見いたしましたので投稿させていただきます。
原文を書いてくださった投稿者様、申し訳ありません。
★ドラえもん ギガゾンビの逆襲
351の真ん中辺り

空き地に通り抜けフープを仕掛け、地下世界へと向かった一行。
・通り抜けフープ→どこでもホール

354の2段落目最後の行

確かに以前、ナンジャ族の先祖を助けたことがありました。
・助けたのはナンジャ族の先祖ではなく、恐竜全般。
 その内一部の恐竜が進化したのが、ナンジャ族。

354の3段落目

・法王に手紙を渡すと破られます。
 その後でないと、本物の法王には会えなかったと思われます。

358の最後の段落

村の子供ククルの母親が重い病気になったのだそうです。
・病気になったのは、魔物に毒を吹き込まれた為です。

なお、文字、2重書き等の誤植は指摘するのは止めておきました。

最終更新:2007年01月31日 10:04